73%が高校3年生に準備を開始する現状と、約47%が高校2年生での早期対策を推奨
じゅけラボ予備校は、総合型選抜入試で大学受験をした18歳〜21歳の男女203人を対象に、総合型選抜入の準備開始の時期と理想的な開始タイミングに関する実態調査を実施しました。
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■調査概要
- 調査概要:総合型選抜入試の準備開始の時期と理想的な開始タイミングに関するアンケート
- 調査期間:2025/1/8~2025/1/15
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:事前調査で「総合型選抜入試(旧AO入試)で大学受験をした」と回答した18歳〜21歳の男女203人
総合型選抜入試の受験準備はいつから?調査から明らかに
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項目 | 割合 |
---|---|
高校1年生以前 | 2.5% |
高校2年生の4月~6月 | 4.4% |
高校2年生の7月~9月 | 6.4% |
高校2年生の10月~12月 | 6.9% |
高校2年生の1月~3月 | 6.9% |
高校3年生の4月~6月 | 29.6% |
高校3年生の7月~9月 | 36.0% |
高校3年生の10月以降 | 7.4% |
総合型選抜入試で受験した18~21歳の受験生411名を対象に実施した最新アンケート調査で、受験準備の開始時期に明確な傾向が浮かび上がりました。特に、受験準備を始めた時期の73%が高校3年生に集中していることが判明。
これにより、従来の一般選抜入試の早期対策から一転、学業や学校生活との両立を図りながら、最終学年における戦略的な準備が主流となっている現状が明らかになりました。
最多の36.0%の受験生が高校3年生7~9月に本格的な総合型選抜の準備開始
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今回の調査では、全体の36.0%にあたる受験生が高校3年生の7~9月に受験準備を本格的に開始していることが明らかになりました。
この時期は、多くの大学で実施されるオープンキャンパスや進路説明会と重なるため、受験生は自らの志望校選定や自己分析に積極的に取り組む傾向にあります。
さらに、総合型選抜入試の出願時期がこの時期に設定されることから、出願に必要な書類作成や自己PRの準備が促進され、結果としてこの期間に準備が集中している可能性が高いと推察されます。
次いで29.6%の受験生が高校3年生4~6月に戦略的スタート―出願前の基盤作りが重要
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調査結果によれば、29.6%の受験生が高校3年生の4~6月に受験準備を開始しています。この時期は、各学校での進路指導や進学説明会が活発になり、受験生が自己分析を深めるタイミングとして重要視されています。また、総合型選抜入試の出願準備に向けた基盤作りとして、これまでの学業や部活動、ボランティア活動などの実績整理が行われ、出願に向けた具体的な戦略を固めるための重要な期間となっていると考えられます。
全体の27.1%が高校2年生までに準備開始―早期対策の先行者たちの戦略とは?
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今回の調査では、総合型選抜入試の受験準備を高校2年生までに始めた受験生が全体の約27.1%に留まることが明らかになりました。具体的には、高校1年生以前に2.50%、高校2年生内では4.40%(4月~6月)、6.40%(7月~9月)、6.90%(10月~12月)、6.90%(1月~3月という割合となっています。
これらの数字は、早期から自己分析や志望校研究、そして総合型選抜入試に向けた対策を計画的に進める少数派の存在を示しています。早期対策を実施する受験生は、長期的な視野に立ち、出願書類や自己PRの準備を余裕を持って進めることが可能です。また、学業や部活動、ボランティア活動などとの両立を図りながら、入念な自己分析や情報収集を行うことで、総合型選抜入試の多面的な評価基準に対応する強みを培むことができます。
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項目 | 割合 |
---|---|
高校1年生以前 | 5.4% |
高校2年生の4月~6月 | 10.3% |
高校2年生の7月~9月 | 9.4% |
高校2年生の10月~12月 | 8.4% |
高校2年生の1月~3月 | 18.7% |
高校3年生の4月~6月 | 29.6% |
高校3年生の7月~9月 | 10.8% |
高校3年生の10月以降 | 0.0% |
わからない | 7.4% |
次に、総合型選抜入試の準備開始時期の最適なタイミングについて調査した結果、全体の46.8%が高校2年生での準備開始を推奨している一方、29.6%が高校3年生の4~6月に準備を本格化すべきと回答しました。
実際の準備開始時期と比較するとギャップがあることも分かり、早期対策の必要性を感じていることが明らかになりました。その他にも、高校1年生以前(5.4%)や「わからない」(7.4%)といった多様な意見が示され、受験準備に対する考え方の違いや、出願時期との連動性が浮かび上がりました。
46.8%が支持!高校2年生での早期対策―準備不足の反省が後押し
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調査結果によれば、全体の46.8%の受験生が、高校2年生での準備開始を理想的なタイミングと考えていることが明らかになりました。具体的には、4月~6月(10.3%)、7月~9月(9.4%)、10月~12月(8.4%)、そして1月~3月(18.7%)に分かれており、各時期において早期の準備が強く支持されています。
早期対策を推奨する背景には、出願書類の作成や自己分析、実績整理、志望校対策に十分な時間が確保できなかったという反省が色濃く反映されていると考えられます。
29.6%が選択!高校3年生4~6月に本格的な準備開始の理由
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最も支持率の高い理想の対策スタート時期は、高校3年生の4~6月であり、29.6%の受験生がこの時期に準備を本格化すべきと回答しました。
これは、実際に準備を始めた多くの受験生が高校3年生の7~9月以降に動き出す傾向にあるのに対し、受験生自身は振り返りの中で「もっと前倒しで準備すればよかった」という反省を踏まえ、実際の開始時期よりも早い高校3年生4~6月を理想のタイミングとしていることを示唆しています。
多くの受験生は、出願直前の追い込みに陥る前に、自己分析の深化や実績の整理、出願書類の作成をより余裕を持って進めるために、前倒しでの準備開始が効果的だと感じているようです。
18.7%が支持!高校2年生1~3月に先取り準備―余裕ある期間で未来の基盤を固める
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2番目に多い18.7%が、高校2年生の1月~3月に総合型選抜の準備を始めるべきと回答しました。この時期は、冬休み明けから新学期が始まるタイミングで、受験準備に専念できる比較的余裕のある期間と位置付けられています。
受験生の中には、早期に自己分析や志望校リサーチ、実績の整理などの対策を進めることで、後の出願準備に向けた土台作りを確実に行いたいと考える傾向が見受けられます。
まとめ
実際の準備開始時期
- 73%の受験生が高校3年生に準備を開始
- 高校3年生の7~9月:36.0%
- 高校3年生の4~6月:29.6%
- 高校3年生の10月以降:7.4%
理想の準備開始時期
- 46.8%の受験生が高校2年生での早期準備を推奨(準備不足を痛感した反省が背景)
- 最も多い29.6%の受験生は、実際の開始時期よりも前倒しで、高校3年生4~6月に本格的な準備を始めるのが理想的と回答
- 2番目に多い18.7%の受験生が高校2年生1~3月に先取りして準備を進めることを支持
その他の意見
- 少数ながら、高校1年生以前や「わからない」との回答もあり、受験準備の最適なタイミングに対する認識にばらつきが見受けられる
この結果から、実際には受験生の多くが高校3年生に入ってから総合型選抜入試の準備を開始している一方で、多くの受験生はもっと早い段階、特に高校2年生の早い時期に準備を始めるべきだと感じていることが分かります。これは、出願直前の追い込みを避け、より余裕を持って自己分析や実績整理を行いたいという思いが背景にあると考えられます。また、少数の意見に見られるように、最適な準備開始時期に関する認識は個々の経験や情報環境によって異なり、今後の進路指導や情報提供のさらなる充実が期待されます。
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オーダーメイドの総合型選抜入試対策講座じゅけラボ予備校について
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