大学受験、本当の「始めどき」はいつ? 高3からの短期集中で合格率75.6%を記録する一方、国公立は高2、難関私大は高1が最多という調査結果。

大学受験、本当の「始めどき」はいつ? 高3からの短期集中で合格率75.6%を記録する一方、国公立は高2、難関私大は高1が最多という調査結果。

じゅけラボ予備校はこの度、大学入試で塾や予備校などの教育サービスを利用した大学生の保護者475名を対象に、教育サービスの利用開始時期と大学合格に関するアンケート調査を実施いたしました。

その結果、多くの家庭で推奨される「早期からの受験対策」が、必ずしも第一志望大学への合格に直結するわけではなく、むしろ志望する大学のレベルによって最適な学習開始時期が全く異なるという、極めて興味深い実態が明らかになりました。

本リリースでは、開始時期別の合格率の謎を解き明かすとともに、「国公立」「難関私大」「医学部」といったカテゴリ別に、合格への最適なアプローチを分析・提言します。

大学受験、本当の「始めどき」はいつ? 高3からの短期集中で合格率75.6%を記録する一方、国公立は高2、難関私大は高1が最多という調査結果。

調査概要

  • 調査概要:大学入試に向けた教育サービスの利用開始時期と大学合格の調査
  • 調査期間:2025/8/8~2025/9/20
  • 調査方法:インターネット調査
  • 有効回答:2025年現在、大学生の子を持つ保護者で、子供が大学入試に向けて塾や予備校などの教育サービスを利用したと回答した475名

※本調査では私立大学の区分を便宜上、早慶上理・GMARCH・関関同立を難関私大、成成明学獨國武・北里・名城・南山・西南学院・日東駒専・産近甲龍を上位・中堅私大と定義しています。

受験対策の早期化が顕著!約半数にあたる45.7%が「高校入学以前」から塾通いをスタート。

受験対策の早期化が顕著!約半数にあたる45.7%が「高校入学以前」から塾通いをスタート。

Q1. 塾(オンライン含む)や家庭教師などの教育サービスの利用をいつから開始しましたか?

利用開始時期割合 (%)
高校入学以前45.7%
高1の4月~6月6.1%
高1の7月~9月2.3%
高1の10月~3月2.7%
高2の4月~6月3.6%
高2の7月~9月2.7%
高2の10月~3月4.8%
高3の4月~6月4.2%
高3の7月~9月3.2%
高3の10月~3月1.3%
高校卒業以降(浪人生の4月以降)2.7%
覚えていない20.6%

今回の調査で「塾や家庭教師などの教育サービスの利用をいつから開始しましたか?」と質問したところ、最も多かった回答は「高校入学以前」で、全体の45.7%を占めました。

これは、大学入試改革や社会の先行き不透明感を背景に、少しでも早くから受験対策を進めたいという保護者の高い意識の表れと推察されます。高校生活の早い段階から学習習慣を確立し、難化する大学入試に備えようとする傾向がうかがえます。

>塾ありと塾なしの「合格率・合格した大学内訳の違い」に関する調査結果

常識を覆す結果!第一志望合格率が最も高いのは「高3スタート組」で、その割合は75.6%に。

次に教育サービスを開始した時期について「高校卒業以降」の浪人生と「覚えていない」と回答した人を除く、364名に教育サービスの利用開始時期別に大学入試の合格状況を尋ねたところ、意外な事実が判明しました。

常識を覆す結果!第一志望合格率が最も高いのは「高3スタート組」で、その割合は75.6%に。

Q2. 大学入試の合格状況(教育サービスの利用開始時期別)

利用開始時期第一志望大学に 合格した第二志望大学に 合格した第三志望大学に 合格した第四志望大学以降に 合格したその他わからない
高校入学以前56.2%23.5%9.2%4.1%0.9%6.0%
高154.7%26.4%9.4%5.7%0.0%3.8%
高258.5%24.5%7.5%5.7%3.8%0.0%
高375.6%12.2%9.8%2.4%0.0%0.0%
n=大学入試に向けた教育サービスを利用したと回答した364名(「浪人生」・「覚えていない」を除く)

「第一志望大学に合格した」と回答した割合が最も高かったのは、「高校3年生」から利用を開始した層で、75.6%に達しました。

これは、「高校入学以前」(56.2%)、「高校1年生」(54.7%)、「高校2年生」(58.5%)から開始した層の合格率を約20%も上回る結果であり、「早く始めれば有利」という一般的なイメージとは異なる傾向を示しています。

合格率の高さの背景は「現実的な目標設定」。高3スタート組の合格大学、4割以上が「その他私大」。

次に、Q2で第一志望大学に合格したと回答した方263名中の181名(「浪人生」・「覚えていない」を除く)に、合格した大学の内訳について調査した結果、高3から塾や予備校等の教育サービスを開始した生徒は他の学年からスタートした場合よりも「その他私大」への合格者の割合が多いことがわかりました。

合格率の高さの背景は「現実的な目標設定」。高3スタート組の合格大学、4割以上が「その他私大」。

Q3. 第一志望大学の合格内訳(教育サービスの利用開始時期別)

利用開始時期医学部・獣医学部国公立大学難関私大上位・中堅私大その他私大答えたくない
高校入学以前8.9%26.7%8.9%12.9%31.7%10.9%
高13.6%35.7%17.9%10.7%32.1%0.0%
高27.1%46.4%14.3%3.6%17.9%10.7%
高38.3%29.2%12.5%4.2%41.7%4.2%
n=教育サービスを利用して第一志望大学に現役合格した181名

※本調査では私立大学の区分を便宜上、早慶上理・GMARCH・関関同立を難関私大、成成明学獨國武・北里・名城・南山・西南学院・日東駒専・産近甲龍を上位・中堅私大と定義しています。

お子さまが合格した第一志望の大学・学部を教えてください。

なぜ高3から始めた層の第一志望合格率が突出して高いのでしょうか。その答えは、合格した大学の内訳に隠されていました。

高3スタートで第一志望に合格した層のうち、41.7%が「その他私大の医学部・獣医学部以外の学部」に進学しており、これは他の開始時期の層と比較して最も高い割合です。このことから、部活動の引退などを機に受験勉強へ本格的にシフトし、自身の学力や残された時間を考慮した上で現実的な志望校を設定し、短期集中で対策を行った結果が、高い第一志望合格率に繋がった可能性が考えられます。

​​やはり国公立大学は計画性が命!「高2スタート」組の46.4%が国公立へ進学。

​​やはり国公立大学は計画性が命!「高2スタート」組の46.4%が国公立へ進学。

難関大学の筆頭である「国公立大学」に絞って見ると、高校2年生から対策を始めることが合格への一つの鍵となる傾向が見られました。

第一志望に合格した学生のうち、国公立大学へ進学した割合が最も高かったのは「高校2年生」から塾の利用を開始した層で、その割合は46.4%に達しました。次いで「高校1年生」から開始した層も35.7%と高い水準にあり、早期からの計画的な学習が国公立大学合格に繋がりやすいことがうかがえます。

共通テストと二次試験を合わせた総合的な学力が求められる国公立入試には、基礎力の定着から応用力の養成まで、やはり一定の準備期間が不可欠です。特に、部活動や学校生活とのバランスを取りつつ本格的な受験勉強へスムーズに移行できる「高校2年生」が、国公立大学を目指す上で重要な時期である可能性を示唆しています。

難関私大を目指すなら「高1」が天王山か。合格者割合は高1の17.9%をピークに、学年と共に減少する傾向が判明。

難関私大を目指すなら「高1」が天王山か。合格者割合は高1の17.9%をピークに、学年と共に減少する傾向が判明。

早慶上理・GMARCH・関関同立といった「難関私大」への合格においては、対策を始めるタイミングが早ければ早いほど有利になるという、明確な傾向が明らかになりました。

第一志望に合格した学生のうち、難関私大へ進学した割合を見ると、「高校入学以前」の8.9%から、「高校1年生」で17.9%へと急増しピークを迎えます。しかしその後、「高校2年生」では14.3%、「高校3年生」では12.5%と、学年が上がるにつれてその割合は段階的に減少していくことが分かりました。

この背景には、国公立と比べて入試科目数が少なく、特定科目で高い完成度が求められる難関私大特有の入試形式があると考えられます。

高校1年生という早い段階で志望校を定め、科目を絞って集中的に対策を始めた層が、最も合格に近い結果を出していると推察されます。対策の開始が遅れるほど、ライバルに対して専門科目で差をつけることが難しくなるため、合格者の割合が減少していくのではないでしょうか。

難関私大合格は、早期の目標設定と戦略的な学習計画が勝敗を分けることを強く示唆しています。

最難関の医学部・獣医学部では合格戦略が二極化!「高校入学以前」が8.9%、「高3」も8.3%存在。

最難関の医学部・獣医学部では合格戦略が二極化!「高校入学以前」が8.9%、「高3」も8.3%存在。

最難関とされる「医学部または獣医学部」への合格においては、対策の開始時期が二極化するという興味深い結果が出ました。「高校入学以前」から始めた層が8.9%を占める一方、「高校3年生」から始めた層も8.3%存在します。

前者は、長期間にわたる綿密な学習計画で合格を目指す王道のスタイルと考えられます。

後者については、私立大学の医学部など、科目数を絞れて配点も特徴的な大学にターゲットを定め、驚異的な集中力で短期決戦を制した層である可能性が考えられ、受験戦略の多様性を示しています。

まとめ

今回の調査結果から導き出される最も重要な結論は、「塾通いは早く始めるほど良い」という画一的な考え方が、必ずしも正しいとは言えないということです。

その最大の根拠は、「高校入学以前」から対策を始めた層の第一志望大学合格率が56.2%に留まった点にあります。最も長い期間を学習に費やしたにもかかわらず、約4割が第二志望以下の大学に進学しているこの事実は、開始時期そのものよりも「何を目標に、どう学習するか」という戦略の質が合格を左右することを示しています。

今回の調査では、志望校のレベルや種類によって、合格者の学習開始時期に明確な違いが見られました。

  • 国公立大学の合格者を見ると、対策開始時期は「高校2年生」(合格者中の割合46.4%)と「高校1年生」(同35.7%)が多数を占めました。これは、共通テストから二次試験まで多科目にわたる総合的な学力が求められるため、1〜2年程度の計画的な準備期間が有効であることを示唆しています。
  • 難関私大(早慶上理・GMARCHなど)の合格者では、「高校1年生」(同17.9%)がピークとなり、学年が上がるにつれて割合が減少しました。科目数を絞り、特定科目で高い完成度を求められる入試特性上、早期に目標を定め、専門性を高める戦略が有利に働くことがうかがえます。
  • 一方で、第一志望合格率が75.6%と最も高かった「高校3年生」スタート組は、その合格先の41.7%が「その他私大」でした。これは、現実的な目標設定に基づいた短期集中型の学習が、極めて効果的な合格戦略の一つであることを証明しています。

以上のことから、大学受験における最適な学習開始時期は、全ての受験生に共通するものではなく、一人ひとりが目指す大学によって全く異なると言えます。

したがって、今回の調査結果は、受験生と保護者にとって最も重要な第一歩が、やみくもに塾を探すことではなく、まず志望校というゴールを明確に設定することであることを示唆しています。ゴールへの道筋を描いて初めて、本当に必要な学習内容と最適な開始時期が見えてくる、と言えるでしょう。

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