高2の冬は、大学受験に向けた本気のスタートラインです。この回では「いつから・何を・どれくらい」勉強すべきかを、高2冬に絞って具体的に解説します。冬休みの理想的な勉強時間配分、高1・高2範囲の英数国を仕上げる優先順位、共通テスト対策を始めるタイミング、E判定・偏差値40台から巻き返すための基礎固めの進め方までカバー。さらに、現代文・古文漢文、理科社会への時間のかけ方や、志望校未定の人が冬までに決めるべきポイントも紹介します。高3を有利に迎える準備を一緒に整えていきましょう。ぜひお聴きください。
ふみか: 勉強の疑問はここで解決 受験対策ラボ情報局へようこそ
がくしん: こんにちはパーソナリティーの がくしんです
ふみか: 同じくふみかです 今日も受験に役立つ情報をディスカッション形式でお伝えしていきたいと思います
がくしん: はい
ふみか: さて今回のテーマは高校2年生の冬から始める大学受験対策です
ふみか: この時期具体的に何から手をつければいいのかそのポイントを掘り下げていきたいと思います
がくしん: はい
ふみか: まずそもそもなんですけどなぜ 高2の冬がそんなに重要だって言われるんでしょうか
がくしん: そうですよねよく天王山だなんて言われますけど
ふみか: はい言われますね
がくしん: まあ周りが始めるからっていうのももちろんあるんですがそれだけだとただ不安になるだけじゃないですか
ふみか: 確かに
がくしん: ある教育系の記事ですごく本質的な指摘があったんです
がくしん: この時期の本当の重要性って他人との比較じゃなくてなんていうんですかね学習の勢い、モメンタムを作る最後のチャンスだっていう点なんですよね
ふみか: 学習の勢いですかそれは具体的にはどういうことでしょう
がくしん: えっとその記事のデータによるとですねこの冬に毎日例えば90分でもいいから集中して勉強するっていうサイクルを作れる
がくしん: 生徒さんって夏以降もその習慣を維持できる確率がなんと70%も高いそうなんです
ふみか: 70%も
がくしん: そうなんですだから今始めることの 本当の価値っていうのは時間的に先に進むことよりもむしろ受験本番まで続く
がくしん: 自分を律する力を身につけるその心理的なアドバンテージにあるっていうことなんですね
ふみか: なるほどじゃあその勢いを作るために具体的には何から手をつければいいんでしょうか参考書ガイドなんかだと
ふみか: 英数を最優先でってありますけど一方で合格体験期だとまず好きな科目で自信をつけるべきみたいな正反対の意見もあって
がくしん: あーそれ迷いますよね
ふみか: へーこれはまあどっちが正しい っていうよりはその人の性格によるんですよね
がくしん: 性格ですか
ふみか: はい英数の基礎を固めるっていうのはもう王道中の王道です
ふみか: 特に数学なんかはただ1a2bを復習するんじゃなくて共通テストでよく出る典型問題のパターンっていうのがあるんですね
がくしん: はいはい
ふみか: まずはそれを特定してそれを完璧にマスターすることに集中するこういうアプローチは非常に効率的です
がくしん: なるほど
ふみか: でも一方でそのブログにあった得意科目で自信をつけるっていう戦略も心理的にはすごく有効なんです
ふみか: もし最初から大きい壁に挑むと心が折れちゃいそうかなっていうタイプだったらまず社会とか理科の特定分野でこれだけは負けないっていう武器を作ると
ふみか: 勉強全体のモチベーションが上がったりするんですよ
がくしん: あーなるほど
ふみか: だから大事なのは両方のアプローチを理解した上でこの冬自分がどっちの戦略で勢いをつけたいかそれをちゃんと選ぶことですね
がくしん: 自分に合ったやり方を選ぶと
ふみか: ええ
ふみか: それともう一つ大きな悩みが今の時点で模試がE判定だっていう点なんです
がくしん: あーこれは心配になりますよね
ふみか: ええ
ふみか: 基礎が固まっていない証拠だから冬休みで徹底的にやり直せってよく言われますけどこの基礎を固めるっていう言葉が一番曖昧で分かりにくいなと
がくしん: まさにその通りですそこが一番の落とし穴で
ふみか: はい
がくしん: ここで言う基礎固めを単に教科書を読み直すとか簡単な問題を解き直すことだと考えていると多分成績は伸び悩んでしまうんです
ふみか: えーそうなんですか
がくしん: ええある予備校の先生のコラムにすごく的確な定義があって本当の基礎固めっていうのは例えば数学の公式一つ一つについてなぜ
がくしん: この公式が成り立つのかを自分の言葉で説明できるレベルになること
ふみか: 自分の言葉で
がくしん: そうです英文法のルール一つ一つ についてそれを使って自分で新しい文章を作れるレベルになることつまり知識の認識から知識の運用へ次元を引き上げることなんです
ふみか: なるほどただ覚えているだけじゃダメでその仕組みを理解して使いこなせるところまでが基礎なんですね
がくしん: その通りです
ふみか: それなら共通テストの対策をあせる必要はないっていう意見にも納得がいきますね
がくしん: ええ共通テスト特有の形式になれるのはそれこそ高3の秋からで十分です
ふみか: はい
がくしん: 今やるべきはその土台になる深い理解なんですこの冬になぜそうなるのかを問い続ける習慣を身につければ
がくしん: 春以降応用問題に取り組んだ時の吸収率が劇的に変わってくるんです
がくしん: だからE判定っていうのはむしろ伸びしろが大きいっていうサインだと捉えるべきなんですよね
ふみか: わかりましたではここまでの話をまとめるとこの冬のミッションは3つですね1つ目は他人と比べるんじゃなくて自分自身の学習の勢いを作ることに集中する
がくしん: はい
ふみか: 2つ目は英数という大きな壁に挑むか得意科目で自信をつけるか自分の性格に合った戦略を選ぶこと
がくしん: ええ
ふみか: そして3つ目が基礎固めの定義をなぜを説明できるレベルに設定し直すことこれができれば春には全く違う景色が見えているはずだと
がくしん: まさにそういうことになります最後に一つリスナーの皆さんに考えてみてほしい問いがあるんです
ふみか: お願いします
がくしん: 受験勉強ってどうしても正しい答えを早く見つけるゲームになりがちですよね
ふみか: はいそうですね
がくしん: でももしこの冬最も時間をかけるべきなのが正しい問いだとしたらどうでしょう
ふみか: 正しい問い
がくしん: ええ具体的には全ての問題に対してなぜ自分はこれが解けないんだろうなぜこの解説はこういう風になるんだろうって問い続けることです
がくしん: その問いこそが思考を深めて本当の実力を引き出すかもしれません
ふみか: 受験対策ラボ情報局今回はこの辺で
がくしん: また次回お会いしましょう
志望校合格への最短ルート学習に取り組みませんか?