2026年度大学入学共通テスト
歴史総合・世界史探求の傾向から考察

本ページでは以下のことがわかります。
2026年度共通テストの「歴史総合・世界史探究」に向けて、出題傾向の変化や配点の内訳、効果的な勉強法、模試や過去問の活用法、時間配分のコツ、よく出る分野、科目選択のポイントなどを網羅的に解説。本記事では「共通テスト 歴史総合 世界史探究 対策」で検索している方の疑問を、実践的かつ具体的に解決します。
目次
2026年度の歴史総合・世界史探究はどのような出題だったのか、2027年度入試に向けて押さえておきたいポイントを項目ごとに解説します。
2026年度大学入学共通テストの歴史総合・世界史探究は、更新済みの平均点表の通り、2025年度と比べて平均点が下がりました。
2025年度の平均点は66.12点、2026年度の平均点は60.88点で、前年度との差は-5.24点です。
| 科目 | 満点 | 2025年度平均点 | 2026年度平均点 | 前年度との差 |
|---|---|---|---|---|
| 歴史総合・世界史探究 | 100 | 66.12 | 60.88 | -5.24 |
この結果から、2026年度の歴史総合・世界史探究は、2025年度よりやや得点しにくい出題だったと考えられます。ただし、極端に難化したというよりも、基本知識だけでなく、資料や会話文を読み取り、複数の情報を結び付けて判断する力がより求められた試験だったと言えます。
共通テスト全体の傾向として、7割前後までは基礎知識と標準的な読解力で到達しやすい一方、8割以上の高得点を安定して取るには、知識の正確さに加えて、資料読解・時代比較・地域横断的な理解が必要になります。
難関大を志望する受験生にとっては、共通テスト教材だけで表面的に対策するのではなく、早い段階から教科書内容を深く理解し、資料問題や論述的な思考にも対応できる学習を進めることが重要です。一方で、非難関の国公立大や共通テスト利用入試を目指す場合は、全範囲の基本事項を固め、取りやすい問題を落とさないことが得点安定につながります。

2026年度の歴史総合・世界史探究では、従来通り、単純な用語暗記だけでは対応しにくい問題が多く見られました。
会話文、資料、史料、図表などを読み取り、そこから得られる情報と教科書で学んだ知識を結び付けて判断する力が問われています。これは2027年度入試でも大きく変わらないと考えられます。
特に重要なのは、歴史上の出来事を「いつ起きたか」だけで覚えるのではなく、背景・原因・結果・他地域への影響まで含めて理解することです。
また、歴史総合が含まれるため、世界史探究だけを学習していればよいわけではありません。近現代史を中心に、日本と世界の関係、国際秩序の変化、戦争・経済・社会運動など、歴史総合で扱うテーマも意識しておく必要があります。
2027年度も、特定の地域や時代だけに偏った学習では対応しにくく、ヨーロッパ史・アジア史・イスラーム史・近現代史などをバランスよく学習することが求められます。

2026年度共通テスト歴史総合・世界史探究では、単純に用語や年号を覚えているかだけでなく、資料や会話文を読み取り、教科書で学んだ知識と結び付けて判断する力が問われました。
特に、複数の地域や時代を比較したり、歴史上の出来事の背景・原因・結果を考えたりする問題が目立ちました。そのため、一問一答の暗記だけでは対応しにくく、歴史の流れを理解したうえで、設問の条件に合わせて知識を使う力が必要になります。
また、歴史総合の内容が含まれるため、世界史探究だけでなく、近現代を中心とした日本と世界の関係も押さえておく必要があります。国際関係、戦争、経済、社会運動、地域間のつながりなど、世界史と歴史総合を関連付けて学習することが重要です。
2027年度入試に向けても、特定の大問や配点だけを意識するのではなく、どのような形式で出題されても対応できるように、基礎知識の定着と資料読解の練習をバランスよく進めていきましょう。
共通テスト歴史総合・世界史探究の問題傾向や配点などをお伝えしてきました。それでは、2027年度入試に向けてどのように準備・対策をしていけばよいのでしょうか。

ここでは、共通テスト歴史総合・世界史探究のおすすめの勉強法を紹介します。
共通テストでは、思考力や応用力を問う出題が多くなっていますが、前提となるのは教科書レベルの基礎知識です。
まずは、各時代・各地域の基本事項を確実に理解しましょう。王朝名、制度名、戦争名、条約名、人物名などを覚えるだけでなく、それぞれがどのような背景で登場し、どのような影響を与えたのかまで押さえることが重要です。
特に世界史は、地域ごとの歴史を別々に覚えるだけでは得点が伸びにくくなります。同じ時期に他地域で何が起きていたのか、ある地域の変化が別の地域にどのような影響を与えたのかを意識して学習しましょう。
歴史総合・世界史探究は、幅広い時代・地域から出題されます。
そのため、苦手分野を残したままにすると、特定の大問で大きく失点する可能性があります。古代史だけ、ヨーロッパ史だけ、近現代史だけといった偏った学習ではなく、全範囲をバランスよく復習することが大切です。
特に、イスラーム史、中国史、東南アジア史、近現代の国際関係などは、苦手意識を持つ受験生が多い分野です。苦手な地域や時代ほど早めに確認し、標準問題を繰り返して知識を定着させましょう。
共通テスト対策では、いきなり難しい問題集に取り組むよりも、教科書や基本レベルの参考書を徹底することが重要です。
2026年度の平均点は前年度より下がりましたが、基本知識がしっかりしていれば7割前後を狙いやすい問題構成です。逆に、基礎があいまいなまま資料問題や予想問題ばかり解いても、安定して得点することは難しくなります。
まずは、標準的な参考書や教科書を使って、時代の流れと重要事項を整理しましょう。そのうえで、共通テスト形式の問題に取り組むと、知識をどのように使えばよいのかが身につきます。
基礎をおさえたら、次に共通テスト形式の演習に進みましょう。
共通テスト歴史総合・世界史探究では、資料・史料・会話文・地図・図表などを読み取る問題が多く出題されます。そのため、知識を覚えるだけでなく、問題文の条件を正確に読み取り、選択肢を比較して判断する練習が必要です。
過去問や模試、予想問題集を使う際は、正解・不正解だけで終わらせず、次の点を確認しましょう。
なぜその選択肢が正解なのか
他の選択肢はどこが誤りなのか
資料のどの部分を根拠に判断するのか
自分の知識のどこが不足していたのか
時間内に解き切る練習も重要です。歴史総合・世界史探究は、知識があっても資料や会話文の読み取りに時間がかかると、最後まで解き切れない可能性があります。演習の段階から時間を測り、本番を想定して取り組みましょう。
理系の受験生で、共通テストでのみ歴史総合・世界史探究を利用する場合でも、できるだけ早い時期から少しずつ取り組むことをおすすめします。
直前期だけで何とかしようとすると、英語・数学・理科の仕上げと重なり、十分な学習時間を確保できなくなる可能性があります。世界史は暗記量が多く、短期間で一気に仕上げるには負担が大きい科目です。
特に、2027年度入試で7割以上を安定して狙いたい場合は、春から夏にかけて通史の基礎を固め、秋以降に共通テスト形式の演習へ進むのが理想です。
難関大を志望し、共通テストで8割以上が必要な場合は、単なる暗記ではなく、時代や地域を横断して考える力も必要になります。二次試験対策や主要科目の学習と並行しながら、早めに学習計画に組み込んでおきましょう。

共通テスト1ヶ月前になったら、新しい参考書に手を広げるよりも、これまでに使ってきた教材や過去問・模試の復習を優先しましょう。
特に重要なのは、間違えた問題の原因分析です。
用語を覚えていなかったのか
時代の流れが整理できていなかったのか
資料の読み取りを誤ったのか
選択肢の比較が甘かったのか
原因によって復習の仕方は変わります。知識不足であれば教科書や参考書に戻り、資料読解で間違えた場合は、設問文や資料のどこを見れば判断できたのかを確認しましょう。
また、時間配分の確認も重要です。得意な大問に時間をかけすぎて、後半の問題で焦ってしまうと、本来取れる問題を落としてしまいます。1ヶ月前からは、本番と同じ時間で解く練習を繰り返しましょう。
共通テスト1週間前は、新しいことに手を出すよりも、これまでに解いた問題集・参考書・模試の復習に集中しましょう。
世界史は範囲が広いため、直前期に細かい知識を増やそうとしすぎると、かえって全体像が崩れてしまうことがあります。まずは、重要事項・頻出テーマ・自分が何度も間違えた分野を優先して確認しましょう。
特に、近現代史、国際関係、地域間交流、文化史、イスラーム史、中国史など、自分が苦手にしている分野は最後にもう一度見直しておくと安心です。
本番直前は、満点を狙って細部まで詰め込むよりも、確実に取れる問題を落とさない状態を作ることが大切です。

共通テスト歴史総合・世界史探究では、基礎知識の定着と資料読解への対応の両方が必要です。
まずは、教科書や基礎レベルの参考書で通史を理解し、重要事項を整理しましょう。そのうえで、共通テスト形式の問題集や予想問題集を使い、資料・会話文・図表を読み取る練習を行うのがおすすめです。
問題集を選ぶときは、解説が詳しいものを選びましょう。正解だけでなく、不正解の選択肢がなぜ誤りなのか、どの知識を使えば判断できるのかまで説明されている教材が効果的です。
人気の参考書や難しい問題集をたくさん使うよりも、自分のレベルに合った教材を1冊ずつ徹底することが重要です。
共通テスト歴史総合・世界史探究は、試験時間60分で実施されます。
資料や会話文を読む問題が多いため、知識問題のようにすぐ判断できる問題と、資料を丁寧に読む必要がある問題で時間のかかり方に差が出ます。
そのため、最初からすべての問題に同じ時間をかけるのではなく、解ける問題を確実に取り、迷う問題に時間を使いすぎないことが重要です。

試験時間は60分です。
大問ごとの配点や問題数は年度によって変わる可能性があるため、以下はあくまで目安です。
大問1 12〜14分
大問2 10〜12分
大問3 10〜12分
大問4 10〜12分
大問5 10〜12分
見直し 4〜6分
計60分
上記はあくまで目安です。
資料や会話文が長い大問では時間がかかることがあります。一方で、知識で素早く判断できる問題は時間を短縮できます。
本番では、1問にこだわりすぎず、解ける問題を確実に取ることを優先しましょう。見直しの時間を最初から確保する意識を持つと、マークミスや読み間違いを防ぎやすくなります。

時間内に解ききるためのコツをいくつかご紹介します。
まず設問や選択肢を先に読み、「何が問われているのか」を把握してから資料や会話文を読むようにしましょう。
共通テスト歴史総合・世界史探究では、資料のすべてを同じ深さで読む必要はありません。設問で問われている内容を先に確認することで、必要な情報に注目しながら効率よく読むことができます。
わからない問題に時間をかけすぎると、後半の大問で解けるはずの問題を落としてしまう可能性があります。
迷った問題はいったん印をつけて飛ばし、最後に戻るようにしましょう。特に資料問題は、他の問題を解いているうちに関連する知識を思い出すこともあります。
共通テストでは、正しい選択肢を選ぶだけでなく、誤っている選択肢を消去する力も重要です。
人物・時代・地域・因果関係のどこが違うのかを確認しながら解くことで、正答率が上がります。特に世界史では、似た時代や似た制度が混同されやすいため、選択肢の細部まで注意して読みましょう。
共通テスト世界史で出やすい時代・出やすい範囲や分野は?
共通テスト歴史総合・世界史探究では、特定の時代や地域だけに偏って出題されるわけではありません。
そのため、ヨーロッパ史だけ、中国史だけ、近現代史だけといった学習では不十分です。古代から近現代までの流れを押さえ、各地域の歴史をバランスよく理解する必要があります。
特に注意したいのは、地域や時代をまたいだテーマです。
東西交流
交易・交通
帝国と支配
宗教と社会
戦争と国際秩序
植民地支配と独立
近現代の世界と日本の関係
こうしたテーマは、複数の地域や時代を関連付けて考える力が求められます。単に用語を暗記するのではなく、「なぜその出来事が起きたのか」「他の地域にどのような影響を与えたのか」を意識して学習しましょう。

共通テスト歴史総合・世界史探究で満点に近い得点を目指すには、基本知識を完璧に近い状態まで仕上げるだけでなく、資料読解や選択肢判断の精度を高める必要があります。
2026年度の傾向を踏まえると、7割前後までは基本事項の定着で到達しやすい一方、8割以上を安定して取るには、知識の正確さと応用力の両方が必要です。
満点を目指す場合は、次の点を意識しましょう。
教科書レベルの知識を正確に覚える
時代の流れを地域ごとに整理する
同時代の他地域の動きも確認する
資料・史料・地図・年表問題に慣れる
間違えた問題は根拠まで確認する
近現代史と歴史総合の内容を軽視しない
共通テストの1〜2ヶ月前には、本番形式の演習に入りましょう。過去問や予想問題を解き、できていない分野を教科書や参考書に戻って復習することが大切です。

歴史総合・世界史探究は、学習範囲が広く、暗記量も多い科目です。そのため、短期間で仕上げるには負担が大きくなりやすいというデメリットがあります。
一方で、世界史に興味がある受験生や、すでに学校の授業・模試などである程度学習が進んでいる受験生にとっては、得点源にしやすい科目でもあります。
日本史と比べると、世界史は広い地域を扱うため、全体像をつかむまでに時間がかかります。ただし、歴史総合では世界史的な内容も多く扱うため、世界史探究を選択している受験生にとっては、学習内容のつながりを作りやすい面もあります。
社会の選択科目を考えるときは、単に「得点しやすそう」という理由だけで選ぶのではなく、次の点を確認しましょう。
すでにどの科目の学習が進んでいるか
暗記量に対応できるか
興味を持って学習を続けられるか
志望校の配点や科目指定に合っているか
他科目との学習負担のバランスが取れるか
共通テスト全体では、科目によって年度ごとの難易度差があります。しかし、今回得点しやすかった科目を選べばよい、特定の科目だけ重点的に学習すればよい、というわけではありません。
大切なのは、自分の得意不得意や志望校の配点を踏まえて、全体で最も得点を取りやすい科目構成を選ぶことです。
歴史総合・世界史探究を選ぶ場合は、早めに通史を一周し、秋以降は共通テスト形式の演習で得点力を高めていきましょう。
共通テスト直前になったら、できなかった問題を繰り返しやり、確実に解けるようにしておきましょう。何度も間違ってしまう問題は、基本的なことが理解できていない可能性があります。放置すると他にも解けない問題が出てくる可能性があるため、さかのぼって復習することも忘れずに。
また、過去問や模試を使っての時間配分の確認も重要です。
せっかく解ける問題を時間切れで失点してしまうのはもったいないので、時間内に解ききることができるようにトレーニングをしておきましょう。
1週間前になったら、新しいことに取り組むのではなく、これまでに解いてきた参考書や問題集を一冊、重点的に見直して全体像を把握しておきましょう。抜けているところや漏れがあるところに気づいたらその漏れを埋め、精度を上げることに注力しましょう。
暗記する項目やマスターするまでの所要時間を考えると、世界史より日本史のほうが取り組みやすいと言えます。
ただ日本史は、世界史に比べ日本に限定しているため、より深く細かい知識が必要になり、一概にどちらが有利とは言えません。
受験勉強は長期戦です。自分が勉強していて興味を持つことができたり、楽しむことができたりする方を選択するようにしましょう。
基礎的な知識が身についていることを前提に、思考力や応用力を問われるというのが全教科・科目を通じての共通テストの傾向となっています。
他教科の共通テストの科目別問題傾向と対策も詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。
共通テストを完全攻略できる学習に取り組んでみませんか?