通信制高校から大学進学するには?
大学受験に塾や予備校は必要?

講師

本ページでは以下のことがわかります。

通信制高校から大学進学したい場合に塾や予備校に行く必要があるのか?通信制高校のサポートだけで志望大学に合格できるのか?塾や予備校選びはどういう基準で選ぶのか?など志望大学合格に向けて大学受験勉強に取り組む通信制高校生の大学受験対策に役立つ情報をお届けします。

通信制高校から大学進学するには塾や予備校に行く必要はある?

通信制高校から大学進学を目指す場合、塾や予備校に行く必要はあるのでしょうか。それとも独学で大丈夫なのでしょうか。通信制高校生が塾・予備校に行くべきかどうかを判断するための確認ポイントが4つありますので、それぞれチェックしてみてください。

確認ポイント1:通信制高校から大学推薦があるのか?その対象に志望大学があるのか?

大学進学に力を入れており、大学推薦枠をもっている通信制高校もたくさんあります。あなたの通っている通信制高校に志望大学の指定校推薦枠があるかどうかを確認してみてください。もし推薦枠があるのならば、その推薦枠さえ獲得することができれば、高いお金を掛けて塾や予備校に通わずともほぼ確実に志望大学に合格することができます。

通信制高校のテストは全日制高校と比べて難易度が低いことも多いため、志望大学の推薦枠獲得条件の評定に達することは十分可能だと思われます。真面目に授業を受け、レポートを期限までに提出するなどを心掛けましょう。

行きたい大学の推薦枠が通信制高校にない場合は一般受験での大学受験になるので、独学で自信がない場合は塾や予備校を活用した方が良いでしょう。

確認ポイント2:志望校合格に向けた大学受験勉強を独学でできるか?

独学のポイントは自分自身の学力の現在地を知り、志望大学合格に必要な学力を入試までにどのように身につけるのかという受験戦略が重要です。その為には自分に必要な参考書や問題集の選定、そしてどの順番で学習していくのかという学習ルート、つまづいた時の勉強法や対処法を知っておく必要があります。最後に入試までの学習計画表が必要です。これらが準備できて独学での志望大学合格を勝ち取ることができます。

志望校合格に向けた大学受験勉強を独学でこなすことができるのであれば、塾や予備校に通う必要はありません。しかし、独学だとなかなか成果が出ずに困っているのであれば、手遅れにならないうちに塾・予備校を利用する方が良い選択肢です。

別に塾や予備校に通い始めたら必ず高校3年生の最後まで続けないといけないというわけでもないので、塾や予備校である程度の力がついたら予備校を辞めて独学に切り替えるという方法もあります。とにかく勉強は最初が肝心なので、何とかして成績UPの”きっかけ”をつかまなければなりません。そのきっかけをつかませてくれる代表的存在が、塾や予備校だといえます。

独学での大学受験をご希望の場合は、じゅけラボ予備校を利用をご検討ください。あなたを独学受験で志望大学合格に導きます。

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確認ポイント3:通信制高校に大学受験対策の講座やフォローの体制があるか?

通信制高校によってはそもそも大学進学に重きをおいていない通信制高校もありますので、通信制高校が生徒の大学進学に対してどれほど力を入れているのか。それが塾や予備校に通うべきかを判断する1つの指標となります。

通信制高校が大学受験サポートを行う場合は以下の支援内容があります。

進路指導・進学相談

進路に関する個別相談や進学に向けたアドバイスを提供します。志望大学や学部、専攻の選択、適切な受験戦略の立案などまでサポートしてくれる場合もあります。

受験対策講座・模試

通信制高校は、受験対策のための講座や模擬試験を提供することがあります。これにより、受験生は自分の弱点を把握し、効果的な学習を行うことができます。

学習支援・個別指導・オンライン学習支援

通信制高校にっては、生徒一人ひとりの学習状況に応じた個別指導を対面、またはオンラインでサポートしてくれるところもあります。もちろん別途に費用はかかりますがこれにより、生徒は自分のペースで学習を進めることができ、理解度を深めることができます。

受験資料や情報の提供

大学受験に必要な過去問題集や受験情報誌、大学案内の情報を提供してくれます。大学見学会や入試説明会、オープンキャンパスなどのイベント情報も提供し、生徒が進学先を検討しやすくします。

セミナーやワークショップ、特別講習の開催

大学受験に力を入れている通信制高校によっては、受験生に向けたセミナーやワークショップや夏期講習や直前講座などの特別講習を開催することがあります。これにより、受験生は学習方法や受験戦略、志望校選びなどについて学んだり、学力を向上する機会を得ることができます。

大学受験対策の講座やフォロー体制が整っている通信制高校であれば、塾・予備校に通わずとも大学に合格するチャンスは十分見込めます。ただ、自分の現在の学力から志望大学に合格できるようにオーダーメイドでサポートできる通信制高校は多くなく、難関大学を目指す場合や、通信制高校の大学受験対策講座だけでは足りないと感じた場合には、塾・予備校を試してみることも視野に入れてみてください。

確認ポイント4:通信制高校が志望大学の対策をサポートができるか?

大学受験対策のサポートを取り入れている通信制高校だとしても、志望大学の受験に対応しているとは限りません。例えば国立大学を目指す場合は大学入学共通テストを受けなければならず、対策しないといけない科目数も多くなります。また、私立大学によっては入試問題に独特な傾向やクセが見られる場合も珍しくありません。共通テスト全科目の対策をしてくれるのか、私立大学の入試問題傾向に沿った対策をしてくれるのかが重要です。志望大学の受験対策をきちんとサポートしてくれる通信制高校であるのかどうかを確認してみましょう。

仮に、共通テスト対策や大学の入試傾向に合わせた対策をしてくれる場合でも重要なのは、「何を」「どのぐらい」「どの順番で」「どうやって」勉強しなければいけないのか一人ひとり違うという点です。

その辺を個別でオーダーメイドで対応してもらえるかどうかがポイントになります。

通信制高校からの大学進学!塾、予備校選びのポイント

通信制高校生が通う塾・予備校選びで重視するポイントは以下の3つです。

大学受験の塾や予備校は料金が高いため、近所だから、大手予備校だから、有名予備校だからと、そういった理由だけで選ぶのではなく、後悔が無いように少しでも自分に合った良い塾・予備校を選んでいただきたいです。

ポイント1:通信高校と塾、予備校が併用できるのか?

通信制高校生で大学受験を目指す生徒で塾や予備校を併用している方も多いですが、塾や予備校を通信制高校と併用する場合は以下のポイントの確認が必要です。

チェックポイント

  • 通信制高校の授業時間とかぶらないか
  • 通信制高校の学費に加えて塾や予備校の費用が払える金額の範囲内なのか
  • 時間的に可能なのか(アルバイトや家庭の事情、課外活動等で忙しい場合)
  • 全日制の生徒と一緒に勉強できるか
  • 塾や予備校で勉強することに抵抗がないか

まずは通信制高校の授業が第一なので、塾や予備校の授業時間が通信制高校で選択しているコースを被っていないことが併用のポイントでしょう。

次に、やはり費用面です。通信制高校の学費は学校によって違いますが、授業料は年間15~60万円程度かかります。通信制サポート校であればサポート費用が数十万円追加で必要になります。それに加えて、塾や予備校を併用するとなると更に年間50万円以上の費用が掛かることもざらなので金額的に可能な範囲なのかというのは重要なポイントでしょう。

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あとは、家庭の事情でアルバイトで学費を支払っている生徒や、将来の夢に向けた課外活動や趣味などで時間が必要な生徒もいるので時間的な制限の問題もあります。

また、人付き合いや大勢の中での勉強が苦手な通信制高校生にとっては塾や予備校の空間がしんどい場合もあります。その場合は自宅での受験勉強をサポートしてくれるタイプの塾や予備校が良いでしょう。

ポイント2:自分の学力に合わせたサポート体制があるか?

一般的な大学の入試傾向や勉強法のサポートではなく、「あなた」に必要な学習サポートを行ってくれるかがポイントです。

一人ひとり現在の学力や理解力が大きく違います。「何を」「どのぐらい」「どの順番で」「どうやって」勉強しなければいけないのか一人ひとり違うので、オーダーメイドでのサポートがないと、通り一辺倒な全員共通のサポートではなかなか志望大学合格に必要な学力が身につきません。

なので、塾や予備校を選ぶ場合は、生徒1人ひとりに合わせたオーダーメイドのサポート体制があるかを確認しましょう。

大学受験向けの塾・予備校は、全日制進学校の生徒たちが多く通っているため、ある程度勉強ができる生徒子に合わせたハイレベルな授業が展開されます。そのような塾・予備校に基礎学力がまだ疎かな状態の通信制高校生が通ってしまうと、授業にまったくついていけずお金と時間が無駄になってしまう結果になりがちです。現在の学力に合わせてオーダーメイドで基礎からでも教えてくれる塾・予備校を選ぶことをおすすめします。

ポイント3:志望大学に合わせた学習プランを個別で作成してもらえるか?

大学ごとに必要な入試科目や求められる学力、入試傾向が違いますので、志望大学合格にターゲットを絞った学習プランがあるかどうかで合格率は大きく変わります。

なので、志望大学に合わせた個別学習プランを作成してもらえる塾・予備校を選ぶことが3つ目のポイントです。

「何を勉強すれば良いかが分からない」「1日どれくらい勉強すれば良いのか分からない」などの悩みはありませんか。成績を伸ばす上で勉強の習慣面を強化することが必須といえます。

大手の塾や予備校だと比較的受験生同士を切磋琢磨させて、家庭学習は本人の意欲や意思に任せているところも多いので、家庭学習までしっかりサポートして欲しい場合はそのような塾や予備校を選ぶ方が良いでしょう。

家庭学習の個別プランをサポート。じゅけラボのカリキュラムの特徴とは?

「通信制高校からの大学進学、難関大学進学は難しい」となぜ世間で言われているのか?

通信制高校と全日制高校の大学進学率

 

通信制高校からの大学進学は不利だと考えている人も多いと思いますが、本当に不利なのでしょうか。

通信制高校の卒業生の大学進学率は17.6%、全日制高校から大学へ進学する人の割合はが56.5%です。(引用元:文部科学省令和2年度卒業生データ

通信制の高校から大学に進学する生徒の割合は全日制の生徒に比べると約3分の1です。

ではなぜ通信制高校から大学に進学する人の割合が少ないのか。

5つの理由をご紹介いたします。

理由1:高卒認定をベースとした学習内容なので大学受験を目的としたカリキュラムではない

高卒認定をベースとした学習内容なので大学受験を目的としたカリキュラムではない

高卒認定試験は中学レベル〜高校1年生レベルしか出題されない為、通信制高校のカリキュラム自体が大学受験に必要な高校3年間の学習内容を網羅していない場合があります。

その為、大学入試にチャレンジする場合は、先の内容の学習を自分で進めなければなりません。

大学入試に必要な高校3年間の内容を、志望する大学の入試科目に合わせていかに効率よく勉強していくかが、第一志望大学合格へのポイントになります。

大学進学を目指すのであれば、高卒認定を取る事で満足せずに、志望大学に合格する為の学力を身につける事に意識を向けて日々の学習に取り組む必要があります。

理由2:そもそも大学進学を重視していない通信制高校もある

そもそも大学進学を重視していない通信制高校もある

(引用元:文部科学省令和2年度卒業生データ

そもそも通信制高校に通う生徒の大半の目的が大学進学でないため、ほとんどの通信制高校が大学受験に力を入れていません。

通信制高校に通う生徒の多くは大学進学というよりは、アルバイトなど働きながら高校に通っていたり職業訓練をしながら通信制の高校に通って高校卒業資格取得を目指しています。

そういった生徒のために柔軟なカリキュラムやスケジュールになっているのが通信制高校の魅力ですが、大学進学を希望する生徒が少ないため、授業の内容が大学進学をする生徒に最適化したカリキュラムやスケジュールになっていません。

ですので、通信制の高校での授業や与えられる教科書の学習だけでは大学進学は難しく、通信制高校から大学進学を考える場合は、高校以外での学習をする必要があります。

理由3:大学進学を目指して切磋琢磨できる仲間が少ない

大学進学を目指して切磋琢磨できる仲間が少ない通信制高校は、全日制高校と違い、生徒たちが自宅で学習を進めることが一般的です。

そのため、クラスメイトと直接交流する機会が少なくなります。

家などで一人で学習を黙々と行うことが苦手な生徒にはデメリットになります。

勉強以外の面でも受験の相談や学習状況の共有などを行うことでモチベーションを保つことができる生徒も少なくないですが、この点は通信制高校ではほぼ難しいので大学受験を進める上での不利な状況の一つと言えるでしょう。

理由4:勉強時間の確保やメリハリをつけた勉強の取り組みが難しい

勉強時間の確保やメリハリをつけた勉強の取り組みが難しい

通信制高校生は全日制高校生に比べると勉強時間の確保が難しいです。全日制高校は学校の授業時間が長いので学校の課題と授業時間だけでも時間毎日6時間から7時間ほど勉強している生徒が多いです。

一方で通信制高校生はスクーリングなどはありますが、毎日半強制的に授業を受けるということがないので、自宅での学習がメインとなります。

自分のペースで学習が進められるという点はメリットになり得ますが、自由に時間がつかいやすいからこそ、勉強時間の確保やメリハリをつけた勉強の取り組みが難しいという生徒が多いです。

どうしても自分に甘くなってしまい、毎日7~8時間の勉強時間を確保できる通信制高校生はそう多くありません。

学校の授業がない状況で自分の学力を正しく把握して、志望校に合格するために必要な学習内容を考えて計画立てて勉強をするということが非常に難しくなります。

理由5:全日制高校と比較した時の勉強時間自体の少なさ

全日制高校と比較した時の勉強時間自体の少なさ

通信制高校と全日制高校の生徒に比べて授業の時間が圧倒的に少ないです。

全日制の高校は毎日5時間〜6時間程度学校の授業があるのに対して、通信制の高校は毎日授業がありません。

もちろん、通信制高校の生徒は授業で拘束される時間が少ないため、自由に使える時間は多いです。

この時間を勉強時間に当てることができれば全日制の生徒と同じ時間学習することが可能ですが、強制力の働かない自習時間を毎日確保することが困難な生徒は多いです。

大学受験を考えている全日制高校生の平均的な学習時間

  • 授業時間:5〜6時間
  • 自習時間:2〜3時間
  • 塾・予備校(通っている場合:1〜2時間
  • 合計:8時間〜11時間

大学受験を考えている通信制高校生の平均的な学習時間

  • 授業時間(学習センターや通学日を利用する場合):1~2時間
  • 自習時間:2〜4時間
  • 塾・予備校(通っている場合:1〜2時間
  • 合計:4時間〜8時間

比較をすると全日制高校生は授業時間がほぼ毎日あるので通信制高校生に比べると授業時間の分学習時間が長くなります。

通信制高校生は時間の柔軟性は高いのですが、平均的にいうと全日制高校生の授業時間と同じくらい自習時間を取れている生徒は少ない様です。

越えるべきハードルはあるが通信制高校からの難関大学、国立大学合格も問題なく可能!

全日制高校と比較した時の勉強時間自体の少なさ

通信制高校生でも難関大学や国立大学に合格することは可能です。当じゅけラボ予備校で受講している通信制高校の生徒の中にも、第一志望大学合格に向けて一生懸命に真面目に勉強に取り組み、国立大学に合格している人もいます。

ただし、通信制高校生が難関大学や国立大学に合格するには、前述した通り5つのハードルをクリアする必要があります。

難関大学、国立大学を目指す場合、高い学力を身につけることが必要です。そして志望大学学部の入試科目と入試傾向をしっかりと把握して、必要な学力と現在不足している学力を明確にし、それに合わせた学習計画を立てることが重要です。

通信制高校出身者が難関大学や国立大学に合格することは難しいと言われますが、正しい受験戦略のもと、適切な勉強と努力を続けることで、夢を実現することができます。

「塾、予備校なしで大学進学したい」という方のオススメ独学大学受験勉強法と勉強時間の目安、学習スケジュール

通信制高校生が大学合格を勝ち取る為の勉強方法のポイントと対策


通信制高校生が大学合格を勝ち取る為の勉強方法のポイントと対策

通信制高校生が塾や予備校に通わず独学で大学合格を勝ち取るためには、きちんと対策を立てる必要があります。

効率的な勉強方法を身につけること、志望大学の入試傾向に沿った対策をとることなどが重要です。

効率的な勉強とは、無駄なことをしないという意味でもあります。

例えば、入試科目1つをとってみても大学によって様々です。

A大学の数学入試は数Ⅲが出題範囲であるけれども、B大学の数学入試は数Ⅲが出題範囲外であるといった違いがよく見られます。

事前に志望大学の入試要項などをチェックし、不必要な科目は無いか、出題範囲外の単元は無いかなど志望大学の出題形式・出題傾向を正しく把握しておくことが大切です。

また、段階を踏んだ勉強をしていくことも必要です。

基礎が分かっていないのに応用問題を解けるはずがありません。

高校1年生の学習内容が理解できない場合は中学の内容を戻り学習しなければなりません。基礎の土台を疎かにしていては、効率的な学習ができないので、まずは基礎の学習を徹底対策しましょう。

そして、自分の学力に合わせた学習をすることも大切なポイントです。

ネットで調べて先輩が使っていた問題集や参考書を使って勉強をするという生徒さんが多いですが、その教材があなたにあっているとは限りません。

現状の学力、志望校、受験までは残りどれくらい対策を行う時間があるのかを考えて学習計画を立てることが重要です。

大学受験に向けた勉強時間の目安と勉強時間の確保のコツ

大学受験に向けた勉強時間の目安と勉強時間の確保のコツ

全日制高校の一般的な生徒が大学受験をする際に確保する学習時間の平均時間は毎日8〜10時間です。(学校での授業時間含む)

基本的に通信制高校の学校で行う学習内容だけでは大学受験の対策は困難ですので、全日制高校の生徒よりも多くの学習時間が必要になります。

個人差があるのであくまで平均ですが、この時間をもとに通信制高校生が大学受験をする際に必要な勉強時間の目安や勉強時間の確保のコツを紹介します。

生徒さんによって調整が必要ですので参考程度にしてください。

【パターン1:朝型の生徒】

時間 スケジュール
6:00 起床・朝食(1時間)
7:00 朝の勉強(2時間)
9:00 休憩(15分)
9:15 勉強(2時間)
11:15 昼食(1時間)
12:15 勉強(2時間)
14:15 休憩(15分)
14:30 勉強(2時間)
16:30 休憩や趣味、軽い運動など
18:00 夕食
19:00 勉強(2時間)
21:00 休憩・入浴
22:00 軽い復習(30分)
22:30 就寝

【パターン2:夜型の生徒】

時間 スケジュール
10:00 起床・朝食
11:00 朝の勉強(2時間)
13:00 休憩(15分)
13:15 勉強(2時間)
15:15 昼食
16:15 勉強(2時間)
18:15 休憩(15分)
18:30 勉強(2時間)
20:30 休憩や趣味、軽い運動など
22:00 夕食
23:00 勉強(2時間)
1:00 休憩・入浴
2:00 軽い復習(30分)
2:30 就寝

一見どちらのパターンもかなり学習時間をとっている様に見えますが

1日のトータルの学習時間は10時間半です。睡眠時間は7時間半です。

全日制の高校生の平均よりも30分〜2時間程度学習時間が長いパターンです。

また、全日制の高校生も土日は同じくらい学習時間をとっているので学習時間として差が出せるのはこの平日になります。

通信制高校の授業や配布される教科書は大学受験の対策としては不十分なものが多いので、0から大学受験の勉強を自分で行わなければなりません。

基本的には全日制の高校生よりも長い学習時間が必要になります。

【パターン3:アルバイトをしている生徒】

時間 スケジュール
7:00 起床・朝食
8:00 朝の勉強(1.5時間)
9:30 休憩(15分)
9:45 勉強(1.5時間)
11:15 昼食
12:15 勉強(1.5時間)
13:45 休憩(15分)
14:00 勉強(1.5時間)
15:30 休憩・軽い運動・移動時間
16:00 アルバイト
20:00 帰宅・夕食
21:00 勉強(1.5時間)
22:30 休憩・入浴
23:00 軽い復習(30分)
23:30 就寝

※アルバイトの時間を4時間と想定した場合※

※全国平均時給1,222円で20日働いて収入が約98,000円※

 

トータルの学習時間は8時間、睡眠時間は同じく7時間半で、アルバイトをしていない生徒と比べると2時間半ほど学習時間が短いです。

休憩時間をこれ以上削るのは現実的に難しいので、これ以上学習時間を伸ばすとすると睡眠時間を少し削るしかないのではないでしょうか。

ただ受験勉強は2、3日で終わるものではなく長期スパンで計画を立てて行うものなので最低でも6時間以上の睡眠は確保することをおすすめします。(個人差があります。)

合格に向けた年間スケジュールと毎日の学習スケジュールの作成

合格に向けた年間スケジュールと毎日の学習スケジュールの作成

通信制の高校は常に先生や友達から大学受験に対する意識づけをしてもらう機会が少ないので、自分で常に大学受験を意識した生活ができる環境を作ることが重要です。

自分の目標がどの大学でその目標の達成率はどの程度で残りの期間どの程度学習をすれば合格できるのかを常に把握して学習することが志望校合格の可能性を高めます。

年間スケジュールを立てるためにまず大切なことは目標を決定することです。

志望する大学・学部がどこなのか。

希望の大学に合格するにはどのくらいの学力を身につけなければならないのか。

これを正しく把握して受験勉強のゴールを決めます。

目標が明確になれば次は目標達成のための道筋を作ります。

現状の学力がどのくらいで受験までの残りの年数、日数でどの様に学習を進めれば目標達成できるのかを考え計画を立てます。

年間スケジュールを立てることで受験勉強の適切なペース配分や無駄な焦りを感じずに最初に考えた予定通り学習を進めることができます。

年間スケジュールを立てたら、次は毎日の学習スケジュールです。

年間スケジュールを達成するために日々の勉強のスケジュールを考えます。

現状の学力から一歩一歩志望校合格に近づくためにどの様に学習を進めればいいかを考えます。

毎日のスケジュールを作成する時の5つのポイント

  • より具体的にすること
  • 柔軟性を持たせること
  • 全体像を常に意識すること
  • 計画が現実的であること
  • スケジュールは途中で変更が入っても良いことを意識すること

上記5つのポイントを意識して毎日のスケジュールを作成してみてください。

規則正しい生活リズムと必要な学習環境づくり

規則正しい生活リズムと必要な学習環境づくり

通信制高校の生徒は自宅などで一人で学習する時間が長いので規則正しい生活リズムを作ったり学習活況を作ることが重要です。

正しい生活リズムや学習環境は集中力を高めたり学習効率を上げることに不可欠です。

以下に生活リズムを整えるコツと学習環境を整えるコツを紹介します

【生活リズムを整えるコツ】

  • しっかりと睡眠時間をとる
  • 無理な計画を立てない
  • 適度な運動を行う
  • 学習を時間を決める

【学習環境を整えるコツ】

  • 学習するスペース、場所を決める
  • 照明、机、椅子などを整える
  • 学習スペースの整理整頓を常に行う
  • 学習時間中スマホやSNSを遠ざける

ちょっとした工夫で生活リズムや学習リズムを整えることで学習効率が変わるので上記以外の方法でも構いませんので、常に規則正しい生活と適切な学習環境を整えることを意識しましょう。

塾、予備校なしの大学受験対策

通信制の高校生で「大学受験勉強したい!」と思っている生徒に塾や予備校をオススメする理由

理由1:取り組んでいる勉強法や学習内容が正しいかチェックしてもらえる

自分には能力が足りないから大学受験は無理だと諦めてしまっている通信制高校生もいます。

しかし実際のところ、大学受験は能力の問題ではなく、取り組んでいる勉強法や学習内容のズレによるところが大きいです。

塾や予備校に通うことで大学受験に向けて必要な学習内容を教えてもらうことができるので、普段自分1人で勉強する際にも効率よく学習を進めることができるようになります。大学入試までの時間も限られているため、なるべく早いうちに自分に合った勉強法を確立することが大切です。

理由2:独学でわからない問題や勉強法に関して専門講師から指導してもらえる

わからない問題に対してずっと考え込んでしまい、解決までに多くの時間を費やしてしまうことってありますよね。解決できれば問題ないのですが、結局解決もできずに時間だけが無駄になってしまうことも...。

自分で考えることはとても大切なことなのですが、受験までの時間は限られているので解決策が見つかる目処がないにも関わらずずっと考えているのは時間の無駄です。

塾や予備校の専門講師に指導してもらうことができれば、独学では解けない問題もあっという間に解決してもらえるかもしれません。

行き詰まった時に解決して学習を進める事ができると、時間が浮いた分は他の問題にチャレンジすることができるため、非常に勉強効率が良いといえます。

理由3:模試が実施されるので、現在の学力把握と志望校合格に向けた課題点を発見できる

塾や予備校が実施している模試を受けることで、ある程度自分の現在の学習方法で合格の可能性があるのかを把握することができます。模試の成績による志望校判定も出るため、志望校合格に向けた課題点を発見することも可能です。

せっかく模試を受けるのであれば、模試のメリットを最大限に活かさなければなりません。

模試の結果が良ければ、この調子で次も頑張るぞという気持ちでモチベーションを加速させていきましょう。

逆に模試の結果が悪くても、ズルズル引きずってしまうのではなく、次回の模試でリベンジしてやるぞという反骨精神に素早く切り替えましょう。

状況に応じて自分の気持ちをコントロールする術を身につけることができれば、志望大学合格への道は大きく開けます。

理由4:同じ志をもった受験生が周りにいる事で切磋琢磨できる環境がある

独学ではどうしても孤独な戦いになりやすいですが、塾や予備校では同じ志をもった受験生たちと切磋琢磨しながら志望校合格を目指すことができます。

周りの生徒が頑張っているから自分も頑張らないといけないという同調意識を感じやすいため、学習意欲を維持するうえで有利です。

周りに誰かいないと勉強ができないという生徒は塾や予備校の環境を活かして受験勉強を進めていく形はおすすめできます。

理由5:やるべき事が明確に指示されるので自己流(事故流)の勉強で失敗しない

自己流=事故流と言われる事もあるように、主観的な自分なりの勉強法で取り組むと、もしそれが間違った勉強法だった場合に合格から遠のいてしまいます。

現在の学力を明確に把握し、志望校に合格する為に必要な各科目の学力を入試までにつけられるような勉強に取り組む必要があります。

通信制の高校生の場合、全日制高校の生徒よりも勉強が遅れている場合も多いので、間違った勉強法で時間を非効率に使うわけにはいきません。

その為には、自分に最適な学習内容や勉強法を塾や予備校の大学受験のプロにアドバイスしてもらって勉強に取り組む方が効果的です。

「塾や予備校だと費用が高くて...、通信制高校と併用が難しい...」と悩んでいる方にオススメの「オーダーメイドカリキュラムを提供する安い予備校」じゅけラボとは?

大学受験の塾や予備校の料金相場は、年間100万円~200万円ほどとなります。

高校受験の塾の費用と比べると倍以上掛かってしまうことも珍しくはありません。

通信制高校(通信制サポート校)の費用が年間30万円~100万円前後掛かることも考慮すると、通信高校と塾・予備校を併用すること経済的になかなか大変ですよね。

大学受験の塾・予備校の費用は高校受験に比べると高額ですが、学力は高い料金を支払えば高確率で伸びるかというとそう単純ではありません。

自分の学力、学習状況に合わせて勉強を進めているかどうかが非常に重要です。

有名な予備校だから、合格実績者が多いからという理由だけで安心しきって塾や予備校に通い続け、気が付けば時間とお金が無駄になっただけだったと後悔してしまう受験生や親御さんが毎年たくさんいらっしゃいます。

じゅけラボ予備校では大学進学を目指す通信制高校生のために、自分の好きな時間に学習を進めることのできるオーダーメイドカリキュラムを提供しております。

じゅけラボ予備校の料金は、大学受験対策コースであれば月々16,280円(税込)、難関大学受験対策コースであれば月々18,480円(税込)です。

入試に必要な全科目の対策を含んだ料金ですので、是非一度お気軽にお問い合わせください

じゅけラボカリキュラムの特徴

通信制高校の生徒、保護者の方からよくある質問

通信制高校の生徒、保護者の方から大学進学や大学受験勉強、じゅけラボ予備校についてよくある質問をいくつかご紹介します。

Q1:大学受験に塾や予備校はやはり必要ですか?

A1:もし塾や予備校に通うことができるのであれば、大学受験に成功する可能性は高くなるでしょう。

なぜなら、通信制高校の授業では大学受験に向けた内容になっていません。

塾や予備校が大学受験に必要な、足りない学習内容を補ってくれます。また、塾・予備校の先生が進路相談に乗ってくれ、的確なアドバイスをしてくれます。じゅけラボ予備校でも勿論相談可能です。

ただ塾や予備校に通わずとも志望大学に進学できる通信制高校生も実際にいるので、やり方次第では塾なし予備校なしで大学受験を乗り越えることは可能です。

Q2:いつから大学受験の塾や予備校に行ったらいいですか?

A2:塾・予備校に通い始めるタイミングとしては、もちろん早い方が良いです。大学によっては受験に必要な科目数が多いので、少しでも早い時期から大学受験対策を進めていけると有利です。

対策できる期間が長ければ長いほど、生徒に負担なく大学受験が可能です。

通信制高校における授業と独学による努力だけでは厳しいと感じた時点ですぐに学校以外の学習方法を考えると良いでしょう。

Q3:通信制高校だと大学受験は不利になりますか?

A3:通信制高校生だと大学受験は立場的に不利になってしまうというようなことはありません。

ただし、通信制高校の授業だけでは合格できない大学がほとんどであることは理解しなければいけません。

全日制高校では毎日学校で4~6時間ほど勉強をする時間が設けられており、自主学習をせずとも自然と毎日勉強をする時間が確保できます。しかし通信制高校では大半の学習時間を自宅で自主的に進めていかなければならないので、自分に甘くなってしまうと勉強時間にどうしても差がついてしまいます。通信制高校から志望大学に合格するためには、自身でしっかり努力をすることと、的確な志望校対策をとることが重要となります。

ただし、正しいやり方で学習をすれば全日制の生徒よりも自主学習の時間を確保できるため有利になるケースもあります。実際にじゅけラボの生徒さんの中にも通信制の高校から難関大学に合格するケースは多くあります。

Q4:通信制高校から国立大学へ進学はできますか?

A4:通信制高校から国立大学へ進学することは可能です。実際に通信制高校から国立大学に合格する人はいます。ただ国立大学に合格するためには、きちんと作戦を立てて上手く学習を進めることや、正しい努力が必要です。もし国立大学に受かりたいのであれば、現状の学力と受けたい大学に合格するために必要な学力を正しく把握して必要な勉強時間を必ず確保してください。本気で頑張れば可能性は十分にあります。

Q5:通信制の高校生です。独学でも志望大学へ合格できますか?

A5:通信制高校の高校生が独学で志望大学へ合格することはもちろん可能です。

実際に独学で志望大学へ入学する通信制の高校生はいます。

しかし独学で通信制高校の生徒が大学受験を成功させることは簡単ではありません。

なぜなら通信制高校の授業内容は高校卒業資格を取るための比較的簡単な内容であることも多く、それだけでは大学入試レベルの力には足りないからです。

学校の授業や学校から出る課題以外に大学受験の勉強を正しく行えば通信制高校からでも志望大学へ合格できる可能性は高くなるでしょう。

自分1人で大学入試レベルの力をつけなければならないので大変ではありますが、学習計画を立てて必要な勉強時間を確保し、受験本番まで精一杯頑張ることができれば、決して不可能ではないです。

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