歯学部に受かる為には、志望大学歯学部の受験に特化した勉強法が効果的
歯学部は理系学部の中でも専門性の高い学部であり、学費が安く国家試験合格率も高い国立大学の合格難易度はとりわけ高くなっています。
歯学部に受かるためには、歯学部に入るために特化した勉強をする必要があります。
入試科目、入試範囲、入試傾向、問題難易度に合わせた対策が必要
歯学部入試は独特の傾向があるので、歯学部合格を目指すには歯学部受験に特化した対策が必要です。
以下は、歯学部入試の特徴の一例です。ただし、国公立は二次試験(個別入試)の特徴になります。
入試科目 |
国立大学歯学部:3教科4科目+面接型(英語・数学・理科2科目・面接)の受験方式が主流 私立大学歯学部:3教科3科目+面接型(英語・数学・理科・面接)の受験方式が主流 |
入試範囲 |
国公立大学歯学部:例えば数学では「数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B」が主流 私立大学歯学部:例えば数学では「数Ⅰ・Ⅱ・A・B」や「数Ⅰ・Ⅱ」など大学によって出題範囲が大きく異なる |
入試傾向 |
どの大学においても面接は必出。小論文を課す大学も目立つ。 |
問題難易度 |
標準的な問題が中心だが、偏差値の高い大学では問題難易度も高め。 |
国立大学、人気私立大学歯学部は入試倍率が高いので志望大学の歯学部専門の対策が必要
全国の歯科医院の数はコンビニよりも多いという話は有名です。増えすぎた歯科医師の数を減らすためなのでしょうか、歯科医師国家試験の難易度が近年大幅に難化しています。2021年度の歯科医師国家試験合格率は64.6%でしたが(2020年度:65.6%、2019年度:63.7%)、20年前までは合格率80%超の年度が当たり前でした。この20年で約20%も合格率が下がっているわけですので、歯科学生にとっては厳しい状況だと言えます。ちなみに2021年度の国家試験を受験した浪人割合は約35%であり、浪人生の合格率は約37%ということで、再受験の浪人生の方が合格率が低い傾向にあります。
高い学費を6年間払い続け、それでも歯科医師になれる可能性がかつてほど高くはないという現状により、なるべくなら国家試験合格率の優秀な大学に入学したい受験生が増え、今後歯学部の入試難易度はますます二極化することが考えられます。
国立大学歯学部は学費が安く国家試験合格率も高いので、当然多くの受験生は国公立大学歯学部を目指します。しかし全国で歯学部を擁する国公立大学はたったの12しかありませんし、募集定員も少なめ。国公立大学の歯学部歯学科に合格するのは難しいのです。中でも東京医科歯科大学、大阪大学、東北大学などは偏差値も60以上であり、とりわけ入学困難な国立大学と言えます。
私立大学の歯学部で人気なのは、東京歯科大学、日本歯科大学、昭和大学などです。これらの私大は歯科医師国家試験の合格率が高いので、受験生にとって人気も高く入試倍率も高くなりがちです。
学費・国家試験合格率の両面で利のある国立大歯学部、国家試験合格率に利のある人気私立大学の歯学部に合格するためには、それ相応の努力と志望校専門の対策をする必要があるでしょう。
国立大学歯学部の入試倍率【2021年度(令和3年度入試)】:一般入試合計倍率
国公立大学(歯学科) |
2021年度 前期倍率 |
2021年度 後期倍率 |
---|---|---|
北海道大学 |
2.2倍 |
- |
東北大学 |
3.1倍 |
- |
新潟大学 |
5.5倍(志願倍率) |
15.5倍(志願倍率) |
東京医科歯科大学 |
3.6倍 |
8.5倍 |
大阪大学 |
2.3倍 |
- |
岡山大学 |
1.6倍 |
3.1倍 |
広島大学 |
1.9倍 |
2.8倍 |
徳島大学 |
4.2倍 |
5.3倍 |
九州大学 |
3.1倍(志願倍率) |
- |
長崎大学 |
3.3倍(志願倍率) |
27.0倍(志願倍率) |
鹿児島大学 |
3.0倍(志願倍率) |
18.4倍(志願倍率) |
九州歯科大学(公立) |
5.5倍(志願倍率) |
- |
私立大学歯学部の入試倍率【2021年度(令和3年度入試)】:一般入試倍率
私立大学(歯学科) |
2021年度 一般入試前期倍率 |
---|---|
北海道医療大学 |
1.5倍 |
岩手医科大学 |
1.1倍 |
奥羽大学 |
1.0倍 |
明海大学 |
1.3倍 |
昭和大学 |
3.4倍 |
東京歯科大学 |
5.4倍 |
日本大学 |
1.7倍 |
日本大学松戸歯学部 |
1.1倍 |
日本歯科大学 |
3.3倍 |
日本歯科大学新潟生命歯学部 |
1.3倍 |
神奈川歯科大学 |
2.0倍 |
鶴見大学 |
1.3倍 |
松本歯科大学 |
1.4倍 |
朝日大学 |
2.0倍 |
愛知学院大学 |
1.5倍 |
大阪歯科大学 |
4.3倍 |
福岡歯科大学 |
1.1倍 |
地域別の歯学部一覧はこちら
- 北海道・東北
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- 東海・甲信越
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- 九州・沖縄
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国立大学歯学部でも私立大学歯学部でも対策は一つ。志望校の歯学部に合格するために必要な学力を身に付けることです。
歯学部受験を考えている生徒の多くが、常日頃から継続的に学習しており、学力も高いものと思います。ただし、注意してください。歯学部受験をするからといって、試験レベルの問題から勉強をスタートするのは間違いです。高校3年生だからといって、高校3年生の内容から勉強するのも正しいとは言い切れません。事実、高校1・2年生の内容をやり直すだけでなく、中学校の内容の復習から始める必要がある生徒も多くいます。間違った対策は、失敗を招く原因となります。
このような間違った受験対策には、大きく分けて以下の3つがあります。
- 抜けや漏れを残したまま自分の学力に合わない勉強をすること
- 志望校の歯学部受験に必要のない勉強をすること、間違った参考書・解説集、教材選び。
- 効率の悪い勉強をすること
これらの対策では歯学部合格を勝ち取ることはできません。すぐに見直しましょう。
じゅけラボ予備校の講座では、国立大学・私立大学に関わらず志望校歯学部の受験科目すべての対策を行います。特に、歯学部受験は英語・数学・理科(特に化学)という3教科で高得点を確保する必要があり、そのための勉強量や勉強時間は膨大なものです。じゅけラボ予備校の講座では、志望校の歯学部に合格するために必要な勉強(参考書や解説集、演習問題)と、効率よく勉強を進めるための勉強法を提供します。
じゅけラボ予備校の歯学部受験対策講座の内容
あなたの弱点をしっかり把握 段階に合わせた学習内容からスタートする歯学部受験対策
じゅけラボ予備校の歯学部受験対策講座では、最初に学力チェックテストを実施し、あなたの現状の学力や弱点を見極めてから、あなたのレベルに合った内容で個別指導カリキュラムを作成します。
現状の学力レベルと学習内容のレベルを合わせることは、受験勉強で何よりも重要な”戦略”です。他の予備校や塾の歯学部受験対策では、先生・講師のレベルは高くても、あなたの基礎学力に抜けや漏れがないことを前提に授業を進めるため、自分の現状の学力に合っていない対策に取り組んでしまう可能性があります。当たり前ですが、講師も周りの受験生もあなたのレベルに合わせて進んでくれません。ついていくために自学習で自分の学力の穴埋め作業を並行して行わなければなりません。また、あなたのレベルに合わせてくれる家庭教師であっても、歯学部受験となると基礎の抜け漏れの対策まで細かく指導してくれることは少ないでしょう。ほとんどの家庭教師が、高校での学習内容のフォローではなくあくまでも歯学部受験対策を中心に進めます。
歯学部受験の難易度は高く、高い実力が必要とされます。しかし、歯学部を目指す受験生全員が最初からよくできる生徒というわけではありません。当然、受験勉強スタート時に中学レベルの内容が抜けていることもありますし、学力は一人ひとり異なります。現在の学力が低いからと言って諦める必要はありません。
最初から本番の試験レベルの教材や参考書、解説集を選んで勉強を始める生徒が多いですが、その土台となる学力が足りていない状態では、進むスピードが著しく落ちてしまいます。事実、基礎学力を抜け漏れなく完璧にしてから入試対策の学習を進める方が、入試対策からスタートするより早く実力アップを図ることができます。全体の学習時間を短縮でき、より高得点を狙うための学習に勉強時間を費やせるのです。このような対策なら、諦める生徒が多いE判定からの合格も夢ではありません。
志望大学歯学部合格に向けた歯学部受験対策カリキュラム(学習計画)
歯学部受験対策は時間が命です。無駄なく最短ルートで志望校歯学部合格まで走りきることが大切です。 確かに歯学部入試は高得点勝負になることもあり、ある程度の広く深い学習が必要です。しかし、試験に出題されない分野や、今までに出題されたことがないような傾向・難易度の問題対策を行うのは、ただでさえ大変な歯学部受験において貴重な時間を浪費していると言っても過言ではありません。 当たり前のことのはずですが、多くの歯学部受験生が、高得点を狙うが故に「ここもやっておいた方がいいんじゃないか」という迷路に迷い込んで難解すぎる参考書や演習問題、教材に手を出してしまうのです。
じゅけラボ予備校の講座では、あなたが受験する志望校の歯学部に合格するために必要な内容だけを集め、入試科目それぞれの出題傾向に合わせた学習計画・カリキュラムを作成します。 あなたもじゅけラボ予備校を受講し、やるべきことに迷わず、歯学部合格のために必要な勉強だけに集中して合格を勝ち取りましょう!
正しい学習法で歯学部受験対策の効率アップ
「正しい学習法」で受験勉強を進めることは、志望大学歯学部に合格するために非常に重要な事項の一つです。特に歯学部の受験対策では、より短時間でより効率よく学習し、身に付けなければなりません。模試の結果がE判定の場合は、なおさら効率的な対策が重要です。
じゅけラボ予備校の講座では、学習内容(教材)ごとに「正しい学習法」を個別指導しており、最短で最高の効果を得ることができます。大変な受験勉強を正しい学習方法で効率よく進め、成果を実感することで受験勉強のモチベーションを維持することができるのです。結果を残せるように努力を続け、志望校の歯学部合格を勝ち取りましょう!
歯学部受験対策の学習効果をしっかり確認 定着度チェックテスト
じゅけラボ予備校の歯学部受験対策講座では、学習内容ごとに定着度を確認するため、1つの学習内容を終える度にチェックテストを実施しています。歯学部受験では高得点を確保するため、入試科目全ての膨大な情報の整理や本質的な理解による汎用性のある知識、それを使う技能などが必要です。
これらを本当に身に付けられているかどうかを随時確認することにより、抜けや漏れをなくし、確実に実力を伸ばしていくことができます。
歯学部の受験科目と大学別入試科目の特徴について
歯学部受験は国公立大学と私立大学で対策方法が大きく異なります。それぞれどのような受験科目が必要か、どのような入試範囲が出やすいのか、確認しましょう。
私立大学歯学部の受験科目一覧と入試範囲について
私立大学歯学部の一般選抜における個別試験科目は各大学によって様々ですが、英語・数学・理科の3教科で受験できる(+面接)方式を採用している大学が中心となります。加えて、およそ半分の私大が小論文を課しています。
また、約半分の私大は選択科目を取り入れており、苦手科目を避けて受験することもできます。昭和大学や日本歯科大学では国語の現代文を選択することも可能です。
≪主な私立大学歯学部:入試科目(2021年度)一覧≫
北海道医療大学 |
英語+選択「数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目」+面接) |
岩手医科大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・A)+英語+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+面接 |
奥羽大学 |
英語+選択「数学(Ⅰ・Ⅱ・A)、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目」+面接 |
明海大学 |
英語+選択「数学(Ⅰ・Ⅱ・A)、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目」+面接 |
昭和大学 |
英語+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+選択「国語(現代文)または数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)」+面接 |
東京歯科大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+英語+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+小論文+面接 |
日本大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ)+英語+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+小論文+面接 |
日大松戸(日本大学松戸歯学部) |
英語+選択2科目「数学(Ⅰ・Ⅱ)、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目」 +小論文+面接 |
日本歯科大学 |
英語+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+選択「国語(近代以降の文章)または数学(Ⅰ・A)」+面接 |
日本歯科大学新潟生命歯学部 |
英語+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+選択「国語(近代以降の文章)または数学(Ⅰ・A)」+面接 |
神奈川歯科大学 |
選択2科目「英語、数学(Ⅰ・Ⅱ)、国語総合(近代以降の文章)、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目(※理科2科目選択は不可 )」 +小論文(課題文読解形式400字~600字以内)+面接 |
鶴見大学 |
選択「英語または数学(Ⅰ・Ⅱ)」+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+小論文+面接 |
松本歯科大学 |
選択「英語、数学(Ⅰ・Ⅱ・A)、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目」+小論文(600字)+面接 |
朝日大学 |
英語+選択「数学(Ⅰ・Ⅱ・A)、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目」 +面接+書類審査(志望理由書・調査書等) |
愛知学院大学 |
英語+選択2科目「数学(Ⅰ・Ⅱ・A)、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目」 +小論文(600字以内)+面接 |
大阪歯科大学 |
英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+小論文(400字以内)+面接 |
福岡歯科大学 |
英語+数学(Ⅰ・Ⅱ・A・B)+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+面接 |
国立大学(前期)歯学部の受験科目一覧と入試範囲
国立大学歯学部(前期)の個別試験科目は、「数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+外国語+理科2科目+面接」という3教科4科目+面接型を採用している大学が大半です。外国語については、英語必須の大学と、広大や九大のように3~4ヶ国語から選択できる大学とで半々に分かれます。
私立大学歯学部の数学は数Ⅲは含まれませんが、国立大学歯学部の数学は数Ⅲまでが範囲に含まれています。国立大学歯学部を目指すのであれば、数Ⅲ対策が必須です。
理科2科目については、物理・化学・生物の中から2科目選択できます。地学で受験することは不可です。
長崎大学、鹿児島大学、そして公立の九州歯科大学の個別試験科目は上記とは少し異なる試験形式を採用していますので、詳しくは以下の表をご覧ください。
≪主な国立大学歯学部(前期):2次(個別)試験入試科目(2021年度)一覧≫
北海道大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+外国語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
東北大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
新潟大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+外国語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
東京医科歯科大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
大阪大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+外国語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
岡山大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
広島大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+外国語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
徳島大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
九州大学 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+外国語+理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)+面接 |
長崎大学 |
英語+選択「数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)または理科2科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2つ)」+面接+調査書 |
鹿児島大学 |
数学(Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+理科1科目(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1つ)+面接 |
九州歯科大学(公立 |
数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+英語+総合問題(論述形式を含む。理科に関する内容については物基・化基・生基を範囲とする)+面接 |
国立大学(後期)歯学部の受験科目一覧と入試範囲
国立大学歯学部(後期)の個別試験科目は、「小論文+面接」の形式を採用している大学が多いです。 新潟大学と鹿児島大学の後期個別試験で実施されるのは「面接」のみです。ゆえに、後期試験の合否を大きく左右するのは共通テストの点数だということになります。
≪主な国立大学歯学部(後期):2次(個別)試験入試科目(2021年度)一覧≫
北海道大学 |
2021年度は後期募集なし |
東北大学 |
後期募集なし |
新潟大学 |
面接 |
東京歯科大学 |
小論文+面接 |
大阪大学 |
後期募集なし |
岡山大学 |
小論文+面接 |
広島大学 |
小論文+面接 |
徳島大学 |
小論文+面接 |
九州大学 |
後期募集なし |
長崎大学 |
小論文+面接+調査書 |
鹿児島大学 |
面接 |
九州歯科大学(公立) |
後期募集なし |
化学・生物で受験できる歯学部の主な大学一覧
<私立>
<国立(前期)>
化学・生物・物理全て必要な歯学部の主な大学一覧
なし
化学なしで受験できる歯学部の主な大学一覧
<私立>
<国立(前期)>
数学なしで受験できる歯学部の主な大学一覧
<私立>
<国立>
化学・生物・物理・地学の中から2科目選択受験できる歯学部の主な大学一覧
なし
化学・生物・物理の中から2科目選択受験できる歯学部の主な大学一覧
<私立>
<国立(前期)>
共通テスト利用のある私立大学歯学部
奥羽大学を除き、残り全ての私立大学歯学部の入試日程において共通テスト利用入試が設けられています。
私立大学の共通テスト利用入試は、一般入試に加えて選抜回数を増やす点で合格可能性を上げることができると言えます。一方で、共通テストと大学の個別試験とでは入試傾向が異なるため、本来なら共通テスト向けの問題がある参考書で対策学習をする必要があります。
国公立を第一志望として共通テストを受験する場合は、積極的に併願私立大学の共通テスト利用入試を受験することをお勧めします。
私立大学を第一志望とする場合、共通テスト利用入試は比較的募集人数が少なく、偏差値も高い傾向にあるため、個別試験の対策に学習時間を向ける方が得策です。私大メインで共通テスト利用を有効に使う例としては、共通テスト一回の受験で多数の大学の共通テスト利用入試に出願することが考えられます。
国公立大学歯学部の大学入学共通テストと2次試験対策
国公立大学歯学部(6年制)に合格するためには、『大学入学共通テスト』と『2次試験(個別試験)』の両方で高得点を取らないといけません。
私大歯学部は6年間の学費が3000万円を超えることも少なくありません。国立大歯学部では6年間の学費が約350万円なので、私大歯学部と比べておよそ10分の1です。 ゆえに国公立大学を目指す受験生が多いのですが、地方国立大学であろうと入試範囲は私立大学歯学部より広く、入試倍率も高いことから、合格するためには戦略的で効果の高い勉強方法に取り組む必要があります。
大学入学共通テストの得点率ボーダーについて
国立大学歯学部(6年制)の中で比較的入りやすいと思われる地方の鹿児島大学や長崎大学、徳島大学などであっても、共通テストで75%程度の得点率が必要となります。
つまり900点満点だとすると675点以上の点数を取らないといけません。余裕を持って2次試験に挑むためにも、できれば8割近い点数を共通テストで取っておきたいです。
偏差値最上位の東京医科歯科大学や大阪大学の歯学部を目指す場合は、共通テストで8割の得点率が求められます。令和3年度の阪大の入試結果を見てみると、共通テスト[450点満点]の合格最低点は324.5点(約72%)、合格平均点は357.95点(約80%)でした。8割以上を得点できるように過去問や予想問題、共通テスト模試で対策していきましょう。
2次試験(個別試験)の得点率ボーダーについて
大学入試の2次試験は大学によって試験問題、難易度が異なるため、偏差値が高い難関大学だからといって、偏差値に比例して得点率・ボーダーが高くなるわけではありません。つまり、ボーダーが高いから合格が難しいという結論には結びつきません。
例えば、大阪大学と新潟大学を比べると、大阪大学の方が偏差値は高いですが問題が難しいので、2次試験の合格平均点のボーダーは新潟大学の方が高いという現象が起きます。
では、国公立大学歯学部の2次試験において、どれくらいの点数を取ることができればよいのでしょうか。大まかな目安ですが、合格最低点は6割前後に落ち着く大学が多いです。共通テストの結果にもよりますが、2次試験においては「6割で入学できる」を一つの目安としてよいでしょう。阪大は問題難易度が高く、合格最低点が5割半ばになる年度が多いです。
このように2次試験の問題難易度や入試動向は大学によってさまざまなので、2次試験の合格最低点を把握した上で各大学に合わせた対策を行うことが大切です。
歯学部受験対策はいつから始める?
志望学部を歯学部に絞っているのであれば、早い時期から歯学部に特化した勉強法を確立できると大学入試を非常に有利に進めることができます。
国立大学歯学部を受験する場合は、基本的に共通テスト5教科7科目+2次試験の対策が必要です。2次試験は英語・数学・理科2科目の3教科4科目受験となる場合が多いですが、共通テストのことも考えると国語や社会の対策もしなければなりません。加えて、歯学部受験においては面接も必須となります。難易度にもよりますが、国立大歯学部を目指す場合、少なくとも高校2年の夏頃から取り組むことをおすすめします。
私立大学歯学部のみの受験を考えているという場合は、共通テストの国語や社会を避けて受験することが可能となるので、英語・数学・理科1科目に特化した受験勉強をすることが合格への最短ルートです。私大歯学部を目指す場合、少なくとも高校3年に上がった時点では歯学部の受験対策を始めることをおすすめします。
※大学によって受験科目は細かく異なります。まずは自分の志望する大学の入試科目をきちんと確認してください。
高1から始める歯学部受験対策
高1で習う勉強内容というのは、各教科の基礎となる部分です。高校の授業についていくこと、教科書の内容をしっかり理解することを最優先してください。
特に力を入れたい科目は数学と英語です。共通テストで国語の受験が必須の場合は、国語の対策もある程度は行っておきたいです。英語の読解力強化にもつながります。
英語・数学の2教科に国語を加えた3教科に関して、共通テストの出題範囲の基礎学習を進められれば、高1から始める歯学部受験対策としては十分でしょう。
高2から始める歯学部受験対策
高2から歯学部受験対策を始める場合は、数学・英語・理科の3教科の基礎固めに力を入れるとよいでしょう。国立大の共通テスト対策として国語の勉強にも少しずつ手を付けれると良いです。社会も共通テストで必要となりますが、社会は国語と比べて配点が低く設定されているので優先度も低めです。
国立大歯学部受験の場合、理科の科目は物理・化学・生物から2科目選択の大学が多いので、自分はどの2科目で勝負すべきかをしっかり考えてみましょう。私立大歯学部専願の場合、基本的に理科は1科目のみ必要となります。国立私立ともに理科を地学で受験できる歯学部はありませんので、地学は除外して考えましょう。
高3から始める歯学部受験対策
高3から歯学部の受験勉強を始める場合は、早急に英語・数学・理科の基礎固めに取り組まないといけません。共通テスト対策として国語の勉強も必要です。夏休みに入る頃までには、必ず英語・数学・理科2科目の教科書レベルの力を身に付けることを目標にして進めていきます。国立大学歯学部を受験する場合は、英語・数学・理科2科目の2次対策を行いつつ、遅くとも高3の夏からは共通テスト対策として国語(現代文/古典)と社会の勉強も進めていきましょう。
秋から冬は志望校の過去問に取り組み、志望校の入試問題傾向をつかみましょう。頻出単元に関しては、他の大学の過去問やそれをベースにした問題集に載っている類似問題に挑戦してみても良いです。過去問や問題集で解けなかった苦手分野は、解答解説や参考書も利用してしっかりと自身の力で解けるようにしておきましょう。
歯学部受験の場合、面接なしの大学はありません。よほど面接の成績が悪いと学力に関係なく不合格となる場合もあるので、面接落ちしない為に面接練習も少し取り組んでおくと良いでしょう。国立後期や私立大歯学部受験の場合、大学によっては小論文対策も求められます。
歯学部合格に向けた勉強時間の目安と学習計画の作り方について
国立大学歯学部および高偏差値の私立大学歯学部を目指す場合、高校3年生の受験期はできる限り多くの勉強時間を確保したいところです。勉強時間の目安は、平日は3~4時間、休日は5〜8時間程の勉強量を意識してみてください。
歯学部合格に向けた学習計画として、まずは自分の志望校の入試要項をチェックし、受験科目や出題範囲をきちんと把握すべきです。
私立大学歯学部の多くは「英語・数学・理科・面接・(小論文)」の受験形式が多いので、高3の夏までに英語・数学・理科の基礎を固める学習スケジュールを組んでみましょう。出題範囲を網羅的に学習できる講義系の参考書や基礎問題集を使うと良いでしょう。
国立大学歯学部を受験する場合、高3の夏には共通テスト対策として国語・社会の対策も進めていきたいです。秋頃からは過去問や同様のレベルの問題集を使った演習を進め、見たことのある問題パターンを増やしましょう。また、苦手単元や抜け漏れは参考書等を辞書的に使いながら、徹底的に潰しておきましょう。
歯学部の入試科目別勉強法と対策
英語の勉強法と対策
歯学部受験において英語攻略は必須課題であり、英語で高得点を取るために英文法を完璧に理解しておくことが大前提となります。そしてやはり鍵となるのは長文読解対策でしょう。複雑な英語長文を正確に読解するためには、英文の構造を分析する英文解釈の力が必須です。品詞分解に加え修飾関係や接続の構造など、細かく把握する練習をしていきましょう。
私立大学の歯学部の入試では、単熟語の知識問題や文法問題が多く出題されるため、単語帳に加え、語法問題集を1冊完璧に仕上げることが必須です。 国立大学の前期試験では、英作文や和訳・要約問題の割合が多くなるので、私立以上に記述対策が必須となります。
数学の勉強法と対策
私立大学歯学部を受験する場合、数3は出題範囲外のため数3の対策をする必要がありません。私立大学の歯学部では、発想力重視や高難度の出題はそれほどみられませんが、計算が複雑であったり、計算量が多い出題傾向にあります。出題範囲の基礎問題は見たらすぐに解き方が思い浮かぶ状態、すらすら解ける状態を目指しましょう。
一方で、国立大学歯学部を受験する場合は数Ⅲも出題範囲に含まれるので、数Ⅲの対策もしなければなりません。ただし、共通テストの受験科目である数12ABを共通テスト問題集ですらすら解ける状態にすることが優先です。
難関大学歯学部を目指すなら青チャートレベル、標準レベルの歯学部を目指すなら黄色チャートの問題を1つずつ確実に解けるように進めましょう。チャート式問題集や過去問演習などを繰り返し、問題パターンをストックしていくことが大切です。
化学の勉強法と対策
国立大学歯学部の前期2次試験を受験する場合、理科が2科目必要となります(一部の例外を除く)。
化学を勉強する際には、難問をやり込むというやり方ではなく、出題範囲に対してまんべんなく基礎固めすることを優先しましょう。
東京医科歯科大学の化学は教科書で見たことのないような初見の問題が頻出ですので、何も対策をしないと面食らってしまうかもしれません。必ず過去問を数年分解いて問題傾向に慣れることが大切です。初見の問題とはいえ、教科書で学習した知識を活かせば正解に辿り着けます。
生物の勉強法と対策
国立大学歯学部の前期2次試験を受験する場合、理科が2科目必要となります(一部の例外を除く)。
生物は暗記要素が強い科目なので、まずは教科書レベルの基礎知識を覚えるところから始めましょう。知識問題が多く、免疫やホルモンのはたらきなど、生物の体内環境が出題されやすい傾向にあります。
ただし、個別試験においては論述問題を多く出題する大学もあるので、教科書の丸暗記だけでは対応できない場合があります。理解しながら覚え、数十字で説明できる論述力を磨きましょう。
物理の勉強法と対策
国立大学歯学部の前期2次試験を受験する場合、理科が2科目必要となります(一部の例外を除く)。
物理の勉強においては力学が全ての基本となるので、物理苦手な方は力学の基礎知識や公式を覚えるところから始めましょう。
力学分野の基礎が定着したら、電磁気分野、波動分野の対策へと進めていきましょう。大学によっては原子分野を出題するところもあるので、過去問等で出題傾向をつかんでおくことが大切です。
地学の勉強法と対策
地学で受験できる歯学部はほとんど存在しません。 北大の歯学部のように共通テストにおいて地学を選択できる大学はありますが、結局のところ2次試験で化学・物理・生物の中から2科目必要となるので、共通テストで地学を選択するメリットは小さいでしょう。
塾なし・予備校なしの独学受験で歯学部に合格するには?
歯学部に入学したいが塾や予備校、家庭教師の授業を受ける事ができない方、または独学で受験したい方も数多くいます。ここでは塾や予備校なしで歯学部に合格するためのポイントをお伝えします。
塾や予備校に通うメリットとは?
①質の高い先生の授業を受けられる
②受験のノウハウを得られる
③割引があるなど、模試が受けやすい
④ライバルたちと切磋琢磨しやすい
⑤自習室で勉強できる
など
高偏差値の歯学部を目指す場合、受験勉強はかなり大変です。独学での勉強法がわからない生徒や、自宅では勉強を継続できない生徒にとっては塾や予備校に通ってさまざまなサポートを受ける方が当然志望大学歯学部に合格しやすいでしょう。
塾や予備校は受験のノウハウを持っているので、大学別の入試傾向や対策についてもアドバイスを受けることが出来ます。そして何よりライバルや友達も多くいるので、周りの受験仲間と切磋琢磨出来る点でとても良い環境と言えるでしょう。
良い塾や予備校は講師の質も高く授業がわかりやすくて、一人だとわかりづらい点も授業を聞くことで理解が深まり、学習効果も高くなります。
このように自分にあった塾や予備校選びをできている生徒にとっては、合格に大きく近づくためのメリットがたくさんあると言えるでしょう。
塾や予備校のデメリットとは?
①料金・費用が高い
②通塾に時間がかかる
③塾や予備校に通っていることで満足してしまう可能性がある
④授業のレベルが高く、段階を踏んで学習できない
⑤自分に必要な学習だけに取り組むことができない
歯学部受験のための塾や予備校のデメリットとして一番大きいのは、やはりお金に関することでしょう。
大手予備校の費用は年間約100万円が相場と言われており、講習代等も含むとさらに費用がかかる所もあります。高校3年間通い続け、さらに浪人もとなると多額の金額が掛かってしまいます。
ちなみに、歯学部受験を対象とした塾や予備校だと現役生よりも浪人生の方が入会金・授業料ともにやや高くことが多いです。
自分にとって学習効果の高い塾や予備校に時間をかけて通っている場合は問題ありませんが、自分に合っていない所に通塾するのに往復何十分、何時間と時間をかけている場合は、時間の無駄遣いと言えます。効果的な学習を自宅で取り組む方が合格に近付くでしょう。
中には塾や予備校に通っていることで満足してしまい、日々の家庭学習に取り組まず成績が伸びないという歯学部受験生もいます。一番大事なことは志望校の歯学部に合格出来る学力を身につけることです。常に自分の現在の学習レベルを把握し、足りないところを家庭学習で補っていくことが重要です。
また、基礎ができておらず、予備校の歯学部受験に向けてのハイレベルな授業についていけないということもあるようです。
歯学部受験のための塾や予備校では、個別指導でない限り生徒一人ひとりの状況に細かく合わせて授業を進めていくことが難しく、自分にとって不必要な部分も学習しなければなりません。そのため、時間をロスしてしまったり、逆に時間をかけて学習しなければいけない苦手な部分に時間をかけてもらえなかったりすることもあります。
じゅけラボ予備校へお問い合わせいただく生徒の多くが歯学部受験のための塾や予備校へ通ってこれまで紹介したデメリットを経験しており、結果的に独学受験を希望しています。
独学受験で歯学部に合格できるの?
塾や予備校に通わず、独学で歯学部に現役合格することは大変ですが、もちろん可能です。実際に塾・予備校を辞めて、独学で成績を上げる生徒も数多くいます。
一般的に塾や予備校に通うと年間60万〜100万円程度、場合によってはそれ以上の費用がかかります。問題集や参考書を使用して独学で歯学部に合格出来るなら、受験費用も大きく節約できるのですよね。
しかし独学での歯学部受験は、塾や予備校に通っている方よりも頑張ってみせるという強い意志が必要です。志望校に合格するために自分に何が足りないのかをきちんと把握し、それを補う学習を繰り返していけば、共通テストで8割以上、個別試験で6割以上の得点を取ることは十分可能です。
つまり、独学受験でも歯学部合格は可能ですが、「強い意志」と「自分に必要な正しい勉強法」が必要ということです。仮面浪人をしたり、社会人になってから再受験で歯学部に入学する人もいますが、現役合格よりもハードルは高いと考え、更なる強い意志と正しい勉強法を身に付ける必要があります。
独学で歯学部に合格するための勉強計画
独学で歯学部に合格するためには、自分で学習計画を立て、スケジュール管理を行わなければなりません。細かくなくて構いません。まずは大まかな計画を立てておきましょう。
年間スケジュールであれば、高校3年生の夏までには英語・数学・理科(国立は理科2科目必要)の3教科の基礎力を完璧に仕上げ、国立大学歯学部志望であれば共通テスト対策、秋には過去問演習を行うというように計画を立てていきます。
一日のスケジュールであれば、高校3年生の平日は帰宅後18時から19時までの1時間、21時から23時までの2時間勉強。休日は午前中に3時間、昼食から夕食の間に4時間、お風呂入ってから寝るまでに3時間というように計画を立てるとよいでしょう。
自分で学習計画が作れない場合は、じゅけラボ予備校に一度お問い合わせください。
志望大学の歯学部に合格出来るよう、入試までの学習計画、日々の細かい学習内容や学習範囲を、あなたの現在の学力・偏差値に合わせて作成します。
歯学部独学受験のコツ
私立なのか国立なのか、どこの大学を目指すかによって入試科目は細かく異なりますが、歯学部受験の場合、英語・数学・理科(国立は理科2科目必要)の基礎を固めることを強く意識しておけば、まず間違いありません。
新しい学習をどんどん進めても、前に学習したことを忘れてしまっては意味がありません。独学受験では復習・反復をどれだけするかが合否を分ける大きなポイントとなります。
例えば英語の長文問題で出題されて分からなかった英単語は、必ず辞書で意味を調べ、ノートにメモをしておきましょう。そして、定期的にノートを見て絶対に覚えましょう。他の教科でも問題を解く上で分からなかった事項については、意味や解法を調べてノートに記し、そのノートを何度も見直して覚えるという作業の繰り返しが大切です。
独学でも予備校の模試は受けるべき?
自分の実力を量るため、志望校が射程圏内に入っているかを知るため、会場慣れをするため、あらゆる意味で河合模試や駿台模試などの模試は受けておく方が良いでしょう。なるべく試験本番当日を想定するという意味でも、入試当日に着る予定の服装で模試を受けてみても良いかもしれません。
河合模試は標準的な難易度ですが、駿台模試は東京大学や医学部レベルの難しい問題が出題されます。高偏差値の歯学部を目指すのであれば、駿台模試も視野に入れてみて良いでしょう。
模試を受けて終わり、ではもったいないです。必ず答え合わせをして、間違えた問題に対しては解答解説をチェックしてください。模試に出題されている場合、本番で類似問題が出る可能性が高いので、次こそは正解できるようにしなければなりません。
歯学部受験生にじゅけラボ予備校が選ばれる理由
①歯学部受験に特化した個別指導カリキュラムを提供!
歯学部入試においては、英語+数学+理科(国立2科目/私立1科目)+面接という形式の入試を採用している大学が多いです。じゅけラボ予備校では、受験対策のプロが各大学の歯学部入試の出題傾向を分析し、あなたが志望する歯学部の受験対策を効率的に進めることができるようにサポートします。
②あなたの段階に合わせてサポート!
偏差値40から偏差値60の歯学部を目指すのと、偏差値50から偏差値60の歯学部を目指すのでは、学習内容や学習スケジュールが異なります。学力に見合った勉強でなければ、いくら勉強時間を増やしても成績は伸びません。じゅけラボ予備校では最初に学力テストを行い、あなたの学力に合った歯学部受験対策のカリキュラムを提供します。
③塾・予備校よりも安い費用で安心!
じゅけラボ予備校の歯学部受験対策講座は入試に必要な全ての科目をサポートして月謝は16,280円~18,480円(税込)です。
カリキュラム内で使用する参考書や問題集は別途ご購入いただく必要がありますが、書店やインターネットで購入できる市販のものなので、ご安心ください。
費用は、塾や予備校と比較すると1/4~1/8、家庭教師と比較すると1/2~1/3なので、通信教育と同じくらいの費用で歯学部受験対策を受講することができます。
なぜ歯学部なのか?歯学部に入学するメリットと将来性について
歯学部に入学する最大のメリットは、やはり歯科医師になれる点でしょう。6年制の歯学部を卒業すれば歯科医師国家試験の受験資格を得ることができます。
歯科医師になりたい理由・志望動機は、「虫歯で困っている人の助けになりたいから」「予防歯科や審美歯科に興味があるから」「親が歯科医師だから」などさまざまです。他学部では推薦入試等で面接が行われますが、歯学部では国立・私立に関わらず一般選抜において必ず面接があります。面接内容として志望理由を聞かれる可能性が高いです。
さて、歯医者さんになればお金持ちになれるというイメージも強いですが、歯科医師の将来性はどうなのでしょうか。歯科医院の数はコンビニの数よりも多いという話は有名ですし、このままでは歯科医師の需要が無くなってしまうのではないでしょうか。
結論から言うと、歯科医師の需要は無くなるどころか増える可能性があります。2021年度の歯科医師国家試験合格率は64.6%でしたが、この20年で約20%も合格率が下がっているわけです。よって将来的には歯科医師の人数は今よりも減少し、歯科医師の売り手市場になる可能性も見込めます。
とりあえず歯学部にさえ入ってしまえば誰でも彼でも歯科医師になれるという時代ではないので、高い合格率を誇る歯学部に入学できると何かと有利でしょう。もちろん大学入学後の努力も大いに必要ですが。
また、歯科医師の中でもトップクラスの年収を稼ぎたいと考えるのであれば、高度な技術を身に付けたり、患者さんとのコミュニケーション力・営業力を培うことが求められるでしょう。現在は虫歯歯科だけでなく、虫歯にならない為の予防歯科、歯を白く綺麗に見せる為のホワイトニングやインプラントなどの審美歯科、歯並びを綺麗にする矯正歯科など様々な歯科分野があります。
高齢者が多くなる時代ですので、お年寄りのお家に訪問して治療をする訪問歯科にも注目が集まっています。いずれかの分野に特化した歯科医院を開業するというのも収入を増やすための効果的な方法でしょう。地方によってはまだまだ歯科医院の数が少ないという地域もあるので、そのようなライバルの少ない地域に開業して地域に根付くという手段もあります。
歯学部卒業後の歯学生の就職先と進路について
歯学部には6年制学科と4年制学科があり、歯科医師になるためには6年制学科に入学しなければいけません。
6年間頑張って勉強して歯科医師国家試験に合格することができた歯学部生は、いきなり歯科医師として働けるわけではなく、まずは歯科研修医として1年間以上の臨床研修を受けないといけません。
1年以上の臨床実習を終えた後は、一般病院や大学病院などで歯科医師として勤務します。勤務医として経験を積み、最終的には開業して開業医となる人が多いです。また、大学の研究所に就職して研究を行う人や、公務員として活躍する人もいます。
あなたの現在の偏差値・学力から志望大学の歯学部合格へ導きます
歯学部に合格するためには、歯学部受験に特化した専門対策を行うのが一番です。何から手を付けたら良いか分からないという方、じゅけラボ予備校にお任せください。あなたの現在の偏差値・学力に合わせて、最適な個別指導カリキュラムを提供します。
歯学部合格に向けて、じゅけラボ予備校で一緒に頑張りましょう!
歯学部受験対策についてのよくある質問
歯学部の受験科目と入試範囲について教えてください
私立大学歯学部の一般選抜における個別試験科目は各大学によって様々ですが、英語・数学・理科の3教科で受験できる(+面接)方式を採用している大学が中心となります。加えて、およそ半分の私大が小論文を課しています。 国立大学歯学部(前期)の個別試験科目は、「数学(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B)+外国語+理科2科目+面接」という3教科4科目+面接型を採用している大学が大半です。外国語については、英語必須の大学と、広大や九大のように3~4ヶ国語から選択できる大学とで半々に分かれます。詳しくは以下をご確認ください。
>歯学部の受験科目と大学別入試科目の特徴について国立大学の歯学部を目指しているのですが共通テストと2次試験対策について教えてください
国立大学歯学部(6年制)の中で比較的入りやすいと思われる地方の鹿児島大学や長崎大学、徳島大学などであっても、共通テストで75%程度の得点率が必要となります。偏差値最上位の東京医科歯科大学や大阪大学の歯学部を目指す場合は、共通テストで8割の得点率が求められます。国公立大学歯学部の2次試験においては大まかな目安ですが、合格最低点は6割前後に落ち着く大学が多いです。共通テストの結果にもよりますが、2次試験においては「6割で入学できる」を一つの目安としてよいでしょう。
>国公立大学歯学部の大学入学共通テストと2次試験対策についてはこちら私立大学歯学部を目指しています。志望大学に合わせた対策は行ってもらえますか?
はい。志望大学歯学部に合わせた対策を行います。現在の学力を確認させて頂き、志望している私大歯学部に合格する為に必要な学力を身につける為のあなただけのオーダーメイドカリキュラムを提供させて頂きます。
>じゅけラボ予備校の歯学部受験対策講座の内容歯科医を目指している高校2年生です。歯学部受験対策はいつから始めたら良いでしょうか?
志望学部を歯学部に絞っているのであれば、早い時期から歯学部に特化した勉強法を確立できると大学入試を非常に有利に進めることができます。 国立大学歯学部を受験する場合は、基本的に共通テスト5教科7科目+2次試験の対策が必要です。2次試験は英語・数学・理科2科目の3教科4科目受験となる場合が多いですが、共通テストのことも考えると国語や社会の対策もしなければなりません。加えて、歯学部受験においては面接も必須となります。難易度にもよりますが、国立大歯学部を目指す場合、少なくとも高校2年の夏頃から取り組むことをおすすめします。 私立大学歯学部のみの受験を考えているという場合は、共通テストの国語や社会を避けて受験することが可能となるので、英語・数学・理科1科目に特化した受験勉強をすることが合格への最短ルートです。私大歯学部を目指す場合、少なくとも高校3年に上がった時点では歯学部の受験対策を始めることをおすすめします。
>歯学部受験対策はいつから始める?家庭教師や予備校・塾なしで歯学部合格は可能でしょうか?
はい。可能です。まずは家庭教師の指導や塾、予備校に通うことの自分自身に対するメリット・デメリット両方を考えて、家庭教師や塾、予備校なしの独学受験で歯学部合格をする事を決めた場合はじゅけラボのカリキュラムをご活用ください。独学受験で志望大学の歯学部合格へ導きます。
>塾なし・予備校なし・家庭教師なしの独学受験で歯学部に合格するには?なぜ大手予備校や大学受験塾、家庭教師に比べて費用が安いのでしょうか?
じゅけラボは生徒への学習カリキュラムの提供と勉強法の指示に特化しており、直接わからない所の指導を行っているわけではありません。その為大手予備校や塾、医歯薬専門の家庭教師のように有名講師にかかる高い人件費がかからず、テレビCMや広告も大々的に行っておりませんのでその分費用を安くおさえる事ができています。
歯学部の入試倍率は高いのでしょうか?
歯学部は学費の安い国立大学や歯科医師国家試験の合格率が高い人気私立大学の入試倍率が高い傾向にあります。歯学部だから入試倍率が高いという傾向は近年ほとんどなく大学によって入試倍率の差は大きい傾向があります。
>主な国立大学歯学部の入試倍率(2020年度:一般入試合計倍率)>主な私立大学歯学部の入試倍率(2020年度:一般入試合計倍率)