2022年度大学入学共通テスト
地学の傾向と対策

センター試験から大学入学共通テストに変わり、その違いや共通テストの対策の仕方に不安を感じている受験生が多いことでしょう。

ここでは、大学入学共通テストの地学対策について、2021年度(令和3年度)出題傾向やセンター試験からの変更点、共通テストの地学では何が求められるのか解説していきます。2021年度共通テストの地学の問題傾向、センター試験との違いをしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

2021年度(令和3年度)大学入学共通テスト地学の問題傾向

大学入学共通テスト地学の傾向と対策

 

第1問 総合問題 18点

 

地球における水の存在と多様な現象への影響を整理した図に基づいて、幅広い知識を問う設問でした。

知識に関する設問、グラフの読み取り、計算問題と出題形式が多様でしたが、基本的な知識を活用して正答を導くことができます。考察問題は、表面温度が高い主系列星は放射エネルギーが大きいことを手掛かりに解答する必要がりました。

 

第2問 地球 18点

 

Aは、地磁気に関する設問でした。問1は、磁北極の移動曲線に基づいて移動速度を求める問題で、問2は磁北極が移動する原因に関する知識問題でした。

Bは、地震に関する設問でした。問3は、P波の走時曲線の図からP波の速さを求める問題でした。教科書では扱われていない図でしたが、縦軸の切片に注目すると計算することができます。

Cは、隕石や鉱物、地球に関する設問でした。問4は石鉄隕石の構成成分に関する知識問題で、問5は、マントルの元素の存在割合を推定する問題でした。知識に基づいて正しい選択肢を選ぶ必要がありました。

 

第3問 地質・地史 21点

 

Aは、変成岩と造山帯に関する設問でした。変成岩に関する知識に基づいて探究活動を行った際のレポートの内容を整理することができれば、正答を導くことができる問題でした。

 

Bは、知識調査と古生物に関する設問でした。ルートマップなどの地質図に見慣れていれば、それほど苦労しない問題でした。問われている知識は平易なものなので、どの分野に関する知識が問われているか設問から読み取ることがポイントでした。

 

第4問 大気・海洋 23点

 

Aは、日本周辺の天候に関する設問でした。天候や温帯低気圧に関する知識だけでなく、地上天気図や高層天気図に関する知識を活用して解く考察問題が出題されました。

 

Bは、海上を吹く風と海洋表層の流動に関する設問でした。エクマン輸送やエルニーニョ現象に関する知識が問われるとともに、グラフを読み取る考察問題が出題されました。問6は、やや難易度が高い問題で、西岸強化が起こるのは原因に基づいて現象を考察する必要がありました。

 

第5問 宇宙 20点

 

Aは、銀河系と銀河に関する設問でした。ダークマターや活動的な銀河に関する基礎的な知識が問われました。問2は、変光星の周期と周期光度関係の図を読み取り、見かけの等級と絶対等級の関係式を利用して距離を求める問題でしたが、出題が十分予想できる問題でした

 

Bは、恒星と星団に関する設問でした。会話文を用いた出題形式でしたが、問われていることを確認しながら恒星の進化や寿命についての知識と星団のHR図を関連付けることで正答を導くことができました。

2022年度(令和4年度)大学入学共通テスト地学の対策

 

幅広い分野の基礎知識を身につける

探究活動や考察問題が出題されるものの、正答を導く過程では基礎的な知識が不可欠です。教科書の範囲の基礎的な用語を覚えるだけでなく、その用語について理解する学習が効果的です。

 

図や表などの資料の読み取りに慣れる

教科書では見かけない図や表が出てきますが、読み取り方は共通です。普段の学習から、資料の情報を的確に読み取る練習を繰り返しましょう。

地学以外の他教科の大学入学共通テスト対策

地学共通テストでは、センター試験から出題傾向が変化するため、受験対策も共通テストに対応して行う必要があります。以下では地学以外の他の教科の共通テストの科目別問題傾向と対策を詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

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