大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント
大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。
青山学院大学入試科目別対策
引用元:青山学院大学ホームページ
※調査概要:2025/6/13–7/18、インターネット調査、対象=大学受験で子供が教育サービスを利用した保護者 n=475。表示比率は「安い・やや安い・妥当」合計。

青山学院大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント
青山学院大学合格を目指す方向けに、各入試科目の入試傾向から各科目の勉強法と対策のポイントをより詳細に解説。青山学院大学対策のオーダーメイドカリキュラムの詳細についても案内しています。
全学部日程の英語は試験時間80分・配点150点で、全11学部に共通の問題が課されます(文学部の一部学科のみ配点や出題範囲に違いがあります)。出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲと論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで、マークシート方式での解答が中心です。長文読解を主軸として語彙・文法・語法・整序英作文などが組み合わされる構成のため、単一分野の対策に偏らず、4技能のうち「読む」「書く(並べ替え含む)」を軸にバランスよく仕上げる必要があります。配点比重が大きいことから、合否を分ける科目という意識をもって早期から取り組むことが大切です。
春から夏にかけては基礎固めとして、語彙・熟語・基本文法・構文の理解を徹底します。1文の構造を正確に把握する精読を日課にし、英文を主語・動詞・修飾関係に分解して読む習慣を身につけてください。夏休み以降は中長文の読解演習に移行し、文章の論理展開(対比・因果・例示)を意識しながら段落要旨を一言でまとめる練習を重ねます。秋からは過去問演習に入り、80分で全問を解き切るための時間配分を体に染み込ませます。冬は弱点分野の復習と過去問の反復で仕上げ、本番形式に近い緊張感で演習を行います。
過去問は最低でも3〜5年分に取り組み、設問形式ごとに「内容一致」「下線部の意味」「空所補充」「整序」など類型を整理してください。マーク式の特徴として、紛らわしい選択肢から本文根拠を確認して絞り込む力が問われるため、「なぜ他の選択肢が誤りか」を毎回言語化することが失点防止につながります。時間配分のミスや塗り間違いは大きな失点要因となるため、解く順序・1問あたりの目安時間を決めて演習を行いましょう。語彙不足による誤読を防ぐため、過去問で出会った未知語は専用ノートに集約し、繰り返し確認する仕組みを作ることも効果的です。
全学部日程では地理歴史・公民・数学のうちから1科目を選択する形式で、数学を選んだ場合は試験時間60分・配点100点となります。出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル)で、マークシート方式により答えの数値や式の形を選ぶ/埋める形式が中心です。歴史系科目に比べ短時間で確実に得点できる可能性がある一方、計算ミス1つで大きな失点に直結するため、正確性とスピードの両立が大前提となります。
春〜初夏は教科書範囲の典型問題を一通り解き、各単元の定義・公式・基本処理を整理します。図形の性質、場合の数と確率、数列、ベクトルといった頻出単元は早めに優先して固めましょう。夏は分野別の標準問題演習で解法パターンの引き出しを増やし、二次関数・三角比・指数対数・微分積分などの計算系単元も並行して反復します。秋以降はマークシート形式に慣れる演習を行い、誘導の流れに沿って小問を解き進める練習に切り替えます。冬は過去問演習を中心に、60分という制限時間内で大問を解き切る訓練を仕上げます。
マーク方式の数学では、誘導小問の流れを読み取って前問の結果を次問に活用する力が問われます。過去問演習では「どの段階でどの公式を使うか」を意識し、誘導から外れた解法に固執しないことが重要です。失点防止のためには、計算用紙を整理して書き、検算を必ず行う習慣をつけてください。途中の符号ミスや代入ミスはマーク式では取り返しがつかないため、各設問ごとに最終マーク前に答えの妥当性を確認する手順を癖づけましょう。時間配分は大問ごとに目安を決め、行き詰まったら次の問題へ移って戻る判断力を鍛えることも大切です。
全学部日程の国語は試験時間70分・配点100点で、現代の国語と言語文化(古文・漢文を除く)が出題範囲となります。すなわち基本は現代文中心の出題ですが、文学部の日本文学科・史学科・比較芸術学科など一部の学科では配点が150点となり、古文を含む形式が課される場合があるため、自分の志望先の指定を必ず確認してください。マークシート方式での解答が前提となるため、本文の根拠に基づいて選択肢を吟味する読解力が最大の武器となります。
春〜夏は現代文の基礎として、評論・小説双方の読解パターンを学び、語彙力(現代文重要語・四字熟語・慣用表現)を強化します。評論では論理構造(主張と根拠、対比、譲歩)を図式化して整理する読み方を身につけ、小説では心情変化と場面転換を押さえる訓練を行ってください。夏以降は標準レベルの読解演習を重ね、設問の問われ方に応じた解答プロセスを定着させます。秋からは過去問演習に入り、70分で全問を解き切るペース感覚を養成します。古文を含む学科を志望する場合は、並行して古文文法と単語、和歌や擬古文の読解にも取り組みましょう。
マーク式現代文では、本文中の表現を根拠に選択肢を比較する精度が合否を左右します。誤答パターンとして「本文にない情報を含む選択肢」「言い過ぎ・不足のある選択肢」「主体や因果関係をすり替えた選択肢」が頻出するため、各選択肢の誤りの種類を意識して識別する練習を重ねてください。漢字や語句問題は安定した得点源となるため、毎日少量でも継続して取り組むことが失点防止につながります。本番では設問の指示文を丁寧に読み、傍線部の周辺だけでなく段落単位で根拠を探す習慣を徹底することが大切です。
理工学部の物理は「物理基礎・物理」から出題され、全学部日程は60分100点、A方式は80分150点、B方式は80分200点と方式により比重が異なります。
力学・電磁気を中心に、波動・熱力学・原子も出題されるため、捨て分野を作らない学習が重要です。公式暗記だけでは符号ミスや立式ミスにつながりやすい点に注意が必要です。
座標軸・基準・条件を整理してから解く習慣をつけましょう。力学と電磁気を優先して典型問題を固め、過去問演習では方式ごとの時間配分と検算まで意識することが得点安定につながります。
理工学部の化学は「化学基礎・化学」から出題され、全学部日程は60分100点、A方式は80分150点、B方式は80分200点です。
理論化学・無機化学・有機化学から幅広く出題されます。理論では計算問題、有機では構造決定、無機では複合問題内での知識活用が重視されます。
まず理論化学の計算力を固め、次に無機の知識整理と有機の反応・構造決定演習へ進みましょう。過去問では方式ごとの時間配分と単位・有効数字の確認を徹底することが重要です。
全学部日程では地理歴史・公民・数学から1科目を選択し、日本史を選んだ場合は出題範囲が日本史探究、試験時間60分・配点100点となります。マークシート方式により、用語・年代・出来事・史料・文化など多角的な知識が問われます。原始・古代から近現代までまんべんなく出題されるため、特定の時代に偏らない通史学習が求められます。文化史や外交史といったテーマ別の整理、史料を読み取る力も合否を分ける要素となります。
春〜夏は教科書を軸に通史を一巡させ、時代ごとの政治・経済・社会・文化の流れを大づかみに把握します。各時代の重要人物・出来事・年号を関連づけ、因果関係を意識して整理してください。夏休みには通史の二巡目に取り組み、用語の精度を高めると同時に、文化史・外交史・社会経済史などテーマ別の縦の整理を加えます。秋からは標準的な問題演習で知識のアウトプットに移り、史料問題や地図・系図など視覚資料を伴う問題にも触れていきます。冬は過去問演習を中心に、60分の試験形式に合わせた解答スピードを仕上げます。
マーク式の特性として、似た用語や紛らわしい年代を識別する力が問われます。過去問演習では、誤答した問題について「なぜ間違えたか」「正しい知識は何か」を必ず記録し、知識の穴を見える化してください。近現代史は出題比重が高い割に学習時間が不足しがちで失点しやすい分野のため、明治以降の政治・外交・経済を独立した時間枠で復習することが効果的です。史料問題は初見の文章でも頻出語句や時代背景から類推する練習を積みましょう。マーク欄のずれや記号の取り違えといった単純ミスを防ぐため、解答用紙への転記タイミングも自分なりのルールを決めて運用してください。
全学部日程の選択科目として世界史を選んだ場合、出題範囲は世界史探究、試験時間60分・配点100点でマークシート方式により解答します。古代から現代まで、ヨーロッパ・アジア・アメリカ・アフリカなど地域横断的に出題されるため、単一地域や単一時代に偏った学習では対応できません。地域史(縦の流れ)と同時代史(横のつながり)の両方を意識した立体的な理解が、得点力に直結します。
春〜夏は教科書を中心に通史を一通り押さえ、地域別の縦の流れを整理します。ヨーロッパ史・中国史・イスラーム史・南北アメリカ史など主要地域ごとに時代区分を明確にし、王朝・国家・主要事件を関連づけてください。夏には同時代の異なる地域で何が起きていたかを横断的に整理し、世紀単位で世界全体を見渡す視点を加えます。秋からはテーマ史(宗教史・経済史・文化史・国際関係史)と地図問題への対応力を強化し、標準問題演習でアウトプットに移行します。冬は過去問演習で60分の時間感覚を身につけ、知識の抜けを最終確認します。
世界史では人名・地名のカタカナ表記や年代の細かな違いが選択肢を分けるため、視覚的に紛らわしい用語を意識的に区別する訓練が必要です。過去問で誤答した問題は、正解の用語だけでなく、誤答選択肢に含まれた人物・事件についても周辺知識を補強してください。地図上の位置関係や王朝・国家の領域変遷も頻出のため、白地図やイメージ図で確認する習慣を持つと失点を抑えられます。文化史は後回しになりがちですが、本番直前期に集中的に詰める時間を確保することが安定得点につながります。マークミスを防ぐため、大問ごとに区切って答案にマークする手順をルール化しましょう。
全学部日程の選択科目として公民を選ぶ場合、科目は政治・経済となり、試験時間60分・配点100点・マークシート方式で解答します。政治分野(憲法・統治機構・国際政治など)と経済分野(市場メカニズム・財政金融・国民経済・国際経済など)の双方からバランスよく出題されるため、いずれかに偏った学習では高得点は望めません。時事的な題材を背景にした問題も想定されるため、教科書知識と社会の動きをつなげて理解する姿勢が求められます。
春〜夏は教科書範囲の基本用語と制度を一通り押さえ、政治分野では日本国憲法の条文・三権分立・選挙制度・国際機構などを、経済分野では需要供給・GDP・財政政策・金融政策・国際収支などを体系的に整理します。夏休みには重要事項の精度を上げ、図表(フローチャート、需要供給曲線、租税体系など)を自分の手で描けるレベルまで習熟してください。秋からは標準問題演習で知識をアウトプットに変え、用語の正確な定義と制度の趣旨を意識して解答する訓練に入ります。冬は過去問演習を中心に、出題形式と時間配分に慣れることを目標とします。
マーク式の政治・経済では、似た用語の混同(例:間接税と直接税、衆議院と参議院の権限差)や数値・割合の取り違えが典型的な失点要因です。過去問演習では、選択肢ごとに「どこが正しく、どこが誤りか」を一文で説明できる状態を目指してください。時事的トピックは大学公式の出題範囲を超えて深追いせず、教科書記載の制度的枠組みと結びつけて理解することが安定得点につながります。経済分野ではグラフや計算を伴う問題で焦って符号や桁を間違える失点が多いため、計算スペースを整理し、検算を欠かさない習慣を本番までに定着させましょう。
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