目次
塾や予備校の併用、塾と家庭教師や通信教育を掛け持ちで受講して学習効果を上げる
塾や予備校、家庭教師、通信教育、色々な教育サービスがありますが、生徒1人1人状況が違うので、「学習内容が自分のレベルに合わない」「指導法が合わない、わかりづらい」「成績、偏差値が上がらない」など不満足な部分がどうしてもでてきてしまいがちです。
ここでは、高校受験、大学受験を目指して学習している中学生と高校生向けに、塾・予備校の併用、塾や家庭教師、通信教育を併用する上で、後悔しない自分に合った選び方をできるように情報を提供していきます。
また、じゅけラボでは中学校と高校を卒業したお子様をお持ちの保護者を対象に、教育サービスの併用についてのアンケートを実施しました。その結果も交えながら、教育サービスの併用について解説します。
※以下に掲載するアンケート結果は、お子様が中学時代または高校時代に教育サービスを併用したことがあるとご回答いただいた保護者の方を対象に実施したものです。
中学生
塾や家庭教師と他の教育サービスを併用していた場合に、どのような組み合わせで併用していたか
n=320
塾や家庭教師と他の教育サービスを併用していた場合に、その感想や結果はどうだったか
n=320
高校生
※以下は教育サービスを併用した事があると回答頂いた方のアンケート結果
塾・予備校や家庭教師と他の教育サービスを併用していた場合に、どのような組み合わせで併用していたか
n=397
塾・予備校や家庭教師と他の教育サービスを併用していた場合に、その感想や結果はどうだったか
n=397
集団塾(講義形式)と個別塾の併用
集団形式の塾と個別指導形式の塾を併用する場合のよくある利用ケースと、学習効果を上げる為のポイント、そして間違った併用方法にならない為の利用方法について説明します。
集団塾と個別塾を併用するケース
中学時代に教育サービスを併用していた場合に、集団塾と個別塾との併用の割合
n=320
高校時代に教育サービスを併用していた場合に、集団塾・予備校と個別塾・予備校との併用の割合
n=397
集団塾と個別塾を併用して受講する場合以下の目的で利用するケースがあります。
集団塾と個別塾の併用目的
集団塾に加えて個別塾を追加で併用する場合
- 集団塾で伸びない教科を個別指導で強化
- 集団塾で受講していない教科を個別指導で補強
- 集団塾の授業についていく為のフォローで個別指導を利用
- 集団塾だと質問できない、または質問しづらいから個別で教えて欲しい
個別塾に加えて集団塾を追加で併用する場合
- 切磋琢磨できる環境の中で勉強させて刺激を与えたい
- 進学実績が高い集団塾の授業を受けさせたい
- 個別塾だとマイペースになりがちなので進学塾のカリキュラムで進めたい
- 個別指導の講師が大学生だと受験指導が頼りないからプロに指導してほしい
集団塾に加えて個別塾の併用を考えている方、個別塾に加えて集団塾の併用を考えている方で、掛け持ちしたい理由は違います。
併用目的を明確にして受講しないと思った成果が得られませんので、利用目的を満たしてくれる塾選びをしっかりと行う事で学習効果を上げる事ができます。
【中学生】集団塾と個別塾の併用
中学時代に集団塾と個別塾を併用していた場合に、併用を始めた時期
n=110
中学生が塾を併用する場合、中学入学前から併用していてそのまま続けている場合が最も多く、次いで中1の1学期から、中2の夏休みから、その次に中1の夏休みからが多い結果となりました。
中1~中3の学年別で見ると、いずれも1学期または夏休みで併用を開始している場合が多く、学年が上がるタイミングや長期休みが勉強方法を見直すきっかけになっていると言えます。
高校受験の第一志望校合格に向けて、「全教科もう数段階レベルアップしたい」、「苦手強化を克服して合格ラインまで偏差値を上げたい」けど現状だと難しいと感じている場合は、集団塾と個別塾の併用はお勧めです。
ただし、成績が伸びない原因が結局は自分自身にある場合は、塾を併用しても意味があまりないので、まずは成績が伸びない原因を見定めて、自分を変える努力が必要です。
【高校生】集団塾・予備校と個別塾の併用
高校時代に集団塾・予備校と個別塾・予備校を併用していた場合に、併用を始めた時期
n=148
高校生が塾を併用する場合、高校に入学する前から併用していてそのまま続けている場合が最も多く、次いで高1の1学期から、その次に高2の夏休みから、甲3の1学期からが多い結果となりました。
高校生も中学生と同様に、中1から中3までの学年別で見ると、1学期や夏休みで併用を開始している場合が多くなっています。
塾を掛け持ちで利用するケースとしては、もともと学校の授業や定期テスト対策として集団塾に通っていて、受験勉強の強化や弱点の補強、個別の質問対応を目的として個別塾を併用するような併用方法です。
他にも、個別塾に通っていて、塾以外での学習場所を確保するために、自習室を利用できる集団塾を併用する受験生もいます。最低限の講義のみ取って自習室を利用するという併用方法も1つの選択肢です。
志望大学合格に向けて、「もっと受験対策に力を入れたい」「もっと多くの問題演習をして得点を伸ばしたい」という場合は、集団塾・予備校と個別塾の併用はお勧めです。また、今通っている塾では受験科目全ての対策を行うことができない場合には、塾の併用が必要になるでしょう。
一方で受験対策をメインとする集団塾、予備校、個別塾を併用する事はあまりおすすめできません。費用が高額になる上、二重学習になってしまうことが多く、うまく併用するには工夫が必要です。いくら学習量、学習時間が多くなっても、効率的に学力を伸ばせる組み合わせでないと、とりあえず勉強をこなすだけで身についていない状態に陥ってしまいます。
二重学習や高額な費用を解消するためには、塾・予備校と通信教育といった組み合わせがお勧めです。を塾・予備校を受験勉強のメインとして、その進度に合わせて通信教育で追加の演習を進めたり、受験までの学習スケジュールを組んでもらえる通信教育をメインとして、追加演習や質問、自習室を目的に塾を利用することで、両方を活かして学習を進めることが出来ます。
集団塾と個別塾の併用のメリットとデメリット
集団塾と個別塾を掛け持ちで併用して学習する場合のメリット、デメリットをご確認ください。自分に合う塾を選んで併用しないと成果が上がるどころか、勉強に対するやる気と自信をなくす結果になります。自分に合った塾選びが重要です。
メリット
- 今の塾で足りていない部分を補える
- 学習時間と学習量が必然的に伸びる
- 集団授業と個別指導のいいとこ取りができる
デメリット
- 体力的にも精神的にも余裕が持ちづらい
- 学習法や先生が合わない場合は成果が上がらず、やる気や自信の喪失に繋がる
- 自分と向き合う時間や余裕が少なくなり、家庭学習を見直せない場合がある
- 塾代が2つ分かかり負担が大きくなる
塾・予備校と家庭教師の併用
塾と家庭教師を併用する場合のよくある利用ケースと、学習効果を上げる為のポイント、そして間違った併用方法にならない為の利用方法について説明します。
集団塾・予備校(講義形式)と家庭教師を併用するケース
中学時代に教育サービスを併用していた場合に、集団塾と家庭教師との併用の割合
n=320
高校時代に教育サービスを併用していた場合に、集団塾・予備校と家庭教師との併用の割合
n=397
集団塾と個別塾を併用して受講する場合以下の目的で利用するケースがあります。
集団塾と家庭教師の併用目的
集団塾に加えて家庭教師を追加で併用する場合
- 集団塾で伸びない教科を家庭教師で強化したい
- 集団塾で受講していない教科を家庭教師で補強
- 集団塾の授業についていく為のフォローで家庭教師を利用
- 集団塾だと質問できない、または質問しづらいから個別で教えて欲しい
- 塾に行く時間が追加でとれないから自宅で指導して欲しい
家庭教師に加えて集団塾を追加で併用する場合
- 切磋琢磨できる環境の中で勉強させて刺激を与えたい
- 進学実績が高い集団塾の授業を受けさせたい
- 家庭教師だと受験のカリキュラムに弱くマイペースな指導になりがち
- 家庭教師が大学生で受験指導に頼りないからプロに指導してほしい
集団塾に加えて家庭教師の併用を考えている方、家庭教師に加えて集団塾の併用を考えている方で、掛け持ちしたい理由は違います。家庭教師と個別塾はほとんど同じ利用目的になりますが、個別塾ではなく、家庭教師を選ぶ人は、通塾せずに自宅で指導を受けたいという理由や、個別塾よりも時間の融通や調整がききやすいという理由で選ぶ人が多いです。
併用目的を明確にして受講しないと思った成果が得られませんので、利用目的を満たす塾や家庭教師選びをしっかりと行う事で学習効果を上げる事ができます。
個別指導塾と家庭教師は併用する意味はある?
中学時代に教育サービスを併用していた場合に、個別塾と家庭教師との併用の割合
n=320
高校時代に教育サービスを併用していた場合に、個別塾・予備校と家庭教師との併用の割合
n=397
実際、個別指導塾と家庭教師にほとんど違いはありませんので、個別塾と家庭教師の指導を並行して受けている併用経験者は少ないようです。
特徴として知っておいて欲しいのは、個別指導塾は科目別に講師を用意していますが、家庭教師は一人の先生が全教科を上手に教える事ができない場合があるので、指導教科に偏りがでる場合があるという事です。
例えば、家庭教師の英語の教え方は上手いけど、数学や理科を教えるのが下手な場合は、英語は家庭教師に指導を受けて、数学と理科を個別塾で指導を受けるという方もいます。もしくは科目別に家庭教師を複数人依頼するという場合もあります。
マンツーマンの指導の特性上、家庭教師も個別塾の講師も相性が重要なので、本当に良い先生に出会う為に複数の講師から指導を受けたいという目的で個別塾と家庭教師を掛け持ちする方もいらっしゃいます。
あと家庭教師の場合、良い家庭教師に当たれば良いですが、受験情報や受験戦略に疎い家庭教師も多いので、受験情報や志望校別に対策をしっかりとしたいという場合は、家庭教師に加えて個別塾も併用する意味はあります。
個別塾と家庭教師の併用を検討するポイント(あくまで個別指導のみを受けたい場合)
- 家庭教師がどの教科・科目を指導できるのか、どの科目を対策したいのか?
- 個別塾の講師、家庭教師との相性や指導法が合うかどうか
- 志望校合格に向けた受験戦略に基づいてどのような指導があるのか?
これらの検討ポイントを踏まえた時に、個別塾のみ、家庭教師のみだと解決できない場合は併用を検討しても良いと思います。
【中学生】塾と家庭教師の併用
n=38
高校受験に向けて塾と家庭教師を併用する中学生の場合、集団塾と個別塾の掛け持ち同様、中学校に入学する前から併用していてそのまま継続しているケースが多いようです。
家庭教師の場合、塾と違い指導時間や時間帯、スケジュール組みが比較的融通がききやすいのと、通塾の時間と労力を省く事ができます。
高校受験の第一志望校合格に向けて、「塾で伸び悩んでいる苦手教科を克服して合格ラインまで偏差値を上げたい」場合は、塾と家庭教師の併用はお勧めです。
ただし、相性と指導方法が合う家庭教師が条件です。家庭教師も様々いますし、大学生の家庭教師の場合は自分自身の経験に基づいた指導方法になりがちなので、生徒に合わない場合が多々あります。
あと結局は、塾や家庭教師の指導がない時の家庭学習をいかにして効率化するかが重要なので、その辺まで具体的に指導してくれる家庭教師であれば、高校受験に向けて塾と併用する意味もあるでしょう。
ただし、家庭教師は高額な所も多く、塾と併用するにしても費用面の問題もありますので、契約内容の確認がしっかりと必要です。中には契約期間が決まっていたり、高額な教材販売をする家庭教師会社も存在しています。高校受験に向けて高額な教材は一切購入する必要はありませんし、高額だからといって特に内容が変わるわけではありません。
塾の用意する問題集や市販の参考書、問題集で十分です。
家庭教師会社を選ぶ時は、合わない時にすぐに退会可能な所を選びましょう。
【高校生】塾・予備校と家庭教師の併用
n=46
塾・予備校と家庭教師を併用する高校生の場合、集団塾・予備校、個別塾の併用と同様に、高校に入学する前から併用しており、そのまま続けているケースが多くなっています。
塾・予備校と家庭教師を併用するケースのほとんどが、以下の2つに当てはまります。
1つ目は、塾・予備校と家庭教師の一方を授業・定期テスト対策、他方を受験対策として併用する方法です。
指定校推薦や公募推薦等の学校推薦型選抜を検討している高校生は、受験勉強だけでなく、評定を上げるために高校の授業・定期テスト対策にも力を入れる必要があります。
そのため、①授業・定期テスト対策で家庭教師を利用しつつ、受験対策で集団塾や個別塾を併用する方法、②授業・定期テスト対策で塾を利用しつつ、受験対策で家庭教師を付けるといった併用方法で学習を進めている高校生がいます。
高1、高2から塾と家庭教師を併用する場合は、このケースがほとんどです。
併用方法の2つ目は、塾・予備校をメインとして受験対策を行い、家庭教師に分からない箇所を教えてもらうという方法です。塾・予備校を利用していても、分からない問題が残ってしまう、なかなか自分から講師に質問しづらいという高校生にはおすすめの併用方法です。
また、分からない箇所を教えてもらう目的ですと、大学生の家庭教師でも十分に対応してもらえるため、受験カリキュラムを組んでくれるようなプロ家庭教師にお願いするよりも費用を抑えることができます。
他にも、家庭教師に加えて塾・予備校を掛け持ちする例として、学習時間や学習環境を確保する目的で、最低限の講義のみ取って自習室を利用するという受験生もいます。家だとなかなか学習に取り組めない、受験勉強に集中できる場所がない受験生にはおすすめです。
志望大学合格に向けて、「定期テスト対策だけでなく受験対策に力を入れたい」「問題についてもっと細かく質問したい」という受験生には、塾・予備校と家庭教師の併用はお勧めです。
ただし、受験対策専門のプロ家庭教師と塾・予備校の組み合わせとなると、両者が異なる方針の場合に二重学習になる可能性が高く、費用が非常に高額になるデメリットもあります。塾・予備校に通って勉強はしているものの、ペースが自分には合っていないというケースも多くみられますので、まずは自分のペースにあっているのか見直すことも大切です。
その場合には、自分の学力や学習ペースに合わせて学習スケジュールを組んでくれるサービスを利用し、そこで分からない問題を家庭教師に聞くような併用スタイルを検討してみると良いでしょう。
塾と家庭教師の併用のメリットとデメリット
塾と家庭教師を掛け持ちで併用して学習する場合のメリット、デメリットをご確認ください。自分に合った塾と家庭教師を選んで併用しないと成果が上がるどころか、勉強に対するやる気と自信をなくす結果になります。自分に合った塾と家庭教師選びが重要です。
メリット
- 今の塾で足りていない部分を補える
- 学習時間と学習量が必然的に伸びる
- 集団授業と個別指導のいいとこ取りができる
- 個別指導の日時を自分に合わせて設定できる
デメリット
- 家庭教師の相性や指導力に当たり外れがある
- 良い家庭教師だとしても、先生の都合で受験まで指導してもらえない事がある
- 学習法や先生が合わない場合は成果が上がらず、やる気や自信の喪失に繋がる
- 塾代と家庭教師代がかかり費用負担が大きくなる
塾・予備校と通信教育、オンライン学習サービスの併用
塾や予備校と通信教育やオンライン学習サービスを併用する場合のよくある利用ケースと、学習効果を上げる為のポイント、そして間違った併用方法にならない為の利用方法について説明します。
塾や予備校と通信教育やオンライン学習サービスを併用するケース
中学時代に塾と通信教育・オンライン学習サービスを併用していた割合
n=320
高校時代に塾・予備校と通信教育・オンライン学習サービスを併用していた割合
n=397
通信教育・オンライン学習サービス例
Z会 進研ゼミ チャレンジタッチ ポピー スマイルゼミ スタディサプリ(スタサプ) すららネット 学研プライムゼミ etc… |
塾と通信教育、またはオンライン学習サービスを併用して受講する場合以下の目的で利用するケースがあります。
塾と通信教育・オンライン学習サービスの併用目的
塾に加えて通信教育を追加で併用する場合
- 塾で伸びない教科を強化したい
- 塾で受講していない教科を通信教育で補強
- 塾の問題集だと足りないので追加で問題に取り組みたい
- 塾だけだと不安だけど通信教育なら追加で取り組むにあたり費用を抑えられる
通信教育に加えて塾を追加で併用する場合
- 切磋琢磨できる環境の中で勉強させて刺激を与えたい
- 強制的に学習量と学習時間を増やせる環境をつくりたい
- マイペースでどうしても自分に甘くなりがちだから受験を意識させたい
- 地域の受験情報をしっかりと得て受験対策したい
塾に加えて家庭教師やオンライン学習サービスの併用を考えている方、通信教育やオンライン学習サービスに加えて塾の併用を考えている方で、掛け持ちしたい理由は違います。
通信教育は塾や家庭教師に対して比較的料金も安く抑えられるので、料金面で併用はしやすいでしょう。
ただ、本来不要な場合に併用しても、学習効率が悪く、成果にも結びつきづらくなってしまいますので、そもそも通信教育やオンライン学習が今の自分にとって必要なのかどうか?しっかりと必要性を確認した上で学習する事によって学習効果を上げる事ができます。
【中学生】塾と通信教育・オンライン学習サービスの併用
n=110
塾と通信教育やオンライン学習サービスの併用を始めた時期については「中学校に入学する前から」「中1の1学期」「中2の夏休み」が多い結果となりました。
塾と通信教育やオンライン学習サービスを併用する中学生の場合、塾で伸び悩んでいる教科の偏差値アップや、塾の問題量や内容では足りないと感じている生徒が、志望校合格レベルに到達する為に併用するケースが多くみられます。
通信教育と一口に言っても、紙教材タイプ、タブレット・スマホでのオンライン学習タイプ、問題レベル、問題量など様々違いますので、自分の学力レベル、志望校レベルに合わせた通信教育やオンライン学習サービスを選ばないと、負担ばかり増えて成果に繋がりません。
通信教育やオンライン学習サービスは、塾がない時の1人の時間でどれだけ取り組めるかが重要になります。
【高校生】塾・予備校と通信教育・オンライン学習サービスの併用
n=81
大学受験に向けて塾・予備校と通信教育やオンライン学習サービスを併用する高校生の場合、併用を開始するタイミングは高校入学前が最も多い結果となりました。
塾・予備校と通信教育やオンライン学習サービスの併用は、塾・予備校、家庭教師の併用と比べて比較的費用を安く抑えられるメリットがあります。このため、高1から併用して学習を進めている生徒も多いです。
塾・予備校と通信教育やオンライン学習サービスの併用にも、2つの方法があります。
1つ目は、授業や定期テスト対策で塾を利用し、比較的費用を抑えて受験勉強を行うために通信教育やオンライン学習サービスを併用する方法です。
2つ目は、塾・予備校で受験対策を行っている場合に、自宅での自学習を目的として、通信教育やオンライン学習サービスを併用する方法です。
特に、講義や演習がメインの塾・予備校では、通信教育やオンライン学習サービスを利用して抜け漏れの補強や演習量の増加を目的として併用するのは効果的です。
しかし、塾・予備校のペースが自分に合わないと、通信教育やオンライン学習サービスをどのように進めるべきか分からなくなってしまうため、受験対策のメインは、自分の学習ペースに合うサービスを選ぶ必要があります。また、通信教育やオンライン学習サービスは、自分で計画を立てて進めないと、せっかく購入した教材を使わないまま終わってしまったということも出てきます。
うまく併用できない場合は、自身にあったペースで進められるサービスや、どのように学習を進めるのか明確にしてもらえるサービスを再検討していきましょう。
塾と通信教育・学習アプリの併用のメリットとデメリット
塾と通信教育を掛け持ちで併用して学習する場合のメリット、デメリットをご確認ください。自分に合った塾と通信教育の組み合わせで併用しないと学習負担だけが大きくなり、成果が上がりません。
メリット
- 今の塾で足りない問題量を補える
- 学習時間と学習量が必然的に伸びる
- 塾の学習に加えて志望校レベルに合わせた学習ができる
- 自分のペースで学習に取り組む事ができる
- 併用する時に料金的に継続しやすい
デメリット
- 自分の学力や志望校レベルに合わせて選ばないと成果に結びつきづらい
- 自分自身でモチベーション管理が必要
- 塾の学習量で手一杯の場合、負担が大きくなり手付かずになる
- 取り組まないと費用が無駄になる
オーダーメイドカリキュラムの併用で学習効果を上げる学習法
じゅけラボ予備校は生徒の現在の学力から第一志望校合格に向けたオーダーメードカリキュラムを作成して毎月提供する低価格の学習サービスです。
第一志望校合格に向けた学力を身につける為に、家庭学習を最適化したい方、合格までの学習ルートを明確にして学習に取り組みたい方、学習計画の作成や勉強法など自分一人では明確にできない方などが、じゅけラボをご利用されます。
オーダーメイドカリキュラムに含まれる内容
- 志望校に合格する為の自分専用の学習計画表(毎月)
- 自分に合った参考書、問題集と学習ルートの提供
- 各科目、教材毎に学習効果を上げる正しい勉強法の提供
- 学習進捗状況に合わせたカリキュラムの調整
集団塾・予備校とじゅけラボ予備校の併用ケース
通塾している塾や予備校のカリキュラムが志望校に特化したカリキュラムではない場合や自分に合わない場合、プランニング力が弱い場合などは、じゅけラボで志望校に合わせたオーダーメードカリキュラムを作成して、塾や予備校と掛け持ちで学習に取り組む方もいらっしゃいます。
独学だけだと不安だから塾や予備校は継続するという判断をされるケースもあります。
ただ、塾や予備校もカリキュラムに沿って授業を進めていく事になりますので、じゅけラボと併用する事で学習量の負担は増えますので、家庭学習の時間をしっかりと確保して学習する事ができるかが、併用のポイントになります。
個別塾、家庭教師とじゅけラボ予備校の併用ケース
じゅけラボのオーダーメードカリキュラムは、現在の学力から志望校に合格できる学力を独学で身につける事ができるように組み立てられているので、個別指導が必要なケースは多くありません。ただ、つまづいた時の勉強法を確認しながら進めるというのが面倒臭いから、すぐに解決して欲しいという場合などは個別指導は有効です。
その場合は、受験カリキュラムはじゅけラボを利用して、わからない問題を家庭教師に指導してもらうという併用は有りです。
個別塾の場合、塾のカリキュラムもありますので、塾のカリキュラムとじゅけラボのカリキュラムを同時に学習を進めていける余裕があれば個別塾との併用も有りでしょう。
通信教育、オンライン学習サービスとじゅけラボ予備校の併用ケース
じゅけラボでは、生徒一人一人の状況に合わせて第一志望校合格に必要な参考書や問題集を全てピックアップして学習ルートを作成します。参考書や問題集は全て市販の問題集で本屋やオンラインで購入が可能です。
特にこちらの指定する問題集以外に取り組む必要がありませんので、通信教育やオンライン学習サービスとの併用は必要ありません。
もし併用する場合は、自分の苦手な解法や問題パターンを把握できている状態で、オンライン動画で学習できるサービスなどは併用すると効果はあります。
じゅけラボ予備校のみでも第一志望校合格を目指せる
じゅけラボ予備校では、志望校合格までに必要な学習内容と学習計画、そして勉強法を、あなたの学力と志望校に合わせて提供します。あなたは、じゅけラボ予備校の受験対策カリキュラムに沿って、指定された正しい勉強法で参考書・問題集を勉強するだけ。
なので、塾や予備校、通信教育と併用しなくてもじゅけラボ予備校の講座のみでも独学で第一志望校合格を目指す事が可能です。
今の塾や家庭教師が合わない場合、併用ではなく、転塾や他の教育サービスに変える方が良い場合もある
今まで続けてきた塾や家庭教師が合わない場合や、成績が伸びていないのであれば、他の塾や家庭教師、通信教育と掛け持ちで併用するのではなく、転塾や教育サービス自体を変えるのも良いでしょう。
現在の塾や家庭教師が合っている場合は、不足部分の強化や、プラスアルファを求めて他の教育サービスを併用するのは成功に繋がると思いますが、現在受講している塾や家庭教師が合わないのなら、その合わない教育サービスに併用して追加で他を受講すると負担が大きくなり、受験勉強が失敗に繋がる可能性が高くなります。
塾や家庭教師を変えるならいつまで?切り替えのタイミングは?
「転塾したい」「家庭教師を変えたい」「通信教育の内容が自分に合わない」と悩んでいる場合は、「変えたい」と思っている今が変えるタイミングと言えます。
もちろん勉強に関しては自分自身に原因が大きい部分もありますので、自分自身を改善する事は重要ですが、自分に合うやり方でないとやる気も出てきません。
あと転塾や家庭教師を変える場合いつまでがギリギリの期間なのか?という事についてですが、中学生の場合中3の1学期〜夏休み、ギリギリ10月まで、高校生も高3の1学期〜夏休み、ギリギリ9月までが転塾や家庭教師を変える期限と言えます。
高校受験、大学受験を見据えた時にしっかりと受験戦略を立てて受験勉強に取り組む必要があり、立てた受験戦略に基づいて学習できる期間がある程度必要です。
受験間際の直前にやり方を変える場合、生徒自身への負担も大きくなるのでよっぽどでないとあまりお勧めできません。
今の塾、家庭教師を変えるか悩んでいる場合
以下のチェック項目を確認して、全てにチェックがつく場合は塾や家庭教師を変える必要はありませんので、第一志望校に向けて一直線に日々の学習を頑張ってください。
- 自分の学力レベルに合わせて段階別に進めていけているか
- 指導方法、授業がわかりやすいか
- 志望校に向けたカリキュラムで学習内容がプランニングされているか
- 学習の手応えを感じているか
- 日々の学習計画を明確に立てる事ができているか
もし、この中でチェックがつかないものが2つ以上ある場合は、今の塾や家庭教師、通信教育を変える事を検討しても問題ありません。
塾や家庭教師、通信教育の掛け持ちに踏み込めないのは、やっぱり費用負担が大きい事
「塾に通っているけど成績が伸びない」「家庭教師だけでは受験対策が不安」など、今受けている教育サービスだけでは不十分だと感じている人でも、金銭的な理由から教育サービスの併用に踏み込めない方も多くいらっしゃいます。
中学生のお子様が教育サービスを併用する場合、費用は毎月合計いくらまで許容できますか?
n=320
中学生のお子様が教育サービスを併用する場合、許容できる月額の合計費用は20,000円~30,000円が最も多い結果となりました。
高校生のお子様が教育サービスを併用する場合、費用は毎月合計いくらまで許容できますか?
n=397
高校生のお子様が教育サービスを併用する場合、許容できる月額の合計費用は30,000円~50,000円が最も多い結果となりました。
塾や家庭教師の費用相場は、1つのサービスで併用できる許容金額を超えてしまう
中学生
中学生の場合、教育サービスを併用する場合に許容できる月額費用の上限は、20,000円~30,000円でしたが、実際の費用相場を見ると、塾は39,000円、家庭教師は57,500円と1つのサービスで併用の許容金額の上限を超えてしまいます。
高校生
高校生の場合も同様で、教育サービスを併用する場合に許容できる月額費用の上限は、30,000円~50,000円でしたが、実際の費用相場を見ると、塾は74,000円、家庭教師は115,000円と1つのサービスで併用の許容金額の上限を超えてしまいます。
塾、予備校なしの独学受験という選択も有り
塾、予備校、家庭教師の指導を受けて現在上手くいっていない場合、塾、予備校、家庭教師の指導を受けずに独学受験という選択もありです。
そもそも上手く行っていない場合、自分自身の学力レベルや自分の適正に合った学習法がわかっていない場合がほとんどですので、それが解決できる勉強法であれば独学受験で十分志望校合格を目指す事が出来ます。