2022年度大学入学共通テスト
国語の傾向と対策

センター試験から大学入学共通テストに変わり、その違いや共通テストの対策の仕方に不安を感じている受験生が多いことでしょう。

ここでは、大学入学共通テストの国語対策について、2021年度(令和3年度)出題傾向やセンター試験からの変更点、共通テストの国語では何が求められるのか解説していきます。
2021年度共通テストの国語の問題傾向、センター試験との違いをしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

2021年共通テスト国語とセンター試験との違い

共通テストとセンター試験との違い

従来のセンター試験では知識量が問われていたのに対し、共通テストでは思考力・判断力・表現力や読解力などが求められるようになりました。
そのため、全科目で読解量が増加し、全体的に思考力が問われる問題が増える傾向にありました。

記述問題の導入は見送り

検討されていた記述問題の導入実施は見送りとなり、センター試験同様マーク式問題のみでした。

出題範囲・時間配分など共通テスト国語とセンター試験国語との違い

2021年度の国語の共通テストはセンター試験の傾向と大きく変わりませんでした。大問数は4題、各大問の配点も50点と、センター試験と同様の構成で大きな変化はなく、2022年度共通テストの国語対策の勉強法としては、センター試験の対策を基本に取り組むことが有効です。

2021年度(令和3年度)大学入学共通テスト国語の構成・問題傾向

大学入学共通テスト国語の傾向と対策

共通テスト国語の問題傾向や配点

大問数は4題、各大問の配点も50点と、センター試験と大きな違いはありませんでした。
試行問題では実用文が出題されましたが、共通テスト本番では従来のセンター試験と変わらず現代文は評論・小説と、古文、漢文から一題づつが出され、センター試験を踏襲したと言えます。出題形式に若干の変更はありましたが、英語や数学とは異なりセンター試験の延長だったと言えます。

共通テスト国語の平均点・難易度

共通テスト国語の平均点は117.51で、2019年が121.6、2020年が119.33だったのに比べるとわずかに難易度が上がったとも言えます。ただし2018年の平均点が104.7だったことを考えると誤差の範囲とも言えます。

各設問の解説・内容の分析

第1問 現代文 論理的文章(評論) ⾹川雅信『江⼾の妖怪⾰命』

時代の移り変わりに伴う「妖怪」観の変遷について論じた⽂章です。
評論で頻出であるテーマやキーワードに関する知識(物と記号・表象の関係等)を事前に身に付けている受験生は、内容を理解しやすかったと思われます。

部分読解に関する設問は、内容の把握そのものは平易なものでしたが、選択肢の吟味に時間がかかるものがありました。
問5は見慣れない出題形式でしたが、本文や引用文中のポイントとなる部分に着目することで、正答を導くことができました。

 

第2問 現代文 文学的文章(小説) 加能作次郎「⽻織と時計」

1918年に発表された⼩説からの出題でした。
かなり前の作品ではありますが、現代に通じるストーリーということもあり、比較的読みやすい内容であったと思われます。

登場人物の心情を問う設問は、当てはまらない選択肢を消去していくことで、正答を導くことができます。読み取りに基づいて、選択肢を吟味しましょう。
問6は、提示された批評文に基づいて、多角的な捉え方を実践するような出題形式でした。問題文の内容と照らし合わせながら、選択肢に含まれる誤りを発見し、選択肢を吟味していきましょう。

 

第3問 古⽂『栄花物語』

歴史物語からの出題でした。
問題⽂の分量自体はは少なくなりましたが、より問題⽂の細かいところまで丁寧に読解する必要がありました。

問2・3、傍線部の前後を読解するだけでなく、複数の情報を照らし合わせなければなりませんでした。

 

第4問 漢文 欧陽脩『欧陽⽂忠公集』、『韓⾮⼦』

北宋の詩⼈欧陽脩の漢詩と春秋戦国時代の韓⾮による⽂章からの出題でした。

問題⽂の内容や設問は⽐較的平易な内容であり、基礎的な知識を踏まえて落ち着いて取り組むことで正答を導くことができました。

基本的な字義解釈や訓読法等の知識とともに、文意に沿った内容を選ぶ必要があります。

2022年度(令和4年度)大学入学共通テスト国語の対策

正確な知識を身につける

共通テストは高校生が授業で習う範囲・教科書からの出題となっています。まずは基礎基本の徹底が重要です。
古文単語や漢文句形、漢字などの基礎知識を身につけることは、読解力を向上させ、正解の可能性を上げることに繋がります。また、問題文や資料の情報を的確に把握する力が重視されている設問が多いため、基礎的な知識を用いて繰り返し演習に取り組みましょう。

多様なジャンルの文章で演習を行う

問題文や資料の中には、見慣れない形式のものも増えてきています。試行調査のように図表や実用的な文章・詩は出題されませんでしたが、第1問の問5で、本文の内容をまとめたノートの空欄を補う問題と出典の書物の別の箇所を読んで答える問題が出され、第2問の問6では小説に対する批評文が提示され、それに関して答える問題が出題されました。

限られた時間内で解答できるように、普段から多様なジャンルの文章や出題形式に親しみ、落ち着いて取り組めるように準備しましょう。

予想問題や過去問、問題集・参考書に数多く当たる

基礎基本を徹底した上で、予想問題や過去問、問題集・参考書を活用して多様な題材に取り組みましょう。解きっぱなし・やりっ放しにせずに見直し・復習をすることで、問題の傾向や解答のコツなどが徐々に身につきます

コツは読み方指南の問題集・参考書+過去問

現代文は、読み方を指南する問題集・参考書を一冊やり、あとはセンター試験・共通テストの過去問を解きましょう。
古文は、単語・文法問題集を1冊ずつ仕上げ、過去問に取り組みます。和歌は出題されやすいため、和歌の関連知識には目を通しておきましょう。
漢文も同様に、参考書を一冊読んだら、過去問を活用して演習を積み重ねましょう。

闇雲にいろんな問題集や参考書にとりくむのではなく、一冊を確実にものにすることで入試で点数を取れるだけのレベルにまで実力をつけることができます。

国語はむずかしい・点数とれないと思っていませんか?共通テストの国語で満点とる為の勉強法

国語、特に現代文は「どう勉強すればいいかわからない」と苦手意識を感じている人が多いです。
正しい学習方法で、合格できる力を身につけましょう。

文系・理系関係なし!現代文で100点を目指すコツ

現代文の点数が伸びない人は、現代文は多くの文章に触れていれば点数が取れると独りよがりな分析をしています。
そういう人は現代文を正しい根拠もなくフィーリングで読み、主観を交える傾向があります。

現代文は、正しく文章を読む方法を身につければ高得点を狙えます。

現代文の評論対策

現代文の評論で対策すべきポイントは下記の2つです

  • ①論理的思考力を身につける
  • ②読解のスピードを上げる
  • 評論文はフィーリングではなく、「Aという主張をしているからB」と論理的に正解が導けるように構成されています。複数箇所繰り返されている主張はなにか、全体の主張は何かなどを論理的に推論できる力を身につけることが重要です。

    また、限られた時間のなかで高得点をとるためには、読解のスピードを上げることが欠かせません。
    読解スピードはたくさん文章を読むことで早くなっていきます。たとえば週に一度過去問を解くなどして、定期的に文章に触れることが大事です。
    またその際、多様な分野の文章に触れておくことも必要です。

    残った2つの選択肢から正しい答えを選べるかがポイント!文学的文章(小説)対策

    これも基本的には読解のスピードを上げることが求められます。
    また、小説の特徴として、二つまで絞らせて迷わせるように作問されていることが多いというものがあります。心情に沿った選択肢を選ぶよには、数多くの過去問にあたり、小説の読み方を身につけることが求められます。

    レベル関係なく私立大学・国立大学2次試験では小説の出題は少ない

    私立大学では小説問題はほとんど出題されません。データでは5%前後の大学でしか出題されません。
    国公立の個別試験では出ることもありますが、その割合は減少しています。

    著者の主張を読み取る評論文と、対象の心情を読み取る小説だと、前者の方が合理的な正解があります。そのため、評論がおもに出題されるということになりますので、他教科とは違って共通テストの小説対策はそれだけのために時間を費やす必要があります。ここをわかった上で早め早めに対策をすることが重要です。

    国語以外の他教科の大学入学共通テスト対策

    国語共通テストでは、センター試験から出題傾向が変化するため、受験対策も共通テストに対応して行う必要があります。以下では国語以外の他の教科の共通テストの科目別問題傾向と対策を詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

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