埼玉大学入試科目別対策

埼玉大学の科目別の入試傾向
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【文系英語(教養学部・経済学部・教育学部共通)】

配点

埼玉大学の前期日程における英語は、教養学部・経済学部・教育学部で共通問題です。ただし、同じ問題を解いても配点や入試全体での重みは学部・枠によって異なります。教養学部では個別試験が英語のみで300点、経済学部では一般選抜枠で英語を選択した場合250点、国際プログラム枠では必須200点です。教育学部では、学校教育コースの5専修と英語専修で外国語(英語)500点が二次の勝負科目になります。つまり、問題自体は共通でも、教養学部では英語の出来がそのまま合否に直結し、経済学部では選択科目としての使い方が分かれ、教育学部では非常に高い配点の中核科目として扱われます。理学部・工学部では基本的に個別試験で英語は課されないため、実質的には文系学部群の共通問題と考えてよい構成です。

傾向

外国語(英語)は、教養学部・経済学部・教育学部の大学内共通問題です。出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで、試験時間は90分です。令和7年度は、英文読解、文法・語法、語彙、内容把握、英語表現を含む構成でした。ユーザーの補足どおり、例年は大問3題で、長文読解が2題、最後に120〜150語程度の自由英作文が出される形式として捉えるのが実戦的です。しかも、設問や指示文も含めて英語で進行するため、本文だけでなく設問処理の段階でも英語を素早く正確に読む力が必要になります。

長文読解では、900〜1250語程度のかなりボリュームのある英文が2題出題され、本文の主張、理由、具体例、対比関係を読み取る力が問われます。教養学部では社会、文化、教育、国際関係のような教養的テーマ、経済学部では社会制度、国際経済、地域格差、労働、環境、テクノロジーのような社会科学寄りのテーマが特に意識しやすく、教育学部でも教育・社会・文化に関わる話題を読み、自分の考えを英語で表現する力が求められます。長文では、単語の意味を拾うだけでは足りず、段落ごとの主張と具体例の役割を整理しながら、筆者の立場と根拠を追う必要があります。

文法・語法では、時制、準動詞、関係詞、比較、仮定法、接続表現などを文脈の中で判断する力が求められます。語彙問題でも、単語の基本義だけではなく、文脈に合う意味や言い換えを選べることが重要です。抽象語、評価語、接続表現は本文の論理展開をつかむ手がかりになるため、読解の一部として扱う必要があります。さらに自由英作文では、与えられたテーマに対して120〜150語程度で自分の意見を論理的に説明する力が問われます。複雑な構文を無理に使うよりも、主語と動詞を明確にし、結論、理由、具体例を読み手に伝わる順序で述べることが重要です。埼玉大学の英語は、長文量が多いうえに記述量も大きく、時間制限の厳しい本格的な文系共通問題だといえます。

失点しやすいのは、長文読解で傍線部や設問に関係する一文だけを根拠にして、筆者の主張や理由を取り違えることです。該当箇所の前後にある接続語、指示語、具体例を確認しないと、内容把握問題で本文に書かれていない内容を自然さだけで選んでしまいやすくなります。文法・語法でも、見慣れた形だけで選ぶと文脈に合わない答案になりやすく、英語表現では難しい語句を使おうとして文法ミスが増える答案が失点しやすくなります。90分という時間の中で、長文2題を丁寧に読みすぎると、語彙・文法や自由英作文の見直し時間がなくなりやすい点にも注意が必要です。

対策

まず長文読解では、各段落の要旨を一文で書き、本文全体の主張を最後にまとめる練習をしてください。段落ごとの役割を把握して読む習慣がつくと、内容一致や説明問題で根拠箇所を選びやすくなります。埼玉大学の英語は設問や指示文も英語で進むため、本文だけでなく設問文まで含めて速く正確に処理する訓練が必要です。英文を読んだあと、日本語で本文の論理を短く説明し、その後で英語で数文の要約や意見を書く練習を重ねると、読解と表現を同時に鍛えられます。

語彙・文法は、単元別問題を解くだけで終わらせず、長文中でどのように使われているかを必ず確認してください。関係詞、分詞、比較、否定、接続表現は、読解と英作文の両方で使うため、例文ごと運用できる状態にしておくことが重要です。語彙も意味暗記にとどまらず、抽象語や評価語、接続表現を長文の中でどう働いているかまで確認すると、内容把握問題での精度が上がります。本文に戻って根拠を確認する解き方を徹底し、選択肢ごとに本文と一致する部分、本文と異なる部分、本文に根拠がない部分を分けて判断する練習を重ねてください。

自由英作文は、結論、理由、具体例、まとめの順で書く型を決めておくと安定します。120〜150語という分量では、理由を一つだけ長く書くより、二つ程度の理由を論理的につなげた方が構成が整いやすくなります。書いた後は、主語・動詞・時制・単複を必ず確認し、内容が設問に正面から答えているかも見直してください。教養学部志望者は国際関係、文化交流、歴史、社会問題、哲学・思想、共生、経済学部志望者は国際経済、社会制度、地域格差、労働、環境、教育学部志望者は教育、社会、文化に関する英文に日頃から触れておくと、共通問題のテーマに対応しやすくなります。

直前期は、90分で大問全体を処理する演習を繰り返してください。長文読解に時間を使いすぎると、文法・語法や英語表現の見直しが不足するため、長文2題、知識問題、自由英作文の順に時間配分を固定して練習することが重要です。教養学部では英語単独300点の科目として、経済学部では選択した場合の主要科目として、教育学部では500点の高配点科目として、いずれも共通問題をどこまで安定して得点化できるかが合格への鍵になります。

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【経済学部・教育学部共通(数学)】

配点

埼玉大学の前期日程では、経済学部と教育学部で大学内共通の文系数学が使われます。配点は、経済学部では一般選抜枠で数学を選択した場合250点、教育学部では教科教育コース算数・数学専修で500点です。同じ問題を解いても、教育学部算数・数学専修では総合1450点の中で数学の比重が非常に大きく、経済学部でも二次の2教科選択のうち1科目として使えるため、数学で安定得点を取れる受験生にとって大きな得点源になります。

傾向

この数学は経済学部・教育学部の大学内共通問題で、出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B、数学Cです。数学Aは図形の性質、場合の数と確率、数学Bは数列、数学Cはベクトルが対象で、数学Ⅲは含まれません。試験時間は90分で、標準的な計算力と論理的な説明力を組み合わせて問う構成です。共通テストから一段深くした標準レベルの記述問題が中心で、難問をひらめきで解く力より、途中式、場合分け、図形条件の整理を答案に残しながら確実に取り切る力が重視されます。

数学Ⅰ・Ⅱでは、関数、方程式、不等式、図形と計量、微分積分などの基本事項を組み合わせて処理する力が問われます。数学Aでは、場合の数と確率、図形の性質が差のつきやすい分野で、重複や抜けを防ぎながら数え上げる力が必要です。数学B・Cでは、数列とベクトルを用いて規則性や図形関係を数式化する力が問われ、誘導を読みながら前問の結果を後続の小問へつなぐ処理が得点差になります。全体として、標準問題を正確に読み、筋道立てて答案を完成させる力が中心になります。

失点しやすいのは、計算を急ぎすぎて条件の読み落としや場合分けの不足が起こることです。確率では、何を数えているのかが曖昧なまま式を立てると重複や抜けが生じますし、数列では初項や漸化式の意味を取り違えると後半の設問まで崩れやすくなります。ベクトルでは、図形条件を式に直す段階で符号や係数を誤ると、その後の結論まで大きくずれます。文系数学は難問勝負ではない分、こうした基礎的なミスをどれだけ減らせるかが非常に重要です。

対策

まずは、教科書標準レベルの問題を正確に解ける状態にしたうえで、複数単元を組み合わせた入試標準問題へ進んでください。解答では、使用した条件と式変形の理由を一行ずつ残す習慣をつけることが重要です。埼玉大学の文系数学は、答えだけでなく、条件整理と論理の見える答案が得点につながります。

確率と数列は、具体例を書いて規則をつかみ、一般式へ広げる練習が有効です。小さい場合を調べる習慣をつけると、方針が立てやすくなります。ベクトルと図形は、必ず図を描いてから式へ移す練習を重ねてください。図形条件を可視化すると、どの公式や条件を使うか判断しやすくなります。教育学部算数・数学専修では、正解を出すだけでなく、児童生徒に説明できるような筋道の通った答案を作る意識が大切ですし、経済学部では数学を数量関係を説明する科目として扱い、条件整理、式の意味、結論までを文章で補える答案を目指すことが重要です。

【工学部共通(数学)】

配点

埼玉大学の前期日程では、工学部の数学は学部内共通問題です。配点は、機械工学・システムデザイン学科、電気電子物理工学科、情報工学科で300点、環境社会デザイン学科で200点です。数学を課す4学科では個別試験の中心科目になるため、共通テスト後は最優先で仕上げたい科目です。同じ工学部内共通問題でも、300点学科ではより高い得点率が求められ、200点学科でも数学を落とすと二次全体の安定が崩れやすくなります。

傾向

工学部の数学は工学部内共通問題で、出題範囲は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cです。数学Aは図形の性質、場合の数と確率、数学Bは数列、数学Cはベクトル、平面上の曲線と複素数平面が対象で、試験時間は120分です。数学Ⅲまで含む理系数学を、計算結果だけでなく、条件整理、式の導出、場合分け、図形的意味の説明まで含めて答案化する力が求められます。理系数学としては標準からやや難レベルで、数学Ⅲの微分積分の比重が高く、そこに図形や数列、確率が組み合わさる形です。

数学Ⅲの微分積分は最優先分野で、関数の増減、極限、接線、面積、体積、定積分の計算を複数条件と組み合わせて処理する力が必要です。複素数平面、ベクトル、平面上の曲線では、図形的な条件を式に変換する力が問われます。点の移動、距離、角度、軌跡、媒介変数表示を、図と式を対応させながら扱うことが重要です。場合の数と確率、数列では、条件を読み取り、規則性を数式化する力が必要で、計算そのものよりも、どの条件をどの式に変えるかで差がつきやすい構成です。

失点しやすいのは、数学Ⅲで微分や積分を急ぎすぎて、定義域、積分区間、符号、定数処理を落とすことです。複素数平面やベクトルでは、絶対値、偏角、内積、線分比、垂直条件を混同すると、後半の計算がすべてずれやすくなります。確率や数列でも、何を数えているのか、どの項を基準にしているのかが曖昧なまま立式すると、重複や抜けが生じます。また、120分の試験では難しい大問に時間を使いすぎると、取れる設問の途中点まで失いやすくなります。

対策

数学Ⅲは、極限、微分、積分を分野別に仕上げた後、関数の性質を総合的に調べる問題へ進んでください。増減表、接線、面積、最大最小を一つの答案にまとめる練習を行うと、工学部の記述形式に対応しやすくなります。理系数学では、計算力だけでなく、どの条件からどの式を立てているかを答案に残すことが重要です。

複素数平面とベクトルは、必ず図を描いてから式へ移す練習をしてください。点の動き、距離、角度、回転、線分比を図示し、それを式に変換する手順を固定すると、複雑な条件でも方針を立てやすくなります。確率と数列は、具体例を書いて規則を見つけ、一般式へ広げる練習が有効です。直前期は、120分で工学部数学を通して解く演習を繰り返し、大問ごとの時間配分、完答を狙う問題と部分点を取りにいく問題の切り分けを決めてください。工学部では数学の配点が大きいため、完答できない問題でも方針と途中式を残して部分点を積み上げる答案を作れるかどうかが、合格に直結します。

【理学部 数学科(数学)】

配点

理学部のうち、今回確認できるのは数学科の数学です。個別試験における配点は1050点で、共通テスト1050点と個別数学1050点の同配点型です。二次数学の完成度がそのまま合否に直結するため、数学科では数学を絶対的な主戦場として仕上げる必要があります。単に得点源というだけでなく、この科目でどこまで差をつけられるかが勝負になります。

傾向

数学は理学部数学科の学部固有問題です。出題範囲は、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cで、数学Aは図形の性質、場合の数と確率、数学Bは数列、数学Cはベクトル、平面上の曲線と複素数平面が対象です。令和7年度の前期日程でも、数学Ⅲを含む理系数学の総合的な処理力が問われ、計算結果だけでなく、定義、条件整理、式変形、論証の流れを答案として示す力が必要とされます。工学部の理系数学よりも、より論証性が強く、数学科らしい筋道の明確さが求められる問題だと考えるべきです。

数学科の個別数学では、微分積分、数列、ベクトル、複素数平面、場合の数と確率など、理系数学の主要分野を横断して出題されます。単元ごとの公式適用ではなく、問題文の条件を読み取り、解法方針を自分で組み立てる力が必要です。数学Ⅲでは、極限、微分、積分、面積、関数の増減、曲線の扱いを組み合わせた問題が差になりやすく、計算量が多い問題でも、どの式を何のために変形しているのかを明確にしながら進める必要があります。複素数平面やベクトルでも、代数計算と図形的意味を対応させる力が問われます。数列や確率では、小さい場合を調べて規則を見つけ、一般化して証明する流れを答案に残せるかが重要です。

失点しやすいのは、数学Ⅲで計算を急いで積分区間、符号、定数処理、極限の扱いを誤ること、複素数平面で実部・虚部、絶対値、偏角、共役複素数の意味を混同すること、確率や数列で最初の定義や初期条件を曖昧にしたまま進み後半の小問まで崩れることです。証明型の問題では、数式だけを並べても論理のつながりが伝わらず、使った条件、導いた結果、結論への接続を短い言葉で補う必要があります。高配点科目である以上、こうした論証の弱さがそのまま大きな失点になりやすい試験です。

対策

数学科志望者は、数学Ⅲを早期に完成させ、微分積分を中心に複数分野を組み合わせた問題へ進んでください。極限、微分、積分を別々に練習した後、関数の性質や図形的意味まで含めて一題を完結させる演習が有効です。数学科の二次数学では、単に正解へ到達するだけでなく、なぜその方針を採るのかを説明できる答案が必要になります。

複素数平面とベクトルは、図を描いてから式を立てる練習を徹底してください。図形条件を可視化すると、回転、距離、角度、内積、線分比の使い分けがしやすくなります。数列と確率は、具体例を書いてから一般式へ進む練習を行い、最初の数項や小さい場合を整理することで、規則性や場合分けの漏れを見つけやすくしてください。答案作成では、最終結果だけでなく、条件設定、式の導出、場合分け、結論を順番に書き、完答できない問題でも方針と途中式を残して部分点を積み上げる意識が重要です。1050点という高配点科目だからこそ、満点主義よりも、論理の見える答案を一題ずつ積み上げる完成度が合格を左右します。

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【経済学部(国語)】

配点

この科目の個別試験における配点は、一般選抜枠で国語を選択した場合250点です。個別試験では2教科を選択するため、国語を使う場合は英語または数学と同じ比重で得点を作る必要があります。国語を選ばない受験も可能ですが、現代文の読解と記述に強みがある受験生にとっては、十分に得点源になり得る科目です。

傾向

国語は経済学部用問題で、出題範囲は現代の国語、論理国語です。古文・漢文は含まれず、現代文中心の出題になります。本文の主張、対比、理由、具体例を読み取り、設問に合わせて説明する力が求められます。共通テスト国語のような選択式処理だけでは足りず、本文根拠を使って日本語答案を組み立てる力が重要です。

評論的文章を読み、筆者の主張や論理展開を把握する力が中心に問われます。経済学部では、社会、制度、個人、価値判断に関する文章を読み、論点を整理する力がとくに重要です。設問では、傍線部の意味、理由、本文全体の趣旨、語句の文脈上の意味を問う形式が想定され、傍線部付近だけで答えるのではなく、文章全体の対立構造や結論に沿って判断する必要があります。現代文だけの試験である以上、読解精度の差がそのまま得点差になります。

失点しやすいのは、傍線部の近くの語句をつなぐだけで答案を作り、本文全体の論旨から外れてしまうことです。また、本文中の言葉を長く抜き出すだけでは、設問の要求に合わない答案になりやすくなります。評論文では、具体例を筆者の主張そのものと取り違えると失点しやすいため、具体例が何を説明するために置かれているのかを意識し、抽象的な主張へ戻して読むことが重要です。

対策

現代文は、段落ごとに話題、主張、具体例、対比を一行で整理してから設問に答えてください。文章全体の論理を押さえてから答案を書くと、傍線部周辺だけに依存した説明を避けやすくなります。記述答案は、本文中の根拠を見つけた後、設問の主語に合わせて日本語を組み立てることが重要です。答案を書いた後は、本文にない内容を加えていないか、逆に問われた要素が抜けていないかを必ず確認してください。

また、評論で頻出する抽象語は、意味だけでなく文脈上の働きと合わせて覚えてください。近代、公共性、合理性、主体、制度、価値といった語は、文章全体の論理を読む手がかりになります。経済学部志望者は、社会、経済、政治、労働、消費、情報、公共性に関する評論を多く読み、本文の論点を100字程度で要約し、自分の言葉で説明する練習を続けると、二次国語の得点が安定しやすくなります。

【教育学部 国語専修(国語)】

配点

この科目の個別試験における配点は、教科教育コース国語専修で500点です。総合1450点のうち国語だけで大きな比重を占めるため、共通テスト国語とは別に、二次の記述型読解に対応する力を仕上げる必要があります。国語専修では、まさに志望教科そのものが勝負科目になるため、読解の正確さと答案作成力の両方で高得点を狙う準備が不可欠です。

傾向

国語は教育学部用問題で、出題範囲は現代の国語、言語文化、論理国語、古典探究、試験時間は90分です。令和7年度は、現代文と古典を含む構成で、本文理解、語句・文法、内容説明、理由説明を組み合わせて処理する力が求められました。経済学部の現代文中心の国語とは異なり、教育学部国語専修では、現代文に加えて古典まで含めた総合的な国語力が問われます。

現代文では、評論的文章を読み、筆者の主張や論理展開を説明する力が問われます。傍線部の近くを言い換えるだけでは足りず、本文全体の対比や論旨に沿って答える必要があります。古典では、古文単語、助動詞、敬語、主語補足、人物関係を踏まえて内容を読む力が必要です。知識問題と読解問題がつながっているため、文法知識を本文理解に使う練習が重要になります。教育学部国語専修の二次試験では、国語そのものを専門として学ぶ適性が問われるため、文章を正確に読み、設問に対して根拠のある日本語で説明する力が得点差になります。

失点しやすいのは、現代文で本文中の表現を長く抜き出すだけで設問の要求に合わない答案になること、古文で主語や敬意の方向を補わないまま読んで人物関係を取り違えることです。記述では、字数に合わせて要点を絞れないと結論がぼやけやすく、本文根拠、言い換え、結論の三要素を意識して整理する必要があります。90分の試験では、現代文と古典の両方を扱うため、どちらか一方に時間を偏らせない運用も重要です。

対策

現代文は、段落ごとに主張、具体例、対比を一行で整理してから設問に答えてください。本文全体の論理を押さえてから答案を書くことで、傍線部周辺だけに依存した説明を避けられます。古典は、単語、助動詞、敬語、主語補足を本文読解と結びつけて学習してください。短い本文で口語訳を作った後、人物関係と理由を説明する答案まで作ると、読解問題に対応しやすくなります。

記述答案は、本文中の根拠を見つけた後、設問の主語に合わせて日本語を組み立てることが大切です。答案を書いた後は、本文にない内容を加えていないか、逆に問われた要素が抜けていないかを確認してください。国語専修志望者は、現代文と古典の演習を週単位で分けるのではなく、一回の演習で両方を扱う時間配分練習を行い、90分の中で本文読解、文法処理、記述答案作成まで完了させる訓練を重ねることが重要です。

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【教育学部 理科専修(理科)】

配点

この科目の個別試験における配点は、教科教育コース理科専修で500点です。総合1450点のうち理科が大きな比重を占めるため、共通テストで基礎学力を確保したうえで、二次では志望教科としての専門基礎を答案で示す必要があります。理科は得点源であると同時に、理科専修で学ぶ適性そのものを見られる科目なので、選択した2科目を安定して記述答案に仕上げられる完成度が重要です。

傾向

理科は教育学部用問題で、個別試験では物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学の4科目から2科目を選択します。令和7年度は、各分野で基礎知識、計算、実験・観察、理由説明を組み合わせる構成で、単なる用語暗記ではなく、自然現象を根拠に基づいて説明する力が求められました。したがって、理科専修の二次試験では、知識問題と記述問題を切り離さず、現象理解と答案作成を一体で準備する必要があります。

物理では、力学、電磁気、熱、波動などの基本法則を使い、現象を式に表す力が問われます。図を描き、力の向きや条件を整理してから計算することが重要で、公式を当てはめるだけでは得点が安定しません。化学では、物質量、酸化還元、電池、平衡、有機化学、実験操作などを通じて、反応式と現象説明を結びつける力が問われます。計算だけ、知識だけと分けて処理するのではなく、反応の意味を理解したうえで記述までつなげる必要があります。生物・地学では、用語知識、図表の読み取り、実験・観察結果の考察が中心で、結果を読むだけでなく、なぜその結果になるのかを科学的に説明する力が求められます。

失点しやすいのは、物理で現象の条件整理をせずに式を立てて力の向きや符号を誤ること、化学で反応式を書かずに計算へ進み係数や物質量の対応を取り違えること、生物・地学で用語は知っていても設問の文脈に合わせて説明できず得点につながらないことです。理科専修では、単元の理解だけで満足せず、条件、結果、理由、結論をつなげて書けるかどうかが大きな差になります。

対策

まず、理科専修志望者は2科目選択を早めに決め、各科目の教科書範囲を一通り終えた後に、実験・観察・計算を含む問題へ進んでください。選択科目間で学習量に偏りが出ないよう、週単位で演習時間を固定することが重要です。二次試験では2科目とも記述答案として仕上げる必要があるため、得意科目だけを先に進めすぎない方が安定します。

物理は、図を描いてから式を立てる練習を徹底してください。力、速度、加速度、電場、磁場、熱の出入りなどを図示すると、複合問題でも条件を整理しやすくなります。化学は、反応式、物質量、単位、実験操作の目的を答案に残す練習を行い、理論計算、有機構造、無機・実験を分けて学んだ後に、複数分野を横断する問題で答案化すると効果的です。生物・地学は、用語を覚えた後、その用語を使って30字から80字程度で説明する練習を重ねてください。図表や実験結果を読み取り、原因と結果を結びつける答案を作ることが得点につながります。

仕上げでは、選んだ2科目を通しで解く時間配分練習を必ず行ってください。知識を確認するだけではなく、どの順序で条件を整理し、どの部分を答案に書き残すかまで含めて固めておくと、本番でも得点が安定します。理科専修の理科は、志望教科としての専門性を示す試験だからこそ、正解に至るまでの根拠を明確にし、採点者に伝わる答案を作ることが最も重要です。

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【理学部 分子生物学科(理科〈生物〉)】

配点

この科目の個別試験における配点は、分子生物学科で400点です。共通テスト1250点に加えて生物基礎・生物400点が課されるため、生物を二次試験の中心科目として扱う必要があります。理学部分子生物学科では、共通テストで広く得点を確保したうえで、二次では生物を通して生命現象をどこまで深く説明できるかが合否に直結します。

傾向

理科〈生物〉は、理学部分子生物学科の学科指定問題です。出題範囲は生物基礎・生物で、共通テスト理科とは別に、生命現象を記述・考察する力が問われます。令和7年度の前期日程でも、知識問題、実験考察、図表・データの読み取り、理由説明を組み合わせて処理する力が必要とされ、用語知識をそのまま答えるだけでは得点しにくい構成です。分子生物学科志望者は、用語知識を実験結果の説明へつなげる学習が不可欠になります。

出題では、遺伝情報、細胞、代謝、発生、恒常性、生態、進化などの主要分野から、生命現象の仕組みを説明する問題が出されます。単語の暗記だけでは足りず、現象の原因と結果を結びつける力が必要です。実験考察では、条件設定、対照実験、結果の比較、結論の導出が問われ、グラフや表を読むだけでなく、なぜその結果になるのかを生物学的な言葉で説明する力が重要になります。分子生物学科では特に、遺伝子、タンパク質、細胞内の反応、情報伝達など、分子レベルの生命現象を扱う基礎理解が重要で、教科書の用語を、働き、場所、関係する実験と結びつけて理解しておく必要があります。

記述問題では、指定語句や設問条件に合わせて、現象の因果関係を短くまとめる力が問われます。主語、原因、結果を明確にした答案が得点につながります。失点しやすいのは、生物用語を覚えていても設問の文脈に合わせて使えないこと、実験考察で結果をそのまま写すだけで対照との比較や原因の説明が抜けること、グラフや表で増減だけを述べて生物学的な理由を説明しないことです。また、長く書きすぎて論点がぼやけたり、主語がない答案になったりすると減点されやすく、因果関係を一文ごとに明確にする必要があります。

対策

生物は、教科書の太字語句を覚えた後、その語句を使って30字から80字程度で説明する練習をしてください。短い説明を作ることで、論述問題に必要な定義力と因果説明力が身につきます。分子生物学科では、とくに遺伝情報、細胞、代謝、酵素、発生、恒常性の分野が学びに直結するため、用語を単独で覚えるのではなく、どの細胞内で何が起こり、どの実験結果から何がいえるのかまで説明できるようにすることが重要です。

実験問題は、条件、対照、結果、考察を表に整理してから解いてください。実験の目的を先に書き出すと、何を比較すべきかが明確になり、考察問題で的外れな答案を避けやすくなります。グラフや表の問題では、数値変化だけを追うのではなく、細胞、酵素、遺伝子、ホルモン、環境要因などの知識を結びつけて説明する練習が必要です。分子生物学科の生物では、データを読んだあとに、それを生命現象の仕組みへ戻して説明する力が大きな差になります。

直前期は、1題ごとに時間を測り、記述答案まで書き切る演習を行ってください。共通テスト型の選択問題だけでは、二次の400点には対応しにくいため、実験考察と説明問題を中心に答案作成力を高めることが大切です。解き直しでは、失点を「知識不足」「条件整理不足」「比較不足」「因果説明不足」に分けて記録すると、弱点が見えやすくなります。理学部分子生物学科の理科〈生物〉では、知識量そのものよりも、生命現象を根拠をもって説明できるかどうかが、合格に直結します。

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【教育学部 音楽専修(実技検査)】

配点

実技検査の配点は700点です。共通テスト700点と同配点で、実技の完成度が合否に直結します。学科試験だけで差を埋める入試ではないため、共通テスト後は音楽実技を二次対策の中心として扱う必要があります。声楽、器楽、音楽理論をすべて受験するため、どれか一つだけに強みがあっても十分ではなく、三領域を安定してまとめる総合力が重要です。

傾向

前期日程では、声楽、器楽、音楽理論を全員が受験します。声楽は指定曲を原語・暗譜で歌い、器楽はピアノや管弦打楽器による演奏、音楽理論は音程、音階と調、和音、楽語を含む50分の試験です。したがって、演奏技術だけでなく、暗譜、音程、リズム、表現、理論の基礎まで含めて総合的に見られます。音楽専修では、得意分野を一つ伸ばすよりも、声楽・器楽・理論のいずれでも崩れない仕上がりが求められます。

失点しやすいのは、得意な演奏だけを仕上げて、音楽理論や暗譜確認を後回しにすることです。声楽、器楽、理論のどれかに穴があると、700点全体で大きな失点につながりやすくなります。また、本番では技術そのものに加えて、暗譜の安定感や音楽的な流れの自然さも見られるため、単に音を並べるだけでは評価が伸びにくくなります。

対策

音楽専修志望者は、声楽、器楽、音楽理論を週単位で配分し、録音や録画を使って音程、リズム、表現を確認してください。演奏だけに偏ると理論で崩れやすく、理論だけを強めても実技全体の安定にはつながりません。音楽理論は、音程、調、和音、楽語を短時間で処理する練習を積み、知識を見た瞬間に使える状態にしておくことが重要です。

直前期は、声楽、器楽、理論を別々に練習するだけでなく、本番の順序や集中力の消耗も意識して通しで確認してください。暗譜の揺れやリズムの乱れは、本番形式に近い練習でこそ見つかりやすくなります。音楽専修の実技は、演奏技術の高さだけでなく、教員養成課程で音楽を学ぶ基礎力と再現性を示す試験だと考えて仕上げることが大切です。

【教育学部 図画工作・美術専修(実技検査)】

配点

実技検査の配点は500点です。個別試験の中でも非常に大きな比重を占めるため、学科試験と並行して、木炭デッサンの完成度を実戦的に高める必要があります。作品の出来がそのまま得点へ反映されやすい試験なので、表現力だけでなく、時間内に安定して仕上げる力も重要です。

傾向

図画工作・美術専修では、木炭による静物デッサンが課されます。試験時間は3時間で、木炭紙大の画面に卓上のモチーフを描く形式です。評価では、対象物の形、比率、明暗、質感、空間の把握が問われます。したがって、細部を描き込む力だけでなく、構図、全体の量感、空間のまとまりを大きく捉える力が必要です。3時間という制限の中で、序盤の構図決定、中盤の形の修正、終盤の明暗整理まで進める時間運用も重要になります。

失点しやすいのは、描き始めに構図や比率を決めないまま細部へ進み、完成段階で全体の形の崩れが目立つことです。部分ごとの描写に意識が偏ると、画面全体のバランスや空間のまとまりが弱くなりやすくなります。木炭デッサンでは、序盤にどこまで正確な土台を作れるかが、その後の完成度を大きく左右します。

対策

3時間で木炭デッサンを完成させる練習を繰り返してください。序盤30分で構図と比率を決め、中盤で量感と明暗を作り、終盤で輪郭と質感を調整する時間配分を固定すると、本番でも崩れにくくなります。最初に全体の配置、中心線、比率を決めてから描き込みへ進むことが、完成度を安定させるうえで重要です。

また、毎回の練習で、どの段階で形が狂いやすいか、どのモチーフで質感表現が弱くなるかを記録してください。試験本番では緊張や環境変化の影響も受けるため、用紙の大きさ、立ち位置、時間配分まで含めて本番に近い条件で練習することが効果的です。図画工作・美術専修の実技では、観察の正確さと画面全体をまとめる力を両立させることが、高得点への鍵になります。

【教育学部 保健体育専修(実技検査)】

配点

実技検査の配点は450点です。個別試験の中で大きな比重を占め、さらに面接50点も課されるため、技能面と教職適性の両方を準備する必要があります。実技では記録や技能だけでなく、複数種目を通した総合的な運動能力が見られるため、一種目だけの強さでは不十分です。

傾向

保健体育専修では、陸上競技、球技、ダンスまたは器械運動から合計3種目を受験します。さらにスポーツ活動に関する調書も評価の基礎資料として扱われます。評価では、基礎体力、専門技能、動きの正確さ、競技理解が問われ、選択種目ごとの得意不得意だけでなく、陸上・球技・表現または器械運動をまたいだ総合的な運動能力が必要です。

失点しやすいのは、得意種目の感覚だけに頼り、測定条件や課題内容に十分対応できないことです。競技経験があっても、試験で求められる動作の正確さや安定性が不足すると評価が伸びにくくなります。また、三種目を通して見られるため、一分野だけ極端に弱いと総合点が下がりやすくなります。

対策

陸上、球技、ダンスまたは器械運動をバランスよく練習してください。記録や成功率を毎回記録し、技能だけでなく安定して同じ動きを再現できる状態を作ることが重要です。得意種目を伸ばすだけでなく、他の種目でも大きく崩れない水準を確保することが、実技全体の得点を安定させます。

また、当日の緊張や環境変化にも対応できるよう、服装、用具、試験の流れまで本番に近い条件で通し練習をしてください。途中で動きが乱れても最後まで立て直して示せるかどうかも、実技では重要です。保健体育専修の実技は、競技力の高さだけでなく、教員養成課程で求められる身体のコントロールと再現性を示す試験として準備することが大切です。

【教育学部 技術・情報専修(面接)】

配点

面接の配点は700点です。個別試験全体を面接だけで構成するため、技術・情報専修では学力科目以上に、専門理解と教職への意欲を言葉で示す準備が重要になります。単なる面接対策ではなく、入試の主戦場として位置づけて仕上げる必要があります。

傾向

技術・情報専修では、技術および情報に関する口頭試問を含む面接が行われます。個人面接と課題についてのグループ討議があり、技術・情報に関する意欲、関心、知識、理解、技能が総合的に評価されます。したがって、志望理由を話せるだけでは足りず、技術科・情報分野の基本用語、ものづくり、情報活用、情報社会の課題について、自分の言葉で説明できる必要があります。

失点しやすいのは、志望理由を抽象的に述べるだけで、なぜ技術・情報専修で学びたいのかが具体化されていないことです。口頭試問でも、知識を暗記していても説明の順序が整理されていないと、理解が浅く見えやすくなります。グループ討議では、自分の意見だけを強く述べるのではなく、他者の発言を受けて論点を整理する姿勢も見られます。

対策

志望理由、大学で学びたいこと、将来の教職像、専門分野への関心を1分程度で話せる形にしてください。答えを丸暗記するのではなく、質問に合わせて要点を組み替えられるように練習することが重要です。口頭試問では、結論、理由、具体例の順で話すと、余分な話を広げすぎずに説明しやすくなります。

技術科・情報分野の基本用語、ものづくり、情報活用、情報社会の課題は、短くても説明できるように整理してください。グループ討議では、自分の意見を述べるだけでなく、他者の意見を受けて補足や整理ができるようにしておくと評価につながりやすくなります。技術・情報専修の面接では、専門知識そのものよりも、それを教育の場でどう生かしたいかまで含めて語れるかが重要です。

【教育学部 保健体育専修(面接)】

配点

面接の配点は50点です。実技450点に比べると小さいものの、口頭試問とグループ討議を通じて教職への意欲やコミュニケーション能力が見られるため、実技だけに偏らず準備しておく必要があります。保健体育専修では、技能に加えて、保健体育・スポーツをどう教えるかという視点も評価対象になります。

傾向

保健体育・スポーツに関する口頭試問を含む面接が行われます。個人への質問と課題についてのグループ討議により、知識、理解、思考力、コミュニケーション能力、教職への意欲が評価されます。したがって、競技経験や運動実績を話すだけでなく、保健体育を学ぶ意味、学校教育の中での役割、子どもへの指導にどうつなげたいかまで述べる必要があります。

失点しやすいのは、志望理由が運動やスポーツへの興味だけで終わり、教職としての視点が弱くなることです。口頭試問でも、知識を断片的に答えるだけでは評価が伸びにくく、結論と理由を整理して話す必要があります。グループ討議では、発言量だけでなく、他者との協調や論点整理も重要です。

対策

志望理由、大学で学びたいこと、将来の教員像、専門分野への関心を1分程度で話せる形にしてください。保健、健康、安全、学校生活、子どもの発達に関する基本的な話題を整理し、専門知識を深く述べるよりも、学校現場でどのように生かすかまで話せるようにすることが重要です。

面接練習では、結論、理由、具体例の順で話す型を作り、短く問われたときも長く問われたときも対応できるようにしてください。グループ討議では、自分の考えを述べるだけでなく、他者の発言を踏まえて話をつなげる練習が有効です。保健体育専修では、実技の強さに加えて、教員としての視点を言葉で示せるかが評価の分かれ目になります。

【教育学部 養護教諭養成課程(面接)】

配点

面接の配点は500点です。個別試験全体を面接だけで構成するため、養護教諭養成課程では面接が合否を左右する中心試験になります。専門知識の深さだけでなく、保健に関する理解、教職への意欲、対人援助職としての適性を総合的に示す必要があります。

傾向

養護教諭養成課程では、保健に関する口頭試問を含む面接が行われます。保健についての知識・理解、思考力、コミュニケーション能力、教職への意欲などが総合的に評価されます。したがって、養護教諭を目指す理由を一般論で終わらせず、学校現場で子どもの健康や安心をどう支えたいかまで具体的に話せることが重要です。

失点しやすいのは、志望理由を抽象的に述べるだけで、なぜ養護教諭なのかが十分に伝わらないことです。また、保健に関する話題で知識を並べるだけでは、学校現場でどう生かすかが見えにくくなります。質問に対して長く話しすぎて要点がぼやけることも評価を下げやすいため、簡潔さと具体性の両立が必要です。

対策

志望理由、大学で学びたいこと、将来の養護教諭像、学校での健康支援に対する考えを1分程度で整理してください。答えを丸暗記するのではなく、質問に応じて要点を組み替えられるように練習することが重要です。口頭試問では、結論、理由、具体例の順で答えると、考えが伝わりやすくなります。

保健、健康、安全、学校生活、子どもの発達に関する基本的な話題を整理し、専門知識を深く語るよりも、学校現場でどう支えたいかまで説明できるようにしてください。養護教諭養成課程の面接では、知識そのもの以上に、子どもに寄り添う姿勢と、それを支える理解を自分の言葉で示せるかが重要です。

【教育学部 社会専修(小論文)】

配点

小論文の配点は300点です。共通テスト1150点と合わせて総合1450点で判定されるため、小論文は共通テストで作った得点を守りつつ、社会科教員としての思考力と表現力を示す試験になります。大逆転を狙う科目というより、論理の通った答案で失点を抑え、適性を明確に示すことが重要です。

傾向

小論文では、社会の事象に対する関心と論理的思考力が問われます。採点では、思考力、判断力、表現力が評価されるため、知識を並べるだけでなく、課題に対して筋道の通った意見を述べる必要があります。社会問題への感想を書く試験ではなく、背景、問題点、自分の判断、根拠、結論を順番に示す論述が求められます。

失点しやすいのは、社会問題への感想だけを書いて論理的な考察にならないことです。課題に対して、なぜそれが問題なのか、どのような影響があるのか、どう考えるのかまでつなげて書く必要があります。主張と根拠の対応が弱い答案や、段落ごとの役割が曖昧な答案は評価が伸びにくくなります。

対策

社会的事象について、原因、影響、対応策、自分の立場を400字から800字程度で書く練習をしてください。書いた後は、主張と根拠が対応しているか、段落ごとの役割が明確かを確認することが重要です。小論文では、課題文や資料を読んだ後、問題点、原因、影響、対応策、自分の立場をメモしてから書き始めると、結論がぶれにくくなります。

答案は、導入で課題を示し、本文で理由と具体例を述べ、最後に自分の考えと対応策をまとめる型で練習してください。社会専修の小論文では、知識量の多さよりも、社会の事象をどう整理し、教育の立場からどう捉えるかを論理的に示せるかが重要です。

【工学部 応用化学科(総合問題)】

配点

この科目の個別試験における配点は300点です。応用化学科では個別試験400点のうち4分の3を占めるため、総合問題を最優先科目として対策する必要があります。数学よりもこの科目の比重が高いため、化学を中心とした総合的な処理力を二次の主戦場として仕上げる必要があります。

傾向

総合問題は応用化学科の学科固有問題です。化学に関する知識、理解力、論理的思考力、計算力、英語読解力などを総合的に評価する問題として位置づけられています。試験時間は120分で、化学基礎・化学の知識を土台に、実験、反応、計算、読解を組み合わせて考える構成です。単なる化学の知識問題ではなく、応用化学科で学ぶ基礎的な思考を試す総合型の試験と考える必要があります。

理論化学では、物質量、化学平衡、酸化還元、電池、反応速度、溶液などを使って、計算と説明を組み合わせる力が問われます。反応式の意味を理解し、係数、単位、物質量の対応を正確に扱うことが重要です。無機・有機化学では、物質の性質、反応、構造、実験操作を結びつけて考える力が必要で、暗記した知識をそのまま答えるのではなく、与えられた条件から物質や反応の特徴を説明する力が求められます。実験考察では、操作の目的、観察結果、反応の理由、誤差や条件の意味を読み取る力が問われ、化学現象を言葉で説明し、必要に応じて計算に接続する処理が重要です。

さらに、英語読解力も評価対象に含まれるため、化学に関する英文や説明文を読み、必要な情報を取り出して化学的に判断する力が必要です。失点しやすいのは、理論化学で反応式を書かずに計算へ進んで係数や電子数、物質量の対応を誤ること、有機化学で条件から構造や生成物を絞れないこと、実験考察で結果を書くだけで化学的根拠が抜けること、英語を含む設問で条件や例外を見落とすことです。

対策

理論化学は、反応式、物質量、単位、計算式を一体で書く練習をしてください。計算問題では、最初に反応式と対応関係を書き、どの値を求めるのかを明確にしてから計算へ進むことが重要です。有機化学は、構造決定問題を使って、分子式、官能基、反応性、異性体を表に整理し、候補を消去する理由を言葉で書く練習を行うと、説明型の設問にも対応しやすくなります。

無機・実験分野は、試薬の役割、沈殿、気体、色の変化、操作の目的を現象ごとに整理してください。英語を含む化学英文は、短い科学記事や教科書レベルの英文を使い、実験条件、物質名、反応、結論を抜き出す練習が有効です。全文を逐語訳するより、設問に必要な情報を見つけて化学知識と結びつける読み方を優先してください。応用化学科志望者は、共通テスト化学の知識を土台にしつつ、それを記述、計算、説明まで含む総合問題の答案へ変えていくことが、合格への最短ルートです。

【工学部全学科共通(小論文)】

配点

小論文の配点は工学部全学科で100点です。数学または総合問題に比べると配点は小さいものの、全学科で課されるため、個別試験全体の得点を安定させる科目です。大きく差をつける科目ではなくても、論理性や志望分野とのつながりを欠くと失点しやすいため、軽視はできません。

傾向

小論文は工学部全学科共通の評価枠で、主体性、多様性への対応、協働性の観点を重視して評価されます。工学と社会の関係を扱うテーマでは、技術の利便性、課題、リスク、倫理、環境、地域社会、利用者の視点を含めて考える力が問われます。単に技術の発展を肯定するだけではなく、課題と対応策まで示す必要があります。多様性や協働性に関するテーマでは、異なる立場の人と協力して課題を解決する姿勢が見られます。

また、学びの意欲を示す答案では、志望学科の専門分野と社会課題を結びつける力が必要です。機械、電気電子、情報、化学、環境社会デザインの各分野で、どのような課題に関心があるのかを具体化する必要があります。失点しやすいのは、感想文のように自分の思いだけを書くこと、技術の長所だけを述べてリスクや倫理面への視点が弱くなること、志望学科とのつながりがなく一般論で終わることです。

対策

小論文は、課題文や資料を読んだ後、問題点、原因、影響、対応策、自分の立場をメモしてから書いてください。構成を先に作ることで、結論がぼやける答案を避けやすくなります。答案は、導入で課題を示し、本文で理由と具体例を述べ、最後に自分の考えと対応策をまとめる型で練習すると、短時間でも論理の流れが見える文章になります。

工学系テーマでは、AI、エネルギー、交通、材料、医療機器、環境、防災、情報セキュリティ、都市設計などの話題を整理し、技術の仕組みそのものよりも、社会的な利点と課題を両方示す練習を行ってください。さらに、毎回の小論文で志望学科との接続を一文入れる練習をすると、学びの意欲が伝わりやすくなります。工学部の小論文では、技術と社会の関係を多面的に捉え、自分の専門分野と結びつけて論じることが重要です。

【理学部 生体制御学科(総合問題)】

配点

この科目の個別試験における配点は400点です。生体制御学科では共通テスト1250点に加え、総合問題400点が課されるため、生命科学系の理解を文章で表現する力が合否に大きく関わります。共通テストの知識をそのまま使うのではなく、資料や説明文を読み、生命現象の仕組みを論理的に説明できるかどうかが問われます。

傾向

総合問題は理学部生体制御学科の学科指定問題です。生物学を中心とした自然科学的内容についての理解力、思考力、表現力などを総合的に問う試験です。生物学の単元知識を再生するだけではなく、資料や説明文を読み、生命現象の仕組みを整理し、自分の言葉で根拠を示す力が求められます。

出題では、細胞、遺伝情報、発生、恒常性、環境応答、生態、進化などを横断して考える力が問われます。教科書の単元ごとの知識を、生命現象のつながりとして理解する必要があります。資料読解では、文章、図、表、グラフをもとに、条件、結果、考察を読み取る力が重要で、設問は資料中の情報を整理し、自然科学的な根拠に基づいて説明する形になりやすいです。生体制御という学科名の通り、生命がどのように反応し、調節し、環境に適応するのかを考える力が重視され、恒常性、神経・ホルモン、遺伝子発現、代謝調節、個体と環境の関係を関連づけて学習しておく必要があります。

失点しやすいのは、資料の一部だけを見て結論を書き、条件や比較対象を見落とすことです。生物用語を多く並べても因果関係が書けていない答案は得点が伸びにくく、設問が「理由」「仕組み」「考えられること」「比較」のどれを求めているかを読み違えると説明の方向がずれやすくなります。主語が曖昧な答案や、結論が最後まで書かれていない答案も減点されやすく、生物現象を主語にして原因と結果がつながる文でまとめる必要があります。

対策

生物の各単元を個別に覚えるだけでなく、生命現象のつながりとして整理してください。細胞、遺伝子、タンパク質、代謝、恒常性、環境応答を関係図にまとめると、横断的な設問に対応しやすくなります。資料読解問題では、最初に条件、対照、結果、考察を表にし、情報を整理してから答案を書くと、資料の読み違いや根拠不足を減らせます。

記述練習では、30字、80字、150字程度の複数の長さで説明する練習を行ってください。短い答案では要点を絞り、長い答案では根拠と具体例を加えることで、設問の字数や要求に合わせやすくなります。生体制御学科志望者は、恒常性、神経、ホルモン、免疫、遺伝子発現、発生、行動、生態を優先して復習し、生物学的な仕組みを個体・細胞・分子の三つの視点で説明できるようにしておくと、総合問題の得点力が高まりやすくなります。

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埼玉大学受験生からのよくある質問

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埼玉大学にはどんな入試方式がありますか?

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現状の学力・偏差値を確認させて下さい。場合によりあまりにも今の学力が埼玉大学受験に必要なレベルから大きくかけ離れている場合はお断りさせて頂いておりますが、可能性は十分にあります。まずはとにかくすぐにご連絡下さい。現在の状況から埼玉大学合格に向けてどのように勉強を進めていくのかご相談に乗ります。

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