高2の夏から始める大学受験対策!高校2年生の夏の大学受験勉強法!

高2の夏から始める大学受験対策!高校2年生の夏の大学受験勉強法!

高2の夏から大学受験対策に掛ける時間を増やしていけば、高3の受験期をスムーズに迎えることができます。

高校2年生の夏の大学受験勉強法について考えていきましょう。

「まだ早い」はウソ!高2夏から始める大学受験勉強

「まだ早い」はウソ!高2夏から始める大学受験勉強

受験勉強の開始時期について、高2夏から始めるのは「まだ早い」という方もいますが、決してまだ早いということはありません。

大学受験勉強でしないといけない内容は高校受験の比にならないほどたくさんあり、本来、準備を含めた念入りな受験勉強をするのに高校3年生の1年間だけでは時間が足らないでしょう。

高2の夏くらいから大学受験対策に向き合うことができれば、高3から受験勉強を始める人よりも大きなアドバンテージを持って大学受験に挑むことができます。

高3になって焦らないためにも、高2夏からの大学受験対策の始め方を考えてみてください。

高2夏の大学受験対策は何をすればいい?高2の夏にやるべきこと

高2夏の大学受験対策は何をすればよいのでしょうか。

高2の夏にやるべきことは、これまでに学校の授業で習った高1、高2内容の総復習、基礎固めです。各教科において全然意味が分からないという分野がないように、基礎の定着を図りましょう。

優先すべき科目は国語・英語・数学です。国語・英語・数学は積み上げ式科目であり、特に英語と数学は苦手分野が残ったままだと今後新しく習う分野にも影響してきます。基本的な英単熟語と英文法、数学の公式と基礎問題の解き方はきちんとマスターしておきましょう。

また、国語では、語彙力及び読解力が教科書理解や問題内容の把握、英語の読解にも影響してきますから、受験科目となる文系の生徒はもちろん、理系の生徒も積極的に語彙力強化と読解練習に取り組むと良いでしょう。

高2夏の勉強時間は?高校2年生の平均勉強時間は4時間!

高2夏の勉強時間は?高校2年生の平均勉強時間は4時間!

高校2年生の平均勉強時間は3〜4時間ほどが目安と言われています。

国公立大学・難関私立大学を目指す場合の高2夏における学習時間としては、平均4時間を目安にしましょう。平日は2〜3時間、休日は5時間前後というように時間をとってもよいでしょう。

ただし、受験勉強は勉強時間だけで考えるのではなく、「何を学習するのか、どれだけやれば力がつくのか」→「そのためにどのくらいの学習時間が必要なのか」というように、学習の中身をメインにして考えましょう。その上で、平日の勉強時間、平均勉強時間などを目安として割り出していくのが本来の勉強時間の設定の仕方です。

高2夏休みの大学受験勉強で失敗しない勉強計画とは?

高2夏休みの大学受験勉強で失敗しない勉強計画

高2夏休みの大学受験勉強で失敗しない勉強計画とは、国語・英語・数学を軸に基礎固めを徹底したスケジュールを立てることです。文系であれば国語・英語を、理系であれば英語・数学を優先して対策しましょう。特に英語と数学に関しては、夏休み前に学習した範囲の総復習をしておくことが重要です。

もちろん他の科目の復習もできるとよいのですが、国語・英語・数学は一定レベルまで到達するのに多くの時間を要する科目ですので、高2の夏休みの間は国英数を優先すべきです。もし、英数国以外の科目の学習を進めるのであれば、英数国の勉強計画をメインに据えて、余裕時間に並行する形で進めていきましょう。

また、当然ですが、高2の夏休みが終わった2学期以降の学習内容も入試で出題されます。夏休みの大学受験勉強を失敗しないためには、夏休み後の学習をスムーズに進める準備としても英語と数学の抜け漏れは穴埋めしておきたいところです。

夏休みの勉強時間はどれくらい?高2受験生の夏休みの過ごし方

高2受験生の夏休みの勉強時間と過ごし方

高2夏休みの勉強時間としては、1日5時間くらいを目標とした学習スケジュールを組むとよいでしょう。高2受験生の夏休みの1日の過ごし方としては、まとめて5時間の勉強時間を確保するのではなく、こまめな学習時間を確保するようにしてみてください。

部活がない日であれば、朝2時間、昼1時間、夜2時間といった形で勉強時間を分割すると無理なく5時間勉強することができます。

高2の夏期講習は必要?自学習でもできる高2夏休みの受験勉強

夏休み前になると、大多数の塾、予備校で夏期講習を受けることを推奨されます。確かに、高2の夏期講習を受けることで得られるメリットはあります。夏までの内容の総復習をできる機会になりますし、勉強する生徒が集まる環境で勉強をしやすいといえるでしょう。

一方で、すべて含めると受講費が十万円前後もしくはそれ以上掛かるという夏期講習も少なくありません。高額な夏期講習を、自身が費用の分だけ活用しきれるのか自問自答して決めるべきです。

特に、周りのみんなも夏期講習に行っているから自分も行こうと考えている生徒は今一度考えてみてください。夏期講習を受けるから成績が上がるのではなく、真剣に勉強に取り組む時間を確保することにより成績が伸びるのです。

実際、夏期講習に参加したにもかかわらず成績が伸びないという生徒は非常に多いです。夏期講習で確認した内容をそのままにして、自宅で復習していないことが大きな原因です。結局のところ、自身で復習できているかどうかが実力が伸びるかどうかのポイントとなっているのです。

自学習で組む夏期講習のスケジュールの例

実は、自学習でも夏期講習のような環境を作ってしまえば、家にいながらにして夏期講習さながらのメリットを得ることが可能です。学習内容を決めてタイムスケジュールを組み、そのスケジュール通りに勉強・休憩を取ってみてください。高2生ならば5時間程度の勉強時間を確保し、1時間半を1コマとして間に20分の休憩をはさんで3コマというように設定するとよいでしょう。

くれぐれも、学習した範囲の復習は忘れないでください。上記の時間の後に間をあけて3時間の復習時間を取ると良いでしょう。自身の強化週間として、1週間程度トライしてみてください。

自学習なので教えてくれる先生はいませんが、詳しい解説が載っている教材を使い、教科書をしっかり読み込めば理解できるはずです。参考書を購入する場合は、必ず解説を見て分かりやすいかどうかで選んでください。

高2夏で差がつく!夏休みに勉強していない受験生に差を付けろ!

高3になればみんなが受験勉強を頑張り始めるので、高3での頑張りだけで周りの受験生に差をつけるのは難しいです。

しかし高2であればまだ受験勉強を始めていない人もいるので、高2夏休みを活かして受験勉強を頑張っておけば周りに大きな差をつけることが可能です。

高2なので遊びたいことやりたいことも多々あると思いますが、遊ぶ時間と勉強する時間のメリハリあるスケジュールを立てて、高2夏休みにちゃんと勉強してない人たちに差をつけてやりましょう。

高2夏の模試受験は必要?偏差値よりも抜けや苦手に目を向けよう

高2夏に模試受験をすることは必要なのでしょうか。答えから言うと、高2夏であれば1度受けてみておくと良いでしょう。

模試を受験するメリットとしては、受験の雰囲気を味わえたり、勉強している生徒に触発されてやる気が出たり、自分の偏差値や合格判定を知ることができるといったものがあります。また、マーク模試で選択問題に慣れていくことも1つのポイントです。

ただ偏差値や合格判定が出るといってもまだ高2夏の段階のものですし、あまり当てにはなりません。あくまでも、高2夏までの学習範囲についての自身の位置把握と捉えましょう。

模試の偏差値や結果の確認

高2夏の模試結果は、偏差値や判定に対して一喜一憂するよりも、模試結果を活用して今後に活かすことが何より大切です。必ず模試結果を見直し、間違えた問題に対してなぜ間違えたのかを確認し、解き方を理解しておきましょう。特に、全体の正答率が高い問題で間違えている場合には、次に同じような問題が出た際に確実に解ける状態にしておくことが重要です。

間違えた問題に似た問題が次回解けるようになっていれば、模試を受けた価値が大いにあると言えます。

高2の夏は英語・数学・国語の基礎固めから!

高2夏大学受験勉強法

高2の夏は英語・数学の基礎固めを徹底して最優先に進めてください。英語・数学に次いで、国語の基礎固めにも力を入れておきましょう。

暗記要素の強い社会・理科に関してはあまり早い時期から力を入れすぎても、しばらく放っておくとどんどん忘れてしまいます。

忘れないためにはメンテナンスをしないといけないのですが、高2の段階から定期的に復習をし続けるのはなかなか大変ですし莫大な時間を要します。ゆえに、理科・社会は英数国の基礎固めを終えてから集中して取り組んだ方が効率が良いと言えます。

高3になってから理科・社会に時間を割くためにも、高2夏の間に少しでも英数国の基礎固めを進めておきましょう。

高2夏の英語の大学受験勉強法

高校生の英語には、「コミュニケーション英語」と「英語表現」という授業があります。

コミュニケーション英語は英語長文を読めるようになることを目指す内容、英語表現は英文法を身に付け、英作文を書けるようにもなることを目指す内容です。

高2英語においてどちらを優先すべきかと言われれば、夏時点ではまず英語表現の方を優先すべきでしょう。

やはり文法が身に付いていなければ英文を正しく読むことができないので、まずはきちんと英文法のルールを理解することに集中してください。

あらゆる参考書に手を出すのではなく、教科書に載っている英文法を1つ1つマスターしていくことを目指しましょう。高校で学習する英文法が人真t目になった文法の参考書を使うのもオススメです。

英文法の復習と併せて、英単語と英熟語の暗記・復習にも力を入れましょう。英文法を理解したうえで英単語・英熟語といった語彙力が伴えば、長文読解や英作文の対策を行う際に、単熟語や文法の学習を行ったり来たりせずに、スムーズに学習を進められます。

英語はほとんどの大学の入試で必須科目に指定されていますし、配点も他科目より大きく設定されている場合があります。英語の出来不出来が合否を大きく左右すると思っておいた方がよいでしょう。

高2の夏休みを活かして、できる限り英語は得意科目へと成長させておきたいです。

高2夏の数学の大学受験勉強法

高1数学で習う数学1・数学A、高2数学で習う数学2・数学Bは正しく対策すれば共通テストにおいて高得点を取りやすい科目です。

ただ、数ⅡBは数ⅠAよりも難しく苦手とする人も多いので、まずは学校の授業を聞き逃さないように意識しましょう。

高校数学は最初でつまずくと泥沼式にどんどん分からなくなってしまうので、学校の授業でよく分からないことがあれば必ずその日のうちに教科書やノートを見返して「なるほどそういうことか!」と理解しておかないといけません。

予習復習の勉強法が身につけば、教科書レベルの重要パターンが解けるようになります。高2夏の間に、基本的な公式をきちんと覚え、学校で与えられる問題集の基礎問題を解けるレベルには到達しておきましょう。

高2夏の国語の勉強法

高校国語は「現代文」と「古典(古文・漢文)」に分かれます。共通テストの配点は「現代文100点」「古文50点」「漢文50点」です。

高3になると理科や社会にも多くの時間を費やす必要があるので、現代文は高1高2のうちからコツコツと取り組む習慣を付けておきたい科目です。現代文で高得点を取るためには、語彙力と読解力と記述力を伸ばす必要があります。

読解力を伸ばすには読んだ文章の量がモノを言うので、読解力を伸ばす段階では1週間に3題のペースで現代文の問題を解く習慣を作ってみましょう。学校で与えられる問題集だけでは足りません。市販の参考書・問題集なども利用し、最頻出ジャンルの評論文を中心に、小説・エッセイなどの文章にも慣れていきましょう。

現代文の読解が苦手な受験生は、解き方を少し変えてみるだけで効果が出ることがあります。例えば、文章を読む前に先に設問に目を通す読み方を試してみてください。先に設問に目を通すことによって、なんとなくどのようなストーリーなのかが把握できますし、文章のどの辺りを注視すべきかをつかめます。

記述力を伸ばすためには、本文を読む際に内容を100〜200字程度で要約する習慣をつけるとよいでしょう。

高2夏の古文勉強においてやるべきことは、これまでに授業で習った古典文法をきちんと復習することです。動詞の活用、助詞や助動詞の活用形などを覚えた上で、品詞分解がすんなりできるようになるレベルを目指しましょう。古文文法がしっかり理解できれば文章が読みやすくなるので、点数の底上げにつながるはずです。

また古文を現代語訳するためには、古文単語の暗記も必要となります。高1高2の頃から教科書に出てくる古文単語を少しずつ暗記していくと、高3の受験期に慌てなくて済みます。

高2夏における漢文の勉強法としては、これまでに授業で習った返り点やレ点、置き字、再読文字などをしっかりと復習しておきましょう。漢文の文法理解を深めることで、書き下し文をスラスラ作れるようになっておきたいです。絶句や律詩といった漢詩の形式についても理解しておくとよいでしょう。

覚える際には声に出して音読すると覚えやすいです。

漢文を勉強する際には特別な参考書を何冊も使用するよりも、学校の授業・教科書レベルの基礎知識を叩き込むことを重視しましょう。共通テストの漢文はそこまで難易度が高くはないので、基本を丁寧に押さえていけば高得点を狙えます。

英数国の基礎固めが終わった高2受験生は理科・社会科目の復習を!

英数国の基礎固めが終わった人は、理科・社会の復習に取り組んでおきましょう。

理科・社会に本格的に力を入れるのは高3になってからで大丈夫ですが、さすがに基礎知識が全く備わっておらず0からのスタートとなってしまうと厳しいです。

高2の間にまずは英数国の基礎固めを徹底したうえで、多少なりとも理社の頻出基礎知識の復習をしておきたいです。

高2夏の理科科目の勉強法

高校で学習する理科科目は、化学・物理・生物・地学があります。またそれぞれの基礎科目として、化学基礎・物理基礎・生物基礎・地学基礎があります。

高2で習う理科科目は高校によって異なります。先々の大学受験のことを考えると、理系学生は共通テストで理科2科目が必要であり、なおかつ2次試験においても理科1〜2科目が必要となってきます。特に物理と化学は必須科目に指定される場合がよくあるので、高2で物理や化学を学習する場合はとりわけ集中して授業を聞くようにしましょう。

物理や化学は序盤でつまずくとその後ますます理解に苦しむこととなってしまうので、序盤での理解が肝心です。

授業で分からないところがあればできる限りその日のうちに解決しておきたいですが、もし苦手が溜まってしまった場合は夏休みを活かして克服するようにしましょう。

生物や地学は暗記要素が強い科目なので、あまり早い時期から全力学習してもメンテナンスをし続けないと忘れていきます。高2夏の時点では英語数学などに優先的に時間を費やすべきであり、生物や地学に取り組むのであれば、授業内容の復習を一通りする程度で良いでしょう。

もっとも、高3になってからスムーズに生物・地学の受験勉強を進めるために、高2夏の時点では授業をしっかり聞くなどできる限りの基礎知識は習得しておきたいです。

高2夏の社会科目の勉強法

高校で学習する社会科目は、大別すると「地理・歴史」と「公民」に分けることができます。地理、日本史、世界史が地歴系科目、政経、倫理、現代社会が公民系科目です。

高2で習う社会科目は高校によって異なります。先々の共通テストのことを考えると、文系学生は社会2科目(基本は地歴1科目+公民1科目)が必要となる場合が多いので相当な暗記量が求められます。

受験直前の丸暗記だけで対応できるボリュームではないので、高1高2の頃から少しずつ基礎知識を定着させておきましょう。

ただしあくまでも高1高2で最優先すべき科目は英語と数学です。暗記要素の強い社会科目を早い時期から全力学習しても徐々に忘れていくため、社会の受験勉強を本格始動させるのは高3になってからで良いでしょう。

高2夏の時点では、学校の授業をしっかり受け、教科書に出てくる重要な用語や人物名を覚えておきましょう。1回覚えただけではすぐに忘れてしまうので、重要語句に対しては何度かノートを見返すなど簡単な反復くらいはしておくことが望ましいです。

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