愛知県立芸術大学入試科目別対策

愛知県立芸術大学の科目別の入試傾向
勉強法と受験対策について

愛知県立芸術大学

引用元:愛知県立芸術大学ホームページ

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講師

愛知県立芸術大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント

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【音楽学部作曲専攻音楽学コース(外国語)】

配点

外国語は、音楽学部作曲専攻音楽学コースのコース固有試験です。個別テスト等における配点は100点で、英語、ドイツ語、フランス語から1科目を選択して受験します。

試験時間は60分です。音楽学コースでは、外国語の文章を的確に読み、文意を正確につかむ力が評価対象になります。作品解説、作曲家論、音楽史、批評文など、音楽学を学ぶうえで必要な読解力を示す科目です。

傾向

外国語では、文章読解を通して、語彙、構文、指示語、対比、因果関係を正確に追う力が問われます。単語の意味を拾うだけではなく、文章全体の主張を把握したうえで、設問に合わせて根拠を選ぶ読み方が必要です。

音楽用語や固有名詞に気を取られると、文全体の論理関係を見落としやすくなります。未知語があっても、主語、動詞、修飾関係を先に確認し、文の骨格を崩さずに読むことが重要です。

また、訳語を自然に整えることだけを優先すると、原文の論理が薄くなる場合があります。読解問題では、筆者の主張、理由、具体例を区別し、音楽学の文脈に沿って内容を理解する力が求められます。

対策

音楽史や芸術論に関する短い外国語文章を読み、段落ごとに主張を日本語で要約しましょう。要約は長くせず、各段落を20〜30字程度に圧縮すると、文章全体の流れをつかみやすくなります。

英語、ドイツ語、フランス語のいずれを選ぶ場合も、基本文法を読解の中で確認します。関係詞、分詞、受動態、比較、接続詞など、論理関係を作る表現を重点的に扱うことが大切です。

音楽学コース志望者は、読んだ文章について「筆者の主張」「根拠」「作品・作曲家との関係」を日本語で説明する練習を行いましょう。外国語読解と論述・口述の準備をつなげることで、個別試験全体の得点につながります。

【美術学部芸術学専攻(英語)】

配点

美術学部芸術学専攻の英語は、個別テスト等における配点が300点です。小論文300点と並ぶ主要科目であり、個別テスト等700点のうち大きな割合を占めます。

英語は芸術学専攻の専攻別問題です。令和7年度は、芸術論に関する英文を全文和訳する形式で、読解力、語彙知識、翻訳能力が評価されます。試験時間は1時間で、長い英文を逐語的に処理するだけでなく、美術・芸術論の文脈を踏まえて自然な日本語に置き換える力が必要です。

傾向

芸術学専攻の英語は、美術や芸術論に関する英文を正確に読む形式です。一般的な長文読解問題よりも、構文把握と翻訳の精度が重視されます。

令和7年度は、具体芸術に関する英文が出題され、専門的な内容を含む文章を全文和訳する課題でした。美術史・芸術理論に関わる語彙を、文脈に合わせて訳す力が必要です。art、form、abstract、concrete、composition などの語は、一般的な意味だけでなく、美術論の文脈で訳語を決める必要があります。

失点しやすいのは、英文を前から単語ごとに訳し、日本語として不自然な答案になるパターンです。主語、動詞、目的語、修飾関係を整理してから、意味の通る日本語に整える必要があります。また、長い文を飛ばすと大きな失点につながるため、関係代名詞や分詞構文の係り先を丁寧に確認することが重要です。

対策

英文和訳対策では、1文ごとに主語、動詞、修飾関係を記号で分けてから訳しましょう。まず直訳を作り、その後で芸術論として自然に読める日本語へ整える練習が有効です。

美術・芸術論の英文に出る語彙をまとめておくことも重要です。作品、形態、抽象、具象、構成、運動、鑑賞、表象などの語を英語と日本語で対応させ、文脈に応じて訳語を選べるようにします。

1時間演習では、最初に全文の長さを確認し、文単位で時間を配分します。難文に止まりすぎず、仮訳を残して先へ進み、最後に日本語として不自然な箇所を直す流れを固定しましょう。

小論文対策と連動させ、読んだ英文の主張を日本語で要約する練習も効果的です。英文の内容を自分の言葉で整理することで、翻訳の精度と芸術論の理解を同時に伸ばせます。

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【音楽学部(専攻別実技試験)】

配点

専攻別実技試験は、音楽学部の各専攻・コース別に課される学部固有試験です。個別テスト等における配点は600点で、個別テスト等全体の中でも最大配点となるため、合否を左右する中心科目です。

作曲専攻作曲コースは、和声課題、器楽曲作曲、口述試験で構成されます。作曲専攻音楽学コースは、音楽学に関する基礎的試験、論述、口述、外国語を中心に構成されます。声楽専攻は課題曲、自由曲、コールユーブンゲン、器楽専攻はピアノ・弦楽器・管打楽器の各コースで課題曲や自由曲が課され、管打楽器コースでは第1次試験と第2次試験が設定されています。

傾向

作曲コースでは、和声に対する感覚・能力、器楽曲を構成する力、答案を理論的・分析的に説明する力が問われます。規則を知っているだけでなく、楽譜として説得力のある処理を行い、その意図を口述で説明できることが重要です。

声楽専攻では、課題曲・自由曲・コールユーブンゲンを通して、演奏の基礎的能力、表現力、リズム、音程が評価されます。声量だけで押し切るのではなく、言葉、音程、フレーズ、音楽の方向性を一体で示す必要があります。

器楽専攻では、演奏の基礎的能力、音楽的資質、表現力、発展の可能性が評価されます。管打楽器では、音程、音色、リズムなどの基礎能力に加え、第2次試験で表現力と創造力も問われます。曲を通す練習だけに偏ると、出だし、転換部、弱音部、終止形などの精度が落ちやすくなります。

対策

専攻別実技は、本番の試験順を想定して毎週通し練習を行いましょう。通し練習後は、録音・録画を使い、ミスの有無だけでなく、音程、リズム、響き、フレーズ、身体の使い方を項目別に確認します。

作曲コースは、和声課題を時間内に処理する練習と、器楽曲作曲で形式・楽器法・展開を決める練習を分けます。答案完成後には、なぜその和声進行や構成にしたのかを3分以内で説明する練習を入れると、口述への対応力も高まります。

声楽専攻は、課題曲、自由曲、コールユーブンゲンを別々に練習した後、入試当日の順序で通します。歌詞の母音、子音、ブレス、フレーズの頂点を楽譜に書き込み、音程と表現を同時に整えましょう。

器楽専攻は、課題曲の難所を速度別に分け、最終的に本番テンポで演奏できる状態にします。管打楽器コースは第1次と第2次で求められる役割が異なるため、基礎技術確認用の練習と表現力を示す練習を分けて準備することが大切です。

【音楽学部(音楽の基礎的能力試験)】

配点

音楽の基礎的能力試験は、音楽学部内で共通要素を含む試験です。楽典100点、ソルフェージュ100点、副科ピアノ100点を基本に構成されます。器楽専攻ピアノコースは副科ピアノを課されないため、楽典とソルフェージュを中心に対策します。

ソルフェージュは新曲視唱と聴音で構成されます。作曲コースでは新曲40点、旋律聴音20点、四声聴音20点、二声聴音20点、その他の多くの専攻では新曲40点、旋律聴音30点、四声聴音30点です。令和8年度の楽典は、譜例を用いて音程、転回音程、和音の種類と転回形、調、移調、音名・階名、音楽史・音楽用語を問う構成です。

傾向

楽典では、音程や和音を単独で答える問題に加え、譜例全体の調や和声進行を読み取る問題が出ます。調号、臨時記号、転回形、属和音などを楽譜上で処理する力が問われます。

令和8年度は、譜例の一部を移調して書く問題や、旋律を条件に沿って書き換える問題も含まれています。知識を単語として覚えるだけでなく、五線上に正確に書く作業の精度が必要です。

ソルフェージュでは、音高、リズム、拍子、調性感を短時間で処理する力が問われます。新曲視唱は初見で音楽の流れをつかむ力、聴音は聴いた音を正確に記譜する力が必要です。理論を言葉として覚えていても、譜例に臨時記号が加わると音程や和音を誤りやすくなります。

対策

楽典は、音程、和音、調、移調、音楽用語を1日ごとに分けるのではなく、毎回1枚の譜例からまとめて処理しましょう。入試では複数の知識が同じ譜例に重なるため、実戦形式で判断順序を固定することが大切です。

音程と和音は、五線上で音名を確認し、度数、長短・増減、転回形の順に答える練習を行います。答え合わせでは、誤った原因を「音名」「調号」「臨時記号」「転回」のどれかに分類します。

新曲視唱は、歌い始める前に調、拍子、最高音、最低音、跳躍、終止を確認します。聴音は、1回目で拍子と終止音、2回目でリズム、3回目で音高を補う練習が有効です。旋律聴音、四声聴音、二声聴音を分けて練習し、声部ごとの役割を聴き分けましょう。

副科ピアノは、難曲を増やすよりも、拍の安定、和声感、音の粒、止まらず弾き切る力を優先します。専門実技とは別に短時間でも毎日触れ、試験前に暗譜や譜めくりの不安を残さないようにします。

【作曲専攻音楽学コース(音楽学に関する基礎的試験)】

配点

音楽学に関する基礎的試験は、作曲専攻音楽学コースのコース固有試験です。音楽学コースの個別テスト等は、専攻別実技試験600点、外国語100点、楽典100点、ソルフェージュ100点を含む構成で、合計900点です。

令和8年度は、音楽学に関する基礎的試験として論述と口述が課されます。論述は120分、口述は別時間に実施され、論理的な考察力と文章表現力が評価されます。

傾向

音楽学コースでは、演奏技術そのものよりも、音楽を対象として読み、聴き、考え、言葉で説明する力が問われます。作品、作曲家、時代背景、様式、受容などを関連づけて考える姿勢が必要です。

論述では、与えられたテーマに対して、知識を並べるだけでなく、根拠を示しながら筋道立てて述べる力が求められます。音楽史の知識を年代順に並べるだけでは、設問への応答として弱くなります。

口述では、論述内容や音楽への関心について、質問に応じて説明する力が重要です。結論が曖昧になると考察の軸が伝わりにくいため、最初に自分の見解を述べ、その後に作品例や学習経験を使って補足する必要があります。

対策

音楽史の学習では、作曲家名と作品名だけでなく、様式、編成、時代背景、聴取上の特徴を1枚のカードにまとめましょう。論述では、そのカードを使って「なぜ重要か」「どのように変化したか」を説明する練習が有効です。

週に1回、音楽に関するテーマを400〜800字で論述します。書く前に結論、根拠、具体例、まとめをメモし、文章が知識の羅列にならないようにしましょう。

口述対策では、自分の関心分野、これまでに学んだ作品、入学後に研究したいテーマを3分以内で説明します。説明後に想定質問を作り、根拠や作品例を追加して答える練習を行うと、論述と口述の一貫性が高まります。

【美術学部各専攻(石膏素描・素描)】

配点

石膏素描・素描は、美術学部の各専攻で課される専攻別問題です。配点は、日本画専攻の第1次石膏素描が1000点、油画専攻の第1次素描が1000点、彫刻専攻の素描が600点、芸術学専攻の素描が100点です。

令和7年度では、日本画専攻は石膏像を対象とする鉛筆デッサン、油画専攻は石膏像を素描する形式、彫刻専攻は台上の石膏像を木炭又は鉛筆で描く形式、芸術学専攻は机上のモチーフを鉛筆で描く形式です。試験時間は、日本画・油画・彫刻が6時間、芸術学が2時間です。

傾向

日本画専攻の石膏素描は、モチーフの形や質感を正確に観察し、空間を含めて描写する力が中心です。石膏像の大きな形、陰影、稜線、台との関係を崩さず、画面全体の密度を上げる必要があります。

油画専攻の素描は、基礎的な描く能力と表現力を問います。石膏像を正確に写すだけでなく、面の捉え方、量感、画面の呼吸、素材の扱いによって表現力が見られます。

彫刻専攻の素描は、立体を理解するための基礎描写として出題されます。輪郭を追うだけではなく、構造、重心、奥行き、面の向きを読み取って画面化する力が必要です。芸術学専攻では、短時間で対象の形と配置を把握し、余白を含めた画面構成を整える力が求められます。

対策

石膏素描では、開始20〜30分で構図、中心軸、大きな比率を決める練習を行います。描き始めに測るポイントを固定し、途中で離れて見直す時間を入れると、全体の狂いを早めに修正できます。

長時間素描では、前半で構造、後半で質感と空間を作る時間配分を固定します。最初から細部を描き込まず、大きな明暗、面の向き、奥行きの順で画面を組み立てましょう。

油画専攻志望者は、鉛筆、木炭、併用の特性を試し、自分の表現に合う描画材を決めておきます。彫刻専攻志望者は、石膏像を立体として捉え、見えていない裏側の構造を想定しながら描きます。芸術学専攻志望者は、2時間で小型モチーフを描く練習を行い、最後の10分で余白、接地、明暗の強弱を見直しましょう。

【日本画専攻・油画専攻(水彩画・油画又は水彩画)】

配点

日本画専攻の第2次水彩画は1000点、油画専攻の第2次油画又は水彩画は1000点です。日本画・油画はいずれも第2次実技が最終判定の中心となるため、8時間で完成作品へ持ち込む力が必要です。

令和7年度の日本画専攻は、複数のモチーフを構成して着色する水彩画、油画専攻は鏡を用いた自画像制作です。日本画ではモチーフ構成、色彩感覚、描写力、表現力が、油画では絵画制作に必要な能力と表現力が評価されます。

傾向

日本画専攻の水彩画は、与えられた複数モチーフを画面内で構成し、形態・質感・色彩を統合して表す形式です。花、ガラス、紙、布、金属など性質の異なる対象を同じ画面で扱うため、構成力と質感の描き分けが重要です。

油画専攻の油画又は水彩画は、自画像など自分と向き合う主題を通じて、表現の方向性と絵画としての完成度を問う形式です。似せるだけでなく、構図、光、身体感、画面の強さをどう作るかが得点差になります。

両専攻とも、単なる描写課題ではなく、作品としての構成と表現が見られます。画面全体の主役、視線の流れ、色の響きを設計する力が必要です。

対策

日本画志望者は、異素材の組み合わせを使った水彩構成を反復します。最初に小さな構成案を複数作り、主役、光の方向、色の大きな関係を決めてから本画に入りましょう。

水彩では、透明感、にじみ、重ね塗り、白地の残し方を使い分けます。モチーフごとに描き込み方を変え、画面全体で色が濁らないように、乾燥時間も含めて手順を組むことが大切です。

油画志望者は、自画像を複数条件で描きます。正面、斜め、手や身体の一部を入れた構図などを試し、自分の表現に合う光、距離、画面構成を見つけましょう。8時間制作では、構想、下描き、大きな色面、描き込み、全体調整の時間を決め、終盤に全体の明暗、色の強弱、視線の流れを見直します。

【彫刻専攻(塑造)】

配点

彫刻専攻の塑造の配点は600点です。素描600点と合わせて個別テスト等1200点を構成するため、平面の描写力と立体の造形力を同じ重さで準備する必要があります。

令和7年度は、テーマに基づき、自身の身体の一部と紙・テープをモチーフとして自由に塑造する形式です。試験時間は7時間で、立体造形力と感性が評価されます。

傾向

彫刻専攻の塑造は、単に手や顔を写す課題ではなく、テーマを立体に変換する力を問います。抽象的なテーマが与えられる場合、身体の一部と素材の関係から発想を組み立てる必要があります。

立体としての量感、重心、動き、正面以外から見た形が評価に関わります。作品を一方向から整えるだけでなく、周囲を回りながら形のつながりを確認する力が必要です。

紙やテープなどの素材条件を生かす力も問われます。素材を単なる添え物にせず、粘土の形と関係づけてテーマを伝える構成にすることが重要です。

対策

塑造対策では、テーマを3語程度で言語化し、その言葉を形に変える小型習作を作ります。「緊張」「拡張」「反発」などの概念を、量、方向、空間の関係で表す練習が有効です。

身体の一部を扱う練習では、骨格、筋肉、関節の動きを観察します。表面だけをなぞらず、どこに重さがあり、どこで力が入っているかを立体で示しましょう。

7時間制作では、最初に心棒と大きな量を作り、中盤で動きと面を調整し、後半で細部と素材の関係を整えます。途中で作品の周囲を回り、正面以外の見え方を必ず確認することが大切です。

【デザイン専攻・陶磁専攻・メディア映像専攻(描写)】

配点

描写は、デザイン専攻、陶磁専攻、メディア映像専攻で課される専攻別問題です。配点は、デザイン専攻が500点、陶磁専攻が600点、メディア映像専攻が500点です。

令和7年度では、デザイン専攻は与えられたモチーフを生かした描写表現、陶磁専攻はセットされた複数モチーフの描写、メディア映像専攻は自身の身体の一部を入れた自画像です。試験時間は、デザイン専攻とメディア映像専攻が5時間、陶磁専攻が6時間です。

傾向

デザイン専攻の描写は、モチーフの形態や質感を把握したうえで、画面としてどのように見せるかが問われます。単なる静物デッサンではなく、モチーフの特徴を生かした表現にする必要があります。

陶磁専攻の描写は、複数の素材や形を正確に観察し、質感を描き分ける力が中心です。椅子、果物、瓶、布、球体など、異なる形と素材を同一空間に置いて処理する力が求められます。

メディア映像専攻の描写は、自画像や身体の一部を含めた構成を通じて、描写力、技術力、空間認識力を問います。鏡を使う課題では、視点、構図、身体の入れ方が作品の印象を左右します。

対策

描写対策では、モチーフを見た直後に、形、質感、印象、画面で見せるポイントを言葉で整理します。描く前に主役と構図を決めることで、観察と表現の方向が一致します。

異素材の描き分けでは、硬いもの、柔らかいもの、透明なもの、反射するもの、自然物を組み合わせて練習します。素材ごとに線の強さ、明暗の幅、輪郭の処理を変えることが重要です。

デザイン志望者は、モチーフの特徴を強調する構図を複数案作ります。陶磁志望者は、接地面、影、前後関係、素材差を整理し、手前から奥まで空間がつながる画面を作ります。メディア映像志望者は、自画像を構成課題として扱い、鏡、身体、背景、視線を組み合わせ、画面内に時間や状況が感じられる描写を目指しましょう。

【デザイン専攻(色彩構成・立体構成)】

配点

デザイン専攻では、色彩構成又は立体構成の配点は500点です。描写500点と合わせて個別テスト等1000点を構成し、色彩構成と立体構成は出願時に選択します。

令和7年度の色彩構成は、テーマを他者と共有できる色彩構成として表す課題、立体構成は与えられた素材を使ってテーマを造形する課題です。試験時間はいずれも5時間です。

傾向

色彩構成は、抽象的な言葉や感覚を、色、形、配置、リズムに変換する課題です。感覚語が与えられる場合、言葉の印象をそのまま絵にするのではなく、他者に伝わる視覚構造として整理する必要があります。

立体構成は、素材条件を守りながらテーマを空間化する課題です。紙など身近な素材を使い、切る、折る、重ねる、立てる、連続させるなどの操作で、テーマの構造を見せる力が求められます。

どちらも、課題文の理解と制作の一貫性が重要です。発想が面白くても、条件違反や完成度不足があると得点に結びつきにくくなります。

対策

色彩構成では、テーマ語を受け取ったら、連想語を複数出し、その中から視覚化しやすい要素を選びます。色相、明度、彩度、形の反復、余白の使い方を決めてから制作に入りましょう。

配色練習では、同じテーマを高彩度、低彩度、限定色、補色関係など複数の条件で作ります。色の印象を言葉で説明できるようにすると、課題に対する表現の理由が明確になります。

立体構成では、紙、段ボール、針金などの素材で小型試作を反復します。切る、曲げる、ねじる、重ねる、支えるといった操作を記録し、素材ごとの強度と見え方を覚えましょう。本番形式では、最初の30〜40分で案を決め、制作時間を長く確保することが重要です。

【陶磁専攻(色彩表現)】

配点

陶磁専攻の色彩表現の配点は600点です。描写600点と合わせて個別テスト等1200点を構成するため、色彩と造形を結びつける力が合否に大きく影響します。

令和7年度は、与えられた材料で空間を意識させる造形物を作り、その造形物を生かして色彩構成する形式です。試験時間は6時間で、描写力、構成力、発想力、空間認識力が問われます。

傾向

陶磁専攻の色彩表現は、平面の色彩構成だけでなく、造形物を作り、それを色彩表現へ展開する形式です。立体を観察し、光、影、奥行き、動きを画面に変換する力が必要です。

テーマと材料が与えられる場合、材料の形状、柔らかさ、反射、曲がり方を生かして空間を作る必要があります。制作物と画面の関係が弱いと、課題意図が伝わりにくくなります。

形、色、空間、素材感の関係が重視されるため、色を塗るだけでは不十分です。造形物の構造を読み取り、画面内でどのように見せるかを考える必要があります。

対策

色彩表現では、まず材料で小さな造形を作り、その影や動きを観察して画面化する練習を行います。立体を作る目的を「描くためのモチーフを作ること」と位置づけると、平面表現につながります。

テーマを受け取ったら、形の動き、空間の方向、色の印象を分けて考えます。造形物のどの部分にテーマが表れるかを決め、画面ではそこを中心に構成しましょう。

6時間演習では、造形制作、観察、下描き、着彩、仕上げの時間を固定します。最後に色の強弱、視線の流れ、造形物との対応関係を見直すことで、作品全体の一貫性を高められます。

【メディア映像専攻(発想構成)】

配点

メディア映像専攻の発想構成の配点は500点です。描写500点と合わせて個別テスト等1000点を構成するため、描く力と発想を画面に組み立てる力を並行して鍛える必要があります。

令和7年度は、タイトルの一部に自由に言葉を入れ、ストーリーを発想し、提示条件に従って表現する形式です。試験時間は5時間で、構成力、造形力、発想力が評価されます。

傾向

メディア映像専攻の発想構成は、単一の絵を完成させるだけでなく、時間、展開、視点の変化を構成する課題です。複数画面を順に見る条件では、1枚ごとの完成度だけでなく、画面間のつながりが重要になります。

タイトルや言葉を起点に、自由なストーリーを作る力が問われます。ただし、自由度が高い分、条件を守りながら、鑑賞者に伝わる構成に整理する力が必要です。

アイデアが面白くても、画面の密度、視線誘導、形の説得力が弱いと得点に結びつきにくくなります。タイトル、ストーリー、構図、形、色の関係を一つの作品として整えることが大切です。

対策

発想構成では、テーマを受け取ったら、人物、場所、出来事、変化の4要素に分けて発想します。そこから画面で見せやすい場面を選び、視覚的な展開にしましょう。

複数画面課題の練習では、4コマ、連続写真、絵本の見開きのように、順序を持つ構成を作ります。各画面に役割を持たせ、導入、変化、展開、余韻が伝わるようにします。

草案段階では、文字で説明する前に小さな絵で流れを確認します。鑑賞者がどこを見るか、どの順番で理解するかを意識して、視線誘導を作りましょう。5時間演習では、最初にタイトルとストーリーの核を決め、途中で条件違反がないかを見直してから仕上げます。

【芸術学専攻(小論文)】

配点

芸術学専攻の小論文の配点は300点です。英語300点と並ぶ主要科目で、個別テスト等700点のうち大きな割合を占めます。

小論文は芸術学専攻の専攻別問題です。令和7年度は、美しさや文化に関する文章を読み、具体例を挙げながら600字程度で論述する形式でした。試験時間は1時間で、問題考察力、鑑賞力、文章構成力、論理性が評価されます。

傾向

芸術学専攻の小論文は、美術・文化・美意識に関する文章をもとに、受験者自身の考察を論理的に展開する形式です。単なる感想ではなく、課題文の趣旨を踏まえた論述が求められます。

令和7年度は、異文化との比較を通して自らの文化を考える趣旨の文章が出題されています。美術作品、建築、工芸、デザイン、展示体験などの具体例を使って論じる力が重要です。

課題文の主張を整理せずに自分の意見を書き始めると、設問への応答が弱くなります。600字程度の中で話題を広げすぎると結論が曖昧になるため、論点を一つに絞る必要があります。

対策

小論文では、課題文を読んだ後に、筆者の主張、自分の立場、具体例、結論を短くメモします。この型を使うと、1時間の中で構想と執筆を安定して進められます。

美術作品や展覧会を見た後、作品の特徴、受けた印象、その理由を200字程度で書きましょう。鑑賞体験を言葉にする練習を重ねると、具体例を論述に使いやすくなります。

600字答案では、最初の段落で課題文の論点を受け、次の段落で自分の考えと具体例を示し、最後に結論をまとめます。書き終えた後は、主語と述語の対応、漢字表記、同じ語の繰り返しを見直し、読みやすく正確な文章に整えましょう。

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愛知県立芸術大学 学部別受験対策・勉強法

愛知県立芸術大学の学部別の受験対策はこちらです。

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  • ポイント2最適な学習プランと正しい勉強法
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じゅけラボでは、愛知県立芸術大学の入試問題はどんな傾向があり、どんな対策が必要なのかを考慮したカリキュラム・学習計画に加え、効率よく受験勉強を進めるための勉強方法を用意しています。まずは学力テストであなたの現状の学力レベルを把握してレベルに合ったカリキュラムを作成し、愛知県立芸術大学の2027年度入試に合格するために必要な学習計画と正しい勉強方法を提供します。

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愛知県立芸術大学を目指す受験生から、「夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら愛知県立芸術大学に合格できますか?「10月、11月、12月の模試で愛知県立芸術大学がE判定だけど間に合いますか?」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が10月以降になると、現状の偏差値や学力からあまりにもかけ離れた大学を志望する場合は難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずはご相談ください。

愛知県立芸術大学に受かるには必勝の勉強法が必要です。仮に受験直前の10月、11月、12月でE判定が出ても、愛知県立芸術大学に合格するために必要な学習カリキュラムを最短のスケジュールで作成し、愛知県立芸術大学合格に向けて全力でサポートします。

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大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント

大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。

不登校・高卒認定者・通信制高校の愛知県立芸術大学受験も対応可能

現在全日制高校に在籍中の不登校の高校生、通信制高校、定時制高校の方で、愛知県立芸術大学に行きたいのに、現在の自分の学力に対する自信のなさから「自分には無理だ」と思い込んで、最初から愛知県立芸術大学受験にチャレンジして志望校へ進学する事を諦めていませんか?

高校卒業、通信制高校卒業、または高卒認定試験に合格していれば愛知県立芸術大学受験をする事が出来ます。

あと必要なのは単純に学力・偏差値です。愛知県立芸術大学に照準を合わせた大学受験戦略を立てて、受験に必要な科目の最低合格点をクリアできる学力を目指す最適な勉強法に取り組む事で、愛知県立芸術大学合格も十分に可能性があります。

浪人生、社会人の方の愛知県立芸術大学合格に向けた受験対策も実施

現役高校生の受験生だけでなく、現在浪人生、または社会人の方で愛知県立芸術大学受験を目指している方に、愛知県立芸術大学合格に向けたオーダーメイドの受験対策カリキュラムを作成致します。

今の学力から愛知県立芸術大学合格に必要な学力レベルになる為の学習内容、学習量から逆算して使用教材(参考書・問題集)と学習ルートを確定して学習計画に落とし込んでいきます。

しかも、じゅけラボ予備校は愛知県立芸術大学入試に必要な全ての科目を学べて1ヶ月16,280〜18,480円(税込)の低価格の月謝で受講出来ますので、浪人生や社会人の方にとって経済的に続けやすい安心の料金体系です。

愛知県立芸術大学合格を目指す浪人生、社会人の方は是非一度お問い合わせください。

愛知県立芸術大学受験生からのよくある質問

愛知県立芸術大学の入試傾向と受験対策とは?

今の偏差値から愛知県立芸術大学の入試で確実に合格最低点以上を取る為には、入試傾向と対策を知って受験勉強に取り組む必要があります。

愛知県立芸術大学にはどんな入試方式がありますか?

愛知県立芸術大学には様々な入試制度があります。自分に合った入試制度・学内併願制度を見つけて、受験勉強に取り組んでください

愛知県立芸術大学に合格する為の勉強法とは?

愛知県立芸術大学に合格する為の勉強法としてまず最初に必要な事は、現在の自分の学力・偏差値を正しく把握する事。そして次に愛知県立芸術大学の入試科目、入試傾向、必要な学力・偏差値を把握し、愛知県立芸術大学に合格できる学力を確実に身につける為の自分に合った正しい勉強法が必要です。

愛知県立芸術大学受験に向けていつから受験勉強したらいいですか?

答えは「今からです!」愛知県立芸術大学受験対策は早ければ早いほど合格する可能性は高まります。じゅけラボ予備校は、あなたの今の実力から愛知県立芸術大学合格の為に必要な学習内容、学習量、勉強法、学習計画のオーダーメイドのカリキュラを組みます。受験勉強はいつしようかと迷った今がスタートに最適な時期です。

高1から愛知県立芸術大学合格に向けて受験勉強したら合格できますか?

高1から愛知県立芸術大学へ向けた受験勉強を始めれば合格率はかなり高くなります。高1から愛知県立芸術大学受験勉強を始める場合、中学から高校1年生の英語、国語、数学の抜けをなくし、特に高1英語を整理して完璧に仕上げることが大切です。高1から受験勉強して、愛知県立芸術大学に合格するための学習計画と勉強法を提供させていただきます。

高3の夏からでも愛知県立芸術大学受験に間に合いますか?

可能性は十分にあります。夏休みを活用できるのは大きいです。現在の偏差値から愛知県立芸術大学合格を勝ち取る為に、「何を」「どれくらい」「どの様」に勉強すれば良いのか、1人1人に合わせたオーダメイドのカリキュラムを組ませて頂きます。まずは一度ご相談のお問い合わせお待ちしております。

高3の9月、10月からでも愛知県立芸術大学受験に間に合いますか?

可能性は十分にありますが、まず現状の学力・偏差値を確認させてください。その上で、現在の偏差値から愛知県立芸術大学に合格出来る学力を身につける為の、学習内容、勉強量、勉強法、学習計画をご提示させて頂きます。宜しければ一度ご相談のお問い合わせお待ちしております。

高3の11月、12月の今からでも愛知県立芸術大学受験に間に合いますか?

現状の学力・偏差値を確認させて下さい。場合によりあまりにも今の学力が愛知県立芸術大学受験に必要なレベルから大きくかけ離れている場合はお断りさせて頂いておりますが、可能性は十分にあります。まずはとにかくすぐにご連絡下さい。現在の状況から愛知県立芸術大学合格に向けてどのように勉強を進めていくのかご相談に乗ります。

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