2026年度大学入学共通テスト
数学の傾向から考察

本ページでは以下のことがわかります。
2026年度の共通テスト数学に向けて「出題傾向」「難易度の変化」「高得点を取るための勉強法」「おすすめ参考書や問題集」「時間配分のコツ」など、受験生が押さえておくべき最新対策情報を総まとめしています。キーワード「共通テスト 数学 対策」で検索しているあなたに必要な、実践的かつ具体的な内容を詳しく解説します。
目次
ここでは大学入学共通テスト数学の出題傾向・対策などを解説していきます。
共通テスト数学は、基本的な解法をそのまま使うだけでなく、問題文や資料を読み取り、条件を整理しながら解法を選ぶ力が求められます。
2026年度共通テストでは、極端な難化というよりも、通常の共通テスト対策で7割前後は十分に狙える一方、8割以上の高得点を取るにはスピード・読解力・応用力が必要な問題構成でした。
2027年度入試に向けても、基礎解法の定着を土台に、共通テスト特有の誘導に沿って考える練習、時間内に処理する練習を重ねていきましょう。
2026年度共通テストの数学はどのような傾向になっていたのでしょうか。
2027年度入試に向けて押さえておきたいポイントを、項目ごとに解説します。
2026年度大学入学共通テストの数学は、予備校の速報で言われていたほど大きく平均点が下がったわけではなく、通常の共通テスト対策を積んでいれば7割前後は十分に狙える内容でした。
一方で、8割以上の高得点を安定して取るには、単に公式や典型解法を覚えているだけでは不十分です。問題文の条件を素早く読み取り、必要な情報を整理し、誘導に沿って正確に処理する力が求められました。
2025度共通テスト数学の難易度は?
特に2026年度は、数学ⅠAのほうが数学ⅡBCよりも難しく感じた受験生が多かったと考えられます。数学ⅠAは基本事項の出題であっても、設定の読み取りや処理の正確さが得点差につながりやすい科目です。
| 科目 | 満点 | 2025年度 平均点 | 2024年度 平均点 | 前年度との差 |
|---|---|---|---|---|
| 数学ⅠA | 100 | 53.51 | 47.20 | -6.31 |
| 数学ⅡBC | 100 | 51.56 | 54.52 | +2.96 |

2026年度の共通テスト数学は、全体としては通常の共通テスト対策教材で対応できる問題が多く、7割前後を目標とする受験生にとっては、十分に得点を狙える内容でした。
ただし、高得点を狙う場合は別です。8割以上を目指すには、典型問題を解けるだけでなく、問題文の長い設定を読み取り、条件を整理し、解答までの流れを素早く判断する力が必要です。共通テスト数学は、基礎的な知識を問うだけでなく、資料や会話文、具体的な場面設定を通して数学的に考える力を問う傾向が続いています。
数学ⅠAでは、2026年度は数学ⅡBCよりも難しく感じやすい内容でした。データの分析、場合の数と確率、図形の性質など、文系・理系を問わず苦手が残りやすい分野での失点が合否に影響します。公式を覚えるだけでなく、条件整理や図表の読み取りまで含めて対策しておく必要があります。
数学ⅡBCでは、新課程で大問数や選択問題の形式が変わった影響もあり、分量への対応が引き続き重要です。微分・積分、数列、統計的な推測、ベクトルなど、各分野の典型解法を素早く使える状態にしたうえで、共通テスト形式の問題に慣れておくことが大切です。
2027年度入試でも、基礎解法の理解、問題文の読解、計算処理のスピード、時間配分の4点が重要になると考えられます。特に難関大志望者は、共通テスト対策だけに偏るのではなく、早い段階から二次試験対策も並行して進めておく必要があります。
共通テスト数学では、「数学Ⅰ・A」と「数学Ⅱ・B・C」が出題されます。
新課程入試では、数学ⅠAは選択問題がなくなり、数学ⅡBCでは大問数が増え、選択問題を含む構成となっています。
2027年度入試に向けても、まずは現在の出題形式を前提に、各分野を偏りなく対策することが重要です。特定の分野だけに絞るのではなく、数学ⅠA・数学ⅡBCのどちらも、基礎解法を使いこなせる状態にしておきましょう。
数学ⅠAは、数と式、二次関数、図形と計量、データの分析、図形の性質、場合の数と確率など、幅広い分野から出題されます。
2026年度は、数学ⅠAのほうが数学ⅡBCより難しく感じた受験生も多く、基本分野だからといって軽視できない内容でした。特に、問題文の条件を整理する力、図や表から必要な情報を読み取る力、確率やデータの分析で状況を正しく把握する力が重要です。
数学ⅠAは文系受験生にとっても得点源にしたい科目ですが、苦手分野を残すと大きく失点しやすい科目です。高得点を狙う場合は、各分野の典型問題を短時間で解けるようにしたうえで、共通テスト形式の誘導問題に慣れておく必要があります。
数学ⅡBCは、三角関数、指数・対数関数、微分・積分、数列、統計的な推測、ベクトル、複素数平面などから出題されます。
数学ⅡBCでは、分野ごとの典型解法を身につけるだけでなく、どの大問を選択するか、どの問題に時間をかけるかという判断も重要です。解ける問題に確実に時間を使い、難しい問題や時間のかかる問題にこだわりすぎないことが得点安定につながります。
2026年度は、数学ⅡBCよりも数学ⅠAのほうが難しく感じられた一方で、数学ⅡBCも分量や処理スピードの面では引き続き注意が必要です。特に数列、統計的な推測、ベクトルなどは、基礎が曖昧なままだと共通テスト形式の問題で得点が伸びにくくなります。
共通テスト数学の問題傾向や時間配分などをお伝えしてきました。
2027年度入試に向けては、まず基礎解法を固め、そのうえで共通テスト形式の問題に慣れることが重要です。2026年度の傾向を踏まえると、通常の共通テスト対策をきちんと進めれば7割前後は十分に狙えます。
一方で、8割以上を安定して取るには、共通テスト対策教材だけでなく、二次試験対策につながる応用力・記述力・思考力も必要です。志望校の必要得点に応じて、対策の深さを調整していきましょう。

ここでは、共通テスト数学で高得点をとるためのおすすめの勉強法を紹介します。
共通テスト数学では、教科書レベルの基本事項を土台にしながら、問題文や資料を読み取り、必要な解法を選んで使う力が求められます。公式を覚えているだけではなく、「どの場面で、どの解法を使うのか」まで整理しておくことが大切です。
2026年度も、通常の共通テスト対策教材で対応できる問題が多く出題されました。したがって、まずは難しい問題集に進むよりも、基本問題・典型問題を確実に解ける状態にすることが重要です。
特に数学ⅠAは、基本分野であっても読解や条件整理で差がつきやすいため、早い段階から苦手分野を残さないようにしましょう。
共通テスト数学は、幅広い分野から偏りなく出題されます。苦手分野を残してしまうと、その大問でまとまった失点につながる可能性があります。
2026年度は、数学ⅠAの難しさが目立ちました。数学ⅠAは文系受験生も受験することが多い科目ですが、場合の数と確率、図形、データの分析などで苦手を残すと、7割到達にも影響します。
数学ⅡBCについても、数列、統計的な推測、ベクトルなどは、分野ごとの理解不足がそのまま得点差につながります。まずは各分野の基礎事項を確認し、典型問題を繰り返し解いて、解けない分野を一つずつなくしていきましょう。
共通テスト数学で7割前後を目指す場合、最初から難しい問題集に取り組む必要はありません。2026年度の数学も、通常の共通テスト対策教材で対応できる問題が多く、基本解法をしっかり身につけていれば得点できる問題が多くありました。
まずは、解説が詳しく、必須解法を網羅した参考書・問題集を徹底しましょう。解法を覚えるだけでなく、問題文のどの条件からその解法を選ぶのかを意識することが大切です。
ただし、難関大志望者や8割以上を目指す受験生は、基本問題だけで満足してはいけません。共通テスト対策教材で土台を作ったうえで、二次試験レベルの問題にも取り組み、思考力や応用力を高めておく必要があります。
個別試験に数学がある受験生の場合、共通テスト対策と個別試験対策を分けて考えすぎないことが重要です。共通テスト数学で問われる基礎解法、読解力、条件整理力は、個別試験の土台にもなります。
一方で、旧帝大、都市部の公立大、横浜国立大学など、共通テストで8割以上が必要になる大学を目指す場合、共通テスト対策教材だけでは十分でないことがあります。2026年度の傾向を踏まえても、高得点帯ではかなり差がつきやすく、早い段階から二次試験レベルの問題にも取り組む必要があります。
高3の秋以降に共通テスト対策だけへ切り替えるのではなく、高2後半から高3前半にかけて基礎解法を固め、高3夏以降は共通テスト形式と個別試験対策を並行して進めるのが理想です。
基礎を押さえたら、次に共通テスト形式の演習に移ります。共通テスト模試、予想問題集、過去問を使い、問題文の読み取り、誘導の流れ、時間配分に慣れていきましょう。
共通テスト数学は、単に計算ができるだけでは得点が伸びません。長めの問題文や会話文、表やグラフを読み取り、何を求めるべきかを整理する力が必要です。
演習時には、必ず時間を測りましょう。解ける問題であっても、時間がかかりすぎると本番では得点につながりません。解答後は、間違えた問題だけでなく、時間がかかりすぎた問題も復習対象にすることが大切です。

文系の受験生の場合、普段の定期テスト対策をきちんと進めていることを前提に、個別試験で数学が必要であれば高2の冬から、個別試験で数学を使わない場合でも高3の春には共通テスト数学の対策を始めることをおすすめします。
2026年度の傾向を踏まえると、通常の共通テスト対策で7割前後は十分に狙えます。しかし、数学ⅠAは数学ⅡBCよりも難しく感じられる内容であり、文系だからといって直前期だけで仕上げるのは危険です。
特に、場合の数と確率、図形の性質、データの分析などは、苦手なまま放置すると得点が安定しません。高3の夏前までに必須解法の総復習を終え、夏以降は共通テスト形式の演習に入れる状態を目指しましょう。

共通テスト直前期は、新しい問題集に手を広げるよりも、これまでに間違えた問題を繰り返し復習し、確実に解ける問題を増やすことが大切です。
何度も間違える問題は、基本事項の理解が不十分な可能性があります。公式や解法だけを確認するのではなく、「なぜその解法を使うのか」「問題文のどこに着目すべきだったのか」まで振り返りましょう。
また、過去問や予想問題を使って、時間配分の確認を行うことも重要です。数学ⅠA・数学ⅡBCともに、読解量や処理量が多く、時間内に解き切る力が求められます。
解ける問題を時間切れで落とさないために、解答順、飛ばす基準、見直し時間の確保を事前に決めておきましょう。特に7割を目指す受験生は、難問にこだわりすぎず、取れる問題を確実に取ることが重要です。

共通テスト数学では、基礎基本を固めたうえで、読解力・理解力・処理スピードを高める必要があります。参考書や問題集は、自分の実力に合ったものを選び、1冊を徹底的に使い込むことが大切です。
まずは、必須解法を網羅した解説の詳しい参考書・問題集に取り組みましょう。ここで、各分野の基本問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶ状態を作ります。
その後、共通テスト形式の対策問題集に進み、長い問題文、資料、表、グラフ、会話文などを読み取りながら解く練習を行います。
7割前後を目指す場合は、基本問題と共通テスト形式の標準問題を確実に解けるようにすることが重要です。8割以上を目指す場合は、さらに二次試験レベルの問題にも取り組み、見慣れない問題に対応する力を鍛えておきましょう。
共通テスト数学は、読解量や処理量が多く、時間がタイトになりやすい科目です。ここでは時間配分の例を紹介します。
2026年度の傾向を踏まえると、数学ⅠA・数学ⅡBCともに、解ける問題を素早く処理し、難しい問題に時間を使いすぎないことが重要です。特に数学ⅠAは、基本分野であっても条件整理に時間がかかる問題があるため、時間配分の練習が欠かせません。

数学ⅠAの試験時間は70分です。
数学ⅠAでは、各大問で時間を使いすぎると、後半の問題に十分な時間を残せません。特に、図形、確率、データの分析などは、条件整理に時間がかかることがあります。
時間配分の目安は以下のとおりです。
数学ⅠA 時間配分例
大問1 20分
大問2 20分
大問3 12分前後
大問4 12分前後
見直し 5分前後
計 70分
ただし、これはあくまで目安です。得意分野で時間を短縮し、苦手分野に少し余裕を持たせるなど、自分に合った時間配分を模試や過去問演習の中で調整していきましょう。

数学ⅡBCの試験時間は70分です。
数学ⅡBCでは、大問数が多く、選択問題も含まれるため、どの問題にどれだけ時間を使うかの判断が重要です。解ける問題を確実に取り、時間のかかる問題にこだわりすぎないようにしましょう。
数学ⅡBC 時間配分例
大問1 10分
大問2 10分
大問3 15分
選択問題1 10分
選択問題2 10分
選択問題3 10分
見直し 5分前後
計 70分
数学ⅡBCでは、分野によって得意・不得意が出やすいため、選択問題の方針を事前に決めておくことも大切です。模試や予想問題を通して、自分が安定して得点しやすい分野を把握しておきましょう。

時間内に解ききるためには、ただ問題数をこなすだけでなく、解き方のルールを自分の中で作っておくことが大切です。
まず設問を確認し、「何を求める問題なのか」「どの情報が必要なのか」を把握してから問題文を読みましょう。
共通テスト数学では、長い問題文や会話文の中に、解答に必要な条件が含まれています。すべてを同じ重さで読むのではなく、設問に関係する情報を整理しながら読むことが大切です。
わからない問題にこだわって時間がなくなると、後半の取れる問題を落としてしまう可能性があります。
あらかじめ「何分考えても方針が立たなければ飛ばす」というルールを決めておきましょう。特に7割前後を目指す場合は、難しい問題で粘るよりも、解ける問題を確実に取ることが重要です。

共通テスト数学で9割以上、満点を目指すのであれば、基本的な解法をすべて押さえることは大前提です。そのうえで、どの問題でどの公式・解法を使うのかを瞬時に判断できる状態を作る必要があります。
2026年度の傾向を踏まえると、7割前後は通常の共通テスト対策で十分に狙えます。しかし、8割以上・9割以上を安定して取るには、共通テスト対策教材だけでは不十分な場合があります。
高得点を目指す受験生は、以下の3点を意識しましょう。
まず、基礎解法を迷わず使えるようにすることです。典型問題で手が止まる状態では、共通テスト本番で時間が足りなくなります。
次に、共通テスト形式の長い問題文や資料を読み取り、誘導に沿って解く練習を重ねることです。計算力だけでなく、読解力と条件整理力が必要です。
最後に、二次試験レベルの問題にも取り組むことです。難関大志望者は、共通テストで8割以上を取る必要があるだけでなく、個別試験でも数学の力が求められます。早い段階から応用問題や記述式問題に取り組み、見慣れない問題に対応できる力を育てておきましょう。
2026年度共通テスト数学は、通常の共通テスト対策をきちんと行っていれば、7割前後は十分に狙える内容でした。地方国公立大学や共通テストで極端な高得点を求められない大学を目指す場合は、まず標準問題を確実に得点することが重要です。
一方で、旧帝大、都市部の公立大、横浜国立大学など、共通テストで8割以上が必要になる大学では、難易度が大きく変わります。共通テスト対策教材だけで高得点を安定させるのは難しく、早い段階から二次試験対策も進めておく必要があります。
つまり、共通テスト数学の対策では、自分の志望校に必要な得点を確認したうえで、対策の深さを決めることが大切です。7割を目指す場合は標準問題の確実な得点、8割以上を目指す場合は応用力・読解力・スピードまで含めた対策が必要です。

2027年度入試に向けて、共通テスト数学では次の点を特に意識しましょう。
まず、数学ⅠAを軽視しないことです。2026年度は数学ⅠAのほうが数学ⅡBCよりも難しく感じた受験生が多く、文系・理系を問わず得点差がつきやすい科目でした。
次に、共通テスト対策教材を徹底することです。2026年度の数学は、通常の共通テスト対策で対応できる問題が多く、基礎と標準問題を固めることが7割到達の近道です。
最後に、難関大志望者は二次試験対策を早めに始めることです。高得点帯では、共通テスト用の解法暗記だけでは差がつきにくく、見慣れない問題に対応する力や、解答過程を整理する力が必要になります。
練習あるのみです。模擬試験や過去問を解き、IA、ⅡBCともに70分という制限時間内ですべての大問をバランスよく解答する練習をしましょう。時間配分の目安を立て、それに沿って解答する習慣をつけることが重要です。
個別試験に数学がある受験生の場合、共通テストから個別試験を通して対策計画を立てることが重要です。共通テスト対策は個別試験対策につながる部分が多いため、共通テスト対策を土台として、個別試験の傾向に合わせた対策へ移行していくのが良いでしょう。共通テストの直前期になったら共通テストの過去問に取り組みましょう。
基礎的な知識が身についていることを前提に、思考力や応用力を問われるというのが全教科・科目を通じての共通テストの傾向となっています。
他教科の共通テストの科目別問題傾向と対策も詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。
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