2022年度大学入学共通テスト
政治経済の傾向と対策

センター試験から大学入学共通テストに変わり、その違いや共通テストの対策の仕方に不安を感じている受験生が多いことでしょう。

ここでは、大学入学共通テストの政治経済対策について、2021年度(令和3年度)出題傾向やセンター試験からの変更点、共通テストの政経では何が求められるのか解説していきます。
2021年度共通テストの政経の問題傾向、センター試験との違いをしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

2021年共通テスト政治経済とセンター試験政治経済との違い

共通テストとセンター試験との違い

従来のセンター試験では知識量が問われていたのに対し、共通テストでは思考力・判断力・表現力や読解力などが求められるようになりました。
そのため、全科目で読解量が増加し、全体的に思考力が問われる問題が増える傾向にありました。

ただし、記述問題の導入実施は見送りとなり、センター試験同様マーク式問題のみでした。

共通テスト政治経済とセンター試験政治経済との出題範囲などの違い

共通テスト政治経済の配点は100点、解答時間は60分・大問数は4題で、センター試験との違いはありませんでした。また、解答方法は全問マーク式でこれもセンター試験と変わりありませんでした。

ただ、共通テスト政治経済の「問題作成方針」で発表されていたとおり、資料やデータ・図表から意味を読み取り、考察しなければいけない問題が増えました。
その変化に伴い問題のページ数がセンター試験より5ページ増え、反比例して設問数は3問少なくなりました。1問あたりにかかる時間が増えたということを示しており、資料やデータを精読しなければならない問題が増えたのがセンター試験との違いと言えます。

2021年度(令和3年度)大学入学共通テスト政治経済の問題傾向

大学入学共通テスト政治経済の傾向と対策

共通テスト政治経済の内容・問題の傾向

上述のとおり、共通テスト政治経済は思考力が必要な問題が増えました。読み込まないといけない資料が増え、単なる語句の暗記にとどまらず、複数の知識の組み合わせや論理的思考が必要とされるようになっています。

共通テスト政治経済の平均点・難易度

センター試験と比べ、文章選択問題が減り、複数の知識を組合せないと正解できない問題が増えました。資料の読み解き・考察問題が増え、設問数が減ったとはいえ一問にかかる時間は増えたことも合わせて、平均は前年より上がったとはいえ、難易度はやや高くなったと言えます。

各設問の解説・分析

大問数は4題。政治・経済・国際関係などの問題がバランスよく出題されました。

第1問  「望ましい社会の姿」に関する発表 24点

「政治・経済」の授業で発表するという形式で、「望ましい社会の姿」について考える設問でした。知識を基に正誤を判断する問題には正しいものを全て選ぶ形式も含まれており、知識に基づいて正答を導く必要がありました。計算問題は、落ち着いて取り組みましょう。

 

第2問 法と統治機構 26点

民主主義の基本原理と日本国憲法について、資料に基づいて解答する形式でした。資料として提示された文が比較的長く、ポイントを整理しながら読み取る必要がありました。例えば、問6では、模式図が何を示しているか確認したうえで、問題の条件を整理することが求めらました。

 

第3問 現代の経済状況 26点

国家や財政の状況、銀行制度、さらには国際経済の変化が雇用や賃金に影響を受けていることに関連した設問でした。
問3の計算問題は計算量がやや多くなる形式だったので、ポイントをおさえて表を読み取ることが必要です。
問4に関しても、自身の知識を活用し条件を整理しながら解答する必要がありました。

 

第4問 日本による発展途上国への開発協力のあり方 24点

グループに分かれてクラスで発表することを想定する流れで、「日本による発展途上国への開発協力のあり方」について問う設問でした。資料のポイントを押さえ、条件を整理することが求められました。
例えば、問7は選択肢がやや長いものの設問文に誘導があったため、比較的容易に正答を導くことができます。

2022年度(令和4年度)大学入学共通テスト政治経済の対策

基本的な知識を確実に身につける

教科書の範囲から満遍なく出題されるので、早い段階で全範囲の原理・概念に関する基礎知識を押さえる必要があります。また、日常の中で時事テーマに触れる機会を増やし、知識を活用して考える習慣をつけておきましょう。

問題集・参考書を活用する

教科書の内容をおさえたら、参考書や問題集で演習を行いましょう。教科書で覚えたと思っていても、自分が思っている以上に知識は抜け落ちています。いろんなものに手を出すよりも、一冊を完ぺきにできるよう繰り返すのがオススメです。

過去問を解く

赤本や予想問題に取り組もう

高3の夏以降になったら、過去問・予想問題に取り組みましょう。共通テストの過去問はまだ1年分しかありませんが、センター試験の過去問・試行調査の問題を活用できます。センター試験よりも思考力が問われる問題が多いなどの違いはありますが、基本的に同様の試験形式で問題構成・内容もほぼ同じと考えていいでしょう。センター赤本はぜひ活用しましょう。
間違えた問題は、必ず解き直し、弱点をなくしましょう

政治経済以外の他教科の大学入学共通テスト対策

政治経済共通テストでは、センター試験から出題傾向が変化するため、受験対策も共通テストに対応して行う必要があります。以下では政治経済以外の他の教科の共通テストの科目別問題傾向と対策を詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

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