薬学部に受かる為には、志望大学薬学部の受験に特化した勉強法が効果的
薬学部は理系学部の中でも最近特に人気の高い学部であり、合格難易度も高くなっています。
薬学部に受かるためには、薬学部に入るために特化した勉強をする必要があります。
入試科目、入試範囲、入試傾向、問題難易度に合わせた対策が必要
薬学部入試は独特の傾向があるので、薬学部合格を目指すには薬学部受験に特化した対策が必要です。
以下は、薬学部入試の特徴の一例です。ただし、国公立は二次試験(個別入試)の特徴です。
入試科目 | 薬学部は3教科型(英語・数学・理科)の受験方式が主流 |
入試範囲 | 私立大学薬学部 :「数Ⅰ・Ⅱ・A・B」が主流 国公立大学薬学部:「数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B」が主流 |
入試傾向 | 英語の長文テーマは医療系、薬学系の題材が出やすい 化学は有機化学の問題数が多く配点が高いこともある |
問題難易度 | 化学の難易度が高くなる傾向がある |
私大薬学部の入試は3教科型を取っている大学が非常に多く、科目は「英語+数学+化学」が主流です。
入試範囲については、国立大学薬学部の数学では数Ⅲが出題範囲に含まれます。一方、ほとんどの私立大学薬学部では数Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)が出題範囲になり、数3なしで受験できる大学がほとんどです。また、数学は文系学部より問題難易度が高く設定されることがあります。
入試傾向については、英語は医療系・薬学系をテーマとした長文読解が出題される傾向にあります。医療にまつわる主要な英単語は、問題集や過去問を解きつつ日頃から意識して覚えていきましょう。
また、化学は入学してからの学習内容に直結する有機化学からの出題が多い大学もあり、配点が高い場合にはより有機化学の完成度を高く仕上げる必要があります。
問題難易度は大学によってさまざまですが、薬学部生にとって入学後の学習の重要科目となる化学の問題を難易度高めに設定している大学が目立ちます。解ける問題をミスなく確実に解き、得点を積み重ねる力が求められます。
薬学部は入試倍率が高い人気の学部なので志望大学専門の対策が必要
薬剤師は人気の職業のため、薬学部の入試倍率は比較的高めです。
以下の人気大学の薬学部は約3〜7倍の入試倍率です。特に偏差値・倍率の高い大学の薬学部に受かるには、合格に向けてしっかりと志望大学専門の対策を取る必要があります。
主な国立大学薬学部の入試倍率(2020年度:一般入試合計倍率)
北海道大学 | 7.5倍 |
千葉大学 | 3.8倍 |
大阪大学 | 3.1倍 |
広島大学 | 2.9倍 |
東北大学 | 2.6倍 |
九州大学 | 2.4倍 |
金沢大学 | 2.3倍 |
京都大学 | 2.1倍 |
主な私立大学薬学部の入試倍率(2020年度:一般入試合計倍率)
近畿大学 | 6.6倍 |
慶應義塾大学 | 3.7倍 |
星薬科大学 | 3.7倍 |
東京薬科大学 | 3.5倍 |
北里大学 | 3.2倍 |
東京理科大学 | 3.0倍 |
昭和大学 | 3.0倍 |
帝京大学 | 3.0倍 |
日本大学 | 2.6倍 |
立命館大学 | 2.5倍 |
横浜薬科大学 | 2.5倍 |
地域別薬学部一覧
- 北海道・東北
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- 東海・甲信越
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- 九州・沖縄
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現状の学力レベルと学習内容のレベルを合わせることは、受験勉強で何よりも重要な”戦略”です。他の予備校や塾の薬学部受験対策では、先生・講師のレベルは高くても、あなたの基礎学力に抜けや漏れがないことを前提に授業を進めるため、自分の現状の学力に合っていない対策に取り組んでしまう可能性があります。当たり前ですが、講師も周りの受験生もあなたのレベルに合わせて進んでくれません。ついていくために自学習で自分の学力の穴埋め作業を並行して行わなければなりません。また、あなたのレベルに合わせてくれる家庭教師であっても、薬学部受験となると基礎の抜け漏れの対策まで細かく指導してくれることは少ないでしょう。ほとんどの家庭教師が、高校での学習内容のフォローではなくあくまでも薬学部受験対策を中心に進めます。
薬学部受験の難易度は高く、高い実力が必要とされます。しかし、薬学部を目指す受験生全員が最初からよくできる生徒というわけではありません。当然、受験勉強スタート時に中学レベルの内容が抜けていることもありますし、学力は一人ひとり異なります。現在の学力が低いからと言って諦める必要はありません。
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志望大学薬学部合格に向けた薬学部受験対策カリキュラム(学習計画)

薬学部受験対策は時間が命です。無駄なく最短ルートで志望校薬学部合格まで走りきることが大切です。 確かに薬学部入試は高得点勝負になることもあり、ある程度の広く深い学習が必要です。しかし、試験に出題されない分野や、今までに出題されたことがないような傾向・難易度の問題対策を行うのは、ただでさえ大変な薬学部受験において貴重な時間を浪費していると言っても過言ではありません。 当たり前のことのはずですが、多くの薬学部受験生が、高得点を狙うが故に「ここもやっておいた方がいいんじゃないか」という迷路に迷い込んで難解すぎる参考書や演習問題、教材に手を出してしまうのです。
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正しい学習法で薬学部受験対策の効率アップ

「正しい学習法」で受験勉強を進めることは、志望大学薬学部に合格するために非常に重要な事項の一つです。特に薬学部の受験対策では、より短時間でより効率よく学習し、身に付けなければなりません。模試の結果がE判定の場合は、なおさら効率的な対策が重要です。
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薬学部受験対策の学習効果をしっかり確認 定着度チェックテスト

じゅけラボ予備校の薬学部受験対策講座では、学習内容ごとに定着度を確認するため、1つの学習内容を終える度にチェックテストを実施しています。薬学部受験では高得点を確保するため、入試科目全ての膨大な情報の整理や本質的な理解による汎用性のある知識、それを使う技能などが必要です。
これらを本当に身に付けられているかどうかを随時確認することにより、抜けや漏れをなくし、確実に実力を伸ばしていくことができます。
薬学部の受験科目と大学別入試科目の特徴について
薬学部受験は国公立大学と私立大学で対策方法が大きく異なります。それぞれどのような受験科目が必要か、どのような入試範囲が出やすいのか、確認しましょう。
薬学部の受験科目一覧と入試範囲について
私立大学薬学部の受験科目と入試範囲

私立大学薬学部の多くは「英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+化学(化学基礎・化学)」の3科目受験を採用しています。
化学必須の形式なので、化学苦手は克服しておきたいです。
生物必須の薬学部は多少ありますが、物理必須の薬学部はほとんどありませんので、化学が得意で生物苦手、物理苦手という方にとっては薬学部は対策しやすいでしょう。
近畿大学薬学部や立命館大学薬学部などは、理科は選択科目で「物理・化学・生物」から選べるようにしています。生物受験、物理受験が可能なので、化学が苦手な方にとっては嬉しいですね。
東京理科大学は、私立大学薬学部としては非常に珍しく数学の範囲に数Ⅲ(数3)まで含まれているので、対策が必要です。
帝京大学薬学部や安田女子大学薬学部の数学は「数Ⅰ・Ⅱ・A」が指定されているため、数B対策が不要です。
横浜薬科大学や奥羽大学、日本薬科大学などの薬学部は、2科目型で受験することが可能です。(日本薬科大学の特別選抜を受験する場合は3科目必要)
九州保健福祉大学薬学部は1科目型・2科目型・3科目型と非常に幅広い受験方式を実施しています。
安田女子大学薬学部の後期試験は「国語(現代文)+英語+理科(化学基礎・生物基礎)」という非常に珍しい組み合わせで受験することができます。
このように大学によって入試科目や入試範囲はさまざまです。いかに志望校薬学部に合わせた受験勉強が重要かお分かりいただけましたでしょうか。
≪主な私立大学薬学部:入試科目(2021年度)一覧≫
慶応義塾大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+ 理科(化学基礎・化学) |
東京理科大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+ 理科(化学基礎・化学) |
奥羽大学 | 英語または数学(Ⅰ・Ⅱ・A)+ 理科(物理基礎・物理または化学基礎・化学または生物基礎・生物) |
東京薬科大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+ 理科(化学基礎・化学) |
北里大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+ 理科(化学基礎・化学) |
日本大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+ 理科(化学基礎・化学) |
帝京大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A)+ 理科(化学基礎・化学) |
横浜薬科大学 | 理科(化学基礎・化学)+ 英語または数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)または理科(生物基礎・生物) |
城西大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+ 理科(化学基礎・化学または生物基礎・生物) |
星薬科大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+ 理科(化学基礎・化学) |
立命館大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+ 理科(物理基礎・物理または化学基礎・化学または生物基礎・生物) |
近畿大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+ 理科(物理基礎・物理または化学基礎・化学または生物基礎・生物) |
安田女子大学 | 英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A)+ 理科(化学基礎・化学) |
安田女子大学(後期) | 国語(現代文)+ 英語 + 理科(化学基礎・生物基礎) |
国立大学(前期)薬学部の受験科目と入試範囲

国立大学(前期)薬学部の個別試験科目は、「英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+理科2科目」が多いです。
私立大学薬学部の数学は基本的に数Ⅲ(数3)は含まれない数3なし受験になりますが、国立大学薬学部の数学は数Ⅲ(数3)まで範囲に含まれることが多いです。国立大学薬学部を目指すのであれば、ほとんどの大学で数Ⅲ対策が必須です。
ま た、理科2科目のうち1科目は化学を必須としている大学が多いです。
一方で、京都大学や大阪大学などは、物理・化学・生物の中から2科目選択し、受験が可能です。
その他やや独特な形式として、大阪大学では小論文と面接、岡山大学や徳島大学では面接が行われます。
≪主な国立大学薬学部(前期):2次(個別)試験入試科目(2021年度)一覧≫
東北大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理と化学基礎・化学) |
千葉大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科(化学基礎・化学)+理科(物理基礎・物理または生物基礎・生物) |
金沢大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理と化学基礎・化学) |
富山大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+理科2科目(物理基礎・物理と化学基礎・化学) |
京都大学 | 国語+数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ) |
大阪大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+小論文+面接 |
広島大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科(化学基礎・化学)+理科(物理基礎・物理または生物基礎・生物) |
岡山大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科(化学基礎・化学)+理科(物理基礎・物理または生物基礎・生物)+面接 |
徳島大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+理科(化学基礎・化学)+面接 |
九州大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ) |
熊本大学 | 数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ) |
国立大学(後期)薬学部の受験科目と入試範囲

国立大学(後期)薬学部の個別試験科目の傾向は、大学によってさまざまです。
岡山大学や富山大学は小論文と面接のみ、九州大学は英語と面接、北海道大学は理科2科目を行っています。
後期日程での受験は共通テストの配点比重が大きくなる傾向にあるため、共通テストで高得点を獲得し、逃げ切るのが理想です。
≪主な国立大学薬学部(後期):2次(個別)試験入試科目(2021年度)一覧≫
北海道大学 | 理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ) |
富山大学 | 小論文+面接 |
岡山大学 | 小論文+面接 |
徳島大学 | 理科(化学基礎・化学)+面接+本人記載の資料 |
九州大学 | 英語+面接 |
化学・生物で受験できる薬学部の主な大学一覧
<私立>
<国立(前期)>
化学・物理で受験できる薬学部の主な大学一覧
<私立>
<国立(前期)>
化学・生物・物理全て必要な薬学部の主な大学一覧
化学・生物・物理が全て必要な薬学部は存在しないと思われます。
化学なしで受験できる薬学部の主な大学一覧
<私立>
<国立(前期)>
数学なしで受験できる薬学部の主な大学一覧
<私立>
化学・生物・物理・地学の中から2科目選択受験できる薬学部の主な大学一覧
地学で受験できる薬学部はほぼありません。
化学・生物・物理の中から2科目選択受験できる薬学部の主な大学一覧
<私立>
<国立(前期)>
共通テスト利用のある私立大学薬学部
慶応義塾大学薬学部は共通テストを利用しません。
一方、慶応義塾大学以外のほとんどの私立大学薬学部は共通テスト利用があります。
私立大学の共通テスト利用入試は、一般入試に加えて選抜回数を増やす点で合格可能性を上げることができると言えます。一方で、共通テストと大学の個別試験とでは入試傾向が異なるため、本来なら共通テスト向けの問題がある参考書で対策学習をする必要があります。
国公立を第一志望として共通テストを受験する場合は、積極的に併願私立大学の共通テスト利用入試を受験することをお勧めします。
私立大学を第一志望とする場合、共通テスト利用入試は比較的募集人数が少なく、偏差値も高い傾向にあるため、個別試験の対策に学習時間を向ける方が得策です。私大メインで共通テスト利用を有効に使う例としては、共通テスト一回の受験で多数の大学の共通テスト利用入試に出願することが考えられます。
国公立大学薬学部の大学入学共通テストと2次試験対策
国公立大学薬学部(6年制)に合格するためには、『大学入学共通テスト』と『2次試験(個別試験)』の両方で高得点を取らないといけません。
私立大学に比べて国公立大学は学費が安いので目指す方が多いですが、地方国立大学であろうと入試範囲は私立大学薬学部より広く、入試倍率も高いことから、合格するためには戦略的で効果の高い勉強方法に取り組む必要があります。
大学入学共通テストの得点率ボーダーについて

国立大学薬学部の中で比較的入りやすいと思われる長崎大学や徳島大学、富山大学などであっても、共通テストで7割強の得点率が必要となります。
つまり1000点満点だとすると700点以上の点数を取らないといけません。
余裕を持って2次試験に挑むためにも、できれば7割半ばくらいの点数を取っておきたいです。
偏差値最上位の東京大学や京都大学の薬学部を目指す場合は、共通テストで8割半ば前後の得点率が求められます。
とりわけ東大は8割6分以上の点数がボーダーになってきますので、「9割で入学できるぞ」くらいに思っておいた方が良いかもしれません。
次いで偏差値上位の大阪大学や千葉大学、九州大学の薬学部を目指す場合は、共通テストの得点率が8割程度ですので、8割以上を確実に得点できるよう過去問や予想問題、共通テスト模試で対策していきましょう。
2次試験(個別試験)の得点率ボーダーについて

2次試験は大学によって試験問題、難易度が異なるため、偏差値が高い難関大学だからといって、偏差値に比例して得点率・ボーダーが高くなるわけではありません。つまり、ボーダーが高いから合格が難しいという結論には結びつきません。
例えば、大阪大学と長崎大学を比べると、大阪大学の方が偏差値は高いですが、2次試験の合格最低点のボーダーは長崎大学の方が高いという現象が起きます。
では、国公立大学薬学部の2次試験において、どれくらいの点数を取ることができればよいのでしょうか。
大まかな目安ですが、合格最低点は6割前後に落ち着く大学が多いです。
共通テストの結果にもよりますが、2次試験においては「6割で入学できる」を一つの目安としてよいでしょう。
ただし長崎大学は7割後半、千葉大学は7割前半の得点がボーダーとなる傾向があり、高得点勝負になります。
一方大阪大学は問題難易度が高く、5割後半の得点でも合格可能性がある年度もあります。
このように2次試験の問題難易度や入試傾向は大学によってさまざまなので、2次試験の合格最低点を把握した上で各大学に合わせた対策を行うことが大切です。
薬学部受験対策はいつから始める?
志望学部を薬学部に絞っているのであれば、早い時期から薬学部に特化した勉強法を確立できると非常に有利です。
国立大学薬学部を受験する場合は、基本的に共通テスト5教科7科目+2次試験3教科の対策が必要です。
2次試験は英語・数学・理科の3科目受験となる場合が多いですが、共通テストのことも考えると国語や社会、理科(理科は2科目必要)の対策もしなければなりません。
難易度にもよりますが、少なくとも高校2年の夏頃から取り組むことをおすすめします。
私立大学薬学部のみの受験を考えているという場合は、共通テストの国語や社会を避けて受験することが可能となるので、英語・数学・理科(理科は2科目必要な大学もあります)に特化した受験勉強をすることが合格への最短ルートです。
私大薬学部を目指す場合、少なくとも高校3年に上がった時点では薬学部の受験対策を始めることをおすすめします。
※大学によって受験科目は細かく異なります。まずは自分の志望する大学の入試科目をきちんと確認してください。
高1から始める薬学部受験対策
高1で習う内容というのは、各教科の基礎となる部分です。
高校の授業についていくこと、教科書の内容をしっかり理解することを最優先してください。
特に力を入れたい科目は数学と英語です。共通テストで国語の受験が必須の場合は、国語の対策も進めておくべきです。英語の読解力強化にもつながります。
英語・数学の2教科に国語を加えた3教科に関して、共通テストの出題範囲の基礎学習を進められれば、高1から始める薬学部受験対策としては十分でしょう。
高2から始める薬学部受験対策
高2から薬学部受験対策を始める場合は、高1同様、数学・英語の2教科+国語(国公立の場合)の基礎固めに力を入れるとよいでしょう。
数学・英語・国語の基礎を定着させることができれば、理科の基礎固めに移行します。
薬学部受験の場合、理科の科目は化学必須の大学が多いです。大学が重視している理科科目の出題範囲を網羅した基礎学習を進めましょう。
ゆえに、一般的には「数学・英語 (国語)→ 化学」の順で対策していきます。
大学によっては化学+物理、化学+生物など理科2科目の組み合わせの受験の場合、「数学・英語(国語)→化学・物理or生物」といった順で対策すると良いでしょう。
理解を地学で受験できる薬学部はほとんどありませんので、地学は除外して考えましょう。
国立大学薬学部を受験する場合は、共通テストにおいて国語(古典)・社会・理科(化学以外にもう1科目必要)が必要となりますが、それらの科目に力を入れるのは高2の冬〜高3の春になってからでも間に合います。
高3になってからスムーズに共通テスト対策を進めるためにも、高2の間にできる限り英語・数学・化学の基礎力を強化しておきましょう。
高3から始める薬学部受験対策
高3から薬学部の受験勉強を始める場合は、早急に英語・数学・化学の基礎固めに取り組まないといけません。国公立の場合は現代文も優先して進めておきましょう。
夏休みに入る頃までには、必ず英語・数学・化学の教科書レベルの力を身に付けることを目標にして進めていきます。
国立大学薬学部を受験する場合は、遅くとも高3の夏からは共通テスト対策として国語(古典)・社会・理科(物理や生物)の勉強も進めていきましょう。
秋から冬は志望校の過去問に取り組み、志望校の入試問題傾向をつかみましょう。
頻出単元に関しては、他の大学の過去問やそれをベースにした問題集に載っている類似問題に挑戦してみても良いです。
過去問や問題集で解けなかった苦手分野は、解答解説や参考書も利用してしっかりと自身の力で解けるようにしておきましょう。
薬学部合格に向けた勉強時間の目安と学習計画の作り方について

国立大学薬学部および高偏差値の私立大学薬学部を目指す場合、高校3年生の受験期はできる限り多くの勉強時間を確保したいところです。
勉強時間の目安は、平日は3~4時間、休日は5〜8時間程を意識してみてください。

薬学部合格に向けた学習計画として、まずは自分の志望校の入試要項をチェックし、受験科目や出題範囲をきちんと把握すべきです。
私立大学薬学部の多くは「英語・数学・化学」の3科目受験が多いので、高3の夏までに英語・数学・化学の基礎を固める学習スケジュールを組むとよいでしょう。出題範囲を網羅的に学習できる講義系の参考書や基礎問題集を使うと良いでしょう。
国立大学薬学部を受験する場合、高3の春~夏には共通テスト対策として国語・社会・理科(物理や生物)の対策も進めていきたいです。
秋頃からは過去問や同様のレベルの問題集を使った演習を進め、見たことのある問題パターンを増やしましょう。また、苦手単元や抜け漏れは参考書等を辞書的に使いながら、徹底的に潰しておきましょう。
薬学部の入試科目別勉強法と対策
英語の勉強法と対策

薬学部受験において英語攻略は必須課題であり、英語で高得点を取るために英文法を完璧に理解しておくことが大前提となります。
そしてやはり鍵となるのは長文読解対策でしょう。複雑な英語長文を正確に読解するためには、英文の構造を分析する英文解釈の力が必須です。品詞分解に加え修飾関係や接続の構造など、細かく把握する練習をしていきましょう。
また、薬学部の英語長文は、医療系・薬学系をテーマに出題する大学も少なくありません。テーマに沿った英単語を少しでも多く知っていると有利なので、過去問で出題された医療系・薬学系の英単語はノートにメモし、暗記しておくとよいでしょう。
私立大学の薬学部の入試では、単熟語の知識問題が多く出題されるため、単語帳に加え、語法問題集を1冊完璧に仕上げることが必須です。
数学の勉強法と対策

私立大学薬学部を受験する場合、ほとんどの大学は数Ⅲは出題範囲外のため数Ⅲの対策をする必要がありません(※東京理科大学は数Ⅲが出題範囲に含まれます)。私立大学の薬学部では、発想力重視や高難度の出題はそれほどみられませんが、計算が複雑であったり、計算量が多い出題傾向にあります。出題範囲の基礎問題は見たらすぐに解き方が思い浮かぶ状態、すらすら解ける状態を目指しましょう。
一方で、国立大学薬学部を受験する場合は数Ⅲも出題範囲に含まれるので、数Ⅲの対策もしなければなりません。ただし、共通テストの受験科目である数12ABを共通テスト問題集ですらすら解ける状態にすることが優先です。
難関大学薬学部を目指すなら青チャートレベル、標準レベルの薬学部を目指すなら黄色チャートの問題を1つずつ確実に解けるように進めましょう。チャート式問題集や過去問演習などを繰り返し、問題パターンをストックしていくことが大切です。
化学の勉強法と対策

薬学部では大学入学後に化学の知識が必須のため、受験においても化学を重視する大学が非常に多いです。化学は多くの薬学部入試の必須科目であり、英数と同等またはそれ以上に配点を高く設定している大学もあるため、化学の対策は非常に重要です。
出題傾向については、入学してからの学習内容に直結する有機化学の配点が高く半分以上を占める大学もあれば、理論化学が中心の大学、理論・有機・無機とバランス良く出題する大学とさまざまです。他の理系学部と比べると、理論化学からの出題は少なめの大学が多い傾向にあります。
志望校の過去問をチェックし、頻出の分野を見極めることが大切です。
私立大学薬学部では、基本的な知識問題と単純な計算問題が多い傾向にあります。知識問題については隅々まで網羅した学習が必要で、スピードが求められる大学も有りますので、知識問題、計算問題ともに共通して問題を見て即答できるレベルを目指して学習を進めましょう。
薬学部は受験時も入学後も化学の学習を避けては通れません。化学苦手な方であれば、例えばモル計算が苦手なら一日中モル計算の問題演習を解き続けるなど、何としてでも苦手を克服しようという強い意志が求められます。
生物の勉強法と対策
近畿大学や立命館大学など、化学を選択せず生物受験できる薬学部も多少あります。生物必須ではなく、選択科目に生物があるという形式です。
生物は暗記要素が強い科目なので、まずは教科書レベルの基礎知識を覚えるところから始めましょう。知識問題が多く、免疫やホルモンのはたらきなど、生物の体内環境が出題されやすい傾向にあります。
ただし、個別試験においては論述問題を多く出題する大学もあるので、教科書の丸暗記だけでは対応できない場合があります。理解しながら覚え、数十字で説明できる論述力を磨きましょう。
物理の勉強法と対策

近畿大学や立命館大学など物理受験できる薬学部や、東北大学や金沢大学など化学+物理必須の大学もあります。
物理の勉強においては力学が全ての基本となるので、物理苦手な方は力学の基礎知識や公式を覚えるところから始めましょう。
力学分野の基礎が定着したら、電磁気分野、波動分野の対策へと進めていきましょう。大学によっては原子分野を出題するところもあるので、過去問等で出題傾向をつかんでおくことが大切です。
地学の勉強法と対策

薬学部受験において地学を使用することはほぼありません。
一部の国立大学薬学部では共通テストの対象科目で地学を選択できますが、2次試験では地学が使えないため、薬学部受験において地学の勉強は不要といっていいでしょう。
塾なし・予備校なしの独学受験で薬学部に合格するには?
薬学部に入学したいが塾や予備校、家庭教師の授業を受ける事ができない方、または独学で受験したい方も数多くいます。ここでは塾や予備校なしで薬学部に合格するためのポイントをお伝えします。
塾や予備校に通うメリットとは?
①質の高い先生の授業を受けられる
②受験のノウハウを得られる
③割引があるなど、模試が受けやすい
④ライバルたちと切磋琢磨しやすい
⑤自習室で勉強できる
など
高偏差値の薬学部を目指す場合、受験勉強はかなり大変です。独学での勉強法がわからない生徒や、自宅では勉強を継続できない生徒にとっては塾や予備校に通ってさまざまなサポートを受ける方が当然合格しやすいでしょう。
塾や予備校は受験のノウハウを持っているので、大学別の入試傾向や対策についてもアドバイスを受けることが出来ます。そして何よりライバルや友達も多くいるので、周りの受験仲間と切磋琢磨出来る点でとても良い環境と言えるでしょう。
良い塾や予備校は講師の質も高く授業がわかりやすくて、一人だとわかりづらい点も授業を聞くことで理解が深まり、学習効果も高くなります。
このように自分にあった塾や予備校選びをできている生徒にとっては、合格に大きく近づくためのメリットがたくさんあると言えるでしょう。
塾や予備校のデメリットとは?
①料金・費用が高い
②通塾に時間がかかる
③塾や予備校に通っていることで満足してしまう可能性がある
④授業のレベルが高く、段階を踏んで学習できない
⑤自分に必要な学習だけに取り組むことができない
薬学部受験のための塾や予備校のデメリットとして一番大きいのは、やはりお金に関することでしょう。
大手予備校の費用は年間約100万円が相場と言われており、講習代等も含むとさらに費用がかかる所もあります。高校3年間通い続け、さらに浪人もとなると多額の金額が掛かってしまいます。
ちなみに、現役生よりも浪人生の方が入会金・授業料ともにやや高くことが多いです。
自分にとって学習効果の高い塾や予備校に時間をかけて通っている場合は問題ありませんが、自分に合っていない所に通塾するのに往復何十分、何時間と時間をかけている場合は、時間の無駄遣いと言えます。効果的な学習を自宅で取り組む方が合格に近付くでしょう。
中には塾や予備校に通っていることで満足してしまい、日々の家庭学習に取り組まず成績が伸びないという生徒もいます。一番大事なことは志望校の薬学部に合格出来る学力を身につけることです。常に自分の現在の学習レベルを把握し、足りないところを家庭学習で補っていくことが重要です。
また、基礎ができておらず、予備校の薬学部受験に向けてのハイレベルな授業についていけないということもあるようです。
薬学部受験のための塾や予備校では、個別指導でない限り生徒一人ひとりの状況に細かく合わせて授業を進めていくことが難しく、自分にとって不必要な部分も学習しなければなりません。そのため、時間をロスしてしまったり、逆に時間をかけて学習しなければいけない苦手な部分に時間をかけてもらえなかったりすることもあります。
じゅけラボ予備校へお問い合わせいただく生徒の多くが薬学部受験のための塾や予備校へ通ってこれまで紹介したデメリットを経験しており、結果的に独学受験を希望しています。
独学受験で薬学部合格できるの?
塾や予備校に通わず、独学で薬学部に現役合格することは大変ですが、もちろん可能です。
実際に塾・予備校を辞めて、独学で成績を上げる生徒も数多くいます。
一般的に塾や予備校に通うと年間60万〜100万円程度、場合によってはそれ以上の費用がかかります。
問題集や参考書を使用して独学で薬学部に合格出来るなら、受験費用も大きく節約できるのですよね。
しかし独学での薬学部受験は、塾や予備校に通っている方よりも頑張ってみせるという強い意志が必要です。
志望校に合格するために自分に何が足りないのかをきちんと把握し、それを補う学習を繰り返していけば、共通テストで8割以上、個別試験で7割以上の得点を取ることは十分可能です。
つまり、独学受験でも薬学部合格は可能ですが、「強い意志」と「自分に必要な正しい勉強法」が必要ということです。
上述の学習時間、計画と結合
独学で薬学部に合格するための勉強計画
独学で薬学部に合格するためには、自分で学習計画を立て、スケジュール管理を行わなければなりません。
細かくなくて構いません。まずは大まかな計画を立てておきましょう。
年間スケジュールであれば、高校3年生の夏までには英語・数学・化学の3科目の基礎力を完璧に仕上げ、国立大学薬学部志望であれば共通テスト対策、秋には過去問演習を行うというように計画を立てていきます。
一日のスケジュールであれば、高校3年生の平日は帰宅後18時から19時までの1時間、21時から23時までの2時間勉強。休日は午前中に3時間、昼食から夕食の間に4時間、お風呂入ってから寝るまでに3時間というように計画を立てるとよいでしょう。
自分で学習計画が作れない場合は、じゅけラボ予備校に一度お問い合わせください。
志望大学の薬学部に合格出来るよう、入試までの学習計画、日々の細かい学習内容や学習範囲を、あなたの現在の学力・偏差値に合わせて作成します。
薬学部独学受験のコツ
私立なのか国立なのか、どこの大学を目指すかによって入試科目は細かく異なりますが、薬学部受験の場合、英語・数学・化学の3科目の基礎を固めることを強く意識しておけば、まず間違いありません。
新しい学習をどんどん進めても、前に学習したことを忘れてしまっては意味がありません。
独学受験では復習・反復をどれだけするかが合否を分ける大きなポイントとなります。
例えば英語の長文問題で出題されて分からなかった英単語は、必ず辞書で意味を調べ、ノートにメモをしておきましょう。そして、定期的にノートを見て絶対に覚えましょう。
他の教科でも問題を解く上で分からなかった事項については、意味や解法を調べてノートに記し、そのノートを何度も見直して覚えるという作業の繰り返しが大切です。
独学でも予備校の模試は受けるべき?
自分の実力を量るため、志望校が射程圏内に入っているかを知るため、会場慣れをするため、あらゆる意味で河合模試や駿台模試などの模試は受けておく方が良いでしょう。
河合模試は標準的な難易度ですが、駿台模試は東京大学や医学部レベルの難しい問題が出題されます。
高偏差値の薬学部を目指すのであれば、駿台模試も視野に入れてみて良いでしょう。
模試を受けて終わり、ではもったいないです。
必ず答え合わせをして、間違えた問題に対しては解答解説をチェックしてください。
模試に出題されている場合、本番で類似問題が出る可能性が高いので、次こそは正解できるようにしなければなりません。
薬学部受験生にじゅけラボ予備校が選ばれる理由
①薬学部受験に特化した個別指導カリキュラムを提供!

薬学部入試においては、英語+数学+化学の3科目型入試を採用している大学が多いです。じゅけラボ予備校では、受験対策のプロが各大学の薬学部入試の出題傾向を分析し、あなたが志望する薬学部の受験対策を効率的に進めることができるようにサポートします。
②あなたの段階に合わせてサポート!

偏差値40から偏差値60の薬学部を目指すのと、偏差値50から偏差値60の薬学部を目指すのでは、学習内容や学習スケジュールが異なります。学力に見合った勉強でなければ、いくら勉強時間を増やしても成績は伸びません。じゅけラボ予備校では最初に学力テストを行い、あなたの学力に合った薬学部受験対策のカリキュラムを提供します。
③塾・予備校よりも安い費用で安心!

じゅけラボ予備校の月謝は16,280円~18,480円(税込)です。
カリキュラム内で使用する参考書や問題集は別途ご購入いただく必要がありますが、書店やインターネットで購入できる市販のものなので、ご安心ください。
費用は、塾や予備校と比較すると1/4~1/8、家庭教師と比較すると1/2~1/3なので、通信教育と同じくらいの費用で薬学部受験対策を受講することができます。
なぜ薬学部なのか?薬学部に入学するメリットと将来性について
薬学部に入学する最大のメリットは、やはり薬剤師になれる点でしょう。薬剤師になりたい理由・志望動機は、「子どもの頃に病気がちだったから」「病気の人の助けになりたいから」「テレビで薬剤師の人が出ていてかっこいいと思ったから」などさまざまでしょう。
AO入試や一般選抜において面接を行う薬学部もありますので、志望理由を聞かれる可能性は高いです。
ちなみに、薬学部には6年制学科と4年制学科がりますが、薬剤師の国家試験受験資格を得ることができるのは6年制学科のみですので、注意しましょう。
つまり薬剤師になるには大学で6年間勉強しないといけません。
6年制学科を無事卒業し、国家試験に合格して薬剤師免許を取得できれば、薬局やドラッグストア、病院等医療機関で薬剤師として働くことができます。
4年制学科の卒業生は大学院への進学率も高く、将来的には製薬会社等の企業の研究職として働く方が多いです。
さて、薬剤師は「親が自分の子に就いて欲しい職業ランキング」で上位に位置する偏差値の高い職業です。
確かに薬剤師という職業は比較的給料も高く、将来の希望を感じられますよね。
男性以上に女性が活躍している職業でもあります。
6年制学科の薬学部に入学し、6年生で薬剤師国家試験に合格すると就職には全く困らないというイメージもありますが、近年は薬剤師の需要が減っており、薬剤師の将来性を危惧する声もあります。
確かに薬剤師の有効求人倍率を見てみると、6.27倍(2017年2月)→3.41倍(2020年2月)ということで、3年で半分近くに減少しています。
それでも一人当たり3.41件の求人がありますので、他の職業と比べるとまだまだ社会的ニーズの高い職種だと言えます。
ただし、薬剤師であればどんな人でも重宝されるという時代は終わりつつあります。
確かなスキルを持ちつつ医師や看護師、患者さんとコミュニケーションを上手く取れる薬剤師重宝される時代になっています。
薬学部卒業後の薬学生の就職先と進路について

薬学部には6年制学科と4年制学科があり、薬剤師になるためには6年制学科に入学しなければいけません。
6年間頑張って勉強し、病院や薬局での実習を経て薬剤師国家試験に合格することができたら、薬局やドラッグストア、病院等医療機関などで薬剤師として就職する薬学生が多いです。
4年制学科の卒業生は、製薬会社などの企業に研究職に就く方や、大学院に進学して研究を続ける方もいます。
大学在学中に企業の現場に飛び込んでさまざまな実務を体験するインターンシップには薬学部向けに短期間で行われているものもあり、参加する学生もいます。
薬学生の進路は医薬品の専門知識を生かして、病院、調剤薬局、ドラッグストア、製薬会社、化粧品メーカー、サプリメント会社、研究機関と幅広く、これからの時代に必要な将来性の高い進路に進む事ができるので人気倍率の高い学部と言えるのでしょう。
あなたの現在の偏差値・学力から志望大学の薬学部合格へ導きます
薬学部に合格するためには、薬学部受験に特化した専門対策を行うのが一番です。何から手を付けたら良いか分からないという方、じゅけラボ予備校にお任せください。あなたの現在の偏差値・学力に合わせて、最適な個別指導カリキュラムを提供します。
薬学部合格に向けて、じゅけラボ予備校で一緒に頑張りましょう!
薬学部受験対策についてのよくある質問
薬学部の受験科目と入試範囲について教えてください
私大薬学部の入試は3教科型を取っている大学が非常に多く、科目は「英語+数学+化学」が主流です。入試範囲については、国立大学薬学部の数学では数Ⅲが出題範囲に含まれます。一方、ほとんどの私立大学薬学部では数Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)が出題範囲になり、数Ⅲはいらない大学がほとんどです。また、数学は文系学部より問題難易度が高く設定されることがあります。
国立薬学部を目指しているのですが共通テストと2次試験対策について教えてください
地方国立大学であろうと入試範囲は私立大学薬学部より広く、入試倍率も高いことから、合格するためには戦略的で効果の高い勉強方法に取り組む必要があります。
>国公立大学薬学部の大学入学共通テストと2次試験対策についてはこちら
私立薬学部を目指しています。志望大学に合わせた対策は行ってもらえますか?
はい。志望大学薬学部に合わせた対策を行います。現在の学力を確認させて頂き、志望している私大薬学部に合格する為に必要な学力を身につける為のあなただけのオーダーメイドカリキュラムを提供させて頂きます。
薬学部を目指している高校2年生です。薬学部受験対策はいつから始めたら良いでしょうか?
志望学部を薬学部に絞っているのであれば、早い時期から薬学部に特化した勉強法を確立できると非常に有利です。国立大学薬学部を受験する場合は、基本的に共通テスト5教科7科目+2次試験3教科の対策が必要です。
2次試験は英語・数学・理科の3科目受験となる場合が多いですが、共通テストのことも考えると国語や社会、理科(理科は2科目必要)の対策もしなければなりません。
高3からでもその時点の学力や偏差値にもよりますが、少なくとも高校2年の夏頃から取り組むことをおすすめします。
予備校や塾なしで薬学部合格は可能でしょうか?
はい。可能です。塾や予備校に通うメリット・デメリット両方を考えて、塾や予備校なしの独学受験で薬学部合格をする事を決めた場合はじゅけラボのカリキュラムをご活用ください。独学受験で志望大学の薬学部合格へ導きます。
なぜ大手予備校や大学受験塾に比べて費用が安いのでしょうか?
じゅけラボは生徒への学習カリキュラムの提供と勉強法の指示に特化しており、直接わからない所の指導を行っているわけではありません。その為大手予備校や塾のように有名講師にかかる高い人件費がかからず、テレビCMや広告も大々的に行っておりませんのでその分費用を安くおさえる事ができています。
薬学部だけでなく他の学部も受験するのですが、薬学部受験対策講座以外も申し込まなければいけませんか?
薬学部受験対策講座だけの受講で構いません。
当然あなたの第一希望である薬学部を基準にしてカリキュラムを組みますが、第二志望やすべり止めの大学受験にも対応できる様にカリキュラムを組みます。また、第二希望や第三希望、すべり止めの大学が決まっていない場合は、第一希望の薬学部の勉強と並行して受験しやすい大学や学部の相談に乗る事も出来ます。
薬学部は他の理系学部よりも倍率が高いというのは本当でしょうか?
数年前までは薬学部の入試倍率が極端に高い大学が多かったのですが、令和になった近年では薬学部の倍率は他学部に比べて少し高いか同程度の大学が多くなっています。大学によっては薬学部よりも倍率の高い学部がある大学も多いので、薬学部だから倍率が高いという傾向は近年ほとんどないと思って問題ないでしょう。
>主な国立大学薬学部の入試倍率(2020年度:一般入試合計倍率)
>主な私立大学薬学部の入試倍率(2020年度:一般入試合計倍率)