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目次
医学部の総合型選抜(旧AO入試)とは?

医学部の総合型選抜にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここからは、以下について解説していきます。

- 医学部が求める人物像を総合的に評価する総合型選抜
- 総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜の違い
- 総合型選抜で重視されるポイント
それぞれ解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
医学部が求める人物像を総合的に評価する総合型選抜
総合型選抜は、学力試験の点数だけでは評価できない、以下の点を総合的に判断する入試制度です。

- 受験生の個性
- 受験生の医学への適性
- 学習意欲 など
医学部では、単に学力が高いだけでなく、医師としての適性や高い倫理観、周りの人と円滑な関係を築けるコミュニケーション能力などを兼ね備えた人材を求めています。
総合型選抜では、書類審査、面接、小論文などを通して、受験生の能力を多角的に評価します。
具体的には、学力だけでなく、以下の点も評価の対象です。

- ボランティア活動の経験
- 課外活動の実績
- リーダーシップ など
地域枠入試では、その地域での医療への貢献意欲や、地域医療に関する知識も評価されるでしょう。
医学部の総合型選抜で合格するためには、学力向上はもちろん、早い段階から志望大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)を理解することが重要です。
自分自身の強みや経験をアピールできるように準備を進めましょう。
総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜の違い
総合型選抜と学校推薦型選抜の主な違いは、選考方法と出願要件です。
具体的な表は以下のとおりです。

受験方式 | 選考方法 | 出願要件 |
---|---|---|
総合型選抜 | 学業成績だけでなく、個性や意欲、適性など、より多角的な評価が重視される選抜方法 | 評定平均の基準を設けていない大学や、基準が緩やかな大学もある |
学校推薦型選抜 | 主に評定平均などの学業成績が重視される選抜方法 | 評定平均4.0以上 など |
総合型選抜では学校推薦型選抜に比べると、書類審査や面接、小論文などを通じて、受験生の個性や能力が厳しく審査されます。
また、大学入学共通テストを課す大学もあります。
どちらの選抜方式が自分に適しているか、各大学の募集要項をよく確認し、自身の強みや状況に合わせて選択することが重要です。
総合型選抜は、学校推薦型選抜よりも準備期間が長くなる傾向があるため、早期からの対策を心がけましょう。
以下では、総合型選抜と学校推薦型選抜の違いについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
総合型選抜で重視されるポイント
医学部の総合型選抜では、以下のポイントが重視されます。

- 学力
- 提出書類
- 面接
- 小論文 など
まず、学力については、高い評定平均が求められる場合が多く、とくに医学部では4.0以上が望ましいとされています。
また、大学入学共通テストが課せられている大学では、高得点を取ることも重要です。
次に、提出書類では、志望理由書や自己推薦書などが挙げられます。
医師を志す理由や、将来のビジョン、これまでの活動実績などを具体的に記述することが必要です。
さらに、面接では、コミュニケーション能力や表現力、医師としての適性などが評価されます。質問に対して的確に答えられるよう、事前の練習が不可欠です。
小論文では、医療に関するテーマが出題されることが多く、文章構成力や論理的思考力、医療に関する知識などが問われます。
上記のポイントを踏まえ、総合的な対策をおこなうことが、合格への近道となります。
医学部の総合型選抜・AO入試の入試倍率は?高い合格難易度

医学部への総合型選抜・AO入試は、近年ますます注目を集めています。一般入試とは異なり、受験生の人間性や将来のビジョンを総合的に評価することが多い一方、募集人数が少ないうえに志願者数が増える傾向にあるため、合格倍率・難易度が高いのも特徴です。
以下では、国公立大学および私立大学の「令和6年度・2024年度入試」データから、入試倍率と合格難易度について考察してみましょう。
国公立大学(医学部)総合型選抜・AO入試 入試倍率(令和6年度・2024年度入試)
大学名 | 入試方式 | 志願者数 | 合格者数 | 入試倍率 |
---|---|---|---|---|
神戸大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 117 | 10 | 11.7 |
北海道大学医学部医学科 | 総合型選抜(フロンティア入試) | 9 | 1 | 9.0 |
東北大学医学部医学科 | AO入試Ⅱ期 | 151 | 18 | 8.4 |
高知大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 228 | 30 | 7.6 |
愛媛大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 32 | 6 | 5.3 |
広島大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 9 | 4 | 2.3 |
大阪公立大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 44 | 5 | 8.8 |
徳島大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 16 | 5 | 3.2 |
九州大学医学部保健学科 | 総合型選抜 | 77 | 22 | 3.5 |

国公立大学医学部の総合型選抜では、1桁台から10倍を超える高倍率が見られます。特に神戸大学医学部医学科は約12倍となっており、かなり厳しい競争を勝ち抜く必要があります。東北大学や大阪公立大学、高知大学も7倍、8倍を超えており、北海道大学の場合はフロンティア入試の募集人員が5名に対して1人しか最終合格者を出していない(募集人員全てが合格していたら入試倍率1.8倍)ことを踏まえると、総合型選抜・AO入試といえども一般入試と同様、あるいはそれ以上に厳しい選抜となっているケースが多いです。
また、広島大学のように募集人数が少ない大学では志願者数が限られるものの、合格者数がさらに少なくなるため、総合型選抜に挑む際は事前の情報収集と徹底した対策が欠かせません。学力試験だけでなく、面接や小論文、プレゼンテーション能力など多角的な評価が行われるため、自分の強みを明確にアピールできる準備が重要となるでしょう。
私立大学(医学部)総合型選抜・AO入試 入試倍率(令和6年度・2024年度入試)
大学名 | 入試方式 | 志願者数 | 合格者数 | 入試倍率 |
---|---|---|---|---|
東海大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 110 | 22 | 5.0 |
日本医科大学 | グローバル特別選抜 | 218 | 13 | 16.8 |
関西医科大学医学部 | 特色選抜 | 101 | 11 | 9.2 |
金沢医科大学医学部 | 総合型選抜 | 236 | 15 | 15.7 |
大阪医科薬科大学 | 総合型選抜 | 63 | 5 | 12.6 |
久留米大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 4 | 2 | 2.0 |
川崎医科大学医学部医学科 | 総合型選抜 | 86 | 25 | 3.4 |

私立大学医学部でも、総合型選抜・AO入試においては非常に高い倍率が目立ちます。なかでも日本医科大学のグローバル特別選抜は約17倍、金沢医科大学医学部の総合型選抜も約16倍と、極めて高い競争率となっています。
募集人数が限られることと、私立医大特有の学習環境や教育方針を求める受験生が多いことが背景として考えられます。
一方、久留米大学医学部医学科では志願者数自体が4名と少数ですが、合格者数2名で倍率2.0と、相対的にはやや低めに見えます。しかし、大学によって求める人物像や選抜方法は大きく異なるため、一概に「倍率が低い=合格しやすい」とは言い切れません。私立大学でも学費や立地、大学が重視する研究分野などを総合的に考慮し、受験戦略を立てる必要があります。総合型選抜・AO入試では、受験生自身がいかに大学の求める人材像と合致し、かつ自らのアピールポイントを明確に提示できるかが合否を左右します。
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オーダーメイドの総合型選抜入試対策講座医学部の総合型選抜(旧AO入試)に受かるには?合格者の特徴

医学部の総合型選抜で合格を勝ち取る人には、幾つかの共通点があります。
合格者に共通する主な特徴は以下の通りです。

- 高い評定平均(GPA)の維持
- 共通テストでの高得点獲得
- 英検などの英語資格取得(最低でも2級以上)
- 優れたコミュニケーション能力(面接・小論文)
それぞれ解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
高い評定平均(GPA)の維持
医学部の総合型選抜では、多くの場合、出願資格として高い評定平均(GPA)が求められます。
具体的には、4.0以上を求められるケースが多いです。
評定平均は、高校での学習成績を数値化したもので、日々の授業への取り組みや定期テストの結果が反映されます。
大学が、この数値を重視する理由は、学業成績だけでなく、以下をはかるための指標と考えているからです。

- 学習に対する意欲や真面目さ
- 受験生の総合的な人間性
- 基礎学力
医学部入学後には、さらに高度で専門的な学習が続くため、対応できる基礎学力があるかを見極める上でも重要視されます。
総合型選抜での合格を目指すのであれば、高校1年生の時から日々の授業を大切にし、定期テストで高得点を維持できるよう、計画的な学習を心がけましょう。
共通テストでの高得点獲得

一部の大学では、総合型選抜の選考過程で共通テストの成績が重視されます。
共通テストで高得点を獲得している受験生は、それだけで基礎学力が高いと評価され、次の選考ステップに進める可能性が高まるでしょう。
共通テストは、全国の受験生が同じ条件で受ける試験であるため、個々の学力を客観的に比較できる指標となります。
とくに医学部では、高度な専門知識を学ぶための前提として、幅広い分野での基礎学力が求められます。共通テストの成績は、その基礎学力が十分であるかを判断する材料となるわけです。
共通テストで高得点を取るためには、各科目をバランスよく学習し、過去問などを活用して実践的な演習を重ねることが大切です。
英検などの英語資格取得(最低でも2級以上)
多くの医学部では、総合型選抜の出願資格として、英検などの英語資格が求められることがあります。最低でも英検2級以上を取得しておくことが推奨されます。
グローバル化が加速する現代において、医師にとって英語能力が必須のスキルとなりつつあるためです。
具体的な理由としては、以下があります。

- 最新の医学情報は英語で発表されることが多いため
- 海外の論文を読む機会が多いため
- 国際学会で発表する機会があるため
医学を学ぶ上で英語力は欠かせない要素となっています。
英検準1級以上を取得していると、より有利になる場合もあるでしょう。
また、英検は単なる資格としてだけでなく、奨学金制度や推薦入試で優遇されるケースもあります。
医学部を目指すのであれば、早い段階から英語学習に取り組み、英検などの資格取得を目標にしましょう。
計画的に学習を進め、英語力を高めることが、将来の選択肢を広げることにもつながります。
優れたコミュニケーション能力(面接・小論文)
総合型選抜では、面接や小論文を通して、受験生が持つコミュニケーション能力が評価されます。
医療の現場では、患者さんやそのご家族、そして共に働く医療スタッフとの間で、円滑なコミュニケーションを取ることが非常に大切なためです。
医師には、患者さんの病状や治療方針をわかりやすく説明する能力が求められます。
日頃から自分の考えを論理的にまとめ、相手にわかりやすく伝える練習を重ねましょう。
模擬面接や小論文の添削指導を受けるなど、実践的な対策も効果的です。
また、医療に関するニュースや書籍に目を通し、さまざまなテーマについて自分なりの意見を持つように心がけることも大切です。
以下の記事では、より詳しい総合型選抜に受かる人の特徴を解説していますので、気になる方は一度参考にしてみてください。
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オーダーメイドの総合型選抜入試対策講座医学部の総合型選抜(旧AO入試)で受かるための対策

医学部の総合型選抜(旧AO入試)で合格を勝ち取るための対策について紹介します。
主な対策は以下の通りです。

- 早期の志望校決定と大学別の対策をおこなう
- 徹底した定期試験対策で高いGPAを維持する
- 小論文対策として医学・医療に関する知識と論理的思考力を強化する
- 面接対策として医師としてのキャリアビジョンを具体化する
- 志望理由書対策として「医療倫理」と「医師の社会的責任」への深い理解を示す
それぞれの対策について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
早期の志望校決定と大学別の対策をおこなう

医学部の総合型選抜で合格するためには、なるべく早い段階で志望校を決め、その大学に特化した対策をおこなうことが大切です。
総合型選抜は大学によって試験の内容や難しさが大きく違い、それぞれに合わせた準備が必要なためです。
たとえば、共通テストの点数が重視される大学もあれば、独自の小論文や面接で合否が決まる大学もあります。
高校1年生や2年生のうちから、興味のある大学の情報を集め、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)や過去の試験問題を調べて、自分に合った志望校を見つけましょう。
そして、志望校の選考基準に沿った学習計画を立て、対策を進めることが合格への近道となります。
徹底した定期試験対策で高いGPA(評定平均)を維持する

医学部の総合型選抜では、多くの場合、高いGPA(評定平均)が求められます。
日頃の定期試験対策をしっかりおこない、高いGPAをキープすることが重要です。
GPAとは、高校での学習状況や学習に対する真面目な姿勢を評価するための指標です。多くの大学で、総合型選抜の出願資格として「4.0以上」のGPAが求められています。
普段の授業を大切にし、定期試験で確実に高得点を目指しましょう。
もし苦手な科目がある場合は、早めに塾や家庭教師を利用するなどして、克服するための対策を検討することも有効な手段となります。
小論文対策として医学・医療に関する知識と論理的思考力を強化する
医学部の総合型選抜では小論文試験が課されることが多く、医学や医療に関する知識と、それをもとにした論理的な思考力が求められます。
小論文試験では、与えられたテーマについて自分の意見を論理的に展開する力が必要です。
医学部では、医療現場で起こりうる倫理的な問題や社会的な課題について、自分の考えをはっきりと表現できる人が求められます。
過去の小論文試験では、以下のようなテーマが出題されています。

- 地域医療における医師の役割
- インフォームド・コンセントの重要性
- 終末期医療のあり方
出題されるテーマについて、知識がなければ自分の意見を述べられません。
日頃から医学・医療に関するニュースや本に触れて知識を深め、過去問や模擬試験で実際に小論文を書く練習を重ねましょう。書いた小論文は学校や塾の先生に添削してもらい、改善点を見つけることが大切です。
面接対策として医師としてのキャリアビジョンを具体化する

医学部の総合型選抜の面接では、医師としての適性や熱意、将来のキャリアビジョンなどが評価されます。
自己分析をしっかりとおこない、具体的なキャリアビジョンを描いておくことが重要です。面接官は、受験生が医師という仕事を深く理解し、将来どのように活躍したいかを具体的にイメージできているかを知りたいと考えています。
たとえば、以下のような質問が考えられます。

- なぜ医師になりたいのか
- どのような医師になりたいのか
- 将来、どの分野で医療に貢献したいのか
上記の質問に対して、自分の経験や考えに基づいて具体的に答えられるように準備しておきましょう。
自己分析をして、自分の強みや興味があることを明確にすることが大切です。
医師の働き方や、医療分野の動向を調べ、将来のキャリアビジョンを具体的に描きましょう。模擬面接などを通して、面接での受け答えを練習することも重要です。
志望理由書対策として「医療倫理」と「医師の社会的責任」への深い理解を示す
医学部の総合型選抜の志望理由書では、「医療倫理」と「医師の社会的責任」について深い理解がある点を示すことが大切です。
医学部では、単に学力が高いだけでなく、高い倫理観と社会的責任感を持つ人が求められています。
志望理由書でこれらの資質をアピールすることが、他の受験生との差をつけることにつながります。
具体的には、以下のように具体的な目標と、それを達成するための実践的な方法を示すことが重要です。

- 医療過疎地の問題に関心があり、将来は地域医療に貢献したい
- 患者さんの権利を守り、最善の医療を提供したい
- 研究医として難病の治療法開発に携わりたい
医療倫理に関する本を読んだり、ニュースやドキュメンタリー番組を見たりして知識を深めましょう。
また、病院でのボランティア活動や実習に参加し、実体験を通じて医療倫理や医師の社会的責任について考えることも有効です。
得た知識や経験をもとに、自分なりの考えを志望理由書にまとめましょう。
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オーダーメイドの総合型選抜入試対策講座医学部の総合型選抜(旧AO入試)の出願時の戦略

総合型選抜は、一般的な学力試験とは異なり、出願書類や面接、小論文などを通して、受験生の個性や適性、将来性を多角的に評価する入試方式です。
以下のように戦略的に出願準備を進めることで、合格の可能性を大きく高められます。

- 併願成功のためのスケジュール管理
- 自分に合った大学の選択
- 地域枠の活用
それぞれの内容について具体的に解説します。
併願成功のためのスケジュール管理

医学部の総合型選抜は、大学によって出願時期や試験日が異なります。
そのため、綿密なスケジュール管理が不可欠です。
複数の大学を併願する場合は、出願締め切り日、試験日、合格発表日などを一覧で管理し、重複や漏れがないように注意することが重要です。
総合型選抜は多くの場合、専願が基本ですが、一部の大学では併願が可能な場合もあります。しかし、併願可能な大学でも、試験日が重なってしまうと受験できません。
出願書類の準備には時間がかかるため、早めにスケジュールを立てて、計画的に準備を進めることが大切です。
事前に各大学の募集要項をよく確認し、カレンダーやスケジュール管理アプリなどを活用しましょう。
以下の記事では、総合型選抜対策を始める時期について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
自分に合った大学の選択

医学部の総合型選抜では、各大学がアドミッション・ポリシー(求める学生像)を明確に示しています。
自分の個性や強み、将来の目標と、大学のアドミッション・ポリシーが合致しているかを見極めることが重要です。
総合型選抜は、学力だけでなく、受験生の意欲、適性、経験などを総合的に評価します。大学側が求める学生像と、受験生の自己PRが一致していなければ、合格は難しくなります。
まずは、各大学のホームページやパンフレットでアドミッション・ポリシーを確認しましょう。そして、自分のこれまでの経験や将来の目標を振り返り、自己分析をおこないます。
自分の強みや興味関心と、大学のアドミッション・ポリシーが合致する大学を複数選び、オープンキャンパスや説明会に参加して、大学の雰囲気や教育内容を直接確認することもおすすめです。
以下に総合型選抜・AO入試・特色入試を実施している大学を国公立と私立それぞれ一部紹介しますので、自分に合った大学医学部選びの参考にしてください。
【国公立】医学部医学科 総合型選抜・AO入試・特色入試 実施大学例
旭川医科大学 | 北海道大学 | 弘前大学 | 東北大学 | 筑波大学 |
富山大学 | 金沢大学 | 京都大学 | 神戸大学 | 広島大学 |
徳島大学 | 愛媛大学 | 高知大学 | 大分大学 | 福島県立医科大学 |
大阪公立大学 |
【私立】医学部医学科 総合型選抜・AO入試・特色入試 実施大学例
獨協医科大学 | 帝京大学 | 東海大学 | 日本医科大学 | 東北医科薬科大学 |
岩手医科大学 | 藤田医科大学 | 金沢医科大学 | 大阪医科薬科大学 | 兵庫医科大学 |
川崎医科大学 | 産業医科大学 | 関西医科大学 | 久留米大学 |
地域枠の活用

地域医療に貢献する意思がある受験生は、地域枠の活用を検討するとよいでしょう。
地域枠は、一般枠よりも合格しやすい場合があります。
ただし、卒業後の進路に制限がある場合もあるため、注意が必要になります。
地域枠は、特定の地域で医師として働くことを条件に、入学定員の一部を設けている制度です。
これは、地域医療への貢献意欲が高い学生を確保することが目的です。多くの場合、一般枠よりも倍率が低く、合格しやすい傾向にあります。
地域枠で入学した学生は、卒業後、一定期間、指定された地域の医療機関で働くことが義務付けられます。将来、特定の地域で医師として働きたいと考えている受験生にとっては、大きなチャンスです。
自分が将来働きたいと考えている地域に、地域枠を設けている大学があるかを調べてみましょう。
地域枠の出願には、地域医療への貢献意欲を示す志望理由書や面接対策が重要になります。地域医療に関する情報を収集したり、実際に地域医療の現場を見学したりすることも有効な対策となります。
(参考)地域枠採用医学部(2025年3月調査時)
国公立大学の医学部医学科では九州大学や東京大学、京都大学、大阪大学など一部大学では地域枠を設けていませんが、その他の大学医学部医学科では地域枠を採用しています。詳細は各大学WEBサイトをご確認ください。 私立大学の医学部医学科では、慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、産業医科大学、国際医療福祉大学などは現時点で地域枠を採用していない、もしくは今後導入予定の可能性があるものの、2025年度3月時点では未実施と公表されています。その他の私立大学医学部医学科では地域枠を採用しているので各大学WEBサイトをご確認ください。 |
医学部の総合型選抜(旧AO入試)対策にはオンライン塾がおすすめ

総合型選抜で医学部合格を目指す上で、オンライン塾・予備校は非常に有効な選択肢です。
最大の魅力は、地理的な制約を受けずに質の高い指導を受けられる点にあります。
医学部の総合型選抜は、一般的な学力試験に加えて、面接や小論文、志望理由書など、多岐にわたる対策が求められます。
地方では専門的な指導を受けられる塾・予備校が限られているのが現状ですが、オンラインであれば、全国どこからでも、医学部専門の予備校や、経験豊富な講師の授業を受けることが可能です。
さらに、通塾の必要がないため、時間を有効活用できます。
部活動や学校行事で忙しい現役生でも、自宅で自分のペースで学習を進められます。
また、録画授業を提供している塾・予備校であれば、苦手な分野を繰り返し学習することも可能です。
オンラインでの個別指導や質問対応など、サポート体制も充実しているため、疑問点をすぐに解消できます。これらの理由から、多くの受験生がオンライン塾・予備校を選択しています。
以下の記事では、総合型選抜対策における塾や予備校の必要性について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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オーダーメイドの総合型選抜入試対策講座まとめ:医学部の総合型選抜(旧AO入試)対策には、塾の利用がおすすめ

医学部総合型選抜で合格を掴むには、総合的な人間力が重要です。高いGPAを維持し、日々の学習に励みましょう。共通テストで高得点を狙える基礎学力も必須です。英検などの英語資格取得は、国際性をアピールできます。
さらに、面接・小論文対策も欠かせません。コミュニケーション能力、論理的思考力、そして医療への熱意を示しましょう。合格者はこれらの要素を高いレベルで兼ね備えています。
早期からの対策が合格への鍵です。
定期試験対策、小論文・面接対策、志望理由書の作り込みを入念におこない、戦略的な出願計画、自分に合った大学選び、地域枠の活用も視野に入れましょう。
総合型選抜の対策をオンラインで効率的におこないたい方には、じゅけラボ予備校の「総合型選抜入試対策講座」がおすすめです。
メールまたはLINEで問い合わせを受けつけていますので、対策の内容や料金、特徴などが気になる方はぜひお気軽にご連絡ください。
よくある質問
- 国公立医学部の総合型選抜の難易度はどの程度ですか?
-
国公立大学の医学部は私立に比べて定員数が少なく、さらに学力・面接・書類審査など多面的な評価が行われるため、非常にハードルが高い傾向にあります。ただし、出願要件や評価基準を的確に把握し、志望理由書や面接対策を早期から進めれば十分に合格は狙えます。詳しくは「医学部の総合型選抜・AO入試の入試倍率は?高い合格難易度」をご覧ください。
- 医学部の総合型選抜の合格倍率はどのくらいですか?
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大学や募集枠によって大きく異なりますが、数倍から十数倍程度になる場合が多いです。一般入試よりは募集枠が小さい一方、合格者の学力や意欲も高いため、厳選された選考が行われます。各大学の募集要項を確認し、自分が出願できる条件や求められるスキルを早めに調べることが重要です。詳しくは「医学部の総合型選抜・AO入試の入試倍率は?高い合格難易度」をご覧ください。
- 評定平均が足りなくても国公立医学部の推薦で合格できますか?
-
大学によっては評定平均に厳格な基準を設けているところもありますが、総合型選抜は学業成績だけでなく面接や小論文、活動実績なども重視される場合があります。志望校によっては評定平均の基準がやや緩めのケースもあるので、まずは募集要項で要件を確認し、他の評価ポイントを磨く戦略が大切です。詳しくは「高い評定平均(GPA)の維持」をご覧ください。
- AO(総合型選抜)で受験可能な医学部はどの大学ですか?
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国公立・私立を含め、多くの医学部が総合型選抜(旧AO入試)を導入しています。ただし、募集枠や評価基準は大学ごとに異なるので、まずは志望校のホームページや募集要項をチェックしましょう。地域枠が設けられている大学や、英語資格が必須の大学もあるため、出願条件を総合的に確認することが重要です。詳しくは「自分に合った大学の選択」をご覧ください。
- 共通テストはどのくらい重視されるのでしょうか?
-
総合型選抜でも、大学によっては共通テストの点数が合否を左右する大きな要素となります。とくに国公立の医学部では高得点が求められる傾向が強く、基礎学力を証明する指標として扱われます。共通テストを課さない大学もありますが、いずれにせよ総合的な学力を示すために日頃からの学習が欠かせません。詳しくは「共通テストでの高得点獲得」をご覧ください。
- 小論文対策はいつから始めるべきですか?
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早い段階から取り組むほど有利です。医学・医療に関する知識は一朝一夕では身につかないため、高校1年・2年生のうちから時事問題や医療の課題に触れ、書く練習を続けると効果的です。添削指導を受けながら、自分の考えを論理的に整理する力を養いましょう。詳しくは「小論文対策として医学・医療に関する知識と論理的思考力を強化する」を参照ください。
- 面接ではどのような質問が出されますか?
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医師を志す理由や将来のキャリアビジョン、医療の課題に対する意見などが頻出です。また、患者やチームとのコミュニケーションに関する質問や、倫理的なジレンマへの対応力を探るケースもあります。自分の体験や考えを具体的に示すことで、適性や熱意をアピールしましょう。詳しくは「面接対策として医師としてのキャリアビジョンを具体化する」をご覧ください。
- 地域枠入試を利用するメリットは何でしょうか?
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地域枠は、特定の地域医療に貢献する意志がある学生を優先的に受け入れる制度で、一般枠より競争率が低い場合が多い点がメリットです。ただし、卒業後に一定期間その地域で勤務する義務があるなど、制約が設けられるケースもあります。詳しくは「地域枠の活用」をご参照ください。
- 医学部の総合型選抜でオンライン塾を活用する利点はありますか?
-
地理的な制限がなく、専門講師の指導を自宅で受けられるため、部活動や学校行事が忙しい現役生にもスキマ時間を活用した学習が可能です。録画授業や個別添削などサポート体制も充実しており、自分のペースで総合型選抜の対策を進められます。詳しくは「医学部の総合型選抜(旧AO入試)対策にはオンライン塾がおすすめ」をご覧ください。
- 志望理由書にはどんな内容を盛り込むと良いですか?
-
医師を目指す理由や将来のビジョンを軸に、具体的なエピソードや医療倫理への理解を示すことが重要です。地域医療の課題への興味や社会貢献の意欲など、自分ならではの強みを説得力ある文章でまとめると印象的になります。詳しくは【志望理由書対策として「医療倫理」と「医師の社会的責任」への深い理解を示す】をご確認ください。
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