高専入試の国語対策!国語の出題傾向と問題難易度に基づく最適な勉強法

高専入試の国語対策のポイントを示すイラスト

講師

本ページでは以下のことがわかります。

高専入試の国語では、長い文章を読み、選択肢の根拠を確かめながら時間内に解く力が求められます。出題の特徴を押さえ、知識問題と読解問題の対策を進める方法を解説します。

  • 大問3題の問題構成と、語句・文法・古典・文章問題の出題傾向
  • 国語の問題配点と、志望高専の募集要項で確認したいこと
  • 図や資料を使った実際の問題例と、公立高校入試との違い
  • 学年別の準備と高専ならではの勉強法、選択肢の根拠を説明する練習
  • 過去問の活用方法と、知識問題・文章問題の時間配分の考え方

効率的な学習で第一高専合格!

全教科の対策ができて月額16,280円(税込)

国立高専の国語の入試問題は、全体的に見て公立高校入試と比べてそれほど難易度は変わりません。一方で、長文問題の問題文の長さや図や資料を使った出題、全問マーク式解答という特徴もありますので、そういった問題を把握した上で対策を行なっていく必要があります。

ここでは、高専の国語の入試問題を攻略するために必要な、把握すべき出題傾向や対策方法について紹介していきます。

高専入試国語の出題傾向

高専入試国語の出題傾向をイメージした学習風景

高専入試国語の問題構成

高専入試国語の問題構成の要点をまとめた図解

国立高専の国語の入試問題は毎年大問3題です。

大問1,2は論理的文章に関する問題で、そのうち大問1は古典や俳句・和歌等を含みます。大問3は文学的文章に関する問題が出題されています。

高専入試国語の頻出分野・問題

高専入試国語の頻出分野・問題の要点をまとめた図解

高専入試の国語では、語句・文法問題として、漢字の表記(カタカナを漢字に直す問題)、語句や慣用句の意味、品詞・活用などの文法、接続詞を問う問題が頻出です。また、上記の通り、大問1の論理的文章では古典や俳句・和歌等が扱われます。そのため、古典の単独大問はありませんが、古典の対策は必須です。論理的文章の中には、図や資料を使った問題も見られます(令和7年度の大問2など)。

高専入試国語の配点

高専入試国語の配点をイメージした学習風景

高専入試における国語の傾斜配点

高専入試における国語の傾斜配点の要点をまとめた図解

国立高専の学力検査は全国共通の問題ですが、教科ごとの配点や受験する教科、合否の判定方法は高専や学科によって異なります。数学・理科・英語などの配点を高くする傾斜配点を採用している高専はありますが、国語については、2026年10月時点で各高専の学生募集要項を確認した範囲では、配点を高くしている高専はありません。

高専入試の国語の問題配点

高専入試の国語の問題配点の要点をまとめた図解

高専の国語の配点は、大問1が約30点、大問2が約40点、大問3が約30点です(令和8年度は31点・39点・30点)。細かな配点は年度によって異なりますが、大問2の配点が比較的多めです。設問ごとの配点は1問2〜5点に設定されています。

\志望高専別のカリキュラムを月額16,280円〜!/

オーダーメイドの高専受験対策講座

高専入試国語の実際の問題例

高専入試国語の実際の問題例をイメージした学習風景

高専入試の国語で実際に出題された問題を紹介します。

令和8年度入試の国語(本試験)の大問2では、戸谷洋志『メタバースの哲学』からの出題がされました。特殊な問題ではないものの、インターネット上の仮想空間であるメタバースでの「もう一人の私」をめぐる議論という、情報技術に関わる高専らしい話題が題材とされ、現実の土地・環境・身体から解き放たれることへの希望と、それに対する批判の両方が論じられていました。

また、令和7年度入試の国語(本試験)の大問2では、以下のように「匿名性の観点からみたメディア・コミュニケーションの分類」という図と本文を照らし合わせて、図の空欄に入る記号を選ぶ問題(問6)が出題されています。見たことがない問題が出題されると焦ってしまいますが、高専入試の国語では、こういったグラフや図、表などの資料が扱われることもある、ということを想定できていれば、慌てずに冷静に取り組むことができます。読み取り自体は難易度の高いものではありませんので、冷静に取り組めば十分に解けますね。

令和7年度高専入試国語本試験、大問2の図1「匿名性の観点からみたメディア・コミュニケーションの分類」
令和7年度高専入試国語本試験、大問2の問6。本文と図1を照合して空欄に入る記号を選ぶ設問

出典:国立高専機構公式サイト 入試過去問(令和7年度 国語 本試験 大問2)

高専入試国語の公立高校との出題傾向の違い

高専入試国語の公立高校との出題傾向の違いをイメージした学習風景

高専と公立高校国語の出題内容の違い

高専と公立高校国語の出題内容の違いの要点をまとめた図解

高専入試と公立高校入試の国語で出題範囲に違いはありませんが、理系の話題が扱われたり、図や資料を使った問題や図が選択肢になった出題もある点は、高専入試の国語の特徴といえます。

また、高専の国語では、古典は独立問題としては出題されず、論理的文章の中で扱われるため、単独問題として出題される都道府県の公立高校と比べると、古典の比重は少なめです。

高専と公立高校国語の難易度の違い

高専と公立高校国語の難易度の違いの要点をまとめた図解

高専の国語は、公立高校に対して問題自体の難易度はそれほど変わりません。問題文が比較的長いため、全問解ききって高得点を狙うという点では公立高校に比べて難しいといえます。また、全問マーク式で、選択肢の難易度も高めのため、最後の1択に絞りにくい選択肢が多い傾向に有ります。

高専入試国語の対策方法

高専入試国語の対策方法をイメージした学習風景

高専入試国語の対策スケジュール

高専入試国語の対策スケジュールの要点をまとめた図解

1年開始

中学1年生から高専入試国語の対策を行う場合は、まず学校授業で進めている内容について抜け漏れが出ないように仕上げていきましょう。特に授業で習った語句の読み書き、意味をすらすら言えるようにするとともに、文法知識を整理しておきます。暗記事項について、一度しっかりと覚えておけば、本格的な受験勉強で復習した時に効率的に思い出して知識定着させることができます。

また、教科書その他の文章を多く読む習慣をつけておくと、読解力強化にもつながるためお勧めです。

2年開始

中学2年生から対策を行う場合は、まず中1の学習内容の復習から始めていきましょう。ワークの問題を正確に解けるようにするとともに、文章問題は答えの根拠と理由を言えるようにすると、判断力を伸ばすことができます。正解したかどうかではなく、なぜ正解なのか、なぜ間違いなのかを理由や根拠をもって判断できる力をつけていきましょう。

3年開始

中学3年生から受験対策を行う場合は、中学3年間の範囲について、語句・文法、古典の総復習から始めましょう。暗記要素の多い内容から取り組み、文章問題の演習に進みましょう。文章問題の対策には、解説が詳しい受験用問題集から始めるのが良いでしょう。初めから難易度の高いものや解説が簡単なものに取り組むのではなく、答えの根拠や理由、どこから読み取れてどのように判断できるのかが詳しく書かれている教材を選ぶことが重要です。短期間での読解力向上は難しいですが、詳しい解説を読んで判断基準をインプットしていくことで、比較的短期間で判断できる問題を増やすことは可能です。

じゅけラボ予備校の調査(2024年9月9日〜11日、インターネット調査、高専卒業生261名)によると、高専の受験勉強を中2までに始めた人は59.7%でした。志望する高専が決まっていなくても、高専に興味を持った段階で早めに準備を始めておくと安心です。

高専ならではの国語対策

高専ならではの国語対策の要点をまとめた図解

国立高専の国語の入試問題では、文章問題の本文が長めですので、徐々に高専の国語の文章量に近くしていき、時間内に解くための練習をしていきましょう。

また、なぜその選択肢が正解なのか、間違いなのかの根拠を明確にして、選択問題の解答力を鍛えましょう。高専の国語の入試は全問マーク式ですので、記述式の問題のような部分点はありません。選択肢ごとになぜ正解と判断できるのか、なぜ誤答と判断できるのかといった理由や根拠を明確にして、選択問題の解答力を鍛えましょう。1問ごとの理由・根拠だけではなく、選択肢ごとに明確に言えるようにすることにより、様々なパターンの問題に対応できる力をつけることにつながります。

語句や文法問題などの覚えていれば解ける問題については必ず得点できるように仕上げましょう。多くはありませんが、合格ライン付近で競合する受験生は必ず得点していると考えた方が良いです。ここで点差があくと、他の難易度が高い問題で得点する必要があります。知識問題は全問正答することにこだわって対策をしておくと良いでしょう。

過去問を使った高専国語対策

過去問を使った高専国語対策の要点をまとめた図解

過去問を使った国語対策の方法は以下の通りです。

過去問は「傾向の把握と分析」「演習」「復習」の段階に分けて取り組んでいきましょう。

国立高専の過去問は、国立高専機構の「入試過去問」のページで、2026年10月時点で令和6年度から令和8年度までの3年分が、本試験・追試験ごとに正解つきで公開されています(引用元:国立高等専門学校機構「入試過去問」)。

高専の入試の国語では、語句や文法問題などの知識問題と、文章内容に関する問題があるため、知識問題に時間をかけず、文章内容に関する問題について、それぞれどのくらい時間をかけるかを素早く判断する必要があります。また、太刀打ちできない問題については、見直し後にじっくりと取り組んで、どこから読み取れてどのように判断すれば正答を導き出せるのかを確認しておきましょう。

解ける問題や時間をかければ解ける問題については、それらの問題をどのくらいの時間で解く必要があるか確認し、大問ごとに時間目標を作って時間内に解く練習をして、根拠を明確にして必ず得点できるようにしておきましょう。

高専によって必要な得点は異なります。自分が国語でどのくらいの得点を取らないといけないのかを明確にして、合格するために、どのレベルの問題まで解かないといけないのか、解ける問題をどのくらいの時間で解き切らないといけないのか、しっかりと整理しておきましょう。

解答時間の目安

試験時間は50分ですので、全問解くことを目指す場合、解答時間の目安は、大問1:10分、大問2:18分、大問3:15分、見直し時間:7分を目安として微調整すると良いでしょう。

演習では、立てた試験戦略に沿って時間を測って過去問を解いていきましょう。解いた後は、必ず解答の答え合わせ、見直しを行うとともに、試験戦略の微調整が必要かどうか検討しましょう。どの様に時間配分をしていたらよかったか、見直し時間の取り方や見直す問題が適切だったかなど、振り返りを行うことで試験戦略をブラッシュアップして、今の実力で取れる点数を最大化させましょう。

復習では、基本的に演習と同様ですが、ある程度問題内容を把握できている状態でしたら、解答時間を30〜40分程度に設定して練習してみても良いでしょう。

高専入試対策をご希望の方へ

高専入試対策をご希望の方へ

公立高校に合格できる学力に加えて、高専受験に特化した専門的な学習にも取り組みたい方にはじゅけラボ予備校の高専受験対策講座がおすすめです。志望高専の傾斜配点やマーク式の出題に合わせて、現在の学力から逆算したオーダーメイドのカリキュラムを作成し、毎日どの教材の何ページを進めるかまで示した学習計画表で自宅学習を進められます。月額16,280円(税込、2026年10月時点)から受講でき、中1・中2から始めれば、学力検査に向けた準備を早めに進められます。なお、中3の10月以降は受講できない場合もあるため、検討中の方は早めにご確認ください。

\高専受験に特化した学習に取り組みたい!/

オーダーメイドの高専受験対策講座

よくある質問

高専入試の国語は、どのような問題構成ですか?

高専入試の国語は、毎年大問3題で構成される試験です。大問1と大問2は論理的文章に関する問題で、大問1では古典や俳句・和歌などが扱われます。大問3は小説などの文学的文章に関する問題です。古典だけの独立した大問はありませんが、論理的文章の中で古典が扱われるため、古典の対策も欠かせません。全問マーク式なので、選択問題に慣れておきましょう。過去問で大問ごとの形式に慣れておくと安心です。

高専入試の国語で、よく出る問題は何ですか?

高専入試の国語でよく出るのは、漢字の表記(カタカナを漢字に直す問題)、語句や慣用句の意味、品詞・活用などの文法、接続詞を問う問題です。これらは覚えていれば解ける知識問題なので、確実に得点できるように仕上げましょう。また、論理的文章では古典や俳句・和歌が扱われるほか、図や資料を使った問題が出ることもあります。語句・文法問題は合格ライン付近の受験生が確実に得点する部分なので、取りこぼしのないようにしましょう。

高専入試の国語の配点は、どうなっていますか?

高専入試の国語の配点は、大問1が約30点、大問2が約40点、大問3が約30点の計100点です。令和8年度は31点・39点・30点で、細かな配点は年度によって異なりますが、大問2の配点が比較的多めです。設問ごとの配点は1問2〜5点に設定されています。配点の大きい文章問題で失点しないよう、根拠を明確にして選ぶ練習を重ねましょう。時間配分もあわせて確認しておきましょう。

高専入試では、国語に傾斜配点がありますか?

高専入試の国語は、傾斜配点で比重を高くしている高専が見られない教科です。数学や理科、英語を1.5倍や2倍に換算する高専はありますが、国語の配点を高くしている高専はありません。ただし、国語の得点も合否に関わることに変わりはなく、数学や理科の文章問題を読み解く力にもつながります。志望高専の募集要項で配点を確認し、国語の対策も進めましょう。知識問題で確実に得点を重ねることも大切です。

高専入試の国語で、選択肢を選ぶときのコツはありますか?

高専入試の国語で選択肢を選ぶときのコツは、なぜその選択肢が正解なのか、なぜ間違いなのかの根拠を本文から明確にすることです。高専の国語は全問マーク式で選択肢の難易度も高めのため、最後の1つに絞りにくい問題が多い傾向にあります。1問ごとの答えだけでなく、すべての選択肢について判断の理由を言えるように練習すると、さまざまなパターンの問題に対応できる力が身につきます。

高専入試の国語の過去問は、どこで手に入りますか?

高専入試の国語の過去問の入手先は、国立高専機構の「入試過去問」のページです。2026年10月時点で、令和6年度から令和8年度までの3年分が、本試験・追試験ごとに正解つきで公開されています。過去問を解くときは、知識問題に時間をかけず、文章問題にかける時間を素早く判断する練習をしましょう。大問ごとに時間目標を決め、根拠を明確にして解く練習を重ねることが大切です。

高専入試の国語の勉強は、いつから始めればよいですか?

高専入試の国語の勉強は、高専に興味を持った段階で、できるだけ早く始めるのが理想です。じゅけラボ予備校の調査では、高専卒業生261名のうち59.7%が中2までに受験勉強を始めていました。中1・中2のうちは語句の読み書きや意味、文法知識を整理し、文章を多く読む習慣をつけましょう。中3では語句・文法と古典の総復習から始めるのがおすすめです。その後に過去問で傾向をつかみましょう。

高専入試の国語の古典は、どう対策すればよいですか?

高専入試の国語の古典は、論理的文章の中で扱われるため、古典の基礎知識を身につけたうえで文章全体の流れの中で読み取る練習が大切です。古典だけの独立した大問はなく、古典の比重は公立高校入試より少なめですが、和歌や俳句、古文の引用を含む文章が出題されています。中3では語句・文法とあわせて古典の総復習を早めに済ませておきましょう。現代語訳を手がかりに内容をつかむ練習も効果的です。

効率的な学習で第一高専合格!

全教科の対策ができて月額16,280円(税込)

大手予備校を超える高品質カリキュラムが
業界最安値

入会金無料

追加料金なし

全科目対策で
一律料金

カリキュラムや料金について
お気軽にご相談ください

TEL.0120-445-259

受付時間:10:00~22:00

高専受験専門の学習プランを提供