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塾や予備校に行かずに独学で大学受験をする人の割合
引用元:ベネッセ教育総合研究所
中学生に比べると高校生は塾や予備校に行かずに受験勉強をする生徒が多くなります。
中学3年生の受験生になると約60%の生徒が塾や予備校に通っており、中学1年生や2年生でも約50%の生徒が塾や予備校に通っています。中学生は生徒の半数以上が塾や予備校に通っています。
それに対して高校生は、偏差値55以上は35.6%の生徒が塾や予備校に通っており、偏差値50以上〜55未満の生徒の場合は30%以下しか塾や予備校に通っていません。
つまり大学受験を考えている約70%以上の高校生が、塾や予備校に行かずに独学で大学受験対策に取り組んでいる事がこの数字から良くわかります。
塾なし、予備校なしの独学で大学受験に失敗する人の特徴
塾や予備校に通わずに大学受験で第一志望校に合格することは可能です。進学校に通っていれば高校の先生もある程度大学受験対策の相談にのってくれる先生もいますし、高校によっては大学受験対策の講座などを特別に開いてくれるので、自主学習と高校の勉強だけで大学受験で希望通りの成果を出せる生徒もいます。ただ、塾や予備校に行かずに大学受験にのぞむ場合、効果のある大学受験勉強が独学だと出来ずに希望している大学に合格できない生徒も多くいます。では、独学で大学受験に臨んで失敗してしまう生徒は一体どの様な特徴があるのでしょうか?
特徴1:自分の学力がしっかりと把握できていない。
自分の学力を把握するための手段として、全国模試、学校の定期テスト、学校の実力テストなどがあります。その結果をみて偏差値や苦手な分野をチェックする生徒は多いですが、そのテスト結果から正しい自分の現在地点を確認出来ていない生徒が多いです。自分の正しい学力が把握できていないと志望校合格に向けての正しい受験戦略を立てられず受験に失敗してしまうのは当然です。
特徴2:志望校に合格するためにどんな勉強が必要かわかっていない
志望大学、志望学部の研究を学部別に出来ていない。大学別、学部別の出題の傾向と対策だけをチェックしていてもその勉強をどうれうばいいのかがわかっていない生徒が大半です。ただ、同じ傾向の問題を解いているだけの生徒が多いです。
特徴3:毎日どれくらいのペースで勉強すれば合格できるのかがわからない
毎日の学習計画の立て方が、戦略的でない生徒が多いです。合格する為に何がどれくらい必要だから勉強時間をどうするか。勉強内容をどうするかではなく、自分が出来る勉強時間に合わせて計画を立ててしまっている生徒が多いです。
特徴4:正しい勉強法がわかっていない
勉強内容それぞれに対して適切な勉強法は違います。ただ、勉強をこなすだけでなく、それぞれの勉強内容に合わせた勉強法をとる事でその勉強の成果は何倍にもなります。勉強法がわかっていない生徒は無駄な勉強時間を多く使ってしまい効果も出にく勉強をしてしまっています。
塾や予備校に行かない場合、志望校に合わせた参考書選びが重要
塾なし・予備校なしで独学で大学受験対策を行う際には、志望校合格に必要な学力をつけるために適した参考書選びが重要です。塾や予備校に行かずに大学受験を目指す受験生が最初にぶつかる壁が参考書選びです。書店やAmazonには受験対策の参考書や問題集が無数にあり、どの参考書を選ぶか迷ってしまいます。実際、本当にその参考書や問題集で良いのか判断することは非常に難しいです。
参考書や問題集を選ぶ時には、次の3点に着目しましょう。
①志望校の入試問題を解くために必要・十分な内容があること
②自身の学力レベルと難易度が合っていること
③解説が十分に詳しいこと
もし、中学校レベルの内容に抜け漏れがあれば、迷わずその内容から始めてください。特に中学校から高校の英数国の学力は連続性があり、高校の授業で理解しにくい箇所があるのであればすぐに高校内容の学習のための土台作りを進めましょう。
国公立理系受験の参考書選びのポイント
国公立大学の理系学部受験の場合、まずは大学入学共通テスト(センター試験)に向けた学習を進めます。国公立理系では、共通テスト(センター試験)で理科科目(物理・化学・生物・地学)から2科目と社会科目から1科目が課されるのが一般的です。
ただし、最初から共通テストやセンター試験対策、その難易度の参考書に手を出すのは危険です。例えば、数学について、高校によっては青チャートを使っているところもありますが、青チャートの解説は、公式を使いこなして基本問題パターンをしっかり解ける状態でないと本質的に理解することが難しいです。このように、高校で使っているから、志望校のレベルが高いからという理由で参考書を選ぶのは避けるべきです。
英数国について中学校レベルの抜け漏れ補強→基礎学習の参考書→共通テスト対策の参考書の順に進めることが参考書選びのポイントとなります。
英語は、まず共通テストで扱われる語彙レベルの単語塾帳と、英文法を復習するための参考書を選びます。単塾語帳は発音が分かりかつ単熟語を使ったフレーズが掲載されたもの、英文法の参考書は読み物系或いは講義系の参考書で理解重視のものを選ぶのがポイントです。次に、英文構造を把握するための英文解釈の参考書は、英文中の単塾語や節のはたらき、関係を理解しやすいものを選んでください。長文対策としては、英文の意味の区切りと逐語訳がついた速単系の参考書と、解説が詳しい長文演習問題集を選んでください。
数学1A、数学2Bは、理解重視で説明:問題=5:5程度の講義系の参考書と、解法が段階的に書かれどのように考えて答えを導き出すのか理解できる程度に詳しい問題集を選んで復習を行います。
現代文は、共通テスト(センター試験)レベルの語彙の参考書として語句を使った例文が載っているもの、長文読解問題集として解答(正答・誤答の両方)理由とその根拠箇所が詳しく書かれているものを選びます。古文は、単語帳と理解重視の古典文法・古文常識の参考書、解答理由とその根拠箇所が詳しく書かれている長文読解問題集を選びます。古典文法と古文常識がまとめられている参考書がありますので、一緒に整理しておきましょう。漢文は、古典文法(句形)の理解重視の参考書と問題集、解答理由とその根拠箇所が詳しく書かれている長文読解問題集を選びます。
理科科目は、高校の学習範囲を網羅した講義系・知識系の参考書と科目によって計算系の問題集を選びます。計算系の問題集は解説が詳しく書かれたものを選びましょう。
社会科目は、高校の学習範囲を網羅した講義系・知識系の参考書を選びます。社会科目が苦手な受験生は、マンガ本など取り組みやすい参考書からスタートしてもよいでしょう。また、歴史科目を選択する場合には、講義系・知識系の参考書に加えて、時系列と地域別の横のつながりを把握しやすい参考書をプラスして、知識の整理をしておくのもお勧めです。
ここまでの基礎学習のための参考書・問題集を進められたら、解説が詳しく書かれた共通テスト(センター試験)対策用の問題集を選びます。
また、国公立理系では、二次試験(個別学力検査)で数Ⅲが課されることが多いため、数Ⅲの復習用に説明と問題が半々の講義系の参考書と、解説が段階的に詳しく書かれた国公立二次の理系数学対策の問題集を選びます。論述問題を含む試験の場合、論述の模範解答とそれに対する説明が詳細にされている問題集を選びましょう。
二次試験(個別学力検査)の理科対策では、出題パターンが多く掲載されている国公立二次対策の問題集を選びます。入試序盤で選んでしまうと解説のレベルが分からないため、共通テスト対策を一通り行った時点で理解できるレベルの解説がある問題集を選びましょう。
また、数学、理科科目の問題集では、「どのように解答するか」だけでなく、「どのように考えるか」という発想の段階から書かれたものを選ぶことがポイントです。同じ問題を解けるようにするだけではなく、答えを導くための考え方を身に付けることを意識して参考書を選んで下さい。
国公立文系受験の参考書選びのポイント
国公立大学の文系学部受験では、共通テスト(センター試験)で理科基礎科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎)から2科目と、社会科目から2科目が課されるのが一般的です。国公立文系の場合、共通テスト対策用の問題集までは上記と同様に参考書・問題集を選びます。
二次試験(個別学力検査)の英語対策では、国公立二次レベルの単熟語帳、速単系の参考書、長文読解問題集を使います。語彙レベルは大学によって異なるため、特に難関国公立や外国語系・国際系の学部の場合には共通テストより語彙量の多いものを選びましょう。また、志望校の出題内容に応じて記述・自由英作文の参考書・問題集を使う必要があります。記述・自由英作文の教材は、記述のポイントが詳しく書かれた模範解答がある問題集を選びましょう。
現代文・古典対策では、解答理由とその根拠箇所が詳しく書かれている国公立二次レベルの読解問題集を選びます。現代文で記述問題が出題される場合には、記述のポイントが詳しく書かれた模範解答がある問題集を選びましょう。
社会対策では、論述問題対策の問題集として、出題の意図や、着目するポイント、論述のポイントが詳しく書かれた模範解答がある問題集を選びましょう。
私立理系受験の参考書選びのポイント
私立大学対策の参考書選びは、基礎学習については国公立大学の参考書選びと同様で良いでしょう。ただし、中堅私立大学を志望校とする場合には、日東駒専、産近甲龍向けの問題集が多くあるため、これらの解説が詳しく理解しやすいものを選んでください。これらの大学の入試問題を参考にして作成されている問題が多くありますので、効果的な演習をすることができます。
私立大学の理系学部では、多くの受験方式が採用されていますが、英語、数学、理科1科目で受験するパターンが多いです。
英語では、基礎学習に文法・語法の選択問題が多く掲載された問題集を加えて、正答・誤答理由が詳しく掲載されているものを選んでください。選択の判断基準を明確にできる参考書選びが大切です。GMARCH・関関同立といった難関私立の場合、これらの大学レベルの単熟語帳、読解問題集、速単系の参考書・問題集に加えて、ネクステなどの文法・語法問題集を選ぶと良いでしょう。自由英作文が出題される場合には、その対策参考書もポイント整理されているものを選びましょう。
私立理系の数学・理科では、基本問題の解き方を説明できるレベルに理解できるような参考書・問題集と、典型問題が多く掲載された問題集を選びます。「どのように考えるか」という発想段階のポイントが分かる解説がついたものを選んでください。最近は、中堅私立大学でも問題パターンを覚えていれば解ける問題から、問題文の条件からいかに考えて結論を導き出すかといった思考力を問われる問題に変化しつつあります。
早慶・上智といった最難関私立大学の場合、大学・学部によって試験傾向・難易度が大きく異なるため、大学・学部ごとの対策参考書・問題集が多く出版されています。早慶・上智を志望校としていても、初めからその難易度の参考書を選ぶのではなく、基礎内容を確実に身に付けたうえで解説を理解しやすいものを選ぶことが大切です。
私立文系受験の参考書選びのポイント
私立大学の文系学部では、多くの受験方式が採用されていますが、英語、国語、社会1科目で受験するパターンが多いです。
国語では、読解問題集の他に、中堅私大で頻出の選択問題が多く掲載された問題集を選んでください。解答理由が詳しく自身で説明できるレベルに理解できるものを選ぶようにしましょう。GMARCH・関関同立の難関私大の現代文、古文対策には、これらの大学の過去問をベースにした問題集が出版されていますので、解答理由と根拠箇所が明確に説明されているものを選んでください。
私立文系の社会では、講義系の参考書と一問一答集を選びます。講義系の参考書は理解しやすく書かれているもの、一問一答集は出題頻度やレベル分けされているものを選びましょう。出題頻度の高いものや優先的に仕上げるべき内容が分かりやすいものを選ぶと学習を進めやすいです。
以上のように、参考書や問題集を選ぶ際には、基礎学習で自身のレベルに合ったもの、解説が詳しく理解しやすいものを選び、基礎学習を終えてから志望校の出題に適したものを選ぶことが大切です。
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国公立大学合格を独学の自主学習で目指す
国公立大学の合格を塾や予備校なしの「自主学習」という選択肢で、独学で目指す事はもちろん可能です。
国公立大学は私立大学に比べると受験に必要な科目数も多いので、全ての科目を志望する国公立大学の合格レベルまで上げる事は簡単ではありません。そのために独学で勉強をする際に最も大切な事は効率よく勉強をする事です。
国公立大学受験の勉強をする際に高校の教科書だけの勉強で十分であるというケースは非常に珍しいです。各地域のトップレベルの進学校であれば、大学受験のための基礎学力を身に付けるために、学校の教科書に加えて様々な参考書や問題集が配られます。
3年生になれば受験レベルに到達するための問題集や参考書も配られ、課題が出される高校もあります。ただし、志望校それぞれの受験問題の出題傾向や出題形式に合わせて問題集が選ばれるわけではないので、学校で配られるもの以外に自分が受ける大学に合わせて必要な学習をする必要があります。
このような理由から、自分が志望する国公立大学の問題をしっかりと確認して、学校で配られる教材に加えて足りない教材を準備して勉強をする必要があります。
市販の教材でも素晴らしい教材はたくさんあるので、正しく分析出来れば手に入れられない教材はありません。
また各地域のトップレベルの進学校でない場合は、学校の教科書や教科書以外の参考書問題集では国公立大学合格レベルに到達できないケースが多いので、自主学習で志望校合格に向けて勉強を行う上で、より多くの教材を使って勉強する必要があります。
いつから本気で受験勉強に取り組めば間に合うのか?
いつから大学受験の勉強をすれば間に合いますか?と質問される事は非常に多いです。
ただし、この質問に関しては「現在の学力がどのぐらいなのか?」「どの大学を志望しているのか」「毎日どれくらい勉強できるか」これらによってその回答は変わります。また、大学だけでなく大学のどの学部を受験するのかによっても必要な学力はかわります。
だから、現状と目標の大学によって回答が変わってしまいますのでこの時期で必ず間に合うという事は一概に言えません。逆に言えば、上記の質問にお答えいただければ、志望大学に向けていつから勉強すれば間に合うのか?という事についてお伝えできると思いますので、大学受験勉強についてお悩みの方は一度ご相談ください。
いつから本気で受験勉強を始めるのか
理想的な大学受験勉強の開始はもちろん高校1年生からです。どの大学を志望するにしても準備の期間が長ければ長いほど合格する可能性は高くなります。高校生の受験勉強のモチベーションが3年間高く保たれるケースは非常に少ないので少しでも余裕をもって開始する事が重要です。
では、「いつから本気で大学受験勉強を始めたら志望校合格に間に合うのか?」という事ですが、現在の学力レベルと志望校合格に必要な学力レベルにどのぐらいの開きがあるの次第なので一概に言うのは難しいですが、遅くても高3の夏から秋(8月〜10月)までには本気で受験勉強を始めないと合格ボーダーラインを超える学力を身につける事は難しいと言えます。しかも、大学入試までの期間が短くなればなるほど毎日の勉強時間は長くなりますので、上述した通り、1日でも早い受験勉強の開始をおすすめします。
じゅけラボ予備校では、現在の学力から志望校合格に必要な学力まで学力レベルを効率的に上げる為の学習内容と勉強法、学習スケジュールを提示します。塾に行かずに大学受験に臨む高校生の方で家庭学習でお悩みの方は一度気軽にご相談ください。
現役合格を目指す高校生に塾・予備校は必要か?
現役高校生から、「第一志望大学に受かる為に塾や予備校に行く必要があるのか?」という質問や相談を受けることがよくあります。
現在はスマホのアプリで学習できる受験サービスや映像授業、オンラインで講師が指導しくれる個別指導サービスなど塾や予備校の形態も幅広くなってきました。
志望大学が既に確定していて、学校以外の勉強に取り組む余裕が時間的にも費用的にもある場合は、塾や予備校、オンライン学習サービス等を有効活用した方が効果的と言えます。
ただ、自分に合う塾や予備校に行かないと逆に学習効率が悪くなる場合もあります。
自分に合う大学受験塾や予備校が見つからず、塾なしで大学受験に取り組み現役合格を目指している高校生はじゅけラボ予備校の利用をご検討頂くと良いと思います。
あなたの現在の学力や偏差値と志望大学合格に必要な学習内容だけを選定して、参考書や問題集の選定、受験までの学習スケジュールや学習内容や勉強法などのオーダーメイドカリキュラムを塾や予備校よりも低価格で組ませていただきます。
浪人生の大学受験に塾・予備校は必要か?
浪人生の方、仮面浪人の方、社会人の方が大学受験にのぞむ場合、塾や予備校が必要かどうかは、以下のチェックリストをご確認頂き、全てにチェックがつけば塾や予備校なしで大学受験にのぞむことは可能です。
- 志望大学の入試傾向を把握していて志望大学に的を絞った勉強に取り組めている
- 学習内容の優先順位がわかっていて目的をもって勉強できている
- 学習計画を自分で立てる事が出来、計画通りに進める事も出来る
- 志望大学の過去問を解いて間違っても解答をみたら理解して解ける
- 自分の苦手分野とそれを克服する為の勉強法がわかっている
いかがでしょうか?もし一つでもチェックがつかないものがあれば、塾や予備校を利用する事をお勧めします。
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宅浪(自宅での浪人生活)を選ぶ場合の流れとメリット
浪人生の一つの選択肢として、塾や予備校に通わずに自宅で独学を進める「宅浪」があります。宅浪が選ばれる主な理由としては、費用の面や、現役高校生の時に塾や予備校が自分に合わなかった、自分のペースで学べる環境で学習したいという点が挙げられます。
浪人生が独学を選ぶ理由とメリット
①学習効率:自分の弱点と志望校の出題傾向を把握できていれば、それに焦点を絞って効率的に学習が可能です。 ②学習効果:自分にとって必要ない内容の講義を受ける必要がないので、自分にとって必要な効果的な勉強に集中できます。 ③費用軽減:浪人生の塾や予備校費用は現役高校生よりも高額になりがちです。宅浪する場合は教育費用を抑えることができます。 |
一方で、宅浪には自主性が求められるというデメリットもありますが、自分の学力の自己分析と志望校の出題傾向を踏まえた学習内容で学習できるようでしたら、上手にコストを抑えつつ、目標達成に向けた学習ができます。
独学の進め方と流れ
①目標設定:具体的な合格目標(志望大学・学部・学科)を設定します。 ②教材選定:各科目の参考書や問題集を選びます。 ③計画作成:年間を通しての学習計画を作成し、月・週・日のスケジュールを決定します。 ④学習と評価:定期的な学習と自己評価を行い、計画を修正していきます。 模試受験: 公開模試などを利用して現状の学力を把握し、対策を立てます。 |
万が一、計画通りに学習が進まなかった場合、まずは焦らず、立ち止まって現状を把握しましょう。現状の学習スケジュールが実現不可能であれば、現在の状況を踏まえて、目標実現に向けて実行可能な新しい学習計画を立て直します。
どうしても1人で難しい場合は、独学支援の教育サービスを利用するのも良いでしょう。自分の状況に合った参考書や問題集の選定と学習ルートを設定してくれます。
学習は進まない時もありますが、そのたびに計画を見直し、適切な調整を行うことで、最終的な目標達成に繋がります。
学習スケジュールの作成ポイントと勉強時間の目安
学習スケジュールは、塾なし及び予備校なしで大学受験対策を行う際に、最も重要と言っても過言ではありません。学習スケジュールなしに受験勉強を進めてしまうと、志望校の入試に必要な学習ができていない、間に合わないという最悪のケースも想定されます。
塾や予備校なら、指示された講義を全て取っておけば、余分な講義を取ってしまったり自身のレベルに合わないということはあるものの、全講義を受けていれば入試までに一通りの学習が終わらなかったということはないでしょう。
しかし、塾なし・予備校なしで受験対策を行う場合には、受験勉強の開始から志望校の入試までにこなすべき学習内容はもちろん、「何を」「どの時期に」「どのようなペースで」「どのくらいの勉強時間」「どんな復習タイミングで」学習を進めるのかを明確にして、学習スケジュールを組んでおかなければなりません。全体の学習スケジュールを立てることで、1日にどのくらいの勉強時間を確保すれば良いかも見えてきます。
学習スケジュールの作成ポイントと勉強時間の目安について見ていきましょう。
1日の学習計画の作成と勉強時間
部活や経済状況など、様々な理由をもとに塾なし・予備校なしで大学受験を目指す高校生はたくさんいます。高校生一人一人の生活スタイルは異なり、部活や帰宅時間、家の環境も様々です。当然に、生徒一人一人の1日の勉強時間や学習計画は異なるはずです。
1日の学習計画を作成する際には、生活スタイルと確保できる勉強時間に合わせて、学習内容や学習量を設定することが大切です。例えば、「朝の方が頭がさえて勉強できる」「部活が忙しい」「帰宅時間が遅い」「夜型で夜の方が学習しやすい」というような自分の生活スタイルから、毎日の勉強する時間帯を考慮して1日のスケジュールを作成するとよいでしょう。
1日に確保すべき勉強時間は、生活スタイルによることはもちろん、受験勉強の開始時期や志望校、受験科目によっても異なります。
目安としては、中堅私立大学志望の場合、高校1,2年生で2~3時間、高校3年生で3~4時間を勉強時間として確保するとよいでしょう。高校3年生の秋冬の直前期には、1日3~6時間の学習時間が必要です。なお、1教科1時間程度の学習時間を目安としています。当然ながら、開始時期が遅れれば遅れる程、1日の勉強時間は多く確保することが必要ですし、目安より多くの勉強時間が必要になります。
また、国公立大学やGMARCH・関関同立等の難関私立大学志望の場合、高校1,2年生で3時間程度、高校3年生で3~5時間、直前期には5~8時間を目安に進めます。さらに、東大や京大、阪大、東工大といった最難関国立大学、早慶上智といった最難関私立大学など、難易度が上がるほど学習時間を多く確保する必要がありますが、学習時間はあくまでも目安です。その日に学習する内容の完成度を上げてしっかりと身に付けることが最も大切です。
1ヶ月の学習計画の作成と入試までのスケジュール
長期の学習計画を立てる上で大切なのは、学習内容の習熟度を上げるための復習タイミングと復習頻度です。一度学習しただけでは習熟度を十分に上げることはできませんし、身に付けた知識や技能も忘れやすい状態です。
まずは、入試までのスケジュールとして、どのような学習内容(教材)が必要なのかをリストアップし、効果的に学習を進めるためにどの順序で学習していくかを決定します。そして、各教材についてどのくらいの期間で仕上げるか概算します。このとき、遅れが出ると破綻するような学習計画ではなく、余裕期間を設けたスケジュールを立てることが大切です。
入試までのスケジュールを整理出来たら、復習タイミングと復習回数を設定して1ヶ月の学習計画を立てます。暗記系であれば復習頻度を多く、計算系であれば比較的復習間隔を長めになど、学習内容に応じて復習タイミングと復習回数を設定します。
学習計画を作成することで、迷わず学習を進めることができると共に、効果的に復習して学習内容を身に付けることができます。
また、受験勉強は長期間にわたる対策となります。そのため、受験勉強では、「継続」が重要な課題となります。
大学受験勉強は、一般的に高校受験に比べて必要な学習量も多くなり、これまでにない学習量をこなしていく必要があります。このため、多くの受験生が、無理な計画で破綻してしまったり、最初から飛ばし過ぎて疲弊してしまい、うまく受験勉強を進められていないという現状があります。
受験勉強のスタート時は、学習習慣、自学習力を身に付けることを目的として、まずは継続可能な学習内容、学習量でスケジュールを作成します。そして、学習習慣、自学習力が身に付いてくるのに並行して学習量を徐々に増やしていきます。
また、長期間にわたる受験勉強では、既に学習した内容をそのままにしていると1か月後、3か月後、半年後にはどんどん忘れていってしまいます。そのため、学習内容と学習時期についても考慮する必要があります。例えば、受験勉強開始時には、理科や社会といった比較的暗記要素が多い科目ではなく、まずは国語・英語・数学といった技能を積み上げる科目を優先的に進めます。また、1つの学習内容について、1つの教材をやって終わりではなく、以前取り組んだ教材の学習内容を復習しながら進められる教材を選んで勉強していく事で学習効果が高くなります。
じゅけラボ予備校の大学受験対策講座では、上記の学習内容の設定や学習計画表の作成、入試までのスケジュール作成が1人では出来ないという高校生の為に、塾なし及び予備校なしでも志望校に合格する為の学習内容と勉強方法、繰り返し復習を組み込んだ学習スケジュールを作成して提供しております。現在の状況で解決するのが難しい方は一度気軽にご相談ください。
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塾や予備校に行かずに勉強する場合に迷うのが、何をどういう順に勉強すれば良いかということだと思います。自分でスケジュールを立てようと思っても、何をどうやって勉強すれば良いかが分かっていなければスケジュールを作ることはできません。
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学習計画と勉強法を具体的に指示するので塾なし・予備校なしで大学受験勉強を進めていく事ができる
塾や予備校に行かずに大学受験にチャレンジする場合に、合否を分けるのが参考書・問題集選びと勉強のやり方です。正しい勉強のやり方が分かっていないと、勉強の効率が下がってしまい、入試までに必要な学習内容を網羅できません。
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