塾・予備校に通学した場合の浪人生の1浪目の成功率は?

塾・予備校に通学した場合の浪人生の1浪目の成功率は?

講師

本ページでは以下のことがわかります。

じゅけラボ予備校は、浪人時代に塾または予備校に通学して大学受験をした19歳〜26歳の男女219人を対象に、浪人期間中の勉強法に関する実態調査を実施しました。

■調査概要

  • 調査概要:塾・予備校通学を選択した浪人生の成功率と抱える課題に関するアンケート
  • 調査期間:2024/12/9~2024/12/16
  • 調査方法:インターネット調査
  • 有効回答:事前調査で「塾または予備校に通学して大学受験した」と回答した19歳〜26歳の男女219人

塾または予備校通学を選択した浪人生の1浪目の合格率は?

塾または予備校通学を選択した浪人生の1浪目の合格率は?
浪人1年目の合格状況(塾・予備校の通学者対象)割合
第一志望大学に合格した48.9%
第一志望大学には合格しなかったが第二志望大学に合格した29.7%
第一・第二志望大学には合格しなかったが第三志望以下の大学に合格した18.7%
全ての大学に合格しなかった2.7%

今回、浪人時代に予備校や塾に通いながら大学受験に挑戦した219名を対象に調査を実施しました。その結果、第一志望大学に合格したのは48.9%で、残りの多くは第二志望以下の大学に進学していることがわかりました。また、全ての大学に不合格という浪人生は2.7%と少ない結果になりました。

第一志望大学への合格率は約5割(48.9%)、約半数が希望通りの進学を実現

第一志望大学への合格率は約5割(48.9%)、約半数が希望通りの進学を実現

調査の結果、塾または予備校に通学して大学受験にチャレンジした浪人生の半数近い48.9%が、浪人1年目で第一志望の大学に合格したことが分かりました。

この数字は、浪人生の努力の成果を表しているものの、決して「全員が成功」とはいえない現実を示しています。

>浪人生全体の成功率は?    >自宅浪人(宅浪)の成功率は?

第二志望合格は29.7%、柔軟な進路選択の重要性が浮き彫りに

第二志望合格は29.7%、柔軟な進路選択の重要性が浮き彫りに

第一志望に合格しなかった浪人生の中で、29.7%が第二志望の大学に合格していることが判明しました。第一志望大学の合格率も合わせると78.6%の高い合格率です。この結果は、浪人生が予備校や塾で幅広い選択肢を考慮し、努力してきた姿を反映しています。

全落ちわずか2.7%、塾・予備校の効果を感じられる結果に。

全落ちわずか2.7%、塾・予備校の効果を感じられる結果に。

調査結果では、第一志望・第二志望に合格しなかった浪人生の中で、全ての大学に合格できなかった割合はわずか2.7%にとどまりました。この数字は、塾や予備校が提供する指導の効果が現れていると考えられます。個別指導や学習計画の作成支援、進路相談といった充実したサポート体制が、浪人生の合格率向上に大きく寄与している可能性が高いといえます。

また、第三志望以下の大学に進学した18.7%の受験生も含め、多くの浪人生が複数の選択肢を確保しながら、現実的な進学を実現していることがわかります。塾や予備校が浪人生に提供する、柔軟な進路選択を支援する体制が効果を発揮しているといえるでしょう。

塾・予備校を利用する浪人生がぶつかる壁、抱える課題とは?

塾・予備校を利用する浪人生がぶつかる壁、抱える課題とは?
課題割合(%)
モチベーションの維持55.7%
学習計画の立案・作成・実行31.1%
科目ごとの勉強法13.7%
孤独感13.7%
自分に合った参考書・問題集の選定13.2%
志望大学に向けた専門対策12.8%
自己の学力分析8.2%
特にない7.8%
経済的負担4.6%
情報収集の難しさ3.7%
健康管理3.2%
その他0.9%

塾または予備校に通学する浪人生にとって、大学受験の最大の障壁は何だったのか?調査結果から浮き彫りになったのは、「モチベーションの維持」が55.7%と過半数を占める課題であるという事実でした。次いで「学習計画の立案・作成・実行」が31.1%と塾、予備校を利用しているにもかかわらず日々の学習計画で悩みを抱える浪人生が多いこともわかりました。

1位:モチベーション維持が最大の課題(55.7%)

1位:モチベーション維持が最大の課題(55.7%)

浪人生の過半数が挙げた「モチベーションの維持」に対する課題。この結果は、受験の長期間にわたる心理的負担がいかに大きいかを物語っています。

以前別で調査した、浪人生の進学に関する最終成果の調査結果では、31.8%の浪人経験者が第一志望の大学に合格できなかったにも関わらず、1年で浪人を終了し、第二志望やそれ以下の大学に進学する人の実態が明らかになりました。

>浪人生の進学に関する最終成果の調査結果

これらの結果からも、家庭の経済的な事情、あるいは将来に対する価値観の多様化など、さまざまな要因によってもたらされている可能性があるものの、浪人生たちが抱える心理的なプレッシャーやモチベーションを維持する困難さが伺えます。

2位:学習計画の立案・作成・実行が壁に(31.1%)

2位:学習計画の立案・作成・実行が壁に(31.1%)

塾や予備校に通学しているにもかかわらず、「学習計画の立案・作成・実行」が課題と答えた浪人生が31.1%と次に多い驚きの結果となりました。受験勉強において、計画的な学習を実現する難しさが依然として大きな壁であることが浮き彫りになりました。

塾や予備校のサポートがあるにもかかわらずこの課題が挙がる理由として、集団授業形式では個々の学力やニーズに応じた学習計画作成支援が不足している点が挙げられます。

個別指導形式の塾の場合でもアドバイスこそあれ、個別の具体的な作成支援まではサポートが行き届いていない可能性を感じさせる結果となりました。

>浪人生必見!効果的な学習計画とスケジュールの作り方

3位:科目ごとの勉強法と孤独感(13.7%)

3位:科目ごとの勉強法と孤独感(13.7%)

「科目ごとの勉強法」と「孤独感」に課題を感じた人が13.7%と並びました。特に塾や予備校に通っているにもかかわらず、具体的な勉強法が確立できないことや、一人で学習する孤独感に悩む学生が一部いることが分かりました。

4位:自分に合った参考書・問題集の選定(13.2%)

4位:自分に合った参考書・問題集の選定(13.2%)

塾や予備校に通学しているにもかかわらず、「自分に合った参考書・問題集の選定」が課題と答えた人が13.2%に上りました。塾や予備校から教材が提供されますが、それだけでは合格に不十分だと感じている浪人生の存在が確認できます。

5位:志望大学に向けた専門対策(12.8%)

5位:志望大学に向けた専門対策(12.8%)

12.8%が「志望大学に向けた専門対策」が課題と回答しました。この課題を抱えていた浪人生は、予備校のカリキュラムが一般的な内容に終始してしまい、特定大学向けの対策が不足していたことが考えられます。塾や予備校を選ぶ場合に、志望大学に向けた専門対策をしっかりと実施しているかどうかの確認が必要であることがわかる結果になりました。

まとめ

今回の調査では、塾や予備校に通学している浪人生が抱える多様な課題と、合格状況が明らかになりました。浪人1年目で第一志望大学に合格したのは48.9%で、第二志望の大学に合格した割合を含めると78.6%になりました。

一方で、課題として最も多かったのは「モチベーションの維持」(55.7%)と最も多く、受験期間中の心理的負担の大きさがうかがえます。次いで「学習計画の立案・作成・実行」(31.1%)や「科目ごとの勉強法」(13.7%)、「自分に合った参考書・問題集の選定」(13.2%)など、塾や予備校のサポートを受けてもなお克服が難しい課題が浮き彫りになりました。

また、特定の大学に向けた専門的な対策が不足している点(12.8%)も挙げられます。これらの結果から、塾や予備校のサポート体制の充実や個別ニーズへの対応が、浪人生の課題解決につながり、成功率をさらに高めるポイントであることがわかりました。

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