2022年度大学入学共通テスト
化学の傾向と対策

センター試験から大学入学共通テストに変わり、その違いや共通テストの対策の仕方に不安を感じている受験生が多いことでしょう。

ここでは、大学入学共通テストの化学基礎・化学対策について、2021年度(令和3年度)出題傾向やセンター試験からの変更点、共通テストの化学基礎・化学では何が求められるのか解説していきます。2021年度共通テストの化学基礎・化学の問題傾向、センター試験との違いをしっかりと把握して正しい共通テスト対策を行っていきましょう。

2021年度(令和3年度)大学入学共通テスト化学の問題内容

大学入学共通テスト化学の傾向と対策

 

 

第1問 物質の構成・状態 20点

 

金属元素、金属結晶の構造、物質の溶解や分子間力、気液平衡に関する知識を問う問題が出題されました。問3は正誤の組み合わせを選択する問題、問4はグラフの読み取りが必要な問題でした。

 

第2問 物質の状態・変化 20点

 

光が関わる化学反応、電池、水の状態変化、状態とエネルギーに関する知識を問う問題が出題されました。問2・問4ともに計算が必要な問題ですが、条件を整理し適切な数値を選ぶことができれば、解答可能な設問でした。

 

第3問 物質の変化、無機 20点

 

電気分解、金属元素、鉄(III)の錯イオンの光化学反応に関する実験を扱った問題が出題されました。出題分野に関する知識を前提として実験の内容を理解する必要があるので、やや難易度が高い問題だったと言えるでしょう。bは問題文に与えられた反応式から量的な関係を捉え、解答する必要がありました。この結果を活用することで、cの分解したい錯イオンの物質量を導くことができる問題でした。

 

第4問 有機化合物、高分子化合物 20点

 

高分子化合物を含む有機化合物の幅広い範囲から出題されました。けん化価やヨウ素価については見慣れない言葉だったかも知れませんが、選択肢中の定義に基づいて正誤を判断することができたでしょう。問5も教科書や図説では見慣れない問題でしたが、与えられた情報とアミノ酸単位の数に基づいて立式をすることで求めることができる問題でした。

 

第5問 天然有機化合物、物質の変化と平衡 20点

 

グルコースを題材とした設問でした。内容としては、化学平衡および反応に関するものでした。化学平衡に関する知識があれば容易に解答できる問題とともに、「数学的な手法を活用して分析し解釈する力」を問う問題も出題されました。問3で扱われた反応は、教科書に記載がなく戸惑った受験生も多かったかも知れません。グルコースの分解に関する化学反応の量的関係の問題であることを理解し、炭素原子の物質量に着目することができれば、解答できる問題でした。

 

2022年度(令和4年度)大学入学共通テスト化学の対策

 

 

全分野に関する知識を満遍なく習得する

出題傾向として、小問が多く出題される形式でした。大問形式に比べると出題分野が多くなり、幅広い分野に関する知識が必要となります。苦手分野を作らず、基礎的な知識を習得しておく必要があるでしょう。

 

個別試験を見据えた演習を行う

従来のセンター試験と比べると、難易度が高まっている印象があります。共通テストに向けた特別な演習を行うというよりは、個別試験を想定した演習を行いながら、基礎的な知識を整理していく方が効果的な学習でしょう。

 

時間を想定した演習を行う

見慣れない出題形式は少ないものの、表・グラフの読み取りや条件の整理に時間がかかる出題形式も見られました。、そのため、分量自体は変わらないものの、解答に時間のかかる問題があります。個別試験に向けた演習を行いつつも、決められた時間で素早く情報を読み取る演習を繰り返す必要があるでしょう。

化学以外の他教科の大学入学共通テスト対策

化学共通テストでは、センター試験から出題傾向が変化するため、受験対策も共通テストに対応して行う必要があります。以下では化学以外の他の教科の共通テストの科目別問題傾向と対策を詳しく説明していますので、是非参考にして共通テスト対策の勉強を進めていきましょう。

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