信州大学入試科目別対策

信州大学の科目別の入試傾向
勉強法と受験対策について

信州大学

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信州大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント

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ポイント・勉強法

【全学共通(英語)】

配点

教育学部を除く信州大学の英語は全学共通問題です。今回の入力で確認できる配点は、医学部では医学科150点、保健学科看護学専攻で英語を選択した場合200点、検査技術科学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻で各200点、経法学部では英語を選択した場合200点です。ユーザーの補足どおり、人文学部・経法学部・理学部・医学部・工学部・農学部・繊維学部が同じ問題を使うため、文系・理系を問わず共通の記述英語力が求められます。同じ問題を解いても、医学科のように高得点の精度が重視される学部もあれば、経法学部のように選択科目として使う学部もあるため、配点と使い方の差を意識した対策が必要です。

傾向

全学共通問題の英語は90分で実施され、例年は大問4題構成です。長文読解が3題、文法・語彙、または英作文や会話文を含む1題というオーソドックスな構成が中心で、難問や奇問よりも、標準的な英文を正確に読み、記述式で処理する力が問われます。経法学部の入力では、大問4題で解答用紙も4枚に分かれ、複数の英文を読みながら、語彙、整序、内容一致、文脈判断を処理する形式が示されています。医学部の入力でも、長文読解、語彙・文法、内容把握、英語表現を通じて、正確な読解力と情報整理力が問われると整理されています。つまり、全学共通問題は、長文中心でありながら、語彙・文法・表現まで総合的に見る形式です。

長文読解では、本文の主張、理由、具体例、対比関係を読み取る力が必要です。経法学部では社会、経済、法、文化、コミュニケーションに関する英文、医学部では医療、生命科学、健康、福祉、地域医療、倫理、コミュニケーションに関する英文を読む力が重要になりますが、いずれも本文全体の論理を追う読み方が共通して求められます。語彙・文法では、文脈に合う語句や表現を選ぶ力が重要で、単語帳の意味をそのまま当てはめるのではなく、前後の文脈、接続語、指示語、因果関係を手がかりに絞り込む必要があります。整序問題が出る場合は、語句の文法的なつながりだけでなく、文全体の意味が自然に通るかまで確認することが大切です。英語表現では、設問条件に沿って自然な英文を作る力が求められ、医療系・社会科学系いずれでも、主張を明確にし、理由や具体例を簡潔に述べる構成力が得点差になります。

失点しやすいのは、長文読解で設問に関係する一文だけを見て判断し、本文全体の主張や筆者の意図を取り違えることです。内容一致問題では、選択肢の主語、時制、数量、程度表現が本文とずれていることがあり、本文中の根拠箇所を確認しないと自然さだけで誤答しやすくなります。整序問題でも、見慣れた表現を先に作ろうとして文全体の構造とずれることがあります。英作文や英語表現では、難しい語句を使おうとして文法ミスが増える答案が失点しやすく、短くても主語と動詞が明確で、理由や具体例が伝わる英文の方が安定して得点につながります。

対策

長文読解では、各段落の要旨を一文で書き、本文全体の主張を最後にまとめる練習をしてください。本文の流れをつかむと、内容一致や文脈判断で根拠箇所を選びやすくなります。全学共通問題は文系・理系共通なので、理系受験生も記述式の読解力を軽視せず、本文の内容を日本語で説明できるところまで読み込む練習が必要です。経法学部志望者は社会制度や国際経済、医学部志望者は医療・生命科学・地域医療に関する英文に触れる機会を増やすと、テーマ面でも対応しやすくなります。

語彙・文法は、単元別の問題演習だけで終わらせず、長文中でどのように使われているかを確認してください。関係詞、分詞、比較、仮定法、接続表現は、読解と整序、英語表現のすべてで使うため、例文ごと運用できる状態にしておくことが重要です。整序問題は、まず動詞を中心に文の骨格を作り、その後で修飾語句を配置し、最後に前後の文脈へ戻して自然さを点検すると安定します。英語表現は、結論、理由、具体例、まとめの順で書く型を決め、主語・動詞・時制・単複の確認を徹底してください。看護学専攻で英語を選ぶ受験生や作業療法学専攻を受験する受験生は、英語200点を二次の中心科目として扱い、90分で長文読解と表現問題を処理する演習を繰り返すことが重要です。全学共通問題だからこそ、他学部の過去問もそのまま英語演習に使える点を生かし、形式への慣れを早めに作っておくと得点が安定しやすくなります。

教育学部

【外国語〈英語〉】

配点

この科目の個別試験における配点は、現代教育コース・家庭科教育コース・特別支援教育コース・心理支援教育コースで英語を選択した場合300点、英語教育コースで300点、社会科教育コースで英語を選択した場合150点です。英語教育コースでは専門教科として、他コースでは選択教科として大きな比重を持ちます。同じ信州大学の英語でも、教育学部だけは全学共通問題ではなく独自問題なので、他学部用の過去問だけで対策すると形式のずれが生じやすく、教育学部専用の準備が不可欠です。

傾向

教育学部の英語は独自問題で、出題範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱです。リスニングテストとスピーキングテストは課されず、90分の筆記試験で読解力、文法・語法、英語表現が問われます。令和7年度前期日程では、英文読解、文脈把握、語彙・文法、英語表現を含む構成が基準となっており、全学共通問題のように大問数を多く処理するというより、少ない題数の中で一つの英文を深く読み、記述や論述で答える比重が高いのが特徴です。

長文読解では、本文の主張、理由、具体例、対比関係を読み取る力が問われます。教育学部志望者は、教育、社会、文化、言語、コミュニケーションに関する英文で、筆者の立場と根拠を段落ごとに整理する必要があります。語彙・文法では、文脈に合う語句や表現を選ぶ力が重要で、時制、準動詞、関係詞、比較、接続表現などを、英文全体の意味を保ちながら判断しなければなりません。さらに英語表現では、正確な文構造で内容を伝える力が求められます。とくに英語教育コース志望者は、単に英文を書けるだけでなく、誤解なく伝わる表現を選ぶ意識が必要です。

失点しやすいのは、長文読解で設問に関係する一文だけを見て判断し、筆者の主張や理由を取り違えることです。語彙・文法でも、見慣れた形だけで選ぶと文脈に合わない答案になりやすく、主語と動詞の関係、時制、目的語、修飾関係まで確認する必要があります。英語表現では、難しい語句を使おうとして文法ミスが増える答案が失点しやすく、短くても主語と動詞が明確で、理由や具体例が伝わる英文を積み重ねる方が得点につながります。教育学部の英語は、読解の深さと記述の正確さがそのまま差になる試験です。

対策

長文読解では、各段落の要旨を一文で書き、本文全体の主張を最後にまとめる練習をしてください。本文の流れをつかむことで、内容一致や説明問題で根拠箇所を選びやすくなります。教育学部の独自問題では、一つの英文を深く読む力がとくに重要なので、速読だけでなく、段落ごとの役割と論理のつながりを丁寧に追う練習が必要です。

文法・語法は、単元別に覚えた後、長文中でどのように使われているかを確認してください。関係詞、分詞、比較、否定、接続表現は、読解と英語表現の両方で使うため、例文ごと運用できる状態にしておくことが大切です。英語表現は、結論、理由、具体例、まとめの順で書く型を決め、設問に答える内容、文法の正確さ、読みやすい構成を優先してください。書いた後は、主語・動詞・時制・単複を必ず確認し、本文や設問の条件からずれていないかを見直します。

英語教育コース志望者は、英文を読むだけでなく、本文内容を日本語で説明し、自分の意見を英語で数文書く練習を続けてください。読解と表現を往復する学習が、そのまま教育学部の独自英語への対策になります。現代教育コース、家庭科教育コース、特別支援教育コース、心理支援教育コース、社会科教育コースで英語を選択する受験生も、全学共通問題とは別物だと意識し、教育学部の過去問で記述や自由英作文の出し方を早めに固めておくことが重要です。

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【理系数学(医学部医学科・工学部・繊維学部・教育学部の数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C型共通)】

配点

信州大学の前期日程では、数学Ⅲを含む理系数学が、医学部医学科、工学部、繊維学部、教育学部の数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C型で用いられます。配点は、医学科150点、工学部では280点または情報系560点、繊維学部200点、教育学部の該当コースでは300点です。同じ数Ⅲありの問題系統でも、医学科は高得点の精度、工学部情報系は数学への依存度、教育学部や繊維学部は安定した記述力がより強く求められます。

傾向

この系統では、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cを範囲として、微分積分、数列、確率、ベクトル、複素数平面、三角関数、関数の増減などを横断して処理する力が問われます。医学科では数学Ⅲの微分積分、数列、確率、ベクトル、複素数平面が中心で、工学部では三次関数、場合の数と確率、微分を用いる不等式、微分積分が出題され、繊維学部でもベクトル、常用対数、三次関数、組合せと確率、微分積分、三角関数まで広く扱われます。教育学部の数学Ⅲあり型でも、数列、ベクトル、積分、微分を用いた問題が出題意図として示されており、理系標準レベルの処理力と論理の見える答案作成力が共通して重視されます。

失点しやすいのは、数学Ⅲで条件整理を省いたまま計算に入り、変数の範囲、積分区間、符号、定数処理を落とすことです。確率や数列では、何を数えているのか、どの初期条件を使うのかが曖昧なまま進むと後半まで崩れやすくなります。ベクトルや複素数平面では、図形条件を式に直す段階で符号や係数を誤ると、その後の結論までずれやすくなります。理系数学は答えだけでなく、どの条件からどの式を立てたのかを答案で示せるかが得点差になります。

対策

まず数学Ⅲを最優先で完成させ、極限、微分、積分を分野別に固めたうえで、関数の性質、接線、面積、最大最小、不等式を一題の中で扱う総合問題へ進んでください。数列と確率は、小さい場合を書き出して規則を見つけ、一般式へ広げる練習が有効です。ベクトル、複素数平面、図形分野は、必ず図を描いてから式へ移し、点の位置、線分比、内積、偏角、距離を図と対応させて整理してください。工学部や医学部のように高得点勝負になりやすい学部では完答力が重要ですが、教育学部や繊維学部でも、方針、途中式、結論を順番に残して部分点を積み上げる答案作成が不可欠です。直前期は、自分の学部の制限時間に合わせて大問セットを通しで解き、時間配分まで固定してください。

【文系・非専門数学(経法学部・医学部保健学科・教育学部の数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C型・農学部共通)】

配点

この系統は、数学Ⅲを含まない数学として、経法学部、医学部保健学科、教育学部の数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C型、農学部で用いられます。配点は、経法学部200点、医学部保健学科では専攻により200点、教育学部の該当型では150点または300点構成の一部、農学部では選択時200点です。理系専門数学ほどの難度ではありませんが、標準問題を落とさず答案化する力がそのまま得点差になります。

傾向

出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cで、数学Aは図形の性質、場合の数と確率、数学Bは数列と統計的な推測、数学Cはベクトルが中心です。数学Ⅲ、平面上の曲線、複素数平面を含まない型では、因数分解と不等式の証明、順列・組合せ、ベクトル、三次関数、関数、確率、数列といった標準分野を筋道立てて処理する力が問われます。経法学部では大問1〜4で因数分解、不等式、順列・組合せ、ベクトル、三次関数が中心になり、農学部でも因数分解や不等式、順列・組合せ、ベクトル、三次関数が重視されます。医学部保健学科や教育学部の数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C型でも、関数、確率、数列、図形、ベクトルなどの基本事項を組み合わせる構成です。

失点しやすいのは、式変形で何を示す問題なのかを見失ったまま計算を進めること、順列・組合せで条件の読み落としや重複計算を起こすこと、ベクトルで図を描かずに処理して符号や係数を誤ること、三次関数で導関数の符号だけを見て増減表や極値の整理を省くことです。数学Ⅲがない分だけ周囲も高得点を狙いやすく、基本処理の雑さがそのまま失点につながります。

対策

数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cの標準問題を答案形式で解く練習を重ね、答えだけでなく、条件設定、式変形、場合分け、結論を順番に書く習慣をつけてください。確率と数列は、小さい場合を書き出して規則をつかみ、一般式へ広げる練習が有効です。ベクトルと図形は、図を描いてから位置ベクトルや内積の式へ移し、図形の意味を残した答案にすることが重要です。経法学部では社会科学で必要になる数量処理の基礎として、農学部では理科1科目との合計得点を安定させる科目として、医学部保健学科や教育学部では標準問題を正確に取り切る科目として仕上げてください。短時間でも週に複数回、大問を通して解き、見直しまで含めた時間運用を固めることが効果的です。

理学部

【数学科(数学)】

配点

理学部数学科の数学は学科専用の最重要科目です。個別試験等における配点は600点で、個別試験等615点のほぼ全体を占めます。したがって、数学科では数学を得点源にするというより、数学そのものの完成度で合否が決まる入試です。理系共通型と同じ数学Ⅲありの範囲を使いながらも、要求される論証の密度と完成度は一段高くなります。

傾向

出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cで、数学Aは図形の性質と場合の数と確率、数学Bは数列と統計的な推測、数学Cはベクトル、平面上の曲線と複素数平面が対象です。令和8年度は、複素数、指数関数、確率、三角比・三角関数、数列と和、3次関数と積分、極方程式と積分に関する出題でした。幅広い分野を横断しながら、計算力だけでなく、定義や条件から出発して論理を組み立てる力が問われます。複素数や極方程式では図形的意味、確率では事象整理、三角関数では周期や範囲、数列では一般化、積分では面積や図形との関係まで含めて答案に示す必要があります。

失点しやすいのは、複素数や極方程式で式変形だけを追い図形的な意味を見失うこと、確率で分母と分子の事象を整理しないまま計算へ入ること、三角関数で周期や角の範囲を確認せずに変形すること、積分で途中式を省略しすぎて区間や符号、定数処理を誤ることです。数学科では数式を並べるだけでは論理が伝わらず、使った条件、導いた結果、結論への接続を丁寧に示す必要があります。

対策

数学Ⅲを中心に、微分積分、複素数平面、極方程式、数列、確率を分野横断で演習してください。複素数平面と極方程式は、式と図を対応させる練習を徹底し、軌跡、面積、距離、角度を図で確認してから式へ移る流れを固めることが重要です。数列と確率は、具体例を書き出して規則を見つけ、小さい場合を確認してから一般化する練習を続けてください。直前期は大問全体を時間内に解く演習を繰り返し、完答できない問題でも、方針、使用した条件、途中計算、結論を残して部分点を確保する答案を作る必要があります。数学科の二次数学では、正解へ到達する力と同じくらい、そこへ至る筋道を読み手に伝える力が重要です。

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教育学部

【国語】

配点

この科目の個別試験における配点は、現代教育コース・家庭科教育コース・特別支援教育コース・心理支援教育コースで国語を選択した場合300点、国語教育コースで300点、社会科教育コースで国語を選択した場合150点です。国語教育コースでは個別試験等350点の中心科目であり、他コースでも選択した場合は合否に大きく関わります。信州大学の国語は学部別の独自問題で、教育学部では経法学部と異なる形式になるため、教育学部専用の対策が必要です。

傾向

出題範囲は、現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、国語表現、古典探究です。古文は「徒然草」のみを出題作品とするため、現代文の読解力と古文の作品理解を組み合わせて準備する必要があります。令和7年度前期日程では、教育学部の国語として、現代文と古典を含む読解・説明型の問題が課されました。本文内容を理解するだけでなく、設問に合わせて根拠を選び、日本語で筋道立てて答える力が必要です。

現代文では、評論的文章や教育・社会・人間理解に関わる文章を読み、筆者の主張、対比、具体例、理由を整理する力が問われます。傍線部の近くを言い換えるだけでは足りず、本文全体の論理に沿って説明する必要があります。古文では、「徒然草」を中心に、語句、文法、内容理解、筆者の見方を読む力が問われます。作品の背景や章段ごとの主題を押さえつつ、本文中の表現がどのような教訓や観察につながるかを説明できることが重要です。教育学部の国語は、教員養成課程にふさわしい総合的な国語力をみる試験で、単に正解を出すだけでなく、本文の根拠を示し、読み手に伝わる日本語で説明する力が得点差になります。

失点しやすいのは、現代文で本文中の語句を長く抜き出すだけで設問の要求に合わない答案になること、古文で単語や助動詞を覚えていても主語や文脈を補わずに内容を取り違えることです。とくに随筆では、筆者の観察、評価、結論を区別して読む必要があります。また、社会科教育コースで国語を選ぶ場合は小論文も課されるため、国語の読解だけに偏ると全体の準備が不足しやすくなります。

対策

現代文は、段落ごとに主張、具体例、対比を一行で整理してから設問に答えてください。本文全体の論理を押さえてから答案を書くと、傍線部周辺だけに依存した説明を避けられます。記述答案は、本文根拠、言い換え、結論の順で作成し、答案を書いた後は本文にない内容を加えていないか、逆に問われた要素が抜けていないかを確認することが重要です。

古文は、「徒然草」の主要章段を読み、語句・助動詞・敬語・文脈を結びつけて学習してください。現代語訳を作った後、筆者が何を評価し、どのような考えを示しているのかを短く説明する練習が有効です。国語教育コース志望者は、現代文と古文の答案を毎週作成し、本文を読めるだけでなく、その読みを説明できる日本語力まで仕上げる必要があります。教育学部の国語では、処理量に対応する時間配分も重要なので、本文読解から記述答案作成までを90分で完結させる通し演習を重ねてください。

経法学部

【国語】

配点

この科目を選択した場合、個別試験等における配点は200点です。応用経済学科・総合法律学科ともに、国語・数学・外国語(英語)から1教科を選ぶ形式なので、国語を選ぶ場合は個別試験の中心科目として扱う必要があります。教育学部とはまったく別問題で、経法学部では現代文に学習を集中できるため、読解と記述に強みのある受験生にとっては得点源にしやすい科目です。

傾向

国語は、現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、国語表現が出題範囲です。出題は近代以降の文章から行われるため、古文・漢文ではなく、現代文の読解と表現に学習を集中させることができます。経法学部の国語では、社会科学系の学びに必要な文章読解力が重視され、本文の主張、理由、具体例、対比を整理し、設問の要求に合わせて内容を説明する力が問われます。

評論的文章を中心に、抽象的な概念や社会的な論点を読み取る力が必要です。傍線部の近くを言い換えるだけでは不十分で、本文全体の論理展開に沿って、筆者が何を問題にしているのかを把握する必要があります。語句や表現の意味も、辞書的な意味だけでなく、文脈上の働きまで含めて判断しなければなりません。制度、公共性、主体、合理性、価値、社会といった抽象語は、文章全体の論理をつかむ手がかりになります。経済学・法学に接続する文章では、主張と根拠、原則と例外、具体例と結論の関係が重要で、本文中の対立軸を読み取り、筆者がどちらの立場から論を組み立てているかを整理することが大切です。

失点しやすいのは、傍線部の前後だけを読んで答え、本文全体での意味を外してしまうことです。また、本文中の語句を長く抜き出すだけでは設問の要求に合わない答案になりやすく、具体例を筆者の主張そのものと取り違えると答案の焦点がずれます。経法学部の国語は現代文だけですが、そのぶん読解精度と要約力、説明力の差がそのまま得点差になります。

対策

現代文は、段落ごとに話題、主張、具体例、対比を一行で整理してから設問に答えてください。文章全体の論理を押さえてから答案を書くことで、傍線部周辺だけに依存した説明を避けられます。記述答案は、本文根拠、言い換え、結論の順で作成し、本文にない内容を加えていないか、逆に問われた要素が抜けていないかを確認することが重要です。

経法学部志望者は、社会、経済、政治、法、公共性、労働、消費、情報に関する評論を多く読み、本文の論点を100字程度で要約し、その論点に対する筆者の立場を説明する練習を続けてください。共通テスト後は現代文だけを集中的に演習できるため、1回の演習で本文読解、根拠箇所の確認、答案作成、答案の削り込みまで行い、200点科目として安定させることが重要です。経法学部の国語は、難解な奇問に対応するより、評論文の論理を素早くつかみ、設問の要求に合わせて過不足なくまとめる力を高めることが、最も効果的な対策になります。

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【医学部 医学科(理科)】

配点

この科目の個別試験等における配点は150点です。物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目を選択する形式で、数学・英語・面接と同じ配点を占めます。理科は医学科の主要科目の一つであり、選択した2科目を安定して記述答案に仕上げられるかどうかが合否に直結します。選択科目による不公平が生じないよう得点調整が行われる場合もあるため、科目間の有利不利を狙うより、自分が医学科レベルの答案で確実に得点できる2科目を選ぶことが重要です。

傾向

理科は医学科用問題で、試験時間は150分です。2科目を処理するため、1科目あたりの解答速度に加え、計算、論述、実験考察を切り替える力が必要になります。単なる知識再生型ではなく、各科目で条件を整理し、根拠を示しながら答える記述型の処理力が求められます。したがって、医学科の理科では、1科目だけを深く学ぶのではなく、選択した2科目を同じ精度で運用できることが前提になります。

物理では、力学、電磁気、熱、波動などの基本法則を使い、現象を数式化する力が問われます。図を描き、力の向き、速度成分、保存則、電場や磁場の条件を整理してから計算へ進むことが重要です。化学では、理論化学、無機化学、有機化学、実験考察を横断しながら、反応式、物質量、構造、現象の理由を説明する力が問われます。計算だけでなく、なぜその反応や操作が起こるのかを化学的に説明できる必要があります。生物では、遺伝情報、代謝、恒常性、生殖・発生、生態、実験考察などから、知識とデータ読解を組み合わせる問題が中心です。生命現象を用語で説明するだけでなく、実験条件やグラフから根拠をもって結論を導く力が必要です。

失点しやすいのは、物理で公式を当てはめるだけで条件整理をせず、力の向きや符号を誤ること、化学で反応式を書かずに計算へ進み、係数や電子数、物質量の対応を取り違えること、生物で用語は知っていても設問の実験条件に合わせて使えないことです。また、150分で2科目を解くため、1科目目に時間を使いすぎると、もう1科目の記述や計算が粗くなりやすくなります。完答にこだわりすぎず、部分点を確保する判断まで含めて試験設計を考える必要があります。

対策

まず、選択する2科目を早めに決め、それぞれを別々に仕上げるだけでなく、150分で2科目を通して解く演習を行ってください。科目ごとに得点源にする大問と、部分点を取りにいく大問を切り分け、本番で時間切れを防ぐことが重要です。医学科の理科は、各科目の完成度に加えて、2科目を続けて処理する運用力まで含めて仕上げる必要があります。

物理は、図を描いてから式を立てる練習を徹底してください。力学と電磁気は特に差がつきやすいため、力、速度、加速度、電場、磁場、エネルギーの対応を図にして、式の根拠を答案に残す習慣をつけることが大切です。化学は、理論計算、有機構造、無機・実験を分けて仕上げた後、複数分野を横断する問題で答案化してください。反応式、単位、物質量、操作の目的を省略せずに書くことが得点につながります。生物は、教科書の用語を覚えた後、その語句を使って30字から80字程度で説明する練習を行い、実験問題では条件、対照、結果、考察を表に整理してから答案を作るようにしてください。

直前期は、医学・生命科学に関連する題材も意識しながら理解を深めることが有効です。物理なら生体計測や医療機器、化学なら薬品、代謝、材料、生物なら恒常性、遺伝、免疫のように、学部の学びと接続しやすい観点で復習すると、単なる暗記ではなく現象理解として知識を整理しやすくなります。医学科の理科では、解けるだけでなく、限られた時間の中で根拠を示した答案を二科目とも崩さず書き切ることが、高得点への王道です。

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【理系物理(全学部共通)】

配点

信州大学の前期日程における物理は、医学部医学科、理学部、工学部、農学部、繊維学部で共通問題です。同じ問題を解いても配点は学部・学科によって異なり、医学科では150点、理学部では物理学コース400点、物質循環学コースで物理選択時600点、工学部では多くのコースで280点、繊維学部では200点、応用生物科学科で物理選択時400点、農学部では選択時200点となります。つまり、問題冊子は同じでも、医学科のように高得点率が求められる学部もあれば、工学部や農学部のように他科目との合計で勝負する学部もあります。共通問題だからこそ、学部ごとの必要得点は違っても、力学・電磁気を中心に全分野で安定して得点できる完成度が重要です。

傾向

物理は全学共通問題で、出題範囲は物理基礎・物理です。試験時間は通常90分で、医学部医学科のみ理科2科目で150分のため、実質1科目あたり75分前後で処理する形になります。例年は大問4題構成で、力学、電磁気が核となり、波動、熱力学、原子から年度によって組み合わせが変わります。令和8年度には、ばねのついた剛体の運動、平面ガラス板に入射した光、コンデンサーとダイオードを含む回路、ピストン・シリンダー系の熱力学が扱われました。ユーザーの指摘どおり、問題文は長めですが、教科書レベルの基本法則を段階的に使わせる丁寧な誘導が多く、奇抜な発想よりも、条件を読み取って確実に処理する力が問われます。

力学では、力のモーメント、摩擦力、運動方程式、単振動、力学的エネルギー保存を組み合わせる問題が出されます。単に公式を使うだけではなく、剛体や小球に働く力を図示し、つり合いと運動の条件を場面ごとに切り替える力が必要です。波動では、光の反射と屈折、光路差、位相、干渉条件が問われ、式だけでなく、どの経路を比較しているかを図で確認する力が重要です。電磁気では、コンデンサー、電気容量、静電エネルギー、電流、電力、誘導起電力を組み合わせる問題が中心で、回路のどこに電位差が生じ、どの素子に電流が流れ、どの量が保存されるのかを整理する必要があります。熱力学では、理想気体の状態方程式、内部エネルギー、仕事、第一法則、力のつり合いをまとめて扱い、状態量と過程量を区別しながら式を立てる力が問われます。

失点しやすいのは、問題文が長いからといって読み飛ばし、条件を十分整理しないまま計算に入ることです。力学では垂直抗力、摩擦力、ばねの力の向きを図に落とし込まないと符号の誤りが連鎖しやすく、波動では反射時の位相変化や媒質中の波長、角度の定義を取り違えると式が大きくずれます。電磁気では、電場、電位差、電気容量、エネルギーを別々の公式として覚えているだけでは対応しにくく、電荷保存や電位関係を先に整理しないと途中で変数の意味を見失いやすくなります。熱力学では、気体がした仕事と外部からされた仕事の符号を混同すると、答案全体が崩れやすくなります。また、結果のみを答える形式が中心になりやすいため、途中の考え方が合っていても最後の計算ミスで失点しやすい点も、信州大学の物理では大きな特徴です。

対策

まず最優先で行いたいのは、力学と電磁気を中心に、標準問題を図から立式する練習へ変えることです。物理は、公式を覚えたあとに、なぜその式を使うのかを説明する練習をしてください。問題を読んだら最初に、物体ごとの力の図、電場や磁場の向き、電荷の移動、回路の状態を書き込み、そのうえでつり合い式、運動方程式、保存則へ進む流れを固定すると、長い問題文でも条件整理が崩れにくくなります。医学部医学科のように高得点率が必要な学部では、これを前提に最後の数値処理までノーミスで通す精度が重要ですし、工学部・農学部・繊維学部・理学部でも、前半の典型的な設問を確実に拾うための土台になります。

波動と熱力学は、経路や過程を表にしてから計算へ進む練習が有効です。波動では、反射、屈折、干渉を図、経路差、位相条件の三点セットで整理し、どの反射で位相が変わるのか、媒質中で波長がどう変わるのかを言葉でも説明できるようにしてください。熱力学では、圧力、体積、温度、内部エネルギー、仕事、熱量のうち何が変化し、何が一定かを過程ごとに表にし、第一法則の符号を毎回同じルールで扱うことが重要です。こうした整理を先に行うだけで、公式の使い間違いと計算の迷いを大きく減らせます。

さらに、信州大学の物理では長いリード文に慣れることが不可欠です。最初は文字量に圧倒されやすいですが、過去問を通して、条件、前提、誘導のヒントがどこに置かれているかを素早く拾う訓練をしてください。典型問題集で基礎を完成させたうえで、過去問では「どの一文が立式の根拠になるか」を確認しながら解くと、文章の多い問題にも対応しやすくなります。解答形式が結果中心である以上、普段の演習でも途中式を書いて終わりにせず、最後の式変形と数値計算まで必ず合わせる練習が必要です。医学科志望者は8割以上を狙う精度、他学部志望者は解ける設問を確実に拾って6割から7割を安定させる意識で、同じ共通問題に対する目標得点を学部に応じて設定して仕上げることが重要です。

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【化学(全学部共通)】

配点

信州大学の前期日程における化学は、医学部、理学部、工学部、農学部、繊維学部で共通問題です。同じ問題を解いても配点は学部・学科によって異なり、医学部医学科では理科2科目のうち1科目として150点、理学部では化学コース400点、物質循環学コースで化学選択時600点、工学部では応用化学コース・環境エネルギー材料コースで選択時280点、農学部では選択時200点、繊維学部では多くの学科で200点、応用生物科学科で化学選択時400点になります。問題冊子は共通でも、医学科のように高得点率が必要な学部もあれば、工学部・農学部・繊維学部のように他科目との合計で勝負する学部もあるため、必要な到達点には差があります。だからこそ、理論・無機・有機・高分子のどこか一分野だけに偏らず、全体を安定して得点できる完成度が重要です。

傾向

化学は全学共通問題で、出題範囲は化学基礎・化学です。試験時間は通常90分で、医学部医学科のみ理科2科目で150分のため、実質1科目あたり75分前後で処理する形になります。例年は大問4題構成で、第1問・第2問では理論化学や無機化学、第3問・第4問では有機化学や高分子化合物が扱われる構成が中心です。令和8年度には、金属元素と結晶構造、電気分解、カルボン酸・エステル・油脂、合成高分子化合物が題材になっており、令和7年度の農学部系統では結晶構造と化学結合、気体反応と物質量、有機化合物の合成と分離、糖類を題材とした高分子化学が扱われています。全体として、国公立大の標準的な良問が中心で、奇問や極端な難問よりも、典型問題をどれだけ正確に処理できるかが問われる試験です。

理論化学では、物質量、酸化還元、電池、化学平衡、溶液、反応速度、電気分解などを通じて、反応式と計算を結びつける力が問われます。反応の意味を理解してから計算へ進むことが重要で、ファラデーの法則を電子の物質量、電流、時間、生成物の量へ正しく変換できるかどうかも重要です。無機化学では、金属元素の性質、金属結合、結晶構造、金属の反応が扱われ、単位格子、配位数、密度、反応式を関連づけて理解しているかが問われます。有機化学では、カルボン酸、エステル、油脂、窒素を含む芳香族化合物の合成と分離などを題材に、構造と性質の関係、分子構造の推定、化学量論に基づく計算が出されます。高分子分野では、合成高分子、熱硬化性樹脂、ポリ乳酸、糖類などが扱われ、単量体、重合法、繰り返し単位、分解や生成の流れまで含めて整理する力が必要です。さらに毎年、数十字程度の理由説明や実験操作の説明も含まれるため、答えの数値や語句だけでなく、なぜその反応や操作が起こるのかを短く説明する力も問われます。

失点しやすいのは、理論化学で反応式を書かずに計算へ進み、係数、電子数、物質量の対応を取り違えることです。金属や結晶構造では、構造を図示せずに計算へ進むと、粒子数、配位数、質量の扱いを誤りやすくなります。電気分解では陰極・陽極、酸化・還元、電子数の対応を混同すると、反応式と計算の両方で崩れやすくなります。有機化学では、官能基や反応名を覚えていても、設問の条件から構造を推定できないと得点になりません。高分子では、付加重合、縮合重合、付加縮合、開環重合などを混同しやすく、単量体、結合様式、副生成物の有無を対応させて覚える必要があります。信州大学の化学は標準的な問題が多いぶん、こうした基本的な取り違えや計算ミスがそのまま大きな失点につながります。医学科ではとくに、記述ミスや計算ミスが致命傷になりやすい構成です。

対策

まず優先したいのは、理論化学と有機化学の定番問題を完璧にすることです。信州大学の化学は、ひねった難問よりも、全国の国公立大でよく出る標準的な問題を正確に処理できるかどうかが勝負になります。理論化学は、反応式と計算式を別々に覚えるのではなく、反応の意味を説明してから計算へ進む練習をしてください。単位、係数、電子数、物質量、気体体積の対応を答案に残す習慣をつけると、計算ミスが減るだけでなく、理由説明にも対応しやすくなります。電気分解や酸化還元では、半反応式または全体の反応式を先に確定し、そこから電子数と生成物の量を順に追う手順を固定すると安定します。

有機化学は、構造決定問題を使って、分子式、官能基、異性体、反応性、生成物を一つの表に整理する練習を重ねてください。条件を一つだけ見て決めるのではなく、官能基、反応条件、生成物、確認反応を順番に照合することが大切です。信州大学では、有機化学や高分子で構造決定を素早く処理する力が重要なので、問題文のヒントを使って候補を消去する理由まで言葉で書けるようにしておくと、本番でも迷いにくくなります。エステル、油脂、糖類、ポリ乳酸のように、構造と性質が結びつく分野は特に重点的に仕上げたいところです。

無機・結晶分野は、金属結晶、イオン結晶、配位数、密度、金属元素の反応を図と式で整理してください。構造を可視化すると、計算問題でも記述問題でも条件を読み取りやすくなります。高分子化学は、単量体、重合様式、繰り返し単位、性質、用途を表で整理し、付加重合と縮合重合の違いを明確にしておくことが重要です。工学部や繊維学部では材料や高分子との接続、農学部では糖類や生命関連物質との接続、理学部では原理的な理解、医学部では高精度な得点化が求められるため、志望学部ごとに重点の置き方は変わっても、共通問題である以上、全分野を偏りなく仕上げておく必要があります。

仕上げでは、90分、医学科なら実質75分前後を意識して、知識問題を短時間で処理し、計算問題と理由説明に時間を残す解き方を固めてください。過去問演習では、失点を「語句」「反応式」「計算」「構造決定」「理由説明」に分けて記録し、同じ型の問題をすぐ解き直すと効果的です。医学科志望者は8割以上、できれば9割近い精度を狙うつもりで、基礎問題でのミスを徹底的に減らしてください。一方で工学部、農学部、繊維学部などでは、基礎問題を確実に正解し、論述や重い計算問題で部分点を取る設計でも十分戦えます。信州大学の全学共通化学では、基礎から標準の典型問題を漏れなく定着させ、それを短時間で正確に使える状態にすることが、最も実戦的な対策です。

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【生物(全学部共通)】

配点

信州大学の前期日程における生物は、医学部、理学部、農学部、繊維学部で共通問題です。同じ問題を解いても配点は学部・学科によって異なり、医学部医学科では理科2科目のうち1科目として150点、理学部では生物学コース400点、物質循環学コースで生物選択時600点、農学部では選択時200点、繊維学部では多くの学科で200点、応用生物科学科で生物選択時400点になります。問題冊子は共通でも、医学科のように高得点率が求められる学部もあれば、農学部や繊維学部のように他科目との合計で勝負する学部もあります。だからこそ、知識問題だけでなく、実験考察や論述まで含めて全分野を安定して得点できる完成度が重要です。

傾向

生物は全学共通問題で、出題範囲は生物基礎・生物です。試験時間は通常90分で、医学部医学科のみ理科2科目で150分のため、実質1科目あたり75分前後で処理する形になります。例年は大問4題構成で、生態、進化・系統、体内環境、遺伝情報、代謝、細胞、発生など、高校生物の全範囲から偏りなく出題されます。令和8年度には、遺伝子の変化と進化、真核細胞の構成と働き、光合成、個体群とその変動が扱われ、令和7年度の農学部系統では感覚器・神経系、遺伝情報と遺伝子技術、呼吸、酵素反応が扱われています。全体として、単語の暗記だけでは対応しにくく、知識問題、実験考察、グラフ読解、計算、記述説明を組み合わせて処理する力が求められる試験です。

出題では、遺伝情報、細胞、代謝、発生、恒常性、生態、進化などの主要分野から、生命現象の仕組みを説明する問題が出ます。遺伝子分野では、突然変異、置換、挿入、欠失、DNA複製、進化の仕組みの理解が問われ、遺伝子の変化が形質や集団にどのように影響するかまで説明できる必要があります。細胞分野では、真核細胞の構成物、タンパク質、炭水化物、無機元素、酵素、膜タンパク質、物質移動が扱われ、細胞内の構造と働きを実験例と結びつけて理解する力が必要です。光合成では、チラコイドとストロマで起こる反応、光補償点、光飽和点、グラフ読解、基礎計算が問われ、生態分野では個体群、成長曲線、環境収容力、密度効果、相変異、アリー効果、生態的地位、絶滅の渦などが題材になります。農学部系統では、感覚器・神経系、遺伝子技術、呼吸、酵素反応のように、生命現象を情報の流れや物質変化として整理する問題も見られます。

信州大学の生物で特に特徴的なのは、50字から100字程度の理由説明や現象説明が多く、論述量に対して時間の余裕があまりないことです。実験考察では、条件設定、対照実験、結果の比較、結論の導出が問われ、グラフや表を読むだけでなく、なぜその結果になるのかを生物学的な言葉で説明する力が必要です。失点しやすいのは、用語を覚えていても設問の文脈に合わせて使えないこと、結果をそのまま写して対照との比較や原因の説明が抜けること、グラフの増減だけを書いてその意味を説明しないことです。また、長く書きすぎて論点がぼやけたり、主語がない答案になったりすると減点されやすく、設問が求める現象を主語にして、原因と結果がつながる文でまとめる必要があります。医学科ではとくに、難易度自体は国公立標準レベルでも、論述で部分点を削られやすいぶん、知識問題や計算問題でのミスが致命傷になりやすい試験です。

対策

まず、生物は教科書の太字語句を覚えたあと、その語句を使って30字から80字程度で説明する練習をしてください。短い説明を作ることで、論述問題に必要な定義力と因果説明力が身につきます。信州大学の生物では、知識をただ再生するのではなく、設問条件に合わせて使えるかどうかが得点差になるため、用語の定義、働き、関連する実験例をセットで整理することが重要です。遺伝情報、細胞、代謝、恒常性、光合成、生態の各分野について、「どこで」「何が」「なぜ起こるのか」を一文で言える状態まで仕上げる必要があります。

実験考察では、「条件」「対照」「結果」「考察」を表に整理してから答案を書く習慣をつけてください。実験の目的を最初に書き出しておくと、何を比較すべきかが明確になり、的外れな考察を避けやすくなります。グラフや表の問題では、増減や差を読むだけで終わらせず、その変化が起こる生物学的理由を必ず説明してください。光合成、酵素、膜輸送、個体群変動、遺伝子発現のような分野では、数値と仕組みを結びつけることが特に重要です。信州大学の生物は初見の資料でも基本原理を使って考えさせる構成なので、資料を読んだあとに知識へ戻す練習を重ねることが有効です。

また、学部に応じた重点の置き方も有効です。医学科志望者は、論述での部分点の削られやすさを踏まえ、知識問題と計算問題のノーミス化を最優先にしてください。理学部生物学コースや物質循環学コースでは、個体・細胞・分子・生態系を横断して説明できる状態が必要で、環境や物質循環と結びつける視点も重要です。農学部では、遺伝子技術、呼吸、酵素反応、感覚と応答を、食料生産、食品、環境、森林、生態系と結びつけて理解すると得点しやすくなります。繊維学部や応用生物科学科では、遺伝子、細胞、代謝、光合成、生態を横断して扱えることが重要で、生物を400点科目として使う場合は主戦場として仕上げる必要があります。

仕上げでは、90分、医学科なら実質75分前後を意識して、大問4題を通して解く演習を繰り返してください。知識で瞬時に解ける問題は数秒から1分で処理し、考察・論述問題にどれだけ時間を残せるかが勝負になります。解き直しでは、失点を「知識不足」「条件整理不足」「比較不足」「因果説明不足」に分けて記録すると、弱点が見えやすくなります。信州大学の全学共通生物では、標準レベルの知識を土台に、実験考察と短い論述を素早く正確に書ける状態にすることが、高得点への最短ルートです。

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【医学部(面接)】

医学科の面接は150点、保健学科作業療法学専攻は100点で、いずれも合否に関わる重要科目です。志望理由、医療人としての適性、学習意欲、対人支援への理解が問われ、医学科ではグループ面接への対応力も必要です。「人を助けたい」だけで終わらせず、職種理解、大学での学び、将来像を具体的に結びつけて説明できるよう準備しましょう。

【教育学部(実技検査)】

実技検査は対象コースで300点と配点が高く、野外教育・保健体育では6種目の運動実技、音楽教育では声楽・ピアノ・器楽、図画工作・美術教育では鉛筆デッサンが中心です。得意分野だけに偏ると失点しやすいため、全体の完成度を底上げする練習が必要です。記録、録音・録画、時間配分を使い、本番で安定して再現できる状態を目指しましょう。

【教育学部(面接・小論文)】

面接は多くの対象コースで50点、小論文は社会科教育コースで150点、図画工作・美術教育コースでは選択科目として300点です。面接では教職への意欲やコース理解、小論文では資料を根拠に論理的に考える力が問われます。志望理由が抽象的だったり、資料の感想に終始したりすると評価が伸びにくいため、経験・学びたい内容・将来の教育実践を一貫して説明する準備が重要です。

【人文学部(総合問題)】

総合問題は400点で、人文学部の二次試験における最重要科目です。英文資料の要約、実験・調査データの読み取り、論理的文章の記述、複数資料を踏まえた総合論述が課されます。直訳や数値の写し書き、自分の意見だけを先に述べる答案は失点につながります。段落要旨、比較対象、本文根拠、共通テーマを整理してから答案化する練習を重ねましょう。

【理学部(面接・口頭試問)】

理学科地球学コースの面接・口頭試問は300点で、個別試験の中心になります。選択した理科科目の基本概念をもとに、自然現象の仕組みを口頭で説明する力が重視されます。用語暗記だけでは説明が浅くなりやすいため、定義、根拠、具体例、結論の順で話す練習が必要です。地球学への関心は、地質・気象・災害・環境など具体的な学びたい分野と結びつけて整理しましょう。

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信州大学 学部別受験対策・勉強法

信州大学の学部別の受験対策はこちらです。

2027年度(令和9年度)信州大学入試に対応した受験対策カリキュラム・学習計画を提供します

2027年度(令和9年度)入試で信州大学合格を目指す受験生のあなたへ。

ただがむしゃらに勉強をしても信州大学に合格することはできません。信州大学に合格するためには、信州大学のそれぞれの入試科目のポイントを押さえた勉強をする必要があります。

信州大学対策カリキュラムのポイント

じゅけラボでは、以下の3つのポイントに着目して、信州大学の2027年度(令和9年度)入試を受験する方が合格する為に必要な、偏差値偏差値55~60のレベルに達するための受験対策カリキュラム・学習計画を提供しています。

  • ポイント1自分の学力レベルに適した勉強
  • ポイント2最適な学習プランと正しい勉強法
  • ポイント3信州大学に合格するために必要な対策

実は、多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルや赤本などの過去問から受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。信州大学の受験では中学~高校の基礎固めが重要です。信州大学に合格する方法とは、テクニックではなく、自身の実力に適切なレベルから順に信州大学に合格するために必要な学習内容を、正しい勉強法で効率よくスピーディーに進めることが必要です。

じゅけラボでは、信州大学の入試問題はどんな傾向があり、どんな対策が必要なのかを考慮したカリキュラム・学習計画に加え、効率よく受験勉強を進めるための勉強方法を用意しています。まずは学力テストであなたの現状の学力レベルを把握してレベルに合ったカリキュラムを作成し、信州大学の2027年度入試に合格するために必要な学習計画と正しい勉強方法を提供します。

また、じゅけラボのカリキュラムは、塾や予備校に通っている生徒でも塾や予備校の勉強の邪魔をすることなく取り組むことが可能です。また、正しい勉強方法が具体的に示してあるので、塾なしで家で勉強する場合にも最適です。

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  • 学習計画を自分で立てなくていいから勉強する事だけに集中できるようになります
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じゅけラボでは、現状の学力から信州大学に合格するための最短のカリキュラムを提供します。また、「高3の8月から勉強を始める場合」「高3の9月から勉強を始める場合」など、始めた時期によってカリキュラムのスピードや量を調整することも可能です。

受験勉強を始めるのが遅くても信州大学に合格できる?

信州大学を目指す受験生から、「夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら信州大学に合格できますか?「10月、11月、12月の模試で信州大学がE判定だけど間に合いますか?」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が10月以降になると、現状の偏差値や学力からあまりにもかけ離れた大学を志望する場合は難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずはご相談ください。

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大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント

大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。

不登校・高卒認定者・通信制高校の信州大学受験も対応可能

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信州大学合格を目指す浪人生、社会人の方は是非一度お問い合わせください。

信州大学受験生からのよくある質問

信州大学の入試傾向と受験対策とは?

今の偏差値から信州大学の入試で確実に合格最低点以上を取る為には、入試傾向と対策を知って受験勉強に取り組む必要があります。

信州大学にはどんな入試方式がありますか?

信州大学には様々な入試制度があります。自分に合った入試制度・学内併願制度を見つけて、受験勉強に取り組んでください

信州大学に合格する為の勉強法とは?

信州大学に合格する為の勉強法としてまず最初に必要な事は、現在の自分の学力・偏差値を正しく把握する事。そして次に信州大学の入試科目、入試傾向、必要な学力・偏差値を把握し、信州大学に合格できる学力を確実に身につける為の自分に合った正しい勉強法が必要です。

信州大学受験に向けていつから受験勉強したらいいですか?

答えは「今からです!」信州大学受験対策は早ければ早いほど合格する可能性は高まります。じゅけラボ予備校は、あなたの今の実力から信州大学合格の為に必要な学習内容、学習量、勉強法、学習計画のオーダーメイドのカリキュラを組みます。受験勉強はいつしようかと迷った今がスタートに最適な時期です。

高1から信州大学合格に向けて受験勉強したら合格できますか?

高1から信州大学へ向けた受験勉強を始めれば合格率はかなり高くなります。高1から信州大学受験勉強を始める場合、中学から高校1年生の英語、国語、数学の抜けをなくし、特に高1英語を整理して完璧に仕上げることが大切です。高1から受験勉強して、信州大学に合格するための学習計画と勉強法を提供させていただきます。

高3の夏からでも信州大学受験に間に合いますか?

可能性は十分にあります。夏休みを活用できるのは大きいです。現在の偏差値から信州大学合格を勝ち取る為に、「何を」「どれくらい」「どの様」に勉強すれば良いのか、1人1人に合わせたオーダメイドのカリキュラムを組ませて頂きます。まずは一度ご相談のお問い合わせお待ちしております。

高3の9月、10月からでも信州大学受験に間に合いますか?

可能性は十分にありますが、まず現状の学力・偏差値を確認させてください。その上で、現在の偏差値から信州大学に合格出来る学力を身につける為の、学習内容、勉強量、勉強法、学習計画をご提示させて頂きます。宜しければ一度ご相談のお問い合わせお待ちしております。

高3の11月、12月の今からでも信州大学受験に間に合いますか?

現状の学力・偏差値を確認させて下さい。場合によりあまりにも今の学力が信州大学受験に必要なレベルから大きくかけ離れている場合はお断りさせて頂いておりますが、可能性は十分にあります。まずはとにかくすぐにご連絡下さい。現在の状況から信州大学合格に向けてどのように勉強を進めていくのかご相談に乗ります。

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