2026年度大学入学共通テスト
物理基礎の傾向から考察

本ページでは以下のことがわかります。
2025年入試から、課程が新課程となりました。また、大学入学共通テストは5年目となり、知識の量ではなく、応用力や分析力を問う傾向が定着してきました。
ここでは大学入学共通テスト 化学基礎の対策について、2025年度の共通テスト出題傾向などを解説していきます。共通テストの傾向をしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。
2026年度の物理基礎はどのようになっていたのでしょうか。
項目ごとに解説します。
2026年度大学入学共通テストの物理基礎は、前年度の平均点と比較すると大きく上昇しました。平均点は34.68点で、2025年度の24.78点から9.90点上がっています。
| 科目 | 満点 | 2025年度平均点 | 2026年度平均点 | 前年度との差 |
|---|---|---|---|---|
| 物理基礎 | 50 | 24.78 | 34.68 | +9.90 |
そのため、2026年度の物理基礎は、全体としてはかなり得点しやすい科目だったといえます。実際の受験状況を見ても、物理基礎は理科基礎科目の中でも比較的得点源にしやすい傾向が続いています。
ただし、平均点が高い年であっても、物理基礎で満点近くを取るには、単なる公式暗記だけでは不十分です。問題文を正確に読み取り、実験や日常的な物理現象に公式を当てはめて考える力が必要になります。

2026年度の共通テスト物理基礎は、前年までと同様に、基礎的な知識をもとにして、計算力・思考力・読解力を問う問題が出題されました。
物理基礎は、基本的な公式や知識がそのまま問われるだけでなく、問題文の状況設定を読み取り、「どの公式を使うのか」「どの物理量に注目するのか」を判断する力が求められます。
2026年度は平均点が高く、物理基礎全体としては得点しやすい問題構成でした。基礎事項をしっかり固め、標準的な共通テスト対策問題に取り組んでいれば、7割程度の得点は十分に狙いやすい内容だったといえます。
一方で、8割以上や満点を安定して狙う場合には、計算ミスを減らすこと、グラフや表の読み取りに慣れること、実験や日常現象を題材にした問題にも対応できることが重要になります。
2027年度も、物理基礎では特定分野に偏った対策ではなく、力学・熱・波・電気などの基本事項を幅広く押さえることが必要です。特に、公式の暗記だけで終わらせず、「なぜその公式を使うのか」「問題文のどこに注目すればよいのか」を意識した学習が重要になります。

2026年度共通テスト物理基礎は、50点満点で出題されました。
2027年度入試でも、大学入試センターの発表では、理科の基礎科目は「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」の中から2つを選択解答する形式で、各科目の配点は50点です。
物理基礎は、短時間で高得点を狙える可能性がある一方、計算問題や読解を伴う問題で失点しやすい科目でもあります。特に文系受験生の場合、数学的な処理や単位の扱いに苦手意識があると、基本問題でも点を落とすことがあります。
そのため、配点が50点だからといって後回しにせず、早い段階から少しずつ基礎を固めておくことが大切です。
2026年度共通テスト物理基礎の出題傾向
2026年度共通テスト物理基礎では、基礎的な知識確認に加えて、計算、図表の読み取り、実験や身近な現象を題材とした問題が出題されました。
物理基礎は、出題範囲そのものは広すぎるわけではありませんが、各分野からバランスよく出題されるため、苦手分野を残すと失点につながりやすい科目です。
特に、力学は出題されやすく、物理基礎全体の土台にもなります。速度・加速度・力のつり合い・運動方程式・仕事とエネルギーなどは、優先的に理解しておきましょう。

2027年度の物理基礎も、これまでと同様に、基本知識を前提としながら、問題文の読み取りや状況判断を求める出題が中心になると考えられます。
2026年度は平均点が高く、比較的解きやすい問題が多かったと考えられます。しかし、得点しやすい年度であっても、十分な対策をしていなければ、計算ミスや読み違いによって大きく失点する可能性があります。
物理基礎では、次のような力が重要です。
・基本公式を正しく覚えていること
・単位や比例関係を正しく理解していること
・問題文から必要な情報を抜き出せること
・図やグラフの意味を読み取れること
・典型問題を素早く処理できること
また、共通テスト全体の傾向として、7割程度は狙いやすい問題構成であっても、8割以上の高得点を安定して取ることは簡単ではありません。物理基礎だけでなく、英語・数学・国語・社会・情報なども含めて、満遍なく対策していく必要があります。
下記の対策を参考にして、入念に準備を進めましょう。
共通テスト物理基礎の問題傾向や配点などをお伝えしてきました。それでは、どのように準備・対策をしていけばよいのでしょうか。
ここでは、共通テスト物理基礎のおすすめの勉強法を紹介します。
2026年度の物理基礎は平均点が高く、しっかり対策すれば得点源にしやすい科目でした。2027年度も、基礎を徹底すれば7割以上を狙いやすい科目になる可能性があります。
ただし、簡単だからといって直前まで放置してよいわけではありません。物理基礎は、公式を覚えるだけでなく、問題文の状況を読み取り、正しい公式を選んで使う必要があります。

共通テストの物理基礎では、思考力や応用力を問う問題も出題されますが、その前提として基礎知識が必要です。
まずは、教科書レベルの公式・用語・単位を正確に覚えましょう。特に、力学、熱、波、電気の基本公式は、意味まで理解して使えるようにしておく必要があります。
公式を丸暗記するだけではなく、「どのような場面で使う公式なのか」「比例・反比例の関係はどうなっているのか」「単位はどうなるのか」まで確認しておきましょう。
物理基礎は出題範囲が比較的コンパクトですが、苦手分野を残すと大きな失点につながります。
特に、力学が苦手なままだと、物理基礎全体の得点が安定しにくくなります。速度、加速度、力のつり合い、仕事とエネルギーなどは、早い段階で基本問題を繰り返し解き、確実に理解しておきましょう。
また、熱・波・電気の分野も、用語暗記だけではなく、典型的な計算問題まで解けるようにしておく必要があります。
できない問題が出てきたときは、解説を読んで終わりにせず、「どの知識が不足していたのか」「どの読み取りを間違えたのか」を確認しましょう。
共通テスト物理基礎では、難関大学の二次試験のような高度な問題演習よりも、教科書レベルから共通テスト標準レベルまでの内容を確実にすることが重要です。
特に、物理基礎を共通テストのみで使う受験生は、難しい問題集に手を出しすぎるよりも、基本的な参考書や学校配布の問題集を徹底するほうが得点につながりやすいです。
1冊の教材を使って、公式確認、基本問題、共通テスト形式の演習まで繰り返し取り組みましょう。
基礎を押さえたら、共通テスト形式の演習に取り組みましょう。
物理基礎は、知識を持っていても、問題文が長くなったり、図表や実験設定が出てきたりすると、正しく解けないことがあります。そのため、過去問・模試・予想問題集を使って、共通テスト特有の聞かれ方に慣れることが大切です。
また、2026年度のように得点しやすい年度であっても、時間配分や計算ミスで失点すると高得点は取りにくくなります。演習の段階から、時間を測って解く練習をしておきましょう。
センター試験の過去問も、基礎知識の確認や典型問題の練習には活用できます。ただし、共通テストでは問題文の読解や資料の読み取りが重視されるため、最終的には共通テスト形式の問題で仕上げることが大切です。

文系の受験生で、共通テストのみ物理基礎を使う場合でも、できれば春から、遅くとも夏までには学習を始めておきたいところです。
2026年度の物理基礎は得点しやすい科目でしたが、だからといって直前期だけで安定して高得点が取れるとは限りません。物理基礎は、公式や用語を覚えるだけでなく、計算や問題文の読み取りに慣れる時間が必要です。
理想としては、夏までに一通りの基礎を終え、秋以降は共通テスト形式の演習に入れる状態を目指しましょう。
学習時間の目安は、基礎がある生徒であれば週1〜2時間程度からでも進められます。物理に苦手意識がある場合や、学校で十分に理解できていない場合は、早めに週2〜3時間程度を確保し、基本事項の復習から始めるのがおすすめです。
ただし、共通テスト全体では、英語・数学・国語・社会・情報なども含めて満遍なく対策する必要があります。物理基礎だけに時間をかけすぎず、志望校の配点や必要得点に合わせて学習時間を調整しましょう。

共通テスト直前期には、新しい難問に手を出すよりも、これまでに間違えた問題を解き直すことが重要です。
特に、何度も間違える問題は、公式の使い方や単位の扱い、問題文の読み取りに弱点がある可能性があります。解けなかった問題は、解答を見て終わりにせず、教科書や参考書に戻って原因を確認しましょう。
直前期に優先したい対策は、次の3つです。
・基本公式と単位の確認
・過去問や予想問題の解き直し
・時間配分と見直しの練習
また、物理基礎は比較的得点しやすい科目であるため、直前期の復習効果が出やすい科目です。計算ミス、符号ミス、単位の見落とし、選択肢の読み違いなどを減らすだけでも、得点を伸ばせる可能性があります。

物理基礎の問題集や参考書は、難しすぎるものよりも、自分の理解度に合ったものを選ぶことが大切です。
特に共通テストのみで物理基礎を使う場合は、教科書レベルの知識を確認でき、基本問題から共通テスト形式の問題まで段階的に取り組める教材がおすすめです。
問題集を選ぶときは、次の点を確認しましょう。
・公式や用語の説明がわかりやすい
・基本問題が十分に掲載されている
・共通テスト形式の問題に取り組める
・解説が詳しく、途中式や考え方が確認できる
・自分の学力に対して難しすぎない
人気の参考書や予想問題集を使うこと自体は悪くありませんが、何冊も中途半端に進めるより、1冊を繰り返して理解を深めるほうが得点につながりやすいです。
共通テスト物理基礎は、問題文や図表を読み取ったうえで、計算や判断を行う必要があります。そのため、時間配分を意識して解くことが重要です。
理科基礎は、2科目を合わせて受験する形式です。物理基礎1科目あたりの解答時間の目安は、約30分と考えておくとよいでしょう。

共通テスト物理基礎の時間配分例は下記のとおりです。
試験時間は、物理基礎1科目あたり約30分を目安に考えます。
大問1 8分
大問2 9分
大問3 9分
見直し 4分
合計 30分
上記はあくまで目安です。
得意な分野は短時間で解き、苦手な分野や計算量の多い問題に少し時間を残すようにしましょう。また、見直しの時間を最初から確保しておくことで、計算ミスやマークミスを防ぎやすくなります。
上記はあくまで目安です。
得意な問題傾向の設問は時間を短縮して、苦手問題傾向の設問には時間を余分にとるなどの調整は必要になります。あと、見直しの時間も最初から考慮した時間配分で取り組めるとミスもなくなり高得点に繋がります。
時間内に解ききるためのコツをいくつかご紹介します。
まず設問や選択肢を先に確認し、「何が問われているか」を把握したうえで問題文を読みましょう。
物理基礎では、問題文のすべてを同じ重さで読むのではなく、必要な条件や数値、図表の意味を素早くつかむことが大切です。
特に、グラフ・表・実験設定が出てくる問題では、先に設問を確認することで、どこに注目すればよいかが分かりやすくなります。
わからない問題にこだわりすぎると、解ける問題に使う時間がなくなってしまいます。
物理基礎は、基本問題を確実に取ることが得点安定につながる科目です。難しいと感じた問題や、計算に時間がかかりそうな問題は一度飛ばし、解ける問題から先に解きましょう。
特に、7割前後を目標にする場合は、難問にこだわるよりも、基本問題・標準問題を確実に取ることが重要です。
一方で、8割以上や満点を目指す場合は、飛ばした問題に戻る時間を確保し、計算ミスや読み違いを見直すことが必要です。

物理基礎は、理科基礎科目の中でも、基礎を固めれば得点源にしやすい科目です。2026年度も平均点が高く、しっかり対策した受験生にとっては点を取りやすい問題構成でした。
独学で高得点を目指す場合は、次の流れで進めるとよいでしょう。
まず、教科書や参考書で公式・用語・単位を確認します。次に、基本問題を繰り返し解き、公式の使い方を身につけます。その後、共通テスト形式の問題で、読解・図表・実験設定に慣れていきます。
独学で注意したいのは、解説を読んで「分かったつもり」になることです。物理基礎は、実際に自分で式を立て、数値を代入し、答えを出す練習をしなければ得点につながりません。
また、志望校によって必要な得点は異なります。非難関の国公立大学であれば、物理基礎を含めた得点しやすい科目で共通テストの得点を稼ぐことが合格可能性を高めることにつながります。
一方、旧帝大や都市部の難関公立大学など、共通テストで8割以上が必要になる大学を目指す場合は、物理基礎だけでなく、英語・数学・国語・社会・情報まで含めて高い完成度が求められます。さらに、早い段階から二次試験対策も進める必要があります。
物理基礎は、物理の中でも基本的な内容を扱う科目です。力学を中心に、熱、波、電気などの基礎的な内容が出題されます。
一方、物理は出題範囲が広く、問題の難易度も高くなります。計算量も多く、より深い理解が必要です。
物理基礎は、文系受験生が理科基礎として選択することも多く、共通テストで得点源にしやすい科目です。ただし、基本的な科目であるからこそ、計算ミスや公式の使い分けで差がつきます。
物理基礎で高得点を取るには、難しい問題を解く力よりも、基本事項を正確に理解し、標準的な問題を素早く確実に解く力が重要です。

理科の基礎科目はどれを選ぶべき?
理科基礎科目は、特別な理由がある場合を除いて、学校で履修した科目や、自分が得意な科目を選ぶのが基本です。
一般的には、生物基礎・化学基礎・物理基礎・地学基礎の中から2科目を選択します。
物理基礎は、計算や公式の扱いに抵抗がない生徒にとっては、得点源にしやすい科目です。2026年度も得点しやすい傾向が見られたため、基礎をしっかり固めれば高得点を狙いやすい科目といえます。
ただし、今回得点しやすかったからといって、物理基礎だけを重点的に学習すればよいわけではありません。共通テストでは科目ごとに難易度の上下があるため、どの科目も満遍なく対策することが大切です。
また、科目選択では、他科目との相性も考えましょう。たとえば、地学基礎と地理は重なる考え方があり、情報と数学のデータ分野にもつながりがあります。このように、学習内容が重なる科目をうまく組み合わせると、効率よく得点を伸ばしやすくなります。
物理基礎を選ぶ場合は、計算問題に苦手意識がないか、力学の基本を理解できそうか、他の理科基礎科目とのバランスはどうかを考えて選択しましょう。
理科基礎科目は、2科目を合わせて60分で解くことが求められます。一科目あたり30分ですが、見直しも含めて30分に終わらせることでもう1つの科目に余裕を持って取り組めます。また、自分の得意科目、苦手科目によって、2科目の時間の比重を変えることも有用です。自分に合った時間配分を事前に考えておくようにしましょう。
また、わからない問題にこだわって時間がなくなってしまうとあとの大問をまるまる解けないということもありえます。わからない問題は潔く飛ばして、解ける問題から解いていきましょう。
共通テスト直前になったら、できなかった問題を繰り返し解き、確実に解けるようにしておきましょう。何度も間違ってしまう問題は、基本的なことが理解できていない可能性があります。放置すると他にも解けない問題が出てくる可能性があるため、さかのぼって復習することも忘れずに。
また、過去問や模試を使っての時間配分の確認も重要です。
せっかく解ける問題を時間切れで解けないのはもったいないので、時間内に解ききることができるようにトレーニングをしておきましょう。
基礎的な知識が身についていることを前提に、思考力や応用力を問われるというのが全教科・科目を通じての共通テストの傾向となっています。
他教科の共通テストの科目別問題傾向と対策も詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。
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