獣医学部受験の勉強時間はどのくらい?高1・高2・高3・浪人別に解説

獣医学部受験の学年別勉強時間と科目配分。時計と計画表を使い、自宅で学ぶ受験生のイラスト。

講師

本ページでは以下のことがわかります。

獣医学部の受験に必要な勉強時間を、学年・開始時期・現在の学力に合わせて考えるためのポイントをまとめます。

  • 合計・1日あたりの勉強時間の目安
  • 高1・高2・高3から始めるときの時間配分
  • 浪人生の1日の時間割と休憩の取り方
  • 志望大学の配点に合わせた科目別の配分と学習計画

最適な学習ルートで獣医学部合格!

全科目の対策ができて月額18,480円(税込)

獣医学部合格への道は、効果的な勉強計画と最適な勉強時間の設定から始まります。ここでは、獣医学部受験における勉強時間の目安と科目別時間配分の重要性について解説します。計画的に勉強を進めることで、どのように時間を最大限に活用して、受験成功につなげるかの具体的な戦略を紹介します。成功の鍵を握る勉強の進め方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

獣医学部受験における平均勉強時間の目安

勉強時間を計画表にまとめ、日々の学習配分を考える受験生のイメージ写真。

獣医学部合格を目指す受験生にとって、一定の勉強時間の確保と効率的な勉強時間の配分は成功の鍵です。

日常の勉強時間、科目別の時間配分の失敗例、および勉強開始のタイミングによる勉強時間の変動について詳しく説明します。

獣医学部に合格するための勉強時間

高3の勉強時間は平日と休日で考える。平日|4〜5時間、休日|7〜8時間、高1・高2からの積み上げも大切。学校外の学習の目安/時間だけで合格は決まらない

※勉強時間は学校外学習の目安で、調査による平均値や合格の必須条件ではありません。学力・受験科目・生活に合わせて調整してください。

獣医学部の合格には、計画的な勉強が不可欠です。

目安として、高校3年生になったら平日は最低4〜5時間、週末(土日)は7〜8時間に増やしましょう。

獣医学部に合格する学力を身につけるのに必要な勉強時間は3,000〜3,500時間が一つの目安ですが、このペースで高3の1年間(52週)勉強しても約1,770〜2,130時間です。

つまり高1、高2での学習が足りない場合は、高3の時に更に長時間学習に取り組まないと勉強時間が足りなくなります。

目安として高1の時に平日2時間、土日の休日3時間(約830時間/年)、高2の時に平日3時間、休日4時間(約1200時間)勉強しておけば合計約2030時間確保できるので、高校3年生の時に無理のない現実的な学習計画で受験勉強を進めていく事が可能になります。

獣医学部・獣医学科の入試直前3ヶ月間は、毎日の勉強時間をさらに伸ばし、弱点部分の最終克服や、模擬試験や過去問の解析にも多くの時間を割くべきです。効率的な時間管理と定期的な自己評価を行うことで、入試本番に向けた仕上げの精度を高められます。

失敗例から学ぶ、勉強時間の科目別時間配分

時間配分は得意・不得意だけで決めない。志望校の科目と配点、自分の弱点と必要な得点、共通テストだけの科目も確保。好きな科目に偏らず、全体で見直す

科目別の勉強時間配分を誤ると、合格への道は遠のきます。

例えば、英語と数学に偏った勉強をしてしまい、生物や化学がおろそかになるケースがあります。

また、志望大学獣医学部・獣医学科の入試傾向を踏まえずに勉強して失敗するケースもあります。

例えば、北海道大学獣医学部を受験する場合の入試配点は以下の通りです。入試配点に基づいた勉強時間の配分例を見てみましょう。

<受験科目>

共通テスト

 英語

 国語

 数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C

 物理・化学・生物・地学から2科目(例:化学、生物)

 地理歴史・公民から1科目(例:地理総合・地理探究)

 情報Ⅰ

個別試験

 英語

 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C

 物理・化学・生物から2科目(例:化学、生物)

<想定生徒>

・得意科目:数学、化学、生物

・苦手科目:英語

英語国語数学化学生物地総地探情報Ⅰ合計
共通
テスト
配点60806030304015315
目標得点50725628283614284(約90%)
個別試験配点1501507575450
目標得点901105050300

※北海道大学獣医学部(前期日程)の配点です(共通テスト315点、個別学力検査450点の計765点)(引用元:北海道大学「令和9(2027)年度入学者選抜要項」)。目標得点は一例です。

上記の状況を想定した場合、3年次には、1日の勉強時間を以下のように設定すると良いでしょう。

 平日5時間:英語1時間、国語1時間、数学1時間、化学生物1.5時間、地理0.5時間

 土日祝8時間:英語2時間、国語1時間、数学2時間、化学1時間、生物1時間、地理1時間

得意科目の数学に力をいれつつ、弱点であるものの配点の高い英語にも多めに時間を割り振るとバランスよく学習を進められます。

また、共通テストのみの国語と地理について、特に国語の配点は共通テストで最も割合が大きいので、序盤〜中盤の共通テスト対策中は十分に時間をとって対策しましょう。

なお、8月頃からは個別(2次)試験の対策に重点を置くため、英数理の対策時間の割合を増やすと良いでしょう。

よくある失敗例として、2次の配点が大きいからと言って、共通テストのみの国語や地理対策を蔑ろにしてしまうと、共通テストで点数を伸ばすことができずに2次の挽回だけでは足りないという状況にも陥ってしまいます。

また、得意な理系科目、数学、化学、生物の学習が進めやすいことから、得意科目ばかりに時間をかけ過ぎてしまうのも危険です。苦手科目の英語の配点は数学と同じで共通テスト+個別で210点ありますので、序盤からしっかりと時間をとって対策することが必須です。

志望大学と自分自身の状況に合わせて、バランス良く勉強時間を配分することで、全科目を均等にカバーし、総合的な知識の構築が可能です。各科目を週に何時間勉強するかを明確にプランニングし、定期的に進捗をチェックすることが重要です。

いつから勉強開始するかで変わる日々の勉強時間

始める時期で1日の負担が変わる。高1から|基礎を少しずつ継続、高3から|学力との差を早く確認、残り期間に合う計画へ。早い段階の積み上げが、後の準備を支える

獣医学部受験の勉強をいつから始めるかは、日々の勉強時間に大きく影響します。

高校1年生から始める場合、初めのうちは基礎科目の理解に重点を置き、徐々に勉強時間を増やしていくことが可能です。

一方、高校3年生から始める場合は、初めから高い集中力と多くの時間を確保する必要があります。

早期に勉強を開始するほど、焦ることなく、計画的に学習を進めることができるため、合格に向けて有利に働きます。

以下で、高1、高2、高3の各学年から獣医学部合格に向けて受験勉強を始めた時の勉強時間について解説します。

高校1年生から獣医学部の受験勉強を開始する場合

高校1年生が英語と数学の基礎学習を進めるイメージ写真。

高校1年生から獣医学部の受験勉強を始めることは、理想的なスタートと言えます。

早期から始めることで、基礎知識の構築と、長期的な学習計画の実行が可能となります。ここでは、高校1年生でフォーカスすべき基本科目、長期的な勉強計画、および一日の勉強時間割について詳述します。

高校1年生で始めるべき基本科目の勉強

高1は英語・数学を軸に。授業と教科書の内容を理解、国公立志望は現代文も、余裕があれば理科の基礎へ。基礎を固めて、次の学年へつなげる

獣医学部受験対策として、高校1年生では教科書の内容を理解し、高校の授業についていくことを優先しましょう。

特に力を入れたい科目は数学と英語です。共通テストで国語の受験が必須の場合は、国語とくに現代文の対策も進めておくべきです。

また、余裕があればやっておきたい科目が生物と化学です。

これらの科目は獣医学部入試で高い重要性を持つため、早期からの体系的な理解が求められます。

高1から生物の基本概念と化学の基礎理論をしっかりと学ぶことで、後の学年でのより高度な単元にスムーズに移行できます。生物基礎、化学基礎を完成させ、生物、化学の予習も徐々に進めていきましょう。

長期で準備できる。獣医学部入試までの勉強時間

高1からなら継続できる時間を。平日|2時間、休日|3時間、基礎学習を毎日積み重ねる。学校外の目安/長さよりも、続ける習慣を

高校1年生からの勉強開始は、獣医学部受験の長期戦略において大きな利点をもたらします。

上記の「獣医学部に合格するための勉強時間」にも具体的な勉強時間を記載していますが、高校1年生から勉強を始める事で高校3年生の時に勉強時間に余裕をもって志望大学獣医学部を目指せます。

高校1年生から獣医学部・獣医学科を目指して勉強する場合は平日2時間、休日(土日)3時間の勉強でも十分です。

もっと勉強できる場合はそれにこした事はありませんが、長時間の勉強時間でなくても継続的に勉強に取り組むことが高校1年生時点では重要です。

▶︎高1から始める獣医学部受験対策のポイント

高1の1日の勉強時間の例(高1で受験勉強を開始した場合)

高1の1日の学習配分例。平日2時間|数学40分・英語40分・ほか40分、休日3時間|数学40分・英語40分・ほか100分。ほかの科目は、理科や国語などを調整

高1から獣医学部・獣医学科合格に向けて受験勉強を開始する場合は、平日2時間、休日3時間の勉強を基本にしましょう。

平日は学校後の2時間のうち多くを基本科目の学習に充て、週末には各科目を深く掘り下げる形で3時間以上の学習を行う時間割が効果的です。例えば、具体的な例として、平日は数学40分、英語40分を固定し、残り40分を他の科目の勉強時間に配分し、週末は数学40分、英語40分、生物と化学または国語で1時間40分勉強するなどの計画を立てると良いでしょう。

高校2年生から獣医学部の受験勉強を開始する場合

英語・数学に加えて理科の学習も計画する高校2年生のイメージ写真。

高校2年生から獣医学部受験勉強を始める場合、基礎学力の確立と詳細な学習計画の策定が求められます。

この時点でのスタートは、基礎学力が不足している場合は、高校1年生の時よりも学習負荷が高まりますが、効率的な勉強方法と計画によって、時間を有効に活用することが可能です。ここでは、高校2年生で取り組むべき勉強内容と時間配分、および一日の勉強時間割について詳述します。

高校2年生の勉強時間。科目別の最適な時間配分が重要

高2の時間は基礎の状況で調整。基礎に大きな不安なし|平日3時間・休日4時間、基礎から学び直す|平日4時間・休日5時間以上。学校外の目安/科目ごとの弱点も確認

高校2年生から勉強開始する場合、科目別の時間配分に特に注意を払う必要があります。

数学と英語は引き続き必須で、これらの科目で高い得点を獲得することが受験成功のカギを握ります。

また、生物と化学または物理の勉強も本格化させ、これらの科目で抜け漏れのない理解を目指すべきです。

自己分析を行い、自分の得意・不得意科目を明確に把握した上で、日々の限られた勉強時間を科目別に配分する事がとても大事になります。

勉強時間に関して、高1の時の基礎学力に大きな不安がない場合は平日3時間、休日は4時間の勉強時間を目安にするとよいですが、基礎学力から克服する必要がある高校2年生が、高2から受験勉強を開始する場合は、学校外の時間で平日4時間、週末は5時間以上を目標としましょう。

このペースで勉強すれば、1年間で約1,560時間の勉強時間を確保でき、高校3年生で引き続き勉強を進めれば合計3,000時間以上を確保しやすくなります。

基礎学力の状況で変わる勉強時間。中期的な学習計画がポイント

基礎の状況から時間配分を決める。英数の基礎が安定|理科にも時間を、英数に不安がある|英数を重点補強、定期的に進み具合を確認。今の弱点に合わせて、配分を変える

高校2年生での勉強計画は、自分自身の基礎学力に基づいて設計することが重要です。

例えば、数学や英語の基礎がしっかりしている場合は、生物や化学などの理科科目により多くの時間を割くことができます。

反対に、英語と数学の基礎学力に不安がある場合は、それらの科目の強化に時間をさらに割く必要があります。

中期的な視点で学習計画を立て、自身の弱点を早期に克服し、強みをさらに伸ばすことが受験成功に繋がります。

▶︎高2から始める獣医学部受験対策のポイント

高2の1日の勉強時間の例(高2で受験勉強を開始した場合)

高2開始の学習配分例。平日4時間|数学90分・英語90分・生物30分・化学30分、休日5時間|数学・英語・生物・化学・国語を各1時間。基礎に不安がある場合の一例/休憩も確保

高校2年生での一日の勉強時間割は、学校の授業と宿題に加え、受験勉強にも十分な時間を確保する必要があります。

基礎学力が不足している高校2年生が、高2から受験勉強を開始する場合は、上記の通り学校外で平日4時間、週末は5時間以上を目標とする必要があります。

平日は数学1.5時間、英語1.5時間、生物30分、化学30分、休日は数学1時間、英語1時間、生物1時間、化学1時間、国語1時間というように、各科目ごとに勉強時間を明確に設定し、バランス良い学習を心がけましょう。

定期的な休息も取り入れながら、疲労が溜まらないようにする事もとても重要です。

高校3年生から獣医学部の受験勉強を開始する場合

模試や教材を見直し、限られた期間の優先課題を整理する高校3年生のイメージ写真。

高校3年生から獣医学部の受験勉強を始める場合、時間は非常に限られています。

この段階では、効率的な学習戦略と科目別の集中的な対策が必須となります。ここでは高校3年生での勉強時間配分、学力ギャップに応じた対策、および一日の具体的な勉強スケジュールについて解説します。

自己学力と志望獣医大学合格に必要な学力のギャップを正確に知る

高3はまず今の学力との差を知る。志望校で必要な力を確認、科目ごとの弱点を整理、必要な学習へ時間を配る。勉強時間を増やす前に、課題を具体化

高校3年生から受験勉強を始める際は、まず自身の学力と志望校の要求する学力水準との間にあるギャップを正確に把握することが重要です。

このギャップを理解することで、どの科目にどれだけの時間を割り当てるべきか、どのような学習内容が必要かを明確に計画できます。

特に数学、英語と理科科目(生物と化学)は獣医学部の試験で重要視されるため、これらの科目に重点を置いた勉強が求められます。

共通テスト対策が必要かどうかで勉強時間は変わる

共通テストの有無で必要な科目を確認。国公立一般選抜|共通テストが必要、私立|利用する方式を確認、必要な場合は国語・地歴公民・情報Ⅰも計画へ。大学・方式ごとの科目と配点を確認

国公立大学獣医学部・獣医学科を一般選抜で受験する場合、共通テストが必須になります。

私立でも共通テスト利用選抜で受験できる獣医学部がありますが、英語・数学・理科の3教科型なら一般選抜とほぼ同じ科目で受験でき、国語や地歴公民を加える4〜5教科型を選ぶと勉強する科目数が増えます。

共通テストの科目に応じて、勉強時間の配分を見直す必要があるので、まず共通テスト対策が必要かどうかを明確にしましょう。

共通テストが必要な場合は、英語・数学・理科に加えて、国語・地歴公民・情報Ⅰも課す大学が多いので、日々の学習計画にこれらの科目学習を含める必要があります。

なお、2次試験は英語・数学・理科が中心ですが、英語を課さない大学(岩手大学・岐阜大学・山口大学〈前期〉)や、地歴公民と情報Ⅰのうち1科目でよい大学(山口大学〈前期〉)もあります。

高校3年生の勉強時間。志望大学獣医学部に合わせた科目別時間配分が重要

残り1年は志望校に合わせて配分。理科は1科目か2科目か、個別試験の数学は必要か、得意・不得意との重なりを確認。共通テストで必要な科目も、外さない

志望する獣医学部の入試傾向を踏まえた科目別の時間配分は、1年間と限られた時間しかない高校3年生の勉強計画では特に重要です。

例えば、2次の個別試験で理科2科目が必須の大学なのか、理科1科目の大学なのかで理科に配分する勉強時間が変わりますし、2次試験で数学を課さない日程や、数学を受けずに受験できる私立の方式もあるので、志望大学に合わせた学習計画のもとに勉強時間を科目別に最適化する必要があります。

なお、国公立大学は共通テストで数学が必要です(2027年度入試では、2次試験で理科2科目が必須なのは北海道大学〈前期〉・東京大学・東京農工大学〈前期〉・大阪公立大学で、数学を受けずに受験できる私立の方式には麻布大学の一般入学試験〈第Ⅰ期〉D日程があります)。

また、高校3年生から受験勉強を開始する場合は特に正確な自己分析が重要です。

志望大学で英語の重要度が高い場合でも、英語が得意な場合は英語の勉強時間の重要度を下げて、数学や理科科目の勉強時間の配分を多くすることができます。

このように高校3年生から勉強を始める場合は、綿密な受験戦略が合格の大きな鍵になります。

勉強時間に関しては、高校3年生から受験勉強を始める場合で、もし基礎学力が不足しているなら、一日の勉強時間割は、非常に厳しいものになります。

その場合、平日は学校外で最低6時間以上、週末は8時間以上を各科目に均等に割り当てる必要があります。ただ、このペースで学習しても1年間で約2400時間以上となり、基準の3000時間には及びません。

もちろん勉強時間だけが重要ではなく、その時点での学力や勉強の質も影響してきますが、高校3年生から獣医学部合格に向けた受験勉強開始では厳しい状況である事がわかります。

▶︎高3から始める獣医学部受験対策のポイント

高3の1日の勉強時間の例(高3で受験勉強を開始した場合)

高3開始の平日6時間の配分例。数学|1.5時間、英語|1.5時間、生物|1.5時間、化学|1.5時間。基礎に不安・理科2科目の一例/必要科目で調整

高1、高2から勉強を開始している場合は平日4〜5時間、休日7〜8時間の勉強が目安ですが、基礎学力に不安があり、高3から受験勉強を開始する場合は最低でも平日6時間以上、休日は8時間以上の勉強時間が必要です。

志望大学にもよりますが、理科2科目受験が必要な場合は、例として平日に数学1.5時間、英語1.5時間、生物1.5時間、化学1.5時間を基本とし、休日に苦手科目の時間を重点的に増やすなど調整を行いましょう。

夏以降は定期的に模擬試験や過去問の解析を行うことで、日々の学習の精度をより高めていきます。時間管理を徹底し、疲労を蓄積させないよう注意しながら、効果的な学習を目指しましょう。

獣医学部浪人生の勉強時間の目安について

生活リズムを整え、自宅で計画的に受験勉強を進める浪人生のイメージ写真。

浪人生が獣医学部の受験勉強に取り組む場合、1年間の時間を最大限に活用する必要があります。

前年の受験での経験を生かし、効率的かつ戦略的な勉強計画を立てることがとても重要です。ここでは、浪人生の学力の現状分析、科目ごとの時間配分、および一日の勉強時間についてお伝えします。

現役高校時代の学力の状況によって必要な勉強時間は変わる

浪人の学習は現状分析から。現役時代の結果を振り返る、足りない科目・単元を特定、基礎と応用の時間を調整。前年と同じ勉強を、そのまま繰り返さない

浪人を決意した学生は、まず現役時代の学力と志望大学合格に必要な学力とのギャップ分析から始めるべきです。

分析結果から、学力が不足している科目や分野については、特に集中して勉強時間を割り当てる必要があります。

例として、生物や化学などの専門科目で理解不足があった場合、これらの科目に多くの時間を配分し、基礎から応用まで幅広くカバーすることが重要です。

また、英語で不足部分が多い場合は英語に多めに時間配分するなど、自分の学力状況を踏まえて科目別に最適に勉強時間を配分する事が獣医学部合格に必要です。

志望大学と自分の学力に合わせて勉強時間を科目別に最適に配分

浪人生は時間と中身を整える。1日8〜10時間を目安に、配点と弱点を見て科目へ配分、無理のない生活リズムを維持。学校外の学習の目安/睡眠・休息も確保

現役時代の学力にもよるので一概には言えませんが、浪人生の1日の勉強時間は、最低でも8時間から10時間を目安にすべきです。

この時間を効率良く科目別に配分し、各科目の理解を深め、不足している部分を補強することが必要です。

そして、志望大学の獣医学部がどの科目をどれだけ重視しているかを把握し、それに応じた勉強時間の配分を行うことが浪人生にとっては特に重要です。

獣医学部を目指す浪人生の1日の勉強時間割の例

浪人生の1日10時間の配分例。数学|3時間、英語|2時間、生物|2.5時間、化学|2.5時間、21:15〜22:15|生物・化学(各30分)。数学と理科が苦手な場合の一例/休憩も確保

効果的な浪人生活を送るための一日の勉強時間割を例示します。

数学と理科科目が苦手な浪人生の場合で1日10時間勉強する場合の例として以下のような勉強時間配分が考えられます。

科目別勉強時間配分の例(10時間勉強)

科目勉強時間配分例
生物2.5時間
化学2.5時間
数学3時間
英語2時間

1日の勉強時間割・スケジュール例(宅浪の場合)

  • 6:00 – 6:30:起床・朝の準備
  • 6:30 – 7:00:朝食
  • 7:00 – 8:00:数学(1時間)
  • 8:00 – 8:15:短休憩(15分)
  • 8:15 – 9:15:英語(1時間)
  • 9:15 – 9:30:短休憩(15分)
  • 9:30 – 10:30:生物(1時間)
  • 10:30 – 10:45:短休憩(15分)
  • 10:45 – 11:45:化学(1時間)
  • 11:45 – 12:00:短休憩(15分)
  • 12:00 – 13:00:昼食・自由時間
  • 13:00 – 14:00:数学(1時間)
  • 14:00 – 14:15:短休憩(15分)
  • 14:15 – 15:15:英語(1時間)
  • 15:15 – 15:30:短休憩(15分)
  • 15:30 – 16:30:生物(1時間)
  • 16:30 – 16:45:短休憩(15分)
  • 16:45 – 17:45:化学(1時間)
  • 17:45 – 18:00:短休憩(15分)
  • 18:00 – 19:00:夕食
  • 19:00 – 20:00:数学(1時間)
  • 20:00 – 20:15:短休憩(15分)
  • 20:15 – 21:15:自由時間 / リフレッシュ(趣味や軽い運動など)
  • 21:15 – 22:15:生物・化学(各30分)
  • 22:15 – 22:30:就寝準備
  • 22:30:就寝

この1日のスケジュールの特徴は、科目のバランスを意識して各科目を1日の中に分散させ、学習効率を高めている点です。

各科目で長時間勉強を避けて、できるだけ短時間にして集中力の低下を防ぎ、勉強時間の間には15分の短い休憩を設けており、疲労の蓄積を防ぎます。

浪人生は心身のバランスと健康管理が重要です。

リフレッシュ時間を確保し、夜の自由時間を活用して、一日の緊張を解きほぐし、次の日に備える時間を作ると効果的です。

規則正しい生活リズムが重要なので、朝早く起きて夜は早めに就寝することで、健康的な生活リズムを確保します。

このスケジュールと勉強時間の時間割は、浪人生が効果的に勉強するための一例です。個人の生活習慣や具体的な学力状況に応じて、適宜調整が必要です。

是非参考にしてください。

勉強時間は確保できるけど、学習計画や学習内容について1人で壁にぶつかっている浪人生の方は一度じゅけラボにご相談ください。

獣医学部・獣医学科合格に向けた効率的な学習計画の立て方

科目ごとの課題を週間計画に整理し、学習計画を組み立てるイメージ写真。

獣医学部や獣医学科の合格を目指す受験生にとって、効率的な学習計画を立てることは極めて重要です。

自分に合った学習計画は、受験生が時間を最適に活用し、目標達成に必要な学力を体系的に築くためのロードマップとなります。以下の記事では学習計画の基本的な構成要素、その立て方、および計画における注意点について紹介していますのでご確認ください。

獣医学部・獣医学科合格に向けた効果的な科目別勉強法

科目ごとの学習方法を見直し、理解を深める受験生のイメージ写真。

獣医大学(獣医学部・獣医学科)への合格を目指すには、勉強時間が重要である事はもちろんのこと、勉強の質を上げる事が必須です。

科目別の効果的な勉強法を理解し、適切に実践することが勉強時間の効果を高めるためには極めて重要です。各科目の特性を踏まえた学習戦略と勉強法は、効率を大幅に向上させることができます。

以下の記事では科目別の勉強法を記載していますので、こちらも参考にしてください。

獣医大学(獣医学部・獣医学科)に受かるには?

大学の入試方式と学習の進め方を照合し、受験戦略を考えるイメージ写真。

獣医大学に合格するためには、ただ科目別に勉強するだけでは不十分です。

受験戦略全体を総合的に理解し、準備する必要があります。以下の記事では、獣医大学受験に必要な全体的な勉強の進め方、大学別の入試科目の特徴、および受験勉強の開始時期について説明しています。

よくある質問

獣医学部に合格するには、合計で何時間の勉強が必要ですか?

獣医学部に合格する学力を身につけるのに必要な勉強時間の目安は、合計3,000〜3,500時間です。高3で平日4〜5時間、土日7〜8時間のペースで勉強しても、1年間で約1,770〜2,130時間にとどまります。高1で平日2時間・休日3時間(約830時間)、高2で平日3時間・休日4時間(約1,200時間)勉強しておけば、高3で無理のない計画を立てやすくなります。

獣医学部受験では、1日何時間勉強すればいいですか?

獣医学部受験の1日の勉強時間の目安は、高校3年生で平日4〜5時間、週末(土日)7〜8時間です。高1・高2から計画的に勉強してきた場合も、高3ではこのペースを目安にしましょう。基礎学力に不安があり高3から受験勉強を始める場合は、平日6時間以上、休日8時間以上が必要です。入試直前の3か月は勉強時間をさらに伸ばし、弱点の克服や模擬試験・過去問の分析に多くの時間を割きましょう。

高1から獣医学部を目指す場合、1日何時間勉強すればいいですか?

高1から獣医学部を目指す場合の勉強時間の目安は、平日2時間、休日(土日)3時間です。このペースで1年間で約830時間の勉強時間を確保でき、高3の時に余裕を持って志望大学を目指せます。高1では教科書の内容を理解し、特に数学と英語に力を入れましょう。例えば平日は数学40分・英語40分・その他40分、週末は数学40分・英語40分・理科や国語1時間40分のように配分すると効果的です。

高2から獣医学部の受験勉強を始める場合、1日何時間必要ですか?

高2から獣医学部の受験勉強を始める場合の勉強時間の目安は、高1の基礎に大きな不安がなければ平日3時間・休日4時間、基礎から克服する必要があれば平日4時間・週末5時間以上です。後者のペースなら1年間で約1,560時間を確保でき、高3でも続ければ3,000時間以上を確保できます。数学と英語に加えて生物と化学も本格化させ、得意・不得意に合わせて科目別に時間を配分しましょう。

高3から獣医学部の受験勉強を始める場合、勉強時間はどのくらい必要ですか?

高3から獣医学部の受験勉強を始める場合の勉強時間は、基礎学力が不足しているなら平日に学校外で6時間以上、週末8時間以上が目安です。ただし、このペースでも1年間で約2,400時間と、基準の3,000時間には届きません。そのため、自分の学力と志望校の要求する水準とのギャップを正確に把握し、志望大学の入試科目に合わせて科目別の時間配分を最適化する、綿密な受験戦略が大切です。

獣医学部を目指す浪人生は、1日何時間勉強すればいいですか?

獣医学部を目指す浪人生の1日の勉強時間の目安は、最低でも8〜10時間です。現役時代の学力によって必要な時間は変わるため、まずは志望大学の合格に必要な学力とのギャップを分析し、不足している科目に重点的に時間を割り当てましょう。数学と理科が苦手な場合は、10時間のうち数学3時間、生物・化学各2.5時間、英語2時間のように配分する例があります。休憩や生活リズムの管理も大切です。

獣医学部受験で、科目別の勉強時間の配分で失敗しやすいのはどんな点ですか?

獣医学部受験で科目別の時間配分に失敗しやすいのは、得意科目や英語・数学に偏り、生物や化学、共通テストだけで使う科目がおろそかになる点です。志望大学の入試傾向を踏まえずに勉強するのも失敗のもとです。例えば2次試験の配点が大きくても、共通テストだけで使う国語などの対策を軽視すると、共通テストで点数を伸ばせず2次試験の挽回だけでは足りない状況に陥ることがあります。

共通テストの対策が必要かどうかで、勉強時間は変わりますか?

共通テストの対策が必要な場合の勉強時間は、勉強する科目が増えるため、科目別の配分から見直しが必要です。国公立大学獣医学部・獣医学科の一般選抜では共通テストが必須で、私立大学でも共通テスト利用の入試を受けるかどうかで科目数が大きく変わります。共通テストを受ける場合は、2次試験の中心である英語・数学・理科に加えて、国語や地理歴史・公民、情報も学習計画に含める必要があるので、共通テストが必要かを早めに確かめましょう。

最適な学習ルートで獣医学部合格!

全科目の対策ができて月額18,480円(税込)

獣医学部受験の勉強時間はどのくらい?高1・高2・高3・浪人別に解説の詳細をPodcastで聴く

Podcastで詳細を聴く

大手予備校を超える高品質カリキュラムが
業界最安値

入会金無料

追加料金なし

全科目対策で
一律料金

カリキュラムや料金について
お気軽にご相談ください

TEL.0120-445-259

受付時間:10:00~22:00

志望校合格への最短ルート学習に取り組みませんか?