福井大学
引用元:福井大学ホームページ

福井大学,福大入試科目別対策

福井大学,福大の科目別の入試傾向
勉強法と受験対策について

「福井大学に合格できる」あなただけの学習プランをご用意します。

福井大学入試科目別対策受験に必要な全科目を受講できて
1ヶ月18,480(税込)

講師

福井大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント

福井大学合格を目指す方向けに、各入試科目の入試傾向から各科目の勉強法と対策のポイントをより詳細に解説。福井大学対策のオーダーメイドカリキュラムの詳細についても案内しています。

福井大学の英語の出題傾向と対策は以下の通りです。

大問が3題、制限時間は100分。
2題読解、1題が英作文。
読解問題は一般的な国立の問題より若干マークが多い。
英文そのものは基本的なもの、読めない場合は基礎のやり直す。
自由英作文がワード数が多いので書く練習をする。

福井大学医学部の英語の出題傾向と対策は以下の通りです。

英語については、大問4つで構成され、制限時間は110分です。
国立大学では他の学部との共通問題であることが多々ある一方で、福井大学医学部の英語は医学部専用の問題となっています。
各大問の出題内容を見てみると、大問1では長文中の空所補充で、適切な単語を選ぶ形で空欄の数は15個です。大問2、3は長文読解であり、設問は下線部訳、内容・理由説明、語句整序といったように、バラエティーに富んでいます。設問数は5~7題程度です。大問4は自由英作文であり、日本語で題材が設定され、それに対して自身の考えを英語で解答する形式です。分量は例年、100語程度という指示が与えられます。
上記のような大問構成や出題内容は、ここ数年変化はありません。単語力、文法知識、読解力、記述力や英作文の力と、バランスよく英語力を付ける必要がある試験内容です。
とはいえ、必要とされる知識や扱う長文のレベルは医学部受験としては標準的なので、勉強した結果がきちんと得点に反映されやすいといえます。
あえて特徴をあげるとすれば、単語力がやや重要視されています。大問1で単語を問う空所補充が出されているだけでなく、長文読解でも文章中の高難度の単語や慣用表現等と同意の表現を答えさせる問題が見られます。
単語と教科書に載っている意味を一対一対応で暗記するだけではなく、単語の原義や文脈から意味を類推するといった、「総合的な単語力」を意識しましょう。

各大問の出題内容については、既に紹介しましたが、以下ではそれぞれより詳細に出題傾向をまとめていきます。
【大問1:空所補充】
長文中に15個の空欄が作られており、それに当てはまる単語を選択肢の中から選択する形式です。文章のテーマは社会、文化に関するものが多いです。大問1で得点を稼ぐためには、「総合的な単語力」
が欠かせません。単語そのものの意味を知っていることはもとより、文章の前後関係を素早く把握する能力や、知らない単語であっても接頭語・接尾語や文脈から意味を類推する力も重要です。

【大問2、3:長文読解】
医学部受験としては分量、単語レベルともに標準的な長文が出題され、設問はすべて日本語で与えられます。ただし、問題が医学部専用ということもあり、一般的な自然科学のみならず医学に関するテーマも頻出です。もちろん医療の知識がなくても設問に対応できるようになっていますが、背景知識を持っていると読解の助けになる可能性があります。加えて、医学部受験では珍しい小説・物語の出題歴もあります。説明文に比べると、登場人物の心理描写や行動の理由といった抽象度の高い読解が求められるので、本番の前に小説や物語文の長文読解の練習をしておきましょう。
設問は下線部和訳や内容・理由説明を中心に、空所補充や語句整序といったように多様な切り口から受験生の英語力を計ります。また、同意表現を答える問題も出されることがあり、見慣れない語句の意味を類推しなければならないことがあるため、大問1と同様に長文読解においても「総合的な単語力」が重要といえます。

【大問4:自由英作文】
日本語で設定された題材への自身の考えを、100字前後の英語で自由に論述する形式です。語数は年度により若干増減しますが、大幅な変化は見られません。与えられる題材は、社会問題、医療・福祉、哲学等、多岐にわたっています。抽象度の高い哲学のような自由英作文を書く機会は少ないので、福井大学医学部を受験するのであれば、重点的に練習しておくべきでしょう。題材が医療・福祉に関連する場合、長文読解と同じく背景知識があるとより説得力のある文章が書くことができます。医学部受験生のほとんどは面接練習をするはずですが、その中で長文読解や自由英作文への対策も兼ねて、医療・福祉についての知識や時事問題を覚えるのが効率的です。

最後にこれまでの内容を踏まえた、具体的な対策法をお伝えします。

まず初めに、センター試験までは英語の基礎力を高めることに努めてください。英語の基礎力とはすなわち、単語力、英文法の知識、読解力、記述力の4つです。
単語力については、大事であることを強調しましたが、類義語や派生語等も福井大学医学部を志望する場合は隅から隅まで読み込んでください。
また、英語が得意で余裕があるのであれば、医療系の単語を強化しておくと、さらに得点アップにつながります。長文読解や自由英作文で専門的な単語を知っていると、対応できる幅が広がるはずです。
ただし、あくまでも速単・速熟の内容が完璧でない場合は、そちらが最優先です。医療系の単語はプラスアルファと考えてください。

長文読解については、英文の語数や単語数、設問が福井大学医学部と似ているものを使いましょう。読解力だけではなく、しっかり自分で記述を行い模範解答と見比べることで、ポイントを押さえた答案の書き方も修得してください。
英文法の知識についても、長文読解の語句整序や自由英作文で必要となるだけでなく、センター試験でも直接的に問われる内容なので、しっかりと問題集を解き進めましょう。
11月頃からは基礎力の養成に加えて、自由英作文の対策も始めてください。
自由英作文専用の参考書は多くあるので、残りの勉強期間も含めて自身にあうものを選んで勉強しましょう。参考書により自身で使うことのできる表現を増やし、それを実際に書くことで力がついていきます。
このとき可能であれば、予備校や学校の先生に添削をしてもらいましょう。問題の性質上、模範解答を1つに絞ることは不可能であり、微妙なニュアンスの違いや文法のミスはプロでなければ見抜くことができないからです。

さて、センター試験が終わったら、福井大学医学部に特化した対策法に移ります。

具体的には、

・過去問の分析

・過去問を使った実戦演習

・単語力および自由英作文の強化

の3本柱で勉強をしてください。
過去問の分析は、どのような問題が出題されるか、長文で頻出の分野は何かといったことを確認してください。
過去問分析が終わったら、いよいよ過去問による問題演習をスタートします。必ず時間を計り、本番を意識して問題を解くのがポイントです。また、過去問にも自由英作文の大問があるため、これまでに引き続き可能な限り添削をしてもらうことも忘れないでください。
同時並行で、単語帳の総復習および問題集・参考書による自由英作文の練習をしてください。自由英作文は普段の勉強ではなかなか手が回らない分野ですが、センター試験が終わればかなり時間的余裕ができるはずです。最初で最後の自由英作文強化のチャンスなので、時間を大切にして取り組みましょう。

福井大学の数学の出題傾向と対策は以下の通りです。

大問4で時間は110分。
確率、微分・積分、ベクトルが頻出範囲。
難易度としては国公立の標準的な問題が中心で一部難しい問題あり。
基本的には記述、論述が最優先。
過去問をしっかりやりこんでおけば見た瞬間、解き方が分からない問題は出ない。
時間に関しては解ききれる時間である。

福井大学医学部の数学の出題傾向と対策は以下の通りです。

大問4つで構成され、制限時間は110分です。大問1つあたりに30分弱かけられるため、難易度からしても時間に追われて解ききれないといった状況に陥ることは少ないでしょう。

大問には設問が2~4つ与えられ、誘導に乗って解き進めていく、いわゆる国立型です。解答はすべて記述形式なので、簡潔にかつ論理的な論述を心掛けましょう。ただし、2018年度には大問1で2つの中問に分かれ、それぞれが全く異なるテーマ(複素数平面と確率漸化式)で独立した形式の問題が出されました。今後どのような形になるかは予想できませんが、念のためこういった形の出題歴もあることは頭の片隅に入れておいてください。

問題の内容は、標準的な問題集で見られるような典型的なものから、あまりなじみのない状況設定のやや難しい問題まで出題されています。パターン問題は確実に満点近くを取り、そうでない問題はうまく誘導に乗ることがポイントです。すべての小問を解ききれなくても、積極的に部分点を狙っていきましょう。

次に福井大学医学部の数学の出題傾向を、【超頻出単元】、【頻出単元】、【要対策単元】に分類して分析します。

【超頻出単元】

・微分法・積分法(数学Ⅲ)

毎年1問以上、必出の単元です。二次曲線や関数の極限等、出題範囲は幅広いですが、その中でも媒介変数表示に関する問題の出題頻度が高いです。媒介変数表示された関数を扱う場合、指定された部分の面積や曲線の長さを求めるのがオーソドックスですが、通常の関数を微分・積分を用いて分析する問題に比べてより作業量が増えます。媒介変数表示に関連するパターン問題は一通り身に付け、理解を深めておきましょう。

・ベクトル

近年の出題歴を通して見ると、平面ベクトル・空間ベクトルともにバランスよく出されています。いずれもベクトルを用いた図形の計量をする場合がほとんどなので、記述式の解答では図を描くクセを付けましょう。問題文から正確にわかりやすい図を描くことができるかどうかが、ベクトルの問題を解く上で出来を分けます。また、証明問題や球面の方程式の出題歴もあるので、苦手な受験生は直前期によく復習してください。

【頻出単元】

・確率

確率の基本的性質や確率漸化式等、出題内容に偏りはありません。過去には他の大学では多くは見られない条件付確率の問題も出されているため、確率については細かな内容まで押さえておいた方が良いでしょう。場合によっては、無限級数との融合問題として出題される可能性もあるため、大学の過去問を活用して様々な問題のパターンに慣れておきましょう。

・数列

漸化式が頻出ですが、不定方程式と絡めたものや2項間の商の小数部分を数列とみなすものといったように、状況設定がやや複雑です。標準的な問題集では見られない問題では、誘導が丁寧に与えられていることが多いので、前問の利用を意識して問題を解き進めてください。前問の利用の仕方が簡単には見抜けないような難問もありますが、少しでも部分点をもらえるような解答を書けることも重要です。

【要対策単元】

・複素数平面

新課程に対応した入試範囲が導入された2015年度以降、すぐに出題はありませんでしたが、2018年度に初めて出題されました。この際、大問1つを2つの設問に分け、その1つで複素数平面の問題を出していることから、複素数平面の対策をしていない受験生が大きく失点をすることを防ぐ配慮が垣間見えます。今後は他の単元と同等の重要度になったという大学側からのメッセージとも受け取れるので、大問として問われても対応できるように準備しておきましょう。

最後にこれまでの内容を踏まえた、具体的な対策法をお伝えします。

初めにセンター試験までは、数学の全範囲について標準的な問題集を用いて、典型問題は確実に解けるように繰り返し練習をしましょう。医学部受験とはいえ、国立大学では他学部と共通の試験問題であることがほとんどであるため、極端に難しい問題はあまり出題されません。この時期に基礎がきちんと固まれば、本番でもひどい失敗はしないはずです。
加えてこの時期から手を動かして問題を解き、計算力や記述力の向上も図りましょう。特にベクトルの問題では図を描くことの重要性を述べましたが、実際に描くことなしには上達しません。積分をメインテーマとした空間座標の問題でも、立体図形をイメージしたり断面図を活用して体積を求積したりと、図を描くことが欠かせない場面がよく見られます。

センター試験終了後は、いよいよ福井大学医学部の入試問題に特化した勉強に移りましょう。

具体的に行っていただきたいのは、

・過去問の分析

・過去問を用いた実戦演習

・問題集による重要・苦手分野の強化

の3つです。

何よりも過去問の分析は、残り2カ月弱を有意義に過ごすためには欠かせない作業です。
過去問の出題傾向と自身の得意・不得意を照らし合わせて、勉強の方針を立てましょう。
過去問分析が終わったら、福井大学医学部の過去問にどんどんチャレンジしていきましょう。このとき、必ず時間を計って取り組むようにしてください。おそらく時間が足りずに解けるはずの問題が解けなかったということはほぼないはずですが、それでも1問当たりどの程度時間がかかるか、計算スピードは十分かといった確認はしておくべきです。
さらに頻出単元の数列のパートでお伝えしたように、中には前問の利用といった実戦的な能力が求められる問題も紛れています。標準的な問題集だけでは養うことのできない能力なので、過去問演習を通して実力アップを図りましょう。

もし福井大学医学部の問題をある程度過去までさかのぼって取り組めたら、難易度・出題傾向の似た他大学の過去問でも演習をしてください。
これらと並行して、最後の総復習として問題集を使って重要分野の強化や苦手分野の克服も行ってください。しかしながら、残りわずかの時期に全範囲を復習するのは不可能です。過去問分析により洗い出した重要・苦手分野に絞って、どの程度の分量が最も効率的かを計画立てて勉強しましょう。

福井大学の国語の出題傾向と対策は以下の通りです。

大問が3題、制限時間は100分。
現代文、古文、漢文。
現代文で200字論述が出るのが特徴的である。
それ以外に関しては漢字の書き取り、語句選択、記述、論述が出題。
古文に関しては現代語訳問題、主語や漢字の読みを答える問題、文学史、和歌解釈。
基礎が出来ていれば対応できる。
漢文に関しては書き下し文にする、訳す問題が中心。
基礎のやり直しをした上で記述の練習をする。

福井大学の物理の出題傾向と対策は以下の通りです。

物理は時間が110分で、大問が4題出題されます。

配分的には一題25分と、見直し10分といったところになりますね。
問題数が多く、図も多用されているのが特徴です。
初めて問題を見たときにはそのボリュームに圧倒されるかもしれません。
問題の難易度としてはセンターレベルより大きく難しいものが出ることはないです。

ただし、センターと違ってただのマークではなく記述の問題もあります。
物理は、丁寧に問題を解ける力が必要となっていきます。
大問一つあたりの問題数が多いわけですが、それぞれの問題が繋がっているわけですので「一つ間違っていたら、その後が雪崩式に答えが違ってしまっていた」ということがないように
正確に問題を解けるように訓練していきましょう。

福井大学医学部の物理の出題傾向と対策は以下の通りです。

理科に関しては、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物の3科目から2科目を選択して解答します。制限時間は理科2科目に対して120分であり、1科目あたり約60分かけられることになります。

そして物理については、大問2つで構成され、それぞれ基本的に1つのテーマを扱います。各大問には5~10個程度の小問が与えられ、その誘導に乗って解き進めていきます。
解答は計算問題や空所補充のような記述式、正しい選択肢を選ぶもの、描図問題等の形式があります。出題頻度は高くありませんが、過去には理由説明の論述問題も出されているので、念のためチェックしておきましょう。

さて、上述の出題形式に長らく変更はありませんが、冒頭でもお伝えしたとおり問題内容には少々長い周期で変化が見られます。どういうことかというと、2014年度から2017年度までは力学と波動のセットが続いていましたが、2018年度は力学・電磁気の融合問題と熱力学のセットとなりました。実は2013年度までは熱力学や電磁気の問題の出題歴もあったのですが、5年程度分の過去問しか解いていない受験生にとっては驚きだったでしょう。
医学部受験は大学ごとの傾向をしっかり分析して勉強計画を立てることが大事ですが、分析を誤ると逆に自分の首を絞めかねないので、福井大学医学部の物理に関しては解くか解かないかは別として、どのような問題が出されているかできる限りさかのぼって調べておきましょう。

続いて福井大学医学部の物理の出題傾向を、近年出題のあった力学、波動、電磁気、波動について、単元ごとにまとめます。
今のところ力学、波動の重要度が高い点に変わりはありませんが、2018年度の大問セットを考えると他の単元の出題可能性もぐっと高まっているため、以下を参考にしながらどのテーマでも穴を作らないように対策を進めてください。

【力学】
小球の斜方投射および衝突に関する問題が頻出です。斜方投射では水平方向と鉛直方向の運動に分けて考えるのはご承知のとおりかと思いますが、斜面上の斜方投射では運動方向を分解する際の軸の取り方に一工夫必要です。丁寧に分析すれば必ず解答できる分野なので、是非とも高得点を目指しましましょう。衝突では運動量保存則や跳ね返り係数の考え方が欠かせません。問題のパターンは多くないので、こちらも得点源にしてください。

【波動】
屈折に関する問題が頻出です。屈折の法則のみならず、ホイヘンスの原理や作図による屈折波の速度の求め方といった背景知識も押さえておかなければなりません。また、2015年度の水面での屈折によるものの見え方の変化や、2017年度の冬に遠くの音がよく聞こえる理由の考察のように、身の回りの物理現象も波動ではよく問われます。検定教科書や参考書に載っている身の回りの物理現象については、自身で説明できるようにしておきましょう。

【電磁気】
電流と磁場の関係についての問題がよく見られます。電流と磁場の関係についての問題とはすなわち、電磁誘導や磁場中の荷電粒子の運動といったものが該当します。これらは発生する力の向きや流れる電流の向きを誤ると、取り返しのつかない失点につながる可能性をはらんでいます。当たり前のことのようですがないがしろにせず、問題を解く際は何回か確認をしてから次の設問に移りましょう。

【熱力学】
熱力学が出題される場合、ほとんどが熱サイクルです。熱サイクルでは気体の状態方程式や熱力学第一法則をきちんと理解していれば、ひらめきや雑多な知識は必要なくほぼ作業問題となります。加えて熱効率の計算もよく出されるので、熱サイクルのグラフから気体の仕事量や放熱・吸熱の判断ができるように訓練しておけば怖くありません。

最後に以上の内容を踏まえて、福井大学医学部の物理はどのように対策していけばよいかをまとめます。

すでにお伝えしているとおり、福井大学医学部の物理ではやや長いスパンで大問の内容が変化しているため、ここ数年の傾向からのみ判断するのは危険です。簡単に言うと、力学、波動、電磁気、熱力学の範囲については、どれも穴がないようにしておかなければならないということです。
そこでセンター試験までは、物理の全範囲において、典型問題の解法を完璧に修得することを目標としてください。いわゆる基礎固めです。
併せてこの時期に身の回りの物理現象のような、検定教科書に載っている知識に関しては、問題を通して覚えていってください。
ここで新たに福井大学医学部の物理の特徴として覚えておいていただきたいのが、計算問題では数学的な式変形が求められる場面が多いということです。数学的な式変形とは、例えば力学の小球の衝突や屈折の法則の問題中の三角関数の変換や、水中の物体の見え方の倍率変化で用いる近似計算等です。
問題集を解くときには、このような数学的な式変形を必ず手を動かして練習をし、もし分からない点があれば数学の教科書で確認するといったような対策をしてください。

センター試験終了後は、福井大学医学部の物理に特化した勉強として、

・過去問の分析

・過去問を使った実戦演習

・問題集による苦手分野の克服

の3つを行いましょう。

過去問の分析は、残り約2カ月の勉強計画を立てるうえで欠かせない作業です。しつこいようですが、できる限り過去のものまで分析はしてください。
その後はいよいよ過去問にチャレンジしましょう。訓練がしっかりできていれば、医学部受験としては問題数に対する制限時間は適当といえますが、計算スピードが遅かったり一つの問題に足を取られたりすると時間が足りなくなってしまいます。問題演習をするときにはきちんと時間を計り、どうすれば時間内に目標点に到達できるかを意識しながら取り組んでください。
同時に問題集を使って、苦手な単元を克服していきましょう。残り2カ月という短い期間で効率よく実力をつけるには、問題分析の結果と自身の実力をすり合わせ、単元ごとに優先順位をつけることが不可欠です。
出題可能性が高くかつ苦手なテーマは特に重点的に最後の復習を行ってください。

福井大学の化学の出題傾向と対策は以下の通りです。

化学は時間が110分で、大問が4題出題されます。

出題範囲は、全範囲からまんべんなく出て偏りは特にありません。

問題は特別難しいものが出ることはなく、標準のものが多めです。
難問は混ざっているとしても数問なので、標準レベルの問題をしっかり正確に解けることが必要となります。
110分と時間が長めで、問題数も多めで全範囲からまんべんなく出題されるので苦手な分野を作らないよう、に苦手を見つけたら徹底的に潰していくように学習していきましょう。

福井大学医学部の化学の出題傾向と対策は以下の通りです。

理科については、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物の3科目から2科目を選択することになります。制限時間は理科2科目に対して120分なので、1科目当たりおよそ60分かけられることになります。

問題内容は、理論化学、無機化学、あるいはこれらの融合問題、そして有機化学からそれなりにバランスよく出題されています。しかし、近年は無機化学が必ず1題は出されており、重要度が上がってきているといえます。

解答形式については、用語や化学式を答えるものや、導出過程を示しながら計算をするもの等があります。福井大学医学部で特徴的なのが、論述やグラフの描図の出題頻度が高い点です。とりわけ論述問題は毎年のように出題されており、2018年度には100字以内の長めの論述問題が出されました。
全体として難易度は標準的で、理論化学の誘導も非常に丁寧です。ただし、まれに難問も紛れており、論述問題や描図問題があったり、計算問題もほとんど導出過程を求められるようになったりしているため、解答作成に時間が取られる点には要注意です。
目標点をあらかじめ明確にし、問題を解く順番等に気を付けながら問題を解き進めることが重要です。続いて、福井大学医学部の化学の出題傾向を見ていきましょう。

理論化学、無機化学、有機化学それぞれについて、詳細を以下でまとめます。

【理論化学】
理論化学あるいは無機化学との融合問題は、ほぼ毎年出されています。頻出のテーマは電離平衡や化学平衡ですが、問題自体は標準的な問題集で見られるような典型的な内容が多いです。また、一般的に理論化学では計算問題がメインの問題になりますが、福井大学医学部では現象の理解や定性的な考察ができるかどうかに重きが置かれているといえます。例えば、2018年度には稀薄溶液のモル凝固点降下に関する論述や、2017年度にはハーバー・ボッシュ法において様々な条件下で平衡が移動した際のアンモニア生成率の時間変化をグラフ化させる問題が出されています。とはいえ、言うまでもありませんが、計算問題も必ず出題されるため、標準的な問題については対応できるように準備することは欠かせません。

【無機化学】
無機化学のみならず有機化学にも言えることですが、化学物質の合成を題材とした問題が頻出です。無機化学では主に各種工業的製法が重要になります。アンモニアソーダ法やオストワルト法のような工業的製法については、合成手順をすべて書けることはもとより、関連知識も細かいところまで押さえておきましょう。2017年度にはアンモニアソーダ法において、原料である石灰石の使用量を最小限にする工夫を答えさせるといった、あまりなじみのない問題も見られました。併せて金属イオンの性質に関する知識もよく問われます。沈殿のペア、錯イオンの生成反応、陽イオン系統分離などは、要対策分野です。

【有機化学】
上述のとおり、有機化合物の合成に関する問題が頻出です。実験によるアセチレンの合成や、ベンゼンからのアセチルサリチル酸の誘導といった実験手順は押さえておくべきです。有機化学でも幅広い知識が求められており、各物質の合成手順を化学式として書けるだけでなく、それぞれの作業の注意点や反応に用いられる触媒についても、正確に暗記しておく必要があります。加えて、アミノ酸の性質に関する問題もよく見られます。タンパク質の検出反応やアミノ酸の等電点といった典型問題は必ず解けるようにしておきましょう。2014年度にはソフトレーザーイオン化法によるアミノ酸配列の決定について、説明を読みながらその場での思考を要する問題も出されています。誰もが初めて見るような問題の出題可能性があるということも、頭の片隅に入れておいてください。ちなみに、医学部受験で定番の有機化合物の構造決定の問題は、福井大学では出題頻度は高くありません。

最後に以上を踏まえて、具体的にどのように対策を進めればよいかをお伝えします。

まずセンター試験までは、網羅的に化学の全ての範囲の標準問題を解けるようになることを目的として勉強しましょう。福井大学医学部の化学は、典型的な問題がほとんどなので、難問を解けるようになることは重要ではありません。パターン問題が出たら即座に反応できるようになってください。

福井大学医学部の化学への対策としては、重要問題集で分からない問題がなくなるまで繰り返し取り組むのが効果的です。
このとき同時に特に意識していただきたいのが、正確な内容の暗記です。
福井医科大学では無機化学や有機化学では、知識が得点に直結する設問が多いです。裏を返せばここで点を落としていては、医学部受験の高いハードルを越えるのには心もとないと言わざるを得ません。学校・予備校の授業や問題演習を通して、重要と感じた暗記事項に関しては、自身でまとめて何度も見直せるようにしておくのも良いでしょう。
例えばベンゼンの誘導体はたくさんあり、また複数の合成経路のあるものもありますが、触媒も含めてその流れを図に表しておくと暗記しやすいです。その他の工業的製法や化学物質の合成の実験手順も、検定教科書に載っているものについてはこの時期に整理して、直前期にまとめて見直せるようにしておくと便利です。

次にセンター試験終了後からは、二次試験に向けた勉強を始めましょう。

実際にすべきことは、

・過去問の分析

・過去問を用いた実戦演習

・暗記事項の復習

・問題集による苦手分野の強化

の4つです。

過去問の分析では、どのような問題が出るか、難易度はどの程度か、といったことを確認してください。そうすれば、残り約2カ月で自分に何が足りないか明確になるはずです。
そのあとは実際に過去問にチャレンジしましょう。その際、必ず時間を計り本番を意識して取り組んでください。福井大学医学部の化学は、論述や描図、導出過程の記述等もあり、時間的に余裕があるとは言えません。どうすれば効率よく目標点を取れるかを考えながら、問題を解く順番などに気を配りながら問題を解く練習も大切です。
同時並行で、暗記事項の復習及び問題集による苦手分野の強化をしてください。
暗記事項については、本記事でも重要ポイントをお伝えしているので、それらを参考になるべく早い時期にまとめておきましょう。そうすれば改めてポイントを教科書から探す手間が省け、落ち着いて復習できます。ただし、福井大学医学部では細かい知識も求められるため、不安なテーマは再度検定教科書を見直すといった作業も丁寧に行ってください。
問題集による苦手分野の強化は、これまで勉強してきた中で苦手でかつ二次試験で出題される可能性のあるものを中心に復習すれば、高い効果が見込めます。

福井大学の生物の出題傾向と対策は以下の通りです。

理科については、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物の3科目から2科目を選択することになります。制限時間は理科2科目に対して120分なので、1科目当たりおよそ60分かけられることになります。

大問3つで構成され、制限時間は2科目で120点です。1科目あたり60分とすると、大問1つあたりに20分かけられる計算になります。
各大問は小問で構成され、語句問題、選択肢問題、記述問題があります。福井大学では生物は医学部専用問題となります。問題の内容は簡単な問題から難問まで幅広く、特に人体や病気に関係する問題については医学科入学後に勉強するような高度な内容も含まれています。典型的な問題も出題されますのでその問題で確実に点を稼ぎ、難問ではできるだけ点を稼いでいく作戦が良いと思われます。

次に福井大学医学部の生物の頻出分野を過去5年の入試問題から分析していきます。

【頻出単元】
刺激と反応(神経、受容器、効果器)、生物と体内環境(免疫、内分泌)、バイオテクノロジー(PCR法)については5年中3回出題されています。簡単な問題と共に難しい考察問題も出題されているため、難問が掲載された問題集を利用して十分に対策をしましょう。

【あまり出題されない単元】
医学部専用問題のためか、植物に関係する出題は5年の間でほぼありません。(植物ホルモンや屈性の問題が1回出題)また生態、進化についての出題もほぼありません。まずは上記頻出単元を中心に他の単元をすべて勉強したあとにこの単元に取り組めばよいと思います。

最後に上記内容を踏まえた具体的な対策法を紹介します。繰り返しますが、福井大学の問題は医学部専用問題であり、人体や疾患について難問が出題されることが今後も予想されます。そのため共通問題を出す大学の医学部受験とは対策が異なります。解説書、問題集共にハイレベルなものを仕上げることが必要です。

解説書を細かなところまで含めてすべて読み込む必要があります。1周目は有名なところを流し読み、2周目以降で動物に関係するところは細かなところも含めてすべて読み込む(植物は後回し)など工夫して読んでいきましょう。

センター試験が終わったあとはまた最強問標準的な典型問題が多く掲載されている問題集を夏までには終わらせて、考察、記述問題への対策を進めていきましょう。二次試験では植物範囲はほぼ出題がありませんが、センターでは出題されるので全範囲解く。

また過去問も解き、苦手な分野の把握とその克服をしていきましょう。
福井大学医学部に合格するためには難問への対策が不可欠です。しっかり対策を行い、高得点を目指してください。

福井大学の日本史出題傾向と対策は以下の通りです。

大問が2題、制限時間は100分。
形式としては記述と論述、年度によっては選択問題あり。記述、論述の対策がメイン。
最も優先すべきは資料問題。
資料そのものは一般的なもの。
過去問題のやりこみをする。

福井大学の世界史の出題傾向と対策は以下の通りです。

大問が2題、制限時間は100分。
形式としては記述と論述。
論述に関しては100~200字のものと数行程度のもの。
論述の数は多め。
記述に関してはセンターレベル。
時代の予測はしにくいため、苦手分野を作らない。

福井大学の地理の出題傾向と対策は以下の通りです。

大問が2題、制限時間は100分。
形式としては記述と論述。
特徴としては地図情報の書き込み。
主に行うのは論述対策と地図の記入の対策。
書く練習は過去問で行う。

福井大学の公民の出題傾向と対策は以下の通りです。

大問が2題、制限時間は100分。
形式としては記述と論述。
記述は基礎的な問題。
論述はなんとなく答えは分かるが文章にするのが難しい問題が出る。

福井大学,福大の学部別の受験対策はこちらです。

2023年度(令和5年度)に福井大学,福大に合格するための受験対策カリキュラム・学習計画を提供します

福井大学,福大合格を2023年度(令和5年度)入試で目指す受験生のあなたへ。ただがむしゃらに勉強をしても福井大学,福大に合格することはできません。福井大学,福大合格のためには、今の学力から福井大学,福大に合格するために必要な学習、教科・入試科目ごとの入試傾向と対策を踏まえた学習をする必要があります。

実は多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルから受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。また、受験勉強では時間が命。限られた時間を有効に利用するためには正しい勉強方法で勉強を進めることが重要です。

じゅけラボの受験対策では、まず学力テストであなたの現状の学力レベルを把握してレベルに合った学習内容からスタートして福井大学,福大に合格するために必要な学習内容と学習計画でカリキュラムを作成し、入試科目別に正しい勉強法を提供します。

また、じゅけラボのカリキュラムは、塾や予備校に通っている生徒でも塾や予備校の勉強の邪魔をすることなく取り組むことが可能です。また、入試科目ごとに正しい勉強方法が具体的に示してあるので、塾なしで家で勉強する場合にも最適です。

あなたにピッタリ合った「福井大学対策のオーダーメイドカリキュラム」から得られる成果とは?

  • 学習計画を自分で立てなくていいから勉強する事だけに集中できるようになります
  • 福井大学に合格する為の最短ルートで、全ての入試科目で無駄なく学習できるようになる
  • 毎日「何を、どのぐらい」勉強すればいいのか考える必要がなくなります
  • 福井大学に合格する為に足りていない科目ごとの弱点部分を克服できます
  • 自分に合ったカリキュラムだから、途中で挫折せずに学習計画通りに勉強を進める事ができます
  • 今、福井大学の合格ラインに達していなくても合格できる学力を身につける事ができます

「福井大学に合格できる」あなただけの学習プランをご用意します。

福井大学受験に必要な全科目を受講できて
1ヶ月18,480(税込)

大手予備校とじゅけラボの料金・サービス比較はこちら
じゅけラボ予備校の料金はこちら

「福井大学,福大に受かる気がしない」とやる気をなくしている受験生へ

模試の結果が悪かった、E判定だったことで「福井大学,福大に受かる気がしない」とやる気をなくしてしまっている受験生のあなた、あきらめるのはまだ早いです。

じゅけラボでは、現状の学力から福井大学,福大に合格するための最短のカリキュラムを提供します。また、「高3の8月から勉強を始める場合」「高3の9月から勉強を始める場合」など、始めた時期によってカリキュラムのスピードや量を調整することも可能です。

国公立大学に受かる為の受験戦略と勉強法

科目別の受験対策を始めるのが遅くても福井大学,福大に合格できる?

福井大学,福大を目指す受験生から、「夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら福井大学,福大に合格できますか? 「10月、11月、12月の模試で福井大学,福大がE判定だけど間に合いますか?」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が10月以降になると、現状の偏差値や学力からあまりにもかけ離れた大学を志望する場合は難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずはご相談ください。

仮に受験直前の10月、11月、12月でE判定が出ても、福井大学,福大に合格するために必要な学習カリキュラムを最短のスケジュールで作成し、福井大学,福大合格に向けて全力でサポートします。

福井大学,福大を受験するあなた、合格を目指すなら今すぐ行動です!

福井大学,福大の科目別受験対策ならじゅけラボ予備校

大学別の対策については
こちらから検索できます。



地域別大学一覧はこちら


北海道・東北
関東

国公立大学

私立大学

東海・甲信越
近畿
中国・四国
九州・沖縄

大手予備校を超える高品質カリキュラムが業界最安値

  • 入会金無料

    入会金無料

  • 追加料金なし

    追加料金なし

  • 全科目対策で一律料金

    全科目対策で
    一律料金