大学入学共通テスト
日本史Bの傾向と対策

センター試験から大学入学共通テストに変わり、その違いや共通テストの対策の仕方に不安を感じている受験生が多いことでしょう。

ここでは、大学入学共通テストの日本史B対策について、出題傾向やセンター試験からの変更点、共通テストの日本史Bでは何が求められるのか解説していきます。共通テストの日本史Bの問題傾向、センター試験との違いをしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

大学入学共通テスト日本史Bの問題傾向

 

問題内容

配点

第1問

協働的な探究活動の場面の中で,同じ時代を「開発と人々との関係史」,「災害と人々との関係史」という二つの主題からとらえ,資料から情報を取り出す技能,資料が持つ意味を評価したり,歴史的事象を多面的・多角的に考察したりする力を問う問題

18点

第2問

古代官道制度について,資料から古代官道の特徴を見いだし,律令国家の推移と古代官道の推移との関係性や,律令国家が整備した古代官道が東北地方に  与えた影響等を考察する力を問う問題

15点

第3問

中世における外的影響と社会の変化について,日本と世界との接触についてのレポート課題を基に,中世における世界からの影響を踏まえ,時代を概観し,中世社会の特徴をとらえる力を問う問題

15点

第4問

近世社会において作成された文書や絵図など様々な資料を基に,俳句から当時の歴史的背景を考察する力や,資料から読み取れる情報から,資料が作成された目的を考察する力を問う問題

15点

第5問

A:生徒が1880年前後の経済的状況をまとめる活動の中で,財政政策の大きな流れと政策の特徴をとらえ,国民生活に与えた影響を考察する力を問う問題
B:日清戦争後の世界と日本に  ついて,1枚の風刺画を手がかりに日本と世界とのつながりをとらえたり,日本の動向が世界に与えた影響を考察したりする力を問う問題

16点

第6問

時代の転換をテーマとした学習過程の中で,歴史的事象の特徴をとらえたり,歴史的事象の評価は多様に解釈できることを踏まえ,転換点として示した事象の特徴や因果関係を考察したりする力を問う問題

21点

 

 大学入学共通テスト日本史Bの問題傾向ですが、たくさんの図や表などの資料から必要な情報を読み取る形式の考察問題が大量に出題されます。読み取らないといけないデータ量が多いので頭痛がしそうですが、逆を言えば、日本史B知識をあまり蓄えていない人であっても資料読解力さえあればまずまずの点数を取れてしまいそうな問題傾向だと言えます。

 プレテスト(試行調査)では全体的に難易度の低い問題が目立ちます。正誤判定問題や年代整序問題などは難易度が高めです。

共通テスト日本史Bのプレテスト(施行テスト)出題内容

 平成30年度プレテストの出題内容

 第1問:配点18点

  「開発と人々との歴史」、「災害と人々との歴史」に焦点を当てたテーマ史問題です。様々な資料や年表を比較しつつ正しい情報を読み取らないといけません。資料を読み取る力があれば、日本史Bの知識が足りない場合でも解ける問題もあり、全体的な難易度は低めです。5つの文を年代順に並び替える問題については難易度が高めでした。

 第2問:配点15点

  古代官道制度について、様々な史料や地図の情報を素早く正確に読み取る問題です。解答方式が独特な設問があるので、慣れておきたいです。難易度は標準です。

 第3問:配点15点

  中世の時代における外交・社会・経済などの問題です。資料読み取り問題が中心です。難易度としては易しめ~標準レベルです。

 第4問:配点15点

  近代社会において作成された文書や絵図など様々な資料を基に、俳句から当時の歴史的背景を考察する力や、資料の情報から資料が作成された目的を考察する力を問う問題です。難易度は標準ですが、正誤判定問題には多少てこずるかもしれません。

 第5問:配点16点

  生徒が1880年前後の経済的状況をまとめる活動の中で、財政政策の大きな流れと政策の特徴をとらえ、国民生活に与えた影響を考察する問題です。

 日清戦争後の世界と日本について、1枚の風刺画を手掛かりに日本と世界のつながりを捉えたり、日本の動向が世界に与えた影響を考察する問題です。難易度は標準です。

 第6問:配点21点

  近現代日本における時代の転換をテーマとした学習過程の中で、転換点として示した事象の特徴や因果関係を考察したりする問題です。この第6問が第2回プレテスト日本史Bの中で最も難易度の高い大問だったのではないかと思います。

共通テスト日本史Bのセンター試験からの変更点

 

共通テスト(プレテスト)

センター試験

試験時間

60分

60分

配点

100点

100点

新たな
問題傾向

考察問題の増加
理由・根拠を選ぶ問題
複数項目の組み合わせ問題

 

 

  • センター試験:試験時間60分、マーク式、配点100点
  • 共通テスト:試験時間60分、マーク式、配点100点

 共通テストの日本史Bのセンター試験からの変更点として、センター試験以上に資料考察問題が増えます。複数の史料や図表や年表を見比べながら考察していかないといけないので、ゆっくり考えすぎていると時間が足りなくなる恐れもあります。

また、出来事に関する考えや理由、根拠を選ばせる問題や、選択肢が9個にもなる3項目の組み合わせ問題も出題されました。

大学入学共通テスト日本史Bの対策

 大学入学共通テストの日本史Bでは、センター試験と同様に古代から近現代まで幅広い範囲から出題されるため、範囲全体をまんべんなく対策することが必要です。

共通テストの日本史Bにおいては、資料考察問題が多く出題されるため、まずはプレテスト(試行調査)の問題をチェックして傾向を把握しつつ、図表や史料に慣れる対策をしておきたいです。

正誤判定問題を攻略するためには、用語を覚えるだけではなく、この時代はどういう思考が流行りどのような文化が栄えたかなど、時代背景を理解しながら学習を進めていきましょう。

共通テスト日本史Bで必要な力

 共通テストの日本史Bで必要な力は、与えられた図や表などの資料データを正確に読み取る力です。読み取らないといけないデータ量が多いため、センター過去問やプレテスト、問題集で傾向に慣れておきましょう。

資料を読み取る読解力があれば解けてしまう問題もあるため、人によっては「日本史Bの共通テストってセンター試験よりも簡単だよね」と感じる人もいると思います。軸となる教科書レベルの基礎知識をしっかり身につけたうえで、考察問題に対応する力を磨いておけば高得点を狙うことも可能です。

 

日本史B以外の他教科の大学入学共通テスト対策

日本史B共通テストでは、センター試験から出題傾向が変化するため、受験対策も共通テストに対応して行う必要があります。以下では日本史B以外の他の教科の共通テストの科目別問題傾向と対策を詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

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