大学入学共通テスト
地理Bの傾向と対策

センター試験から大学入学共通テストに変わり、その違いや共通テストの対策の仕方に不安を感じている受験生が多いことでしょう。

ここでは、大学入学共通テストの地理B対策について、出題傾向やセンター試験からの変更点、共通テストの地理Bでは何が求められるのか解説していきます。共通テストの地理Bの問題傾向、センター試験との違いをしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

大学入学共通テスト地理Bの問題傾向

 

問題内容

配点

第1問

世界でみられる多様な地形・気候に関して,様々なスケールや地点における諸事象の規則性と地域的特色を見いだす力や,地形・気候及び自然災害といった自然環境と人間生活との関わりなどについて考察する力を問う問題

20点

第2問

世界の資源・工業に関して,図や表など多様な資料から読み取った指標を基に各国の状況を比較し,世界的視野から資源や工業についての状況を考察する力を問う。また,二酸化炭素の排出量とその時間的推移から地球的な諸課題に対する取組の地域的な特色について考察する力を問う問題

20点

第3問

世界における生活文化の多様性に関して,民族・宗教及び衣食住を様々なスケールでとらえ,自然環境や歴史的視点も踏まえながら,それらの空間的変容や時間的推移について考察する力を問う問題

20点

第4問

オセアニアを対象として,主題図や写真などの資料から自然環境,人間生活及び社会状況について地域の特色を見いだす力を問う。また,対象地域を特徴付けている人口移動に着目して,比較地誌の視点から共通性や差異性について分析するとともに,その要因を考察する力を問う問題

20点

第5問

生活圏の地域調査に関して,複数の種類の資料から取り出した情報を統合し,地域の特徴や課題について考察する力を問う問題

20点

 

 大学入学共通テストの地理Bでは、たくさんの地図や統計データなどの資料から必要な情報を読み取る形式の考察問題が大量に出題される問題傾向にあります。読み取らないといけないデータ量が多いので大変ですが、読み取りができれば得点を伸ばすことができる問題傾向だとも言えます。

出題範囲は教科書の全範囲からまんべんなく出題されます。

共通テスト地理Bのプレテスト(施行テスト)出題内容

平成30年度プレテストの出題内容

第1問:配点20点

 世界で見られる多様な地形・気候に関する問題でした。火山および地震の震源、南アメリカ大陸における降水量とその要因、日本の河川地形の特性と土地利用、世界各地の自然災害などについて出題されます。

第2問:配点20点

 資源・エネルギーの開発と工業の発展に関する模式図を見て答える問題でした。世界のエネルギー資源の埋蔵量と可採年数、東アジア・東南アジアの工業化、再生可能エネルギーの地域別特性などについて出題されます。

第3問:配点20点

 高校生のミズホさんたちが作成した展示資料を見て問いに答える形式の問題でした。世界の宗教の分布、各宗教の伝播経路、気候に特色のある地域別の伝統的な衣服と家具、トウモロコシの伝播経路、日本の食文化の画一化などについて出題されます。

第4問:配点20点

 オセアニアに関する問題でした。気候、サンゴ礁の分布、サモアの人々の生活、ニュージーランドとカナダの共通点、送出国と受入国とにおける人口移動の要因などについて出題されます。

第5問:配点20点

 高校生のリョウさんがおこなった大分市と別府市を中心とした地域調査に関する問題でした。

共通テスト地理Bのセンター試験からの変更点

 

共通テスト(プレテスト)

センター試験

試験時間

60分

60分

配点

100点

100点

新たな
問題傾向

複数の資料を組み合わせた考察問題

 

  • センター試験:試験時間60分、マーク式、配点100点
  • 共通テスト:試験時間60分、マーク式、配点100点

 共通テストの地理Bのセンター試験からの変更点は、センター試験以上に資料考察問題が増えます。複数の地図や図表や統計データを見比べながら考察していかないといけないので、ゆっくり考えすぎていると時間が足りなくなる恐れもあります。

センター試験の問題においても、地図や統計データを用いた問題や地域調査問題が出題されていたので、地理Bに関してはそれほど大きな変更はありません。

大学入学共通テスト地理Bの対策

  大学入学共通テストの地理Bでは、センター試験と同様に幅広い範囲から出題されるので、全範囲でまんべんなく対策する必要があります。センター試験と比べて出題傾向に大きな変化はなさそうですので、共通テストの地理Bの対策をする上でセンター過去問を解くことがベストな対策方法と言えるでしょう。

共通テストの理においては、資料考察問題が大量に出てくるので、プレテスト(試行調査)とセンター過去問の問題をチェックして傾向を把握しつつ、地図問題や地域調査問題に慣れる対策をしておきましょう。

共通テスト地理Bで必要な力

 共通テスト地理Bで必要な力は、与えられた地図や表などの資料データを正確に読み取る力と、読み取った情報をもとに要因や背景を考察する力です。読み取らないといけないデータ量は非常に多いので、プレテスト(試行調査)やセンター過去問などで傾向に慣れておきましょう。

軸となる教科書レベルの典型知識をしっかり身につけたうえで、考察問題に対応する力さえ磨いておけば高得点を狙うことも可能です。

大手予備校を超える高品質カリキュラムが業界最安値