じゅけラボ予備校は、現在、塾または予備校を利用している高校1年生の保護者105名を対象に、塾や予備校の費用に関する教育費調査を実施しました。
■調査概要
- 調査概要:高校1年生の塾・予備校の費用に関するアンケート
- 調査期間:2023/12/28
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:子どもが高校1年生で塾または予備校に通っている保護者105人
目次
高1が塾・予備校にかける費用は月額「2万円以上3万円未満」が最多 。次いで「3万円以上4万円未満」
- 1万円未満:6.7%
- 1万円以上2万円未満:19.0%
- 2万円以上3万円未満:24.8%
- 3万円以上4万円未満:23.8%
- 4万円以上5万円未満:7.6%
- 5万円以上6万円未満:5.7%
- 6万円以上7万円未満:2.9%
- 7万円以上8万円未満:1.9%
- 8万円以上9万円未満:0.0%
- 9万円以上10万円未満:0.0%
- 10万円以上:0.0%
- わからない:7.6%
塾または予備校を利用している高校1年生の保護者を対象とした教育費に関する調査結果によると、最も多かった回答は月額「2万円以上3万円未満」で全体の24.8%を占めています。次いで「3万円以上4万円未満」が23.8%と多く回答しました。合計すると48.6%となり、高校1年生の約5割の家庭が、2万円〜4万円の費用範囲にある塾や予備校を利用していることを示しています。
>高校2年生・高校3年生が月間で塾・予備校にかけている費用との比較
塾・予備校を利用している高校1年生の約7割が月額2万円以上の教育費
月額2万円以上の塾や予備校に通わせている高校1年生の保護者が全体の約7割に上ることが明らかになりました。この数字は、2万円以上3万円未満が24.8%、3万円以上4万円未満が23.8%、4万円以上5万円未満が7.6%、5万円以上6万円未満が5.7%、6万円以上7万円未満が2.9%、そして7万円以上8万円未満が1.9%となっており、これらのカテゴリーを合計すると66.7%に達します。
5万円以上の塾・予備校費用を支払う高1家庭は10.5%
月額5万円以上の塾や予備校に通わせている保護者は全体の約10.5%にのぼります。この数字は、5万円以上6万円未満が5.7%、6万円以上7万円未満が2.9%、7万円以上8万円未満が1.9%で、8万円以上は0.0%となっています。
高校1年生から塾・予備校に高い期待を持ち、比較的高額な費用を支出している家庭が約1割いることがわかります。
高1の年間の塾・予備校費用「20万円未満」が最多。
- 20万円未満:18.1%
- 20万円以上30万円未満:14.3%
- 30万円以上40万円未満:15.2%
- 40万円以上50万円未満:15.2%
- 50万円以上60万円未満:12.4%
- 60万円以上70万円未満:6.7%
- 70万円以上80万円未満:3.8%
- 80万円以上90万円未満:1.9%
- 90万円以上100万円未満:1.9%
- 100万円以上:0.0%
- わからない:10.5%
※年間費用には月額の月謝以外に入会金・教材費・季節講習・特別講習・施設利用料なども含まれます。
高校1年生の保護者が実際に支払っている塾や予備校の年間費用に関して、「20万円未満」と答えた家庭が全体の18.1%という結果が得られました。
この結果は、相当数の高校1年生の家庭が比較的低い年間費用で塾や予備校サービスを利用している現状を示しています。
>高校2年生・高校3年生が年間で塾・予備校にかけている費用との比較
次いで年間30万円〜40万未満、40万円〜50万円未満が同率15.2%で合計30.4%の中心層。
高校1年生の保護者の中で年間30万円以上40万円未満が15.2%、40万円以上50万円未満を支払っている層が15.2%と同率で多く、合計30.4%という結果になりました。
「教育費用の高額層」年間50万円以上を支払う高校1年生の家庭が約27%
今回の高1を対象とした調査結果から、年間50万円以上60万円未満を支払っている家庭が12.4%、60万円以上70万円未満が6.70%、70万円以上80万円未満が3.8%、80万円以上90万円未満が1.9%、そして90万円以上100万円未満が1.9%で、これらを合計すると26.7%の家庭が年間50万円以上の教育費用を支払っています。これは、高校1年生の教育費用において、一部の家庭が高額な投資をしていることを示しています。
高校1年生の塾・予備校の費用に対する満足度は、44.7%が満足、しかし15.3%は不満足
- 非常に満足:7.6%
- 満足:37.1%
- どちらでもない:40.0%
- 不満足:12.4%
- 非常に不満足:2.9%
調査結果によると、「非常に満足」は7.6%、「満足」と回答した保護者は37.1%にのぼり、合計で44.7%の保護者が塾や予備校のサービスに対して満足していることが分かります。
一方で、「不満足」と回答した保護者は12.4%、「非常に不満足」は2.9%で、これらを合わせると15.3%の保護者が塾や予備校のサービスに対して不満を持っています。これは、一部の保護者が教育サービスのコストに見合う価値を感じていないことを示しています。
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【高1保護者の意見】塾・予備校の月間適正価格帯は1万円以上2万円未満が36.2%と最多
- 1万円未満:9.5%
- 1万円以上2万円未満:36.2%
- 2万円以上3万円未満:24.8%
- 3万円以上4万円未満:17.1%
- 4万円以上5万円未満:6.7%
- 5万円以上6万円未満:2.9%
- 6万円以上7万円未満:1.9%
- 7万円以上8万円未満:1.0%
- 8万円以上9万円未満:0.0%
- 9万円以上10万円未満:0.0%
- 10万円以上:0.0%
調査結果では、1万円以上2万円未満と答えた高校1年生の保護者が36.20%と最も多く、これは多くの家庭がこの価格帯を塾・予備校の費用として適切だと感じていることを示しています。
高校1年生の家庭が直面する塾・予備校費用のギャップ – 実際の支出と適正価格の相違
高校1年生の保護者が実際に支払っている塾や予備校の費用と、彼らが適正だと感じる価格帯には顕著なギャップが存在します。多くの家庭が月額2万円以上、場合によってはそれ以上の費用を支払っている一方で、保護者の多数は1万円以上2万円未満を適正な費用範囲と考えています。
この結果から、塾や予備校の高校1年生に対する価格設定が多くの家庭の経済状況と必ずしも一致していないことがわかります。保護者は子どもの教育のために適正だと思っている価格より高額な費用を支払うことを強いられており、その結果として家計に負担がかかっていると思われます。
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高1の保護者が考える年間教育費用の適正範囲「20万円未満が最多」
- 20万円未満:28.6%
- 20万円以上30万円未満:21.9%
- 30万円以上40万円未満:18.1%
- 40万円以上50万円未満:12.4%
- 50万円以上60万円未満:13.3%
- 60万円以上70万円未満:2.9%
- 70万円以上80万円未満:1.0%
- 80万円以上90万円未満:0.0%
- 90万円以上100万円未満:1.9%
- 100万円以上:0.0%
※年間費用には月額の月謝以外に入会金・教材費・季節講習・特別講習・施設利用料なども含まれます。
高校1年生の塾・予備校費用の適正費用に関する調査結果から、28.60%の保護者が年間20万円未満を適正な塾や予備校の費用と考えています。
30万円未満の層まで含めるとまさに50.5%の過半数の高1保護者が年間30万円以上の教育費を高いと感じていることがわかります。
実際に支出している塾・予備校の年間費用と適正だと感じる費用にズレ
高校1年生の保護者が実際に支払っている塾や予備校の年間費用と、適正だと感じる価格帯にギャップが存在する結果となりました。多くの家庭が年間30万円以上の費用を支払っている一方で、高校1年生の大多数の保護者(50.5%)は年間30万円未満を適正な費用範囲と考えています。
この結果は、塾・予備校の高1に対する価格設定が多くの家庭の経済状況や感覚と必ずしも一致していないことを示しています。
まとめ
このアンケート調査により、高校1年生の保護者が塾や予備校の費用に対して実際に支出している費用と適切だと感じる価格帯の間にズレが存在することが明らかになりました。
月額の実質支出金額で最も多かったのは「2万円以上3万円未満」の層で、年間費用では「20万円未満」が最も多い割合を占めており、最適な費用だとみなしている金額は月額だと1万円以上2万円未満、年間だと20万円未満です。年間の適正費用と実際の支出費用に関してはどちらも20万未満が多いという結果にはなりましたが、割合でみると適正だと回答した割合よりも少ない割合が20万円未満支出していることから、実際は適正だと感じている費用よりも高い費用を支払っていることがわかります。
この調査結果は、塾・予備校業界における高校1年生に対する価格設定が多くの家庭の経済状況や価値観と一致していない可能性を示しています。高校1年生の保護者は、子どもの教育のために適正と考える価格よりも高い費用を支払わざるを得ない状況にあり、これが家計に影響を及ぼしていると想定されます。このような現状は、教育サービス提供者に対し、価格の見直しや家庭の経済的な実情に配慮したサービス提供の必要性を示しています。
>高校生の予備校費用・塾代はいくら?学年別の月謝・年間費用の平均コスト
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