歯科医師 資格を取得するには?
資格取得を支援する大学と
受験対策

歯科医師資格と難易度について

歯科医師になるためには、歯学系の大学で6年間学び、歯科医師の国家試験に合格したのち、1年以上の研修が必要です。歯科医師は、安定した専門医療職の一つとして人気のある資格ですが、独学や通信講座で簡単に取得できるものではありません。

また、歯科医師の国家試験は、合格基準が引き上げされたことから、合格率が徐々に低下しています。合格基準が引き上げられてから、80%あった合格率が令和2年度には64%にまで下がりました。今後も合格率は低下すると予測されているため、根気強い精神力としっかりとした対策が重要です。

歯科医師の資格取得は、国家資格の受験資格は以下の4つです。

①6年制の歯学系の大学(歯学部)もしくは歯科大学を卒業
 6年制の歯学の正規の課程修めてを卒業した人、もしくは卒業見込みの人

②歯科医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1年以上の診療及び口腔(くう)衛生に関する実地修練を経たもの

③外国の歯科医学校を卒業し、又は外国で歯科医師免許を得た者であって、厚生労働大臣が歯科医師国家試験の受験資格を認定される、又は歯科医師国家試験予備試験の受験資格を認定される者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定したもの

④沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の特別措置等に関する政令(昭和47年政令第108号)第18条第1項の規定により歯科医師法の規定による歯科医師免許を受けたものとみなされる者であって、厚生労働大臣が認定したもの

上記のように受験資格は4つあり、ほとんどの人が得る受験資格は、①の6年制の歯学系大学を卒業するときでしょう。

歯学系の大学の歯学部は、「国立」「公立」「私立」とさまざまで、学費が高額です。特に私立大学の学費は一番高額のため、国公立大学に人気が集まり倍率が高く、私立大学は倍率が1~2倍と低いところもあります。
歯学系の大学や歯学部の中には、国家試験対策の講座を行うところもありますが、合格率が年々下がっている傾向から、日ごろの勉強で復習をしっかりとし、試験では点数が取れるぐらいでないと国家試験の合格は難しいです。

また、学年が上がるごとに実習時間も増えるため、忙しい日々の中で勉強時間を作る必要があります。歯科医師を目指すためには、相当な努力と精神力が必要で、勉強を続けるモチベーションも重要です。

歯科医師になるには?歯科医師が取れる大学の主な学部

歯科医師は、6年制の歯学系の大学の歯学部や歯科大学に進学して受験資格を得るのが一番効率がいいです。歯科医師の資格が取れる大学の主な学部は、歯学部、生命歯学部、口腔歯学部などの学部です。

歯科医師資格取得者が多い大学ランキング10選

1位 東京歯科大学(129人) 合格率:94.2%
2位 北海道大学歯学部(49人) 合格率:87.5%
3位 日本歯科大学新潟生命歯学部(77人) 合格率:84.6%
4位 東京医科歯科大学歯学部(51人) 合格率:82.3%
5位 昭和大学歯学部(97人) 合格率:82.2%
6位 新潟大学歯学部(36人) 合格率:80.0%
7位 岡山大学歯学部(50人) 合格率:79.4%
8位 大阪大学歯学部(52人) 合格率:78.8%
9位 九州歯科大学(82人) 合格率:78.4%
10位 広島大学歯学部(48人) 合格率:76.2%

上位の10選に入る大学は、平均の歯科医師国家試験の合格率が64%に対し、新卒の合格率は80~90%と高いため、国家試験対策がしっかりしていることが予測されます。

歯科医師資格取得が単位になる大学

国公立大学

国公立大学で、歯科医師資格取得が単位になる大学はありません。

私立大学

私立大学で、歯科医師資格取得が単位になる大学はありません。

歯科医師資格取得を支援する大学(6年制)

北海道・東北

北海道大学(歯学部歯学科) 東北大学(歯学部歯学科) 北海道医療大学(歯学部歯学科
岩手医科大学(歯学部歯学科) 奥羽大学(歯学部歯学科)

関東・北関東

東京医科歯科大学(歯学部歯学科) 明海大学(歯学部歯学科) 日本大学(松戸歯学部歯学科)
昭和大学(歯学部歯学科) 東京歯科大学(歯学部歯学科) 日本歯科大学(生命歯学部生命歯学科)
日本大学(歯学部歯学科) 神奈川歯科大学(歯学部歯学科) 鶴見大学(歯学部歯学科)

東海・甲信越

新潟大学(歯学部歯学科) 日本医科大学(新潟生命歯学部歯学科) 松本歯科大学(歯学部歯学科)
朝日大学(歯学部歯学科) 愛知学院大学(歯学部歯学科)

関西

大阪大学(歯学部歯学科) 大阪歯科大学(歯学部歯学科)

中国

岡山大学(歯学部歯学科)  広島大学(歯学部歯学科)

四国

徳島大学(歯学部歯学科)

九州・沖縄

九州大学(歯学部歯学科) 長崎大学(歯学部歯学科) 鹿児島大学(歯学部歯学科)
九州歯科大学(歯学部歯学科) 福岡歯科大学(口腔歯学部口腔歯学科)

歯科医師資格取得に大学進学が有利な理由

歯科医師は、歯学の正規の課程がある6年制の大学(歯学部)や歯科大学などを修了することで厚生労働省が実施する国家試験の受験資格を得られます。この国家試験に合格し、歯科医師免許の申請を出すことで、歯科医師の免許を取得できます。この方法が一番歯科医師への道の近道であり、新卒の国家試験の合格率が高いことから、歯科医師の免許取得には大学進学が有利です。

実際には、大学で6年歯学について学び、国家試験を受けて合格できても、1年以上の研修を受けなければならないため、時間がかかります。歯科医師の免許を取得し、すぐに単独の歯科医師として活動できるわけではありませんが、近年の歯の健康や審美性を重要視する傾向から、歯科医師の需要も多いため、就職には困りません。

歯科医師資格概要

歯科医師として働くためには、6年制の大学の歯学部や歯科大学で歯学の課程を学び、国家試験に合格して免許を取得することが必要です。さらに、1年以上の研修を受けることが必須条件となるため、最短でも歯科医師として一人で動けるようになるまでに7年は必要です。

6年制の課程を卒業した人、もしくは卒業見込みの人に歯科医師の国家試験の受験資格が与えられますが、年々国家試験の難易度が上がり、合格率は80%から60%台に下がっています。合格者の中でも、新卒の合格率は80%から90%台と高いです。

歯科医師の国家試験は、受験に関する書類の受付が11月中となり、試験日は筆記試験が1月末日ごろに2日にわたって行われます。合格発表は3月中旬です。

受験資格

①6年制の歯学の正規の課程修めてを卒業した人、もしくは卒業見込みの人

②歯科医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1年以上の診療及び口腔(くう)衛生に関する実地修練を経たもの

③外国の歯科医学校を卒業し、又は外国で歯科医師免許を得た者であって、厚生労働大臣が歯科医師国家試験の受験資格を認定される、又は歯科医師国家試験予備試験の受験資格を認定される者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定したもの

④沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の特別措置等に関する政令(昭和47年政令第108号)第18条第1項の規定により歯科医師法の規定による歯科医師免許を受けたものとみなされる者であって、厚生労働大臣が認定したもの

受験料

歯科医師の国家試験は、厚生労働省が年に1度実施します。試験地は、北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県及び福岡県です。

〇受験手数料…18,900円

〇合格後の歯科医師免許の取得申請…60,000円分の登録免許税(収入印紙)

試験内容

試験内容は、「臨床上必要な歯科医学及び口腔衛生に関して、歯科医師として具有すべき知識及び技能」とされ、歯科医師として必要な様々な知識と、診療に必要な医学英語や法医学(法歯学)なども出題されます。
近年は、現代の高齢化社会による社会情勢に伴った内容もみられるため、日ごろから社会や経済の動きを把握することも重要です。

ここ数年で、歯科医師数の過剰を抑えるため、歯科医師の国家試験が難しくなっています。今まではマークシート形式でしたが、国家試験の難化により、複数の選択肢の中から答えとなるものをすべて選択するという問題が増えています。

<過去に出題された科目>

〇必須問題

  • 基礎医学系問題が中心

〇総論問題

  • 保健医療総論 公衆衛生学
  • 歯科保健医療総論

〇一般問題 臨床問題

  • 疾患の予防・管理
  • 歯科疾患の予防・管理
  • 歯内療法学
  • 歯周療法学
  • 保存修復学
  • 全部床義歯学
  • 部分床義歯学
  • クラウン・ブリッジ学
  • 小児歯科学
  • 歯科矯正学
  • 口腔外科学 全身管理
  • 歯科放射線学 全身管理
  • 歯科麻酔学 全身管理
  • さまざまな全身疾患について歯科医師として具有すべき臨床医学や臨床薬学

有利な就職業種・就職業界一覧

歯科医師の就職率はとても高く、最も就職先で多いのは歯科診療所です。歯科診療所に勤める歯科医師は、全体の90%にもなります。これだけの歯科医師が歯科診療所に勤めるのは、歯科医師の国家試験合格後、1年以上の卒後臨床研修を受けると開業することが可能になるためです。

しかし、歯科診療所を選択する歯科医師が多いことから、病院などの勤務歯科医師が集まりにくい傾向があり、常に歯科医師の求人が出ていることが多いです。

そのため、歯科医師の就職率が非常に高く、就職先にも困ることはありません。

歯科医師になる為に志望大学合格をめざす受験生の皆さんへ

まず、歯科医師を目指すためには、6年制の大学の歯学部や歯科大学に入学することが必要です。ここ数年は、歯科医師の国家試験の合格率が下がってきていることもあるため、入学後は一日一日の勉強がとても重要です。歯科医師になるまでの道のりは長いですが、歯科医師を目指す気持ちと努力、精神力を強く持ち、志望大学の合格を目指して着実に道を進みましょう。

>歯学部の入試科目、入試範囲、入試傾向、問題難易度についてはこちら

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