【大学生の保護者1,332名に調査】大学入試の常識はもう古い!?主流だったはずの「一般選抜」が年々減少し、学力だけではない「総合型選抜」が4年間で1.5倍に急増!Z世代の大学受験に地殻変動か

【大学生の保護者1,332名に調査】大学入試の常識はもう古い!?主流だったはずの「一般選抜」が年々減少し、学力だけではない「総合型選抜」が4年間で1.5倍に急増!Z世代の大学受験に地殻変動か

じゅけラボ予備校は、現在大学生のお子様を持つ保護者1,332名を対象に、大学入試方式に関するアンケート調査を実施しました。

調査の結果、大学受験の王道とされてきた「一般選抜」の受験率が学年が下がるにつれて減少傾向にある一方で、個性や主体性が評価される「総合型選抜(旧AO入試)」が著しく増加していることが明らかになりました。これは、近年の大学入試改革や社会が求める人材像の変化が、受験の現場に大きな影響を与えていることを示唆しています。本調査結果から見えてきた、現代の大学入試の最新トレンドについてご報告します。

調査概要

  • 調査概要:大学入試で受験した入試方式についての調査
  • 調査期間:2025/8/8~2025/9/20
  • 調査方法:インターネット調査
  • 有効回答:2025年現在、大学生の子を持つ保護者1332名

依然として主流は「一般選抜」!大学生の保護者の6割が経験と回答するも、その牙城は揺らぎ始めている?

依然として主流は「一般選抜」!大学生の保護者の6割が経験と回答するも、その牙城は揺らぎ始めている?

Q お子様が受験したことがある入試方式をすべて教えてください。

入試方式割合
一般選抜60.4%
指定校推薦22.4%
公募型推薦8.9%
総合型選抜(旧AO入試)11.3%
その他の試験4.6%
わからない4.8%
n=2025年現在、大学生の子を持つ保護者1332名

大学生のお子様が受験したことがある全ての入試方式を尋ねたところ、全体の60.4%が「一般選抜」と回答し、依然として最も多くの受験生が経験する入試方式であることがわかりました。

一方で、「一般選抜」を受験した割合は60.4%に留まり、約4割(39.6%)の保護者は「一般選抜を受験していない」(推薦・総合型選抜のみ、その他の試験、わからない、のいずれか)と回答しました。

これは、一般選抜を経ずに大学進学を決めるケースが相当数存在することを示しており、「大学受験といえば一般入試」という保護者世代の常識は、もはや絶対的なものではなくなっているのかもしれません。

大学入試の王道に変化の兆し!大学4年生以上で64.3%だった一般選抜が、1年生では57.3%に減少!

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Q2 お子様が受験したことがある入試方式をすべて教えてください。(学年別・人数と割合)

学年人数(n)一般選抜指定校推薦公募型推薦総合型選抜(旧AO入試)その他の試験わからない
大学1年生30757.3%21.8%10.7%14.0%6.8%3.3%
大学2年生31459.9%23.9%7.0%10.8%4.5%5.7%
大学3年生31958.9%20.7%9.1%12.2%2.2%6.6%
大学4年生以上39264.3%23.0%8.9%8.9%4.8%3.8%
n=2025年現在、大学生の子を持つ保護者1332名

今回の調査で最も注目すべきは、学年別の入試方式の傾向です。大学4年生以上のお子様を持つ保護者の回答では64.3%だった「一般選抜」の受験率が、大学1年生の保護者では57.3%と、7%も減少していることが判明しました。

この背景には、大学入試改革による評価軸の多様化や、早期に進路を確定させたいという受験生・保護者の安定志向の高まりなどが影響していると推察されます。学力試験一辺倒ではない、多様な受験機会を模索する家庭が増えていることの表れと言えるでしょう。

Z世代の入試は「総合型選抜」が新常識へ!大学1年生では14.0%が経験、わずか4年間で約1.5倍に急増!

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 一般選抜が減少する一方で、対照的に著しい伸びを見せたのが「総合型選抜(旧AO入試)」です。

大学4年生以上では8.9%だった受験率が、大学1年生(2025年度入試入学者)では14.0%にまで上昇。これは、わずか4年間で約1.57倍に急増した計算になります。

この背景には、高等学校における「探究学習」の必修化により、生徒が自身の興味や関心を深掘りし、それを大学入試でアピールする機会が増えたことが考えられます。

また、学力だけでは測れない個性や主体性、行動力を持った学生を確保したいという大学側のニーズとも合致しており、今後さらにこの傾向は加速していくと予想されます。

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国の調査でも推薦・総合型が過半数超え!本調査でも見られた大学入試の多様化と、保護者がすべき準備とは

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今回の保護者調査では、一般選抜以外の入試方式で受験したという回答が34.8%にのぼり、大学入試の選択肢が多様化している実態が明らかになりました。

この傾向は国全体の動きとも一致しています。文部科学省が発表した「令和6年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況」によると、総合型選抜と学校推薦型選抜を合わせた入学者の割合は51.1%に達し、一般選抜以外の入学者が過半数を超えました。

もはや大学入試は、学力試験だけではない「複線的な時代」に突入したと言えます。保護者にとって、従来の情報収集だけでは不十分であり、お子様の個性や特性に合わせた最適な戦略を立てるため、より早期からの情報収集と準備が不可欠です。

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