東京藝術大学入試科目別対策

東京藝術大学の科目別の入試傾向
勉強法と受験対策について

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東京藝術大学の科目別の入試傾向をもとにした各科目の勉強法や対策のポイント

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ポイント・勉強法

【音楽学部(国語・外国語)】

配点

国語・外国語は、音楽学部楽理科で課される学部固有の学力検査です。楽理科の第1回試験として、大学入学共通テストとは別に実施されます。

楽理科では、共通テストの国語200点、外国語200点換算、選択1教科100点に加え、個別学力検査の国語300点、外国語300点を含めた合計1100点で第1次合否判定が行われます。個別試験の国語・外国語だけで600点を占めるため、楽理科志望者にとって文章読解力は合否を大きく左右する重要科目です。

外国語は、英語、ドイツ語、フランス語から1科目を選択します。音楽研究に必要な読解力、語彙力、文脈把握力を測る試験として位置づけられるため、選択言語を早めに決め、長文読解を継続的に仕上げる必要があります。

傾向

国語では、文章の構造を読み取り、筆者の主張や論理展開を正確に把握する力が問われます。楽理科では小論文や口述試問にもつながるため、本文の内容を理解するだけでなく、自分の言葉で要点を整理する力が重要になります。

外国語では、一般的な語学力に加え、芸術、文化、思想に関する文章を読む基礎が求められます。語句の意味を拾うだけでは不十分で、段落ごとの関係、主張と具体例、対比や因果関係をつかみながら読む力が必要です。

失点しやすいのは、国語で本文中の具体例に引っ張られ、筆者の主張を取り違えるパターンです。外国語では、知らない語に止まりすぎると文章全体の流れを見失いやすくなります。また、音楽に関する知識がある文章でも、自分の知識で先読みしすぎると本文根拠から離れた解答になりやすいため注意が必要です。

対策

国語は、評論文を中心に要旨を100字程度でまとめる練習を行いましょう。音楽、芸術、文化、思想に関する文章を読み、抽象語を本文中の具体例に置き換えて理解する習慣をつけると、小論文や口述試問の準備にもつながります。

外国語は、英語、ドイツ語、フランス語のうち選択する言語を早めに固定し、文法の復習と長文読解を並行して進めます。音楽史や芸術論に関連する文章に触れ、専門語を丸暗記するのではなく、文脈の中で意味を判断する練習を重ねることが大切です。

読解演習では、段落ごとに役割を整理し、対比、因果、言い換え、結論を線で結ぶように読みます。国語でも外国語でも、主語、述語、接続関係を確認しながら文章全体の骨格をつかむと、設問の根拠を探しやすくなります。

過去問演習後は、本文の構造図を作り、設問ごとに根拠となる箇所を示します。なぜその解答になるのかを説明できる状態にしておくと、記述力だけでなく、楽理科で求められる口頭での説明力も同時に鍛えられます。

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【音楽学部(専攻実技等)】

配点

専攻実技等は、音楽学部の学科・専攻ごとに内容と配点が異なる学部固有試験です。作曲科は第1回から第3回まで、声楽科は第1回から第3回まで、器楽科の多くは第1回・第2回、古楽は第1回、指揮科・邦楽科は第1回・第2回を中心に実施されます。

作曲科では、和声、厳格対位法、バッハ様式によるコラール、自由作曲またはエクリチュールの課題が中心です。声楽科では課題選択曲、自由曲、Chorübungen、新曲視唱、リズム課題が含まれ、器楽科・邦楽科では専攻楽器や分野ごとに課題曲、自由曲、初見、口頭試問などが指定されます。

傾向

専攻実技は、完成度の高い演奏や制作を一度だけ見せる試験ではなく、複数段階で基礎力、専門性、本番対応力を確認する試験です。初回試験では音程、リズム、読譜、書法などの基礎の安定性が重視され、後続試験では表現の密度や専門的な完成度が問われます。

作曲科では、和声や対位法の厳密な書法と、自由作曲に必要な構成力の両方が求められます。規則を守るだけでなく、与えられた主題や形式を音楽として説得力のある形にまとめる力が重要です。

演奏系では、課題曲の指定が細かく、暗譜、伴奏、初見、当日指定箇所への対応が含まれます。曲を最初から最後まで演奏できるだけでは不十分で、任意の箇所からでも音楽を立ち上げ、試験環境の中で安定して表現する力が必要です。

対策

まず、志望する科・専攻の試験曲と試験内容を一覧化し、各曲や課題を「音程・リズム」「形式理解」「表現」「暗譜」「本番再現」の5項目で点検します。毎回のレッスン後に修正点を記録し、録音や録画で改善を確認しましょう。

演奏系では、通し練習だけでなく、任意の小節から始める練習、指定箇所だけを演奏する練習、試験官の前で一度だけ演奏する練習を取り入れます。本番の中断、指定、緊張に対応できるようにしておくことが、実技試験の安定につながります。

作曲系では、制限時間を本番より短く設定し、和声、対位法、コラール、自由作曲の答案を完成させる練習を行います。完成後は、禁則、声部進行、形式、終止、転調の自然さを点検し、添削を通して同じミスを減らすことが大切です。

【音楽学部(音楽に関する基礎能力検査)】

配点

音楽に関する基礎能力検査は、音楽学部内で共通性の高い試験です。聴音書き取り、楽典、新曲視唱、リズム課題を中心に、課される科・専攻が定められています。

聴音書き取りは、作曲科、声楽科、器楽科、楽理科で課され、単旋律、複旋律、四声体和声が扱われます。楽典は音楽環境創造科を除く全科で課され、和声や楽式など作曲法の内容は含まれません。新曲視唱とリズム課題は、作曲科、声楽科、器楽科、楽理科で課されます。

傾向

聴音書き取りでは、旋律を記憶する力、複数声部を聴き分ける力、和声進行を音として把握する力が問われます。単旋律だけでなく複旋律や四声体和声まで含まれるため、耳で聴いた情報を素早く楽譜に変換する力が重要です。

楽典では、音程、調性、和音、記譜、拍子、速度、発想記号など、音楽を読むための基本事項が問われます。演奏経験に頼るだけではなく、用語や記号を正確に説明し、五線上で処理できる知識が必要です。

失点しやすいのは、聴音で最初の音型に集中しすぎて拍節や終止を見失うパターンです。楽典では調号、音程、和音構成を頭の中だけで処理して誤ることが多く、新曲視唱では音程を取ろうとして拍が止まると評価が下がりやすくなります。

対策

聴音は、単旋律、複旋律、四声体和声を分けて練習し、最終的には同じ日に3形式を続けて行います。単旋律では旋律の輪郭、複旋律では外声、四声体ではバスと終止を先に取ると、答案が安定しやすくなります。

楽典は、問題集を解くだけでなく、間違えた項目を必ず五線譜に書き直しましょう。音程、調号、和音、移調、拍子のミスは、手で書いて確認することで再発を減らせます。

新曲視唱とリズム課題は、毎日短時間で継続します。初見で一度通した後、音程だけ、リズムだけ、拍の取り方だけを分けて修正すると、本番でも崩れにくい読み方が身につきます。

【音楽学部(副科実技等)】

配点

副科実技等は、科・専攻により課される内容が異なる試験です。副科ピアノは作曲科、声楽科、器楽科の一部、指揮科、楽理科などで課され、楽理科ではピアノ以外の副科実技を選択できる場合があります。

副科ピアノでは、受験者区分によって平均律、ベートーヴェンのソナタ、ショパンの練習曲、音階、ソナチネ・ソナタなどが指定されます。暗譜や反復なしなどの演奏条件も定められているため、曲目だけでなく試験上の指定を正確に確認する必要があります。

傾向

副科実技は、専攻実技ほど長大なプログラムではありませんが、基礎的な演奏能力を確認する役割を持ちます。音階、古典派ソナタ、バッハ、練習曲など、音楽の基礎力が表れやすい曲目が中心です。

副科ピアノでは、音の正確さ、拍の安定、和声感、フレーズ処理が見られます。難曲を無理に選ぶより、指定条件を守り、音楽の骨格を明確に示す演奏が評価につながりやすくなります。

失点しやすいのは、副科だからと準備を後回しにし、暗譜、テンポ、音階、伴奏型が不安定になるパターンです。自由曲型の副科実技でも、実力以上の曲を選ぶとミスが目立ち、音楽の流れを示しにくくなります。

対策

副科ピアノは、練習時間が短くても毎日鍵盤に触れる計画を作ります。音階、指定曲の難所、通し演奏を分け、短時間でも精度を維持できるようにしましょう。

暗譜が必要な課題は、手の記憶だけに頼らず、和声進行、形式、転調、終止を言葉で説明できるようにします。構造を理解していれば、暗譜が飛んだ場合でも復帰しやすくなります。

楽理科でピアノ以外の副科実技を選ぶ場合は、試験曲の演奏だけでなく、楽器の特性、音色、様式、曲の背景も整理します。口述や小論文につながる音楽理解として副科実技を位置づけると、準備全体に一貫性が出ます。

【音楽学部(学力検査・音楽)】

配点

学力検査(音楽)は、音楽環境創造科で課される学部固有試験です。共通テスト500点と学力検査200点の合計700点で第1次合否判定が行われます。

音楽環境創造科では、第1回に学力検査(音楽)、第2回に小論文と面接が課されます。音楽を専門的に学ぶ基礎知識に加え、音楽を社会的・文化的に捉え、言葉で説明する力が必要です。

傾向

音楽環境創造科は、作曲・演奏系の専攻実技とは異なり、音楽に関する知識、思考力、表現力を総合的に確認します。音楽をメディア、環境、社会、文化活動の中で考える力が重要になります。

学力検査では、音楽用語や基礎知識を覚えるだけではなく、与えられたテーマをどのように理解し、筋道を立てて説明するかが問われます。音楽を自分の経験だけで語らず、客観的な視点で整理する必要があります。

失点しやすいのは、音楽経験を感想として述べるだけで、社会的背景や音楽的根拠に結びつけられないパターンです。用語を知っていても具体例に接続できないと、答案が抽象的になります。

対策

音楽史、音楽理論、現代音楽、メディア、地域文化、音響、舞台芸術などをテーマ別にノート化します。各テーマについて、定義、具体例、課題、自分の見解を1ページで整理すると、筆記と面接の両方に活用できます。

週に1本、音楽に関する短い論述を書きましょう。最初は400字程度で、問題提起、根拠、具体例、結論の順にまとめると、学力検査から小論文まで一貫した答案作成力がつきます。

面接を見据えて、自分が音楽環境創造科で何を学びたいのかを言語化します。志望理由、関心分野、これまでの活動、入学後の学習計画を結びつけて説明できるようにしておくことが大切です。

【音楽学部(小論文・面接)】

配点

小論文は、楽理科と音楽環境創造科で重要な評価対象になります。楽理科では小論文を含む口述試問が最終合否判定に含まれ、音楽環境創造科では小論文100点が第2回試験に含まれます。

面接は、作曲科、邦楽科、音楽環境創造科などで課される場合があり、音楽環境創造科では面接200点が最終判定に含まれます。表現、研究、学習計画を自分の言葉で説明する力が必要です。

傾向

小論文では、音楽に関する知識を並べるだけでなく、問題設定、根拠、具体例、結論を明確にする力が問われます。音楽作品、演奏実践、文化現象、社会との関係を、論理的な文章として組み立てる必要があります。

面接や口述試問では、演奏や論述で示した内容について、音楽的な根拠や学習意欲が問われます。曲目、様式、作曲家、楽器、関心分野について、専門用語を使いながらも相手に伝わる説明を準備しておくことが重要です。

失点しやすいのは、志望理由、これまでの学習、入学後に取り組みたいテーマ、将来像がばらばらに見える回答です。暗記した答えを並べるのではなく、一本の筋道としてつなげて話す必要があります。

対策

小論文対策では、1つのテーマについて背景、論点、根拠、反論、結論の順にメモを作ります。賛否や立場を先に決めすぎず、問いの条件を整理してから書くと、知識の羅列になりにくくなります。

面接練習では、志望理由、これまでの学習、入学後に取り組みたいテーマ、将来像を別々に暗記するのではなく、1本の流れにします。質問に対して結論から答え、その後に理由と具体例を添える練習が有効です。

二次試験は複数日にわたって実施される科・専攻があるため、必要な楽譜、楽器、提出物、集合時間、発表後の日程を整理しておきます。本番直前は新しい曲や知識を増やすより、演奏系は録音確認、作曲系は時間内完成、論述系は構成メモ、面接系は短い回答練習に絞りましょう。

【美術学部(日本画専攻 実技)】

配点

絵画科日本画専攻の個別学力検査等は、一次試験の鉛筆素描と二次試験の着彩写生で構成されます。個別学力検査等の点数配点は要確認ですが、一次は鉛筆素描が2段階評価、二次は着彩写生が4段階評価として扱われます。

共通テスト600点は二次の総合判定に加わります。ただし、一次試験では個別学力検査等の成績により合否を判定するため、まず鉛筆素描で基礎描写力を示すことが受験継続の前提になります。

傾向

鉛筆素描では、出題意図を読み取る能力、空間認識能力、対象を正確に観察して再現する基礎的な描写力が評価されます。形だけでなく、位置関係、奥行き、質感、光の変化を画面全体で整理する力が必要です。

着彩写生では、対象の色や質を正確に観察して再現的に表現する力と、画面を絵画的に構成する力が評価されます。色を塗る技能だけでなく、対象の印象をどの順で画面に定着させるかが重要です。

失点しやすいのは、鉛筆素描で輪郭線を追うだけになり、空間や量感が弱くなるパターンです。着彩写生では、色の鮮やかさを優先しすぎると、固有色、光、影、質感の関係が崩れやすくなります。

対策

鉛筆素描は、石膏像や静物を使い、構図決定から完成までの時間配分を固定します。開始直後に大きな形、接地面、奥行きを確認し、後半で質感と描写密度を高める流れを毎回再現しましょう。

着彩写生では、モチーフの色を単独で見るのではなく、周囲の色との関係で観察します。下描き、明度、色面、細部の順で進め、最後に画面全体の統一感を見直すことが大切です。

共通テスト600点は二次判定に残るため、実技直前期も国語と外国語で大きく崩れない準備を継続します。短時間の読解と知識確認を残し、総合判定での不利を減らしましょう。

【美術学部(油画専攻 実技)】

配点

絵画科油画専攻の個別学力検査等は、一次試験の素描、二次試験の絵画、面接で構成されます。個別学力検査等の点数配点は要確認ですが、一次は2段階評価、二次は5段階評価として扱われます。

共通テスト600点は一次と二次の総合判定に加わります。油画専攻は表現の自由度が高い一方、素描で基礎的な描写力を示し、絵画と面接で個性や創造活動への展開力を示す必要があります。

傾向

素描では、出題をどのように理解し、どのように観察し、どのように表現したかが評価されます。対象の再現だけでなく、課題の読み取りと表現への変換が重要です。

二次の絵画では、素描で構想力と構成力が評価され、油彩では形態と色彩による総合的な造形表現能力が評価されます。画面の中で何を見せるかを明確にし、色と形で表現を成立させる力が求められます。

失点しやすいのは、課題文の条件よりも自分の描き方を優先してしまうパターンです。また、発想はあっても構成が散漫になると、作品としての強度が弱く見えやすくなります。

対策

素描練習では、毎回の制作後に「課題理解」「観察」「表現」の3点で作品を振り返ります。単に似ているかではなく、課題に対して自分が何を読み取り、どう表したかを確認しましょう。

絵画制作では、ラフスケッチを複数作り、構成案を比較してから本制作に入ります。主役、視線の流れ、余白、色面の関係を初期段階で設計し、形態と色彩が同じ意図に向かうように整えます。

共通テスト600点は一次から判定に関わるため、実技重視の時期でも国語・外国語の読解演習を維持します。短時間で得点を保てる科目運用を作り、実技に集中できる状態を整えましょう。

【美術学部(彫刻科 実技)】

配点

彫刻科の個別学力検査等は、一次試験の素描と二次試験の彫刻で構成されます。個別学力検査等の点数配点は要確認ですが、一次は3段階評価、二次は4段階評価として扱われます。

共通テスト600点は二次の総合判定に加わります。一次は個別学力検査等の成績で判定されるため、素描で空間認識力と対象把握力を示すことが最初の関門です。

傾向

素描では、出題されたモチーフとその空間を観察し、対象の特徴を的確に捉える空間認識力、描写力、表現力が評価されます。立体物を平面に写すだけでなく、量塊、軸、面の向きを理解する力が必要です。

彫刻では、出題内容に対する柔軟な思考力、空間認識力、構成力、観察力、造形力が評価されます。素材を扱いながら、立体としてどこから見ても成立する形を作る力が問われます。

失点しやすいのは、素描で正面からの形だけを整え、奥行きや量感が不足するパターンです。彫刻では、細部を早く作り込みすぎると、全体のバランスや量の流れが崩れやすくなります。

対策

素描は、石膏像や立体モチーフを多方向から観察し、面の向きと重心を捉える練習を行います。描き始めに補助線で軸と奥行きを示し、立体を組み立てるように描写しましょう。

彫刻は、小品制作で構想から完成までの手順を反復します。素材の量を最初に大きく扱い、途中で必ず複数方向から確認して、正面だけに偏らない形に整えることが大切です。

共通テスト600点は二次判定に加わるため、実技が伸びている受験生ほど学科の取りこぼしを減らす必要があります。国語・外国語の読解を中心に、短時間で点を維持する演習を続けましょう。

【美術学部(工芸科 実技)】

配点

工芸科の個別学力検査等は、一次試験の鉛筆写生、二次試験の平面表現と立体表現で構成されます。個別学力検査等の点数配点は要確認ですが、一次は4段階評価、二次は5段階評価として扱われます。

共通テスト600点は二次の総合判定に加わります。工芸科では、観察に基づく描写力と、素材、色彩、立体への展開力を段階的に見られます。

傾向

鉛筆写生では、出題意図を理解し、対象物をよく観察できているか、基礎的な描写力と表現力があるかが評価されます。形、質、重さ、表面の状態を丁寧に描き分ける力が必要です。

平面表現では、独自の視点による展開力、色彩感覚、構成力が評価されます。立体表現では、独自の視点による展開力、立体の造形力、構成力が問われます。どちらも単なる装飾や形の面白さではなく、課題をどう読み取って造形へ展開したかが重要です。

失点しやすいのは、鉛筆写生で質感の描き分けが弱く、観察の深さが伝わらないパターンです。平面表現では色を多く使いすぎて構成意図が曖昧になり、立体表現では構造や自立性が弱いと評価が伸びにくくなります。

対策

鉛筆写生は、素材ごとの質感表現をテーマ別に練習します。金属、紙、布、木、ガラスなどを描き分け、表面の特徴が伝わる線と明暗を身につけましょう。

平面表現は、課題文からキーワードを抽出し、複数の構成案を作ってから本制作に入ります。色彩計画を先に作ることで、完成時の統一感を保ちやすくなります。

立体表現は、短時間の試作を繰り返し、構造の弱点を早めに見つけます。制作中に上下左右から確認し、見え方と安定性を同時に調整することが重要です。

【美術学部(デザイン科 実技)】

配点

デザイン科の個別学力検査等は、一次試験の鉛筆写生、二次試験のデザインⅠ(色彩)とデザインⅡ(形体)で構成されます。鉛筆写生は、石膏像デッサンまたは構成デッサンを出願時に選択します。

個別学力検査等の点数配点は要確認ですが、一次・二次とも4段階評価として扱われます。共通テストは700点で、国語・外国語・情報を必須に含むため、実技と学科の両面で取りこぼしを減らす必要があります。

傾向

鉛筆写生では、与えられた対象物を観察し、得られた諸要素を再構成する能力と基礎的な描写能力が評価されます。見たものを正確に描くだけでなく、デザインの視点で要素を整理する力が必要です。

デザインⅠ(色彩)では、出題をどのように理解し、構想したかとともに、色彩および平面構成の造形能力が評価されます。デザインⅡ(形体)では、形体および立体構成の造形能力が問われ、構造、形の関係、素材感、空間への置き方まで含めて見られます。

失点しやすいのは、鉛筆写生が単なる写生で終わり、対象の再構成が弱くなるパターンです。色彩では色の美しさだけを優先すると課題意図が弱くなり、形体ではアイデアがあっても構造が不安定だと評価されにくくなります。

対策

鉛筆写生は、石膏像と構成デッサンのどちらを選ぶかを早めに決めます。選択後は同じ形式で本番時間の制作を重ね、構図決定から仕上げまでの手順を固定しましょう。

色彩は、限られた色数で強い画面を作る練習を行います。配色案を小さく複数作り、最も課題意図が伝わる案を選んでから本制作に入ると、画面の統一感が高まります。

形体は、紙や簡易素材で短時間の立体試作を繰り返します。構想、構造、完成度を分けて確認し、見た目だけでなく成立する形を作ることが大切です。共通テストでは情報が必須のため、実技直前期も基本用語と読解型問題を短時間で確認しましょう。

【美術学部(建築科 実技)】

配点

建築科の個別学力検査等は、空間構成と総合表現で構成されます。個別学力検査等の点数配点は要確認ですが、一次合格者選抜は行わず、個別学力検査等、共通テスト800点、出願書類等を加えて総合判定します。

建築科は共通テストが5教科6科目、合計800点で、国語200点、外国語200点、地理歴史100点、数学200点、理科100点です。実技力に加えて、数学と理科を含む学科基礎の維持が重要になります。

傾向

空間構成では、立体の形状を正確に捉える能力、立体の特徴を活かした配置を考える能力、立体と素材が創り出す空間の描写力が評価されます。建築的な空間把握と視覚表現を結びつける力が必要です。

総合表現では、主題を観察・分析する力、分析内容と目的を結びつける構想力、構想した空間を表現する力、制作意図を説明する力が評価されます。描くだけでなく、なぜその空間を作るのかを説明できることが求められます。

失点しやすいのは、空間構成で立体の見え方だけを整え、空間としての説得力が不足するパターンです。総合表現では、分析と提案がつながっていないと、意図が伝わりにくくなります。

対策

空間構成は、立方体、円柱、球、複合立体を使い、複数の視点から描く練習を行います。形の正確さだけでなく、配置の意図と空間の広がりが伝わる画面を作りましょう。

総合表現は、課題文を読んだ後に、主題、分析、目的、表現方法を短くメモしてから制作に入ります。制作意図の説明まで含めて練習し、表現と文章が矛盾しないように整えることが大切です。

共通テスト800点は合否に大きく関わります。数学は図形、関数、データ処理を中心に得点源を作り、理科は選択科目の基礎問題を落とさない学習を継続しましょう。

【美術学部(先端芸術表現科 実技)】

配点

先端芸術表現科の個別学力検査等は、一次試験の素描または小論文、二次試験の総合実技、個人資料ファイルで構成されます。一次の素描または小論文は出願時に選択し、個別学力検査等の点数配点は要確認です。

共通テスト600点は一次と二次の総合判定に加わります。表現力、発想力、制作経験、言語化の力が一体で見られるため、作品制作と文章化を並行して準備する必要があります。

傾向

素描では、出題意図の理解、適切な表現、基礎的な描写力、独自の発想力、画面構成力が評価されます。対象の再現だけでなく、どのような視点で課題に応答したかが重要です。

総合実技では、素材を使って表現する力、独自の発想とスキルで最後まで仕上げる集中力、自身が制作した物を他者に伝える力が評価されます。完成物だけでなく、発想から提示までの一貫性が問われます。

個人資料ファイルでは、これまでの活動内容、志望理由、将来の活動紹介、大学で行いたい具体的内容をまとめます。活動記録を並べるだけではなく、過去の制作、志望理由、入学後の計画を一本の流れで説明することが必要です。

対策

素描選択者は、基礎描写を土台にしながら、課題に対する自分の解釈を画面に反映する練習を行います。制作後に、課題理解、発想、構成、描写の4点で作品を見直しましょう。

総合実技は、紙、布、木材、日用品など複数素材を使った短時間制作を繰り返します。素材の扱いに慣れるだけでなく、完成後に制作意図を短く説明する練習を加えることが大切です。

個人資料ファイルは、作品写真や活動記録を集めるだけでなく、各活動の目的と学びを文章化します。入学後に何を深めたいのかまでつなげることで、資料全体の説得力が高まります。

【美術学部(芸術学科 学科試験)】

配点

芸術学科の個別学力検査等は600点で、外国語200点、地理歴史200点、小論文または鉛筆素描200点です。共通テスト600点と合わせた1200点に、出願書類等の審査を加えて総合判定します。

外国語は英語、ドイツ語、フランス語から1科目を選択します。地理歴史は世界史探究、日本史探究から1科目を選択し、小論文または鉛筆素描は出願時に選択します。

傾向

外国語では、長文を正確に読解し、内容を的確な日本語に翻訳する能力が評価されます。語彙だけでなく、構文、指示語、論理関係を把握して自然な日本語に直す力が必要です。

地理歴史では、個々の歴史事項の正確な理解と、複数の歴史事象を結びつけて合理的な論述を展開する能力が評価されます。美術史や文化史に関わる背景知識も、論述の説得力を高める材料になります。

失点しやすいのは、外国語で単語の意味をつなげただけの訳になり、文全体の論理が崩れるパターンです。地理歴史では、用語説明の羅列になると、論述として評価されにくくなります。

対策

外国語は、美術、文化、思想に関わる長文を使い、段落ごとの要旨を日本語でまとめる練習を行います。翻訳では直訳に寄せすぎず、原文の構造を保ちながら読みやすい日本語に整えましょう。

地理歴史は、世界史探究または日本史探究の選択科目を早めに固定します。年号暗記に偏らず、時代背景、作品、思想、社会制度の関係を説明できるようにします。

共通テスト600点と個別600点が同じ比重になるため、共通テスト対策と個別記述対策を分けて進めます。共通テストでは選択科目の得点を安定させ、個別では翻訳と論述を答案形式で練習しましょう。

【美術学部(面接・小論文・選択実技)】

配点

美術学部では、専攻や学科によって面接、小論文、鉛筆素描などが評価対象になります。油画専攻では面接が課され、先端芸術表現科では小論文を一次試験で選択する場合があります。芸術学科では、小論文または鉛筆素描を出願時に選択し、個別学力検査等600点の一部として扱われます。

傾向

油画専攻の面接では、美術家を志す受験生の個性、才能、主体的に考えて創造活動へ展開する力が対話を通じて評価されます。作品や制作経験を説明するだけでなく、自分が何を問題にし、どのような表現へつなげたいのかを言葉にする力が重要です。

先端芸術表現科の小論文では、文章を正確に読み取り、問いに対して的確に答え、自分の主張を論理的に記述する力が評価されます。芸術学科の小論文では、問題の意図を読み取る理解力、論旨を組み立てる論理性、説得的な日本語表現力が問われます。

芸術学科の鉛筆素描では、対象を正確に観察して素描する基礎実技の能力と、石膏像の形や空間を的確にとらえ再現的に表現する力が評価されます。小論文選択者と鉛筆素描選択者は選択科目ごとに判定されるため、自分が得点化しやすい形式を早めに見極める必要があります。

対策

油画専攻の面接対策では、制作の動機、影響を受けた作品や作家、現在の課題、入学後に取り組みたい内容を短く整理します。暗記した回答ではなく、作品と考えのつながりが伝わる話し方を練習しましょう。

小論文対策では、課題文の主張、根拠、問いの条件を先に整理し、結論、理由、具体例、再結論の順で答案を作ります。誤字脱字を減らすため、書き終えた後に主語と述語、指示語、接続語を見直すことが大切です。

鉛筆素描を選択する場合は、石膏像や立体物を使い、形、空間、明暗、量感を正確に再現する練習を重ねます。小論文を選ぶ場合も鉛筆素描を選ぶ場合も、出願前に自分の強みと完成度を比較し、選択後は本番形式で反復しましょう。

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東京藝術大学 学部別受験対策・勉強法

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  • ポイント1自分の学力レベルに適した勉強
  • ポイント2最適な学習プランと正しい勉強法
  • ポイント3東京藝術大学に合格するために必要な対策

実は、多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルや赤本などの過去問から受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。東京藝術大学の受験では中学~高校の基礎固めが重要です。東京藝術大学に合格する方法とは、テクニックではなく、自身の実力に適切なレベルから順に東京藝術大学に合格するために必要な学習内容を、正しい勉強法で効率よくスピーディーに進めることが必要です。

じゅけラボでは、東京藝術大学の入試問題はどんな傾向があり、どんな対策が必要なのかを考慮したカリキュラム・学習計画に加え、効率よく受験勉強を進めるための勉強方法を用意しています。まずは学力テストであなたの現状の学力レベルを把握してレベルに合ったカリキュラムを作成し、東京藝術大学の2027年度入試に合格するために必要な学習計画と正しい勉強方法を提供します。

また、じゅけラボのカリキュラムは、塾や予備校に通っている生徒でも塾や予備校の勉強の邪魔をすることなく取り組むことが可能です。また、正しい勉強方法が具体的に示してあるので、塾なしで家で勉強する場合にも最適です。

あなたにピッタリ合った「東京藝術大学対策のオーダーメイドカリキュラム」から得られる成果とは?

  • 学習計画を自分で立てなくていいから勉強する事だけに集中できるようになります
  • 東京藝術大学に合格する為の最短ルートで、無駄なく学習できるようになる
  • 毎日「何を、どのぐらい」勉強すればいいのか考える必要がなくなります
  • 東京藝術大学に合格する為に足りていない弱点部分を克服できます
  • 自分に合ったカリキュラムだから、途中で挫折せずに学習計画通りに勉強を進める事ができます
  • 今、東京藝術大学の合格ラインに達していなくても合格できる学力を身につける事ができます

「東京藝術大学に合格できる」
あなただけの学習プランをご用意します。

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「東京藝術大学に受かる気がしない」とやる気をなくしている受験生へ

模試の結果が悪かった、E判定だったことで「東京藝術大学に受かる気がしない」とやる気をなくしてしまっている受験生のあなた、あきらめるのはまだ早いです。

じゅけラボでは、現状の学力から東京藝術大学に合格するための最短のカリキュラムを提供します。また、「高3の8月から勉強を始める場合」「高3の9月から勉強を始める場合」など、始めた時期によってカリキュラムのスピードや量を調整することも可能です。

受験勉強を始めるのが遅くても東京藝術大学に合格できる?

東京藝術大学を目指す受験生から、「夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら東京藝術大学に合格できますか?「10月、11月、12月の模試で東京藝術大学がE判定だけど間に合いますか?」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が10月以降になると、現状の偏差値や学力からあまりにもかけ離れた大学を志望する場合は難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずはご相談ください。

東京藝術大学に受かるには必勝の勉強法が必要です。仮に受験直前の10月、11月、12月でE判定が出ても、東京藝術大学に合格するために必要な学習カリキュラムを最短のスケジュールで作成し、東京藝術大学合格に向けて全力でサポートします。

東京藝術大学に「合格したい」「受かる方法が知りたい」という気持ちがあるあなた!合格を目指すなら今すぐ行動です!
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大学受験対策いつから始める?学年・時期別の勉強のポイント

大学受験勉強を始める時期は早ければ早い方が有利です。ただ、始めるのが遅いからといって志望校合格をあきらめるのはまだ早いです。また、時期によって最適な勉強方法は変わります。高1~高3冬まで、時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介します。

不登校・高卒認定者・通信制高校の東京藝術大学受験も対応可能

現在全日制高校に在籍中の不登校の高校生、通信制高校、定時制高校の方で、東京藝術大学に行きたいのに、現在の自分の学力に対する自信のなさから「自分には無理だ」と思い込んで、最初から東京藝術大学受験にチャレンジして志望校へ進学する事を諦めていませんか?

高校卒業、通信制高校卒業、または高卒認定試験に合格していれば東京藝術大学受験をする事が出来ます。

あと必要なのは単純に学力・偏差値です。東京藝術大学に照準を合わせた大学受験戦略を立てて、受験に必要な科目の最低合格点をクリアできる学力を目指す最適な勉強法に取り組む事で、東京藝術大学合格も十分に可能性があります。

浪人生、社会人の方の東京藝術大学合格に向けた受験対策も実施

現役高校生の受験生だけでなく、現在浪人生、または社会人の方で東京藝術大学受験を目指している方に、東京藝術大学合格に向けたオーダーメイドの受験対策カリキュラムを作成致します。

今の学力から東京藝術大学合格に必要な学力レベルになる為の学習内容、学習量から逆算して使用教材(参考書・問題集)と学習ルートを確定して学習計画に落とし込んでいきます。

しかも、じゅけラボ予備校は東京藝術大学入試に必要な全ての科目を学べて1ヶ月16,280〜18,480円(税込)の低価格の月謝で受講出来ますので、浪人生や社会人の方にとって経済的に続けやすい安心の料金体系です。

東京藝術大学合格を目指す浪人生、社会人の方は是非一度お問い合わせください。

東京藝術大学受験生からのよくある質問

東京藝術大学の入試傾向と受験対策とは?

今の偏差値から東京藝術大学の入試で確実に合格最低点以上を取る為には、入試傾向と対策を知って受験勉強に取り組む必要があります。

東京藝術大学にはどんな入試方式がありますか?

東京藝術大学には様々な入試制度があります。自分に合った入試制度・学内併願制度を見つけて、受験勉強に取り組んでください

東京藝術大学に合格する為の勉強法とは?

東京藝術大学に合格する為の勉強法としてまず最初に必要な事は、現在の自分の学力・偏差値を正しく把握する事。そして次に東京藝術大学の入試科目、入試傾向、必要な学力・偏差値を把握し、東京藝術大学に合格できる学力を確実に身につける為の自分に合った正しい勉強法が必要です。

東京藝術大学受験に向けていつから受験勉強したらいいですか?

答えは「今からです!」東京藝術大学受験対策は早ければ早いほど合格する可能性は高まります。じゅけラボ予備校は、あなたの今の実力から東京藝術大学合格の為に必要な学習内容、学習量、勉強法、学習計画のオーダーメイドのカリキュラを組みます。受験勉強はいつしようかと迷った今がスタートに最適な時期です。

高1から東京藝術大学合格に向けて受験勉強したら合格できますか?

高1から東京藝術大学へ向けた受験勉強を始めれば合格率はかなり高くなります。高1から東京藝術大学受験勉強を始める場合、中学から高校1年生の英語、国語、数学の抜けをなくし、特に高1英語を整理して完璧に仕上げることが大切です。高1から受験勉強して、東京藝術大学に合格するための学習計画と勉強法を提供させていただきます。

高3の夏からでも東京藝術大学受験に間に合いますか?

可能性は十分にあります。夏休みを活用できるのは大きいです。現在の偏差値から東京藝術大学合格を勝ち取る為に、「何を」「どれくらい」「どの様」に勉強すれば良いのか、1人1人に合わせたオーダメイドのカリキュラムを組ませて頂きます。まずは一度ご相談のお問い合わせお待ちしております。

高3の9月、10月からでも東京藝術大学受験に間に合いますか?

可能性は十分にありますが、まず現状の学力・偏差値を確認させてください。その上で、現在の偏差値から東京藝術大学に合格出来る学力を身につける為の、学習内容、勉強量、勉強法、学習計画をご提示させて頂きます。宜しければ一度ご相談のお問い合わせお待ちしております。

高3の11月、12月の今からでも東京藝術大学受験に間に合いますか?

現状の学力・偏差値を確認させて下さい。場合によりあまりにも今の学力が東京藝術大学受験に必要なレベルから大きくかけ離れている場合はお断りさせて頂いておりますが、可能性は十分にあります。まずはとにかくすぐにご連絡下さい。現在の状況から東京藝術大学合格に向けてどのように勉強を進めていくのかご相談に乗ります。

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