高校受験対策のための勉強法

高校受験対策は中3夏で決まる!中学3年生の夏の受験勉強と勉強方法

高校受験対策は中3夏で決まる!中学3年生の夏の受験勉強と勉強方法

講師

本ページでは以下のことがわかります。

高校受験対策は中3夏の過ごし方で決まると言っても過言ではないほど、中学3年生の夏という時期は非常に大切です。志望校に合格するために中3の夏からどのような対策をすればよいか、どういった手順で勉強を進めるべきかについて解説しておりますので、是非参考にしてみてください!

目次

中3の夏からでは遅い?高校受験経験者の84.2%が中3の夏までに受験勉強をスタートした方が良いと思っているという結果に。遅れた受験生は今すぐ始めよう!

高校受験経験者の84.2%が中3の夏までに受験勉強をスタートした方が良いと思っているという結果に

じゅけラボで、2022/09/27~2022/10/04の期間で、高校受験した16~19歳の男女1086名を対象に、実際に受験勉強を始めた時期と、受験勉強を始める理想の時期についてアンケートを行いました。

その結果、実際に中3の夏に高校受験勉強を始めた人は27.5%、中3の夏・2学期までに高校受験勉強を始めた人が全体の60.9%という結果でした。一方で、中3の夏までに高校受験勉強を始めたら良かったと思っている人は84.2%というデータになり、中3の夏以降に受験勉強を始めた人たちの中で後悔している人たちがいる事がみてとれます。

多くの生徒たちが中3の夏までには高校受験勉強をスタートしているので、中3の2学期の夏からの高校受験勉強を始めるのは「遅い」とも言えなくはありません、第一志望高校合格を目指すなら、逆に言えば中3の夏から勉強しないと間に合わないとも言えるでしょう。

中3の夏から受験勉強を開始して間に合う?今から第一志望高校合格を目指す為には

中3の夏から受験勉強を開始して間に合う?今から第一志望高校合格を目指す為には

およそ3割の人が中3の夏から高校受験勉強をスタートすると言われています。部活引退のタイミングでもあり夏以降は自分の時間が取りやすくなるので、頑張り次第で志望校合格のレベルまで到達することは可能です。

実際、じゅけラボが実施した上記調査データからも前述しているように中3の夏に高校受験勉強をスタートした人は27.5%と約3割の生徒が中3の夏から受験勉強をスタートしています。

ただ、中1や中2、中3の春までに高校受験勉強をはじめている人の割合は上記調査データから合計で60.9%、まさに2倍以上の生徒数がいるので、もし中3の夏、2学期のまさに今から高校受験勉強を始めようとしているならば、既にあなたより先に高校受験勉強を始めている人たちがいる事をわかっていないといけません。

その生徒たちの中にはあなたと同じ志望校を目指している人たちもいるわけですから、中3の夏から勉強を始める場合、特に倍率の高い人気高校を目指す場合は、ライバルに遅れを取った分は努力で取り返すといった気持ちが大切です。

中3の夏休みに勉強しないとどうなる?後悔しても遅い、勉強しない受験生の末路

中3の夏から受験勉強を開始して間に合う?今から第一志望高校合格を目指す為には

中3の夏休みに勉強しないと、仮に9月から受験勉強を開始したとしても3月の公立高校入試まで半年しか残っていません。私立高校入試まではさらに短い期間となります。しかも9月以降は学校に登校しなければなりません。朝から夜まで自由時間を持てる中3夏休みというタイミングは本当に重要です。

中3の夏休みに勉強せず、受験直前期間のみの勉強によって第一志望高校合格を確実なものにするためには、毎日眠い目をこすりながら時間の許す限り勉強しなければなりません。具体的には、16時に帰宅→夕飯までまず2時間勉強し、風呂後20時から就寝の24時まで4時間、合計で平日毎日6時間勉強することが望ましいと言わざるを得ません。もちろん休日は毎日10時間くらい勉強しておきたいといった話になります。

短期間で毎日ハードな生活をしなければならなくなってしまうと、当然身体も壊しやすくなります。受験生というのは勉強することは当たり前ですが、体調管理にも注意を払わなければなりません。寒い冬の時期はなおさら風邪を引きやすくなります。少しでも余裕を持って受験勉強を進められるように、夏休みのうちに努力しておくことを強くおすすめします。

中3の夏からでも間に合う高校受験対策とは?

中3の夏からでも間に合う高校受験対策とは?

中3の夏からでも間に合わせるためには、ある程度の取捨選択が必要となってきます。難易度の高い応用問題を攻略しようと試みると、1問を解くだけで多くの時間を費やすことになってしまいハイリスクでしかありません。よって応用問題には手を出さず、各教科各単元の基礎を徹底的に押さえていく形が得点底上げかつ安定への近道です。

各教科各単元の基礎の問題パターンをつかむことができた後は、入試に頻出な単元を中心に標準レベルの問題パターンをつかんでいきましょう。

中3の1学期時点の模試でE判定だと厳しい!?中3夏からの逆転合格の高校受験勉強

中3の1学期時点の模試でE判定だと厳しい!?中3夏からの逆転合格の高校受験勉強

中3の1学期時点の模試でE判定だとすると、夏からの頑張り次第では逆転合格が可能です。E判定ということは分からない問題だらけなはずなので、中1中2の基礎から復習する必要があります。毎日4時間以上の勉強時間を確保し、必ず中1中2の基礎の土台を完成させましょう。基礎が完璧になれば、標準レベルの問題にも手を出せるようになります。

ある程度の段階までは教科書・ワークを使ってインプット/アウトプットを繰り返す勉強方法で構いません。教科書・ワークだけでは足りない部分は、その他の教材や動画等で補いましょう。

中3の夏から高校受験勉強を始める場合、何から始めればいい?勉強内容は?

今まで頑張ってきた部活が引退となり、中3の夏から高校受験勉強をスタートする人も多いと思います。しかし今まであまり勉強をしてこなかったため、いざ高校受験勉強といっても一体何をすればよいか分からない人も…。中3の夏から高校受験勉強をはじめる場合、一体どのような学習をすればよいのでしょうか。

中学3年生の夏から取り組むべき高校受験勉強は、以下の通りです。

 1. 中1および中2の総復習

 2. 受験対策

やはりまずは中1の基礎を理解しておかないことには何もできません。特に数学や英語ではその傾向が顕著といえます。よって入試対策としてもなるべく早いうちにまずは中1の総復習をし、中1の基礎を固めておく必要があります。中1の基礎がある程度つかめたら、次に中2の基礎に取り掛かりましょう。特に夏休みは中1中2の総復習に力を入れるチャンスです。

そして受験対策として、模試や過去問も参考にし、自分の受験する都道府県の入試に頻出の単元・分野を中心に取り組みましょう。自分の段階に合っていないレベルの難問に手を出すと効率が悪いので、自分の段階に応じた問題を選んで受験対策を進めましょう。公立高校を目指すのであれば、教科書レベルの基礎・標準問題をしっかり解けるようになることが大事です。

これらの学習に取り組みながら学習習慣を作り、中3夏から本格的に高校受験勉強に着手していきましょう。秋から勉強を始めてしまうとどうしても時間が足りなくなるので、自分のために夏から高校受験勉強を本格的に頑張りましょう。

中3の夏から高校受験勉強をスタートする場合の勉強内容と勉強範囲

中学3年生の夏における高校受験勉強は、受験対策としての中1中2の復習と、受験対策かつ内申対策としての中3の授業の両立を効率よく行う必要があります。

なるべく中1中2の復習をする時間を多めに作りたいので、中3の勉強内容は授業中に全部理解してやるぞという気持ちで集中して授業を受けることをおすすめします。

中3の夏に習う各教科の勉強範囲は以下の通りです。

※学習順序や単元名、学習範囲は教科書や学校の進度によって異なりますので、お手持ちの教科書や学校の学習進度もご確認ください。

数学(中3の7月~9月/啓林館参照)

二次方程式

関数y=ax²

中3夏 数学の学習系統図

英語(中3の7月~9月/啓林館参照)

道案内

機内放送

make+人+形容詞

want+人+to+動詞の原形

help+人+動詞の原形

中3夏 英語の学習系統図

国語(中3の7月~9月/光村図書参照)

言葉とともに

読書生活を豊かに

状況の中で

中3国語の学習系統図

理科(中3の7月~9月/啓林館参照)

化学変化とイオン

運動とエネルギー

中3夏 理科の学習系統図

社会(中3の7月~9月/帝国書院参照)

【公民】

現代社会と文化

日本国憲法

中3夏 社会の学習系統図

中3の夏から取り組む高校受験勉強法

中3の夏から取り組む高校受験勉強法

高校入試は中1中2の範囲からたくさん出題されますので、中3の夏のうちになるべく中1中2の総復習をしておきたいです。

中1の基礎からまったく理解できていないお子さんは、とにかく基礎を少しでも固められるように頑張りましょう。応用問題には手を出さず、各単元の基礎問題を完璧にマスターすることを目指しましょう。

夏休み以外で中3の学校の授業もどんどん進む時期は、中1中2の復習と中3現在の授業の対策を並行しておこなっていく必要があります。なるべく中1中2の復習に時間を割きたいので、中3の学習内容は少しでも授業中に理解できるように授業を全力集中で受けましょう。

中3夏からの授業対策としては、とにかく授業中に先生の話を集中して聞くことが大切です。前日に教科書を読んでおくなど少しでも予習をしておくと集中して授業が聞きやすくなるでしょう。ノートをきちんと取り、先生が「ココ大事だよ」とヒントを与えてくれた際はノートにチェックを付けておくなど積極的に授業を受けたいです。

教科書以上の細かい部分まで覚えたり理解しようとする必要は無いので、教科書をきちんと理解することを目指しましょう。教科書に出てくる公式や用語を正しく使いこなせるようになれば、定期テストでも本番の入試でも合格点を叩き出すことは十分可能です。1回やっただけではすぐ忘れてしまうので、高校受験を意識するならば定期的に反復をして忘れないようにする努力は必ずしておきたいです。

中3の夏からの勉強計画の立て方と勉強時間

受験生の夏ということで、中3の夏から受験勉強をはじめようと思っているお子さんも多いと思いますが、中3の夏はどのくらい勉強したらよいのでしょうか。毎日の学習スケジュールも合わせてみていきましょう。

中3の夏休みで大逆転!夏休みの学習計画の立て方は?

中3の夏休みで大逆転!夏休みの学習計画の立て方は?

全国の中学3年生は、平均的にどのくらい勉強しているのでしょうか。東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の「子どもの生活と学びに関する親子調査2020」によると、中学3年生の学校以外での学習時間は成績上位層の平均が2時間26分、成績下位層の平均が1時間52分だそうです。

夏休みは苦手の克服をする絶好のタイミングなので、後悔が無いようにできる限り長く勉強時間を確保し、年明けに迫った受験に向けて各教科の土台固めをしておきたいです。とりあえず広く浅くの気持ちでもよいので、まずは中1の全範囲において苦手単元を0にすることを目指しましょう。次いで中2の範囲においても同様に苦手単元を無くすことを目的とした学習計画を立てましょう。

中学3年生の夏、2学期からの学習スケジュール参考例

中学3年生の夏の勉強時間について、一般的な中学3年生はどのような学習スケジュールで勉強しているのでしょうか。夏休みと普段の学習スケジュール例をそれぞれみていきましょう。

中3の夏休みの学習スケジュール例:塾の夏期講習に通塾している場合

夏休みの学習スケジュール例は下記の通りです。

 

 

9:00~12:00

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(90分)

休憩

自宅学習(90分)

休憩

12:00~13:00

昼食

昼食

昼食

昼食

昼食

昼食

昼食

13:00~17:00

夏期講習

夏期講習

夏期講習

夏期講習

夏期講習

自宅学習(120分)

休憩

自宅学習(120分)

休憩

18:00~20:00

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

20:00~21:30

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

塾の夏期講習を受けている中学生はそこで勉強を頑張り、寝る前の1.5時間(可能であれば夏期講習前の1時間も)を目安に夏休みの宿題や自学に取り組むようにしましょう。夏期講習の無い日は、朝夜にそれぞれ1.5時間、昼に2時間を目安に自宅学習の時間を確保しましょう。息抜きも必要なので、1.5時間勉強したら30分ゲームをしてもよいなどのルールを決めると気分転換を図りながら学習を続けることができます。

塾の夏期講習と学校の夏休みの宿題を両立するのは大変だと思いますが、学校の夏休みの宿題を提出期限までにきちんと出すことを必ず忘れないようにしましょう。夏休みの宿題を溜めてしまうと夏休み最終日に大変なことになってしまうので、夏休み序盤からコツコツと夏休み課題を進めていく計画性が大切です。

塾に通っていない場合

夏休みの学習スケジュール例は下記の通りです。

 

9:00~12:00

自宅学習(90分)

休憩

自宅学習(90分)

休憩

自宅学習(90分)

休憩

自宅学習(90分)

休憩

自宅学習(90分)

休憩

自宅学習(90分)

休憩

自宅学習(90分)

休憩

12:00~13:00

昼食

昼食

昼食

昼食

昼食

昼食

昼食

13:00~18:00

自宅学習(120分)

休憩

自宅学習(120分)

休憩

自宅学習(120分)

休憩

自宅学習(120分)

休憩

自宅学習(120分)

休憩

自宅学習(120分)

休憩

自宅学習(120分)

休憩

18:00~20:00

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

20:00~21:30

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

夏休みで何も予定が無い日はたっぷり時間があるので、朝夜に1.5時間ずつ、昼に2時間の勉強をする形を基本としています。やる気のある子はもっと長時間勉強をすることが可能です。本気でこの夏休みに賭けるのであれば、自分の集中が続く限界まで(例:朝2時間/昼過ぎ3時間/夜2時間)勉強を頑張ってみるという経験も積んでみてください。

夏休みの宿題を溜めてしまうと夏休み最終日に大変なことになってしまうので、夏休み序盤からコツコツと夏休み課題を進めていく計画性が大切です。

中3の夏(6月・7月・夏休みは除く)と2学期からの学習スケジュール例:週2回塾に通塾している場合

1週間の学習スケジュール例は下記の通りです。

 

10:00~16:00

学校

学校

学校

学校

学校

部活

自宅学習(120分)

休憩

16:00~18:00

休憩

自宅学習(60分)

部活

部活

部活

部活

休憩

休憩

18:00~19:00

夕食

夕食

夕食

夕食

夕食

夕食

夕食

19:00~21:00

風呂

休憩

風呂

自宅学習(60分)

風呂

自宅学習(60分)

風呂

自宅学習(60分)

風呂

自宅学習(60分)

21:00~22:30

自宅学習(90分)

風呂

自宅学習(60分)

自宅学習(90分)

自宅学習(90分)

風呂

自宅学習(60分)

自宅学習(90分)

自宅学習(60分)

まだ部活を引退していない時期の中学3年生は、放課後に2時間程度の部活の時間があります。そのため、部活動のある曜日には帰宅後に自宅や塾で2.5時間程度の学習をおこないます。また、部活の無い日は帰宅後に十分な学習時間を確保することができます。土日は部活の大会があると午前から夕方まで忙しいですが、土日で部活が無い日は長時間勉強する中学生もいます。

塾なし・部活なしの場合

 

10:00~16:00

学校

学校

学校

学校

学校

自宅学習(180分 ※午前と午後に90分ずつ)

休憩

自宅学習(180分 ※午前と午後に90分ずつ)

休憩

16:00~18:00

休憩

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(60分)

休憩

自宅学習(60分)

休憩

休憩

18:00~20:00

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

夕食、風呂

20:00~22:00

自宅学習(120分)

自宅学習(120分)

自宅学習(120分)

自宅学習(120分)

自宅学習(120分)

自宅学習(120分)

自宅学習(120分)

塾も部活もやっていないお子さんの場合、学習スケジュール例では学校から帰宅後に1時間、寝る前に2時間の勉強時間を確保しています。土日は自由時間が多くあるので、長時間勉強することも可能です。塾に通っている子と比べると、自分で考えて学習時間・計画を組み立てる意識が大切です。

中3の夏休みの受験勉強の勉強時間は?

中3の夏休みの勉強時間

中3の夏休みは部活を引退している人も多く、受験対策を進める絶好のタイミングなので、毎日4時間は勉強する時間を確保しておきたいです。難関高校を目指すお子さんであれば、毎日5時間を目安に頑張りたいです。また、何も予定が無い日は5時間以上勉強してみることで、受験期に必要な根気強さを伸ばす練習をしておきましょう。

中3の夏(6月・7月・夏休み以外)と2学期からの日常の勉強時間は?部活との両立をどうするか?

中3の夏(6月・7月・夏休み以外)と2学期からの日常の勉強時間は?部活との両立をどうするか?

中3の夏の日常の勉強時間の目安としては、部活との両立も考えると毎日2.5~3時間の勉強時間を確保できるとよいでしょう。受験対策として中1中2の総復習を中心に取り組みたいです。難関高校を目指すお子さんであれば、毎日3時間を勉強時間に費やして早いうちに各教科の基礎を完璧にしましょう。

中3の夏から始める教科別の高校受験勉強法のポイント

中3夏の英語は、中1中2の総復習に力を入れることが勉強法のポイント!

中3夏の英語で新しく習う英文法は、日常生活で使えそうな便利な文法が中心かなというイメージです。また、春に習った間接疑問文/疑問詞+不定詞のまとめも行います。

もちろん定期テスト対策として授業をしっかり受け、課題を真面目にこなす必要はあります。ただ中3夏は超重要な英文法があまり出てこないので、むしろ復習の絶好機だととらえて中1中2の総復習に力を入れておきたいタイミングです。

中3夏の数学は、二次方程式と関数y=ax²を理解することが勉強法のポイント!

中3夏の数学のメイン学習テーマは「二次方程式」と「関数y=ax²」。どちらも非常に重要な単元であり高校入試でも頻出ですし、またこれらの知識は高校に入った後も必ず必要となってきます。計算問題が中心ではあるので、たくさん問題を解くことが大切です。

二次方程式

二次方程式の計算が苦手な人は、中1で習った一次方程式・素因数分解、中3春に習った因数分解・平方根などが分かっていない可能性が高いです。それらの基礎に戻って学習し直す必要があります。

解の公式を覚えるのは簡単ではありませんが、解の公式は絶対に覚えるべき公式です。解の公式をマスターすればどんな二次方程式の計算も解けるようになるので、非常に便利な公式です。何度も声に出したり紙に書いたりしながら、確実に暗記しておきましょう。

解の公式は汎用性が高い反面、計算ミスをしやすいという諸刃の剣なので、計算ミスをしないように注意しながら解くことをオススメします。そもそも因数分解で解ける問題は因数分解を使い、因数分解を使えない問題は解の公式を使うといった使い分けができるとベストです。

関数y=ax²

二次関数の一種である関数y=ax²。中1で習ったy=axは直線のグラフでしたが、中3で習うy=ax²は放物線のグラフです。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れさえすれば難易度はそこまで高くありません。

関数y=ax²が苦手な人は、中1で学習した変化の割合や、変域についての理解が足りてないと思われます。高校でも二次関数は超大事ですので、戻り学習も取り入れながらこの単元を攻略しておきましょう。

中3夏の国語は、俳句の特徴を押さえること、語句の知識量を増やすことが勉強法のポイント!

中3夏の国語ではまず俳句の学習をします。切れ字、区切れ、季語などの意味やポイントを押さえながら俳句の問題に慣れておきましょう。

新出漢字はもちろんすべて読み書きができるようにしておきたいです。慣用句やことわざも教科書に出てくるものはすべて覚えるようにしておきましょう。

長文読解については、だんだんと文章の難易度も上がってきているので、粘り強く集中して最後まで読み切る練習を積んでおきたいです。たくさんの語句を知っていればいるほど長文読解では有利なので、日頃からコツコツと語句の知識量を増やしていくことをおすすめします。

詩を読む際は比喩表現や象徴的な表現に着目しながら文脈の意味をとらえられるとよいでしょう。

中3夏の理科は、物体の運動を理解することが勉強法のポイント!

春に引き続き、「化学変化とイオン」の残りを学習します。それが終われば「運動とエネルギー」の学習に移行します。

運動とエネルギー

水中の物体にはたらく力として、水圧や浮力について学びます。

次に物体の運動について学習するのですが、物体の運動は定期テストや入試においてとても重要な単元だといえるので、斜面上での台車の運動・等速直線運動・慣性の法則などの基本的な問題は解けるように対策しておきましょう。

中3夏の社会。公民の民主主義や日本国憲法を理解することが勉強法のポイント!

中3夏の社会では、春に学習した現代社会の続きと、政治分野として日本国憲法の学習に入っていきます。

政治分野は中学公民の中でもとりわけ重要な分野です。

民主主義とはどのような仕組みなのか、日本国憲法の原則、天皇の地位と国事行為、国民主権や平和主義などについて、教科書を読み込んで正確な知識を身につけておきましょう。

中3の1学期まで続けてきた塾や家庭教師で成績が伸びない。。。中3の夏休み、2学期からどうしたらいい?

塾や家庭教師を受講している場合の自宅学習、勉強法、学習内容

塾

中3の1学期まで塾や家庭教師を続けてきたけど成績が伸びない場合は、入試まで残り約半年なので、なぜ伸びないのかという原因をまずは真剣に考えるべきです。

もし塾や家庭教師の先生の授業が分かりにくいのであれば、別の先生や手段に切り替えるべきでしょう。しかし先生の授業は分かりやすいのに成績が伸びないという場合は、自分自身の問題が大きいと考えられます。おそらくその場限りの勉強になってしまっており復習を怠っていたり、そもそも自宅での勉強時間が少なすぎる可能性が高いです。

塾・家庭教師のある日だけ勉強するのではなく、それ以外の日もコツコツと自宅学習する習慣をつけることが大切です。どんなに忙しい日も1日1時間は絶対に机に向かうというように、毎日の勉強習慣のルールを決めて受験勉強を開始していきましょう。毎日の学習内容としては、塾・家庭教師の授業日に教えてもらったことの復習や、学校の教科書ワークの基礎の反復といった内容で構いません。

また、中1の基礎からつまずいたままの状態でずっと塾を続けてしまっており、塾では戻り学習まで手伝ってくれないから伸びていないという可能性も考えられます。その場合は一刻も早く中1の戻り学習を効率よくサポートしてくれる方法に切り替えるべきです。

集団塾

集団塾に通い成績を伸ばすためには、塾の授業についていく力と集中力が必要です。塾の授業についていく力とは、学校の授業や教科書の内容をきちんと理解できていることが前提条件です。ですので、まだその力が足りていないと感じる場合は、自宅学習において教科書内容を積極的に復習する必要があります。

また、学校→部活→塾といった流れが基本なので、塾で授業を受けている時間帯にはすでに体力が限界に来ているお子さんも少なくありません。塾で頑張って成績を伸ばすという目的意識を持っている子であればそれでも頑張れるのですが、そうでない子は体力が切れてしまうと塾の授業に集中ができず、どんなに塾の先生が良い授業をしようがイマイチ吸収できません。常日頃から早く寝る習慣をつけ、栄養のある食事をとり、集団塾の授業を集中して受けられるほどの体力づくりがどうしても必要といえます。

中3夏という時期であれば本格的に高校受験対策を進めないといけないので、集団塾の授業についていける気がしないというお子さんは別の手段に切り替える選択も考えないといけないかもしれません。

家庭教師

基本的に1対1で指導してもらえる点が家庭教師の強みです。塾へ往復する手間が省けるので体力的にも楽になりますし、お子さんの理解力や段階に合わせてくれる先生であれば徐々に成績も向上する可能性が見込めます。

ただし家庭教師の先生に頼りすぎてしまうと、結局は先生が来た時しか勉強しなくなり成績が伸びないというパターンもよくあります。家庭教師は週1回の場合が多いので、どうしても週1回で先生が教えられることは限られてしまいます。限界があるのです。

家庭教師で成績を伸ばすためには、自分自身で日頃から自宅学習をしておかないといけません。自宅学習の内容としては、家庭教師の先生に前回教えてもらったことを忘れないように復習することがメインと考えてください。そのうえで余裕があれば、ワークや問題集を自分で進めていく中で理解できなかった問題を見つけておき、その問題を次回の家庭教師の授業の際に教えてもらうといった形が取れると理想的です。

個別塾

個別塾というものは完全1対1のところもありますが、基本的には1対2や1対3が主流となります。完全1対1の家庭教師と比べると、自分から先生に質問をする積極性が求められます。どこが分からないのかが分からないというお子さんも少なくありませんが、それだと質問のしようがありません。ですので、自宅学習において教科書レベルの基礎力をつける努力をする必要があります。

個別塾で成績を伸ばすためには、まずは最低限、「ココが分からないからココを先生に質問しよう!」という状態になることがスタートラインといえます。

通信教育を受講している場合の自宅学習、勉強法、学習内容

カリキュラム

中3の1学期までは塾に通っていたけど伸びず、いつも部活で疲れているし送り迎えも大変だしいっそのこと通信教育に切り替えてみようというお子さんもいらっしゃるかと思います。やり方や考え方によっては通信教育で成績を伸ばすことも可能です。

通信教育とは進研ゼミやFAX指導のような自宅学習教材がありますが、最近ではタブレット学習教材やオンライン授業をいつでも視聴できるタイプの通信教育も浸透しています。学校の教科書で理解しきれなかった部分を、通信教育による自宅学習で補っていきましょう。また、学校の教科書ワークだけではどうしても問題数が足りないので、通信教材でより多くの問題数をこなすことが可能となります。多くの問題を解き問題慣れをすることがテスト本番での成功につながります。

家庭教師や塾だと先生側から学習スケジュールを指示してもらえることもありますが、通信教材は自分で学習スケジュール管理をしないといけない点がポイントとなります。通信教材は毎日コツコツ進めて行かないとどんどん溜まってしまい、最終的にパンクしてしまいがちです。毎日各教科2ページずつは必ず進める、毎日帰宅後2~3時間は通信教材を頑張るなどマイルールを作ってみると良いでしょう。

塾なし、通信教育なし場合の問題集や教材選び、自宅学習、勉強法、学習内容

家庭学習

中3の夏から本格的に受験勉強を進めていく際に、塾なし通信教育なし、すべて自力で志望校合格を目指すお子さんもいます。もちろん独学は簡単なことではありませんが、やり方・考え方によっては塾や通信教育をやっている子以上に成績を伸ばすことも可能です。

独学で成績を伸ばしたければ

①中3の学習範囲はなるべく学校の授業中に理解する

②予習復習の習慣付け

③忘れてしまわないように定期的に反復

④大まかな学習スケジュールを立てる

⑤空いてる時間を中1中2の総復習に注ぎ込む

 

①・・・中学3年生は、ただ中3の勉強だけに集中すればよいわけではなく、受験対策として中1中2の復習を進めなければなりません。中3の勉強ばかりに時間を取られてしまっては中1中2の復習をする時間が足りなくなるので、中3内容はできる限り学校の授業中に理解してしまうことを目指してください。今まで以上に授業を集中して受けましょう。

②・・・学校の授業を完璧に理解するためには、前日までに予習をしておくことが有効です。また、授業中にどうしても理解し切れなかった部分は、帰宅してから復習をして必ず理解しないといけません。その日のことはその日のうちにという精神を持ってください。その際、教科書ワークだけでは理解が難しいのであれば、ネット検索やYoutube動画に頼る方法も簡単で効果的です。

③・・・人間ですので一度やっただけではすぐ忘れてしまいます。翌日、3日後、1週間後など自分で反復のペースを決めて定期的な反復をおこないましょう。闇雲に色んな問題に手を出すと時間が足りないので、大事な問題だけを何度も繰り返して確実に自分のものにしてしまうという勉強法を身に付けることが大切です。

④・・・毎日〇時~〇時の間に勉強をする、毎日最低〇時間は勉強する、どうしても今日勉強できなかった分は必ず翌日に取り戻すなど大まかな学習スケジュールを立てましょう。ガチガチに細かいスケジュールを立ててしまうと実現が難しいので、ある程度は大まかな計画で大丈夫です。中3夏という時期であれば平日は毎日2.5~3時間を目安に学習計画を立てるとよいでしょう。

⑤・・・塾や家庭教師をやっている子と比べると、自分の時間を多く持てる分、自分との戦いになります。適度に余暇の時間を取りつつ、少しでも多くの学習時間を確保して中1中2の総復習に費やしましょう。基礎ができていないお子さんはまずは全体的な基礎固めを意識しましょう。

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✔️5教科全て対策ができます

✔️毎日「何を、どのぐらい」勉強すればいいのか考える必要がなくなります

✔️自分に合ったカリキュラムだから、途中で挫折せずに学習計画通りに勉強を進める事ができます

✔️中3の春・1学期の時点でE判定・D判定でも夏から第一志望高校合格にできる学力を身につける事ができます

中3の夏には第一志望高校を確定しよう!志望高校合格に必要な学力と今の学力のギャップを明確に把握して計画的な受験勉強を!

中3の夏には第一志望高校を確定することができていると受験勉強がスムーズに進めやすいです。高校研究やオープンスクールも通して自分の行きたい高校を真剣に考えておきましょう。

第一志望高校が決まった場合は、今の自分の学力と志望高校合格に必要な学力の差がどれくらいあるのかを調べてみましょう。志望校の例年の合格最低点を調べ、本番の入試で何点くらい取ることができれば合格できそうなのかを把握し、直近の自分が受けた実力テストや模試の点数とのギャップをチェックすることは大切です。

例えば、あと50点くらい伸ばす必要があると分かったのであれば、各教科10点ずつ底上げすればよいということになります。各教科10点の底上げをするために、今の自分が苦手としている単元はどこなのか、どういった問題でいつも点数を落としているのかを考えてみると効率的に点数を引き上げていけると思います。

中3の1学期までの成績は高校受験に関係するのか?

高校受験に際して中3の1学期までの成績は関係してくるのでしょうか。それとも中1や中2の成績は関係ないのでしょうか。内申点について見ていきましょう。

中3の1学期の内申点は高校受験に関係してくるのか?

中3の1学期までの成績が高校受験に関係するかどうかは都道府県によって異なります。自分が受験する高校の都道府県が中3の1学期までの成績を含めるのか含めないのか、まずは調べてみましょう。

中1や中2の内申点が高校受験に必要となる都道府県は以下です。

<中1~中3の内申点を高校受験に利用>
北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、福島県、

埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、

新潟県、石川県、山梨県、岐阜県、

大阪府、滋賀県、和歌山県、京都府、

岡山県、広島県、島根県、山口県、

愛媛県、香川県、徳島県、高知県

大分県、長崎県、熊本県、佐賀県、宮崎県、沖縄県

 

<中2中3のみの内申点を高校受験に利用>

神奈川県、富山県、奈良県

 

<中3のみの内申点を高校受験に利用>

山形県、東京都、福井県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、兵庫県、鳥取県、鹿児島県、福岡県

中3の1学期の定期テストの点数・学力は高校受験にどう影響するのか?

中3の1学期に受けた定期テストの点数は内申点として高校受験の合否判定に影響します。内申点とは、学校の定期テスト(中間期末テスト)の点数、授業態度、宿題の提出などにより決まります。日頃から授業をちゃんと受け、宿題も出し、定期テストで高得点を取れているお子さんは高校受験を有利に戦うことができるということです。

現在33の道府県では中1からの内申点の成績が高校受験に影響しており、基本的に「高校入試の点数+中1~中3の内申点」の合計点によって合否判定が行われます。

また神奈川県・富山県・奈良県では中2からの内申点の成績が高校受験に影響しており、基本的に「高校入試の点数+中2中3の内申点」の合計点によって合否判定が行われます。

残りの山形県・東京都・福井県・長野県・静岡県・愛知県・三重県・兵庫県・鳥取県・鹿児島県・福岡県においては、中3のみの内申点の成績が高校受験の合否判定に利用されています。

中1中2からの内申点を必要としている地域の中には中3の成績を最も重視しているところもありますので、とりわけ内申点は中3が重要とも言えます。中3の1学期・2学期は内申点を少しでも良くするための意識を持ちましょう。

中3の1学期の模試、夏休みに受けた模試が偏差値30~40程度で志望校判定がE判定、D判定だった場合、志望高校(偏差値55~60以上の高校)を変更する必要はあるのか?

中3の1学期または夏休みに受けた模試の結果がE判定やD判定でも、それを理由に第一志望校を変更する必要はまだありません。

中3の1学期または夏休みに受けた模試の結果がE判定やD判定でも、それを理由に第一志望校を変更する必要はまだありません。

ここから先の頑張り次第で偏差値・志望校判定を引き上げることは可能だからです。実際に中3夏から勉強を頑張り成績をグンと上げて第一志望高校に合格したという子はたくさんいます。成績を伸ばすためには「勉強のやり方×やる気」という意識を持ち、まず何から手をつけるべきか、どういった勉強法を取るべきかという点を考えていきましょう。

中3の前半に受けた模試の結果がE判定やD判定だったという場合、おそらく中1の学習内容がまだまだ理解できていないことが根本的な原因のはずです。高校入試では中1中2の内容がたくさん出題されるので、少しでも早めに中1内容の復習に取り掛かり基礎の土台作りをおこなうべきです。

中3の夏、または2学期が始まっても不登校の場合、高校受験に向けてどうしたらいいのか?高校受験へ向けた勉強法や取り組み方について

不登校のお子さんは、それぞれ勉強の進み具合や理解度に差があります。中学校の学習は、小学校から中学1年生までに学んだ内容を基礎として、中学2年生以降の学習が進んでいきます。学校を休みがちになっているお子さんの場合は、休んでいる間に授業が先に進んでしまい学習できていない単元があることが多くあります。学習できていない単元があることで学校の授業についていけず、学年が上がっていくとさらに理解できない単元が増えてしまうことにつながります。

高校受験に向けての勉強法は、お子さんが分からなくなってしまった原因となっている単元まで戻って理解しなおした上で、少しずつ先へ先へと学習内容を学んでいくことが必要です。必要があれば小学校レベルの内容から復習していくことで、高校受験に向けた基礎的な学力を身につけていくことが可能です。

また高校受験までに分からない単元の復習を終え、受験合格ラインの学力を身につけられるようにするために、高校受験から逆算して日々の学習スケジュールを立てコツコツと勉強を進めていくことも重要になります。不登校のお子さんは、お休みしている間に毎日の勉強習慣が抜けてしまっていることもあります。そのため、それぞれのお子さんに合わせて毎日の学習スケジュールを決め、スケジュール管理をしながら進めていくことが大切です。

また、中3夏/2学期開始の時点で不登校の場合、どうしても中学校に復帰することが難しく、中学校卒業資格だけ取るというケースもあります。

どうしても復帰を見込めない場合は、内申点が選抜基準に含まれない高校を目指して高校受験対策に取り組んでいく選択肢もあります。この場合の高校受験対策への取り組み方としては、学校授業に合わせるのではなく、優しいレベルの高校受験対策教材や、学習内容を体系的に学ぶような中学3年間の復習用教材を利用しても良いです。学校授業は、定期テストで習熟度を確認しながら進めるカリキュラムに沿っているため、受験対策には向かない順序で学習が組まれていることもあります。

今の中学、元の中学への復帰を考えないのであれば、高校受験対策に振り切った勉強法に取り組むのも1つの選択肢です。

まず進路と志望高校を明確に定める

不登校のお子さんでまだ自分の進路や志望高校が決まっていない場合は、将来何かやりたいことはあるかなど考える時間をつくってみてもよいと思います。やりたいことが見つかれば自ずと進路や志望高校が明確になることもあります。目標が明確になれば受験勉強を頑張る気持ちも出やすいので、やる気・モチベーションアップにつながります。

志望高校合格に焦点を絞って確実に学習を進めていけば良い

高校入試では例年の出題傾向が引き継がれるケースが多く、傾向と対策をおさえた上で、高校受験に焦点を絞って確実に学習を進めていけば、合格ラインまで到達できる可能性は十分にあります。それは、公立高校だけではなく私立高校においても当てはまります。

不登校で学校の授業を受けれていない点は不利ですが、志望校の傾向と対策を理解し、効率的な高校受験勉強をおこなっていけば合格を勝ち取るチャンスはあります。

遅れている学力に関しては全て取り戻す必要はない

学校の授業を受けれていないとどうしても学力は遅れがちになってしまいますが、全てを取り戻そうと焦らなくても大丈夫です。各教科、各大問の基礎問題だけでも解けるようになることを目指しましょう。

応用問題はみんなにとって難しいため正答率も低く、応用問題ではなかなか差が付きません。むしろ基礎標準問題を1問でも多く着々と正解することが合否の分かれ目になってくるので、まずは基礎問題の対策からスタートしましょう。

内申点が必要な公立高校を受験する場合の注意点

内申点が必要な公立高校受験の場合には、内申点の点数と学力試験の点数を総合的に評価されて合否が決まることがほとんどです。中学3年生で、内申点を上げるためにできることはいくつかあります。

まず欠席日数がなるべく少なくなるように注意しましょう。公立高校の受験では、欠席日数が多い生徒は審議対象となることが多くあります。そのため、遅刻や早退になったとしても、保健室やフリースクールへの登校であっても、出席日数をなるべく増やすことができるようにすることをおすすめします。

また定期テストはなるべく休まずに受けるように注意しましょう。定期テストを受けることで、点数が良い場合には内申点にも良い影響を与え、点数が悪くても1がつくことを免れることもあります。クラスでみんなと定期テストを受けることが難しい場合には、中学校の先生に別室で受けられないか相談することをおすすめします。

そしてできる限り提出物は期限を守って提出するように注意しましょう。不登校の状態だと、どんな提出物をいつまでに出すのか分からない場合もあります。学校の先生との連絡を密に取りながら、期限を守って提出できるようにしましょう。

内申点を上げる努力をしながら、高校受験の学力試験で高得点を取れるように少しでも早い段階から受験対策をしておくことにも注意しましょう。内申点が必要な公立高校受験では、内申点と学力試験を総合的に評価されることがほとんどです。内申点が高くない場合は、特に学力試験で上位の得点を取ることができるように、志望校の入試傾向と対策を理解した上で早いうちから学習を積み重ねていくようにしましょう。

内申点が必要ない高校を受験する場合のポイント

内申点が必要ない場合には、志望校の合格ラインまで学力を上げておくことと高校入学後に備えるためにも、学習習慣を身につけておくことがポイントです。不登校のお子さんの場合には学習の習熟度や理解度が様々であるため、つまずいている単元の復習から高校受験の対策までの学習計画を個別に作成し、学習を進めていくことが大切です。また自宅での学習習慣を身につけるためにも、1日2~3時間は勉強する、教材の何ページから何ページをやるというように、毎日の具体的な学習スケジュールを用意して勉強することが重要です。

中3の夏、2学期からでも間に合う!今から学習を始めたい方に第一志望高校合格に向けた計画的な学習プランと勉強法を提供します。

中3の夏や2学期から高校受験勉強を始める場合、時間との戦いにもなるのでなるべく効率的な受験勉強法を身に付けないといけません。

ただ何からはじめれば良いか分からない、1人で受験勉強を続けていく自信がない、中3の授業に対する予習復習と中1中2の総復習の両立が上手くできないといったお子さんも少なくないでしょう。

じゅけラボでは中3夏/2学期からでも受験に間に合わせるために最適な学習プランと勉強法を提供しますので、ぜひ一緒に第一志望校合格を勝ち取りましょう!

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よくある質問

中3の夏休みは勉強時間はどのぐらい必要ですか?

中3の夏休みに高校受験勉強をする場合、何も予定が無い日は4時間が勉強時間の目安となります。中には5時間~10時間近く頑張る人もいます。この夏休みにどれだけ頑張れるかが合否に直結するので、後悔だけはしないように、各教科の基礎をマスターできるまで精一杯努力しておきましょう。

中3の夏から高校受験勉強する場合の勉強内容や学習スケジュールはどうしたら良いですか?

中3の夏から数学・英語の受験勉強をしていくためには、まず前提条件として中1中2の基礎を押さえておく必要があります。ゆえに中1中2の復習をしつつ、内申対策として今学校で習っている授業に対する予習復習もしていかなければなりません。

国理社についても本格的な受験勉強を進めたいです。

理科社会は覚えることがたくさんありますが、闇雲に全部を覚えるというよりは、テストや入試によく出る単元/用語を中心に時間を使っていきたいです。

国語は長文問題を2日に1題は解いてみるなど決めて、長文に慣れることが大切です。漢字、古文漢文、文法など暗記要素がある部分もコツコツと覚えていきましょう。

中1、中2の基礎が全然できていません。そんな状態からでも中3の夏休みから本気で勉強したら第一志望校に合格できますか?

中1中2の基礎が全然できていない状態でも、中3の夏休みからの頑張り次第で第一志望校に合格できる可能性はあり得ます。

ただ中1や中2から受験勉強をすでに開始しているライバルも当然いるわけなので、ライバルに追いつけ追い越せの気持ちで勉強時間を増やす意識を持ちましょう。中3の秋までに中1中2の基礎を完成させることを目指しましょう。

中3の1学期の成績がオール3でした。中3の夏休みから受験勉強すれば偏差値65以上の上位高校でも合格できますか?

中3の1学期でオール3の成績でも、中3の夏休みから受験勉強を頑張れば偏差値65以上の上位高校に合格できる可能性はあります。ただしライバルは強力です。上位高校を受験するライバルの多くはもっと早い段階から受験勉強をはじめています。今までと同じ勉強をしていてはそれらのライバルに追いつくことは難しいので、勉強法や考え方をまずは改める必要があります。

できる限り勉強時間を増やしましょう。毎日中1中2の復習をする時間を取ること、定期テスト前はテスト範囲の問題をほぼすべて理解できるまで頑張ること、テストが返却されたら間違えた問題を理解できるようにすることなどを意識しましょう。

中3の1学期に受けた模試で志望校への合格がE判定でした。夏から勉強すれば、偏差値60以上の第一志望高校へ合格できますか?偏差値は現在40~50程度です。

まだ諦めるのは早いので、効率の良い勉強法を身に付けることと勉強時間を増やすことができれば偏差値60以上の第一志望高校への合格は可能です。中3の1学期に受けた模試がE判定ということは、つまりこれまでに習った中1中2の勉強内容が全然理解できていないはずです。今すぐまずは中1の復習をして基礎の土台を作れるように全力を注ぎましょう。

中3の夏でもまだ第一志望高校が決まっていません。どのように高校受験勉強を進めていったら良いでしょうか?

中3の夏になってもまだ第一志望高校が決まっていない場合、第一志望高校が見つかったときのためを考えて行動をしましょう。中3の夏から受験勉強を進めておけば、受験直前になってから受験勉強をはじめるよりもスムーズに入試本番を迎えることが可能です。

夏から高校受験勉強を頑張ってみることによって自分の真の実力が分かり、第一志望高校が決定するという場合も多々ありますので、まずは高校受験勉強を開始してみましょう。

中3の夏休みにうまく勉強できませんでした。大事な夏休みを無駄にしました。もう手遅れでしょうか?

中3の夏休みを無駄にしてしまったというのは手痛いですが、まだ諦めるのは早いです。腹をくくって本気で全力で頑張ることができれば、まだ可能性は残っています。何かを手に入れたいときは何かを手放すことも大事なので、スマホやゲームをなるべく排除し、取れる限りの時間を勉強に充てましょう。

よく出る問題のみに取り組む方が効率が良いので、どの問題がよく出るかを知るために詳しい知人や塾・家庭教師・教材などに頼ってみるとよいでしょう。

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