■調査概要
- 調査概要:総合型選抜の受験対策の大変さと後悔したポイントに関するアンケート
- 調査期間:2025/1/8~2025/1/15
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:事前調査で「総合型選抜入試(旧AO入試)で大学受験をした」と回答した18歳〜21歳の男女203人
総合型選抜入試の受験生が「最も大変だった対策」とは?
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項目 | 割合(%) |
---|---|
面接対策(模擬面接、想定質問リスト作成など) | 52.7% |
志望理由書や自己PRの作成 | 33.0% |
小論文対策(書き方の練習、過去問演習など) | 32.0% |
プレゼンテーションの資料作成や練習 | 12.3% |
実績を示す資料(活動報告書やポートフォリオ)の作成 | 6.9% |
校内の課外活動(部活等)の実績作り | 4.4% |
志望学部とマッチする校外の課外活動プログラムやボランティアの実践 | 3.4% |
グループディスカッション対策 | 2.5% |
その他 | 1.0% |
特にない | 8.9% |
今回、総合型選抜入試を経験した18〜21歳の男女203人を対象に調査を実施。その結果、最も大変だった対策として「面接対策」が52.7%と突出していることが明らかになりました。志望理由書や小論文対策も上位にランクインし、受験生のリアルな苦労が浮き彫りになりました。
【1位】面接対策が52.7%で最多!「自分をどう表現するか」が最大の壁に
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総合型選抜入試経験者への調査の結果、最も苦労した対策として「面接対策」(52.7%)がダントツの1位となりました。模擬面接の実施や想定質問の準備など、実際の試験に備えるための練習が必要ですが、「どのように自分を表現すれば評価されるのかわからない」と感じる受験生が多かったことが背景にあると考えられます。
また、総合型選抜入試では「個性」や「熱意」が重視されるため、画一的な回答ではなく、自分自身の経験や価値観をしっかり伝える力が求められます。面接対策に多くの時間を割いたものの、「予想外の質問にうまく答えられなかった」「緊張して思うように話せなかった」というケースもあり、受験生にとって大きな壁となっていることが伺えます。
【2位】志望理由書・自己PR作成が33.0%「自分らしさをどう表現するのか」に直面
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総合型選抜の対策で大変だった2位にランクインしたのは「志望理由書や自己PRの作成」(33.0%)でした。
「なぜこの大学・学部を選んだのか」を論理的に説明する志望理由書作成も、受験生にとって大きな課題でした。「何を書けば評価されるかわからない」「他の受験生と差別化できない」といった悩みを解決するために、文章構成や表現力が求められることが浮き彫りになりました。
【3位】小論文対策(32.0%)「書き方がわからない」「時間内に書けない」の壁
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小論文対策が大変だったと回答した割合が3位にランキングしました。小論文対策は、「テーマに対して的確に論じる力」と「文章を時間内にまとめる力」が求められます。小論文の「書き方がわからない」「何をどう書けば評価されるのか不安」という悩みを解決するための対策の必要性がわかる結果となりました。
【4位】プレゼンテーションの資料作成や練習(12.3%)「伝える力」が求められる
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一部の大学では、総合型選抜入試で面接だけでなくプレゼンテーションの試験を課すケースもあります。「スライドの作り方がわからない」「人前で話すのが苦手」「論理的に回答できない」という悩みを解決するためには、事前に資料作成や発表練習を重ねることが成功のポイントになります。
【5位】実績を示す資料(活動報告書やポートフォリオ)の作成(6.9%)「実績を整理するのが大変」
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活動報告書やポートフォリオの提出が求められる場合、「どの実績をアピールすべきかわからない」「資料作成に時間がかかる」、または「実績自体がない」という悩みがでてきます。過去の活動を整理し、大学の求める人物像に合った実績を強調することが必要です。実績やエピソード自体がない場合は、早期から総合型選抜入試を見据えた準備が不可欠です。
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オーダーメイドの総合型選抜入試対策講座「もっと準備しておけば良かった…」総合型選抜入試後に受験生が後悔した内容が明らかに
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項目 | 割合(%) |
---|---|
面接対策(模擬面接、想定質問リスト作成など) | 34.5% |
志望理由書や自己PRの作成 | 20.2% |
小論文対策(書き方の練習、過去問演習など) | 19.2% |
プレゼンテーションの資料作成や練習 | 8.9% |
志望学部とマッチする校内の課外活動(部活等)の実績作り | 7.9% |
実績を示す資料(活動報告書やポートフォリオ)の作成 | 5.9% |
志望学部とマッチする校外の課外活動プログラムやボランティアの実践 | 3.9% |
グループディスカッション対策 | 3.9% |
その他 | 1.5% |
特にない | 29.1% |
次に、総合型選抜入試の受験後に最も後悔した対策を調査した結果、「面接対策」(34.5%)が最も多く、次いで「志望理由書や自己PRの作成」(20.2%)、「小論文対策」(19.2%)が続く結果となりました。 一方で、「特にない」と回答した受験生も29.1%にのぼることが判明しました。
【1位】面接対策で後悔した受験生が34.5%
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調査結果によると、「面接対策」(34.5%)が最も多くの受験生にとって後悔した対策でした。総合型選抜入試では、面接が重要な評価項目のひとつであり、受験生自身の考えや経験を自分の言葉で伝えることが求められます。
「想定外の質問への対応が難しかった」「緊張してうまく話せなかった」といったことを受験生から聞くことも多く、志望理由や大学・学部の特色に関連した質問に対する準備不足や実践練習不足が後悔の要因となった可能性があります。
【2位】志望理由書や自己PRの作成で後悔した受験生が20.2%
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次に多かったのが「志望理由書や自己PRの作成」(20.2%)です。
志望理由書では、大学が求める学生像に合致する内容を意識し、単なる動機ではなく、自身の経験や将来のビジョンと結びつけて書くことが求められます。しかし、受験後に「他の受験生と差別化できなかった」と感じるケースが少なくなく、事前に十分な推敲や第三者によるフィードバックを受けることの重要性が示唆されます。
【3位】小論文対策で後悔した受験生が19.2%
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「小論文対策」(19.2%)も多くの受験生が後悔した対策の一つとなりました。小論文では、論理的な構成や時間内に書き切るスキルが求められます。
小論文対策では、過去問を活用しながら実践的な演習を積むことが効果的ですが、実際には十分な演習時間を確保できなかった受験生が多いことがわかります。添削指導や模擬試験を通じて、自分の書いた文章を客観的に評価してもらうことが、より効果的な対策につながると考えられます。
【注目】後悔する点は「特にない」と回答した受験生が約3割(29.1%)。事前準備が十分だったケースも
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今回の調査では、「特にない」と回答した受験生が29.1% と約3割いることも明らかになりました。この結果は、一定数の受験生が総合型選抜入試に向けた十分な準備を行っていたことを示している可能性があります。
しかし逆に言えば、約7割の総合型選抜の受験生が対策不足で後悔しているということです。
「特に後悔がない」受験生に共通している要因として、早い段階から計画的に対策を進めたことや、面接・志望理由書・小論文などの指導を受けていたことが考えられます。また、事前に模擬試験やフィードバックを積極的に活用したことで、本番でも自信を持って取り組めたケースもあるかもしれません。
総合型選抜入試では、学力試験とは異なり、自己分析やプレゼンテーション能力が問われるため、対策の仕方が合否を大きく左右します。今回の調査結果からも、計画的な準備の重要性が示唆されています。
まとめ
今回の調査から、総合型選抜入試の対策において最も大変だったと感じたのは**「面接対策」(52.7%)であり、受験後の後悔としても「面接対策」(34.5%)が最も多い結果となりました。これは、面接が大学側の評価基準として大きな割合を占める一方で、想定外の質問や緊張への対策が不十分だったと感じる受験生が多いことを示しています。
また、「志望理由書・自己PRの作成」や「小論文対策」も、事前の準備が不十分だったと後悔する受験生が多いことがわかりました。これらの項目は、入試前に大変だと感じた対策ランキングでも上位を占めており、「自分の考えを的確に伝える力」や「論理的な文章を書くスキル」が求められる点が共通していると考えられます。
一方で、「特にない」と回答した受験生も29.1%にのぼり、事前の準備を十分に行うことで、総合型選抜入試をスムーズに突破できる可能性が高まることが示唆されました。特に、面接・志望理由書・小論文といった自己表現に関する対策は、計画的な準備と実践的な演習が成功の鍵となるでしょう。
総合型選抜対策で後悔した点がないと感じる受験生が約3割(29.1%)いるということは、約7割(70.9%)が対策不足で後悔しているということです。
総合型選抜入試を目指す受験生は、これらの結果を参考に、対策の優先順位を明確にし、早い段階から準備を進めることが重要です。
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
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