2023年共通テスト日本史B対策
2022年度大学入学共通テスト
日本史Bの傾向から考察

センター試験から大学入学共通テストに変わり、2021年度・22年度と2回実施され、共通テストの傾向がはっきりしてきました。

ここでは大学入学共通テスト・日本史の対策について、2021年度・22年度の共通テスト出題傾向などを解説していきます。共通テストの傾向をしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

2022年共通テスト日本史(日本史B)の解説

共通テスト2年目となる2022年度の日本史はどのようになっていたのか。項目ごとに解説します。

共通テスト日本史の解説

2022年度共通テスト日本史の平均点と2021年からの推移

2022年度大学入学共通テストの日本史(日本史B)は、前年度の平均と比較すると11.45点のマイナスと難化しました。

難化したものの得点調整はなかった2022年度共通テスト日本史Bの平均点

科目 満点 2022年度
平均点
2021度
平均点
前年度との差
日本史B 100 52.81 64.26 ▲11.45

正答率の低い年代並べ替え問題の増加や史料の読解が必要な問題の増加など、全体的な難易度を押し上げた結果だと思われます。

共通テスト日本史の問題傾向・構成と2023年度の予想

2022年の共通テスト日本史Bの構成は、大問数・6題、小問数・32問と、前年度と同じでした。

2021年度と同様、大問6題中2題が近・現代史からの出題。テーマ史、原始・古代、中世、近世が各1題各1題の出題でした。

資料・史料を用いた問題が全体の半数近くを占め、試行調査依頼の多様な資料を用いた出題という傾向は2023年も続くと思われます。

2022年度共通テスト日本史 配点

2022年度共通テスト日本史(日本史B)の大問ごとの配点は下記のとおり。

上述通り、6題中2題が近現代史からの出題で、その他が各1題の出題でした。

出やすい時代は近現代史! 2022年度共通テスト日本史B 大問ごとの配点

大問 内容 配点
人名から見た日本史 18
古代の法、遣隋使・遣唐使 16
中世の海と人々との関わりの歴史 16
近世の身分と社会、芸能・文化 16
近代の外交 ー 日本とハワイ 12
日本の鉄道史 22

2023年度共通テスト日本史の対策

共通テスト日本史Bの問題傾向や配点などをお伝えしてきました。それではどのように準備・対策をしていけばよいのでしょうか。

何から?共通テスト日本史で高得点を取るためのおすすめの勉強法

共通テスト日本史の対策

ここでは、共通テスト 日本史のおすすめの勉強法を紹介します。

まずは基礎的な知識の徹底

共通テストの傾向として、思考力や応用力を問う出題がされますが、基礎的なことができている前提となっています。まずは基礎的な知識を徹底して身につけ、教科書で問われている知識については間違いなく理解できるようにしましょう。

できない分野をつぶす

幅広い分野から偏りなく出題されるため、苦手分野を残すと得点に響きます。基礎的な事項から丁寧に理解し、演習を繰り返し、苦手分野をなくしましょう。

難しい問題集より、簡単な参考書を徹底する

共通テストは教科書の範囲からの出題が基本です。難解な問題集にチャレンジするよりも、基本的な問題集・参考書を徹底的に理解するほうが、結局高得点に繋がります。

教科書だけではなく、試行調査、共通テスト模試、予想問題集、過去問を利用

基礎を抑えたら、次に演習です。その際には共通テストの過去問にも積極的に取り組みましょう。共通テストとセンター試験は傾向が異なる部分もありますが、十分参考になります。共通テストは思考力や判断力を当傾向が顕著になっていますが、センター試験の時点でも徐々に思考力・判断力重視の傾向に変化してきていました。そのため、センター過去問も共通テスト対策として十分に活用できます。

時間内に問題解決に導けるスピードを身につけるため、時間を測りながらの演習も必須です。

理系の受験生はいつから共通テスト対策に取り組むべきか

理系の生徒で共通テストでのみ日本史を受験する場合、できれば春から、遅くとも夏ぐらいからは取り組みましょう。直前期でいいというアドバイスがされることもありますが、日本史は基本的な知識が身についてないと全く太刀打ちできません。早めに取り組み知識の定着を図った上で演習に取り組みましょう。

日本史A対策はどうすればよいか

日本史Aで受験を考えている場合、近現代史が中心となります。ただ正確な知識を持とに図表やグラフ・各種資料を読み解き正解を導く応用力が問われていることには違いがありません。まずは基礎的な知識を身に着けた上で、各種の問題集を用いて演習を行いましょう。

共通テスト日本史 直前対策

共通テスト直前になったら、できなかった問題を繰り返しやり、確実に解けるようにしておきましょう。何度も間違ってしまう問題は、基本的なことが理解できていない可能性があります。放置すると他にも解けない問題が出てくる可能性があるため、さかのぼって復習することも忘れずに。

また、過去問や模試を使っての時間配分の確認も重要です。

せっかく解ける問題を時間切れで解けないのはもったいないので、時間内に解ききることができるようにトレーニングをしておきましょう。

共通テスト日本史 対策問題集・参考書

基礎基本を固めた上で読解力・理解力が求められていることを踏まえて、共通テストの傾向に沿った解説・アドバイスをしてくれる教材を吟味して、徹底的に使い倒しましょう。

人気の参考書やオリジナルで制作されたものなどが悪いわけではありませんが、自分の実力にあったものを徹底するほうが地力はつきます。

2023年度共通テスト日本史 時間配分

共通テストはセンター試験に比べて読解量が多くなり、時間がタイトになっている傾向にあります。ここでは時間配分の例を紹介します。

共通テスト日本史 時間配分例

共通テスト日本史の時間配分例は下記のとおりです。

試験時間は60分。

見直し・チェックは余裕を持って行いたいところなので、時間を短縮できるよう工夫が必要です。

共通テスト 日本史 時間配分例

大問1

8分

大問2

8分

大問3

8分

大問4

8分

大問5

8分

大問6

12分

見直し

8分

60分

共通日本史の試験の時間配分

上記はあくまで目安です。

得意な問題傾向の設問は時間を短縮して、苦手問題傾向の設問には時間を余分にとるなどの調整は必要になります。あと、見直しの時間も最初から考慮した時間配分で取り組めるとミスもなくなり高得点に繋がります。

過去問や予想問題などで解き方のコツをつかもう

時間内に解ききるためのコツをいくつかご紹介します。

設問・選択肢を先に読む

まず設問・選択肢を先に読んで、「何が問われているか」を把握したうえで問題文を読みましょう。

わからない問題はとばす

わからない問題にこだわって時間がなくなってしまうとあとの大問をまるまる解けないということもありえます。

わからない問題は潔く飛ばして、解ける問題から解いていきましょう。

日本史以外の他教科の大学入学共通テスト対策

2021年・22年と実施された共通テストも傾向がはっきりしてきました。基礎的な知識が身についていることを前提に、思考力や応用力を問われるというのが全教科・科目を通じての傾向です。

受験対策も暗記中心のセンター試験対応のものから、共通テストに対応して行う対策に切り替えて行う必要があります。

数学以外の他の教科の共通テストの科目別問題傾向と対策を詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

日本史B以外の他教科の大学入学共通テスト対策

2021年・22年と実施された共通テストも傾向がはっきりしてきました。基礎的な知識が身についていることを前提に、思考力や応用力を問われるというのが全教科・科目を通じての傾向です。 受験対策も暗記中心のセンター試験対応のものから、共通テストに対応して行う対策に切り替えて行う必要があります。 日本史B以外の他の教科の共通テストの科目別問題傾向と対策を詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

大手予備校を超える高品質カリキュラムが業界最安値

  • 入会金無料

    入会金無料

  • 追加料金なし

    追加料金なし

  • 全科目対策で一律料金

    全科目対策で
    一律料金