司書資格と難易度について
司書とは、正式名称を「図書館司書」といい、おもに公立の図書館での利用者登録、図書の貸出や読書案内、分類、蔵書目録の作成などを行う図書館業務の専門職員のことです。
司書の資格取得は、文部科学省が指定する司書資格取得に必要な科目を大学や司書講習で履修・修了することが必要です。図書館司書の資格取得には、下記の方法があります。
- 大学(短大含む)で図書館に関する科目を履修し、卒業する
- 大学(短大含む)または高等専門学校を卒業し、約2ヶ月の司書の講習を修了する
- 3年以上司書補として勤務を経験し、司書の講習を修了する
司書課程がある大学や短大では、図書館に関する科目の単位取得で司書資格を得ることができます。司書講習を受ける場合は、大学で実施される約2ヶ月の集中講習に通う必要があり、社会人として働いている場合は、働きながら講習を修了する必要があります。司書の資格取得には通信教育も利用できますが、図書館司書の講習は自宅以外で大学での講義を受けることが必要です。通信教育は、全て自宅で済ませることができませんが、さまざまな人の事情に合った方法で司書講習修了を目指すことができます。
司書に関する制度上の比較と難易度
ここでは、司書(「図書館司書」)に関する内容がメインですが、制度上関連する資格として、「司書補」「学校司書」「司書教諭」などもあります。 「司書補」は、公立の図書館において司書を補助する専門職です。司書補の資格取得には、大学および短大で図書館に関する科目を履修するか、講習を修了する必要があります。
「学校司書」は、学校図書館の職務に従事する“学校事務職員”とした位置づけです。資格について制度上の定めはなく、各地方公共団体において司書資格や司書教諭資格などが必要です。
「司書教諭」は、教諭として働きながら学校図書館の運営や読書指導などを行う教師です。司書教諭の資格取得には、通常の教員免許を得るほか、大学などで司書教諭講習を受ける必要があります。また、司書教諭として勤務するためには、教諭として採用された後に学校から司書教諭として任命される必要があります。
司書の資格取得には、資格試験を受ける必要はありません。大学在学中であれば、司書養成科目のレポート提出や試験勉強が必要です。図書館司書の講習は、講義や面接が行われます。司書講習も、レポートの提出が必要です。ただテキストを読むだけではないため、難易度が高めです。大学における司書課程も図書館司書の講習も、「継続力」が重要です。「司書教諭」を目指す場合は、教員免許の取得も必要のため、一番難易度が高いです。
必要な勉強時間
大学在学中に図書館司書の資格取得を目指す場合
大学に2年以上在学し、図書館に関する科目を合計15科目26単位以上の全ての取得が必要です。シラバスに従い授業を受けるため、組み合わせ次第で単位の取得に時間がかかります。勉強時間は、授業時間を除いてテスト勉強やレポート作成で毎回1~2時間はかかるでしょう。
司書の講習を受ける場合
大学や短大、高等専門学校を卒業した社会人の方は、毎年7~9月の約2ヶ月で実施される全国の約14大学の集中講座を受けることができます。講座の時間を除いてレポート作成や面接の練習、勉強で1日1~2時間は必要です。集中講座でレポートや面接を通過すると、司書の資格取得となります。
合格率
司書の資格は既定の講習を受けたり、大学で規定の単位を修了することで取得できます。そのため、合格率はほぼ100%です。しっかり勉強し、レポートなどの提出物や大学の試験を落とすようなことがなければ大丈夫です。
司書になるには?司書が取れる大学の主な学部
司書は、司書資格が取得できる大学や短大に進学する、または司書講習を受けて取得しましょう。注意が必要なのは、「司書教諭」の免許を取得する場合です。「司書教諭」は、教員免許が取得でき、かつ司書教諭講習科目が受講できる大学や短大への進学が必要です。
司書が取れる大学の主な学部は、文学部、教育学部、社会学部、生活科学部と幅広いです。
司書資格取得者が多い大学ランキング10選
司書の資格取得者数を公開している大学は、ほとんどありません。
近畿大学や青山学院大学、同志社女子大学、愛知淑徳大学、学習院大学などが取得者数を公開しています。近畿大学は通信教育を実施しているため、司書資格の取得者数が一番多いです。
司書資格取得が単位認定になる大学はありません。
司書資格取得が単位になる大学
国公立大学
国公立大学で、司書資格取得が単位になる大学はありません。
私立大学
私立大学で、司書資格取得が単位になる大学はありません。
図書館司書資格取得を支援する大学
北海道・東北
札幌国際大学 | 藤女子大学 | 北海学園大学 |
稚内北星大学 | 青森大学 | 富士大学 |
盛岡大学 | 東北学院大学 | 東北福祉大学 |
宮城学院女子大学 | いわき明星大学 |
関東・北関東
筑波大学 | 千葉大学 | 東京大学 |
東京学芸大学 | 常磐大学 | 作新学院大学 |
高崎健康福祉大学 | 跡見学園女子大学 | 埼玉学園大学 |
十文字学園女子大学 | 駿河台大学 | 聖学院大学 |
獨協大学 | 文教大学 | 川村学園女子大学 |
聖徳大学 | 和洋女子大学 | 放送大学 |
青山学院大学 | 亜細亜大学 | 大妻女子大学 |
学習院女子大学 | 共立女子大学 | 慶應義塾大学 |
國學院大學 | 国士舘大学 | 実践女子大学 |
昭和女子大学 | 昭和音楽大学 | 白百合女子大学 |
清泉女子大学 | 専修大学 | 大正大学 |
大東文化大学 | 玉川大学(※) | 中央大学 |
帝京大学(※) | 帝京平成大学(※) | 東海大学 |
東京家政大学 | 東京農業大学 | 東洋大学(※) |
二松学舎大学 | 日本大学 | 日本女子大学 |
文化学園大学 | 法政大学(※) | 武蔵野大学 |
明治大学 | 明星大学 | 立教大学 |
立正大学 | 和光大学 | 早稲田大学 |
関東学院大学 | 相膜女子大学 | 鶴見大学 |
東洋英和女学院大学 | 八洲学園大学(※) |
東海・甲信越
都留文科大学 | 静岡文化芸術大学 | 山梨英和大学 |
岐阜女子大学 | 中部学院大学 | 常葉大学 |
愛知大学 | 愛知学院大学 | 愛知淑徳大学 |
金城学院大学 | 椙山女学園大学 | 中京大学 |
東海学園大学 | 南山大学 | 皇学館大学 |
金沢学院大学 |
関西
三重大学 | 京都大学 | 大阪教育大学(教育学部) |
神戸市外国語大学 | 大谷大学 | 京都外国語大学 |
京都学園大学 | 京都華頂大学 | 京都光華女子大学 |
京都産業大学 | 京都女子大学 | 京都精華大学 |
京都橘大学 | 京都ノートルダム女子大学 | 同志社大学 |
同志社女子大学 | 花園大学 | 佛教大学(※) |
立命館大学 | 龍谷大学 | 大阪大谷大学 |
大阪学院大学 | 大阪芸術大学(※) | 大阪樟蔭女子大学 |
関西大学 | 関西外国語大学 | 近畿大学(※) |
相愛大学 | 帝塚山学院大学 | 梅花女子大学 |
羽衣国際大学 | 阪南大学 | 桃山学院大学 |
大手前大学 | 甲南大学 | 甲南女子大学 |
神戸松蔭女子学院大学 | 神戸女子大学 | 神戸親和女子大学 |
近大姫路大学(※) | 武庫川女子大学 | 帝塚山大学 |
天理大学 | 奈良大学 |
中国
山口大学 | 島根県立大学 | 山口県立大学 |
岡山学院大学 | 就実大学 | 山陽学園大学 |
ノートルダム清心女子大学 | 広島女学院大学 | 広島文教女子大学 |
安田女子大学 | 梅光学院大学 |
四国
四国大学 | 徳島文理大学 | 松山大学 |
九州・沖縄
九州大学 | 九州国際大学 | 九州産業大学 |
九州女子大学 | 久留米大学 | 活水女子大学 |
長崎純心大学 | 熊本学園大学 | 尚絅大学 |
別府大学 | 鹿児島国際大学 | 志學館大学 |
沖縄国際大学 |
(※)は通信過程設置大学
司書資格取得に大学進学が有利な理由
司書の資格は、司書養成課程のある大学や短大での指定科目を履修・修了すること、または大学・短大または高等専門学校を卒業して司書講習を受講する必要があります。そのため、大学進学前に司書の資格を取得することはできません。高卒および中卒の場合は、先に司書補の資格取得が必要です。
司書の資格取得後は、専門試験や地方公務員行政職に合格し、公立図書館に配属されます。ただし、毎年1万人以上の資格取得者がいますが、募集人数は若干名のため、司書として実際に就職できる人はごくわずかで倍率が非常に高いです。
司書資格概要
司書は、正式名称を「図書館司書」といい、おもに公立の図書館で教育や文化の面で行われる市民サービスを行う専門職員です。図書館における市民サービスとは、図書の貸出や読書の普及・促進のイベントの催し、本の読み聞かせなどをさします。資料の選択や分類、蔵書目録の作成といった専門的な事務作業もあります。
司書は文部科学省による国家資格ですが、国家試験がないことが特徴です。司書の資格取得には、大学や短大で図書館に関する科目の履修、または講習を修了する必要があります。
受験資格
- ①大学(短大含む)で図書館に関する科目を履修し、卒業する
- ②大学(短大含む)または高等専門学校を卒業し、約2ヶ月の司書の講習を修了する
- ③3年以上司書補として勤務を経験し、司書の講習を修了する
受験料
上記の3つからどれを通るかにより、図書館司書の資格取得に必要な費用が異なります。
- ①の場合、大学や短大に通うため学費などが必要です。大学の通信教育を受ける場合は、約10~15万円程度が相場です。
- ②の場合、司書講習の受講料やテキスト代が必要です。受講料やテキスト代などを合計すると、約15~20万前後の費用がかかります。
- ③の場合、司書補の講習と司書講習の受講が必要です。司書補の講習は約8~9万円で、司書講習が②と同様で約15~20万円、合計で30万程度が必要です。
試験内容
司書の資格には、国家試験はありません。司書講習の中でレポートの提出、大学や短大の図書館に関する科目の単位取得に必要な試験やレポートの提出があります。
有利な就職業種・就職業界一覧
司書の資格は、おもに図書館での仕事で活かせることができ、一般企業などの就職にはあまり関係がありません。司書は本の知識が必要とされるため、書籍に関する仕事、書籍の編集、書店などの関連業種・業界での就職に少し役立つかもしれません。
図書館司書は、正規の職員採用の枠は狭く無資格でも募集がありますが、ほとんどで司書資格の所持が条件とされます。そのため、図書館での勤務を目指す場合は、司書の資格を取得したほうがいいでしょう。
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