大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
電気通信大学入試科目別対策
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電気通信大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント
電気通信大学合格を目指す方向けに、各入試科目の入試傾向から各科目の勉強法と対策のポイントをより詳細に解説。電気通信大学対策のオーダーメイドカリキュラムの詳細についても案内しています。
情報理工学域の英語は全類共通問題で、個別学力検査における配点は100点です。数学や選択科目より配点は小さいものの、読解、要約、英作文が含まれるため、理数系科目だけでは補いにくい差がつきます。
2026年度は試験時間90分で、英語の長文を読み、英語による設問に答える問題、内容理解を問う選択問題、英文要約・表現力を問う問題が出題されました。水の波を制御して物体を動かす研究を題材にした科学技術系の英文が扱われており、理工系の内容を英語で正確に読み取る力が求められます。
英語では、比較的平易な英文を速く読み、日本語を介さずに設問を処理する力と、難度の高い英文を理解して日本語で論理的に表現する力、さらに簡明な英文を書く力が評価されます。出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。
2026年度は、科学技術に関する説明文を読み、研究成果、応用可能性、語句の意味、登場人物の役割、本文全体の要約を問う問題が出題されました。細部の内容把握だけでなく、研究の目的、方法、結果、今後の展望までを段落単位で整理する必要があります。
設問は英語で提示され、選択肢も英語で処理する形式が含まれます。日本語に全訳してから解くと90分の中で要約や英作文に時間を残しにくくなるため、設問の疑問詞、主語、時制、本文該当箇所を直接対応させる読み方が重要です。
失点しやすいのは、科学技術系の専門語に引っ張られ、本文全体の主張を見失うパターンです。また、要約や英作文で本文の表現をつぎはぎしたり、根拠のない一般論を書いたりすると得点が伸びません。本文の中心内容を保ちながら、論理関係が伝わる日本語・英語に組み直す力が必要です。
英語長文では、段落ごとに「研究の背景」「方法」「結果」「応用」「筆者の評価」を一語から一文でメモしましょう。科学技術系の英文は構造が比較的明確なため、段落機能をつかむと設問処理が速くなります。
英語設問への対応では、設問のキーワードを本文中で探すだけでなく、言い換え表現を見つける練習を行います。選択肢は本文と同じ語ではなく、意味が近い語句で作られることがあるため、語彙の同義関係を確認することが有効です。
要約対策では、本文を全訳せず、主張と根拠だけを日本語で80字から120字程度に圧縮する練習をします。余計な具体例を削り、研究の意義や結論を残すことで、論理的な要約に近づきます。
英作文では、難しい構文を使うより、主語と動詞が明確な短い文で因果関係を示すことを優先しましょう。理工系の入試英語では、正確で簡明な表現の方が安定して得点につながります。
情報理工学域の数学は全類共通問題で、個別学力検査における配点は200点です。個別学力検査500点中の200点を占めるため、前期日程では最優先で得点を安定させたい科目です。
2026年度は試験時間120分で、大問4題が出題されました。各大問は50点で、三角関数と積分、指数関数を含む微積分、円と座標平面の図形、数列を題材にした問題で構成されています。
出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学Aの全範囲、数学Bの数列、数学Cのベクトル、平面上の曲線と複素数平面です。計算結果だけでなく、条件を式に移し、段階的に結論へ進む記述力が求められます。
2026年度は、微分、積分、極値、面積、回転体の体積など、数学Ⅲの解析分野が大きな比重を占めました。公式を当てはめるだけではなく、関数の性質を調べ、増減や範囲を確認したうえで積分計算へ進む流れが重視されます。
図形分野では、円上の点の座標、線分の長さ、直線の傾き、正方形の条件を組み合わせる問題が出題されました。図形を見たまま処理するのではなく、座標、媒介変数、距離公式、最大値の条件へ変換する力が問われます。
数列では、漸化式の変形、補助数列、和の計算、不定積分との接続が扱われました。前半の小問で作った式を後半に使う構成になりやすいため、途中で定義した文字や式を整理しながら解き進めることが重要です。
失点しやすいのは、微積分で増減表や範囲条件を省略したまま極値・値域を求めるパターンです。三角関数や指数関数では、置換後の変数範囲を忘れると、後半の面積・体積まで連鎖的に崩れます。また、図形問題で点や直線を感覚だけで扱うと、最大値や最小値の根拠が不足しやすくなります。
数学Ⅲの微積分は、関数の増減、極値、面積、体積を一つの流れで解く練習を行いましょう。1問ごとに「定義域・変数範囲」「微分または置換」「積分区間」「答えの形」を確認すると、後半の失点を減らせます。
図形問題では、円、ベクトル、直線の傾き、距離を座標で表す練習を増やします。条件を図のまま眺めるのではなく、最初に点の座標を文字で置き、問題文の条件を式へ変換する手順を固定することが大切です。
120分で4題を解くため、最初の10分で各大問の小問数と計算量を見比べましょう。完答できる大問から着手し、重い後半小問に時間を使いすぎないことで、配点200点の中で取り切れる部分を増やせます。
過去問演習後は、解答例と最終値だけを照合せず、途中式の書き方を点検します。電気通信大学の数学では、解答に至る思考・判断の過程も評価対象になるため、採点者が追える記述に整えることが重要です。
情報理工学域の物理は全類共通問題で、物理・化学・情報から2科目を選択する中の1科目です。選択2科目で計200点となるため、物理を選ぶ場合は100点相当の得点源として扱う必要があります。
2026年度は、物理・化学・情報の3科目から2科目を試験当日に選び、2科目合わせて120分で解答する形式でした。物理は大問3題で、電気、万有引力・円運動、流体と振動を題材にした問題が出題されました。
出題範囲は物理基礎・物理の全範囲です。数式で物理量を表し、図や条件から力学的関係、電気的関係、圧力変化を組み立てる力が問われます。
2026年度は、コンデンサーや電場に関する電磁気、地球の自転や人工衛星を扱う万有引力・円運動、液体と気体の圧力変化を扱う流体・単振動が出題されました。公式の単純代入より、状況を図式化して関係式を立てる問題が中心です。
力学では、円運動、人工衛星、楕円軌道、力学的エネルギーが一連の流れで扱われました。速度、周期、エネルギーを別々に覚えるのではなく、万有引力と向心力、力学的エネルギー保存を接続して使う力が必要です。
流体分野では、液面の高さ、圧力、気体の体積、微小振動の周期が問われました。力学・熱・波動の境界にある設定でも、圧力差と復元力を数式化できるかが得点差になります。
失点しやすいのは、物理量の向きや基準を決めないまま式を立て、符号や係数を誤るパターンです。特に電場、圧力差、重力加速度の扱いでは、図に力や圧力の向きを書き込んでから式にする必要があります。人工衛星や楕円軌道の問題では、円軌道の公式をそのまま使わず、万有引力、エネルギー、半径・長半径の条件を分けて整理することが重要です。
物理を選択する場合は、まず力学と電磁気を軸にして、典型問題を文字式で解く練習を重ねましょう。数値計算よりも、問題文の記号を使って式を立てる問題が多いため、単位と次元で答えを点検する習慣が有効です。
力学では、円運動、万有引力、エネルギー保存を同じノートにまとめ、条件ごとに使う式を比較します。人工衛星や天体運動の問題では、向心力の式と力学的エネルギーの式を使い分ける判断が必要です。
電磁気では、コンデンサー、電場、電位、電気容量、エネルギーの関係を図で整理します。板間距離、電荷、電位差のどれが一定かを先に確認すると、式の選択ミスを減らせます。
流体と振動の問題では、圧力差、復元力、微小変位の関係を式にする練習を行います。問題文にある「積を無視する」などの近似条件を、式変形のどこで使うかまで確認してから計算に入ると、後半の失点を防ぎやすくなります。
2科目120分の中で解くため、物理だけに時間を使いすぎない練習も必要です。大問ごとに前半の標準小問を確実に取り、後半の重い計算は残り時間と選択科目全体の得点を見て判断しましょう。
情報理工学域の化学は全類共通問題で、物理・化学・情報から2科目を選択する中の1科目です。選択2科目で計200点となるため、化学を選ぶ場合は100点相当の科目として安定得点を狙う必要があります。
2026年度は、物理・化学・情報の3科目から2科目を試験当日に選び、2科目合わせて120分で解答する形式でした。化学は大問3題で、理論化学、無機化学、有機化学が幅広く出題されています。
出題範囲は化学基礎・化学の全範囲です。計算問題では導出過程を示すことが求められ、知識問題でも構造式、反応式、平衡、電気分解、溶解度積などを正確に扱う力が必要です。
2026年度は、ハロゲン、ヨウ素の結晶構造、化学平衡、電気分解、沈殿生成、溶解度積、有機化合物の構造決定が出題されました。理論・無機・有機を横断して、基本知識と計算処理を組み合わせる構成です。
理論分野では、平衡定数、電気分解、沈殿反応、気体の発生量など、単位換算と物質量計算を伴う問題が目立ちます。数値を出すだけでなく、反応式や電子の授受を正しく書けることが前提になります。
有機分野では、分子式から考えられる構造式をすべて書く問題が出題されました。異性体を漏れなく数え上げる力、不斉炭素原子の判断、反応条件から構造を絞る力が問われます。
失点しやすいのは、電気分解や気体計算で、mol、電気量、体積の換算を急いで処理するパターンです。反応式を書かずに計算を始めると、電子数や係数を取り違えやすくなります。また、有機化学で構造式を思いついた順に書くと、異性体の漏れや重複が起こりやすくなります。
化学を選択する場合は、理論計算を毎日1題以上解き、反応式から物質量へ移る手順を固定しましょう。電気分解、平衡、溶解度積、気体計算は、式を立てる前に単位をそろえることで計算ミスを減らせます。
無機化学は、元素別の暗記で終わらせず、沈殿、酸化還元、工業的製法、気体発生の反応式を表にします。2026年度のように知識と計算が接続される問題では、化学式を正確に書けることが得点の出発点になります。
有機化学では、分子式から不飽和度を求め、炭素骨格を分類してから構造式を書く練習を行います。構造式を書いた後は、分子式、官能基、立体異性、不斉炭素の有無を順に照合しましょう。
2科目120分の中で化学を解くため、計算が重い問題と知識で解ける問題を分ける練習も必要です。大問の前半で取れる小問を先に確保し、構造決定や複数段階の計算に時間を残すことで、選択科目全体の得点を安定させやすくなります。
情報理工学域の情報は全類共通問題で、物理・化学・情報から2科目を選択する中の1科目です。選択2科目で計200点となるため、情報を選ぶ場合は100点相当の科目として、知識問題とアルゴリズム問題の両方を得点化する必要があります。
2026年度は、物理・化学・情報の3科目から2科目を試験当日に選び、2科目合わせて120分で解答する形式でした。情報は大問3題で、知的財産権、情報セキュリティ、データの尺度、ネットワーク、配列処理、アルゴリズム、空間上の点の移動などが扱われました。
出題範囲は情報Ⅰの全範囲です。用語知識だけでなく、表、配列、擬似コード、図形的な状態遷移を読み取り、手順を追って答えを導く力が問われます。
2026年度は、大問1で知的財産権やセキュリティ、データの尺度、ネットワーク障害を扱う知識・読解型の問題が出題されました。情報社会、情報デザイン、ネットワークの基本事項を正確に理解し、具体的な場面に当てはめて判断する力が必要です。
大問2では、格子状の調査地域における開花数を題材に、配列、範囲更新、集計処理、プログラムの空欄補充が出題されました。配列の添字が0から始まる条件を読み取り、行・列の増減を正確に追う力が求められます。
大問3では、3次元空間の点や命令を使った移動を題材に、状態の変化、到達点、条件を満たす命令列を考える問題が出題されました。プログラムを書けるだけでなく、ルールに沿って状態遷移を手で追跡する力が得点差になります。
失点しやすいのは、配列処理で行番号と列番号、添字の開始値、範囲の端点を読み違えるパターンです。また、アルゴリズム問題で最初の数回だけ手順を追って一般化すると、後半の条件で矛盾が出やすくなります。状態遷移を表にして、すべての分岐や反復が問題文の条件を満たすかを確認することが重要です。
情報を選択する場合は、情報Ⅰの教科書範囲を「情報社会」「データ」「ネットワーク」「プログラミング」「モデル化とシミュレーション」に分けて整理しましょう。用語は丸暗記ではなく、問題文中の場面に当てはめて判断できる形にします。
情報社会・セキュリティ分野では、暗号化、デジタル署名、VPN、知的財産権、尺度の種類を、具体例とセットで説明できるようにします。聞いたことがある用語でも、正誤判断では細かな違いが問われるため、定義と用途を結びつけて確認しましょう。
プログラミング分野では、配列、繰り返し、条件分岐、変数更新を、紙の上でトレースする練習を重ねます。1回ごとの変数の値を表に記録すると、空欄補充や実行結果の問題で誤りを見つけやすくなります。
データや表の問題では、添字の始まり、行と列の向き、範囲の上限・下限を最初に囲みましょう。情報の問題は読み違いによる失点が多いため、計算やトレースに入る前の条件整理が得点差になります。
物理・化学と比べて情報を選ぶ場合でも、時間配分は事前に決めておくことが大切です。知識問題で時間を短縮し、配列やアルゴリズムの大問に十分な検算時間を残すことで、選択科目全体の得点を安定させられます。
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