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【調査レポート】浪人生の予備校・塾の費用、親と子の認識に大きなズレが!

目次

浪人生・浪人経験者本人と親で予備校・塾の月額費用に関する認識に明確な差異。親は「5万円以上10万円未満」、浪人生本人・浪人経験者は「3万円以上5万円未満」が最多。

【浪人生と保護者の比較】予備校の月額費用

保護者

  • 2万円未満:2.7%
  • 2万円以上3万円未満:7.3%
  • 3万円以上5万円未満:12.7%
  • 5万円以上7万円未満:15.7%
  • 7万円以上10万円未満 :15.7%
  • 10万円以上:7.3%
  • わからない:35.3%
  • 答えたくない:3.3%

浪人生・浪人経験者本人

  • 2万円未満:4.7%
  • 2万円以上3万円未満:11.4%
  • 3万円以上5万円未満:18.8%
  • 5万円以上7万円未満:14.1%
  • 7万円以上10万円未満:11.4%
  • 10万円以上:5.7%
  • わからない:30.9%
  • 答えたくない:3.0%

塾・予備校の月額費用については、保護者が「5万円以上7万円未満」「7万円円以上10万円未満」が15.7%と最多、一方、浪人生・浪人経験者の方は「3万円以上5万円未満」が最も多い18.8%という結果となりました。

驚きのデータ! 親、浪人生ともに塾・予備校の月謝の詳細を知らない割合が多い

【保護者と本人の比較】予備校の月額費用(不明)

さらに、浪人生・浪人経験者本人の30.9%が「わからない」と回答。保護者に至っては35.3%が「わからない」と回答しており、月謝を把握していない人が1/3を超えるという驚きの結果が出ています。

この結果の背景には、子どもの教育を片方の親に任せっきりにしている、親から子または子から親への教育費に関する情報共有の不足、浪人生・浪人経験者自身の教育費に対する意識が低い、などの要因が考えられます。

さらに、予備校や塾の料金体系が複雑でわかりにくいという可能性もあり、予備校や塾が料金の透明性を高め、より分かりやすい情報提供を行うことの必要性も考えられます。

今回の調査から、家庭内での教育費に関するオープンなコミュニケーションの重要性が再認識されました。

浪人の1年にかかる予備校・塾の実際の年間費用、「子」と「親」が認識しているボリュームゾーンは一致。「70万円以上〜150万円未満」で多数派となる

続いて実施した浪人生本人と浪人生の保護者を対象とした1年間でかかる年間の塾・予備校費用に関するアンケート調査の結果、年間の総費用(季節講習や特別講習代含む)に関しても新たな事実が判明しました。

【浪人生と保護者の比較】予備校の年間費用

保護者

  • 30万円未満:5.3%
  • 30万円以上50万円未満:8.0%
  • 50万円以上70万円未満:9.0%
  • 70万円以上100万円未満:18.0%
  • 100万円以上150万円未満:23.3%
  • 150万円以上200万円未満:6.0%
  • 200万円以上:3.3%
  • わからない:24.7%
  • 答えたくない:2.3%

浪人生本人

  • 30万円未満:9.7%
  • 30万円以上50万円未満:13.4%
  • 50万円以上70万円未満:11.4%
  • 70万円以上100万円未満:17.8%
  • 100万円以上150万円未満:15.4%
  • 150万円以上200万円未満:3.4%
  • 200万円以上:3.4%
  • わからない:23.5%
  • 答えたくない:2.0%

保護者も浪人生も、支出していると認識している年間の予備校・塾費用に関して70万円以上〜150万円未満の帯に多くの回答が集まっています。この共通のボリュームゾーンは、予備校や塾の主要な価格帯がこの範囲にあること、また家計の負担としてこの帯が許容範囲と捉えられている可能性が考えられます。

年間の教育費、実は多くの保護者・浪人生が把握せず。”わからない”の割合が驚きの水準に

【浪人生と保護者の比較】予備校の年間費用(不明)

教育費の年間総額について、浪人生や保護者間での認識が必ずしも明確でないことが、新たな調査結果から浮き彫りとなりました。

具体的には、保護者のうち24.7%、浪人生本人のうち23.5%が、年間でかかる予備校・塾の費用について「わからない」と回答。この数字は、教育費に対する意識の低さや、明確な情報共有の不足を示しています。

家計における大きな出費となる予備校や塾の年間費用。しかし、その実態が不明確であることは、教育投資の適正性を評価する上での障壁となる可能性があります。

また、浪人生自身がどれくらいの費用を自己負担しているのか、保護者はその詳細を把握しているのかという疑問も浮上します。家庭内のコミュニケーションの欠如や、受験生活における独自の経済的状況など、様々な要因がこの認識のギャップに影響していると考えられます。

この調査結果は、教育費に関する家庭内でのコミュニケーションの重要性を改めて示しており、今後の教育環境の見直しやサポート体制の強化が求められるでしょう。

浪人生と保護者、受験塾・予備校の満足度に大きな差異。浪人生本人は高い満足度を示す一方、親の意見は分かれる

浪人生本人と保護者の受験塾・予備校に対する満足度の比較から興味深い傾向が明らかとなりました。

【浪人生と保護者の比較】予備校の費用に対する満足度

保護者の回答

  • 非常に満足:9.4%
  • 満足:24.5%
  • 普通:44.6%
  • 不満:16.3%
  • 非常に不満:5.2%

浪人生本人の回答

  • 非常に満足:17.7%
  • 満足:46.8%
  • 普通:23.4%
  • 不満:9.7%
  • 非常に不満:2.4%

浪人生本人は、約64.5%が「満足」または「非常に満足」と回答。一方で、保護者の約33.9%が同様の高い満足度を示しました。このギャップは、教育サービスの実体験者である浪人生が直接受けたサービスの質や効果をより肯定的に捉えている可能性を示しています。

受験塾・予備校評価、浪人生と保護者の間で不満度に明確な差が浮上!

浪人生と保護者の受験塾・予備校への不満度の比較からも、意味深な結果が明らかとなっています。

【浪人生と保護者の比較】予備校に対する満足度

保護者の回答

  • 普通:44.6%
  • 不満:16.3%
  • 非常に不満:5.2%

浪人生本人の回答

  • 普通:23.4%
  • 不満:9.7%
  • 非常に不満:2.4%

保護者の約21.5%が予備校や塾に対して「不満」または「非常に不満」と感じている一方で、浪人生本人ではその数は12.1%にとどまります。

このデータから、保護者は教育の質や効果だけでなく、教育費のコストパフォーマンスやサービス面での期待も持っていることが推測されます。対照的に、浪人生・浪人経験者本人は、主に自身の受験結果や学習の進行度を評価軸としていて、不満を感じている人の割合が少ないと解釈できます。

受験塾や予備校の提供するサービスやカリキュラムには、保護者と浪人生・浪人経験者、それぞれ異なる期待やニーズがあることが示唆されます。

浪人生は、教育の質や効果、そして受験の結果を第一に考え、満足度が高いことが示されていると考えられます。一方、保護者の中には教育費とのバランスを考慮する人が多く、「普通」の割合が高くなったと考えられます。

受験塾や予備校に対する期待や評価軸は、経済的背景や情報のアクセス、教育への価値観によって大きく変わる可能性があります。浪人生と保護者の間でのコミュニケーションが、受験生活をより円滑に進めるための鍵となることが再確認されたデータと言えます。

浪人生・浪人経験者本人と親が共通して最多となった適切な月謝は「3万円以上5万円未満」。他の価格帯では意見が分かれる

【浪人生と保護者の比較】予備校の適切な月額費用

予備校や塾の月額費用について、浪人生・浪人経験者本人と親はどの価格帯を適切と感じているのか?以下の調査結果で明らかになりました。

保護者の適切だと感じる月謝

  • 2万円未満:7.8%
  • 2万円以上3万円未満:18.8%
  • 3万円以上5万円未満:32.5%
  • 5万円以上7万円未満:15.6%
  • 7万円以上10万円未満:9.1%
  • 10万円以上:1.3%
  • わからない:14.9%

浪人生本人の適切だと感じる月謝

  • 2万円未満:12.5%
  • 2万円以上3万円未満:14.8%
  • 3万円以上5万円未満:34.1%
  • 5万円以上7万円未満:15.9%
  • 7万円以上10万円未満:6.8%
  • 10万円以上:2.3%
  • わからない:13.6%

「3万円以上5万円未満」が、保護者では32.5%、浪人生では34.1%で、双方で最も適切だと感じる価格帯として最多となりました。しかし、他の価格帯では、浪人生は「2万円未満」や「5万円以上7万円未満」の割合が保護者よりやや高く、保護者は「2万円以上3万円未満」の割合が浪人生・浪人経験者本人より高くなっており、価格の感じ方や教育への投資意識には微妙な差があるようです。

「適正価格がわからない」は親と子ともに約14~15%、適正価格に対する認識の不確実さを示す

【浪人生と保護者の比較】予備校の適切な月額費用(不明)

適正価格が「わからない」と答えた回答者の割合は、保護者で14.9%、浪人生本人で13.6%と近い結果となりました。これは、塾や予備校費の適正価格に関する不確実感や、その価格帯における具体的なサービス内容に対する不明確さを示している可能性があります。

この調査結果から、塾や予備校などの教育サービス提供者にとって、価格帯の明確な設定やその価格で提供するサービス内容の明確化が、消費者からの信頼を得るための鍵であることが示唆されます。

年間の塾・予備校費用の適正価格では、浪人生・浪人経験者本人は「30万円以上50万円未満」が23.9%で最多。「70万円以上100万円未満」は親・本人ともに多い結果に。

【浪人生と保護者の比較】予備校の適切な年間費用

浪人生・浪人経験者本人と保護者が1年間の塾・予備校費用として適切と感じる価格帯に関する調査結果がわかりました。

保護者の考える適切な年間教育費

  • 30万円未満:9.1%
  • 30万円以上50万円未満:15.6%
  • 50万円以上70万円未満:28.6%
  • 70万円以上100万円未満:27.3%
  • 100万円以上150万円未満:6.5%
  • 150万円以上200万円未満:1.9%
  • 200万円以上:0.6%
  • わからない:10.4%

浪人生・浪人経験者本人が考える適切な年間教育費

  • 30万円未満:11.4%
  • 30万円以上50万円未満:23.9%
  • 50万円以上70万円未満:14.8%
  • 70万円以上100万円未満:20.5%
  • 100万円以上150万円未満:9.1%
  • 150万円以上200万円未満:2.3%
  • 200万円以上:2.3%
  • わからない:15.9%

保護者の方では最多が「50万円以上70万円未満」で28.6%、次いで「70万円以上100万円未満」が27.3%、年間約50万円~100万円の中〜高価格帯を適正と感じる保護者が大半を占めました。

浪人生・浪人経験者の方では「30万円以上50万円未満」が最も高く23.9%、次いで「70万円以上100万円未満」が20.5%となりました。浪人生・浪人経験者本人は、比較的リーズナブルな価格帯を適正と感じる傾向が見られる一方で、保護者と同じく中〜高価格帯の教育費を適正と感じている人も一定数いました。

この調査から、年間の教育費として適切と感じる価格帯は、保護者と浪人生・浪人経験者本人の間で明確な差がある一方で、中〜高価格帯では共通の傾向が見られることが明らかになりました。

適正な年間費用が「わからない」と答えた人の割合、浪人生・浪人経験者本人の方が保護者より多いという驚きの結果に!

【浪人生と保護者の比較】予備校の適切な年間費用(不明)

年間の教育費に関する認識で、「わからない」と答えた人の割合を比較すると、保護者が10.4%に対して、浪人生・浪人経験者本人では15.9%と保護者よりも約5.5%も高い結果となりました。

浪人生・浪人経験者本人の中には、学業や受験、アルバイトなどの生活に追われたり、保護者に費用の負担は完全に任せていたりして、塾や予備校費用の具体的な金額について自分ごととして十分な情報が得られていない可能性が考えられます。

また、一部の浪人生・浪人経験者は、自らの教育費を全額または一部自己負担しているため、より具体的な金額に敏感であるはずです。それにも関わらず、「わからない」と答える割合が高いことから、塾や予備校の教育サービス内容に対する適正な価格の判断が難しい可能性が考えられます。

浪人生の予備校・塾の費用はいくら?

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