大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
大分大学入試科目別対策
引用元:大分大学ホームページ
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大分大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント
大分大学合格を目指す方向けに、各入試科目の入試傾向から各科目の勉強法と対策のポイントをより詳細に解説。大分大学対策のオーダーメイドカリキュラムの詳細についても案内しています。
【医学科・先進医療科学科共通(外国語)】
医学部の外国語は、医学科・先進医療科学科の共通問題として扱われます。個別学力検査における配点は、医学科・先進医療科学科ともに100点です。理系科目に比べて後回しにされやすい科目ですが、医療系英文の読解や英語表現が問われるため、直前期だけでなく継続的な読解練習が必要です。
出題範囲は、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。令和7年度は、比較文化に関する英文、医療に関する英文、医療に関する英文を題材にした整序・英語表現問題が出題されています。医学部志望者にとっては、英文を読む力だけでなく、内容を日本語で説明し、文脈に合う英語を組み立てる力まで求められる科目です。
医学部の外国語では、比較文化や医療を題材とした英文を読み、文章全体の内容把握、論理的思考、語彙・文法知識を組み合わせて解答する力が問われます。設問では、適語補充、指示語の内容把握、下線部和訳、談話標識の理解、ことわざを含む文脈判断などが扱われます。単語の意味だけを追うのではなく、段落全体の流れに沿って指示語や下線部の意味を判断する必要があります。
医療に関する英文では、内容を正確に理解し、日本語で簡潔に説明する力と、基本的な語彙・文法・構文を使って英語で表現する力が問われます。医療系語彙を知っているだけでは不十分で、患者、治療、研究、倫理、予防、地域医療などの文脈の中で、設問に合う形に整理して答える力が重要です。
整序型の英語表現では、空所に入る英文を前後の文脈から推定し、適切な節や英文を作る力が求められます。読解力と英作文力が分離しておらず、文脈を読みながら主語、動詞、目的語、修飾語の関係を整える必要があります。日本語の意味だけで単語を選ぶと、語順や文法が崩れやすいため注意が必要です。
長文読解では、比較文化、医療、科学、社会課題に関する英文を読み、段落ごとの主張を短くメモする練習を行いましょう。主張、理由、例、結論を分けて読む習慣をつけることで、指示語、談話標識、下線部説明に対応しやすくなります。医療系英文では専門語に意識を取られすぎず、筆者が何を主張し、どのような理由で説明しているのかを優先して把握することが大切です。
和訳対策では、下線部だけを切り取って訳すのではなく、前後の文の関係を確認してから日本語に直します。代名詞、否定、比較、倒置、接続表現をチェックし、直訳では意味が伝わりにくい部分は自然な日本語に再構成しましょう。特に指示語は、直前の名詞だけで判断せず、文脈上どの内容を受けているのかまで確認する必要があります。
医療系語彙は、患者、治療、研究、倫理、予防、地域医療に関する基本語彙を例文で覚えることが有効です。語句だけを暗記するのではなく、どの動詞や前置詞と結びつくかまで確認すると、英語表現問題でも使いやすくなります。
英語表現問題では、短い英文を正確に作る練習を重ねましょう。複雑な構文を無理に使うより、文脈に合う主語と動詞を選び、文法的に崩れない英文を作ることを優先します。整序問題では、まず英文の骨格を作り、その後に修飾語や節を加える手順を徹底すると、語順のミスを減らせます。
教育学部の英語は、個別学力検査で150点の配点です。国語・数学・英語から1教科を選ぶ形式で、英語を選択する場合は80分で読解と英語表現を処理します。限られた時間の中で、長文読解、和訳、内容把握、英語による要約・表現まで対応する必要があります。
出題範囲は、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。令和7年度は英文読解を中心に、適語補充、和訳、指示語理解、談話標識、内容把握、英語による要約・表現が出題されています。日本語文章の概要を75語から85語の英語で書く問題も含まれるため、読解力だけでなく、平易で正確な英文をまとまりとして書く力が評価されます。
英文読解では、比較文化など日常的・社会的な話題を扱い、文章全体の内容把握と文脈に沿った設問処理が求められます。単語の意味、文法知識、指示語、談話構造を同時に使う設問が多く、空所の前後だけを見て答えると、段落全体の展開に合わない解答になりやすいです。
和訳問題では、下線部だけを直訳するのではなく、前後の文脈に沿って日本語として自然に表現する力が問われます。they、this、that、Norなどの指示語や否定構文を含む部分では、文脈理解の差が出ます。指示語の内容をあいまいにしたまま訳すと、意味の中心がずれて減点につながります。
英作文では、日本語本文の概要を指定語数内でまとめる形式が出ます。難しい表現を使うことよりも、本文の中心内容を落とさず、主語・動詞が明確な英文で簡潔にまとめることが重要です。語数を満たそうとして内容を増やしすぎると、本文の概要から外れやすくなります。
長文読解では、段落ごとに主張と具体例を英語または日本語で一文に圧縮する練習を行いましょう。設問を解く前に文章全体の流れをつかむことで、指示語、談話標識、内容一致の判断が安定します。適語補充では、逆接、追加、因果、例示のどれに当たるかを確認してから選択肢を検討することが大切です。
和訳練習では、英文構造を取った後に、主語、述語、指示語、修飾関係を日本語で明示します。直訳調になった答案は、意味が変わらない範囲で自然な日本語へ書き換え、採点者に伝わる表現に整えましょう。特に代名詞や否定表現は、前後の文脈と照らして具体化する習慣が必要です。
英作文は、75語から85語の指定語数で毎週2本程度書く練習が有効です。日本語本文の中心内容を3点に絞り、導入、説明、結論の順で構成します。複雑な構文を避け、SVOを中心とした文で、本文の要点を正確に伝えることを優先しましょう。
80分演習では、読解に時間を使い切らず、英作文に最低15分を残す時間配分を意識します。英作文では、書く前に要点を3つメモし、最後に語数、時制、三単現、冠詞、単複、代名詞の対応を点検することで、基本的なミスを減らせます。
経済学部で英語を選択した場合、個別学力検査等における配点は200点です。共通テスト850点に対して、個別試験200点が1教科に集中するため、英語選択では読解と英語表現の両方で安定して得点することが重要です。
英語は経済学部総合経済学科の学部別問題として扱われます。出題範囲は、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。令和7年度は解答時間80分、配点200点で実施され、比較文化に関する英文読解を中心に、適語補充、指示語把握、下線部和訳、談話標識、文脈判断、本文内容を踏まえた英語表現が問われています。
読解では、比較文化に関する英文を読み、文章全体の内容を把握し、論理的に考えて問いに答える力が問われます。本文の局所的な意味だけでなく、話の流れ、筆者の意図、段落間の関係を理解する必要があります。指示語を直前の名詞だけで判断すると、本文全体の流れと合わない解答になりやすいため注意が必要です。
適語補充では、英文内容、選択肢の単語の意味、文法知識を同時に使う力が問われます。語彙の意味だけでなく、品詞、語法、文脈への適合を判断しなければなりません。談話標識や接続表現を軽く読むと、対比、追加、例示、結論の関係を取り違えやすくなります。
下線部和訳では、指示代名詞や否定表現、談話の流れを踏まえて日本語にする力が求められます。英文を直訳するだけでなく、文脈上の意味を自然な日本語で表現することが重要です。英語表現では、日本語の意味を正確に理解し、主語と動詞を明確にした自然な英文へ変換する力が問われます。
長文読解では、1段落ごとに主張、具体例、対比、結論を短くメモしましょう。比較文化や社会に関する英文を読み、本文の流れを説明できる状態にしてから設問に答える練習を行うと、内容把握や空所補充の精度が上がります。
和訳対策では、下線部だけを訳すのではなく、前後の文を確認してから日本語にします。代名詞、否定、比較、接続表現、倒置をチェックし、文脈に合う自然な訳に整えましょう。指示語は、何を受けているのかを日本語で具体化してから答案に反映することが大切です。
語彙・文法対策では、単語を1語1訳で覚えず、品詞、派生語、前置詞との結びつき、例文をセットで整理します。適語補充では、意味と文法の両方が合う選択肢を選ぶ練習が必要です。
英語表現の対策では、日本語を短く言い換えてから英文にします。日本語の語順のまま英語にすると不自然な文になりやすいため、先に主語と動詞を決め、その後に目的語、補語、修飾語を加える手順を徹底しましょう。80分演習では、読解問題に使う時間と英語表現に残す時間を事前に決め、復習では本文の読み違い、文法判断ミス、指示語の誤読、英作文の語法ミスを分けて記録します。
理工学部の数学は、理工系向けの個別学力検査として実施されます。対象は理工学部に加え、福祉健康科学部の理学療法コースなど、2次試験で数学を選択する一部コースです。試験時間は100分で、出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cです。
数学Aは「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bは「数列」、数学Cは「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」が範囲です。理工学部では数学が個別試験の中心科目の一つとなるため、数Ⅲを含む理系標準問題を、記述式で安定して解く力が求められます。
理工系向け数学は、医学科専用数学ほど特殊な難問中心ではありませんが、数学Ⅲを含む標準的な理系記述問題として出題されます。大問は3〜4題程度で、数Ⅲの微分・積分、ベクトル、確率、数列などが頻出です。
出題では、公式を知っているかだけでなく、条件整理、式変形、場合分け、結論までを論理的に示せるかが問われます。数Ⅲでは、微分・積分の計算を正確に進める力に加え、グラフや面積、極限との関係を理解しているかが重要です。ベクトルでは、図形条件を式に置き換える力、確率では事象を漏れなく整理する力が必要になります。
失点しやすいのは、典型問題に見えても条件の確認を省き、途中で場合分けや範囲を落とすパターンです。特に、数列や区分求積法では添字や係数、確率では重複や抜け、ベクトルでは角度や内積の符号に注意が必要です。
理工系数学の対策では、まず数Ⅲの微分・積分を中心に、標準問題を確実に完答できる状態を作ります。計算結果だけでなく、なぜその式を立てるのか、どの条件を使っているのかを答案に残す練習を行いましょう。
ベクトルは、図を描いてから成分表示、内積、大きさ、角度の関係を整理する練習が有効です。確率は、試行の流れを表や樹形図にして、何を数えているのかを日本語で説明してから式にすることで、記述式でも根拠を示しやすくなります。
数列や区分求積法では、最初に添字の始点と終点、項数、分割幅、積分区間を対応させてから計算します。小さなミスが最後の答えまで影響しやすい分野なので、演習後は計算ミスだけでなく、条件設定や式の導入が正しかったかを確認しましょう。
過去問演習では、100分の中で解ける問題から確実に得点し、難しい設問でも条件整理や途中式を残して部分点を狙うことが大切です。復習では、法則選択の誤り、場合分け不足、計算処理の遅さ、記述不足に分けて原因を整理します。
教育学部と経済学部で2次試験の数学を選択する場合は、数Ⅲを含まない文系・教育系向けの共通問題を解きます。試験時間は80分で、出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B、数学Cです。数学Aは「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bは「数列」、数学Cは「ベクトル」のみに限定され、数学Ⅲや複素数平面は含まれません。
教育学部では国語・数学・英語から1教科を選ぶ形式で、数学の配点は150点です。経済学部で数学を選択した場合は、個別学力検査等における配点が200点です。配点は学部によって異なりますが、いずれも標準問題を80分で正確に解き切る力が重要になります。
文系・教育系向け数学は、教科書から標準問題集レベルの典型的な良問を中心に構成されます。高度な発想よりも、基本事項を正確に使い、計算過程や場合分けを論述式で示せるかが問われます。周囲の受験生も高得点を狙いやすいため、計算ミスや記述の不備による失点を防ぐことが合否を分けます。
教育学部の令和7年度では、大問3題構成で、基本計算を問う小問集合、対数の性質を用いた領域の問題、漸化式と数列の和を扱う問題が出題されています。経済学部では、対数の性質を用いた領域、確率の性質を用いた事象の確率、場合分けを伴う数列の和が扱われています。
対数の問題では、真数条件や変数変換、領域の図示を正確に処理する必要があります。確率では、試行の流れを整理して重複や抜けなく数える力が必要です。数列では、偶奇の場合分けや漸化式の規則を見抜き、和の形まで論理的に導く力が問われます。
失点しやすいのは、標準問題だからといって途中式を省略し、条件や場合分けを書き落とすパターンです。対数では真数条件や底の条件、確率では終了条件、数列では偶数番目・奇数番目の扱いを明確にする必要があります。
教育学部・経済学部の数学対策では、数学ⅠA・ⅡB・Cの標準問題を、論述式で解き切る練習を重ねましょう。小問集合では、不等式、三角比、指数・対数、図形、確率、数列などを短時間で処理する必要があるため、毎日分野横断の小問演習を行うと効果的です。
対数・領域の問題では、真数条件、変数変換、図示、値の範囲や最小値の順に答案を作ります。式変形だけで押し切らず、どの条件が境界になるのか、どの範囲で式が成り立つのかを言葉で説明できるようにしましょう。
確率は、試行の流れを樹形図や表にしてから計算します。感覚的に数えると重複や抜けが起こりやすいため、1回目、2回目、3回目のように段階を分け、終了条件に合う事象だけを数える手順を固定することが大切です。
数列は、漸化式、階差、和、偶奇の場合分けを重点的に演習します。最初に数項を書き出し、規則を確認してから一般式へ進むと、符号ミスや場合分けの漏れを防ぎやすくなります。解答後は、初項から数項を代入して一般式が合うかを検算しましょう。
80分演習では、最初に全大問を確認し、取れる問題から確実に得点します。完答できない場合でも、置換、条件整理、場合分け、途中式を残すことで部分点を狙えます。復習では、計算ミスだけでなく、条件の書き落とし、場合分け不足、結論の書き方まで確認しましょう。
【医学科(数学)】
医学部医学科の数学は、医学科専用の個別学力検査として実施されます。試験時間は100分で、出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cです。数学Aは「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bは「数列」、数学Cは「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」が範囲に含まれます。
大分大学の数学は学部によって問題が大きく異なり、医学部医学科は他学部とは完全に独立した記述式の専用問題です。大問数は3題と少なめですが、複素数平面や数学Ⅲの微分・積分を中心に、融合的な応用問題が出題されるため、標準問題を解けるだけでなく、条件を整理して論理的に答案を組み立てる力が必要です。
医学部医学科の数学は、英語のように他学部と共通する形式ではなく、医学科向けに難度を高めた記述問題として出題されます。数学Ⅲの微分・積分、複素数平面、ベクトル、数列などを中心に、複数分野をまたいで考える問題が出やすいのが特徴です。
大問数が限られている分、1題あたりの処理量は重くなりやすく、最初の方針を誤ると大きく失点します。特に、数Ⅲの計算では微分・積分の式変形や極限処理、複素数平面では図形的な意味づけ、ベクトルでは内積や位置関係の整理が得点差につながります。
失点しやすいのは、難問の最後まで解き切ろうとして時間を使いすぎ、取れる小問の途中点を落とすパターンです。医学科では大問最後の難問に手が届かなくても、条件整理、方針、途中式を正確に残して部分点を積み重ねることが重要になります。
まず、数学ⅠA・ⅡB・ⅢCの標準問題を記述式で解く練習を徹底しましょう。答えだけで終えず、条件整理、使用する公式、式変形、場合分け、結論までを答案として残すことで、医学科数学に必要な論述力を高められます。
数Ⅲの微分・積分は、計算練習だけでなく、グラフ、面積、体積、極限とのつながりを意識して演習します。複素数平面では、式を変形するだけでなく、点の位置、距離、角度、軌跡を図で確認しながら解く習慣をつけましょう。
過去問演習では、100分で3題を通して解き、各大問でどこまで部分点を確保できたかを確認します。完答できなかった問題も、方針設定、条件の書き出し、途中式、場合分けが採点者に伝わる形になっているかを見直すことが大切です。
医学科の数学は、難問をすべて解き切る力だけでなく、大崩れしない答案作成力が合否を左右します。復習では、計算ミス、方針ミス、条件の見落とし、記述不足を分けて記録し、次の演習で同じ失点を繰り返さないようにしましょう。
教育学部の国語は、個別学力検査で150点の配点です。国語・数学・英語から1教科を選ぶ形式のため、国語を選択する場合は、80分で150点分の答案を作り切る必要があります。
令和7年度の国語は、教育学部向けの前期日程問題として実施されています。現代文の読解、語句・漢字、古典的文章の内容理解、教育に関わる文章の読解と説明が組み合わされており、知識だけでなく、本文を根拠にして記述する力が問われます。
教育学部の国語では、本文の論理を追い、傍線部の意味や理由を本文中の語句に基づいて説明する設問が中心です。選択肢だけで処理するのではなく、本文の対比、言い換え、因果関係を拾い、指定された字数や解答欄に合わせて要約する力が必要です。
教育学部らしく、学び、授業、子ども、教師の姿勢に関わる文章が含まれる点も特徴です。単なる国語知識ではなく、本文中に示された教育観を読み取り、場面や発言の意味を具体的に説明する力が求められます。ここで自分の経験や一般的な教育論を混ぜると、本文から離れた答案になりやすいため注意が必要です。
古典的文章では、人物の行動や発言の理由を文脈から把握する設問が出ます。文法事項を単独で答えるだけでなく、敬語、主語、場面転換を踏まえて内容を説明する読み方が重要です。主語の取り違えや敬意の方向の誤読は、説明問題の失点に直結します。
現代文では、段落ごとに「主張」「理由」「対比」「具体例」を余白に短く整理しましょう。記述答案は、本文の語句を核にして組み立てます。理由説明なら「原因→結果」、内容説明なら「言い換え→補足」の順で書くと、本文根拠と説明の流れが明確になります。
教育系の文章は、読後に「子ども観」「教師の役割」「学びの場」「授業づくり」の4項目で要点を整理する練習が有効です。本文で示された教師・子ども・授業の関係を基準にし、根拠を本文の言葉に戻してから表現することで、教育学部らしい読解答案に近づきます。
古典的文章は、品詞分解に時間をかけすぎず、人物関係と出来事の流れを先に押さえます。人物名、行動、発言、周囲の反応を線で結び、誰が何に対してどう反応したのかを整理してから答案化しましょう。敬語、助動詞、係り結び、和歌・会話の前後関係も確認し、説明問題では「誰の行動か」「なぜそうしたのか」を一文で書ける状態を目指します。
80分演習では、大問ごとに解答時間を決め、記述答案を空欄で残さない練習を重ねます。演習後は模範解答の表現を写すだけで終えず、自分の答案に不足していた根拠語、因果関係、主語を赤字で補い、次回の答案作成に反映しましょう。
医学部の理科は、医学科・先進医療科学科で共通の医学部問題として扱われます。医学科では個別学力検査における配点が200点で、物理・化学・生物から2科目を選択します。先進医療科学科では配点が100点で、物理・化学・生物から1科目を選択します。
医学科では理科が個別試験の中で最も比重の大きい科目となるため、2科目とも標準問題で取りこぼさない完成度が必要です。先進医療科学科では1科目選択ですが、配点100点の中で選択科目の得点が直接評価されるため、自分の得意分野と志望する学びとの相性を踏まえて、安定して得点できる科目を仕上げることが重要です。
物理は物理基礎・物理、化学は化学基礎・化学、生物は生物基礎・生物を併せた範囲から出題されます。医学科では試験開始後に2科目、先進医療科学科では試験開始後に1科目を選択する形式のため、事前の科目準備だけでなく、本番で解く順序や時間配分を決めておく必要があります。
令和7年度の理科では、物理で力学、電磁気、熱力学的処理を含む問題が扱われています。力のつり合い、エネルギー、電荷、熱機関や気体状態などを式で処理する力が問われ、公式をそのまま当てはめるのではなく、状況を図にして必要な関係式を選ぶ力が重要です。どの力が仕事をするのか、どの量が保存されるのかを取り違えると、計算全体が崩れやすくなります。
化学では、中和、酸化還元、溶解度、リン酸系の平衡、化学反応式など、理論化学と無機化学の計算・記述が中心です。物質量、電離、酸化数、濃度、平衡を正確に扱いながら、反応式や用語の意味を説明する力が求められます。計算式だけを覚えていると、係数や粒子数の対応を誤りやすいため、化学現象の仕組みまで理解しておく必要があります。
生物では、内分泌、細胞周期、呼吸、アポトーシス、DNAとヒストン、生態系の物質生産や自然浄化など、人体・細胞・分子・生態を横断して出題されています。用語を答えるだけでなく、ホルモン調節、細胞分裂、代謝、遺伝子、生態系の物質循環を、因果関係に沿って文章で説明する力が問われます。知識があっても、仕組みや理由を言葉にできないと得点が伸びにくい科目です。
全科目に共通して、基本事項を単独で覚えるだけでは不十分です。物理では図と式、化学では反応式と数値処理、生物では用語と説明を結びつけ、現象の仕組みを自分の言葉で表現する力が求められます。特に医学科では2科目を同日に処理するため、解ける問題を見極める判断力と時間配分も得点に影響します。
物理は、力学、電磁気、熱、波動をそれぞれ標準問題で仕上げたうえで、答案に図を残す練習を行いましょう。力の向き、電位差、状態変化、保存量を明記してから式を立てることで、初見問題でも処理の筋道を作りやすくなります。公式を選ぶ前に、物体や電荷、気体の状態を図や表で整理する習慣が重要です。
化学は、物質量計算、酸塩基、酸化還元、平衡、溶解度、無機反応を重点的に演習します。反応式、係数、単位、近似の扱いを毎回書き出し、計算結果だけでなく、その値が化学的に何を意味するのかまで説明できるようにしましょう。中和や酸化還元では、粒子数、電子数、物質量の対応をそろえてから計算に入ると、連鎖的なミスを防ぎやすくなります。
生物は、教科書の重要事項を短文説明に変換する練習が有効です。ホルモン調節なら分泌器官、標的器官、作用、フィードバックを、細胞分裂なら時期、DNA量、観察結果を、1つの流れで説明できるようにします。用語暗記で終えず、「なぜその現象が起こるのか」「どの結果につながるのか」を文章にする練習を重ねましょう。
医学科で理科2科目を選ぶ場合は、得意科目で高得点を狙うだけでなく、もう1科目の失点幅を小さくすることが大切です。2科目それぞれで使える時間を決め、解ける設問から先に回収する演習を重ねます。復習では、物理なら図示不足や保存量の誤り、化学なら係数・単位・平衡条件のミス、生物なら因果関係や説明不足を分けて記録しましょう。
先進医療科学科で理科1科目を選ぶ場合は、得点安定性とコースとの相性を基準に準備します。生命健康科学コースでは生物・化学、臨床医工学コースでは物理・数学との接続を意識し、面接で学びたい分野とつなげて説明できるようにしておくと、理科の学習が入試全体の準備にもつながります。
理工学部で理科の物理を選択した場合、個別学力検査等における配点は200点です。数学と同じ配点であり、個別試験400点の半分を占めるため、物理を選択する受験生にとっては合否に直結しやすい重要科目です。
物理は理工学部理工学科全プログラムで共通の理工学部問題として扱われます。物理学連携、電気エネルギー・電子工学、機械工学、知能機械システム、建築学を第1志望とする場合は、個別テストの理科で物理を選択する必要があります。入学後の専門分野にもつながるため、公式を覚えるだけでなく、現象を図や式で説明できる状態まで仕上げることが大切です。
令和7年度の物理は、解答時間90分、配点200点で実施されています。問題は1から4までで構成され、力学、電磁気、熱分野を中心に、物理基礎・物理の内容を用いて解答する形式です。全体として、公式暗記だけではなく、物体や電荷、気体の状態を図や式に整理し、どの物理量が一定で、どの物理量が変化するのかを見分ける力が問われます。
力学では、力のつり合い、張力、斜面、角度条件などを使った処理が含まれます。力の分解、つり合い、運動方程式、エネルギーの関係を組み合わせて解く力が必要です。斜面や張力を含む問題では、座標軸の取り方と符号の扱いが得点を左右します。力の向きや成分を図に描かずに式を立てると、張力や垂直抗力の扱いを誤りやすくなります。
電磁気では、電荷、電位差、電場中の運動、エネルギーを扱う処理が出題されています。電位差、電荷、電場、エネルギーの式は形が似ているため、電荷の符号、力の向き、速度やエネルギーの変化を丁寧に整理する必要があります。電場の向きや電荷の符号をあいまいにすると、加速方向や仕事の符号を取り違えやすくなります。
熱分野では、気体の状態変化、熱量、仕事、内部エネルギーの関係が扱われています。状態方程式、熱力学第一法則、気体のする仕事、内部エネルギーの変化を組み合わせて考える力が必要です。状態1から状態4までのように変化を段階ごとに追う問題では、各過程で成り立つ関係を分けて整理しないと、仕事や内部エネルギー変化の符号を誤りやすくなります。
力学は、物体にはたらく力を図示し、つり合い、運動方程式、エネルギー保存のどれを使うかを最初に決める練習を行いましょう。斜面や張力の問題では、角度と成分を図の中に書き込み、物体ごとに力の図を作ってから式を立てます。正の向き、接触条件、張力や垂直抗力の向きを確認することで、符号ミスを減らせます。
電磁気は、電荷、電場、電位差、仕事、運動エネルギーの関係を、符号つきで整理することが重要です。問題を解くたびに、電荷が正か負か、力がどちら向きか、電場が仕事をするのかを言葉で確認しましょう。式を立てる前に、力の向きと運動の向きを図に入れておくと、電位差やエネルギー変化の判断が安定します。
熱分野は、状態方程式と熱力学第一法則を組み合わせて演習します。各状態の圧力、体積、温度を表にし、各過程で熱量、仕事、内部エネルギー変化を別々に求める練習を重ねましょう。気体が外部にした仕事と、外部からされた仕事を混同しないように、符号のルールを毎回確認することが大切です。
90分演習では、計算量の多い大問に時間を使いすぎないよう、大問ごとの時間配分を決めて取り組みます。解答後は、公式選択ミス、図の不足、符号ミス、単位ミスを分けて記録しましょう。最後に求めた量が速度、エネルギー、圧力、温度のどれなのかを単位で確認する習慣をつけると、数値や係数の誤りにも気づきやすくなります。
物理系・電気系・機械系・建築系を志望する場合、物理の基礎は入学後の学びにも直結します。入試対策では、答えを出すだけで終えず、なぜその式を使うのか、どの物理量が保存または変化しているのかを説明できる状態まで仕上げましょう。
理工学部で理科の化学を選択した場合、個別学力検査等における配点は200点です。数学と同じ配点であり、個別試験400点の半分を占めるため、化学を選択する場合は得点の安定性が重要になります。
化学は理工学部理工学科全プログラムで共通の理工学部問題として扱われます。数理科学、知能情報システム、DX人材育成基盤、生命・物質化学、地域環境科学などの志望との相性も踏まえながら、理論・無機・有機を偏りなく仕上げることが大切です。
令和7年度の化学は、解答時間90分、配点200点で実施されています。理論化学、無機化学、有機化学を横断し、物質量計算、酸塩基、酸化還元、溶解度、芳香族化合物、有機反応、状態変化、気体、結晶構造などが扱われています。解答では、反応式、計算過程、用語説明、構造式の判断が求められ、知識だけでなく数値や実験条件をもとに関係を組み立てる力が必要です。
理論化学では、物質量、電離、酸塩基、中和、酸化還元、溶解度、気体の状態方程式、結晶格子などが問われます。式を覚えるだけではなく、単位、係数、粒子数の対応を正確に扱う力が重要です。物質量計算で反応式の係数や粒子数を確認しないまま進めると、酸塩基や酸化還元の計算で大きく失点しやすくなります。
無機化学では、硫酸、塩、酸化還元反応、沈殿、金属イオンなどの知識を、反応式や計算と結びつけて扱います。物質名や色を覚えるだけでは不十分で、反応の理由や生成物の性質まで整理する必要があります。沈殿反応や金属イオンの性質は、理論化学の計算問題とつながる形で出題される可能性があります。
有機化学では、アニリン、アセトアニリド、ジアゾカップリング、カルボン酸、アルコール、立体異性体などが扱われています。官能基、反応経路、生成物の構造を関連づけて判断する力が必要です。名称だけを覚えて構造式を書かないと、官能基の位置や反応性を見落とし、生成物の判断を誤りやすくなります。
状態変化や気体に関する問題では、三態、融解、凝固、気液平衡、熱量計算、圧力換算、状態方程式が問われます。実験条件を読み取り、どの値を基準にして計算するのかを明確にすることが得点を左右します。溶解度や再結晶では、溶液全体の質量と溶媒・溶質の質量を混同しないよう注意が必要です。
理論化学は、物質量、酸塩基、酸化還元、溶解度、気体、結晶格子を、単位付きで演習しましょう。計算式の横に、何を求めているのかを書き、数値の代入だけで終わらせないことが大切です。反応式を書き、係数比や粒子数の対応を確認してから計算に入る習慣をつけると、連鎖的な失点を防ぎやすくなります。
酸化還元は、半反応式、電子数、全体式、物質量計算の順に答案を作ります。酸化された原子と還元された原子を分け、酸化数の変化を明記してから反応式を整えましょう。反応式を完成させてから計算へ移ることで、電子数や係数のずれによる失点を減らせます。
無機化学は、物質名、反応式、沈殿、色、用途をまとめて整理します。硫酸、銅化合物、金属イオン、沈殿反応のように、理論計算とつながる分野は優先して復習しましょう。単なる暗記ではなく、なぜ沈殿するのか、どの条件で反応が進むのかを説明できる状態にしておくことが重要です。
有機化学は、官能基、反応、生成物、構造式を結びつけて覚えます。アニリン、アセトアニリド、ジアゾ化、カップリング、カルボン酸、アルコールなどは、反応経路を図にして説明できるようにしましょう。構造式を書き、どの部分が反応しているのかを確認してから解答することで、官能基や反応部位の見落としを防げます。
90分演習では、計算問題と知識・構造問題の時間配分を決めて取り組みます。復習では、知識不足、反応式の係数ミス、単位換算ミス、構造式の読み違いを分けて記録しましょう。理工学部の化学は範囲が広いため、理論・無機・有機を別々に仕上げるだけでなく、反応式、計算、構造理解をつなげて解く練習を重ねることが大切です。
看護学科の小論文は、個別学力検査で100点の配点です。令和7年度は、文章を読んで差別や偏見、謝罪や対話の意義を考える問題と、図のデータを読み取り、社会的問題に対する多様な意識を分析する問題が出題されています。
課題式や資料式の問題を通して、論理的思考力、表現力、読解力、看護学を学ぶための適性が評価されます。文章理解だけでなく、現代社会への関心や、他者を尊重する姿勢を論理的に示すことが重要です。
文章題では、筆者の主張を読み取り、自分の立場や価値観を論じる力が問われます。本文の表現をなぞるだけでは、自分の考えや看護への適性が伝わりにくくなります。差別、偏見、多様性、対話といったテーマでは、一般的な正論だけで終わらせず、誰にどのような困難が生じるのかを具体化する必要があります。
資料題では、データの特徴を読み取り、それを踏まえて自分の意見を言語化する力が求められます。数値を一部だけ取り上げて感想を書くと、分析の根拠が不足します。最大値、最小値、増減、差、全体傾向を整理し、社会的問題に対する多様な意識を読み取ることが大切です。
看護学科の小論文では、単なる社会評論ではなく、対人援助、倫理観、多様性、コミュニケーション、地域社会への関心を答案に反映することが求められます。患者や家族、医療者、地域住民の立場を分けて考えることで、看護職を目指す受験生らしい論述になります。
文章読解では、筆者の主張、理由、具体例を分けてメモしましょう。その後、自分の意見を書く前に、本文のどの論点を使うのかを決めると、答案が設問から外れにくくなります。本文の中心語を答案に取り入れながら、自分の立場を明確にすることが重要です。
資料読解では、図表のタイトル、単位、比較対象を確認したうえで、最大値、最小値、増減、差、全体傾向を順に読み取ります。読み取った特徴を1文でまとめ、その原因や背景を考えてから自分の意見へつなげる練習を行いましょう。
答案作成では、抽象的な理想を述べるだけでなく、患者や家族、医療者、地域住民の立場を具体的に想定します。対話や謝罪、多様性を扱うテーマでは、相手の尊厳を守りながら関係を改善するために、どのような関わりが必要かまで踏み込んで書くことが大切です。
医学科の面接は、個別学力検査で150点の配点です。個人面接として実施され、医学を学ぶための適性、コミュニケーション能力、学習意欲などが総合的に評価されます。
面接の評価が著しく低い場合には、総合得点に関わらず不合格となります。そのため、医学科の面接は単なる確認ではなく、合否に直接関わる重要な試験です。学科試験の準備と並行して、志望理由や医療への関心を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。
医学科の面接では、医師を志望する理由、大分大学医学部で学びたい理由、将来どのような医療に関わりたいかが中心になります。経験談を話すだけでなく、その経験から何を学び、医師としてどのように生かしたいのかまで述べることが重要です。
地域医療への関心も問われやすい内容です。大分県や地方医療の課題を一方的に語るのではなく、医師不足、診療科偏在、高齢化、救急医療、在宅医療などの観点から整理し、自分がどのように学び、将来どのような役割を担いたいのかを説明する必要があります。
コミュニケーション能力は、面接中の受け答えそのもので評価されます。知識を多く話すことよりも、質問に正面から答え、結論、理由、具体例の順にわかりやすく伝える姿勢が大切です。
志望理由は、医師になりたい理由、大分大学医学部で学びたい理由、将来どのような医療に関わりたいかの3段階で準備しましょう。各段階について、自分の経験、そこから得た学び、入学後に深めたい内容をつなげて話せるようにします。
地域医療については、医師不足、診療科偏在、高齢化、救急医療、在宅医療などのテーマを整理します。単に課題を説明するだけでなく、自分が大学で何を学び、将来どのような形で地域や患者に関わりたいのかまで結びつけることが重要です。
面接練習では、質問に対して結論を先に述べ、その後に理由と具体例を加える練習を行います。長く話しすぎず、相手の質問に正面から答える姿勢を身につけましょう。回答は丸暗記ではなく、結論、理由、具体例、将来の行動という骨格で準備すると、追加質問にも対応しやすくなります。
看護学科の面接は、個別学力検査で100点の配点です。個人面接として実施され、看護学を学ぶための適性、コミュニケーション能力、学習意欲、倫理観などが総合的に評価されます。
面接の評価が著しく低い場合には、総合得点に関わらず不合格となります。小論文と同様に、看護職への理解と対人援助への姿勢を具体的に示すことが必要です。
看護学科の面接では、看護師を志望する理由、看護学で学びたいこと、将来どのような看護職を目指すのかが問われます。体験談だけで終わると、看護の役割理解が十分に伝わりません。患者の生活、家族、チーム医療、地域との関係を含めて説明することが重要です。
倫理観を問う質問では、正解を一言で断定するのではなく、患者の意思、安全、家族、医療者の責任を分けて考える力が求められます。複数の立場を整理したうえで、自分ならどのように行動するかを述べる必要があります。
小論文で扱われる差別、偏見、多様性、対話といったテーマは、面接でも看護職の姿勢と結びつけて話せる内容です。社会課題への関心と、患者や家族に向き合う姿勢を一貫して示すことが大切です。
看護師を志望する理由は、きっかけとなった経験、看護職への理解、大分大学で学びたいこと、将来の目標の順に整理しましょう。経験談だけで終えず、その経験から何を学び、看護職としてどのように生かしたいのかまで話せるようにします。
倫理観を問われた場合に備え、患者の意思、安全、家族の思い、医療者の責任を分けて考える練習を行います。対立する立場があるテーマでも、どちらかを一方的に否定せず、患者中心の視点を保ちながら自分の判断を述べることが重要です。
面接練習では、小論文で準備した多様性、対人援助、コミュニケーション、地域社会への関心を、志望理由や将来像とつなげて話します。1つの回答は結論、理由、具体例、入学後の学びの順にまとめ、落ち着いて伝える練習を重ねましょう。
先進医療科学科の面接は、個別学力検査で100点の配点です。課題を解決しようとする意欲、社会への関心、コミュニケーション能力が評価されます。
生命健康科学コース、臨床医工学コースのどちらを志望する場合も、医療・科学技術・社会課題を結びつけて説明する力が必要です。志望コースの学びを理解したうえで、自分がどのような課題に関心を持っているのかを具体的に示すことが求められます。
生命健康科学コースでは、生命科学、疾病予防、検査、健康、医療研究への関心が問われます。生物や化学の学習内容と、自分が学びたい研究テーマをつなげて話せるかが重要です。
臨床医工学コースでは、医療機器、工学、データ、物理・数学の学びが医療にどう関わるかを説明する力が求められます。機械や技術への関心だけでなく、それが患者や医療現場の課題解決にどう役立つかまで述べる必要があります。
社会への関心を示す質問では、高齢化、医療費、地域医療、医療技術の発展、AIやデータ活用などのテーマに対して、自分の考えを述べる力が問われます。問題点、原因、解決に必要な学びの順で整理すると、先進医療科学科で学ぶ意義が伝わりやすくなります。
生命健康科学コース志望者は、生命科学、疾病予防、検査、健康、医療研究について、自分の関心を具体化しましょう。生物や化学で学んだ内容を、入学後に深めたいテーマや将来の医療への貢献とつなげて説明できるようにします。
臨床医工学コース志望者は、医療機器、工学、データ活用、物理・数学の学びが医療現場にどう関わるのかを整理します。技術そのものへの興味だけで終わらせず、患者や医療者の負担軽減、安全性の向上、医療の質の改善と結びつけて話すことが大切です。
面接対策では、高齢化、地域医療、医療技術の発展、AIやデータ活用などのテーマについて、問題点、原因、解決に必要な学びを短く説明する練習を行いましょう。志望理由、学びたい内容、将来像が同じ方向を向くように整理しておくと、回答に一貫性が出ます。
教育学部のグループディスカッションは、個別学力検査等で150点の配点です。選択教科と同じ配点であるため、午後の試験を補助的なものとして扱わず、二次試験の半分を占める評価項目として準備する必要があります。
前期日程では、国語・数学・英語の選択教科が10時00分から11時20分、グループディスカッションが13時00分から17時00分に実施されます。教育への関心、主体性、協働性、コミュニケーション力を、発言と態度の両面で示す試験です。
教育学部の入学者選抜では、子どもや他者とのコミュニケーション、学校教育への関心、他者と協働して課題解決する力が重視されます。そのため、討議では自分の意見を述べるだけでなく、他者の発言を受けて議論を前に進める姿勢が重要です。
テーマは、教育、学校、子ども、地域社会、学びのあり方に関する内容に備える必要があります。筆記試験で扱う文章の内容を、討議で使える論点に変換する学習が有効です。学校現場、児童生徒、教師、保護者、地域のどの立場に関わる話なのかを明らかにすると、発言に具体性が出ます。
失点しやすいのは、発言回数を増やすことだけを狙い、議論の流れから外れてしまうパターンです。また、反対意見を述べる際に否定から入ると、協働性が伝わりにくくなります。相手の意見の有効な点を認めたうえで、条件や別の視点を加える姿勢が大切です。
教育テーマについて、1分発言と30秒要約をセットで練習しましょう。1分発言では「結論→理由→具体例→次の論点」、30秒要約では「ここまでの共通点→残る課題」の順で話すと、議論に貢献しやすくなります。
週1回は複数人で討議練習を行い、司会、発言者、要約者、時間管理の役割を交替します。役割を固定しないことで、どの位置にいても議論に貢献できる発話が身につきます。発言前には、直前の発言の要点を一文で受け、自分の根拠を添えて提案する形を意識しましょう。
日頃のニュースや学校教育に関する話題は、「課題」「原因」「関係者」「改善案」「懸念点」の5項目でメモします。この型で準備しておくと、初見テーマでも話の材料をすばやく組み立てられます。本番当日の昼休みには新しい知識を詰め込まず、志望理由、教育への関心、自分が大切にしたい教師像を短い言葉で再整理しましょう。
福祉健康科学部の小論文は、コースによって配点と解答形式が異なります。理学療法コースの小論文は300点で、解答時間は90分です。福祉健康科学部の共通問題と理学療法コース別問題を解答します。
社会福祉実践コースの小論文も300点で、解答時間は90分です。福祉健康科学部の共通問題と社会福祉実践コース別問題を解答します。心理学コースの小論文は100点で、解答時間は60分、福祉健康科学部の共通問題のみを解答します。
令和7年度の共通問題では、対人援助における関係性を題材に、筆者の考えを踏まえて自分の考えを600字以内で述べる形式が出題されました。理学療法コース別問題では高齢者世帯や一人暮らし高齢者に関する図表をもとに500字以内で論述し、社会福祉実践コース別問題では自殺者数やG7各国の自殺死亡率に関する資料をもとに500字以内で論述する形式でした。
共通問題では、文章を読み取り、対人援助職としてどのような関係性を築くべきかを論じる力が問われます。本文の主張を要約するだけではなく、援助者と被援助者の関係を、相互性、尊厳、自己決定、支援の限界といった観点から整理する力が必要です。
理学療法コース別問題では、高齢社会に関する統計資料を読み取り、医療・福祉・社会的支援の観点から問題点と改善策を述べる力が問われます。図表の数値変化を根拠にして、孤立予防、生活機能の維持、地域での支援体制へつなげる答案が求められます。リハビリテーションを身体機能の回復だけで語ると、地域生活や社会参加の視点が弱くなります。
社会福祉実践コース別問題では、自殺に関する複数資料を総合し、日本の状況と課題、対策を論じる力が問われます。自殺を個人の問題だけにせず、孤立、相談体制、生活困窮、地域支援、制度利用のしやすさなど、社会福祉の視点から扱う必要があります。
心理学コースでは共通問題のみを解くため、短い時間で課題文の論点を正確につかみ、自分の考えを整理する力が重要です。心理学への関心を、単なる心の理解ではなく、他者理解、関係形成、支援場面でのコミュニケーションへ結びつけることが求められます。
共通問題対策では、対人援助、地域共生社会、地域包括ケア、社会的孤立、自己決定、尊厳、協働をテーマに、600字以内の答案を繰り返し書きましょう。答案は「本文の要点→課題の整理→自分の立場→具体的な支援」の順で組み立てます。
資料型問題では、最初に図表のタイトル、単位、期間、最大値・最小値、増減の大きい箇所を読み取ります。その後、数値から言える事実を一文で書き、原因や背景を社会的要因として整理しましょう。課題文や資料の内容を使わずに一般論を書くと、論拠が弱い答案になるため注意が必要です。
理学療法コース志望者は、高齢化、介護予防、フレイル、在宅生活、退院後支援、地域リハビリテーションを重点テーマにします。身体機能だけでなく、生活の質、家族支援、多職種連携まで含めて説明できるようにしましょう。
社会福祉実践コース志望者は、貧困、孤立、自殺対策、障害、虐待、地域福祉、相談支援を重点テーマにします。答案では当事者を責める表現を避け、制度と地域の支援につなげる視点で改善策を書くことが大切です。
心理学コース志望者は、共通問題を60分で解く練習を重ねます。読解10分、構成10分、執筆35分、見直し5分の配分で、本文の主張と自分の考えを混同しない答案を作りましょう。理学療法コースと社会福祉実践コース志望者は、90分で共通問題とコース別問題を解く練習を行い、各問題の論点が重複しないように構成メモを短く作ることが重要です。
福祉健康科学部では、コースによって面接・グループディスカッションの形式と配点が異なります。理学療法コースと社会福祉実践コースでは、個人面接が100点で課されます。小論文の配点が大きい一方で、面接の得点が面接配点の20%以下の場合は総合得点に関わらず不合格となるため、基礎的な受け答えと志望理由の一貫性が不可欠です。
心理学コースでは、グループディスカッションが300点で課されます。受験者数によりグループを編成できない場合は、試験当日に個人面接へ変更される場合があります。前期日程では、理学療法コースと社会福祉実践コースは小論文が10時00分から11時30分、面接が12時30分から18時00分です。心理学コースは小論文が10時00分から11時00分、面接が12時30分から18時00分に実施されます。
面接では、コミュニケーション能力、協調性、積極性などが評価されます。福祉健康科学部が重視する地域包括ケア、福祉社会への関心、主体的に学ぶ姿勢を、自分の経験や志望コースの学びと結びつけて話すことが重要です。
理学療法コースでは、リハビリテーションの専門知識や技能を生かして社会に貢献したい意思が問われます。患者や利用者の生活を支える専門職として、身体機能だけでなく生活背景や多職種連携にも関心を示す必要があります。
社会福祉実践コースでは、福祉の専門職として地域に貢献し、社会に役立ちたい意思が問われます。制度の名前を並べるだけでなく、困難を抱える人が相談につながるまでの壁をどう下げるかを語れるようにすることが大切です。
心理学コースでは、心理学の専門知識や技能を生かして社会で活躍し、貢献したい意思が問われます。グループディスカッションでは、相手の発言を理解し、論点を整理しながら建設的に発言する姿勢が重要です。自分の意見だけを長く話すと、協働性が伝わりにくくなります。
個人面接対策では、志望理由、入学後に学びたいこと、将来の専門職像、高校での学び、地域や社会課題への関心を一問一答で準備しましょう。各回答は30秒版と1分版を作り、質問に応じて長さを調整できるようにします。
理学療法コース志望者は、リハビリテーション、在宅支援、介護予防、多職種連携について、自分の言葉で説明できるようにします。専門用語を使う場合は、患者や利用者の生活にどう関わるかまで話すことで、理学療法への理解が伝わりやすくなります。
社会福祉実践コース志望者は、相談支援、地域福祉、生活困窮、孤立、自殺予防について、制度と人のつながりの両面から説明します。困っている人を制度へつなげる過程を具体化すると、社会福祉実践への理解を示しやすくなります。
心理学コース志望者は、週1回以上、複数人で討議練習を行います。発言は「相手の要点を受ける→自分の根拠を述べる→次の論点を提案する」の順で行い、発言量よりも議論への貢献を重視しましょう。反対意見を述べる場合も、相手の意見の有効な点を認めたうえで、条件や別の立場を加える表現に変えることが大切です。
当日は午後の面接・グループディスカッションまで集中力を保つ必要があります。昼休みには新しい知識を詰め込まず、志望理由、コースで学びたい内容、地域包括ケアへの関心を短い言葉で再整理しましょう。
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