秘書検定 資格を取得するには?
資格取得を支援する大学と
受験対策

秘書検定資格と難易度について

秘書検定とは、正式名称を「秘書技能検定試験」といい、社会に出て働く上で必要とされる、基本的な常識や人柄を身につけることができる検定試験です。

公益財団法人 実務技能検定協会が運営・実施している「ビジネス系検定」の1つで、年間約12万人が受験しています。文部科学省後援の資格で、誰でも挑戦することができます。技能は3級・2級・準1級・1級となります。試験問題は「筆記試験」と「面接試験」があり、3級と2級は筆記試験のみで、準1級から面接試験もあります。

秘書検定の資格取得支援がされている大学は、対策講座があります。団体受験で大学のキャンパス内で受験することも可能です。大学により異なるため、広報などに問い合わせましょう。秘書検定は、近年CBT試験も導入され、コンピュータを使用して、秘書検定(2級・3級)は47都道府県にある280以上のテストセンターで、都合のいい時に受験が可能です。その他、ビジネス系検定には、ビジネス文書検定、ビジネス実務マナー検定、サービス接遇検定などがあります。

CBS(国際秘書)検定は、一般社団法人 日本秘書協会が行う検定で、秘書検定とは別です。

各級位における技能の難易度

3級

基本的な職場常識。秘書として、上司が効率よく仕事を遂行するために必要なことが問われます。一般常識や基本的なビジネスマナーなどの最低限の知識。高校生が多く受験しています。

2級

3級より少し複雑な場面設定。電話対応や接客、効率のよい仕事の仕方や優先順位などの応用力が問われます。接客用語が正しく使えるか、社内外の文書作成ができるか、など。大学生の受験が多く、就職で役立つことから、社会人の受験も多いです。

準1級

中堅の秘書像のレベル。上司や後輩と対象が広がり、さまざまな場面での的確な判断力や対応力が求められます。試験が一次試験(筆記試験)と二次試験(面接試験)に分かれ、二次試験は一次試験合格者のみが進めます。筆記試験合格後の面接試験では、人柄の表現力が問われます。専門的な知識や相応しい話し方・動作・態度など。就職面接対策にとても有効です。

1級

先を読んでサポートする上級の秘書の能力が求められます。上司が携わっている仕事を理解し、今何をすべきか判断し行動できる力が問われます。準1級と同様に、一次試験(筆記試験)と二次試験(面接試験)に分かれます。筆記試験はすべて記述問題になり、面接試験は報告・応対に関する質疑応答の内容や、余裕と自信のある態度など、知識と技能の両面で難易度が高くなります。現役秘書の方や、社会人の方が、日ごろの仕事の仕方を振り返るための受験が多いです。

必要な勉強時間

1日に平均1時間の勉強時間が確保できる場合

秘書検定3級と2級は、検定試験の難易度は違いますが、出題科目と問題数が同じため、約1ヶ月で身につきます。1時間も勉強時間が取れない場合は、3ヶ月はかかるでしょう。

準1級は、3級・2級のように1ヶ月の勉強で合格できるような内容ではありません。筆記試験対策の勉強で、約3ヶ月はかかります。筆記試験が終わると、面接試験が1ヶ月後に行われます。面接試験が行われるまでの1ヶ月で、面接試験対策をしましょう。面接が苦手な方は、もっと早めからの対策が必要かもしれません。

1級は、準1級と同様に3~4ヶ月の勉強時間と、面接試験対策が必要です。しっかりと身につけたい場合には、6ヶ月はかかるでしょう。

<合格率>

3級…6~7割前後、2級…5割前後、準1級…4割前後、1級…2~3割前後

秘書検定資格を取得するには?秘書検定資格が取れる大学の主な学部

秘書検定は、一般企業だけでなく、医療福祉分野・司法分野・商社・外資系・多国籍企業などの就職活動に有利です。そのため秘書検定は、就職したい業種の関連分野が学べる大学・学部に進学して取得するのがベストです。

秘書検定が取れる大学の主な学部を具体的に上げるとすれば
・医療・福祉関連の学部 ・法学部 ・国際関係学部 ・外国語学部 ・文学部 ・社会系学部 ・経営学部 ・経済学部 などです。

秘書検定資格取得者が多い大学は?

秘書検定の資格取得者を公開している大学はほとんどありません。ただし秘書検定の3級から1級までの受験者の割合は、約4割が大学生です。

大学の資格取得プログラムとして、秘書検定の資格講座が学内で開講されていることも多いです。秘書検定資格取得が単位認定になる大学は少ないですが、日本大学や阪南大学、日本経済大学など幅広い大学で、報奨金が支給されることがあります。秘書検定2級以上で報奨金が支給される場合が多いです。

秘書検定資格取得が単位になる大学

国公立大学

国公立大学で、秘書検定資格取得が単位になる大学はありません。

私立大学

産業能率大学 通信教育課程(2級以上)
広島修道大学(1級・準1級)
羽衣国際大学(2級以上)
城西大学(2級・3級)※JUキャリアラウンジの資格取得講座の受講で卒業単位の一部に認定
嘉悦大学(2級以上)
流通科学大学(2級・準1級)
高松大学(2級・準1級)
摂南大学(外国語学部 準1級・1級)
新潟経営大学(2級以上)
名古屋学院大学(2級)※資格取得プログラム受講で単位認定(現代社会学部・国際文化学部は対象外)
明海大学(2級以上) など

秘書検定資格取得を支援する大学(四大)

北海道・東北

釧路公立大学

関東・北関東

埼玉学園大学 跡見学園女子大学 産業能率大学
千葉経済大学 共栄大学 文化学園大学
淑徳大学 東京富士大学 敬愛大学
文京学院大学 杏林大学 和光大学
秀明大学 東京家政大学 常磐大学
高千穂大学 愛国学園大学 文教大学
拓殖大学 駿河台大学 常磐大学
日本大学 明海大学 東洋学園大学
城西国際大学 共愛学園前橋国際大学

東海・甲信越

名古屋商科大学 山梨学院大学 敬和学園大学
名古屋学院大学 四日市大学 中京学院大学
椙山女学園大学 大同大学 愛知東邦大学

関西

大谷大学 神戸海星女子学院大学 日本経済大学
芦屋大学 奈良大学 京都光華女子大学
流通科学大学 関西国際大学 大阪樟蔭女子大学
京都先端科学大学 神戸女子大学 阪南大学
四天王寺大学 高野山大学 帝塚山学院大学

中国・四国

川崎医療福祉大学 環太平洋大学 岡山商科大学

九州・沖縄

長崎外国語大学 九州共立大学 福岡平成大学
福山大学 尚絅大学 西南女学院大学
沖縄職業能力開発大学校

秘書検定資格取得に大学進学が有利な理由

秘書検定は、秘書になりたい人のためだけの資格ではありません。社会人の常識やビジネスマナーが学べる資格です。推薦入試やAO入試などで、“自分の能力を高めるため”、または“将来なりたい職業に役立つ知識を得るため”に資格取得したという「意欲」を伝えることもでき、資格に合格できた能力がある事も証明できます。これが大学進学や就職で有利となる理由です。大学の他にも、専門学校や短期大学で秘書検定の資格取得による単位認定もあるため、どの進路にも役立ちます。

秘書検定受験概要

秘書検定は、社会に出て働く人に必要な基本的な常識を、秘書技能という名称で検定問題として出題しています。ビジネス系検定の1つで、「表情」「態度」「振る舞い」「言葉遣い」「話し方」など、相手に「感じがよい」という印象を与えられる人の育成を目指しています。

受験対象資格グレード

3級、2級、準1級、1級

受験料

資格グレード 受験料
1級 6,500円
準1級 5,300円
2級 4,100円
3級 2,800円
準1・2級(併願) 9,400円
2・3級(併願) 6,900円
  • 1級…6,500円
  • 準1級…5,300円
  • 2級…4,100円
  • 3級…2,800円
  • 準1・2級(併願)…9,400円
  • 2・3級(併願)…6,900円

※1級・準1級の併願申し込みはできません

試験内容

3級・2級…筆記試験

準1級・1級…筆記試験、二次試験(面接試験)

<筆記試験の内容>

筆記試験は、全級で「理論」と「実技」に領域区分されます。それぞれの試験が60%以上で合格。

「理論」…必要とされる資質、職務知識、一般知識

「実技」…マナー・接遇、技能

<出題形式>

2級・3級…問題数は35問。マークシートの選択問題(31問 5肢択一)と記述問題(4問)

準1級…問題数は23問。マークシートの選択問題(14問 5肢択一)と記述問題(9問)

1級…問題数は17問。すべて記述問題

<面接試験の内容>

準1級・1級…ロールプレイング

秘書的業務担当者としての、態度、振る舞い、話の仕方、言葉遣い、物腰、身なりなどの適性が問われます

①一般的なあいさつ(自己紹介)ができる ②上司への報告ができる ③来客対応ができる 

秘書検定資格があると有利な就職業種・就職業界一覧

業界問わず、一般企業や医療福祉分野・司法分野・商社・外資系・多国籍企業などの事務系全般で使えるでしょう。

ビジネスシーン全般で使うことができ、幅広いビジネススキルを網羅した検定のため、どんな会社にもビジネススキルを証明することが可能です。履歴書に書くためには、2級をとっておきましょう。

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②現在の学力から志望校に合格するためのオーダーメイドカリキュラム

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③学習方法と勉強法を具体的に指示するので一人でも大学受験勉強を進めていくことができる

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