大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
聖路加国際大学入試科目別対策
引用元:聖路加国際大学ホームページ
※調査概要:2025/6/13–7/18、インターネット調査、対象=大学受験で子供が教育サービスを利用した保護者 n=475。表示比率は「安い・やや安い・妥当」合計。

聖路加国際大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント
聖路加国際大学合格を目指す方向けに、各入試科目の入試傾向から各科目の勉強法と対策のポイントをより詳細に解説。聖路加国際大学対策のオーダーメイドカリキュラムの詳細についても案内しています。
一般選抜A方式の英語は100点・75分で、第1次試験の必須科目です。出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。英語資格・検定試験スコア等による得点換算制度もありますが、英語は全受験生に関わる主要科目であるため、長文読解と文法・語彙を安定して処理できる力が重要です。
長文読解を中心に、語彙、文法、内容一致、空所補充、文脈把握などを総合的に問う構成です。本文の一文一文を訳すだけでなく、段落ごとの役割や文章全体の主旨を捉え、設問ごとに根拠となる英文を見つける力が求められます。
論理・表現の範囲では、時制、助動詞、関係詞、準動詞、比較、仮定法、接続表現などの基本文法を、実際の英文の中で判断する力が必要です。看護学部の入試として、人間、社会、健康、国際性、コミュニケーションに関わる英文にも対応できる読解力が重要になります。
失点しやすいのは、英文を最初から完全和訳しようとして時間を使いすぎるケースです。また、単語を一つの日本語訳だけで覚えていると、文脈によって意味が変化する語句で誤答しやすくなります。空所補充でも、直前だけを見るのではなく、段落全体の順接・逆接・因果・例示・言い換えを確認する必要があります。
長文読解では、各段落を読み終えたら中心内容を一文でまとめます。設問を先に確認し、内容一致、空所補充、指示語、語句の意味など、何を探しながら読むのかを把握してから本文に入ると、根拠箇所を探す時間を短縮できます。
文法は論理・表現Ⅰ~Ⅲの範囲を例文単位で復習し、関係詞、準動詞、比較、仮定法、時制などについて「なぜその形になるのか」まで説明できる状態を目指します。語彙も単語単独ではなく、品詞や前置詞との結びつき、例文中での意味まで確認します。
75分の実戦演習では、長文ごとの終了時刻を決め、迷った問題に長く止まらない解答手順を作ります。資格・検定スコアを利用する場合でも、英文読解の学習は継続し、看護・医療・国際性に関わる文章を読む習慣を残しておくとよいでしょう。
一般選抜A方式の数学は100点・60分です。国語・数学・化学・生物から2科目を選択する方式で、数学を選んだ場合は60分で100点分を処理します。出題範囲は数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学Bですが、入力情報では数学Bの具体的な項目区分までは確定していないため、その点は補完せずに扱います。
数学Ⅰ・Ⅱでは、数と式、二次関数、三角関数、指数・対数、図形と計量、微分積分など、基礎から標準レベルの処理力が重要です。関数分野では、式変形だけでなく、グラフ、最大・最小、定義域、方程式との関係までまとめて扱う力が必要です。
数学Aでは場合の数と確率、図形の性質などで、条件整理と場合分けの正確さが問われます。60分という試験時間を考えると、難しい一問に長く取り組むより、標準問題を短時間で正確に処理し、得点を積み上げる力が重要です。
失点しやすいのは、二次関数や三角関数でグラフを描かず、定義域や周期、最大・最小の条件を見落とすケースです。確率でも、順列と組合せの区別や余事象を使う場面が曖昧だと、重複や数え漏れにつながります。指数・対数や微積分では、定義域や符号まで最後に確認する必要があります。
関数分野は式とグラフを往復して解く練習を行います。二次関数、三角関数、指数・対数関数では、定義域、値域、増減、交点を図で確認してから計算します。微分積分も導関数の計算だけで終わらせず、増減表、最大・最小、接線、面積まで一連の流れとして反復します。
場合の数と確率では、問題文を表や樹形図などへ変換し、「並べるのか」「選ぶのか」「順序を区別するのか」を最初に判断します。計算途中は符号や係数を確認できる程度に式を残し、暗算に頼りすぎないことが重要です。
60分演習では、開始直後に全体を確認し、方針が立ちやすい問題から処理します。解けなかった問題は「知識不足」「解法選択」「計算ミス」「条件確認不足」「時間不足」に分けて復習すると、対策の優先順位を明確にできます。
一般選抜A方式の国語は100点・60分です。国語・数学・化学・生物から2科目を選択する方式で、国語を選んだ場合は60分で100点分を解答します。出題範囲は現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語のうち近代以降の文章で、古文・漢文ではなく現代文読解が中心です。
本文の内容理解、語句の意味、文脈把握、傍線部説明、理由説明など、近代以降の文章を正確に読み取る力が問われます。評論文や説明文では、筆者の主張、理由、具体例、対比、結論を区別し、本文全体の論理展開を捉えることが重要です。
看護学部の入試として、人間理解、社会、医療、倫理、コミュニケーションに関わる文章にも対応できる読解力が求められます。ただし、設問は自分の経験や意見ではなく、本文中の根拠から判断することが基本です。
失点しやすいのは、傍線部周辺だけを読んで選択肢を決めたり、選択肢の一部が本文と一致しているだけで正解と判断したりするケースです。本文にない内容、断定の強弱、主語のずれなどを細かく比較する必要があります。また、語彙や漢字を後回しにすると、本文の理解速度そのものも落ちやすくなります。
評論文は段落ごとに「問題提起」「理由」「具体例」「対比」「結論」と役割を付けて読みます。設問に答える際は、本文中の根拠となる箇所を先に特定し、そのうえで選択肢を比較します。
不正解選択肢についても、「本文にない」「言い過ぎ」「主語が違う」「因果関係が逆」など、誤りの理由を説明します。この復習を繰り返すことで、紛らわしい選択肢への対応力を高められます。
語彙は現代文演習と同時に増やし、意味だけでなく、本文中でどのような役割を果たしていたかまで記録します。60分演習では、本文を読む時間と設問処理の時間をそれぞれ記録し、何度も全文を読み返さず、必要な段落へ戻る読み方を固定します。
一般選抜A方式の化学は100点・60分です。国語・数学・化学・生物から2科目を選択し、化学を選んだ場合は60分で解答します。出題範囲は化学基礎・化学で、理論化学、無機化学、有機化学を横断して準備する必要があります。
理論化学では、物質量、化学反応式、濃度、酸塩基、酸化還元などが得点の土台になります。単に公式を覚えるのではなく、反応式と数量関係を結びつけて計算する力が必要です。
無機化学では元素や化合物の性質、沈殿、気体発生、金属イオンの反応などを、反応式と関連づけて判断します。有機化学では官能基、異性体、構造式、反応経路などを扱い、条件から化合物を絞る力が求められます。
失点しやすいのは、mol・質量・体積・濃度の換算が曖昧なまま計算を進めるケースです。酸塩基や酸化還元でも、反応式を正しく作れないと係数比や電子数が崩れます。無機・有機を物質名だけで覚えると、実験や反応経路を伴う問題で判断しにくくなります。
理論化学は物質量計算を起点にし、質量、モル濃度、気体体積、反応式の係数比を結びつけて毎日演習します。酸塩基では中和反応式、酸化還元では電子数と係数比を確認してから計算に入る手順を固定します。
無機化学は反応パターンで整理し、沈殿の色、気体発生、金属イオン、工業的製法などを反応式とセットで覚えます。有機化学は官能基、反応、生成物を構造式で確認し、反応前後でどこが変化したのかを説明できるようにします。
60分の演習では、知識問題で時間を使いすぎず、計算や構造判断に必要な時間を確保します。復習では「単位換算」「反応式」「知識不足」「構造判断」「計算ミス」に誤答原因を分けると改善しやすくなります。
一般選抜A方式の生物は100点・60分です。国語・数学・化学・生物から2科目を選択し、生物を選んだ場合は60分で解答します。出題範囲は生物基礎・生物です。看護学部との関連が深い人体分野だけでなく、細胞、遺伝情報、生殖・発生、生態、進化まで広く準備する必要があります。
細胞、代謝、遺伝情報、体内環境、免疫、生殖と発生、生態、進化などを幅広く扱います。単純な用語暗記だけでなく、図、グラフ、実験結果を読み取り、条件の違いから何が言えるかを判断する考察力が重要です。
看護学部の学習と関連する体内環境、免疫、代謝、遺伝情報は重要ですが、それ以外の分野を捨てることはできません。人体・健康に関わる知識も、ホルモン、自律神経、免疫細胞などを単独で覚えるのではなく、生命現象のつながりとして整理する必要があります。
失点しやすいのは、DNA、RNA、転写、翻訳などを別々に暗記して流れを説明できないケースです。実験問題でも、横軸・縦軸、対照群・実験群を確認せずに結果だけを見ると、条件の違いを取り違えやすくなります。
重要用語は、名称だけでなく定義、働き、関連する生命現象をセットで覚えます。DNA複製、転写、翻訳、ホルモン調節、免疫などは、教科書の図を自分で描き直し、矢印を使って流れを説明できるようにします。
実験問題では、「目的」「操作」「条件」「結果」「結論」の順に整理します。問題文を読んだら、何を変え、何を測定し、何と比較しているのかを一文でまとめてからグラフや表を読みます。
60分演習では、知識問題を短時間で処理し、資料・実験考察へ十分な時間を残します。誤答は「用語知識」「現象理解」「実験条件」「図表読解」「時間不足」に分類し、知識不足と読み取りミスを区別して復習することが重要です。
一般選抜A方式では、第1次試験合格者を対象に第2次試験が実施されます。小論文は100点・50分、面接も100点です。学力試験だけでなく、小論文と面接を通じて、看護を学ぶ目的意識や他者理解、論理的に考えて表現する力まで評価される構成です。
小論文では、看護、医療、社会、人間理解に関わるテーマについて、資料や設問を読み取り、自分の考えを筋道立てて述べる力が求められます。知識量を見せることより、与えられたテーマの問題点を整理し、理由を示しながら一貫した主張を書くことが重要です。
人との関わり、ケア、倫理、健康格差、多文化理解、患者とのコミュニケーションなどに関係するテーマにも対応できる準備が必要です。一般論だけで終わると、看護学部志望者としての視点が弱くなりやすいため、患者、家族、医療者、地域社会など複数の立場から考えることが重要になります。
面接では、看護を学ぶ目的、聖路加国際大学を志望する理由、高校生活での経験、看護職に必要だと考える力などを自分の言葉で説明する必要があります。「人の役に立ちたい」だけではなく、どのような人に、どのように関わりたいのかまで具体化することが求められます。
小論文では、テーマを読んだ後に「事実・課題」「問題点」「影響」「自分の考え」を整理します。50分で完成させるため、最初に主張、理由、具体例、結論を簡潔にメモし、一段落一主張を意識して本文を書きます。
週1回程度は時間を測って答案を書き、翌日に読み返します。設問に答えているか、主語と述語が対応しているか、根拠が不足していないか、同じ内容を繰り返していないかを確認します。小論文で述べる看護観と、面接で話す志望理由・将来像も同じ軸で整理しておくことが重要です。
面接では、「看護職を目指すきっかけ」「看護職に必要だと思う力」「聖路加国際大学で学びたいこと」「将来像」を60秒程度で話せるようにします。高校生活の経験については、課題、行動、得た学び、看護職としてどう生かしたいかまで整理します。
全文を暗記するのではなく、回答ごとに要点を2~3点に分けておき、追加質問に応じて説明を広げられる状態を作ります。患者、家族、医療者、地域社会など複数の立場から考える練習を重ねることで、看護に必要な協働姿勢や倫理的な思考も示しやすくなります。
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