大学受験対策のための勉強法

浪人生の勉強時間と合格率の関係。最適な勉強時間は?

浪人生の勉強時間と合格率の関係。最適な勉強時間は?

浪人中の勉強時間って一体何時間勉強したらいいのか?基準を知りたい浪人生は多いと思います。ここでは、浪人生の勉強時間と浪人1年目の第一志望大学への合格率との関係を解説します。最適な勉強時間の見つけ方、質を高める具体的な戦略、効果的な科目別時間配分の方法に加えて、モチベーションの維持や管理のテクニックも紹介しますので、参考にして成功の道を切り開く為に是非お役立てください。

浪人生の勉強時間と合格率の関係

浪人1年目で第一志望大学合格を目指す浪人生にとって、合格に必要な勉強時間の目安は気になる点の一つですが、最適な勉強時間は目標とする大学、卒業時点での学力によって異なります。ここでは、第一志望大学への合格率と勉強時間の関係の調査結果に基づき、勉強時間が全体の合格率に与える影響、そして現役生と浪人生の勉強時間を比較してみます。

第一志望大学へ合格率が高い浪人中の勉強時間とは?

浪人生の1年目の勉強時間と合否に関するアンケートの調査結果から浪人1年目の勉強時間と合否の結果に関する関係が明らかになりました。

長時間勉強が合格の秘訣である一方で、適切な勉強時間で効率的かつ集中的な学習が成果をもたらす可能性が明らかに

■調査概要

  • 調査概要:浪人生の勉強時間と合格率の関係性に関するアンケート
  • 調査期間:2023/12/21~2023/12/25
  • 調査方法:インターネット調査
  • 有効回答:事前調査で「浪人の経験がある」と回答した19歳〜26歳の男女330人

第一志望大学合格率の高い「浪人生の勉強時間」ランキング

順位1日の勉強時間第一志望大学の合格率
1位12時間以上53.8%
2位6時間~8時間46.0%
3位4時間未満44.2%
4位8時間~10時間39.7%
5位10時間~12時間37.0%
6位4時間~6時間36.5%

第一志望大学に合格した浪人生の勉強時間について、12時間以上勉強した浪人生が浪人1年目の第一志望大学への合格率が一番高いことから、長時間勉強が合格率を上げるうえで効果的である事を証明しています。

しかし、6時間~8時間勉強する浪人生が次に高い合格率で、3位は4時間未満勉強する浪人生になりました。

これは、合格率は勉強時間に完全に比例するのではなく、勉強時間以外の要因も大きく影響することを示しています。

全ての大学への不合格率が高い浪人中の勉強時間とは?

不合格率の高い「浪人生の勉強時間」ランキング

順位1日の勉強時間全ての大学に不合格率
1位4時間未満18.6%
2位4時間~6時間13.5%
3位10時間~12時間9.3%
4位6時間~8時間8.0%
5位12時間以上7.7%
6位8時間~10時間5.9%

一方、浪人1年目で受験した大学全て不合格になった浪人生の勉強時間については、4時間未満が最も不合格率が高く、次に不合格率が高いのは4時間~6時間となり、勉強時間が少ない浪人生が不合格となっております。明らかに必要な学習時間を確保できていないため、多くの科目で不足が生じている可能性が高いことを想定できます。

ただ3位以降は、合格率の高い勉強時間同様、勉強時間に比例していません。

つまり、長時間学習が一定の効果をもたらすことは明らかですが、それが全てではない事を示しています。勉強時間が重要である事は言うまでもありませんが、学習の質を高めるための効率的な勉強方法、個人の状況や学力に応じた学習計画の策定、心身の健康を保つための日常の自己管理などの勉強時間以外の要素も、第一志望大学合格に向けて重要です。

浪人生一人ひとり最適な勉強時間は違う

浪人生一人ひとり最適な勉強時間は違う

浪人生の勉強時間は一人ひとり違う事をまず理解する必要があります。なぜなら現役高校生時代の基礎学力や得意不得意科目や、志望する大学の入試難易度にも大きく左右されるからです。

例えば、現役高校生時代の学力が高い浪人生は短時間の勉強でも効率よく知識を吸収し、結果として高い合格率を示すことがあります。逆に、現役時代に学力が低かった浪人生はより多くの時間を勉強に費やす必要があるかもしれません。このため、各浪人生はしっかりと自己分析して、自身の学力や志望大学に合わせて最適な勉強時間を見極めることが大切です。また、自身の生活リズムや負担感、そして継続可能性も考慮し、自分にとって最良の学習計画を立てるべきでしょう。

現役合格生の勉強時間は?浪人生の勉強時間と比較

現役合格生の勉強時間は?浪人生の勉強時間と比較

高校生は浪人生と違い、平日学校があるので学校外での塾・予備校や自宅での勉強時間は浪人生に比べるとどうしても少なくなります。今回、第一志望大学に現役合格した学生の高校生の時の勉強時間について調査した結果、国公立大学を例にあげると、現役合格した学生は高校3年生の時に過半数が平日4時間以上、休日に5~6時間以上勉強しています。難関私立大学(早慶上理・GMARCH)の現役合格者も同じような勉強時間の傾向です。勉強時間だけでなく、勉強の質が大事である事は言うまでもありませんが、現役生で7時間、8時間以上の長時間学習に取り組んでいる現役生も多いので、同じ大学を目指すものとして負けてはいられません。

浪人生で、「自分の最適な勉強時間を知りたい」「勉強時間の質を上げる勉強に取り組みたい」「自分に合った学習計画を作って欲しい」という方はじゅけラボ予備校へご相談ください。あなたの力に必ずなれると思います。

科目別に勉強時間を最適に配分するのが合格のカギ

大学受験における成功は、ただ勉強時間を確保するだけではなく、その時間をいかに効率よく、賢く使うかにかかっています。自分の学力を正確に分析し、志望大学に合わせた受験戦略を練ることが重要です。そして、科目ごとに最適な勉強時間を配分し、1年間を通しての学習スケジュールと日々の計画を立てることが、目標達成への確実な一歩となります。

自分の学力の自己分析と志望大学の分析を行う!

自分の学力の自己分析と志望大学の分析を行う!

自分の強みと弱点を知ること、そして志望大学合格に必要な学力がどのぐらい不足しているのかを知ることは、効果的な学習計画を立てる上での第一歩です。

まず現役高校生時代に受験した志望大学の入試を振り返り、そして過去の試験結果や模試の成績も振り返り、どの科目が得意でどの科目を克服する必要があるのか?それぞれの科目にどの程度時間を割く必要があるのかを特定しましょう。

現役時代と同じ志望大学ではなく、現役時代よりも難易度の高い大学を目指す浪人生も多くいます。その場合は、必ず志望大学の入試傾向や入試科目、そして合格する為に必要な学力レベルをしっかりと把握し、その上で現在の自分の学力とのギャップを明確に把握することが浪人の受験勉強のスタートです。

ギャップを理解することでそれぞれの科目にどれだけの勉強時間を割り当てるべきか、科目別の勉強時間の最適な配分とそれに基づいた学習計画を立てることができます。

科目ごとに最適な勉強時間を配分する

科目ごとに最適な勉強時間を配分する

大学受験のための勉強時間は、目指す大学や学部によって異なります。理系科目や文系科目の必修・選択科目に応じて、勉強時間を適切に配分することが重要です。

例えば、あなたが千葉大学理学部の数学・情報数理学科の受験を目指している場合、前期2次試験の入試配点は以下の通りになります。

千葉大学入試配点

この場合、数学の配点の比率が大きいので、英語と理科で思うように点数がとれなくても数学の点数でカバーする事ができるので、数学の勉強の優先順位が最も高く勉強時間を増やす必要がある事がわかります。

科目ごとの重要度と自分の強み・弱みを踏まえ、各科目にどれだけの勉強時間を割り当てるかを決めましょう。バランスの取れた勉強計画が、効率的な学習と第一志望大学への合格につながります。

自分自身で勉強時間を有効活用する学習戦略を作成できない場合はじゅけラボ予備校にご相談ください。専門のプロがあなたにあった受験戦略を提供します。

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1年間の学習スケジュールと日々の学習計画におとしこむ。

1年間の学習スケジュールと日々の学習計画におとしこむ。

自己分析と志望大学分析にもとづき、科目別の勉強時間の目安を設定できたら、それに基づいて学習計画を立てることで、効率的に学習を進めることができます。

年間計画を立て、それを月間、週間、日々の計画に落とし込むことで、目標達成に向けた具体的な道のりが見えてきます。計画を見直し、必要に応じて調整しましょう。

効果的な浪人生の学習計画とスケジュールの作り方は以下の記事を参考にしてください。

https://jyuke-labo.com/daigakujyukentaisaku/schedule/

浪人中の勉強時間の質を高めるコツ

浪人生活は時間的にも精神的にもプレッシャーが大きいものです。長時間勉強は成果に結びつきやすいことは調査結果より明らかですが、逆に長時間勉強しても成果が出ないことがあり、その原因は勉強時間の「量」ではなく「質」にあることが多いです。ここでは、勉強時間の質を高め、より効率的に学習を進めるためのコツを紹介します。

集中力を高める学習空間と環境づくり

集中力を高める学習空間と環境づくり

効率的な学習のためには、集中力を高める環境を整えることが不可欠です。静かで快適な学習空間を確保し、必要な教材以外のスマホやテレビ、ゲームなどの誘惑を排除しましょう。

自然光を取り入れ、適度に換気を行い、学習スペースを整理整頓することで、集中力が自然と高まります。また、勉強する場所を定期的に変えることで、新鮮な気持ちで学習に取り組むことができます。家族や友人に協力を仰ぎ、勉強への集中をサポートしてもらうのも一つの方法です。

勉強時間の質を高めるタイムマネジメント

勉強時間の質を高めるタイムマネジメント

質の高い勉強時間を実現するためには、効果的なタイムマネジメントが重要です。ポモドーロテクニックなどの時間管理法を利用して、短い集中学習と休憩を繰り返すことで、疲れにくく、長時間の集中力を維持できます。1日にやることを決め、科目ごとに勉強時間の配分を調整し、50分勉強して5〜10分休憩入れたり。集中力が続かない場合は、15分勉強法や10分区切りでの勉強など、短期集中の学習法を取り入れることが効果的です。

集中力を保つための休息と睡眠時間

十分な休息と良質な睡眠は、集中力を維持するために不可欠です。一日の学習計画には、適切な休憩時間を設け、夜は7〜8時間の睡眠を確保するようにしましょう。質の高い睡眠は記憶の定着を助け、翌日の学習効率を高めます。

勉強効率を上げる健康習慣と独自のルーティンで勉強の習慣化

勉強効率を上げる健康習慣と独自のルーティンで勉強の習慣化

健康的な食生活、定期的な運動、ストレス管理は学習効率を向上させます。バランスの良い食事は脳にエネルギーを供給し、運動はストレスを軽減し、集中力を高めます。毎日少しの時間を運動に充てることで、勉強の質が改善されます。さらに、勉強の習慣化と独自のルーティンを作ることで、毎日コンスタントに学習を進めることができます。

勉強しない日をつくることが必要な場合も

勉強しない日をつくることが必要な場合も

時には完全に勉強から離れる日を設けることが、精神的なリフレッシュとモチベーションの維持に役立ちます。週に1日は自分の趣味やリラクゼーションに時間を使い、勉強以外の活動で心を休めることが大切です。この休息日は、翌日以降の学習効率を高めるためにも、非常に重要な役割を果たします。

勉強時間と関係が深いモチベーション管理

浪人中に勉強時間を確保し、効果的に利用する上で、モチベーションは欠かせない要素です。やる気が出ないときには勉強時間が自然と減少してしまうものですが、それを管理し、向上させる方法があります。ここでは、浪人生がモチベーションの落ち込みを乗り越え、学習に対する意欲を持続させるコツを紹介します。

勉強やりたくない時は勉強時間が減るのは当然

勉強やりたくない時は勉強時間が減るのは当然

勉強に取り組む意欲が低下するのは、誰にでも起こり得る自然なことです。そのような状況の時は、自分を責めるのではなく、その原因を理解し、対処することが重要です。短期間の目標を設定することで、達成感を得やすくし、それが新たなモチベーションにつながることもあります。定期的に勉強しない日を作り、ストレスを発散することも大切です。気分転換には、外出したり、部屋の片付けや模様替えを試みることが有効です。色々と工夫してやる気スイッチが入る方法を自分なりに見つけることが重要になります。

やる気を出すにはどうしたらいいか?

やる気を出すにはどうしたらいいか?

やる気を引き出すには、自分にとって意味のある目標を設定することが効果的です。長期目標を細分化し、短期間で達成可能な小さな目標を立てましょう。また、勉強の進捗を可視化することで、自分の成長を実感しやすくなります。勉強をゲーム化するようなアプリを使うのも、一つの手段です。模試の目標点を決め、赤本を見ることや、定期的に体を動かすことも有効な手段です。また、志望大学に行ってやりたいことを明確にすることもやる気を出すために役立ちます。浪人してまで行きたいと思う志望大学合格を切望する気持ちを思い出しましょう。

やる気がない時でも勉強に取り組むコツ

やる気がない時でも勉強に取り組むコツ

完璧を目指さず、まずは「とりあえず始める」ことが大切です。例えば、5分だけ勉強するといった小さな一歩を踏み出すことで、徐々に学習への抵抗感が薄れていきます。また、勉強の合間に楽しい活動を挟むことで、リフレッシュしやすくなり、それが勉強へのモチベーションアップに繋がります。自習室や図書館など、いつもと違う環境で勉強することも新鮮な気持ちを生み出し、モチベーションの向上に役立ちます。1日を始める前にその日やるべき勉強を把握し、計画を確認したり計画を立てることで、やる気がない時でも効果的に学習に取り組むことができます。

学習習慣とリフレッシュのバランス

学習習慣とリフレッシュのバランス

勉強を習慣化し、毎日一定のリズムで学習に取り組むことで、やる気の波を乗り越えることが可能です。また、定期的な休息やリフレッシュは、持続可能な学習習慣の構築に不可欠です。気分転換を目的とした外出や、趣味の時間を確保することで、学習と休息のバランスを取り、長期的なモチベーション維持につなげることができます。

勉強時間を最大限活かした「超」効率的な勉強に取り組みたい方

勉強時間を最大限活かした「超」効率的な勉強に取り組みたい方

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