2024年共通テスト化学対策
2023年度大学入学共通テスト
化学の傾向から考察

大学入学共通テストも3年目となり、知識の量ではなく、応用力や分析力を問う傾向が定着してきましたた。

ここでは大学入学共通テスト 化学の対策について、2021年度・22年度の共通テスト出題傾向などを解説していきます。共通テストの傾向をしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

2023年共通テスト化学の解説

2023年度の化学はどのようになっていたのでしょうか。 項目ごとに解説します。

2023年度共通テスト化学の平均点と2022年からの推移・難易度

2023年度大学入学共通テストの化学は、前年度の平均と比較すると0.93点のプラスで、前年とほぼ同じでした。

共通テスト化学の平均点推移

科目満点2023年度
平均点
2022年度
平均点
前年度との差
化学10048.5647.630.93

何が出る?出題形式は?共通テスト化学の分析と2024年度の予想

2023年の共通テスト化学の構成は、大問数は5題、設問数18で前年と同じ。出題形式に大きな変化はありませんでした。知識だけを身につけていても回答できない、問題文やグラフなどから必要な情報を読み取って解答を導く必要があるような思考力を要するこれは共通テスト全体の傾向に沿った問題が出題されました。

2023年度共通テスト化学の配点・出題分野・範囲

2023年度共通テスト化学は2022年度同様、選択肢の吟味に時間を要する問題が出題され、時間配分が難しかったと思われます。難易度の高い問題も出題されたため、理解度・応用力が試されたと言えます。

2023年度共通テスト化学 大問ごとの配点

大問内容配点
物質の構成と状態20
物質の変化・平衡20
無機物質20
有機/高分子化合物20
無機物質、物質の変化20

2024年度共通テスト化学の対策

共通テスト化学の問題傾向や配点などをお伝えしてきました。それではどのように準備・対策をしていけばよいのでしょうか。

共通テスト化学で満点を目指すための勉強の仕方は?おすすめの勉強法まとめ

ここでは、共通テスト 化学のおすすめの勉強法を紹介します。

共通テスト化学の勉強法

まずは覚えること!基礎的な知識の徹底

共通テストの傾向として、思考力や応用力を問う出題がされますが、基礎的なことができている前提となっています。まずは基礎的な知識を徹底して身につけ、教科書で問われている知識については間違いなく理解できるようにしましょう。

できない分野をつぶす

幅広い分野から偏りなく出題されるため、苦手分野を残すと得点に響きます。基礎的な事項から丁寧に理解し、演習を繰り返し、苦手分野をなくしましょう。

難易度の高い問題集より、簡単な参考書を徹底する

共通テストは教科書の範囲からの出題が基本です。難解な問題集にチャレンジするよりも、基本的な問題集・参考書を徹底的に理解するほうが、結局高得点に繋がります。

試行調査、共通テスト模試、予想問題集、過去問を利用

基礎を抑えたら、次に演習です。その際には共通テストの過去問にも積極的に取り組みましょう。共通テストとセンター試験は傾向が異なる部分もありますが、十分参考になります。

時間内に問題解決に導けるスピードを身につけるため、時間を測りながらの演習も必須です。

文系の受験生はいつから共通テスト対策に取り組むべき?1週間に何時間学習すればいい?

文系の生徒で共通テストでのみ化学を受験する場合、できれば春から、遅くとも夏ぐらいからは取り組みましょう。早めに取り組み知識の定着を図った上で演習に取り組みましょう。

現在の知識レベルによって何時間の学習をすればよいかは異なりますが、ベースがなければその分習得時間を割かなければいけなくなります。主要教科に割く時間が少なくなってしまうので、少しづつでもいいので早めに取り組むことをおすすめします。

共通テスト化学 直前対策

共通テスト直前になったら、できなかった問題を繰り返しやり、確実に解けるようにしておきましょう。何度も間違ってしまう問題は、基本的なことが理解できていない可能性があります。放置すると他にも解けない問題が出てくる可能性があるため、さかのぼって復習することも忘れずに。

また、過去問や模試を使っての時間配分の確認も重要です。

せっかく解ける問題を時間切れで解けないのはもったいないので、時間内に解ききることができるようにトレーニングをしておきましょう。

共通テスト化学 どんな問題集がいい? 対策問題集・参考書

基礎基本を固めた上で読解力・理解力が求められていることを踏まえて、共通テストの傾向に沿った解説・アドバイスをしてくれる教材を吟味して、徹底的に使い倒しましょう。

人気の参考書やオリジナルで制作されたものなどが悪いわけではありませんが、自分の実力にあったものを徹底するほうが地力はつきます。

2023年度共通テスト化学 時間配分

共通テストはセンター試験に比べて読解量が多くなり、時間がタイトになっている傾向にあります。ここでは時間配分の例を紹介します。

共通テスト化学 時間配分例

共通テスト物理の時間配分例は下記のとおりです。

試験時間は60分。

見直し・チェックは余裕を持って行いたいところなので、時間を短縮できるよう工夫が必要です。

9割以上をめざす! 共通テスト 化学 時間配分例

大問111分
大問211分
大問311分
大問411分
大問511分
見直し5分
60分

共通テスト化学の時間配分

上記はあくまで目安です。

得意な問題傾向の設問は時間を短縮して、苦手問題傾向の設問には時間を余分にとるなどの調整は必要になります。あと、見直しの時間も最初から考慮した時間配分で取り組めるとミスもなくなり高得点に繋がります。

過去問や予想問題などで解答のコツをつかもう

時間内に解ききるためのコツをいくつかご紹介します。

設問・選択肢を先に読む

まず設問・選択肢を先に読んで、「何が問われているか」を把握したうえで問題文を読みましょう。

とれない問題はとばす

わからない問題にこだわって時間がなくなってしまうとあとの大問をまるまる解けないということもありえます。

わからない問題は潔く飛ばして、解ける問題から解いていきましょう。

2024年度共通テスト化学の試験で満点を目指すには?

共通テスト化学はセンター試験と違って、単純に知識の暗記では解けない問題が出題されています。共通テスト全体の傾向ではありますが、化学はとくにその傾向が顕著です。個別試験同等レベルの問題も出題されることがあり、満点を目指すにはしっかりした準備が必要です。

偏りなく全分野にわたって出題されるため、まずはすべての分野で教科書内容を理解することが前提です。そのうえで標準レベルの問題集を一冊、もれなく完全に理解・解答できるようになることを目指しましょう。

実験レポートや資料などから必要な情報を読み取らせる、教科書に載っていない実験・グラフなどを読み解いて解かせるなどの問題が出題されます。数多くの問題に当たり、応用力を身に着けましょう。

共通テスト理科選択科目の選び方(化学を選ぶメリットデメリット)

物理・化学・生物・地学のどれを選択するのが最も最適なのでしょうか。これは一概には言えず、自分が受験したい大学の受験科目か、得意不得意はどうか、理系の場合は組み合わせをどうするかなど、いろんな観点で選択する必要があります。

他の科目の学習負担や受験する大学で利用できるかどうかなどを確認した上で選択しましょう。

化学と化学基礎の違い

共通テスト理科に関しては、下記のパターンから選択して受験することになっています。

共通テストでは、下記のパターンから科目を選択します。

 ・文系:基礎科目から2科目 または 基礎を付さない科目から1科目

 ・理系:基礎を付さない科目から2科目 または 基礎科目2科目と基礎を付さない科目1科目

理系の国立・公立大2次試験や私立大個別試験では、理科のうち1か2科目選択すしますが、多くの場合、基礎科目と基礎を付さない科目の全範囲から出題されます。


自分が受験しようと考える大学・学部に必要な科目は何かを把握し、いざ受検というときに必要科目を受けられるように選択しましょう。

化学以外の他教科の大学入学共通テスト対策

基礎的な知識が身についていることを前提に、思考力や応用力を問われるというのが全教科・科目を通じての共通テストの傾向となっています。

受験対策も暗記中心のセンター試験対応ののから、共通テストに対応して行う対策に切り替えて行う必要があります。

他教科の共通テストの科目別問題傾向と対策も詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

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