英語 入試傾向と受験対策・勉強法
国立高専の英語の入試問題の問題形式は例年ほぼ同じなので、英語を攻略する上で過去問をしっかりと勉強する事が大切です。
毎年6題構成。語句補充問題や、語句整序問題はここ数年毎年出題されていますので、この出題形式の問題には必ず慣れておく必要があります。
英語の問題ではありますが、高専の英語の特殊な部分として、解答に簡単な計算が必要である問題も例年出題されます。また、使われる文章も理科的な文章が多いです。そういった文章によく使われる単語、文法の特徴をつかんだ学習をするとより試験当日に焦らずに解答を進める事が出来るでしょう。
ただし、入試の英語として難易度が高い問題ではないので、まずは基本的な文法知識、基本的な単語、基本的な読解力など英語のどの分野にも苦手な範囲がない様に勉強をすることが大切です。
読解問題の中で文法の知識を問う問題が出たり、熟語の問題の中で単語を問う問題が出題されるため、どの基礎知識も中途半端な理解だと正しい解答にたどり着けない事があります。英語を攻略する為には中学3年間の教科書のレベルの内容は確実に理解できている様に勉強しましょう。
数学 入試傾向と受験対策・勉強法
国立高専の数学の入試問題の問題形式は例年ほぼ同じなので、数学の攻略においても過去問をしっかりと勉強する事が大切です。
ここ数年は4題構成。幅広い分野から出題されるので、数学の中で苦手分野を作っていると合格点を取れなくなってしまいます。問題の難易度も標準的な高校入試問題よりも全体的に高く難しいと感じる受験生も多いので、しっかりとした解法知識を身に付けて下さい。
答えを出すだけの勉強ではなく、なぜその答えになるのか。なぜこの式になるのかを説明できるレベルでの理解度を高めておきましょう。国立高専の数学は出題数も平均的な数よりも多いので、素早く正確に問題を解答する力を付ける事も数学攻略に重要なポイントになります。
解答に必要な知識は基礎的なものではありますが、いくつかの分野の複合問題や工夫が凝らされた問題が多く、応用的な考えを必要とする問題も毎年必ず出題されるので、様々なパターンの問題に多く当たって学習しておくことも合格点をとるのに必要です。
国語 入試傾向と受験対策・勉強法
国立高専の国語の入試問題は公立高校に比べてそれほど難易度が高いわけではありませんが、マーク式特有の紛らわしい選択肢を選び切らなければいけない様な読解力を問う問題が多いので、根拠を明確にする読解力を養うための勉強をすることが必須です。問題量も比較的多いので、解答スピード、読解スピードも国語攻略には重要です。
解答形式が選択式の問題なので、記述が苦手な人にとって有利だと考える人もいるかもしれませんが、選択肢の難易度が高いので、標準的なレベルの記述問題よりも難解であると考えるべきです。
現代文の読解問題がほとんどではありますが、問題文の中に古文や韻文も含まれているので、基本的な古文や韻文の知識もしっかりと身に付けておきましょう。
また、漢字の問題も毎年出題されるので、漢字が苦手な人は漢字や語彙力アップに関してもしっかりと対策をしておきましょう。
理科 入試傾向と受験対策・勉強法
国立高専の理科の入試問題は毎年大問8題で、多めです。化学、物理、生物、地学からそれぞれ2題ずつ出題されます。苦手な分野があると高専の理科で合格点をとることが出来ないので、理科を攻略する上で、化学、物理、生物、地学全ての分野でしっかりと理解を深めておく事がポイントになります。知識レベルは教科書の内容を逸脱していることはないので、教科書の基本を深く理解する事を徹底しましょう。ただし、問題のレベルは高く、思考力が求められる問題や、グラフや図を書いて答えを導くような出題も多いので、多くの問題にあたって様々な問題のパターンを経験して着眼点や発想のストックを増やしましょう。計算系の問題はほぼ出題されるので、練習を欠かさないでください。一般的な公立高校の問題よりも難易度が高いです。
見たことがない問題が出題されることがあるので、普段から問題が解けるだけでなく、どこに着目し、何に気づかなければいけないのか、なぜその答えになるのかという点を明確にところまでわかる様に学習をすすめましょう。
社会 入試傾向と受験対策・勉強法
国立高専の社会の入試問題の問題形式は例年ほぼ同じなので、社会攻略の為に過去問をしっかりと勉強する事が大切です。問題数が多くはないので、時間に余裕があると考えている生徒も多い様ですが、資料問題、地図問題など資料の読み取る必要がある問題も多く出るので、解答のスピードにも十分注意が必要です。
地理、歴史、公民も幅広く出題されるので、苦手分野を作らずにまんべんなく勉強しましょう。高専入試の社会は、一問一答的な暗記だけでは太刀打ちできない出題が目立ちます。情報同士のつながりや、事柄同士の因果関係など、覚えた知識のつながりや関係性まで理解しながら学習を進めていく必要があります。読み物系の教材を積極的に読んだり、問題集の答え部分だけを答えられる様にするのではなく問題や資料、その他の情報も声に出して読んで「つまりこういうこと」と自分の言葉で言える状態にする練習を行うことが効果的です。極端に難しい知識を問う問題は少ないですが、基本的な用語、基本的な問題パターン、知識同士のつながりや関係性をしっかりと理解したうえで、それを利用して解答する力が必要になってくるため、全ての事項を正確に理解する勉強をしていきましょう。