大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
兵庫県立大学入試科目別対策
引用元:兵庫県立大学ホームページ
※調査概要:2025/6/13–7/18、インターネット調査、対象=大学受験で子供が教育サービスを利用した保護者 n=475。表示比率は「安い・やや安い・妥当」合計。

兵庫県立大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント
兵庫県立大学合格を目指す方向けに、各入試科目の入試傾向から各科目の勉強法と対策のポイントをより詳細に解説。兵庫県立大学対策のオーダーメイドカリキュラムの詳細についても案内しています。
【経済学コース・経営学コース(外国語/前期日程)】
この科目の個別学力検査における配点は300点です。数学と同配点なので、英語を読めるだけの状態では足りず、二次で点になる答案を作る力まで仕上げる必要があります。兵庫県立大学の国際商経学部では、英語の完成度がそのまま総点差につながりやすく、読解と表現の両方を安定して得点化できるかが重要です。
前期日程の外国語は13時30分から15時30分までの120分で実施され、出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。したがって、読む力だけでなく、英文法、語法、論理展開、表現の運用まで含めて準備する必要があります。高校英語の履修範囲を広く使う試験であり、単語だけ、文法だけという縦割りの学習では得点が伸びにくい構成です。
指定範囲が英語コミュニケーションと論理・表現の両方にまたがっているため、内容理解と表現運用の両面を支える基礎力が求められます。構文を捉えながら文意を追い、必要な内容を日本語または英語で処理する力が必要で、120分の試験時間の中で長めの英文を正確に読み進める持久力と、設問ごとに要求される処理を切り替える力も重要です。失点しやすいのは、語彙と文法を個別に覚えるだけで英文の中で使える状態にしていない場合や、論理・表現の範囲が入るにもかかわらず英作文や和文英訳の練習量が不足している場合です。時間だけを意識して根拠の薄い読み方になると、内容把握のずれが連続しやすくなります。
まず、英語コミュニケーションの範囲では、長文を段落単位で読み、各段落の役割を一文で要約する練習を続けてください。内容を追うだけでなく、対比、具体例、結論の位置をつかめるようになると、設問処理の精度が上がります。国際商経学部の英語では、論理の流れを見失わずに読むことが、そのまま高得点につながります。
次に、論理・表現の範囲では、文法事項を単元別に終えるだけでなく、短い和文英訳や条件英作文を毎週書いて添削を受ける形にしてください。自分の答案で主語、時制、接続の選び方を確認すると、知識が実戦用に変わります。語彙も単語帳の往復だけで終えず、長文の中で出会った語を例文ごとに蓄積すると、読解でも表現でも再利用しやすくなります。仕上げでは、120分の通し演習を行い、読解で時間を使いすぎたのか、表現で詰まったのかを分けて記録し、失点原因を切り分けて修正することが重要です。
【グローバルビジネスコース(外国語〈英語資格・検定試験結果の換算〉/前期日程)】
この科目の個別学力検査における配点は400点です。グローバルビジネスコース前期の個別学力検査では最も重く、数学200点の2倍あるため、英語資格・検定試験の準備を早期に完了させることが合否に直結します。通常の筆記英語ではなく、提出スコアそのものが高配点科目として扱われるため、受験戦略の中心に置く必要があります。
この募集単位の外国語は試験当日の筆記ではなく、出願時に提出する英語資格・検定試験結果を換算して評価する方式です。出願資格としてCEFR B1以上が必要で、対象となる検定はケンブリッジ英語検定、英検、TEAP、TEAP CBT、IELTS、TOEIC L&R/TOEIC S&W、TOEFL iBT、GTECです。2023年4月1日以降に受検したものが対象で、換算表に基づいて400点満点に換算されます。したがって、英語学習そのものに加えて、受検時期、提出書類、対象形式まで含めた管理が必要です。
この方式では、1回の筆記試験で英語力を測るのではなく、4技能を含む外部検定の到達度をそのまま個別学力検査の外国語として扱います。つまり、読む、聞く、書く、話すの総合的な英語運用力を早い段階で完成させる受験設計が求められます。失点しやすいのは、受検時期や証明書の種類を誤ること、出願資格を満たした時点で学習を止めてしまうこと、読む力だけでスコアを作ろうとして4技能型検定で点が伸びないことです。グローバルビジネスコースでは、出願資格の確保だけでなく、換算点をどこまで伸ばせるかが重要になります。
まず、志望が固まった段階で受検する検定を一つに絞り、出願までに複数回の受検機会を確保してください。日程を先に決めておくと、出願資格の確保と高得点化を並行して進めやすくなります。目標はCEFR B1到達で止めず、換算表で一段上のスコア帯へ進むことに置くべきです。400点科目なので、基準ぎりぎりの突破より、余裕を持って換算点を伸ばす方が総点設計として有利です。
学習では、読む、聞く、書く、話すを分けて管理し、毎週の学習記録に技能別の到達度を残してください。たとえば、読解は段落要約、リスニングは設問根拠の言語化、ライティングは添削、スピーキングは録音して言い直し箇所を確認する形にすると、4技能の伸びが見えやすくなります。受検後はすぐに次回の改善点を整理し、スコア更新を前提に学習を続けることが大切です。グローバルビジネスコース前期では、この科目が個別学力検査の中心になるため、早期確保と上積みの両方が必要です。
この科目の個別学力検査における配点は200点です。数学より配点は小さいものの、前期日程の二次では三分の一を占めるため、失点を抑える完成度が必要です。数学が高配点の学部であっても、外国語で大きく崩れると二次全体の安定が失われやすく、標準的な英語力を確実に点へ変えることが重要になります。
この科目は大学内共通問題で、出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。試験時間は120分で、教科名は外国語ですが、出題範囲として示されているのは英語です。対象範囲が広いため、読解だけに偏る準備では足りず、英文の内容把握、語彙・文法の運用、英語で筋道立てて表現する力まで含めて整える必要があります。
社会情報科学部の外国語では、情報を読み取り、論理関係を追いながら処理する姿勢が重要になります。文章の一部だけを見るより、全体の流れをつかみながら設問へ対応する力が求められます。失点しやすいのは、段落ごとの役割や文章全体の主張を押さえずに部分理解のまま設問へ入ること、文法や表現を単発知識としてしか使えないこと、前半の読解に時間を使いすぎて後半の処理が粗くなることです。数学が中心になりやすい学部だからこそ、英語では難問対応よりも、標準的な読解と英文運用を確実に得点へ変える準備が求められます。
長文演習では、各段落の要点を一文で整理してから設問に進んでください。全体の流れをつかんだ状態で解く方が、内容把握のずれを減らせます。語彙と文法は暗記だけで終えず、実際の英文の中で確認し、表現ごとに例文で理解することが大切です。そうすることで、論理・表現の範囲にもつながりやすくなります。
また、英作文や並べ替え型の運用練習を取り入れ、主語、時制、語順、修飾関係を意識して英文を作る習慣をつけてください。社会情報科学部の外国語では、読む力だけでなく、英語を論理的に扱う基礎が重要です。本番形式の演習では120分を守り、解答後に失点を「語彙不足」「構文把握不足」「時間配分ミス」に分けて整理すると、短期間でも修正しやすくなります。
【外国語/中期日程】
この科目の個別学力検査における配点は200点です。数学、理科と同配点なので、理系学部だからといって英語を後回しにすると、総点で不利になりやすい科目です。理学部中期では、英語も数学や理科と並ぶ主力科目として仕上げる必要があります。
中期日程の外国語は13時00分から14時40分までの100分で実施され、出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。理学部でも論理・表現まで含まれるため、英文を読む力だけでなく、構文理解、語法、内容整理、表現運用まで含めて仕上げる必要があります。理系の読解に必要な論理性を意識した学習が有効です。
指定範囲は英語コミュニケーションと論理・表現の双方に及んでおり、英文の内容を正確に追う読解力と、文法・語法・表現の運用力を組み合わせて得点する科目です。数学と理科に挟まれた100分の試験なので、難解な英文を時間をかけて読むより、段落構造を捉えて情報を整理し、設問ごとに必要な根拠を素早く拾う処理が重要になります。失点しやすいのは、理系科目を優先しすぎて英語を共通テスト型の演習だけで済ませてしまうこと、英作文や文法運用の演習量が不足すること、英語だけで体力を使い切って後半の理科に影響を出すことです。
まず、英語コミュニケーションの範囲では、長文を段落ごとに読み、各段落の役割を一文で要約する練習を続けてください。理系の英文は論理の流れを追えるかどうかで理解度が大きく変わるため、要旨把握を言語化する練習が有効です。
次に、論理・表現の範囲では、文法問題の演習だけで終えず、短い英作文や整序英作文、和文英訳を継続してください。主語、時制、接続、関係詞の選び方を自分の答案で確認すると、読解でも構文把握が安定します。
さらに、理系受験では数学・理科に時間が流れやすいので、英語は毎日の短時間学習と週単位の100分演習を組み合わせる形が合います。日々の語彙・構文確認で土台を保ち、週末の通し演習で処理速度を整えると、学習の切れ目が出にくくなります。仕上げでは、数学の後に英語、その後に理科という本番順で通し演習を行い、午後の集中力で読解精度を落とさない状態を作っておくことが重要です。
この科目の個別学力検査における配点は200点です。理科と同配点で、工学部前期の合否を左右する中心科目です。共通テスト後は、理科と並ぶ主力として扱う必要があり、標準問題を確実に得点へ変える再現性が重要になります。
前期日程の数学は10時00分から12時00分までの120分で実施され、範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B「数列」、数学C「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」です。数Ⅲまで含むため、共通テスト型の処理だけでは足りず、式を立てる力、計算を最後まで通す力、途中の考え方を答案として残す力まで必要になります。
出題範囲からみると、工学部の数学は数Ⅲを含む理系標準型で、微分法・積分法、数列、ベクトル、複素数平面や曲線の処理を分野横断で扱える状態にしておく必要があります。数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cを切り分けて覚えるだけではなく、条件整理から立式、計算、結論までを一つの流れでつなげる力が重視されます。定規やコンパスを使う場合があるため、図形を図示しながら処理する問題にも対応できるようにしておきたいところです。図の見た目で判断せず、式と図を往復しながら解く姿勢が求められます。
失点しやすいのは、前半の条件整理を急ぎすぎて後半で使うべき式や範囲を取り違えることです。数Ⅲを含む問題では、最初のずれが大問全体へ響きやすくなります。また、計算を頭の中だけで処理してしまうと、部分点を取りにくい答案になりやすいです。複素数平面や曲線の問題で図示を省いたり、数列で添字や初項の確認を省いたりすると、標準問題でも連鎖的に失点しやすくなります。
まず、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、A、B、Cの範囲を分野別に解き直したあと、必ず総合問題へつなげてください。分野ごとの理解だけで止めず、120分で複数大問を処理する練習まで行うと、本番で手が止まりにくくなります。工学部では、解法を見て分かる段階ではなく、自分で立式できる段階まで上げることが必要です。
とくに微積分、数列、ベクトル、複素数平面は、白紙から典型問題を再現できる状態まで反復してください。解答後は、失点を「立式ミス」「条件落とし」「計算ミス」に分けて記録すると、失点の型を固定して減らしやすくなります。兵庫県立大学工学部の数学は、難問研究よりも、数Ⅲを含む理系標準問題を途中式まで含めて安定して書き切る力を整えることが重要です。
【経済学コース・経営学コース(数学/前期日程)】
この科目の個別学力検査における配点は300点です。外国語と同配点なので、数学だけを得点源にする設計ではなく、外国語と並行して300点ずつ回収する発想で準備を進めたい科目です。国際商経学部では、数学を大きく崩さず、記述答案として安定して得点できるかが総点差につながります。
前期日程の数学は10時00分から12時00分までの120分で実施され、出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B「数列」、数学C「ベクトル」です。範囲が明確に限定されているため、数Ⅲは不要ですが、ⅠAとⅡBCを横断して使う処理力が必要になります。分野別の暗記だけでは足りず、典型解法を組み合わせて答案を作る力が求められます。
出題範囲は、関数、図形と計量、場合の数と確率、整数、図形の性質、式と証明、複素数と方程式、微分積分、数列、ベクトルに関わる高校数学の主要領域です。そのため、特定単元だけに偏った準備ではなく、標準問題を切れ目なく処理する総合力が問われます。とくに数列とベクトルは、条件整理から式の見通しを立てる力が結果に直結しやすい分野です。120分の試験時間があるため、単問の知識確認ではなく、途中式を整理しながら順に積み上げる答案作成力が必要になります。
失点しやすいのは、教科書例題を見れば解ける状態のままで止まり、本番でどの条件から着手するかを自力で決められないことです。数列とベクトルは途中の式変形や条件整理が曖昧だと連鎖的に失点しやすく、共通テスト型の処理に寄せすぎると記述答案としての筋道が不足しやすくなります。
まず、数学ⅠA・ⅡBCの指定範囲を単元別に分け、教科書傍用レベルから標準問題までを一周してください。その際、各単元で使う定義、基本公式、典型処理を一枚にまとめ、次に解くときにどの考え方を呼び出すかを明確にすると、解法の再現性が上がります。
次に、数列とベクトルは独立した重点単元として扱い、週に複数回の演習日を固定してください。数列は漸化式、和の処理、帰納的な見方を整理し、ベクトルは図形条件を式に移す練習を重ねると、方針決定の速度が上がります。さらに、120分の通し演習を継続して入れ、見直しでは「着手が遅れた問題」「途中式が不足した問題」「計算処理で崩れた問題」を分けて記録すると、時間配分まで含めて修正しやすくなります。仕上げでは、途中式まで書き切る練習を優先し、式変形の根拠、場合分けの理由、結論までの流れを省かずに書ける状態を目指してください。
【グローバルビジネスコース(数学/前期日程)】
この科目の個別学力検査における配点は200点です。グローバルビジネスコースでは外国語が400点と最も重い一方で、数学200点を落とすと総点の中で取り返しにくくなるため、失点を抑える科目として仕上げる必要があります。高得点勝負というより、取りこぼしを減らして安定して回収する発想が重要です。
前期日程の数学は10時00分から12時00分までの120分で実施され、出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B「数列」、数学C「ベクトル」です。経済学コース・経営学コース前期と同じ範囲で、数Ⅲは含まれません。したがって、学校学習の延長で止めず、ⅠA・ⅡBCの標準問題を時間内で処理できる状態まで引き上げる必要があります。
範囲は高校数学の基幹単元に広くまたがっており、特定単元の突出よりも、指定範囲を一通り自力で扱えるかが問われます。とくに数列とベクトルを含むため、条件整理から立式までの流れを言語化できる力が重要です。120分の試験なので、短時間の処理だけでなく、複数段階の計算を安定して進める持久力も必要です。一方で、グローバルビジネスコースでは英語資格準備に時間が割かれやすいため、数学を後回しにしすぎると本番で途中式がつながらなくなりやすい点に注意が必要です。
失点しやすいのは、英語対策を優先するあまり、数学の演習が解法確認だけで終わることです。解き方を見れば理解できる状態と、白紙から解法を組み立てられる状態には差があります。数列とベクトルは、条件を抜き出す段階の曖昧さがその後の式変形や図形処理の崩れにつながりやすく、共通テスト型の短い処理に慣れすぎると、記述を含む長めの展開で粘れなくなります。
まず、指定範囲の単元を整理し、各単元で標準レベルの例題を自力で再現できる状態を作ってください。解法を見直すときは、公式名ではなく、「なぜその式を置くのか」を一行で説明する習慣をつけると、初見問題への対応力が上がります。
次に、週ごとに120分の通し演習を設定し、英語学習と切り離して数学の実戦時間を確保してください。英語の学習量が多いコースだからこそ、数学は短時間の穴埋めではなく、まとまった時間で解き切る練習が必要です。さらに、数列とベクトルは専用ノートを作り、誤答の原因を「条件整理」「立式」「計算」「結論のまとめ」に分けて残すと、限られた時間でも効率よく補強できます。仕上げでは、完答を目指しすぎて止まるより、方針、式変形、結論の順で途中まででも得点を積み上げる答案を意識すると、200点を安定して回収しやすくなります。
この科目の個別学力検査における配点は400点です。前期日程の二次で最も比重が大きい中心科目なので、数学の完成度がそのまま合否へ強く響きます。社会情報科学部では、数学でどこまで安定して点を積めるかが合格可能性を大きく左右します。
この科目は大学内共通問題で、前期日程では、必須問題として数学Ⅰ・Ⅱ・A・B「数列」・C「ベクトル」、選択問題として数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B「数列」・C「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」が出題範囲です。試験時間は120分で、全受験生に共通して求められる基礎と、数Ⅲを含む発展範囲への対応の両方が必要になります。選択問題では、数学Ⅲや数学Cの該当分野を含まない問題を選ぶこともできますが、問題選択まで含めて準備しておく必要があります。
社会情報科学部の数学では、標準問題を落とさないことに加えて、広い範囲の中から自分が取り切るべき問題を見極める力が重要です。必須範囲で確実に得点し、選択問題では準備した分野で崩れない形を作りたいところです。数列とベクトルは必須問題にも入るため優先順位が高く、さらに数Ⅲや複素数平面まで視野に入るため、理系数学の主要分野を単発で覚えるのではなく、途中式を示しながら答案を組み立てる訓練が必要です。条件を整理し、必要な情報を選び、結論まで筋道立てる力が学部の性格とも相性のよい科目です。
失点しやすいのは、前半の条件整理を省いて計算へ入り、後半で範囲条件や場合分けを落とすことです。配点の大きい数学でこの型の失点が続くと、合格点から遠ざかりやすくなります。数Ⅲや複素数平面では、図や概形を書かずに式だけで進めると途中で処理が止まりやすくなります。また、選択問題の練習が不十分だと、本番で問題選択に時間を使い過ぎたり、得意分野のはずの問題で迷ったりしやすくなります。
まずは、必須問題の中心になる数列とベクトルを優先し、白紙から再現できる状態まで反復してください。ここを安定させるだけでも、数学全体の得点が崩れにくくなります。そのうえで、選択問題で使う分野を早めに決め、数Ⅲを使うのか、複素数平面や平面上の曲線まで含めるのかをはっきりさせると、対策の軸がぶれにくくなります。
演習では、解いたあとに失点を「立式ミス」「条件落とし」「計算ミス」「問題選択ミス」に分けて記録してください。社会情報科学部前期の数学は、失点の型を減らすほど配点上の効果が大きいです。本番形式の演習では120分を守り、必須問題で確実に点を取り、選択問題で準備した分野を取り切る流れを固定してください。難しい問題を一題深追いするより、解ける問題を最後まで答案化することが合格に直結します。
この科目の個別学力検査における配点は200点です。外国語、理科と同配点なので、理学部中期では数学だけを突出させるより、三科目を並行して200点ずつ回収する設計が有効です。ただし、数学を落とすと同配点の他科目で補う負担が大きくなるため、理系標準レベルを安定して得点化できる完成度が必要です。
中期日程の数学は10時00分から12時00分までの120分で実施され、出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B「数列」、数学C「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」です。数Ⅲまで含むため、理系標準レベルの計算力と論理展開が前提になります。とくに微分積分、数列、ベクトル、複素数平面を独立した単元としてではなく、答案の中でつなげて扱う力が求められます。
出題範囲は理系数学の中心単元を広く含んでおり、特定分野だけで点を作る型ではありません。中期日程では数学、外国語、理科の三科目を同日に受験するため、短時間の小問処理よりも、限られた集中力の中で標準以上の問題を安定して処理する総合力が重要になります。また、数学Cでは「平面上の曲線と複素数平面」まで指定されているので、学校の進度任せにせず、自分で学習範囲の完成時期を管理する必要があります。
失点しやすいのは、数Ⅲまで終えたことで満足し、典型問題の再現だけで止まることです。公式を知っていても、どこで置換し、どこで場合分けし、どこで結論へ戻すかが曖昧だと得点になりません。数列、ベクトル、複素数平面は、条件の読み取りを誤るとその後の計算がすべて崩れやすい単元です。さらに、数学だけに時間をかけすぎると、同配点の外国語と理科の演習が不足しやすい点にも注意が必要です。
まず、数学ⅠA・ⅡB・ⅢCの指定範囲を単元別に整理し、教科書例題から標準問題までを自力で再現できる状態へ進めてください。その際、各単元で「着手の型」を言語化して残すと、初見問題でも解法を呼び出しやすくなります。理学部中期では、解法を知っているだけでなく、自力で方針を立てられるかが重要です。
次に、数Ⅲの微分積分、数列、ベクトル、複素数平面は重点単元として週ごとに固定演習日を置いてください。解き直しでは正解かどうかだけでなく、方針決定に要した時間、計算処理の詰まり、記述の不足を分けて記録すると、失点原因を修正しやすくなります。さらに、120分の通し演習を継続し、途中式を省かずに答案を作る訓練を入れてください。理学部中期は一日で三科目を受けるので、数学では完答に固執せず、取れる設問から順に得点を積む判断も必要です。仕上げでは、本番の時間帯に合わせて午前から解く演習を重ね、集中の立ち上がりを安定させることが効果的です。
この科目の個別学力検査における配点は200点です。数学、外国語と同配点であり、物質科学科では「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」から1科目を選択します。三科目が同じ重さで並ぶ入試なので、理科だけで突出するより、選んだ1科目を安定して200点水準まで仕上げられるかが重要です。
中期日程の理科は15時25分から17時05分までの100分で実施され、物質科学科では物理または化学のいずれか1科目を試験当日に選択して受験します。選択制ではありますが、学習計画まで当日任せにするのは危険で、実際には主軸にする1科目を早めに決め、その科目で100分を使って得点する訓練を進める方が有利です。物質科学科の理科では、どちらを選ぶ場合でも、基礎事項の理解だけでなく、法則や概念を使って条件を整理し、計算や論述に落とし込む力が求められます。
物理では、公式を当てはめるだけでは対応しにくく、設定を読み取って立式の根拠を明確にする力が必要です。単元ごとの演習で終わり、複数の考え方をつなぐ練習が不足していると、100分の試験で失点が続きやすくなります。化学では、無機・有機・理論を別々に覚えたままだと、問題文の条件から必要な情報を選び出せず、途中計算や判断で崩れやすくなります。数値合わせだけの演習では、本番で条件が少し変わっただけで処理が止まりやすくなります。また、この試験は一日の最後に置かれているため、疲労のある状態でも手順を崩さずに解き進める安定性が重要です。とくに物理は立式の正確さ、化学は条件整理と数値処理の安定が得点差になりやすい科目です。
まず、物理を選ぶ場合は力学・電磁気・波動・熱・原子の主要分野を、化学を選ぶ場合は理論・無機・有機を、教科書水準から標準問題まで一通り仕上げてください。その際、公式や反応を暗記項目として扱うのではなく、どの条件から使うのかを説明できる状態にすることが重要です。物質科学科では、知識をそのまま再生するより、状況に応じて使い分けられるかが問われます。
次に、主軸科目を一つに決めたら、その科目の演習量を明確に増やしてください。物理なら立式の根拠を毎回書く、化学なら計算過程と判断根拠を残す形にすると、得点の再現性が上がります。さらに、100分演習を本番の時刻に合わせて行い、数学・英語の後に解く練習も入れてください。理科だけを単独で解く練習では、本番の疲労状態を再現しにくいためです。仕上げでは、選ぶ可能性のあるもう一方の科目に学習時間を広げすぎず、第一選択科目の完成度を優先してください。物質科学科の理科200点は、選択の幅よりも、選んだ1科目の得点精度で差がつきます。
この科目の個別学力検査における配点は200点です。数学、外国語と同配点であり、生命科学科では「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から1科目を選択します。理科は三科目から選べますが、合否を分けるのは選択肢の多さではなく、選んだ1科目をどこまで得点源にできるかです。
中期日程の理科は15時25分から17時05分までの100分で実施され、生命科学科では物理・化学・生物の三科目から1科目を試験当日に選択します。選択肢は三つありますが、実際の準備では最も得点を伸ばしやすい一科目を早めに定め、その科目を中心に仕上げるのが効果的です。数学や外国語との両立を考えると、複数科目を同じ深さで仕上げる学習計画は負担が大きくなります。
生命科学科では生物を選べる点が特徴ですが、どの科目を選んでも、基礎知識の確認だけで終わらず、現象や条件を整理して説明や計算へつなげる力が必要です。生命科学科志望だから必ず生物が有利というより、自分が最も安定して得点化できる科目で200点を取りにいく発想が重要になります。生物では、用語暗記だけでなく、仕組みや因果関係、図表や実験設定を読み取る力が求められます。化学では理論計算と無機・有機の知識を分断せずに扱えるかが重要で、物理では法則を覚えていても状況整理が曖昧だと立式の段階で崩れやすくなります。また、理科は一日の最後に行われるため、知識量だけでなく、疲れた状態でもミスなく処理できる安定性が問われます。
失点しやすいのは、生物なら用語暗記に偏って説明が浅くなること、化学なら理論計算と知識分野が分断されたままで条件の切り替えに弱いこと、物理なら立式までの流れが固まっていないことです。さらに、生命科学科では生物を選べるぶん、選択決定が遅れやすく、三科目を並行して追い続けた結果、どの科目も演習不足のまま本番に近づく失点パターンも起こりやすいです。
まず、物理・化学・生物のうち、最も得点の再現性が高い一科目を選び、その科目で200点を取りにいく学習計画を作ってください。選択理由は興味だけでなく、模試や演習での安定度、数学・英語に割ける時間との兼ね合いで決めるのが適切です。生命科学科では、選択科目そのものより、選んだ科目の完成度が得点差になります。
生物を選ぶ場合は、単語暗記に偏らず、実験問題や図表読解を毎週入れて、現象の流れを文章で説明する練習を重ねてください。化学を選ぶ場合は理論計算を軸にしつつ、無機・有機の知識を関連づけて整理します。物理を選ぶ場合は立式の根拠を毎回書き残し、条件整理の精度を上げてください。さらに、100分演習を継続し、午後の英語後に続けて解く練習を行うことが重要です。理科単独では解けても、一日の最後に処理速度が落ちると本番得点は伸びません。仕上げでは、第一選択科目の誤答分析を「知識不足」「条件整理」「計算処理」「記述の不足」に分けて修正し、答案の完成度を高めていくことが大切です。
【物質科学科(理科/中期日程)】
この科目の個別学力検査における配点は200点です。数学、外国語と同配点であり、物質科学科では「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」から1科目を選択します。三科目が同じ重さで並ぶ入試なので、理科だけで突出するより、選んだ1科目を安定して200点水準まで仕上げられるかが重要です。
中期日程の理科は15時25分から17時05分までの100分で実施され、物質科学科では物理または化学のいずれか1科目を試験当日に選択して受験します。選択制ではありますが、学習計画まで当日任せにするのは危険で、実際には主軸にする1科目を早めに決め、その科目で100分を使って得点する訓練を進める方が有利です。物質科学科の理科では、どちらを選ぶ場合でも、基礎事項の理解だけでなく、法則や概念を使って条件を整理し、計算や論述に落とし込む力が求められます。
物理では、公式を当てはめるだけでは対応しにくく、設定を読み取って立式の根拠を明確にする力が必要です。単元ごとの演習で終わり、複数の考え方をつなぐ練習が不足していると、100分の試験で失点が続きやすくなります。化学では、無機・有機・理論を別々に覚えたままだと、問題文の条件から必要な情報を選び出せず、途中計算や判断で崩れやすくなります。数値合わせだけの演習では、本番で条件が少し変わっただけで処理が止まりやすくなります。また、この試験は一日の最後に置かれているため、疲労のある状態でも手順を崩さずに解き進める安定性が重要です。とくに物理は立式の正確さ、化学は条件整理と数値処理の安定が得点差になりやすい科目です。
まず、物理を選ぶ場合は力学・電磁気・波動・熱・原子の主要分野を、化学を選ぶ場合は理論・無機・有機を、教科書水準から標準問題まで一通り仕上げてください。その際、公式や反応を暗記項目として扱うのではなく、どの条件から使うのかを説明できる状態にすることが重要です。物質科学科では、知識をそのまま再生するより、状況に応じて使い分けられるかが問われます。
次に、主軸科目を一つに決めたら、その科目の演習量を明確に増やしてください。物理なら立式の根拠を毎回書く、化学なら計算過程と判断根拠を残す形にすると、得点の再現性が上がります。さらに、100分演習を本番の時刻に合わせて行い、数学・英語の後に解く練習も入れてください。理科だけを単独で解く練習では、本番の疲労状態を再現しにくいためです。仕上げでは、選ぶ可能性のあるもう一方の科目に学習時間を広げすぎず、第一選択科目の完成度を優先してください。物質科学科の理科200点は、選択の幅よりも、選んだ1科目の得点精度で差がつきます。
【生命科学科(理科/中期日程)】
この科目の個別学力検査における配点は200点です。数学、外国語と同配点であり、生命科学科では「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から1科目を選択します。理科は三科目から選べますが、合否を分けるのは選択肢の多さではなく、選んだ1科目をどこまで得点源にできるかです。
中期日程の理科は15時25分から17時05分までの100分で実施され、生命科学科では物理・化学・生物の三科目から1科目を試験当日に選択します。選択肢は三つありますが、実際の準備では最も得点を伸ばしやすい一科目を早めに定め、その科目を中心に仕上げるのが効果的です。数学や外国語との両立を考えると、複数科目を同じ深さで仕上げる学習計画は負担が大きくなります。
生命科学科では生物を選べる点が特徴ですが、どの科目を選んでも、基礎知識の確認だけで終わらず、現象や条件を整理して説明や計算へつなげる力が必要です。生命科学科志望だから必ず生物が有利というより、自分が最も安定して得点化できる科目で200点を取りにいく発想が重要になります。生物では、用語暗記だけでなく、仕組みや因果関係、図表や実験設定を読み取る力が求められます。化学では理論計算と無機・有機の知識を分断せずに扱えるかが重要で、物理では法則を覚えていても状況整理が曖昧だと立式の段階で崩れやすくなります。また、理科は一日の最後に行われるため、知識量だけでなく、疲れた状態でもミスなく処理できる安定性が問われます。
失点しやすいのは、生物なら用語暗記に偏って説明が浅くなること、化学なら理論計算と知識分野が分断されたままで条件の切り替えに弱いこと、物理なら立式までの流れが固まっていないことです。さらに、生命科学科では生物を選べるぶん、選択決定が遅れやすく、三科目を並行して追い続けた結果、どの科目も演習不足のまま本番に近づく失点パターンも起こりやすいです。
まず、物理・化学・生物のうち、最も得点の再現性が高い一科目を選び、その科目で200点を取りにいく学習計画を作ってください。選択理由は興味だけでなく、模試や演習での安定度、数学・英語に割ける時間との兼ね合いで決めるのが適切です。生命科学科では、選択科目そのものより、選んだ科目の完成度が得点差になります。
生物を選ぶ場合は、単語暗記に偏らず、実験問題や図表読解を毎週入れて、現象の流れを文章で説明する練習を重ねてください。化学を選ぶ場合は理論計算を軸にしつつ、無機・有機の知識を関連づけて整理します。物理を選ぶ場合は立式の根拠を毎回書き残し、条件整理の精度を上げてください。さらに、100分演習を継続し、午後の英語後に続けて解く練習を行うことが重要です。理科単独では解けても、一日の最後に処理速度が落ちると本番得点は伸びません。仕上げでは、第一選択科目の誤答分析を「知識不足」「条件整理」「計算処理」「記述の不足」に分けて修正し、答案の完成度を高めていくことが大切です。
【総合問題】
この科目の個別学力検査における配点は300点です。文系型・理系型・食環境栄養課程のいずれも同じ配点で、前期の二次はこの一科目だけで評価されます。そのため、三分野のうちどれか一つだけを仕上げる受験では不安定になりやすく、総合問題全体を通して安定して得点する力が重要です。
この科目は学部固有問題で、出題範囲は英語、数学(数学Ⅰ、数学A)、国語で、国語は古典の「古文」「漢文」を含みません。前期日程の個別学力検査は総合問題として実施され、試験時間は10時00分から12時00分までの120分です。数学は数学Ⅰ・Aの範囲、国語は現代文範囲で構成されるため、理系型であっても国語を避けられず、文系型であっても数学を避けられない点が大きな特徴です。環境人間学部らしく、文理をまたいで基礎学力をみる総合型の試験になっています。
総合問題の中心は、三分野の基礎事項を短時間で運用できるかどうかにあります。特定分野の深い発想を競うより、英語・数学・国語を順に処理しながら安定して得点へ変える力が求められます。英語では長文の要点を押さえながら必要な情報を拾う読解力、数学では数学Ⅰ・Aの典型問題を式に落とし込む速さ、国語では現代文の論旨、対比、因果関係を読み取り必要な内容を短くまとめる力が必要です。試験全体としては、一分野ずつの完成度に加えて、三分野を切り替える運用力も重要になります。知識量より、短時間で判断して次へ進む処理の速さが得点を左右します。
失点しやすいのは、一分野で止まり過ぎて後半の分野に十分な時間を残せないことです。英語で細部ばかり追って要点整理が甘くなること、数学で標準問題だからと立式を急ぎ条件確認を省くこと、国語で本文中の言葉をそのまま並べて説明を終えることも典型的な失点要因です。三分野を続けて解く試験なので、前の分野の迷いを引きずると次の分野まで処理速度が落ちやすくなります。
まず、英語・数学・国語を個別に学習するときも、最終的には三分野を続けて解く形へまとめてください。週に一回でも総合形式の演習を入れると、本番の切り替えが速くなります。環境人間学部の総合問題では、各教科の完成度だけでなく、三分野を連続して処理する運用力が合否を左右します。
英語は、長文を読んだあとに段落ごとの要点を一文でまとめる練習を続けてください。数学は、数学Ⅰ・Aの標準問題を白紙から再現できる状態まで反復し、とくに場合の数・確率、二次関数、図形と計量、整数や集合の基本処理で手が止まらないことが重要です。国語は、現代文を読みながら段落ごとの役割、対比、結論をメモし、設問に必要な要素だけを二文程度でまとめる練習を行ってください。時間配分は、事前に英語・数学・国語へ大まかな上限を決め、一問に執着し過ぎないように印を付けて先へ進む練習まで含めて仕上げることが大切です。
【小論文】
この科目の個別学力検査における配点は200点です。前期日程の二次で点数化される中心科目なので、共通テスト後の学習では最優先で仕上げたい科目です。看護学部では、この科目が学力試験としての主軸になるため、資料読解と論述の完成度がそのまま合否に反映されやすくなります。
この科目は看護学部固有問題で、日本文資料の読解を含む小論文として実施されます。試験時間は9時30分から11時30分までの120分です。この形式では、資料を読まずに一般論だけで書くことはできず、まず資料の内容を正確に把握し、そのうえで設問に沿って論点を整理し、自分の考えを文章としてまとめる流れが必要です。看護や医療に関わるテーマについて、資料を踏まえて論理的に書く力が求められます。
資料読解を伴うため、問いの中心は単純な知識の有無ではなく、文章や資料から必要な情報を取り出して論述へつなげる力に置かれます。資料の内容を要約するだけではなく、その内容を踏まえて自分の考えを述べる構成になりやすく、要約力と意見提示の両方が必要です。看護系の小論文では、立場を一方的に強く主張するより、資料の内容を尊重しながら、現実的で具体的な考え方を示せる答案がまとまりやすい傾向があります。失点しやすいのは、資料の要点を押さえないまま自分の意見だけを書き始めること、資料の内容を並べるだけで自分の考えとのつながりを作れないこと、段落構成を決めずに書き始めて論点が散らばることです。看護や医療に関わる話題で理想論だけを書いて具体性を欠く答案も伸びにくくなります。
資料型小論文では、書き始める前に必ず「資料の要点」「設問で問われていること」「自分の結論」を三つに分けてメモしてください。論点が先に整理されると、答案全体の流れを作りやすくなります。答案構成は、「資料の要点整理」から入り、そのあとで「自分の考え」と「その理由」を示す形で練習すると、設問条件を外しにくくなります。要約部分では、資料中の言葉をそのまま抜き出すだけでなく、内容を自分の言葉で言い換える練習が重要です。
自分の考えを書く部分では、患者、家族、医療職、地域といった複数の立場を意識してください。看護に関わるテーマでは、一人の視点だけで押し切るより、関係する立場を踏まえて考える方が答案に厚みが出ます。本番対策としては、最初の20分前後で構成メモを作り、残りで答案化する流れを習慣化してください。書きながら考える進め方では、資料の要点漏れや段落の重複が起こりやすいため、先に骨組みを固める方が安定します。
【面接】
前期日程では面接が課されます。面接は点数化ではなく総合判定の資料として扱われますが、受験しなかった場合は合格者となりません。出願時には志望理由書の提出も必要なので、志望理由書と面接の内容を一貫させた準備が欠かせません。
前期日程の面接は2月25日に実施され、集合時刻は9時00分、開始は12時30分からです。小論文のあとに面接が続く日程なので、学力試験後でも話す内容がぶれない準備が必要になります。方針は「総合判定の資料とする」とされており、学力とは別に、志望動機、学ぶ意欲、受け答えの適切さが見られます。看護学部では、話す内容だけでなく、相手に伝える姿勢も重要です。
面接では、看護師になりたいという一般論だけで終えず、なぜ看護に関心を持ったのか、兵庫県立大学で何を学びたいのかまで一続きで話せる形が求められます。高校生活で取り組んだことについても、結果だけでなく、何を考え、どう行動を変えたかまで整理できているかが重要です。また、看護、医療、地域支援、対人援助に関わる基本的なテーマについて、自分の考えを一分程度で述べられるようにしておく必要があります。知識を並べるのではなく、結論と理由を簡潔に伝えることが大切です。
対策では、想定問答を丸暗記するより、答えの骨組みを三点ほどに整理し、その場で文章にして話す練習を重ねてください。言い回しを固定しすぎない方が、問い方が変わっても対応しやすくなります。練習後は、結論の位置、話す速さ、質問へのずれを確認し、問いに対して過不足なく答えられているかを見直すことが重要です。
志望理由書に書いた内容と面接で話す内容が一致していることも大切です。志望理由、大学で学びたいこと、高校での経験、看護や地域支援に対する考え方を早めに整理し、自分の言葉で一貫して話せる状態に仕上げておくと安定します。小論文後の面接という日程を意識し、疲れた状態でも答えの軸を保てるように練習しておくことが効果的です。
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