新入試制度対応!
大学入学共通テスト対策カリキュラム

  • センター試験廃止
  • 大学入学共通テスト
  • 記述試験の導入「国語」「数学」
  • 英検・TOEIC等の民間試験が受験資格・加点
  • 英語の4技能化「書く」「話す」「読む」「聞く」

あなたは2020年度入試改革 新入試制度について知っていますか?

2019年度の高校2年生からは、新入試制度のもとで大学受験をすることになります。

新入試制度について、多くの高校生や中高生、その親御さんが、「センター試験が廃止される」という情報はご存知です。

しかし、詳しい内容は知らないという方が多いのではないでしょうか。

じゅけラボ予備校が2019年1月に実施したアンケート調査でも、入試制度について「変更されることは知っている」という生徒や親御さんは半数以上を占めていますが、「内容についてだいたい知っている」「内容についてよく知っている」という方は2割にも及びません。

「大学入試改革」に関する認知度アンケートの結果

しかし、2020年度以降に大学受験する生徒は、新入試制度のもとで受験することになります。新入試制度について知り、早いうちから対策しておくことが重要です。

ここでは、大学入試改革について、2020年度以降に大学受験をする生徒とその親御さんが知っておくべき新テストや新入試制度を中心に確認していきましょう。

新入試制度導入 大学入試改革の目的

まずは、大学入試改革の目的について確認しましょう。

今回の入試改革では新テストに関心が集まりがちですが、実は、高校教育と大学教育、それをつなぐ大学入試の3つを一体的に改革するもので、「高大接続改革」と言われています。

そして、高大接続改革では、グローバル化や情報化といった現代社会の急速な変化に対応し、新たな価値を創造していく力を育成するため、「学力の3要素」をバランスよく養うことを目的としています。

「学力の3要素」

①知識・技能

②知識・技能を基にした思考力・判断力・表現力

③主体性・多様性・協働性

 

例えば、高校教育及び大学教育のいずれかで、従来の知識詰め込み型の教育が行われたままであれば、いくら大学入試で「思考力・判断力・表現力」を問う新テストを導入しても、高校から大学を通した教育は連続性のない効率の悪いものとなってしまいます。

そこで、「学力の3要素」の育成という共通目的のもと、高校教育と大学教育、それをつなぐ大学入試を一体的に改革しようというのが、今回の入試改革を含む「高大接続改革」です。

高校教育

まず、高校教育では、学力の3要素を養うため、学習指導要領の見直しとアクティブラーニングを中心とした学習・指導方法の改善、生徒の基礎学力の把握と学習方法の改善を目的としたテストの導入が改革の方針として掲げられました。

大学教育

また、大学教育では、各大学が、「アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)」「カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)」「ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)の3つの方針を一貫性あるものとして策定・公表し、これに基づいて教育を行うことが掲げられました。

大学入試

そして、大学入試では、新入試制度へと変わり、知識・技能を中心に評価していたセンター試験を廃止し、思考力・判断力・表現力をより適切に評価するための「大学入学共通テスト」の導入や「英語の4技能評価」が進められます。

また、新入試制度では、大学入学共通テストの導入だけでなく、大学の個別選抜でも、多面的かつ総合的に受験生の能力を評価する入試への転換が掲げられています。

既に、学力試験だけでは測れない能力を見るため、一般入試において、面接試験の採用や、志願者が作成した志望理由書等を提出させる大学が増えています。また、推薦入試やAO入試の導入、募集人員の拡大といった動きも見られます。

さらに、推薦入試やAO入試でも学力を問う試験を必須化する方針が示されています。

高大接続改革

「大学入学共通テスト」で大学入試はどう変わるの?

それでは、2020年入試改革後の新入試制度のもとで受験する生徒やその親御さんが最も気になっている「大学入学共通テスト」について詳しく見ていきましょう。

「センター試験」は2020年1月(2019年度)の実施を最後に廃止され、2021年1月(2020年度)からは新テストである「大学入学共通テスト」が導入されます(大学入学共通テストも、センター試験を実施していた大学入試センターによって実施されます)。

大学入学共通テストは、現行の学習指導要領で学ぶ高校生が受験する2020~2023年度と、次期学習指導要領で学ぶ2024年度以降で分けて検討されています。

例えば、大学入学共通テストの導入直後は、センター試験と同様の出題教科・科目が想定されていますが、2024年度以降には科目数を減らす方向で見直しが図られます。

段階的に変化していく大学入学共通テストですが、センター試験との大きな違いは、「記述式問題の出題」と、「英語の外部資格・検定試験の活用」の2つです。

国立大学協会は、2020年度以降に実施される入学者選抜について基本方針を示しています。

国立大学の一般選抜では、原則すべての国立大で1次試験として大学入学共通テストの5教科7科目を課すと共に、英語については共通テストの英語試験と民間の資格・検定試験を併せて課す方針が出されています。

また、公立大学協会では、各大学の判断に従うとしながらも、国立大学と同様に、共通テストの英語試験と英語資格・検定試験の双方を利用することが望ましいとされています。

記述式問題の出題

2019年度まで実施されるセンター試験は解答方式が全てマークシート方式ですが、入試改革後の大学入学共通テストでは「記述式問題」が出題されるようになります。マークシート方式の試験では、「思考力・判断力・表現力」を適切に評価することが難しかったため、これらの能力をより適切に評価するため、記述式問題が導入されます。

なお、2020年度の大学入学共通テスト導入時は「国語」と「数学」のみで記述式問題が実施され、2024年度以降に英語や理科、社会といった他教科での記述式問題の出題が検討されています。

プレテスト(施行調査)の実施

H29(2017)年度、H29(2018)年度の2度にわたって実施されたプレテスト(施行調査)でも、国語と数学で記述式の問題が出題されました。

国語

プレテストの国語では、記述式問題が3問出題されました。記述式問題の3問の解答字数については、それぞれ20~30字程度、40~50字程度、80~120字程度とされました。

国語の記述式問題については、マーク式問題の配点とは別に、段階別評価が検討されており、プレテストでは、小問ごとに4段階表示、総合評価については80~120字程度の記述問題のみ1.5倍した上で5段階表示とされました。また、試験時間は、試験時間が100分に設定されました(従来のセンター試験では90分)。

国語の記述式問題の問題作成方針では、実用的な文章を主たる題材とするもの、論理的な文章を主たる題材とするもの又は両方を組み合わせたものとし、テキストの内容や構造を把握し、解釈することや、その上で要旨を端的にまとめ、わかりやすく記述することを求めることとしています。

数学

プレテストの数学では、「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」で、数学Ⅰの範囲から記述式問題が3問、マーク式問題と混在する形で出題されました。記述式問題の内容は、数式を記述する問題、または問題解決のための方略等を端的な短い文で記述する問題でした。また、試験時間が70分に設定されました(従来のセンター試験では60分)。

数学の記述式問題の問題作成方針では、数学的な問題解決の過程を重視し、事象の数量等に着目して数学的な問題を見いだすこと、構想・見通しを立てること、目的に応じて数・式、図、表、グラフなどを活用し、一定の手順に従って数学的に処理すること、解決過程を振り返り、得られた結果を意味づけたり、活用したりすることなどを求めるとしています。

英語の外部資格・検定試験の活用

英語は4技能評価へ転換するため、英検やTOEICといった民間の英語の資格・検定試験の活用をする「大学入試英語成績提供システム」が導入されます。

現行のセンター試験では、「読む」「聞く」の2技能を中心に評価していましたが、急速に進むグローバル化に対応する人材育成のため、2020年度以降の新入試制度では「読む(Reading)」「聞く(Hearing)」「書く(Writing)」「話す(Speaking)」の4技能を評価します。

しかし、試験会場に多数の受験生が集まる試験形式では、同日に「話す」「書く」技能を問う試験を実施するのは困難です。そこで、すでに「スピーキング」「ライティング」を含む4技能評価を行っている民間の資格・検定試験を活用することが提示されました。

英語の評価は、2020年度から2023年度までは、大学入学共通テストで課される試験と民間の資格・検定試験について、いずれか又は両方を各大学が判断して活用します。民間試験の成績の活用方法は下記の3つが基本とされています。

資格・検定試験の成績活用方法

・出願資格とする

・大学入学共通テストの英語の得点に加点する

・双方を組み合わせて活用する

 

また、各民間試験の成績は、各大学の判断により、大学入学共通テストを利用しないAO入試や推薦入試においても利用することができます。

そして、各大学が英語の外部資格・検定試験の成績を利用するために設けられるのが「大学入試英語成績提供システム」です。大学入試英語成績提供システムの参加要件を満たす英語外部資格・検定試験は下記の通りです。

大学入試英語成績提供システムの参加要件を満たす英語外部資格・検定試験

・ケンブリッジ英語検定 A2 Key、A2 Key for Schools、B1 Preliminary、B1 Preliminary for Schools、B2 First、B2 First for Schools、C1 Advanced、C2 Proficiency

・TOEFL iBT

・IELTS(IDP:IELTS Australia実施)

・TOEIC L&RおよびS&W

・GTEC Advanced、Basic、Core、CBT

・TEAP

・TEAP CBT

・実用英語技能検定(英検) 3級、準2級、2級、準1級、1級

・IELTS(ブリティッシュ。カウンシル実施)

 

成績提供システムで各大学に提供される民間の資格・検定試験の成績情報は、高校3年生以降(大学受験年度の前年度)の4月~12月に受験した2回までの試験結果とされています(例外措置あり)。

成績提供システムを利用する受験生は、あらかじめ発行された「共通ID」を、外部資格・検定試験の受検申込みの際に記入することによりその意思表示を行います。

なお、3回以上の複数の資格・検定試験を受けて良い結果2回分を選ぶというように、受検後に成績送付したい結果を選ぶことはできません。受検申込みの際に成績提供に活用するかどうかを決めておく必要があります。

成績提供システムでは、共通IDを記入して申込んだ資格・検定試験の成績は、試験実施主体から大学入試センターに送付され、センターから各大学に提供されます。また、送付される成績は、各試験のスコア、CEFRの段階別表示、合否等です。

※CEFR [ヨーロッパ言語共通参照枠 / Common European Framework of Reference for Languages] :外国語の学習・教授・評価(Learning, Teaching, Assessment)のための国際指標

英語の民間資格・検定試験とCEFRの対照表

※ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定及びGTECは複数の試験から構成されており、それぞれの試験がCEFRとの対照関係として測定できる能力の範囲が定められている。当該範囲を下回った場合にはCEFRの判定は行われず、当該範囲を上回った場合には当該範囲の上限に位置付けられているCEFRの判定が行われる。

※TOEIC L&R/ TOEIC S&Wについては、TOEIC S&Wのスコアを2.5倍にして合算したスコアで判定する。

従来型の英検は受験には利用できない!?

大学入試英語成績提供システムで利用できる民間資格・検定試験の中で高校生に最もなじみのあるのが英検(実用英語技能検定)でしょう。

しかし、従来型の英検は、大学入学共通テストの成績提供システムでは利用することができません。受験前年度の4~12月に受検しても同様です。ご存知でしたか?

実は、英語成績提供システムの参加要件を満たすためには、1日のうちに4技能を評価することが求められています。

英検3級以上を受検したことがある生徒であれば分かると思いますが、従来型の英検では、1日目に「読む」「聞く」「書く」の3技能を評価し、合格者のみ後日に面接で「話す」技能を評価する形式を採用しています。

従来型に対して、新方式では、「Reading」「Writing」「Listening」「Speaking」4技能を1日で評価するため、全員が「Speaking」の試験も受検します。

新方式には、「英検CBT」「英検2020 1day S-CBT」の2種類の方式が用意されています。

従来型の英検と新方式の英検の比較

「英検2020 1day S-CBT」

「英検2020 1day S-CBT」では、リーディング・リスニングはコンピュータを使ったCBT(Computer Based Testing)方式、ライティングは用紙に文字を書くPBT(Paper Based Testing)方式、スピーキングはコンピュータを使った録音式の試験となります。4技能全ての試験を1日で受験します。

「英検CBT」

また、「英検CBT」では、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能全ての試験を、コンピュータを使ったCBT方式で1日で受験します。スピーキングはコンピュータを使った録音式の試験となります。

「英検CBT」では、特にライティングテストでタイピングが必要なため、PC操作が得意な人におススメです。

このように、新方式の試験では、4技能を1日で評価するためにコンピュータを導入した受験となります。受験で使えないのなら、従来型の英検は受検する意味がないと思われる方もいるかもしれません。

しかし、試験で問われる内容は従来型でも新方式でも変わりません。

むしろ、高校3年生の4~12月の2回しか成績を出せないのであれば、事前に試験に慣れておき、貴重な2回の試験で確実に結果を出せるようにすることが大切です。

大学入学共通テストその他の変更点

大学入学共通テストでは、記述式問題の導入、英語の外部資格・検定試験の活用の他にも、従来の大学入試センター試験から変更される点があります。

マーク式の問題においても、知識の理解の質を問う問題や、思考力・判断力・表現力を発揮して解くことが求められる問題を重視した出題が検討されています。また、マーク式問題では、当てはまる選択肢を全て選択させる問題や、解答が前問の解答と連動して正答の組み合わせが複数ある問題、解答なしの選択肢を解答させる問題も新たな出題形式として検討されています。

新入試制度のその他の変更点

また、2020年度の入試改革では、大学個別試験のルールである大学入学者選抜要項についても見直しを進めています。新入試制度の入試区分については、一般入試は「一般選抜」に、AO入試は「総合型選抜」に、推薦入試は「学校推薦型選抜」へと変更される予定です。

そして、新入試制度のもとでは、総合型選抜や学校推薦型選抜において、出願書類だけでなく、小論文や口頭試問、共通テストなどの学力試験といった評価方法を課すことを必須としています。

入試は既に変わっている!?

各大学での「大学入学共通テスト」や「英語成績提供システム」の取り扱いについては、まだ検討段階にあります。2020年度受験(2021年度入学者選抜)に関する方針等を発表する大学が徐々に増えていますが、方針を発表していない大学もまだまだあります。

しかし、大学個別の入試については、これまでに議論された方向性に沿って各大学が早急に入学者選抜方法の転換に取り組むことを促しています。

各大学の入試には、受験生一人一人の能力や経験及び学力の3要素を多面的・総合的に評価する方向性が示されています。例えば、国立大学では、推薦・AO入試の導入・募集人員の拡大をする動きが見られます。

また、2019年度入試においても、すでに各大学で英語の民間資格・検定試験の成績の活用が広がっています。

じゅけラボ予備校の2020年入試改革後の入試対策

じゅけラボ予備校では、2018年度の高校1年生から、2020年入試改革に対応するため、学力の3要素のうち「知識・技能」の修得だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を育成するためのオーダーメイドカリキュラムを提供しています。

大学入学共通テストで実施される記述式問題の対策では、基礎の作文能力の育成から実際の試験レベルの記述力の育成までをカバーしています。また、英語の4技能対策では、これまでのリーディング・ライティング・リスニング対策に加え、自学習で取り組めるスピーキング対策を行います。

大学入学共通テスト対策はじゅけラボ予備校にお任せください。

大切なのは、早期に対策をスタートすることです。問われる力が広がる分、対策にも期間が必要です。まずは、お問合せ下さい。