中3春の高校受験対策
志望高校合格のための中学3年生春の受験勉強

あっという間に2年間が過ぎ、ついに中学3年生。高校受験に向けて本格的に受験勉強をはじめていきたいタイミングです。志望校に合格するために中3の春からどのような対策をすればよいか、どういった手順で勉強を進めるべきかについて解説しておりますので、是非参考にしてみてください!

中3の春・1学期までに高校受験勉強を始めた人が受験生の約3割。受験勉強スタートするのは遅くない?

中3の春・1学期までに高校受験勉強を始めた人が受験生の約3割。受験勉強スタートするのは遅くない?

じゅけラボで、2022/09/27~2022/10/04の期間で、高校受験した16~19歳の男女1086名を対象に、実際に受験勉強を始めた時期と、受験勉強を始める理想の時期についてアンケートを行いました。

その結果、実際に中3の春までに高校受験勉強を始めた人が全体の33.4%に対して、中3の春までに高校受験勉強を始めたら良かったと思っている人は69.7%となり、現実と理想のギャップが実に2倍以上になりました。

このアンケート結果から、高校受験経験者の約7割が中3の春、1学期中までには受験勉強をしとけば良かったと思っているので、後悔しない高校受験勉強に取り組むのならば、中3の春・1学期には高校受験勉強を始めた方が良いと言えます。

中3の春からの高校受験勉強開始で間に合う?今から第一志望高校合格を目指す為には

中3の春からの高校受験勉強開始で間に合う?今から第一志望高校合格を目指す為には

6割以上の人が中3になってから高校受験勉強をスタートすると言われています。よって中3の春から受験勉強を開始すれば平均的な開始タイミングではあるので、頑張り次第で間に合わせることは可能です。実際、じゅけラボが実施した上記調査データでも、67.2%の人が中3以降に高校受験勉強を始めていたことが分かります。

ただ、もちろん中1や中2から高校受験勉強をはじめている人たちもいるので、志望校の合格ラインに届いていない場合は今から本気で勉強に取り組む必要があります。特に難関の進学校や倍率の高い人気高校を目指す場合は、ライバルに遅れを取った分は時間や工夫、努力で取り返すといった気持ちが大切です。

中3の1学期時点でもし志望高校がまだ決まっていなかったとしても、受験勉強をスタートする事が大事

高校受験で残念ながら不合格となってしまうお子さんの中には、合格点まであとわずか数点足りなかったという場合が非常に多くあります。「こんなことならもう少し早く受験勉強をはじめればよかった...あと1ヶ月、1週間でも早くはじめていれば...」と大きな後悔が残ってしまいます。

最後に後悔だけはしなくていいように「部活を引退してからでいいや」「まだ志望校が決まっていないから」といった考えは捨てましょう。もちろんなるべく早いタイミングで受験勉強をスタートすればするほど第一志望高校合格の可能性は高くなるので、できる限り早めのスタートを心掛けましょう。

また、高校に合格するためには基本的に調査書/内申点の成績も考慮されます。都道府県によって内申点の付け方は異なるのですが、「中1~中3の成績を内申点に含める」「中2中3の成績を内申点に含める」「中3の成績のみを内申点に含める」の大きく3タイプに分かれます。すべての都道府県が中3の成績を内申点に含めているので、まだ志望校が決まっていなくても中3の1学期から内申点対策を意識して受験勉強をスタートすることが大事です。

中3の春から高校受験勉強を始める場合、一体何をすればいいのか?勉強内容は?

中3になって友だちやクラスメイトが急に勉強をしはじめ、「やばい自分も受験勉強をスタートしないと!」と周りに影響を受けて受験勉強を開始するパターンはありがちです。しかし、今まで全然勉強をしてこなかったため、いざ高校受験勉強といっても一体何をすればよいか分からない人は多いと思います。中3の春から高校受験勉強をはじめる場合、一体どのような学習をすればよいのでしょうか。

中学3年生の春から取り組むべき高校受験勉強は、以下の通りです。

  1.  中1および中2の総復習
  2.  中3現在の授業・定期テスト対策(内申対策)
  3.  受験対策

やはりまずは中1の基礎を理解しておかないことには何もできません。特に数学や英語ではその傾向が顕著といえます。よって入試対策としても中3の学校授業についていくためとしても、なるべく早いうちにまずは中1の総復習をし、中1の基礎を固めておく必要があります。中1の基礎がある程度つかめたら、次に中2の基礎に取り掛かりましょう。特に春休みは中1中2の総復習に力を入れるチャンスです。

また、公立高校はもちろん、私立でもほとんどの高校で中学校の成績(評定)が合否判定の対象となります。調査書/内申点と呼ばれるものです。すべての都道府県において中3の成績を評価対象に含めているため、1、2年で振るわなかった場合でも挽回するために、中学校での学習態度や意欲、提出物、定期テストの成績を意識した勉強を積み重ねていくことが大切です。

そして受験対策として、模試や過去問も参考にし、自分の受験する都道府県の入試に頻出の単元・分野を中心に取り組みましょう。自分のレベルに合っていない難易度の高い入試レベルの問題に手を出すと効率が悪いので、自分のレベルに応じた問題を選んで受験対策を進めましょう。公立高校を目指すのであれば、教科書レベルの基礎・標準問題をしっかり解けるようになることが大事です。

これらの学習に取り組みながら学習習慣を作り、中3春から本格的に高校受験勉強に着手していきましょう。部活を引退してからだとどうしても時間が足りなくなるので、自分のために春/1学期から高校受験勉強を頑張りましょう。

中3の春から高校受験勉強をスタートする場合の勉強内容と勉強範囲

中3の春から高校受験勉強をスタートする場合の勉強内容と勉強範囲

中学3年生の春における高校受験勉強は、受験対策としての中1中2の復習と、受験対策かつ内申対策としての中3の授業の両立を効率よく行う必要があります。

なるべく中1中2の復習をする時間を多めに作りたいので、中3の勉強内容は授業中に全部理解してやるぞという気持ちで集中して授業を受けることをおすすめします。

中3の春に習う各教科の勉強範囲は以下の通りです。

※学習順序や単元名、学習範囲は教科書や学校の進度によって異なりますので、お手持ちの教科書や学校の学習進度もご確認ください。

数学(中3の4月~6月/啓林館参照)

中3数学学習系統図
式の展開と因数分解平方根

英語(中3の4月~6月/啓林館参照)

中3英語学習系統図
現在完了現在完了進行形間接疑問文

国語(中3の4月~6月/光村図書参照)

中3国語学習系統図
深まる学びへ視野を広げて情報社会を生きる

理科(中3の4月~6月/啓林館参照)

中3理科学習系統図1中3理科学習系統図2
生命の連続性化学変化とイオン

社会(中3の4月~6月/帝国書院参照)

中3社会学習系統図
【歴史】二度の世界大戦と日本現代に続く日本と世界
【公民】現代社会と文化現代社会をとらえる枠組み

中3の春から取り組む高校受験勉強法

中3の春から取り組む高校受験勉強法

高校入試は中1中2の範囲からたくさん出題されますので、中3の春のうちになるべく中1中2の総復習をしておきたいです。

中1の基礎からまったく理解できていないお子さんは、とにかく基礎を少しでも固められるように頑張りましょう。応用問題には手を出さず、各単元の基礎問題を完璧にマスターすることを目指しましょう。

中3の学校の授業もどんどん進むので、中1中2の復習と中3現在の授業の対策を並行しておこなっていく必要があります。なるべく中1中2の復習に時間を割きたいので、中3の学習内容は少しでも授業中に理解できるように授業を聞き漏らさないよう集中して受けましょう。

中3春からの授業対策としては、とにかく授業中に先生の話を集中して聞くことが大切です。前日に教科書を読んでおくなど少しでも予習をしておくと集中して授業が聞きやすくなるでしょう。ノートをきちんと取り、先生が「ココ大事だよ」とヒントを与えてくれた際はノートにチェックを付けておくなど積極的に授業を受けたいです。

中学3年生の春は最後の大会やコンクールに向けてとりわけ部活がハードになりがちなので、部活後帰宅してからの負担を少しでも減らすためにも”授業中になるべく理解してしまう”習慣をつけることが理想となります。

教科書以上の細かい部分まで覚えたり理解しようとする必要は無いので、教科書をきちんと理解することを目指しましょう。教科書に出てくる公式や用語を正しく使いこなせるようになれば、定期テストでも本番の入試でも合格点を叩き出すことは十分可能です。1回やっただけではすぐ忘れてしまうので、高校受験を意識するならば、帰宅してからその日の復習はもちろん、定期的に反復をして忘れないようにする努力はしておきたいです。

中3の春からの勉強計画の立て方と勉強時間

受験生になったということで、中3の春から受験勉強をはじめようと思っているお子さんも多いと思いますが、中3の春はどのくらい勉強したらよいのでしょうか。勉強計画の立て方や目安の勉強時間、毎日の学習スケジュールも合わせてみていきましょう。

中3の春休みの学習計画の立て方は?

中3の春休みの学習計画の立て方は?

全国の中学3年生は、平均的にどのくらい勉強しているのでしょうか。東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」によると、中学3年生の学校以外での学習時間は成績上位層の平均が2時間26分、成績下位層の平均が1時間52分だそうです。

春休みは苦手の克服をする絶好のタイミングなので、普段よりも長く勉強時間を確保し、1年弱後に迫った受験に向けて各教科の土台固めをしておきたいです。とりあえず広く浅くの気持ちでもよいので、まずは中1の全範囲において苦手単元を0にすることを目指しましょう。次いで中2の範囲においても同様に苦手単元を無くすことを目的とした学習計画を立てましょう。

中学3年生の春の学習スケジュール参考例

中学3年生の勉強時間について、一般的な中学3年生は部活に勉強にと充実した日々の中でどのような学習スケジュールで勉強しているのでしょうか。春休みと普段の学習スケジュール例をそれぞれみていきましょう。

中3の春休みの学習スケジュール例

塾の春期講習に通塾している場合

春休みの学習スケジュール例は下記の通りです。

 

 
9:00~12:00休憩部活部活部活部活部活自宅学習(90分)休憩
12:00~14:00昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩
14:00~17:00春期講習春期講習春期講習春期講習春期講習自宅学習(90分)休憩自宅学習(90分)休憩
18:00~20:00夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂
20:00~21:30自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)

塾の春期講習を受けている中学生はそこで勉強を頑張り、寝る前の1.5時間を目安に春休みの宿題や講習の復習などの自学習に取り組むようにしましょう。部活も春期講習も無い日は、朝昼夜にそれぞれ1.5時間を目安に自宅学習の時間を確保しましょう。息抜きも必要なので、1.5時間勉強したら30分好きなことをしてもよいなどのルールを決めると無理なく学習を続けることができます。

塾の春期講習と学校の春休みの宿題を両立するのは大変だと思いますが、学校の春休みの宿題を提出期限までにきちんと出すことを必ず忘れないようにしましょう。春休みの宿題を溜めてしまうと春休み最終日に大変なことになってしまうので、春休み序盤からコツコツと春休み課題を進めていく計画性が大切です。

塾に通っていない場合

春休みの学習スケジュール例は下記の通りです。

 
9:00~12:00自宅学習(90分)休憩部活部活部活部活部活自宅学習(90分)休憩
12:00~14:00昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩昼食、休憩
14:00~18:00自宅学習(90分)休憩自宅学習(90分)休憩自宅学習(90分)休憩自宅学習(90分)休憩自宅学習(90分)休憩自宅学習(90分)休憩自宅学習(90分)休憩
18:00~20:00夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂
20:00~21:30自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)

春休みで午前中に部活がある場合は、学習スケジュール例では帰宅後の午後と夜にそれぞれ1.5時間の勉強時間をとっています。部活オフの日はたっぷり時間があるので、朝昼夜に1.5時間ずつ勉強をする形が基本ではありますが、やる気のある子はもっと長時間勉強をすることが可能です。本気でこの春休みに賭けるのであれば、何も予定が無い日は自分の集中が続く限界まで(例:朝2時間/昼過ぎ3時間/夜2時間)勉強を頑張ってみるという経験も積んでみてください。

春休みの宿題を溜めてしまうと春休み最終日に大変なことになってしまうので、春休み序盤からコツコツと春休み課題を進めていく計画性が大切です。

中3の春(3月・4月・5月)の学習スケジュール例

週2回塾に通塾している場合

1週間の学習スケジュール例は下記の通りです。

 
10:00~16:00学校学校学校学校学校部活自宅学習(120分)
休憩
16:00~18:00休憩
自宅学習(60分)
部活部活部活部活休憩休憩
18:00~19:00夕食夕食夕食夕食夕食夕食夕食
19:00~21:00風呂
休憩
風呂自宅学習(60分)風呂自宅学習(60分)風呂自宅学習(60分)風呂自宅学習(60分)
21:00~22:30自宅学習(90分)風呂
自宅学習(60分)
自宅学習(90分)自宅学習(90分)風呂
自宅学習(60分)
自宅学習(90分)自宅学習(60分)

一般的な中学3年生は、放課後に2時間程度の部活の時間があります。そのため、部活動のある曜日には帰宅後に自宅や塾で2.5時間程度の学習をおこないます。また、部活の無い日は帰宅後に十分な学習時間を確保することができます。土日は部活の大会があると午前から夕方まで忙しいですが、土日で部活が無い日は長時間勉強する中学生もいます。

塾なし・部活なしの場合
 
10:00~16:00学校学校学校学校学校自宅学習(120分 ※午前と午後に60分ずつ)
休憩
自宅学習(120分 ※午前と午後に60分ずつ)
休憩
16:00~18:00休憩
自宅学習(60分)
休憩
自宅学習(60分)
休憩
自宅学習(60分)
休憩
自宅学習(60分)
休憩
自宅学習(60分)
休憩休憩
18:00~20:00夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂夕食、風呂
20:00~21:30自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)自宅学習(90分)

塾も部活もやっていないお子さんの場合、学習スケジュール例では学校から帰宅後に1時間、寝る前に1.5時間の勉強時間を確保しています。土日は自由時間が多くあるので、長時間勉強することも可能です。塾に通っている子と比べると、自分で考えて学習時間・計画を組み立てる意識が大切です。

中3の春休みの受験勉強の勉強時間は?

中3の春休みの学習計画の立て方は?

中3の春休みは中1中2の総復習をする絶好のタイミングなので、毎日2.5~3時間は勉強する時間を確保しておきたいです。難関高校を目指すお子さんであれば、毎日3時間以上は頑張りたいです。また、何も予定が無い日は5時間以上勉強してみることで、受験期に必要な根気強さや勉強の体力を伸ばす練習をしておきましょう。

中3の春(3月・4月・5月)からの日常の勉強時間は?部活との両立をどうするか?

中3の春(3月・4月・5月)からの日常の勉強時間は?部活との両立をどうするか?

中3の春からの日常の勉強時間の目安としては、平日2~2.5時間の勉強時間を確保できるとよいでしょう。学校の宿題、授業の予習復習を軸として、時間のある曜日は中1中2の復習にも取り組みたいです。難関高校を目指すお子さんであれば、平日2.5~3時間を勉強時間に費やして早いうちに各教科の基礎を完璧にしましょう。

中3の春から始める教科別の高校受験勉強法のポイント

中3春の英語は、現在完了と間接疑問文を攻略することが勉強法のポイント!

中学3年生で習う英文法は中1中2と比べると一段階難しいかもしれませんが、中3英語は高校英語の基礎だとも言えるので必ず理解しておきたいところです。

中3春/英語の学習メインテーマとなるのは「現在完了」と「間接疑問文」です。特に現在完了は非常に重要な英文法であり、定期テストや高校入試本番でもよく出る単元なので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

まずは学校の教科書やワークを利用し、現在完了・間接疑問文とは何ぞやという理解が必要です。

現在完了

現在完了は「have+過去分詞」という使い方をし、現在完了には「継続用法」「完了用法」「経験用法」の3種類があります。どれも大事ですが継続と経験はとりわけよく出るので、必ず理解しておきましょう。

例文①(継続用法)「I have lived in Tokyo for five years.」=私は東京に5年間住んでいます。

例文②(完了用法)「I have not finished my homework yet.」=私はまだ宿題を終えていません。

例文②(経験用法)「I have been to China.」=私は中国に行ったことがあります。

継続用法ではforやsince、完了用法ではyet、経験用法ではeverやneverをセットでよく使うので、これらの英単語をきちんと押さえておくのもポイントです。

間接疑問文

間接疑問文は文章の中に疑問文を埋め込んだような形の英文です。間接疑問文ではknowやtellといった動詞がよく使われます。疑問詞の後ろは「疑問詞+主語+動詞」の語順になるという特殊ルールもあるので、少し複雑ですがきちんと覚えましょう。

例文①「Do you know what he said?」=あなたは彼が何と言ったか知っていますか。

例文②「I can’t tell you where he is.」=彼がどこにいるかあなたに教えることができません。

中3春の数学は、超大事な因数分解と平方根を理解することが勉強法のポイント!

中学3年生の数学は、やはり難易度が一段と上がります。今まで以上に授業を集中して受けないと理解できないかもしれないので、授業中に理解しきれなかったことは家で頑張って理解できるまで復習しましょう。

中2春/数学の学習メインテーマとなるのは「展開/因数分解」と「平方根」。どちらも超重要な単元ですので、確実に理解できるようになりましょう。

因数分解

因数分解ができなければ話にならないというほど、中3以降の数学では因数分解が必須です。因数分解を攻略するためには3種類の乗法の公式をちゃんと暗記し、たくさん計算問題を解いて完璧につかいこなせるようになりましょう。慣れるとスラスラ一瞬で解けるようになるので、スラスラ解けるレベルを目指しましょう。

平方根

平方根は最初とっつきにくいかもしれませんが、慣れると簡単です。中1で習った2乗や素因数分解の考え方を理解できている人であれば、平方根もある程度すんなり理解できると思います。計算問題をたくさん解いて、√(ルート)、分母の有利化などを完璧に理解しましょう。

中3春の国語は、粘り強く物語の展開をとらえること、漢文のルールを理解することが勉強法のポイント!

中3春/国語では、文章内容が複雑なものが増え、すんなりとは状況把握が難しいかもしれません。どういった場面なのか、どのように物語が展開していくのか、筆者が物語全体を通して読者に伝えたいテーマは何なのかを粘り強く読み解く練習を積みましょう。教科書の題材を利用し、時間・場所・登場人物の心情・人物像など複数の情報を整理しながら内容を解釈できる力を伸ばしたいです。

漢文の勉強も必要です。漢文はある程度の慣れが必要なので、教科書の文章を参考に書き下し文や訓読文を読むことを通し、返り点など漢文のルールを身に付けましょう。

定期テストや入試で少しでも点数を加算するために、もちろん新出漢字の暗記も十分にしておきましょう。

中3春の理科は、イオンと細胞を理解することが勉強法のポイント!

中3春/理科の学習メインテーマとなるのは「生命の連続性」と「化学変化とイオン」です。特にイオンは中2までの理科と比べて難易度が一段階上がるとも言えますが、教科書を何度も読み粘り強く理解しておきたい分野です。

生命の連続性

生命の連続性では、細胞分裂の進み方や、遺伝の規則性について学習します。授業や実験を通し、無性生殖と有性生殖の違い、染色体にある遺伝子を介して親から子へ形質が伝わることなどをきちんと理解できるようになりましょう。

化学変化とイオン

イオンは以前は高校に移行していた単元でもあり、難しいと感じる人も多いかと思います。イオンとは一体何なのか、まずは教科書を利用してきちんと理解しておきましょう。ワーク等の問題を解くことを通して、水溶液とイオン、電池とイオン、酸性・中性・アルカリ性などの問題パターンに慣れましょう。

中3春の社会。歴史は二度の世界大戦~現代日本と世界、公民は現代社会を理解することが勉強法のポイント!

中3春/社会の学習メインテーマとなるのは、歴史が「二度の世界大戦」から「現代日本と世界」への流れ、公民が「現代社会」です。

歴史

中3春の歴史は日本の近代化の後半を学習します。第一次世界大戦や第二次世界大戦を中心に重要なポイントを学びます。戦前の日本、敗戦から立ち直る日本、冷戦終結後の世界と日本の変化など教科書を通して大まかな流れを把握しておきましょう。

教科書や学校の進度によっては、2年の終わりに2度の世界大戦に入り、現代日本と世界につながる流れに入ることもあります。早く進んでいる場合でも、しっかりと流れをつかむという点を意識しましょう。

公民

中3春で歴史の学習が終わり、公民の学習へと移行していきます。まずは現代社会分野について学習します。情報化、グローバル化、少子高齢化が私たちの生活にどのような変化を及ぼすのかを理解しながら教科書内容を反復学習しましょう。

中2まで続けてきた塾や家庭教師で成績が伸びない。。。中3の春、新学期からどうしたらいい?

塾や家庭教師を受講している場合の自宅学習、勉強法、学習内容

家庭教師

中2まで塾や家庭教師を続けてきたけど成績が伸びない場合は、入試まで残り1年を切っているので、なぜ伸びないのかという原因をまずは真剣に考えるべきです。

もし塾や家庭教師の先生の授業が分かりにくいのであれば、別の先生や手段に切り替えるべきでしょう。しかし先生の授業は分かりやすいのに成績が伸びないという場合は、自分自身の問題が大きいと考えられます。おそらくその場限りの勉強になってしまっており復習を怠っていたり、そもそも自宅での勉強時間が少なすぎる可能性が高いです。

塾・家庭教師のある日だけ勉強するのではなく、それ以外の日もコツコツと自宅学習する習慣をつけることが大切です。どんなに忙しい日も1日1時間は絶対に机に向かうというように、毎日の勉強習慣のルールを決めて受験勉強を開始していきましょう。毎日の学習内容としては、塾・家庭教師の授業日に教えてもらったことの復習や、学校の教科書ワークの基礎の反復といった内容で構いません。

また、中1の基礎からつまずいたままの状態でずっと塾を続けてしまっており、塾では戻り学習まで手伝ってくれないから伸びていないという可能性も考えられます。その場合は一刻も早く中1の戻り学習を効率よくサポートしてくれる方法に切り替えるべきです。

集団塾

集団塾に通い成績を伸ばすためには、塾の授業についていく力と集中力が必要です。塾の授業についていく力とは、学校の授業や教科書の内容をきちんと理解できていることが前提条件です。ですので、まだその力が足りていないと感じる場合は、自宅学習において教科書内容を積極的に復習する必要があります。

また、学校→部活→塾といった流れが基本なので、塾で授業を受けている時間帯にはすでに体力が限界に来ているお子さんも少なくありません。塾で頑張って成績を伸ばすという目的意識を持っている子であればそれでも頑張れるのですが、そうでない子は体力が切れてしまうと塾の授業に集中ができず、どんなに塾の先生が良い授業をしようがイマイチ吸収できません。常日頃から早く寝る習慣をつけ、栄養のある食事をとり、集団塾の授業を集中して受けられるほどの体力づくりがどうしても必要といえます。

中3春という時期であれば本格的に高校入試を意識しないといけないので、集団塾の授業についていける気がしないというお子さんは別の手段に切り替える選択も考えないといけないかもしれません。

家庭教師

基本的に1対1で指導してもらえる点が家庭教師の強みです。塾へ往復する手間が省けるので体力的にも楽になりますし、お子さんの理解力や段階に合わせてくれる先生であれば徐々に成績も向上する可能性が見込めます。

ただし家庭教師の先生に頼りすぎてしまうと、結局は先生が来た時しか勉強しなくなり成績が伸びないというパターンもよくあります。家庭教師は週1回の場合が多いので、どうしても週1回で先生が教えられることは限られてしまいます。限界があるのです。

家庭教師で成績を伸ばすためには、自分自身で日頃から自宅学習をしておかないといけません。自宅学習の内容としては、家庭教師の先生に前回教えてもらったことを忘れないように復習することがメインと考えてください。そのうえで余裕があれば、ワークや問題集を自分で進めていく中で理解できなかった問題を見つけておき、その問題を次回の家庭教師の授業の際に教えてもらうといった形が取れると理想的です。

個別塾

個別塾というものは完全1対1のところもありますが、基本的には1対2や1対3が主流となります。完全1対1の家庭教師と比べると、自分から先生に質問をする積極性が求められます。どこが分からないのかが分からないというお子さんも少なくありませんが、それだと質問のしようがありません。ですので、自宅学習において教科書レベルの基礎力をつける努力をする必要があります。

個別塾で成績を伸ばすためには、まずは最低限、「ココが分からないからココを先生に質問しよう!」という状態になることがスタートラインといえます。

通信教育を受講している場合の自宅学習、勉強法、学習内容

カリキュラム

中2までは塾に通っていたけど伸びず、いつも部活で疲れているし送り迎えも大変だしいっそのこと通信教育に切り替えてみようというお子さんもいらっしゃるかと思います。やり方や考え方によっては通信教育で成績を伸ばすことも可能です。

通信教育とは進研ゼミやFAX指導のような自宅学習教材がありますが、最近ではタブレット学習教材やオンライン授業をいつでも視聴できるタイプの通信教育も浸透しています。学校の教科書で理解しきれなかった部分を、通信教育による自宅学習で補っていきましょう。また、学校の教科書ワークだけではどうしても問題数が足りないので、通信教材でより多くの問題数をこなすことが可能となります。多くの問題を解き問題慣れをすることがテスト本番での成功につながります。

家庭教師や塾だと先生側から学習スケジュールを指示してもらえることもありますが、通信教材は自分で学習スケジュール管理をしないといけない点がポイントとなります。通信教材は毎日コツコツ進めて行かないとどんどん溜まってしまい、最終的にパンクしてしまいがちです。毎日各教科2ページずつは必ず進める、毎日帰宅後2時間は通信教材を頑張るなどマイルールを作ってみると良いでしょう。

塾なし、通信教育なし場合の問題集や教材選び、自宅学習、勉強法、学習内容

塾なし・予備校なし大学受験

中3の受験期に入り、塾なし通信教育なし、すべて自力で志望校合格を目指すお子さんもいます。もちろん独学は簡単なことではありませんが、やり方・考え方によっては塾や通信教育をやっている子以上に成績を伸ばすことも可能です。

独学で成績を伸ばしたければ

  1. 中3の学習範囲はなるべく学校の授業中に理解する
  2. 予習復習の習慣付け
  3. 忘れてしまわないように定期的に反復
  4. 大まかな学習スケジュールを立てる
  5. 空いてる時間を中1中2の総復習に注ぎ込む

①・・・中学3年生は、ただ中3の勉強だけに集中すればよいわけではなく、受験対策として中1中2の復習を進めなければなりません。中3の勉強ばかりに時間を取られてしまっては中1中2の復習をする時間が足りなくなるので、中3内容はできる限り学校の授業中に理解してしまうことを目指してください。今まで以上に授業を集中して受けましょう。

②・・・学校の授業を完璧に理解するためには、前日までに予習をしておくことが有効です。また、授業中にどうしても理解し切れなかった部分は、帰宅してから復習をして必ず理解しないといけません。その日のことはその日のうちにという精神を持ってください。その際、教科書ワークだけでは理解が難しいのであれば、ネット検索やYoutube動画に頼る方法も簡単で効果的です。

③・・・人間ですので一度やっただけではすぐ忘れてしまいます。翌日、3日後、1週間後など自分で反復のペースを決めて定期的な反復をおこないましょう。闇雲に色んな問題に手を出すと時間が足りないので、大事な問題だけを何度も繰り返して確実に自分のものにしてしまうという勉強法を身に付けることが大切です。

④・・・毎日〇時~〇時の間に勉強をする、毎日最低〇時間は勉強する、どうしても今日勉強できなかった分は必ず翌日に取り戻すなど大まかな学習スケジュールを立てましょう。ガチガチに細かいスケジュールを立ててしまうと実現が難しいので、ある程度は大まかな計画で大丈夫です。中3春という時期であれば毎日2~3時間を目途に学習計画を立てることを目安にしてみましょう。

⑤・・・塾や家庭教師をやっている子と比べると、自分の時間を多く持てる分、自分との戦いになります。適度に余暇の時間を取りつつ、少しでも多くの学習時間を確保して中1中2の総復習に費やしましょう。基礎ができていないお子さんはまずは全体的な基礎固めを意識しましょう。

自分にピッタリ合わせた学習プランで受験勉強法に取り組める「じゅけラボ」で、効率的で無駄のない勉強を今すぐスタートする方法もオススメ

中3春から受験勉強をスタートさせたいと考えているお子さん。それぞれ性格や学習修得状況が異なるので、自分に合った勉強法を見つけることが効率のよい受験勉強につながります。中学3年生になると学校の授業内容がだいぶ難しくなりますので、勉強のやり方をつかみなるべく無駄のない勉強の習慣を身に付けておきたいです。

じゅけラボ予備校の受験対策カリキュラムでは、高校受験対策のプロがお子さんの志望校の過去問や出題傾向を分析し、志望校合格のために必要な学習内容をご提供します。

また高校受験までの期間から逆算し、毎日どの教科の、どの教材や参考書の何ページから何ページまでを進めればいいのか?いつ復習や習熟度の試験を受けたらいいのか?これらすべてをお子さんのために、完全オーダーメイドで盛り込んだ学習計画表を毎月お送りします。高校受験合格に向けて、一緒に効率の良い受験対策をスタートさせましょう!

自分専用の学習プラン「オーダーメイドカリキュラム」で中3の春・1学期から勉強する事で得られる成果

  • 学習計画を自分で立てなくていいから、勉強する事だけに集中できるようになります
  • 自分のレベルに合わせて無駄なく最短ルートで学習できるようになります
  • 5教科全て対策ができます
  • 毎日「何を、どのぐらい」勉強すればいいのか考える必要がなくなります
  • 自分に合ったカリキュラムだから、途中で挫折せずに学習計画通りに勉強を進める事ができます
  • 中2の3学期、中3の春の時点でE判定・D判定でも第一志望高校合格にできる学力を身につける事ができます
オーダーメイドカリキュラムの特徴
高校受験対策高講座

中3の春休み、1学期(新学期)がスタートした時点で志望高校が決まっている場合、まだ決まっていない場合で高校受験勉強の仕方は変わる?

中3の春休み/1学期(新学期)がスタートした時点で志望校が決まっている場合は、志望校のレベルに合わせた受験勉強を進めていきましょう。トップ高校を目指す場合は、ライバルが強力ではあるので、1つのミスが命取りとなります。基礎・標準問題をいかにミスせず確実に得点につなげていくかといった点が合否の分かれ目になります。苦手単元をつくらないように意識をした高校受験勉強を進めましょう。

まだ志望高校が決まっていない場合も、あっという間に入試本番を迎えることになるので、今のうちに自分の苦手分野の克服をしておきましょう。決して難しい問題に手を出す必要はないので、基礎を完成させることを目指しましょう。

中2までの成績は高校受験に関係するのか?

高校受験に際して中2までの成績は関係してくるのでしょうか。それとも中3の成績だけが関係してくるのでしょうか。内申点について見ていきましょう。

中2の内申点は高校受験に関係してくるのか?

中2までの成績が高校受験に関係するかどうかは都道府県によって異なります。自分が受験する高校の都道府県が中2までの成績を含めるのか含めないのか、まずは調べてみましょう。

中1や中2の内申点が高校受験に必要となる都道府県は以下です。

<中1~中3の内申点を高校受験に利用>

北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、福島県、

埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、

新潟県、石川県、山梨県、岐阜県、

大阪府、滋賀県、和歌山県、京都府、

岡山県、広島県、島根県、山口県、

愛媛県、香川県、徳島県、高知県

大分県、長崎県、熊本県、佐賀県、宮崎県、沖縄県


<中2中3のみの内申点を高校受験に利用>

神奈川県、富山県、奈良県

中2の内申点は高校受験に関係してくるのか?

中2の定期テストの点数・学力は高校受験にどう影響するのか?

中2で受けた定期テストの点数は内申点として高校受験の合否判定に影響します。内申点とは、学校の定期テスト(中間期末テスト)の点数、授業態度、宿題の提出などにより決まります。日頃から授業をちゃんと受け、宿題も出し、定期テストで高得点を取れているお子さんは高校受験を有利に戦うことができるということです。

現在33の道府県では中1からの内申点の成績が高校受験に影響しており、基本的に「高校入試の点数+中1~中3の内申点」の合計点によって合否判定が行われます。

また神奈川県・富山県・奈良県では中2からの内申点の成績が高校受験に影響しており、基本的に「高校入試の点数+中2中3の内申点」の合計点によって合否判定が行われます。

中1中2の内申点にあまり自信が無いお子さんは、中3の春時点でもまだ巻き返しは可能ですので今から内申点を意識した生活に切り替えましょう。中1中2の内申点以上に中3の内申点を重視しているところもありますよ。

中2の最後の模試、または中3春休みの模試が偏差値30~40程度で志望校判定がE判定、D判定だった場合、志望高校(偏差値55~60以上の高校)を変更する必要はあるのか?

中2の最後の模試、または中3春休みの模試が偏差値30~40程度で志望校判定がE判定、D判定だった場合、志望高校(偏差値55~60以上の高校)を変更する必要はあるのか?

中2の最後または中3春休みに受験した模試の結果がE判定やD判定でも、それを理由に第一志望校を変更する必要はまだありません。

ここから先の頑張り次第でいくらでも偏差値・志望校判定を引き上げることは可能だからです。実際に中3春から勉強を頑張り成績をグンと上げて第一志望高校に合格したという子はたくさんいます。成績を伸ばすためには「勉強のやり方×やる気」という意識を持ち、まず何から手をつけるべきか、どういった勉強法を取るべきかという点を考えていきましょう。

中2の最後の模試の結果がE判定やD判定だったという場合、おそらく中1の学習内容がまだまだ理解できていないことが根本的な原因のはずです。高校入試では中1中2の内容がたくさん出題されるので、少しでも早めに中1内容の復習に取り掛かり基礎の土台作りをおこなうべきです。

中3の春の時点、または1学期が始まっても不登校の場合、高校受験に向けてどうしたらいいのか?高校受験へ向けた勉強法や取り組み方について

不登校のお子さんは、それぞれ勉強の進み具合や理解度に差があります。中学校の学習は、小学校から中学1年生までに学んだ内容を基礎として、中学2年生以降の学習が進んでいきます。学校を休みがちになっているお子さんの場合は、休んでいる間に授業が先に進んでしまい学習できていない単元があることが多くあります。学習できていない単元があることで学校の授業についていけず、学年が上がっていくとさらに理解できない単元が増えてしまうことにつながります。

高校受験に向けての勉強法は、お子さんが分からなくなってしまった原因となっている単元まで戻って理解しなおした上で、少しずつ先へ先へと学習内容を学んでいくことが必要です。必要があれば小学校レベルの内容から復習していくことで、高校受験に向けた基礎的な学力を身につけていくことが可能です。

また高校受験までに分からない単元の復習を終え、受験合格ラインの学力を身につけられるようにするために、高校受験から逆算して日々の学習スケジュールを立てコツコツと勉強を進めていくことも重要になります。不登校のお子さんは、お休みしている間に毎日の勉強習慣が抜けてしまっていることもあります。そのため、それぞれのお子さんに合わせて毎日の学習スケジュールを決め、スケジュール管理をしながら進めていくことが大切です。

また、中3春/1学期の時点で不登校の場合、登校できるようになることを希望されていることも多いとは思いますが、どうしても復帰することが難しく、中学校卒業資格だけ取るというケースもあります。

どうしても復帰を見込めない場合は、内申点が選抜基準に含まれない高校を目指して高校受験対策に取り組んでいく選択肢もあります。この場合の高校受験対策への取り組み方としては、学校授業に合わせるのではなく、優しいレベルの高校受験対策教材や、学習内容を体系的に学ぶような中学3年間の復習用教材を利用しても良いです。学校授業は、定期テストで習熟度確認しながら進めるカリキュラムに沿っているため、受験対策には向かない順序で学習が組まれていることもあります。

今の中学、元の中学への復帰を考えないのであれば、高校受験対策に振り切った勉強法に取り組むのも1つの選択肢です。

進路と志望高校を明確に定める

不登校のお子さんでまだ自分の進路や志望高校が決まっていない場合は、将来何かやりたいことはあるかなど考える時間をつくってみてもよいと思います。やりたいことが見つかれば自ずと進路や志望高校が明確になることもあります。目標が明確になれば受験勉強を頑張る気持ちも出やすいので、やる気・モチベーションアップにつながります。

志望高校合格に焦点を絞って確実に学習を進めていけば良い

高校入試では例年の出題傾向が引き継がれるケースが多く、傾向と対策をおさえた上で、高校受験に焦点を絞って確実に学習を進めていけば、合格ラインまで到達できる可能性は十分にあります。それは、公立高校だけではなく私立高校においても当てはまります。

不登校で学校の授業を受けれていない点は不利ですが、志望校の傾向と対策を理解し、効率的な高校受験勉強をおこなっていけば合格を勝ち取るチャンスはあります。

遅れている学力に関しては全て取り戻す必要はない

学校の授業を受けれていないとどうしても学力は遅れがちになってしまいますが、全てを取り戻そうと焦らなくても大丈夫です。各教科、各大問の基礎問題だけでも解けるようになることを目指しましょう。

応用問題はみんなにとって難しいため正答率も低く、応用問題ではなかなか差が付きません。むしろ基礎標準問題を1問でも多く着々と正解することが合否の分かれ目になってくるので、まずは基礎問題の対策からスタートしましょう。

内申点が必要な公立高校を受験する場合の注意点

内申点が必要な公立高校受験の場合には、内申点の点数と学力試験の点数を総合的に評価されて合否が決まることがほとんどです。中学3年生で、内申点を上げるためにできることはいくつかあります。

まず欠席日数がなるべく少なくなるように注意しましょう。公立高校の受験では、欠席日数が多い生徒は審議対象となることが多くあります。そのため、遅刻や早退になったとしても、保健室やフリースクールへの登校であっても、出席日数をなるべく増やすことができるようにすることをおすすめします。

また定期テストはなるべく休まずに受けるように注意しましょう。定期テストを受けることで、点数が良い場合には内申点にも良い影響を与え、点数が悪くても1がつくことを免れることもあります。クラスでみんなと定期テストを受けることが難しい場合には、中学校の先生に別室で受けられないか相談することをおすすめします。

そしてできる限り提出物は期限を守って提出するように注意しましょう。不登校の状態だと、どんな提出物をいつまでに出すのか分からない場合もあります。学校の先生との連絡を密に取りながら、期限を守って提出できるようにしましょう。

内申点を上げる努力をしながら、高校受験の学力試験で高得点を取れるように早い段階から受験対策をしておくことにも注意しましょう。内申点が必要な公立高校受験では、内申点と学力試験を総合的に評価されることがほとんどです。内申点が高くない場合は、特に学力試験で上位の得点を取ることができるように、志望校の入試傾向と対策を理解した上で早いうちから学習を積み重ねていくようにしましょう。

内申点が必要ない高校を受験する場合のポイント

内申点が必要ない場合には、志望校の合格ラインまで学力を上げておくことと高校入学後に備えるためにも、学習習慣を身につけておくことがポイントです。不登校のお子さんの場合には学習の習熟度や理解度が様々であるため、つまずいている単元の復習から高校受験の対策までの学習計画を個別に作成し、学習を進めていくことが大切です。また自宅での学習習慣を身につけるためにも、1日2時間は勉強する、教材の何ページから何ページをやるというように、毎日の具体的な学習スケジュールを用意して勉強することが重要です。

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中学3年生から春によくある質問

Q1:中3の春休みは勉強時間はどのぐらい必要ですか?

A1:中3の春休みに高校受験勉強をする場合、平日は毎日2~3時間、土日祝は3~4時間が勉強時間の目安となります。部活などが忙しい日もあるかと思いますが、忙しい時も最低1時間は勉強するといったように最低ラインを決めておくと良いでしょう。コツコツの積み重ねが最後の合否を左右する可能性があります。

Q2:中3の春から高校受験勉強する場合の勉強内容や学習スケジュールはどうしたら良いですか?

A2:中3の春から数学・英語の受験勉強をしていくためには、まず前提条件として中1中2の基礎を押さえておく必要があります。ゆえに中1中2の復習をしつつ、内申対策として今学校で習っている授業に対する予習復習もしていかなければなりません。

国理社については中3から本格的な受験勉強を始めたいです。

理科社会は覚えることがたくさんありますが、闇雲に全部を覚えるというよりは、テストや入試によく出る単元/用語を中心に時間を使っていきたいです。

国語は長文問題を2日に1題は解いてみるなど決めて、長文に慣れることが大切です。漢字、古文漢文、文法など暗記要素がある部分もコツコツと覚えていきましょう。

Q3:中1、中2の基礎が全然できていません。そんな状態からでも今から勉強したら第一志望校に合格できますか?

A3:中1中2の基礎が全然できていない状態でも、中3の春から頑張って勉強すれば、第一志望校に合格できる可能性はあり得ます。

ただ中1や中2から受験勉強をすでに開始しているライバルも当然いるわけなので、ライバルに追いつけ追い越せの気持ちで勉強時間を増やす意識を持ちましょう。中3の秋までに中1中2の基礎を完成させることを目指しましょう。

Q4:中2の3学期時点でオール3でした。中3の1学期から受験勉強すれば偏差値65以上のトップレベルの高校でも合格できますか?

A4:中2の3学期でオール3の成績でも、中3の1学期から受験勉強を頑張ればトップ高校に合格できる可能性はあります。ただしライバルは強力です。トップ高校を受験するライバルの多くはもっと早い段階から受験勉強をはじめています。今までと同じ勉強をしていてはそれらのライバルに追いつくことは難しいので、勉強法や考え方をまずは改める必要があります。

できる限り勉強時間を増やしましょう。毎日中1中2の復習をする時間を取ること、定期テスト前はテスト範囲の問題をほぼすべて理解できるまで頑張ること、テストが返却されたら間違えた問題を理解できるようにすることなどを意識しましょう。

Q5:中3の春休みに受けた模試で志望校への合格がE判定でした。今から勉強すれば、偏差値60以上の第一志望高校へ合格できますか?偏差値は現在40程度です。

A5:まだ時間はあるので、効率の良い勉強法を身に付けることと勉強時間を増やすことができれば第一志望校への合格は可能です。中3の春休みに受けた模試がE判定ということは、つまりこれまでに習った中1中2の勉強内容が全然理解できていないはずです。今すぐまずは中1の復習に全力を注ぎましょう。

Q6:中3になりましたが、まだ第一志望高校が決まっていません。志望校が決まってから高校受験勉強を開始したらいいですか?

A6:中3になってもまだ第一志望高校が決まっていない場合、第一志望高校が見つかったときのためを考えて行動をしましょう。中3の春から受験勉強をはじめておけば、受験直前になってから受験勉強をはじめるよりもスムーズに入試本番を迎えることが可能です。

高校受験勉強を頑張ってみることによって自分の真の実力が分かり、そして第一志望高校が決定するという場合も多々ありますので、まずは高校受験勉強を開始してみましょう。

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