2026年共通テスト日本史対策

2025年度大学入学共通テスト
日本史の傾向から考察

2026年共通テスト日本史対策

講師

本ページでは以下のことがわかります。

今年度から日本史Bが歴史総合•日本史探究に変わり、出題範囲の変更がありました。
ここでは大学入学共通テスト歴史総合•日本史探究の出題傾向・対策などを解説していきます。共通テストの傾向をしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

2025年共通テスト歴史総合・日本史探究過去問解説

新課程になった初年度である2025年度の歴史総合・日本史探究はどのようになっていたのでしょうか。
項目ごとに解説します。

2025年度共通テスト歴史総合・日本史探究の平均点と2024年からの推移

2025年度大学入学共通テストの歴史総合・日本史探究は、前年度の日本史Bの平均と比較すると0.72点のプラスとなり、難易度の変化はありませんでした。

2025年度共通テスト日本史Bの平均点

科目満点2025年度平均点2024度平均点前年度との差
歴史総合・日本史探究10056.9956.270.72

難易度には変化がなかった一方、出題範囲は変更があり、大問1では、歴史総合として世界史の知識も出題されました。

共通テスト歴史総合•日本史探究の問題傾向・構成と2026年度の予想

共通テスト歴史総合•日本史探究の問題傾向・構成と2026年度の予想

2025年の共通テスト歴史総合・日本史探究の構成は、大問数6題、小問数33問でした。

大問6題のうち大問1は歴史総合、残りの5題は日本史探究からの出題でした。日本史探究の問題は、古代から近現代までバランスよく出題されました。来年度以降も、新課程初年度であった今年と同じような形式・難易度での出題が続くと考えられます。

共通テストの特徴である資料・史料を用いた出題傾向は今年も継続されました。来年以降も、このような読解力・思考力・応用力を問う問題が重視されていくと予想されます。

2025年度共通テスト日本史 配点

2025年度共通テスト日本史の大問ごとの配点は下記のとおり。

6題中1題が歴史総合からの出題で、その他は日本史探究でした。

 2025年度共通テスト歴史総合・日本史探究 大問ごとの配点

大問内容配点
歴史上における境界25
菓子の歴史15
古代の外交・文化15
中世の武士15
近世の村15
松本清張15

2026年度日本史入試問題予想・対策

2025年から新課程となり、以前の日本史Bから歴史総合・日本史探究となりました。2026年以降も今年と同じような形式での出題となると予想されます。

資料・史料を用いた問題が多数出題されるため、基礎基本をまずはおさえたうえで、問題集などで資料・史料に数多くあたり、その裏にある事象や関連を読み解けるようにする訓練が必要です。

2026年度共通テスト歴史総合・日本史探究の対策

共通テスト歴史総合・日本史探究の問題傾向や配点などをお伝えしてきました。それではどのように準備・対策をしていけばよいのでしょうか。

何から?共通テスト日本史で高得点を取るためのおすすめの勉強法

何から?共通テスト日本史で高得点を取るためのおすすめの勉強法

ここでは、共通テスト歴史総合・日本史探究のおすすめの勉強法を紹介します。

まずは基礎的な知識の徹底

共通テストの傾向として、思考力や応用力を問う出題がされますが、基礎的なことができている前提となっています。まずは基礎的な知識を徹底して身につけ、教科書で問われている知識については間違いなく理解できるようにしましょう。

できない分野をつぶす

幅広い分野から偏りなく出題されるため、苦手分野を残すと得点に響きます。基礎的な事項から丁寧に理解し、演習を繰り返し、苦手分野をなくしましょう。

難しい問題集より、簡単な参考書を徹底する

共通テストは教科書の範囲からの出題が基本です。難解な問題集にチャレンジするよりも、基本的な問題集・参考書を徹底的に理解するほうが、結局高得点に繋がります。

教科書だけではなく、試行調査、共通テスト模試、予想問題集、過去問を利用

基礎をおさえたら、次に演習です。その際には共通テストの過去問にも積極的に取り組みましょう。共通テストとセンター試験は傾向が異なる部分もありますが、十分参考になります。共通テストは思考力や判断力を重視する傾向が顕著になっていますが、センター試験の時点でも徐々に思考力・判断力重視の傾向に変化してきていました。そのため、センター過去問も共通テスト対策として十分に活用できます。

時間内に問題解決に導けるスピードを身につけるため、時間を測りながらの演習も必須です。

理系の受験生はいつから共通テスト対策に取り組むべきか

理系の生徒で共通テストでのみ歴史総合・日本史探究を受験する場合、できるだけ春からは取り組みましょう。直前期でいいというアドバイスがされることもありますが、日本史は基本的な知識が身についてないと全く太刀打ちできません。早めに取り組み知識の定着を図った上で演習に取り組みましょう。

共通テスト歴史総合・日本史探究 直前対策

共通テスト歴史総合・日本史探究 直前対策

共通テスト直前になったら、できなかった問題を繰り返しやり、確実に解けるようにしておきましょう。何度も間違ってしまう問題は、基本的なことが理解できていない可能性があります。放置すると他にも解けない問題が出てくる可能性があるため、さかのぼって復習することも忘れずに。

また、過去問や模試を使っての時間配分の確認も重要です。

せっかく解ける問題を時間切れで失点してしまうのはもったいないので、時間内に解ききることができるようにトレーニングをしておきましょう。

共通テスト歴史総合・日本史探究 対策問題集・参考書

基礎基本を固めた上で読解力・理解力が求められていることを踏まえて、共通テストの傾向に沿った解説・アドバイスをしてくれる教材を吟味して、徹底的に使い倒しましょう。

人気の参考書やオリジナルで制作されたものなどが悪いわけではありませんが、自分の実力にあったものを徹底するほうが地力はつきます。

2025年度共通テスト歴史総合・日本史探究 時間配分

共通テストはセンター試験に比べて読解量が多くなり、時間がタイトになっている傾向にあります。ここでは時間配分の例を紹介します。

共通テスト歴史総合・日本史探究 時間配分例

共通テスト歴史総合・日本史探究の時間配分例は下記のとおりです。

試験時間は60分。

見直し・チェックは余裕を持って行いたいところなので、時間を短縮できるよう工夫が必要です。

共通テスト 歴史総合・日本史探究 時間配分例

大問112分
大問28分
大問38分
大問48分
大問58分
大問68分
見直し8分
60分

上記はあくまで目安です。

得意な問題傾向の設問は時間を短縮して、苦手な問題傾向の設問には時間を余分にとるなどの調整は必要になります。あと、見直しの時間も最初から考慮した時間配分で取り組めるとミスもなくなり高得点に繋がります。

過去問や予想問題などで解き方のコツをつかもう

過去問や予想問題などで解き方のコツをつかもう

時間内に解ききるためのコツをいくつかご紹介します。

設問・選択肢を先に読む

まず設問・選択肢を先に読んで、「何が問われているか」を把握したうえで問題文を読みましょう。そうすることで、問題を解くのに必要な部分に着目しながら効率よく問題文を読むことができます。

わからない問題はとばす

わからない問題にこだわって時間がなくなってしまうとあとの大問をまるまる解けないということもありえます。

わからない問題は潔く飛ばして、解ける問題から解いていきましょう。

2026年度共通テスト歴史総合・日本史探究試験で満点を目指すには

2026年度共通テスト歴史総合・日本史探究試験で満点を目指すには

共通テストの傾向として、教科書内容の知識理解を前提とした上で応用力を試しています。まずは前提となる知識を習得していないと高得点は叶いません。その際にはただ用語を暗記するのではなく、いつ、何がきっかけで、誰が、何のために、何をしたのかという背景をおさえることが重要です。そうして歴史の流れをおさえたうえで、標準レベルの問題集を確実に解けるようにしましょう。

共通テストの1〜2ヶ月前には過去問の演習に移り、できていないところを教科書や参考書・問題集に戻って補いましょう。共通テストの過去問は絶対数が少ないため、センター試験の過去問も活用したいところです。

共通テスト社会選択科目の選び方(歴史総合・日本史探究を選ぶメリットデメリット)

共通テスト社会選択科目の選び方(歴史総合・日本史探究を選ぶメリットデメリット)

共通テスト社会では、何を選択するのがよいでしょうか。また歴史総合・日本史探究を選ぶメリット・デメリットには、どのようなものがあるでしょうか。

日本史探究と世界史探究の難易度の違い

暗記する項目やマスターするまでの所要時間を考えると、世界史より日本史のほうが取り組みやすいと言えます。

もっとも、受験勉強は長期戦です。自分が勉強していて興味を持つことができたり、楽しむことができたりする方を選択するようにしましょう。

ただ、日本史は、世界史に比べ日本に限定しているため、より深く細かい知識が必要になり、一概にどちらが有利とは言えません。また、歴史総合の範囲は世界史の内容が多くを占めます。そのため、単に戦国時代が好き、というだけの理由では日本史で高得点を目指すのは難しく、戦略的に取り組む必要があります。もちろん、学習を楽しめる範囲があるのは強みになりますので、それを踏まえ、全体的な取り組みやすさや興味によって決定するのが良いでしょう。

よくある質問

直前期には何をやればいいですか?

共通テスト直前になったら、できなかった問題を繰り返しやり、確実に解けるようにしておきましょう。何度も間違ってしまう問題は、基本的なことが理解できていない可能性があります。放置すると他にも解けない問題が出てくる可能性があるため、さかのぼって復習することも忘れずに。
また、過去問や模試を使っての時間配分の確認も重要です。
せっかく解ける問題を時間切れで失点してしまうのはもったいないので、時間内に解ききることができるようにトレーニングをしておきましょう。
1週間前になったら、新しいことに取り組むのではなく、これまでに解いてきた参考書や問題集を一冊、重点的に見直して全体像を把握しておきましょう。抜けているところや漏れがあるところに気づいたらその漏れを埋め、精度を上げることに注力しましょう。

日本史と世界史はどちらを選べば良いですか?

暗記する項目やマスターするまでの所要時間を考えると、世界史より日本史のほうが取り組みやすいと言えます。
ただ日本史は、世界史に比べ日本に限定しているため、より深く細かい知識が必要になり、一概にどちらが有利とは言えません。
受験勉強は長期戦です。自分が勉強していて興味を持つことができたり、楽しむことができたりする方を選択するようにしましょう。

日本史以外の他教科の大学入学共通テスト対策

基礎的な知識が身についていることを前提に、思考力や応用力を問われるというのが全教科・科目を通じての共通テストの傾向となっています。

他教科の共通テストの科目別問題傾向と対策も詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

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