2022年共通テスト対策
2021年共通テストの結果から考察

  • 英語の配点変化・読解問題増加
  • 数学の試験時間が10分延長
  • 国語・理科・社会(世界史除く)は大きな変化なし
  • 令和7年度以降はさらに変化!

2021年1月、はじめての共通テストが実施されました。来年の受験を控えている受験生にとっては、本番までのカウントダウンが始まっています。共通テストを失敗してしまった受験生は、「新しいテスト方式だったけれど、あまりリサーチしなかった。」ということや「いつから対策しようか迷ってしまった。」ということを会場で後悔したとの声を多く聞きます。

共通テストのプレテストである試行調査は、2017年と2018年に既に実施されています。

結局、共通テストはセンター試験とどのように違うのか。出題傾向はどう変わったのかが分からなければ、対策のはじめようがありません。今回は、来年に受験を控えている受験生の皆さんがスタートダッシュを切るために、共通テストとセンター試験の違いについて見ていきましょう。

2021年共通テストとセンター試験の違い
2022年共通テストが利用できる私立大学予想
2022年国公立入試の共通テストボーダー予想
2021年共通テスト問題から見る2022年共通テスト問題傾向予想
センター過去問は共通テスト対策になる?
共通テスト対策の勉強はいつからするべき ?
2022年度の共通テスト対策方法
2022年共通テスト対策カリキュラム
大学入学共通テスト科目別対策
令和7年度(2025年度)さらに変化!大学入学共通テストの出題科目
大学入試共通テストについてのよくある質問

2021年共通テストとセンター試験の違い

2021年共通テストとセンター試験の違い

共通テストは、基本的にセンター試験のやり方に基づいており、大学教育の基礎力となる知識・技能や思考力、判断力、表現力を問う問題を作成すると公表されています。記述式の導入が検討されていましたが、解答方法は全てマークシート方式でセンター試験と変わりません。また、科目数は6教科30科目のまま変更はありません。

特徴的な違いは、数学と英語です。数学は、構想力を問う問題が出題されるようになった他、数学ⅠAの試験時間が70分になりました。また、英語はリーディングとリスニングがともに100点満点となりました。コロナの影響もあり、2つの日程が用意されていたのも違いの1つです。

2022年共通テストが利用できる私立大学予想

現在のところ以下のような私立大学では、共通テストの利用による入試方式の適用が予想されます。基本的には共通テストの得点のみで合否の判定が行われます。一般入試と同様に共通テストの3教科の結果のみで出願可能な大学も増えてきているので、私立大学の共通テスト方式の志願者は増加傾向にあります。また、志願者数の増加とともに、共通テスト利用の募集定員を拡大する大学も増加傾向にあります。

※同じ大学でも、どのぐらいの得点率(9割、8割等)が求められるかは、学部によって異なります。また、個別試験が課される場合があります。
※詳しくは出願要件をご確認ください。

2022年国公立入試の共通テストボーダー予想

河合塾などの大手予備校の模試を受けると、志望校の合格可能性を判定してくれます。a判定、b判定、c判定等の指標があると思いますが、判定はあくまでもその模試の受験者の得点から算出されたものです。指標の1つして活用しつつも、実際の志望大学のボーダーを念頭に置いて準備を進めましょう。

各大学のボーダーは、大学の公式WEBサイトや赤本等にも「合格最低点」「得点率」などの項目で掲載されている場合があります。ぜひ、志望校のボーダーをチェックして模試や過去問に挑みましょう。

9割以上必要な大学

共通テストのボーダーが9割以上の大学は次の通りです。

8割以上必要な大学

共通テストのボーダーが8割以上の大学は次の通りです。

7割以上必要な大学

共通テストのボーダーが7割以上の大学は次の通りです。

※必要な得点率は、学部によって異なります。

2021年共通テスト問題から見る2022年共通テスト問題傾向予想

2021年共通テスト問題から見る2022年共通テスト問題傾向予想

問題量の多さは引き続き変わらない

共通テストでは、英語のリーディングの分量が多くなったことを筆頭に、全体的に問題の文量が増えました。これは、問題作成の意図として「必要な情報を見つけ出し、素早くまとめる力」を重視しているからであると思われます。全ての教科において、この傾向は来年も変わらないことが予想されます。

知識を覚えていれば対処できる問題が減り、知識を活用して解答する問題が増える

思考力や判断力を測る問題を出題するという問題作成の意図があるように、知識があればそのまま答えられる問題は減少しています。知識があることが前提で、問題にある資料を手掛かりに思考できるかどうかが試されています。来年度も、このような傾向の問題が増加するでしょう。

身近な題材と学習内容を結び付けた問題が新たに出題される。

今回さまざまな批判はありますが、特徴的な問題が多かったのが英語です。特に、ショートメールでのやり取りを英語で表現した問題は、受験生にとって新鮮だったのではないでしょうか。このように、ただ問題集の問題を解くだけでなく、学んだことが日常生活でどのように生かせるかという視点が重要になってきます。基本的な事項を繰り返し演習するだけでなく、学んだ内容が生活のどの場面で生かすことができるかということを想像しながら、学習に取り組みましょう。

以上は、あくまで2021年の共通テストの結果に基づいた情報です。昨年のように出題方法が変更になることがありますので、常に公式発表のリサーチを欠かさず行う必要があります。

センター過去問は共通テスト対策になる?

センター過去問は共通テスト対策になる?

共通テストの問題を分析すると、センター試験とは出題傾向が異なるため、センター試験の過去問は効果的ではないと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、センター試験の過去問は、共通テスト対策として引き続き有効です。

その理由としては、大きく分けて2つあります。まず、共通試験はセンター試験を土台にして作成されています。センター試験の知見を引き継ぐということについては、問題作成の意図として明記されています。

また、全体的な出題の傾向に変化があるものの、個別で見るとそれほど大きく変わっていない教科もあります。例えば、国語や社会(世界史を除く)は英語・数学と比べるとセンター試験とそれほど違いはありません。

さらに、予想問題集の難易度や形式が現時点では安定していないということも理由の1つです。

上記の理由から、センター過去問をもとに共通テスト対策をすることは、引き続き有効です。新しい情報は頭に入れつつも、センター過去問で問題演習を繰り返しましょう。

共通テスト対策の勉強はいつからするべき?

共通テスト対策はいつからするべき?

結論からいうと、対策は後回しにせず、早めに取り組んだほうが有効です。

受験生の中には「しっかり基礎を固めてから取り組んだほうがよいのでは?」と考える方もいるかも知れません。しかし、全ての範囲を満遍なく取り組むことは効率的ではありません。共通試験は問題数が限られているため、出題されやすい分野とそうではない分野があります。出題傾向をつかみ、その問題に対応できるよう学習を進めることが、合格への近道です。

また、共通テスト対策に引き続き有効なセンター試験の過去問には、時間をかけて作成された良問が多く存在します。なぜかというと、ほとんどの受験生が受験するだけでなく、その得点はそれぞれの大学の入試結果に大きく影響するからです。

センター試験の過去問には、学力の基礎となる要素が随所にみられます。また、今年実施された共通テストに関しても同様です。共通テストに向けた対策をすることは、結果として基礎固めに繋がるのです。浪人生・現役生問わず必携の問題集であることは間違いないでしょう。

2022年度の共通テスト対策方法

科目別共通テストの傾向と対策

科目別共通テストの傾向と対策

ここからは、科目別に傾向と対策を見ていきましょう。先程触れたように、2021年度の共通テストでは読解量が増加しているという傾向が全科目に見られます。しかし、出題内容に関しては、国語や理科・社会にはそれほど大きな変更は見られませんでした。なので2022年度の共通テスト対策の勉強法としては今までの対策を基本として、今年実施された共通テストに向けた演習を行うとよいでしょう。また、英語・数学に関しては出題形式に大きな変化があったため、共通テストの出題形式に沿った教材を取り入れる必要があります。

英語

英語の傾向と対策

2021年度の英語の共通テストではセンター試験だけのための文法や発音・アクセントの知識問題がなくなりました。問題の内容としては、英語を理解した上で選択肢を選ばなければいけない問題が多くなっています。2022年度共通テストの英語対策の勉強法としては、グラフや表の中から必要な情報を素早く見つける練習は必要です。また、どのような順番で出来事が起こったのかを考えるように、状況を整理する力も求められます。リスニングに関しては、会話の場面を想像しながら聞くことが大切です。適切な情報を聞き漏らさないよう、必要に応じてメモを活用することを心掛けましょう。

数学

数学の傾向と対策

2021年度の数学の共通テストでは、読解問題の増加に伴って試験時間が10分伸びたが、全体的な計算量は減少しました。2022年度共通テストの数学対策の勉強法としては、記述問題ではないとはいえ、知識を組み合わせて解答する必要がある問題が増えているため、マークに絞った対策問題よりしっかり答案を書く練習をするほうが有効です。難易度の高い問題は、問題の意図を読み取り、誘導を上手く活用することが求められます。また、日ごろから「効率のよい解法はどれか」ということを意識して問題に取り組むことが大切です。

国語

国語の傾向と対策

2021年度の国語の共通テストはセンター試験の傾向と大きく変わっていないので、2022年度共通テストの国語対策の勉強法としては、センター試験の対策を基本に取り組むことが有効です。

現代文の出題内容としては、実用的な文章が出題されるようになることが予想されます。以前から出題されていたものに加えて、幅広いジャンルの本に慣れ親しむことが必要です。また、2つの文章を組み合わせたうえで設問に答える形式も出題されることが予想されるため、以前よりも情報を素早く読み取る練習が必要です。古文は文章量自体は減少し、表現の内容を問う問題が増える可能性があります。漢文は現代文と同じように、複数の情報から解答を導く必要がある問題が増えことが予想されます。

理科

理科の傾向と対策

2021年度の理科の共通テストは全体として大きな傾向の変更はありません。物理や化学基礎では、いままであまり多くなかった考察問題が増えてきています。2022年度共通テストの理科対策の勉強法としては、難化傾向であった化学が、その影響を受け時間の余裕がさらになくなることが予想されます。このような傾向により、理系の場合は理科は得点差が付きやすくなっているため、本番までに問題集を活用した演習を積んでおく必要があります。

社会

社会の傾向と対策

2021年度の社会の共通テストでは、全般として細かい知識よりも基本事項の正確な理解が要求されています。世界史では、要求される知識量は減少し、今まであまり多くなかった応用問題が増加傾向にありました。2022年度共通テストの社会対策の勉強法としては、網羅性のある用語問題集より、教科書の基本事項を読み込むことが大切です。その上で、基本的な論述問題や基本事項に絞った一問一答の逆読みに力を入れる必要があります。

※2021年の共通テストでは、理科②と公民ににおいて20点以上の平均点差が生じたため、得点調整を行うと公表されています。
(試験問題の難易度に基づく点数差と認められたため)

これらは、教科の概要を示したものです。例えば、数学といっても、数ⅠAと数ⅡBでも内容が違いますし、理科や社会はグループごとに異なります。それぞれの対策については、こちらから確認しましょう。

2022年共通テスト対策カリキュラム

じゅけラボ予備校では、来年の受験に向けて学習を始める受験生をサポートします。2022年入試に対応するため、学力の3要素のうち「知識・技能」の修得だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を育成するためのオーダーメイドカリキュラムを提供しています。

オーダーメイドのカリキュラムであるため、1年後に受験を控えた高校3年生・浪人生はもちろん、高校1年生や高校2年生にも最適なカリキュラムを作成することが可能です。

大学入学共通テストで実施される記述式問題の対策では、基礎の作文能力の育成から実際の試験レベルの記述力の育成までをカバーしています。また、英語の4技能対策では、これまでのリーディング・ライティング・リスニング対策に加え、自学習で取り組めるスピーキング対策を行います。

大切なのは、早期に対策をスタートすることです。問われる力が広がる分、対策にも期間が必要です。高校生1年生・2年生のみなさんは、まだまだ先の話だと思わず、すぐに対策を始めましょう。まずは、お問合せ下さい。

大学入学共通テスト対策はじゅけラボ予備校にお任せください。

大学入学共通テスト2022年度(令和4年度)科目別対策

共通テストを受験する生徒は、共通テストに向けて対策を行う必要があります。

2021年の共通テストの出題形式、出題傾向、難易度等を基にして、2022年の共通テスト対策を科目ごとに最適な対策を行いましょう。センター試験ほど過去問がたくさんないからこそ、正しい分析、早い時期からの対策が必須です。共通テストの科目別問題傾向と対策を詳しく説明していますので、是非参考にしていち早く共通テスト対策を進めていきましょう。

令和7年度(2025年度)さらに変化!大学入学共通テストの出題科目

令和7年度(2025年度)共通テストの出題教科・科目について、R3.3.24に大学入試センターから発表がありました。この発表は、高校で令和4年度から段階的に実施される新学習指導要領に対応する共通テストの出題教科・科目についての再編案で、出題教科・科目を今までの「6教科30科目」から新たに「7教科21科目」とするものです。
また、公表された資料には、新設の科目である「地理総合」「歴史総合」「公共」「情報」のサンプル問題も含まれています。

令和7年度(2025年度)大学入学共通テストの出題科目

情報参照元:大学入試センター|平成30年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目について

今回の再編案で大きく変更されている教科は、「数学」「地理歴史」「公民」及び新設される「情報」です。

数学

現行(令和3年)の共通テストの数学の出題科目は、「数学Ⅰ」『数学Ⅰ・A』「数学Ⅱ」『数学Ⅱ・B』『簿記・会計』『情報関係基礎』の6科目でしたが、令和7年度入試の再編案では、「数学Ⅰ」『数学Ⅰ・A』『数学Ⅱ・B・C』となっています。『簿記・会計』『情報関係基礎』の専門学科に関する2科目は出題しないとしています。

『数学Ⅰ・A』の「数学A」
 2項目の内容(図形の性質、場合の数と確率)に対応した出題で、全ての項目の問題を解答させる形式

『数学Ⅱ・B・C』の「数学B」「数学C」
 「数学B」の2項目の内容(数列、統計的な推測)及び「数学C」の2項目の内容(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)に対応した出題で、内3項目の問題を選択解答させる形式

地理歴史・公民

今回の再編案では、地理歴史と公民で1つの試験時間帯とすることが記載されており、地理歴史と公民にまたがった科目も設定されています。

現行(令和3年)の共通テストの地理歴史の出題科目は、「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」の6科目、公民の出題科目は「現代社会」「倫理」「政治・経済」『倫理、政治・経済』の4科目の計10科目でした。
これに対して、令和7年度入試の再編案では、地理歴史及び公民で、『歴史総合、世界史探究』『歴史総合、日本史総合』『地理総合、地理探究』『歴史総合、地理総合、公共』『公共、倫理』『公共、政治・経済』の計6科目となっています。そして、6科目の中から最大2科目を選択することができます。

『歴史総合、地理総合、公共』
 いずれか2科目の問題を選択解答させる形式

「歴史総合」
 近現代の社会変革を中心とした日本と世界の関係を総合的に学ぶ科目で、サンプル問題から、日本と世界の横のつながりの観点で図表や資料を読み解く問題が多く出題されることが予想されます。

「公共」
 サンプル問題から、図表の特徴を読み解く読解力、多面的に考察する力、情報を選択・判断する力を求めるような出題が増えてくることが予想されます。

情報

新学習指導要領では、情報で「情報Ⅰ」と「情報Ⅱ」の2科目が設定されており、共通テストでは、必修科目の「情報Ⅰ」を出題範囲とする「情報」として出題されます。
情報は、プログラミングやコンピュータの仕組みに関する内容を学びますが、共通テストの出題はプログラムを書く力より「どのような順序で課題を解決するか」という論理的思考力を問うものが中心となるでしょう。公表されたサンプル問題でもその傾向が顕著です。

なお、理科については再編案で大きな変更はないものの、これまで別々の出題科目として扱われていた「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」を、『物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎』を1つの出題科目として扱い、出題範囲のうちいずれか2科目の内容の問題を選択解答させる形式に変更されます。

大学入試共通テストについてのよくある質問

大学入試共通テストとセンター試験の違いは?

英語の配点や大問構成、数学の試験時間のほか、出題傾向の変化もありました。
2021年共通テストとセンター試験の違い

共通テストが利用できる私立大学は?

多くの私立大学で共通テストを利用した入試が実施されており、さらに拡大しています。
共通テストが利用できる私立大学はこちら

共通テストのボーダーはどれくらい?

共通テストのボーダーは大学ごとに異なります。9割以上の得点が必要な大学もあれば、7割程度の得点で合格可能性がある大学もあります。
国公立入試の共通テストボーダーはこちら

2022年の共通テストの問題傾向はどうなる?

初めて実施された2021年の共通テストの傾向から、2022年の共通テストの傾向が見えてきます。基本的には2021年の共通テストの傾向から大きく変わることはないでしょう。
2021年共通テスト問題から見る2022年共通テスト問題傾向予想

センター過去問は共通テスト対策になる?

共通テストではセンター試験から形式や傾向が変わった部分がありますが、センター試験の過去問は共通テスト対策になります。
センター過去問を使った共通テスト対策

共通テスト対策はいつからするべき?

共通テスト対策は今からでもすぐに始めましょう。できるだけ早く傾向把握に取り組むことが大切です。
共通テスト対策の開始時期

共通テストの対策方法は?

共通テスト対策は、2021年の出題傾向をしっかりと分析して、共通テストに必要な学習に絞って進めていきましょう。
共通テストの入試対策はこちら

お申し込み・お問い合わせはこちら