入試出題傾向・難易度・配点から
英語の勉強法を考察

東京都立大学　英語試験の概要

東京都立大学では、2024年度まで英語の個別試験は行われず、英検などの外部試験を使って判定されていました。

しかし2025年度の入試から、下記の学部で個別試験（2次試験）で英語が追加される予定となっています。

• 法学部
• 経済経営学部
• 理学部
• 都市環境学部
• システムデザイン学部

※学科によって異なるため、詳細は大学の公式サイトなどをご参照ください。

外部英語検定試験の利用

一部の学部・学科では、外部英語検定試験（英検、TEAP、TEAP CBT、IELTSなど）の結果を利用することが予定されています。

外部英語検定試験の成績を利用可能である学部・学科は以下の通りです。

• 都市環境学部 ：地理環境学科、都市基盤環境学科、建築学科、環境応用化学科
• システムデザイン学部：情報科学科、航空宇宙システム工学科、インダストリアルアート学科
• 健康福祉学部：全学科

東京都立大学　英語　二次試験の内容

2025年度から始まる二次試験（個別試験）の英語の内容については、首都大学東京時代と同じようなものではなく、変更が予定されています。

具体的な内容はまだ詳細に公表されていないため、受験者は大学の公式情報を確認する必要があります。

公開されている情報としては、マーク式問題であることくらいですが、少なくとも長文読解（近年の大学受験全体の傾向として資料を使った問題や会話文）対策、文法語法問題対策は確実に抑えておく必要があるでしょう。

東京都立大学　英語試験の配点

2025年度からはじまる英語の配点は、学部によって異なります。

• 法学部　150点／450点（英語の配点／全科目の合計点　以下同じ）
• 経済経営学部　100点／400点
• 都市環境学部  50〜100点／500点　※学科によって異なる
• 理学部（化学科・生命化学科）200点／800点

詳細は、大学の公式ページでかならず確認しておきましょう。

東京都立大学に合格するための英語の対策と勉強法

東京都立大学の英語個別試験は2025年から開始されるため、過去問が存在しません。

前身の首都大学東京の過去問は存在しますが、上述通り首都大学東京の時代と同じような傾向ではなく、変更が予定されています。

過去問がない場合の対策としては、以下の3点が重要です。

• 基礎を完成させる
• 演習量の確保
• 模試の受験

基礎を完成させる

東京都立大学の英語対策は、近年の試験が実施されていないから、首都大学東京の過去問があまり参考にならないからこそ、徹底して基礎を完成させ、様々な問題パターンに対応できるようにしておく必要があります。

基礎として抑えるべきなのは、単熟語、文法、英文解釈（英文構造をもとにした内容把握）です。基本の参考書や問題集をそれぞれ完璧に仕上げていきましょう。

これらを仕上げるだけでも、文法語法などの知識問題や、解きやすい問題で確実に得点して、安定した得点源を確保することができます。

また、これらを完成させた上で、試験レベルの演習に入ることにより、持っている知識を活用して問題を解くような応用力を鍛える練習を、効率的に行うことができます。

演習量の確保

都立大の英語対策として、出題傾向や問題構成が読めない以上、各種の模試を受験して様々な出題パターンを経験しておくことが重要です。様々な出題パターンに触れて、試験本番で出題された時に面食らって自分のペースを乱されないようにしておきましょう。

長文読解、文法語法問題の問題集をそれぞれ用意して演習量を確保し、様々な問題パターンに慣れてください。特に長文読解問題は、会話文や資料を使った問題など、様々なパターンの問題が掲載されている問題集を選ぶか、複数の問題集でカバーしましょう。

演習の際には、ただ解き進めるだけではなく、その問題がどのような種類の問題かを意識して把握するようにしてください。その問題パターンが、自分にとって得意なのかどうか、得点源になるのかどうか、優先して解くべき問題なのかどうかを把握することも、試験で確実に得点するための対策となります。

模試を受験する

模試を受ける際には、試験開始とともに問題全体を確認して、「解きやすい、解ける可能性がある」といった優先して取り組むべき問題、時間をかけすぎてはいけない難易度が高い問題などを、その場で見定めることも必要です。試験開始後の問題の見定めから、解答順序や時間配分といった試験戦略を決めるまでのステップを的確にできるようにしましょう。

特に、都立大の英語の出題傾向は現状読みにくいため、試験開始後の見定めが英語の成績を大きく左右します。

各種の模試を受験して、様々な出題パターンで問題を見定める練習をしておきましょう。

解ける問題や解ける可能性のある問題に時間をかけ、またしっかりと見直しを行なって確実に得点することで、点数を最大化します。一方、難易度の高い問題や時間がかかりそうな問題は、見直しを行なって得点を確保した状態で、残り時間にじっくり取り組むべきです。

特に出題傾向がわかっていない東京都立大学の英語の対策として、問題の見定めに慣れておくことは重要ですし、試験本番の強みになります。

2025年度入試の東京都立大学　英語入試対策プログラム

東京都立大学では、2025年から英語の個別試験が導入されます。

過去問がないため、どのような問題が出ても対応できるよう、基礎力を身につけた上で模試などで演習を積みましょう。

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よくある質問

東京都立大学合格を2025年度（令和7年度）入試で目指す受験生のあなたへ。英語に苦手意識がある場合、受験戦略なしにただがむしゃらに英語を勉強しても東京都立大学合格に必要な英語のボーダー点をとる事は出来ません。英語で合格点を取るためには、自分自身の今の英語の学力をしっかりと把握して、東京都立大学の入試傾向と対策を踏まえた学習をする必要があります。

実は多くの受験生が現状の自分の学力レベルを把握できておらず、自分の学力レベルより高いレベルから受験勉強を始める傾向にあります。参考書や解説集、演習問題の選び方でもそうです。また、受験勉強では時間が命。限られた時間を有効に利用するためには正しい勉強方法で勉強を進めることが重要です。

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東京都立大学の英語対策の勉強はいつから始める？

東京都立大学を目指す受験生から、「英語が全然できないのですが高３の夏休みや8月、9月から勉強に本気で取り組んだら東京都立大学に合格できますか？ 「英語が足を引っ張って模試で 東京都立大学の合格判定がE判定だけど間に合いますか？」という相談を受けることがあります。

勉強を始める時期が高３の10月以降になると、英語の偏差値や学力が東京都立大学の英語の合格ラインからあまりにもかけ離れている場合は現役合格が難しい場合もありますが、対応が可能な場合もございますので、まずは一度ご相談ください。

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以下、受験勉強を始める時期に応じた大学受験対策のポイントをご紹介しますのでこちらも参考にしてください。

東京都立大学の英語以外の科目別対策勉強法

東京都立大学の英語以外の他の入試科目別勉強法はこちらから見る事ができます。

東京都立大学 学部別受験対策

東京都立大学の学部別受験対策はこちらから見ることができます。

• 健康福祉学部
• システムデザイン学部
• 都市環境学部
• 経済経営学部
• 理学部
• 法学部
• 人文社会学部

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英語の力をつけて東京都立大学に合格するには、英語で合格ボーダーライン以上得点を取れるように、英語の入試傾向や現在の自分自身の英語の学力を踏まえて戦略的に勉強に取り組まなければなりません。 しかし、東京都立大学合格に向けて予備校や塾に行く場合、英語だけ受講するにしても予備校代や塾代は高く、東京都立大学の入試科目全てを受講する場合かなり高額になる所が多いようです。

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