臨床検査技師 資格を取得するには?
資格取得を支援する大学と
受験対策

臨床検査技師資格と難易度について

臨床検査技師とは、血液検査や尿検査、心電図検査など、問診や触診だけで診断が難しい場合に、医者の指示のもと必要な検査を行い、身体の機能や細胞・組織に異常がないかどうかを調べ、検査結果を医師に提供する医療技術者です。
臨床検査技師は医療現場では重要な役割をもち、近年は検査技術の発達とともにチーム医療に大きく貢献し、医療現場に必要不可欠な存在となります。

臨床検査技師は国家資格となり、臨床検査技師養成課程のある大学への進学が必要です。定められた課程を修了することで国家試験の受験資格を得ることができ、試験に合格できれば臨床検査技師の国家資格が取得できます。

現在、臨床検査技師養成課程のある学校は国内で約80校以上あり、短大や専門学校でも受験資格取得が可能です。

臨床検査技師の国家試験は、厚生労働省が実施しており、合格率は例年70~80%前後です。試験の解答形式はマークシート方式ですが、臨床検査技師の国家試験は「五肢択一または五肢択二形式」のため、正確な知識が必要です。

実際の仕事の現場でも、臨床検査技師はさまざまな検査を行い、診断や治療の基礎となるデータを提供するため、緻密な作業が要求されます。この特徴が、国家試験でも現れています。

臨床検査技師になるには?臨床検査技師が取れる大学の主な学部

臨床検査技師は、臨床検査技師養成課程のある大学や短大(3年制)、専門学校に進学し、正規の課程を修了して卒業し、臨床検査技師の国家試験受験資格を得ましょう。臨床検査技師の国家試験受験資格が取れる大学の主な学部は、医学部、保健医療学部、医療衛生学部、医療技術学部などです。

臨床検査技師資格取得者が多い大学ランキング10選

1位 山口大学(42人/42人) 合格率:100.0%
2位 徳島大学(18人/18人) 合格率:100.0%
3位 藤田医科大学(124人/125人) 合格率:99.2%
4位 川崎医療福祉大学(63人/64人) 合格率:98.4%
5位 東京医科歯科大学(42人/43人) 合格率:97.7%
6位 東邦大学(40人/41人) 合格率:97.6%
7位 愛知県立医療技術大学(25人/26人) 合格率:96.2%
8位 北里大学(118人/124人) 合格率:95.2%
8位 名古屋大学(40人/42人) 合格率:95.2%
10位 信州大学(36人/38人) 合格率:94.7%

上記のランキングは、最新版の第67回臨床検査技師国家試験で、臨床検査技師の国家試験の総数の合格者数に基づいています。

上記の10選に入る大学以外にも、総数の合格率が90%を超える大学は多く、新卒の合格率が100%となった大学は多数あります。中には合格率が50%台と低い大学もありますが、ほとんどの大学が80%台です。

臨床検査技師資格取得が単位になる大学

国公立大学

国公立大学で、臨床検査技師資格取得が単位になる大学はありません。

私立大学

私立大学で、臨床検査技師資格取得が単位になる大学はありません。

臨床検査技師資格取得を支援する大学

北海道・東北

北海道大学 弘前大学 東北大学

関東・北関東

筑波大学 群馬大学 東京医科歯科大学
埼玉県立大学 つくば国際大学 国際医療福祉大学
群馬パース大学 埼玉医科大学 女子栄養大学
千葉科学大学 杏林大学 大東文化大学
帝京大学 東京工科大学 東邦大学
文京学院大学 明治薬科大学 麻布大学
北里大学 桐蔭横浜大学

東海・甲信越

新潟大学 金沢大学 信州大学
名古屋大学 静岡県立大学 新潟医療福祉大学
東海学院大学 中部大学 藤田医科大学

関西

京都大学 大阪大学 神戸大学
鈴鹿医療科学大学 長浜バイオ大学 関西医療大学
近畿大学 森ノ宮医療大学 神戸学院大学
神戸常盤大学 天理医療大学

中国

鳥取大学 岡山大学 岡山理科大学
川崎医療福祉大学 倉敷芸術科学大学 広島国際大学

四国

徳島大学 香川県立保健医療大学 愛媛県立医療技術大学

九州・沖縄

九州大学 熊本大学 琉球大学
純真学園大学 熊本保健科学大学 九州保健福祉大学

臨床検査技師資格取得に大学進学が有利な理由

臨床検査技師は、臨床検査技師の正規課程のある大学や専門学校、短大などで、課程を修了し、卒業するまたは卒業見込みで国家試験の受験資格を得られます。

専門学校や短大で受験資格を得ることもできますが、大学に進学すると「自分の大学に附属病院があれば、そこで病院実習を受けられる」「資格取得後、就職した際に大学卒の方が給料が良い」「臨床検査技師だけでなく、在学中に細胞検査士の資格取得ができる大学もある」などのメリットがあります。専門学校や短大へ進むメリットとしては、1年早く就職できるという点でしょう。

これらのメリットから、臨床検査技師の国家資格を取得するためには、大学進学が有利となります。

臨床検査技師資格概要

臨床検査技師の資格は、臨床検査技師国家試験に合格することで取得できます。臨床検査技師国家試験は厚生労働省が実施しており、緻密な作業が要求される臨床検査技師の特徴が現れた試験内容です。

臨床検査技師の国家試験受験資格は、臨床検査技師養成課程のある大学や専門学校、短大で正規の課程を学び修了し、卒業または卒業見込みで受験資格を得られます。臨床検査技師の国家試験に合格すると、臨床検査技師免許の申請をすることができます。

臨床検査技師の国家試験は、例年2月ごろに行われ、試験地は北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県と全国の大都市で会場があります。

受験資格

厚生労働省に記載されている、臨床検査技師国家試験の受験資格の内容をまとまると、以下になります。

高校を卒業後、大学の学部(医療系など)や3年生の短大の臨床検査学科などで正規の課程を修了、あるいは専門学校の養成課程、都道府県知事指定の養成所(3年以上在籍)を卒業すると、臨床検査技師の国家試験受験資格を得ることができます。
また、大学で獣医学系・薬学系学部で臨床検査技師に必要な科目を履修し、卒業した場合も国家試験受験資格を得ることができます。

受験料

◆受験料…11,300円

◆合格後の臨床検査技師免許の取得申請…9,000円分の登録免許税(収入印紙)

試験内容

厚生労働省が実施する臨床検査技師の試験科目は、

  • 医用工学概論(情報科学概論及び検査機器総論を含む。)
     -医用工学の基礎知識、検査機器の原理や構造などの物理学が中心の問題
  • 公衆衛生学(関係法規を含む。)
     -生活の質の維持向上に必要なもの、医療従事者としての必要な知識や情報、臨床検査技師の定義や業務内容、罰則、法律などに関する問題
  • 臨床検査医学総論(臨床医学総論及び医学概論を含む。)
     -医学の基礎知識、さまざまな疾患と関連付けて臨床検査の役割や検査の意義を問う問題
  • 臨床検査総論(検査管理総論及び医動物学を含む。)
     -さまざまな臨床検査学の基礎知識、臨床検査の意義や役割から管理、寄生虫病や感染症などのさまざまな病理体の基礎知識の問題
  • 病理組織細胞学
     -病気の原因や発生機序、病気の診断を確定することを目的とした検査に関する問題
  • 臨床生理学
     -人体を構成する組織や器官がどのような役割を持ち活動をしているのか、解剖や生理学全般を理解しているかを問う問題
  • 臨床化学(放射性同位元素検査技術学を含む。)
     -化学的観点から、臨床的な意義を持つ生体成分を調べる知識、放射性同位元素や放射線に関する問題
  • 臨床血液学
     -血液の成分や機能、血液疾患や血液の検査方法に関する問題
  • 臨床微生物学
     -微生物の構造や病原性の基礎知識、感染症の診断や治療の知識に関する問題
  • 臨床免疫学
     -免疫の仕組みや免疫学的検査が有用な疾患に関する問題

これらの10科目が出題されます。

試験の問題形式は、五肢択一または五肢択二形式で、解答形式はマークシート方式です。
合格基準は、200点中120点以上で合格となります。

有利な就職業種・就職業界一覧

臨床検査技師国家試験に合格し、臨床検査技師免許を取得後は、就職してすぐに臨床検査技師として活動できます。

臨床検査技師として就職する業界や業種は、医療に関する業種への就職が全体の大多数を占め、病院や個人病院、クリニックなどの医療施設で勤務することが一般的です。代表的な就職先としては、健診センター、保健所、大学や専門学校などの教育機関、製薬会社、医療機器メーカーなどが挙げられます。

臨床検査技師になる為に志望大学合格をめざす受験生の皆さんへ

臨床検査技師は緻密な作業が求められるため、コミュニケーション能力や正確性、分析力、探究心などが求められます。臨床検査技師の資格取得ができる大学は、日本全国で約50校ほどで、決して多くはない数です。根気強く向上心を持って勉強に取り掛かり、臨床検査技師の資格取得までの道のりの第一歩となる受験を乗り越えましょう。

臨床検査技師資格取得を目指す方へ。第一志望大学合格へ導くオーダーメイドの受験対策カリキュラムを提供して合格に導きます。

じゅけラボでは、生徒1人1人に合わせたオーダメイドのカリキュラムで、どの学力レベルからでも第一志望の大学合格を目指すことができます。国公立・難関私立大学も塾や予備校に通塾せずに独学で合格できるカリキュラムとサポートであなたを第一志望合格へ導きます。臨床検査技師の資格取得を目指して大学受験を目指す方のサポートを行います。

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②現在の学力から志望校に合格するためのオーダーメイドカリキュラム

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じゅけラボ予備校のカリキュラムは、生徒一人一人の現在の学力と志望校合格に必要な学力レベルに合わせてオーダーメイドでカリキュラムを組みます。
まず入会時に現状分析のテストを受けていただき、現時点の生徒の学力と受験までの残りの日数を踏まえた上で、生徒に完全に合わせたオーダーメイドのカリキュラムを作成いたします。
これにより、第一志望大学合格に必要な勉強に効率的に取り組む事が出来るので、カリキュラム(学習計画表)通りに課題をこなしていくと着実に成果が出るようになっています。

③学習方法と勉強法を具体的に指示するので一人でも大学受験勉強を進めていくことができる

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第一志望大学合格に最も必要なのは、日々の自主学習です。 大学受験は特に自分で勉強をする時間がとても長くなります。

毎日自分で知識のインプットとアウトプットを積み重ねることが第一志望大学合格への最短ルートです。 じゅけラボ予備校の大学別受験カリキュラムでは、現在の学力から第一志望大学に合格する為に必要な参考書と問題集の選別、そして問題集ごとに勉強のやり方まで具体的に指示しています。 通常の予備校や塾では、自主学習部分は生徒に丸投げになっているケースも多く効果的な学習ができていない生徒も非常に多くいます。

これでは、単純に授業や講義を受けているだけで、実際に日々の学習が生徒の志望校合格に近づいているのかどうかがわかりにくい状態が続きます。 目に見える成果がない状態で受験勉強を続けるとモチベーションを維持するのは非常に難しく、一度挫折をしてしまうと置いてけぼりになってしまう可能性が高くなります。

じゅけラボ予備校は絶対にあなたを一人にしません。 1日単位でどの教材を何ページ進めるという指示から、その教材をどのように進めるのかを具体的に、明確に指示しています。

これによって自宅での勉強内容、勉強法、勉強の進め方において迷うことはなく、高いモチベーションが維持しやすくなります。 その結果、毎日カリキュラムに従って勉強を進めていくだけで、志望校合格に向けて着実に学力がついていきます。

臨床検査技師資格取得の為の第一志望大学合格に是非じゅけラボ予備校をご利用ください。

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